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デル Inspiron 14 5000(5401) の特徴レビュー

CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
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GPU | CPU内蔵 / MX330 |
メモリ | 4GB / 8GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0インチ |
液晶種類 | FHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 約1.429kg~ |
バッテリー | 53Wh |
価格[税込] | 6万円台~ |
Inspiron 14 5000(5401)は、メイン兼モバイルPCとして使える、14型のスタンダードノートPCです。
第10世代のIce Lake、広視野角液晶、アルミボディという構成でありながら、5万円台から購入できます。
鉄板構成のCore i5、8GBメモリ、256GB SSDの快適に使えるスペックでも6万円台です。
さらに、高めのスペックが希望であれば、Core i7、MX330搭載のモデルもあります。
快適に使える、コスパの高いノートPCを探している(細部にはこだわらない)、という方におすすめです。
Inspiron 14 5000(5401)の特徴
第10世代Core搭載で5万円台から
Inspiron 14 5000(5401)は、第10世代CoreのIce Lakeを搭載しつつ、5万円台(税別)から購入できる、コスパの高いノートPCです。低予算で、快適に使えるテレワーク用PCを探している方にもおすすめです。
5万円台なのは、Core i3-1005G1、4GBメモリ、256GB SSDのスタンダードモデルです。人気のCore i5-1035G1、8GBメモリ、256G SSDのスペックでも6万円台と安く、こちらもおすすめです。
なお、現時点での主要な各モデルの構成と価格は、下表のとおりです。
スタンダード | プレミアム | プラチナ | |
CPU | Core i3-1005G1 | Core i5-1035G1 | Core i7-1065G7 |
GPU | CPU内蔵 | CPU内蔵 | MX330 |
メモリ | 4GB | 8GB | |
ストレージ | 256GB SSD | 256GB SSD | 512GB SSD |
価格[税別] | 56,423円 | 66,383円 | 85,473円 |
Office付き価格[税別] | 68,873円 | 78,833円 | 97,923円 |
持ち運びにも対応できる質量
Inspiron 14 5000(5401)の質量は、約1.429kg~となっており、他の14型モバイルノートPCと比べると、軽い部類には入りませんが、持ち運び用のノートPCとしても使用できる質量だと思います。
家でも、外でも、場所を固定せずに、自由に使いたい方に適したサイズ感のPCです。
大きめの容量のバッテリーを搭載
Inspiron 14 5000(5401)の搭載するバッテリーの容量は、53Whです。他の14型モバイルノートPCと比較しても、大きめの容量です。
上述のように軽い機種ではないものの、ロングバッテリー駆動が可能な構成なので、宅内だけでなく、モバイルPCとしても使用しやすいでしょう。
なお、65WのACアダプターが付属しており、Dell Power ManagerソフトウェアでExpressChargeを選択しておけば、1時間以内に約80%までの充電が可能となります。また、USB-CポートがPower Deliveryに対応しているので、他社のUSB-C対応アダプターでも給電ができます。最大7.5W出力のアダプターを使用することで、USB-C経由の高速充電にも対応可能です。
外部GPUのMX330搭載モデルもあり
Inspiron 14 5000(5401)には、外部GPUとしてGeForce MX330を搭載したモデルもあります。
このMX330は、下のグラフのようにCPU内蔵グラフィックスよりも性能が高いですが、外部GPUとしてはエントリークラスの性能です。軽いゲームが快適にプレイできたり、ちょっとした動画編集などをスムーズに行えるなどのメリットがありますが、本格的なクリエイティブ作業などには向いていません。
グラフィックス性能にこだわらないのであれば、MX330を搭載しない、Core i5モデルでも十分だと思います。
※スコアは全て、他のPCで計測した代表値です
メモリスロットに空きあり
Inspiron 14 5000(5401)のメモリは、Core i3モデルが4GB、Core i5とCore i7モデルが8GBとなっています。
長く快適に使用したいのであれば、Core i3モデルでも8GB、MX330を搭載したCore i7モデルでライトに画像編集などもするという場合は16GBぐらいのメモリがあったほうがいいと思いますが、このようなオプションはありません。
ただし、空きメモリスロットがあるようなので、自己責任にはなりますが、購入後にメモリの増設を行うことができそうです。
M.2 SSDスロットにも空きあり
Inspiron 14 5000(5401)のストレージは、Core i3とCore i5モデルが256GB、Core i7モデルが512GBで、他の容量は選択できません。
メインPCとしても使用したい場合など、使い方によっては、ストレージ容量がやや心許ないかもしれません。そのような場合には、メーカーサイトを見ると、M.2 SSDスロットに空きがあるようなので、自己責任での増設を行うことができそうです。
このような拡張性があるのは、メリットとなる場合があるでしょう。
広視野角液晶を搭載
Inspiron 14 5000(5401)は、フルHDの広視野角液晶を搭載しています。非光沢なので、映り込みが少なく、見やすいと思います。
下の画像のように、液晶には狭額ベゼルが採用され、デザイン的にもスッキリしているので、PC使用時の見た目もいいです。

