デル Inspiron 14 (5415) の実機レビュー

更新日:2021年5月5日
CPU Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 8GB
ストレージ 最大 512GB PCIe SSD
液晶サイズ 14インチ
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 1.442kg
バッテリー 54Wh
価格[税込] 7万円台~
コスパが高く、コンパクトで扱いやすい

Inspiron 14 5415は、非常に人気の高かったInspiron 14 5405の後継モデルで、最新のRyzen 5000 Uシリーズプロセッサーを搭載した非常にコスパの高いノートPCです。

Ryzen 5 5500U、8GBメモリ、256GB SSDの十分なスペックで、約7万円から購入することが可能です。

15インチクラスのノートPCと比べると、軽量・コンパクトなので、取り扱いがしやすい製品です。

なお、メモリは1枚挿しであるため、ゲームなどをする方は、(自己責任となりますが)2枚挿しに換装するといいでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 5500U、8GBメモリ(8GBx1)、256GB NVMe SSD

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「Inspiron 14 5415 の特徴」のみお読みください。

 

Inspiron 14 5415 の特徴

最新のRyzen 5000 プロセッサーを搭載

Inspiron 14 5415は、最新のAMD Ryzen 5000 Uシリーズを搭載したノートPCです。スレッド数が従来のRyzen 4000 Uシリーズの2倍になったことで、下のグラフのように、マルチコア性能がかなり上がっています。負荷のかかる処理がより高速になっています。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Ryzen 7の新旧比較
Ryzen 7 5700U 7798
Ryzen 7 4700U 6499
Ryzen 5の新旧比較
Ryzen 5 5500U 6577
Ryzen 5 4500U 4764
 :Ryzen 5000シリーズ

 

なお、Ryzen 5000 Uシリーズには、Zen 2とZen 3のプロセッサーがありますが、本製品で搭載できるのは、Zen 2アーキテクチャのプロセッサーとなります。Zen 3のプロセッサーが搭載できないのはやや残念です。

Ryzen 5000 Uシリーズの仕様比較
  Ryzen 7
5800U
Ryzen 7
5700U
Ryzen 5
5600U
Ryzen 5
5500U
アーキテクチャ Zen 3 Zen 2 Zen 3 Zen 2
CPUコア / スレッド数 8 / 16 6 / 12
基本クロック 1.9GHz 1.8GHz 2.3GHz 2.1GHz
最大ブースト クロック 4.4GHz 4.3GHz 4.2GHz 4.0GHz
L3キャッシュ 16MB 8MB 16MB 8MB
GPUコア数 8 7
グラフィックス
周波数 [MHz]
2000 1900 1800 1800
※本製品で搭載できるのはZen 2アーキテクチャのプロセッサー

 

非常に高いコストパフォーマンス

Inspiron 14 (5415)は、Ryzen 5000 Uシリーズの高性能プロセッサーを搭載していながら価格は安く、非常にコストパフォーマンスの高い製品です。

例えば、Ryzen 5 5500U、8GBメモリ、256GB SSDという一般的ユーザーにちょうどいい構成で、7万円(セール時期なら6万円台)から購入することが出来ます。後述する細かい機能は無くてもいいので、ある程度性能が高い製品を安く買いたいという方におすすめです。

非常に高いコストパフォーマンス

 

コンパクト・軽量で扱いやすい

Inspiron 14 5415の質量は1.442kgとなっています。モバイルノートではないため、そこまで軽いわけではありません。ただし、15インチクラスのノートPCと比べると、コンパクトで軽いため、室内でちょっとPCを移動するときや、机の引き出しに収納するときなどに扱いやすいです。

15インチノートと比べるとコンパクトで軽量

 

メモリスロットは2つあるが、標準搭載メモリは8GBのみ

Inspiron 14 5415はいくつかモデルがありますが、どのモデルも8GBが1枚しか搭載されていません。1枚のみのメモリだと、2枚のときと比べてメモリ帯域が2分の1となり、特にグラフィック性能が落ちてしまいます。

