HP OMEN 16 の実機レビュー

更新日:

後継機種が発売されました。

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HP OMEN 16の実機レビュー

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Core i5-12500H NEW
Core i7-12700H NEW
Ryzen 7 6800H NEW
GPU RTX 3060 / 3070
Radeon RX 6600M
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe Gen4 NVMe SSD
液晶サイズ 16.1型
液晶種類 FHD IPS /
FHD IPS 144Hz /
QHD IPS 165Hz
質量 約2.31kg
バッテリー 最大 9時間
価格[税込] 17万円台~
16インチで色域広め

HP OMEN 16は、16インチとやや大きめの画面で、sRGB 100%クラスの色域を搭載した画面が見やすいゲーミングノートPCです。

色域の広いディスプレイを搭載したゲーミングノートは光学であるケースが多いですが、

こちらのクーポンを利用することで、7%OFFになり、17万円台で購入することが出来ます。

追記: CPUが、第12世代Coreと、Ryzen 6000シリーズへと変わりました。そのため、レビューの内容が一部古くなっていますので、ご了承下さい。

公式サイト(販売サイト)はこちら

 

今回は以下の構成でレビューをしています。なお、1台は当サイトの購入品、もう1台はメーカーからの貸出機です。

レビュー機の構成

Core i5-11400H、GeForce RTX 3060、8GBメモリ、512GB SSD
Ryzen 7 5800H、GeForce RTX 3070、16GBメモリ、512GB SSD

 

 

当サイト向け特別クーポンで安く購入可能

当サイト向けの特別クーポンを利用することで、日本HPパソコンを、通常よりも安く購入することが可能です(132,000円以上の製品が対象)。

HPパソコンが安くなるクーポン

 

 

目次

お忙しい方は、「HP OMEN 16の特徴」のみお読みください。

 

HP OMEN 16の特徴

GeForce RTX 3060搭載ノートPCが13万円台~

※現在、搭載しているCPUが代り、この価格では購入することはできません。

OMEN 16の一番安いモデルは、GeForce RTX 3060を搭載し148,000円となっていますが、こちらのクーポンを利用することで、13万円台で購入することができます。GeForce RTX 3060を搭載したゲーミングノートが、13万円台というのは、コスパが高いです。

また、HPダイレクトでは、週末にセールをやっており、11万円から販売されているときがあります。毎週セール対象になるとは限りませんが、そちらを狙うのもいいと思います。セール情報は当サイトで公開しているので、よろしければブックマークをお願いします。

クーポンの利用で13万円台に!

 

色域広めの液晶を搭載

OMEN 16は、これまでの一般的なゲーミングノートPCで多い15.6型よりも少し大きめの16.1型液晶を搭載しています。液晶には、FHD 60Hz液晶、FHD 144Hz液晶、QHD 165Hz液晶と、幾つか種類がありますが、どの液晶でもメーカー仕様値でsRGB 100%と、色域が広めです。そのため、表現できる色の幅が広く、色鮮やかな映像でゲームを楽しむことができ、ゲームの世界に入り込むことができそうです。

また、ゲームだけでなく、写真・動画の編集といった、クリエイティブな作業にも使用しやすいです。

ただし、Core i5-11400Hを搭載したモデルのみハイリフレッシュレートではないためご注意下さい。そのため、このCore i5のモデルは、どちらかと言うと、動画編集向きのスペックかなと思います。

色域広めの16.1型液晶搭載

 

インテルモデルはディスクリートモードにすることが可能

今回チェックした、OMEN 16 (インテル)では、グラフィックス スイッチャー機能により、グラフィックスの動作を、ハイブリッドと、ディスクリートとに切り替えることができました。

ハイブリッドでは、CPU内蔵グラフィクスと、外部グラフィックスを作業内容に合わせて、併用、または切り替えて使用し、最終的な出力はCPU内蔵グラフィックスから行います。そのため、グラフィックスパワーをあまり使用しない場合は、低消費電力で動作させることができます。また、クリエイター向けソフトを使用する場合は、CPU内蔵グラフィックスも併用するので、処理にかかる時間が少し短くなります。