バックライト付きキーボード
Inspiron 14 5000(5401)は、バックライト付きキーボードを備えており、薄暗い場所でもタイプしやすいです。横方向のキーピッチは、約18.07mmです。わずかながら小ぶりなキーサイズだと思います。
下の画像では、参考までに英字キーボードを紹介していますが、国内版では85キーの日本語キーボードが搭載されます。おそらく日本語キーボードは「Inspiron 13 5000」と同じようになると思います。バックスペース、エンター、スペースキー、右シフトキーなどは、1つのフレームに複数のキーが配置されることになり、バックスペースやエンターキーがやや小さくなってしまうと思います。また、右上のキーが電源ボタンになっているので、デリートキーがずれており、デリートキーも押し間違える可能性があります。
タッチパッドのサイズは、横115mm、縦70mmと大きめなので、ポインターの操作もしやすそうです。

便利なUSB-Cポートを搭載
Inspiron 14 5000(5401)は、Power DeliveryおよびDisplay Port機能に対応したUSB-Cポートを備えています。そのため、USB-C対応アダプターによる給電や、USB-Cケーブルでの外部ディスプレイへの出力が可能です。
USB-Cポート以外のインターフェイスは、以下の画像にあるとおり、USB 3.2 x2、HDMI、microSDカードリーダーとなっています。

Wi-Fi 6には非対応
Inspiron 14 5000(5401)には、2種類のネットワークアダプターがありますが、どちらも最近搭載されることが増えているWi-Fi 6には対応していません。コストカットの為かもしれませんが、今後主流となると思われる規格なので、非対応は残念です。
なお、Core i3モデルと、Core i5・Core i7モデルではネットワークアダプターが異なるようです。Core i3モデルは802.11ac 1x1 Wi-Fi & Bluetoothを搭載し、最大データ転送速度は433Mbpsです。一方、Core i5・Core i7モデルは802.11ac 2x2 Wi-Fi & Bluetoothを搭載し、最大データ転送速度は867Mbpsとなっています。
宅内でNASを使用している方や、ネットを使う機会が多いのであれば、Core i5・Core i7搭載モデルの方がいいと思います。

指紋センサーを標準搭載
Inspiron 14 5000(5401)では、指紋センサーを標準搭載しています。
下の画像のように、キーボードの右上に配置されている電源ボタンに指紋センサーが統合されています。指紋を登録しておくことで、素早く、かつセキュアにWindowsへのログインが可能です。

ボディの特徴
Inspiron 14 5000(5401)のカバーやパームレストはアルミニウム製です。カラーは、プラチナシルバーです。清潔感がありますし、シンプルながら高級感も漂う外見です。