底面カバーを開けると、メモリスロットは2つあるので、もしゲームなどグラフィックスに負荷がかかるアプリを使用しようと考えている場合、自分でメモリを2枚にしたほうがいいと思います。なお、メモリの換装はメーカーサポート対象外ですので、自己責任でお願いします。

標準搭載メモリは8GBx1

 

指紋認証装置はオプション

Inspiron 14 5415は、電源ボタンと一体化した指紋認証装置を搭載することが可能です。軽く電源ボタンに触れるだけで、スリープ解除とログインが行えます。

ただし、指紋認証装置はオプションになっています。必要なら搭載するのを忘れないようにしましょう。

指紋認証装置を搭載可能

 

enter周りのキーが改善 

従来モデルのInspiron 14 5405は、enterキーやbackspaceキーなどが小さく、タイプミスしやすくなっていましたが、新モデルのInspiron 14 5415は、これらのキーが大きくなり、タイピングしやすくなりました。個人的には、特にbackspaceが押し間違えやすいと思っていたので、嬉しい改善点です。

また、左と右の矢印キーも大きくなり押しやすくなりました。ただし、pg upやpg dnキーは、Fnと一緒に押すことが必要になりました。pg dnなどを多用する方は、やや残念に思うかもしれません。

enter周りのキーが改善

 

バッテリー駆動時間が長い

従来モデルは40Whのバッテリー容量であったのに対し、Inspiron 14 5415は54Whと大幅に増えており、バッテリー駆動時間が大きく延びています。また、下図の通り、ライバル機種のIdeaPad Slim 550 (14)等や、モバイル用に特化したVAIO SX14やThinkPad X1 Carbon等よりも長い駆動時間です。

部屋を移動して、パソコンをバッテリー状態で操作する場合など、とても便利でしょう。

14インチノートPCのバッテリー駆動時間比較
Inspiron 14 5405(旧モデル) 8時間52分
mouse X4-R5 8時間59分
IdeaPad Slim 550 (14) 9時間35分
ThinkPad E14 Gen 2 9時間44分
VAIO SX14 12時間04分
ThinkPad X1 Carbon Gen 9 13時間20分
Inspiron 14 5415 14時間31分
※当サイトによるPCMark 10 Modern Officeで計測したバッテリー駆動時間。

 

やや残念なポイント

Inspiron 14 5415のやや残念なポイントですが、上でも挙げましたが、メモリが8GBx1しか選択できず、Ryzen 5000シリーズの本来のグラフィック性能が出ない点です。

また、細かな点としては、Thunderboltに対応していない、ディスプレイの色域がやや狭い、Inspiron 15 5515のようにデュアルSSDにできないといった点があります。ただ、この辺りは、一般的なユーザーであれば、そこまで必要としない機能かなと思うので、人によってはそれほどデメリットにはなりません。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
スペックは十分なので、サクサク動くでしょう。
オンライン会議 カメラもスピーカーも普通の性能です。
動画鑑賞 ディスプレイの色がややくすんで見えますが、スペックは十分で、問題なく動画視聴できます。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色域が狭いので、画像を編集する用途には向かないでしょう。
動画編集 FHDの簡易的な動画編集ならできまなくもありませんが、メモリが8GBだと、メモリ不足になるケースが多いかもしれません。また、動画編集をするには決して高いスペックではないので、頻繁に動画編集したり、4K動画をするなら、外部GPUを搭載したもっとスペックの高いノートPCのほうがいいと思います。色域が狭いので、色を補正したりする方にも適しません。
ゲーム メモリが1枚しか搭載されていないため、ゲームは難しいです。自分でメモリを2枚挿しデュアルチャネルにできれば、グラフィック品質などを下げることで、VALORANT、フォートナイトなどの軽いゲームなら出来ます。

 