一方、ディスクリートでは、CPU内蔵グラフィックスを経由しないで、外部グラフィックスから直接出力できるため、CPU内蔵グラフィックスを経由することによるロスが発生せず、外部グラフィックスの性能を発揮しやすくなります。ゲーム時は、タイトルによっては数%ほどフレームレートが伸びる場合があります。ただし、外部グラフィックスを常時使用するため、消費電力は上がります。

これらのモードの切り替えは、OMEN Gaming Hubというソフトで行います。作業内容によって切り替えるといいでしょう。

高級機種が搭載するような機能ですが、13万円台のモデルでもこの機能を使用できるのは、嬉しいです。

なお、OMEN 16のAMDモデルでは、このグラフィックス スイッチャー機能は搭載していません。

グラフィックス スイッチャー機能

 

インテルモデルとAMDモデルの比較

OMEN 16には、インテルの第11世代Coreを搭載したOMEN 16 (インテル)と、AMDのRyzenを搭載したOMEN 16 (AMD)との2種類があります。

それぞれの構成を比較すると、下表のようになります。OMEN 16には、合計5つの構成のモデルがあるので、求めるレベルや好みに合わせて、ちょうどいいモデルを選ぶことができます。

インテルモデルの構成
  スタンダードモデル パフォーマンスモデル ハイパフォーマンスモデル
CPU Core i5-11400H Core i7-11800H
GPU RTX 3060 RTX 3070
メモリ 8GB 16GB
ストレージ 512GB PCIe Gen4 SSD 1TB PCIe Gen4 SSD
液晶 FHD IPS FHD IPS 144Hz QHD IPS 165Hz
バッテリー 最大5時間 (4セル) 最大5.5時間 (6セル)
価格[税込] 148,000円 185,000円 205,000円
AMDモデルの構成
  アドバンスモデル アドバンスプラスモデル
CPU Ryzen 7 5800H
GPU Radeon RX 6600M RTX 3070
メモリ 16GB
ストレージ 512GB PCIe Gen3 SSD
液晶 FHD IPS 144Hz
AMD FreeSync Premium対応
FHD IPS 144Hz
バッテリー 最大9時間 (6セル) 最大6時間 (4セル)
価格[税込] 169,000円 189,000円
※2022年3月3日時点のクーポン適用前の価格

 

OMEN 16 (インテル)と、OMEN 16 (AMD)のそれぞれの特徴は、以下の通りです。

 

OMEN 16 (インテル)の特徴

OMEN 16 (インテル)では、高精細なQHD 165Hz液晶を搭載したモデルを選択できます。また、細かい点で言うと、ストレージに読み書き速度の速いPCIe Gen4 SSDを搭載していますし、USB-CポートがThunderbolt 4に対応しています。

インテルCPUは、Adobeなどのクリエイター向けソフトとの相性もいいので、画像や動画の編集など、クリエイティブな用途にも使用したい方には、OMEN 16 (インテル)のQHD液晶搭載モデルが使いやすいと思います。

また、前述しましたが、インテルモデルのみ、グラフィックスイッチャー機能が搭載されています。

 

OMEN 16 (AMD)の特徴

OMEN 16 (AMD)は、OMEN 16 (インテル)よりもスペックに対する価格が少し安いことが、一つの魅力となっています。また、Ryzen + Radeonと、CPUとGPUをAMD製で統一したモデル(アドバンスモデル)も選択できます。

CPUとGPUをAMD製で統一するメリットは、AMD SmartShiftと呼ばれる機能により、作業内容に合わせてCPUとGPUの電力をシフトしたり、AMD SmartAccess Memoryと呼ばれる機能で、RyzenプロセッサーがRadeonグラフィックスの全てのメモリにアクセスできることなどで、全体のパフォーマンスが向上することです。バッテリー駆動時間の点でもメリットがあります。

また、OMEN 16 (AMD)のアドバンスモデルは、Radeon + AMD FreeSync Premium対応ディスプレイにより、スタッタリング(カクツキ)や、ティアリング(映像のずれ)を抑えて、快適にプレイできます。なお、Radeon RX 6600Mは、当サイトで試用したことはありませんが、GeForce RTX 3050 Ti~RTX 3060の間ぐらいの性能だと言われています。

 

メモリ換装・ストレージ増設も可能

OMEN 16には、2つのメモリスロットがあり自分で換装することが可能です。特に、OMEN 16 (インテル)のスタンダードモデルは、メモリが8GBしかないので、換装して使用するのもいいと思います。