リフトヒンジ構成となっており、使用時には、キーボード面にわずかな角度がつきます。接地するエッジには、ラバーヒンジキャップが設けられており、しっかり本体を支えてくれます。また、持ち運ぶ時も、ホールド感に優れています。

スピーカーは、底面に配置されています。

従来モデル・兄弟機種との比較
最後に、Inspiron 14 5000(5401)と、従来機種のInspiron 14 5000 (5490)、サイズ違いの兄弟機種であるInspiron 15 5000 (5501)との比較を行います。
従来機種のInspiron 14 5000 (5490)とは、搭載するCPUやGPUが変化しています。特に、Core i7モデルでは、Iris Plus+MX330の構成により、グラフィックス性能が上がっており、ライトなクリエイティブ作業をより快適に行えるようになっています。従来機種も第10世代Coreを搭載し、5万円台から購入できる高コスパ機種でしたが、この部分がちゃんと受け継がれているのは嬉しいです。順当進化を遂げた機種と言えるでしょう。
次に、15.6型液晶を搭載した兄弟機種のInspiron 15 5000(5501)との比較です。スペックに大きな差はありませんが、Inspiron 15 5000(5501)は、Core i5モデルでも512GB SSDを搭載しています。主な用途がメインPCとしての使用の場合や、持ち出す頻度が少ないのであれば、Inspiron 15 5000(5501)も検討してみるといいと思います。なお、頻繁に持ち歩くのであれば、13.3型液晶を搭載した、同じく兄弟機種のInspiron 13 5000(5300)もあります。
[本製品] Inspiron 14 5000(5401) |
[従来機種] Inspiron 14 5000 (5490) |
[兄弟機種] Inspiron 15 5000(5501) |
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画像 | ![]() |
![]() |
![]() |
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 Core i3-1005G1 |
Core i7-10510U Core i5-10210U Core i3-10110U |
Core i7-1065G7 Core i5-1035G1 |
GPU | CPU内蔵 / MX330 | CPU内蔵 / MX230 | CPU内蔵 / MX330 |
メモリ | 最大8GB | ||
ストレージ | PCIe SSD | ||
液晶サイズ | 14.0型 FHD | 15.6型 FHD | |
液晶種類 | 広視野角 非光沢 | ||
質量 | 約1.429kg~ | 約1.42kg~ | 約1.714kg~ |
サイズ | [幅]321.3 [奥行]216.15 [高さ]16.74-17.9 |
[幅]321.77 [奥行]217 [高さ]17.29 |
[幅]356.1 [奥行]234.5 [高さ]13.67-17.9 |
バッテリー | 53Wh | 51Wh | 53Wh |
まとめ
Inspiron 14 5000(5401)は、5万円台からというミドルレンジの価格でありながら、快適に使用できるスペックを備えた、コスパの高い14型ノートPCです。
質量が1.5kg未満で、大容量のバッテリーを搭載しているため、メイン兼モバイルPCとして、家でも外でも快適に使用できそうです。会社と自宅で仕事に使う、テレワーク用PCとしても、いいと思います。
搭載するCPUによって、メモリや、ストレージが決まっていますが、その代わりに、メモリやM.2 SSDには空きスロットがあり、自己責任で増設などができるのも、ポイントとなるかもしれません。
MX330を搭載したモデルもありますが、クリエイター向けではなく、多趣味な一般ユーザーに適した機種という感じです。
キーボードやネットワークアダプターなど、やや妥協が必要な部分もありそうですが、細かい部分が気にならなければ、一般ユーザーへのおすすめ度は高いです。
メイン兼モバイルに使える、5万円台からの14型ノートPC
Inspiron 14 5000(5401)

特徴
- 第10世代Core搭載で5万円台から
- 大容量バッテリー搭載
- メモリとM.2 SSDの増設が可能
こんなあなたに
- 気軽に持ち運べるノートPCが欲しい方
- 長く快適に使える高コスパPCが欲しい方
- 価格6万円台[税込]~
- 一言シンプルモバイル

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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