ディスプレイのチェック

Inspiron 14 5415のディスプレイのチェックです。パネルは、「CYHFW 140HCA」でした。

視野角は広いので一般ユーザーには十分な品質のディスプレイです。ただし、色域が狭いため、ある程度正確な色で画像などを表示したい方や、画像の編集などをしようと思っている方は、別のPCのほうがいいと思います。最大輝度は、当サイトの計測では273cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は64.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、わずかに緑色が強く発色していることが分かりますが、それほど気にはなりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Inspiron 14 5415のキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mmです。キーストロークは約1.4mmとなっており、標準的な数値です。また、前述したように、backspaceやenterのキーサイズが大きくなったことで、タイプミスが減ることでしょう。

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンはやや固め(クリックしたときに力が必要)です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Inspiron 14 5415のパフォーマンスのチェックです。

CPU

Inspiron 14 5415のプロセッサーには、AMD Ryzen 5000 Uシリーズが搭載されています。シングルコア性能はそれほど高くありませんが、マルチコア性能は非常に高く、Ryzen 7 ではなく、Ryzen 5 5500Uでも、HシリーズのCore i7-10750Hに迫るスコアが出ていました。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13380
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 10139
Ryzen 7 5700U 7798
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 5 5500U 6577
Ryzen 7 4700U 6499
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1265
Core i7-10870H 1245
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 7 4700U 1214
Ryzen 5 5500U 1177
Core i7-10870H 1176
Ryzen 5 4500U 1142
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリは、DDR4-3200を搭載しています。シングルチャネルなので速度は遅いです。

なお、参考までに、Inspiron 15 5515に搭載されていた8GBx2のメモリを抜いて、Inspiron 14 5415のメモリと換装してデュアルチャネルにして計測してみましたが、速度が約2倍になっていました。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
8GBx1メモリのとき
8GBx2メモリへ換装したとき
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
実測 27.65GB/s (8GBx2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
実測 12GB/s (8GBx1)
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

シングルチャネルなので、グラフィックスの性能は低めです。デュアルチャネルにすると約2倍のスコアにまで上がります。ゲームをするなら、デュアルチャネルのほうがいいと思います。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
8GBx1メモリのとき
8GBx2メモリへ換装したとき
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14207
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200 8GBx2
14036
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200 8GBx1
7280
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※特に明記していないものは、デュアルチャネルメモリを搭載 

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD
3500
3103
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

micros SDカードスロットを搭載していますが、アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

その他のベンチマーク、Adobe LightroomやPremiere Proの書き出し時間、フォートナイトやApex、ファイナルファンタジー14などのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。他の機種で計測したスコアではありますが、大きくは変わらないので参考になると思います。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは、Thunderbolt 3には対応していません。

ただ、PowerDeliveryとDisplayPort出力には対応しているので、多くの機器が使用出来ます。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4Kで表示は出来ていますが、リフレッシュレートは最大で30Hzでした。1920x1080のディスプレイなら60Hzで動作可能です。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Inspiron 14 5415の質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.442kg」となっています。当サイトの計測値は下表の通りで、少し公表値より重いですが、ほぼ同じ質量です。外出時に持参するのには、やや重いかなと思いますが、持っていけないこともありません。

 また、15インチクラスのノートPCよりは軽いので、ちょっとした移動や収納時には便利です。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.427kg
ACアダプター+電源ケーブル 323g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Inspiron 14 5415のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリーは54Whで、一般的なノートPCとしては多めの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、長めです。例えば、普段は自分の部屋でPCを使っているけど、たまにリビングへPCを持っていって作業をするような場合、ACアダプターを持っていかなくても、十分長い時間操作できるので便利です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office 14時間31分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 11時間41分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

バッテリー駆動時のCINEBENCH R23のスコアです。ややスコアは落ちますが、極端に落ちているわけではないため、ほとんどの作業は快適にできるでしょう。

バッテリー駆動時のCINEBENCH R23(マルチコア)
Ryzen 5 5500U 7798
6694
 :電源接続時のスコア
 :バッテリー駆動時のスコア

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

CPU電力は最初は28Wと高めのCPU電力で動作していますが徐々に下がり、最終的には17Wで落ち着いています。他の製品もこのくらいのCPU電力で推移しているケースが多いです。