また、空きのPCIe Gen3 M.2スロットがあるので、M.2 SSDを増設して、デュアルSSD構成にすることもできます。

2つのメモリスロット
空きのPCIe Gen3 M.2スロット

 

スタイリッシュで機能的なデザイン

OMEN 16は、スタイリッシュなデザインで、かっこいいです。

今回は、OMEN 16 (インテル)をチェックしているので、ボディカラーは引き締まったイメージのシャドウブラックです。なお、OMEN 16 (AMD)は、マイカシルバーとなります。

スタイリッシュなボディ

 

パームレストには、「OMEN 16」を表すデザインが入ってています。

パームレストのデザイン

 

天板には、角度によって色が変化する、OMENのロゴマークが入っています。

天板のロゴマーク

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
処理性能が高く、ディスプレイサイズも16.1型と大きめなので、Web閲覧やOffice作業が快適です。
オンライン会議 必要な機能は揃っており、問題ありません。
動画鑑賞 16.1型液晶は、色域も広めで、色鮮やかな表示ができます。スピーカー音も比較的よく、動画鑑賞は快適です。
RAW現像
画像編集
sRGB 100%クラスのディスプレイで、性能も高く、画像編集もできます。使用するソフトによっては、インテルモデルの方が快適だと思います。ただし、Adobe RGBクラスの色域は無いため、印刷用途にはあまり適していません。
動画編集 高い処理性能で、ディスプレイの品質も良く、動画編集も快適です。
ゲーム ミドルクラス~ハイクラスのゲーミング性能を備えており、ゲームは快適です。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。

基本、ハイブリッドモードで、平均フレームレートを計測していますが、カッコ【】内に書かれているのは、ディスクリートモードで計測した平均フレームレートになります。なお、AMDモデルはディスクリートモードにできないので、このモードのときのフレームレートは掲載していません。

GeForce RTX 3060の場合、軽め~中程度の重さのゲームであれば、高画質設定でも高めのフレームレートで快適にプレイできるタイトルが多かったです。重い部類のゲームでも、画質を調整することで、60 fps以上出ていました。また、PSO2 ニュージェネシスなど、タイトルによっては、ディスクリートモードにすることで、少しフレームレートがアップしていました。あと少しフレームレートを上げたい、というような場合はディスクリートモードを試してみるとよさそうです。

GeForce RTX 3070の場合は、重い部類のゲームで、最大のグラフィック設定にしても、60fpsの平均フレームレートを超えることが多く、ゲームの種類を問わず、安定したフレームレートでゲームをしたいなら、こちらがおすすめです。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 104 fps 115 fps
75 fps 82 fps
ウルトラ 62 fps
【64 fps】
70 fps
レイトレ:中 51 fps 57 fps
レイトレ:ウルトラ 40 fps
【46 fps】
53 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3070 140W 70 fps
RTX 3070 115W 70 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 64 fps
RTX 3060 115W 62 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 157 fps 165 fps
78 fps 120 fps
エクストリーム 52 fps
【52 fps】
77 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 88 fps
RTX 3070 115W 77 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 52 fps
RTX 3060 115W 52 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 レイトレ DLSS i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920
x
1080
オフ オフ 74 fps 91 fps
オフ オフ 70 fps 82 fps
最大 オフ オフ 46 fps
【47 fps】
67 fps
オフ 高性能 54 fps 74 fps
最大 高性能 42 fps
【43 fps】
51 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、品質:最大、レイトレ:オフ、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 81 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 78 fps
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3070 145W 68 fps
RTX 3070 115W 67 fps
RTX 3070 95W 65 fps
RTX 3060 130W 60 fps
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 47 fps
RTX 3060 115W 46 fps
RTX 3060 90W 44 fps
RTX 3050 95W 29 fps
RTX 3050Ti 60W 28 fps
RTX 3050 60W 22 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 93 fps 106 fps
81 fps 90 fps
ウルトラ 72 fps
【73 fps】
80 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 101 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 99 fps
RTX 3080 16GB 165W 96 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 92 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 115W 80 fps
RTX 3070 95W 78 fps
RTX 3060 130W 73 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 73 fps
RTX 3060 115W 72 fps
RTX 3060 90W 64 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 49 fps
RTX 3050 60W 42 fps
RTX 3050 95W 41 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650   31 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 軽量品質 118 fps 144 fps
標準品質 103 fps 115 fps
高品質 80 fps
【84 fps】
89 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 116 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 165W 107 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 115W 89 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 84 fps
RTX 3060 115W 80 fps
RTX 3060 90W 75 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 最低 162 fps 170 fps
101 fps 138 fps
ウルトラ 81 fps
【92 fps】
93 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 127 fps
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3080 16GB 165W 112 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 130W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 3070 115W 93 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 92 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 3060 115W 81 fps
RTX 3050Ti 95W 65 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 DLSS i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 最低 オフ 111 fps 136 fps
オフ 105 fps 120 fps
最高 オフ 96 fps
【106 fps】
110 fps
クオリティ 98 fps 117 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、最高、DLSS:オフ)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3080 16GB
※ディスクリートモード
165W 130 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 129 fps
RTX 3080 16GB 165W 121 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 3070 115W 110 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 106 fps
RTX 3060 130W 105 fps
RTX 3060 115W 96 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 90W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 標準(ノート) 133 fps 146 fps
高(ノート) 128 fps 135 fps
最高品質 114 fps
【121 fps】
125 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 8GB
※ディスクリートモード
135W 153 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 148 fps
RTX 3080 8GB 135W 146 fps
RTX 3080 16GB 165W 134 fps
RTX 3060 130W 125 fps
RTX 3070 115W 125 fps
RTX 3060
※ディスクリートモード
115W 121 fps
RTX 3060 115W 114 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 低設定 256 fps 273 fps
高設定 152 fps
【157 fps】
171 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 低設定 182 fps 291 fps
高設定 114 fps 137 fps
最高設定 99 fps
【106 fps】
118 fps
カッコ【】内は、ディスクリートモードのフレームレート
※クリエイティブモードで計測
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 i5-11400H
RTX 3060
R7 5800H
RTX 3070
1920x1080 最高品質 19968
(すごく快適)
20180
(すごく快適)

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

ここでは、HP OMEN 16の「フルHD 60Hz液晶」と「フルHD 144Hz液晶」について、各種計測結果を掲載します。

フルHD 60Hz液晶

まずは、「フルHD非光沢・IPSディスプレイ(1920×1080)」と書かれた液晶について、特性を掲載します。

色域が広めで、フリッカーも発生しておらず、見やすい液晶です。16.1型と少し大きめの画面なので、ゲームもプレイしやすいです。

ただし、こちらは、ハイリフレッシュレートではなく、標準的な60Hz液晶となっています。また、ゲーミングノートにしては、残像が多めです。本格的にゲームをプレイしたい場合は、144Hz駆動液晶を搭載したモデルの方がいいでしょう。

最大輝度は、当サイトの計測では266cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー
  • 遅延/残像

色域は比較的広いです。当サイトでの計測で、sRGBカバー率は98.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、どの色も揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきも感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
遅延

キーボードの1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約60msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延はやや少ない方です。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOをカメラで撮影したところ、本製品は60Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCでは、60Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレームくらい前までの残像が残っているので、本製品の残像感普通だと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

 

FHD 144Hz液晶

次は、フルHD非光沢・IPSディスプレイ(144Hz、1920×1080)と書かれた液晶をチェックします。

こちらも、色域が広めで、フリッカーも発生しておらず、見やすい液晶です。リフレッシュレートも144Hzに対応しており、ゲームもしやすいです。本格的にゲームをするなら、こちらのディスプレイのほうがいいでしょう。最大輝度は、当サイトの計測では266cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー
  • 遅延/残像

色域は比較的広いです。当サイトでの計測で、sRGBカバー率は99.6%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、やや赤色が強調されていることが分かりますが、そこまで気にはなりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきも感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
遅延

キーボードの1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約35msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOをカメラで撮影したところ、本製品は144Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレーム前くらいまで残像がありました。なお、普通のノートPCでは、60Hz(1秒間に60フレームを更新)で2フレームくらい前までの残像が残っています。本製品は1秒間に2倍以上のフレームを表示しているにも関わらず、同じ2フレームくらい前までしか表示されていなかったため、残像感は少ないと思います。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP OMEN 16のキーボードのチェックです。