CPU温度は最大83℃くらいまで上がっていますが、最終的には70℃前後まで下がっているため、温度面は問題ないでしょう。

CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

Inspiron 14 5415の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷をかけたときの温度は"普通~やや低め"だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高い負荷をかけると、左パームレストの温度がやや上がる点が気になりますが、実際使ってみるとそれほど気にはなりませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのプロセッサーなので、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Inspiron 14 5415の外観のチェックです。

今回は、「プラチナシルバー」の本体カラーですが、キーボード面はグレーのカラーとなっています。

 

天板は選択したカラー名の通り、シルバーです。

 

横から見ると、液晶側とキーボード側の色がやや異なることがわかると思います。

 

ディスプレイを開くと、キーボードの奥側が持ち上がり、傾斜が付いてタイピングしやすくなります。その代わり、排気熱が液晶側に当たるので、液晶を痛めそうです。

 

スピーカーは、2Wのステレオスピーカーで、底面に配置されています。最大音量は大きめで、音質も比較的良いです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(当初5点にしていましたが、普通のノートよりはいいかなと思い直したので6点に変更しました)。

 

Webカメラは720pで、画質は普通です。シャッターが搭載されており、レバーをスライドさせることで、Webカメラを物理的に隠すことができます。IRカメラは搭載されていないため、顔認証によるログインはできません。

また、天板はシルバーですが、液晶ベゼルはブラックです。色が統一されていないため、デザイン面ではどうかと思いますが、黒いベゼルのほうが作業は集中できると思います。

 

側面には、micro SDカードスロット、USB3.2 Type-A、USB3.2 Type-C、HDMI1.4bなどがあります。

 

液晶は下図の角度まで開きます。180度は開きませんが、テーブルに置いて使う分には問題ありません。

 

底面はシンプルです。底面のネジを外すと、背面側が少し浮かんでくるので、底面カバーは外しやすいです。

 

底面カバーを外したときの写真を下に掲載します。

 

メモリスロットは2つあります。メモリの換装もできます。

 

搭載されていたM.2 SSDは、あまり流通してない30mmのものでした。

15.6インチの兄弟機種「Inspiron 15 5515」は、空いているM.2スロットもありましたが、Inspiron 14 5415にはありません。

 

SSDを固定している部品は外すことができ、向きを変えたり、装着位置を変えたりすることで、42mmや60mm、80mmのSSDを装着することも可能です。

 

ACアダプターは65Wです。サイズはやや大きめです。

 

まとめ

以上が、Inspiron 14 5415のレビューです。

高い性能のRyzen 5000 Uシリーズ プロセッサーを搭載しつつ、8GBメモリ、256GB SSDという構成で、約7万円から購入できるコスパの高いノートパソコンです。

enterキーやbackspaceキーのサイズが大きくなり、タイピングしやすくなったのも、大きな改善点です。

15インチクラスのノートPCと比較すると、コンパクトで軽いため、PCを別の部屋へ移動するときや、収納するとき等に扱いやすいです。また、バッテリー駆動時間も比較的長いので、別の部屋で、ACアダプターを繋がなくても割と長時間作業をすることができます。

ただし、高性能プロセッサーを搭載しているのに、メモリがシングルチャネル(1枚挿し)であるため、グラフィック性能が低めです。ゲームや動画編集などをしてみたいと考えている方は、自己責任となりますが、メモリを2枚挿しにすることをおすすめします。ただ底面カバーを外さなければならないので、ややハードルが上がります。

また、ディスプレイの色域が広くありません。画像の編集・現像などもするのであれば、別の機種をおすすめします。

 

コスパが高く、コンパクトで扱いやすい

Inspiron 14 (5415)

特徴

  • 最新のRyzen 5000 Uシリーズ搭載
  • 高いコストパフォーマンス
  • 15インチノートより軽量・コンパクト

こんなあなたに

  • 一般ユーザー
  • 底面カバーを空けてメモリ換装できる方
公式サイトはこちら

 

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製品の概要をまとめた動画も作成しました。

 

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