キーピッチは約18.7×約18.7mm、キーストロークは約1.5mmです。

ファンクションキーのサイズもやや大きめです。キー配置は標準的で、主要なキーのサイズも揃っています。ただし、ENTERキーはやや細身です。

標準的なキーボードと異なる点としては、テンキーが配置される場所に、INSERTキーなどが配置されていること、矢印キーのサイズが大きく独立していること、「W」キーには、ゲームをしやすくするために、ホームポジションを示すのと同じような突起が設けられていることが挙げられます。その他の性能は、26キーロールオーバー、アンチゴースト対応となっています。

タッチパッドは、インテルモデルの場合、軽く触れただけでタッチパッドが揺れるので、やや操作しにくさを感じました。ただ、ゲームをするときはマウスを使うと思うので、そこまで影響はないでしょう。クリックボタンは普通の押しやすさです。また、AMDモデルの場合は、そこまで揺れずに普通に使えました。個体によってやや差があるのかもしれません。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

4ZONE RGBライティングに対応しています。OMEN Gaming Hubというソフトで、4つのゾーンに分かれたキーのLEDライティングを変更することができます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

HP OMEN 16では、OMEN Gaming Hubというソフトのパフォーマンス コントロール画面で、電源モードや温度コントロールを変更することが出来ます。温度コントロールでは、温度毎のファンの回転数を手動で設定することもできます。

ここでは、「最適」と「パフォーマンス」の両方の電源モードで、CINEBENCH R23および3D Markのベンチマークを計測します。なお、温度コントロールはデフォルトの「自動」にしています。

パフォーマンス コントロール

 

CPU

今回チェックしているのは、Core i5-11400HとRyzen 7 5800Hです。どちらも比較的高い性能で、ゲーム用途であれば、どちらのCPUでもいいと思います。

なお、動作モードを、「パフォーマンス」モードにすると、処理性能が少しアップします。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-11400H
Ryzen 7 5800H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HK 17767
Core i7-12700H 16389
Ryzen 9 5900HX 13382
Core i9-11900H 13266
Ryzen 7 5800H 12604
11217 [パフォーマンス]
10490 [最適]
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
12359
Core i7-11800H 11893
Core i5-11400H 9971 [パフォーマンス]
9088 [最適]
8514
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Ryzen 5 5600U 8491
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1195G7 1634
Core i9-11900H 1570
Apple M1 Max/Pro
10コアCPU
1531
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1511
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
1441 [パフォーマンス]
1441 [最適]
Ryzen 7 5800H 1435
1419 [パフォーマンス]
1356 [最適]
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Ryzen 7 5700U 1264
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200で普通の速さです。スロット式のメモリなので換装も可能です。

なお、今回チェックしている、HP OMEN 16 (インテル)のCore i5-11400H搭載モデル(スタンダードモデル)は、仕様表ではDDR4-2966メモリ搭載となっていますが、実際にはDDR4-3200メモリを搭載していました(同じモデルでも購入するタイミングなどによって違いがあるかもしれませんので、ご了承ください)。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
他のメモリとの比較(帯域)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
29.61GB/s
28.3GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

GeForce RTX 30シリーズのグラフィックスは、メーカーによって設定されている最大グラフィックスパワーによって、実際のゲーミング性能に差が出ます。

今回チェックしたGeForce RTX 3060 LaptopとRTX 3070 Laptopの最大グラフィックスパワーは、両方とも115Wでした。

RTX 3060の最大グラフィックパワーは115W
RTX 3070の最大グラフィックパワーは115W

 

3DMark Time Spyのベンチマークスコアは、以下の通りです。RTX 3070であればミドルハイクラス、RTX 3060であればミドルクラスの性能です。また、動作モードをパフォーマンスモードにしたり、ディスクリートモードを選択することで、スコアが少しアップしています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3060 Laptop
GeForce RTX 3070 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 Ti 16GB 175W 12614
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11361
RTX 3070 130W 10327
RTX 3070 115W 9499 [パフォーマンス]
7816 [最適]
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 3070Ti 105W 9901
RTX 3070 95W 9220
RTX 3060 115W 8305 [パフォーマンス・ディスクリート]
8243 [パフォーマンス]
7600 [最適]
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 3060 75W 7047
GTX 1660Ti   5667
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3494
 :本製品で選択できるグラフィックス(RTX 3070の最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3060 Laptopの情報は次の通りです。

  • RTX 3060
  • RTX 3070
GeForce RTX 3060のスペック
GeForce RTX 3070のスペック

 

ストレージ

インテルモデルは、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、読み込み速度は速いです。シーケンシャルライトはそこまで速くはありませんが、ランダムアクセスは速いので、そこまで問題ないでしょう。

AMDモデルは、PCIe Gen3 SSDを搭載しており、PCIe Gen4 SSDよりもシーケンシャルリードは遅いですが、十分な速さです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
インテルモデル(512GB PCIe Gen4 SSD)
AMDモデル(512GB PCIe Gen3 SSD)
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6287
PCIe Gen3 SSD 3558
3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。いずれのソフトも、GeForce RTX 3060を搭載しているため、比較的快適に使えると思います。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i5-11400H
RTX 3060 (115W)
3分45秒
Core i7-12700H
RTX 3070Ti (105W)
3分51秒
Core i7-11800H
RTX 3070 (140W)
3分53秒
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
4分04秒
Ryzen 7 5800H
RTX 3070 (115W)
4分27秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 (130W)
4分55秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 9分14秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 17 Betaによる書き出し時間
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-11800H
RTX 3060 (130W)
3分48秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
4分16秒
Core i7-11370H
RTX 3050Ti (60W)
4分18秒
Core i5-11400H
GTX 1650
4分19秒
Core i5-11400H
RTX 3060 (115W)
4分36秒
Ryzen 7 5800H
RTX 3070 (115W)
4分54秒
Ryzen 5 5600H
RTX 3050 (60W)
5分22秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Apple M1 6分20秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1195G7 12分44秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
※ MacBook以外(Windowsノート)は、エンコーダーに、QSV、NVIDIA、AMD等を選択
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
Core i5-11400H / RTX 3060
Ryzen 7 5800H / RTX 3070
SPECviewperf 2020
Core i5-11400H / RTX 3060
Ryzen 7 5800H / RTX 3070

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。下表のような結果になりました。

今回チェックした、HP OMEN 16 (インテル)のUSB Type-Cポートは、Thunderbolt 4、DisplayPortに対応していますが、Power Deliveryには非対応です。

なお、HP OMEN 16 (AMD)のUSB-Cポートは、Thunderbolt 4も非対応です。

インテルモデル
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
18W cheero充電器 ×
AMDモデル
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
18W cheero充電器 ×
※1 Power Delivery対応の充電器

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときのディスプレイ情報は下の通りです。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力できていました。AMDモデルも同様です。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細
4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

HP OMEN 16の質量のチェックです。

メーカーの仕様表では、「約2.31kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、仕様値とほぼ同じでした。

ACアダプターと合わせると、3kg超と、それなりの質量になります。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.328kg
ACアダプター+電源ケーブル 751g

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP OMEN 16のバッテリー駆動時間をチェックします。

バッテリー容量は、70.07Whと大きめです。

バッテリー容量

 

今回、Core i5/RTX 3060搭載モデルで計測したバッテリー駆動時間のみ掲載します。ゲーミングノートPCなので、バッテリー駆動時間は短いです。

なお、構成によってバッテリー駆動時間の仕様値は異なり、HP OMEN 16 (AMD)のRadeon RX 6600M搭載モデルの最大9時間が最長となります。

バッテリー駆動時間
  Core i5/RTX 3060
(1) MobileMark 2018 最大 5時間
(2) PCMark 10 Modern Office 5時間10分
(3) PCMark 10 Gaming 1時間25分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
72%(約50Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラに物理シャッターはありません。また、IRカメラも搭載していません。

Webカメラ

 

Webカメラは、約92万画素のHDカメラで、やや広角の画像でした。ホワイトバランスは割と正確だと思います。細部には粗さがありますが、ノートパソコンに搭載されるWebカメラとしては、普通の画質だと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、底面と側面の間の斜めの部分の左右に配置されています。音質はやや良く、10点満点で5~6点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

ゲーム時のCPU、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。

Ryzen 7のCPU温度がやや高めで、少し心配になる温度です。他のパーツは問題ないと思います。

  • i5/RTX3060
    最適
  • i5/RTX3060
    パフォーマンス
  • R7/RTX3070
    最適モード
  • R7/RTX3070
    パフォーマンス
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は静かです。ゲームのような高めの負荷がかかると、騒音値が上がります。特に、パフォーマンスモードでは、騒音値が高くなりがちのゲーミングノートPCの中でも高めの騒音値になり、うるさく感じます。

騒音値
Core i5 / RTX 3060
Ryzen 7 / RTX 3070
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2~3番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲーミングノートにしては全体的に低めの温度ですが、ゲーム時はキーボード面の温度がやや上がり、パームレスト部の温度もやや上昇します。左手は特に熱く感じませんが、右手側は若干暖かく感じます。ただ、ゲーム中は、右手はマウスを持っているので、ほとんど気にならないと思います。

また、パフォーマンスモードのときは、冷却ファンが高速の回転するので、表面温度はやや下がります。

PC本体の表面温度
Core i5 / RTX 3060
Ryzen 7 / RTX 3070
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

アイドル時はそれほど高い消費電力ではありませんが、ゲーム時は高めの消費電力となります。

消費電力
Core i5 / RTX 3060
Ryzen 7 / RTX 3070
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

OMEN 16の外観は、ゲーミングノートPCとしては派手さのある部類ではありませんが、上質さを感じるデザインとなっています。

インテルモデルのカラー

インテルモデルのボディカラーはシャドウブラックとなっています。

 

天板の中央には、角度によって色が変化する、OMENのロゴマークが入っており、目を引きます。

 

キーボード面の上部には、下の画像のような幾何学模様が入っています。スピーカーや、吸気孔ではありません。

キーボード面上部の幾何学模様

 

閉じた状態です。高さは約23mmです。

 

インターフェイスはご覧の通りです。USB x3、USB-C、HDMI、Mini DisplayPort、SDカードリーダー、LANポートを備えています。多くのポートが左側面に配置されているので、マウス操作の妨げにもなりません。

 

ディスプレイヒンジは、下の画像のようなフローティングヒンジとなっており、ディスプレイ面が背面の排気孔をふさがないので機能的ですし、すっきりしていてデザイン面でも優れています。

 

液晶面は180度開きませんが、通常の使用であれば、十分な角度まで開きます。

 

底面のゴム足は割と高めで、吸気しやすいようになっています。

 

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。2つのファンと、3本のヒートパイプで、3方向から排気して、冷却しています。

 

底面カバー側には、SSD用の冷却シートが貼られています。

 

2基のメモリスロットがあり、メモリの換装が可能です。

 

ストレージには、Type 2280のPCIe Gen4 NVMe SSDを搭載しています。

 

また、空きのPCIe Gen3 NVMe M.2スロットもあるので、増設して、ダブルSSD構成にすることもできます。

 

ACアダプターは、230Wです。大きめの容量なので、サイズも大きいです。

 

インテルモデルとAMDモデルのカラーの違い

AMDモデルのボディカラーは、マイカシルバーとなっており、インテルモデルとは若干色が異なります。ただ、光の加減では、どちらも同じような色に見え、どちらも大差ない色です。

 

まとめ

以上が、OMEN 16のレビューです。

いくつかモデルがありますが、Core i5、RTX 3060のモデルであれば、クーポンを使うことで、13万円台で購入可能です。ハイリフレッシュレートには対応していませんが、色域が比較的広いので、どちらかと言うと、動画編集などのクリエイティブ作業用にちょうどいいと思います。

ハイリフレッシュレートに対応した上位のモデルであれば、競技性の高いゲームにも対応できるでしょう。HPでは週末に、Ryzen 7、RTX 3070、144Hz液晶のモデルが、17万円(クーポン利用で15万円台)で購入できるときがあります。それを狙うのもいいでしょう。

メモリやストレージにカスタマイズもでき、デザイン性も高いのもポイントです。エントリークラスからのステップアップとしてもおすすめのゲーミングノートPCです。

 

RTX 3060搭載ノートが、13万円台~

HP OMEN 16

特徴

  • sRGB 100%クラスの16.1型液晶を搭載
  • QHD液晶モデルや、AMD統一構成モデルなどもあり
  • かっこよく、機能的なデザイン

こんなあなたに

  • 脱エントリークラスでステップアップしたい方
  • クリエイティブな作業にも使用したい方

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