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GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPUを搭載したMSI ゲーミングノートPCの選び方

更新日:

GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPUを搭載したMSIの最新ゲーミングノートPCの選び方について、解説します。

 

 各グラフィックスに適した主な用途

GeForce RTX 40 シリーズ Laptop GPUの各グラフィックスに適した主な用途は、次の通りです。もちろん、予算に合わせて、上位のグラフィックスであったり、やや下位のグラフィックスであったりしても大丈夫です。

グラフィックス別の用途の目安
グラフィックス 用途
GeForce RTX 4090 美しくリアルな映像でゲームがしたい
GeForce RTX 4080 ゲーム配信者になりたい
GeForce RTX 4070 高いフレームレートを維持しゲームがしたい
GeForce RTX 4060 カジュアルにゲームがしたい
外出先でゲームや動画編集がしたい
GeForce RTX 4050 たまにゲームがしたい

 

GeForce RTX 4090

4K解像度でリアルタイムレイトレーシングを有効にし、とにかく綺麗な映像でゲームがしたい場合は、GeForce RTX 4090などの最上位グレードのグラフィックスがいいでしょう。また、映像にこだわる場合は、ディスプレイの色域もチェックしたほうがいいでしょう。DCI-P3相当の色域を搭載した機種がおすすめです。

GeForce RTX 4080

ガチでゲームをしつつ、ライブ配信を行いたい場合や、ゲームを録画して高画質の動画編集をして配信したい場合は、PCの負荷が増すので、このくらいの高めのグラフィックスがおすすめです。ただ、そこまでプレイや、配信画質にこだわらない実況者であれば、もう少し下位のグラフィックスでも大丈夫です。

GeForce RTX 4070

240Hzなどの高いフレームレートを維持しつつ、競技性の高いeスポーツゲームをするのであれば、GeForce RTX 4080や4070といったハイエンドクラスのグラフィックスがいいでしょう。その場合、ディスプレイのリフレッシュレートにも注意して下さい。

GeForce RTX 4060

FHD解像度/120Hzくらいの環境で、カジュアルにゲームをする程度なら、ミドルスペックのGeForce RTX 4060くらいがいいと思います。

また、外出先へ持っていきやすい薄型・軽量のPCが欲しい場合は、グラフィック性能が高すぎると放熱が追いつかないので、GeForce RTX 4060くらいが、ちょうどいいと思います。

GeForce RTX 4050

仕事や趣味で使うPCが欲しくて、合間にたまにゲームをするくらいなら、GeForce RTX 4050のグラフィックスで十分でしょう。

 

 各グラフィックスの性能差

各グラフィックスの性能差は、おおよそ次のようになります。

3DMark Time Spy(Graphics score)
GeForce RTX 4090 175W 21897
GeForce RTX 4080 175W 18661
GeForce RTX 4070 140W 12254
GeForce RTX 4060 140W 10665
45W 7441
GeForce RTX 4050 105W 8469
45W 6456
W(ワット)は、最大グラフィックスパワー
※ 最大グラフィックスパワーは、モデルによって異なります

 

 

MSIゲーミングノートPCの主なラインナップ

各グラフィックスを搭載したMSI ゲーミングノートPCの主なラインナップは次のようになっています。グラフィックスおよびディスプレイ解像度別に掲載しています。

なお、MSIのゲーミングノートPCは機種が多すぎるので、全てを掲載しているわけではありません。

MSIゲーミングノートPCの主なラインナップ
  ディスプレイ解像度
4K
3840×2160
WQXGA
2560×1600
WQHD
2560×1440
FHD
1920×1080
RTX
4090
Titan GT77

144Hz
Raider GE78

240Hz
 
RTX
4080
 
Vector GP68

240Hz
RTX
4070
 
Stealth 14

240Hz
Vector GP77

240Hz
Katana 15

240Hz
Pulse 15

360Hz
RTX
4060
Stealth 15

120Hz
Cyborg 15

144Hz
RTX
4050
   
Katana 15

144Hz
Thin GF63

144Hz

 

 

用途別のおすすめ機種

用途別におすすめの機種を以下に紹介します。

美しくリアルな映像でゲームがしたい

Titan GT77 HX 13V
CPU Core i9-13980HX
GPU GeForce RTX 4090
画面 17.3型 3840x2160 144Hz
4Kディスプレイ & 最高峰スペック

4Kの高解像度、DCI-P3相当の広色域、最大1000nitの高輝度ミニLEDディスプレイを搭載し、ゲーム映像が非常に綺麗です。

また、ノートPC最高峰性能のGeForce RTX 4090を搭載し、DLSS3も使えるため、レイトレーシングをオンにしても、高いフレームレートを維持することができます。

まるで現実世界のようなリアルで美しい映像で、ゲームをすることができるでしょう。

 

 

高いフレームレートを維持しゲームがしたい /
ゲーム配信者になりたい

Raider GE78 HX 13V
CPU Core i9-13980HX / 13950HX
GPU RTX 4090 / RTX 4080
画面 17型 2560×1600 240Hz
WQXGA 240Hzディスプレイ

上の製品よりも、解像度が少し低くなりますが、その代わりリフレッシュレートが240Hzと高くなります。競技性の高いeスポーツゲームをするなら、こちらのほうがおすすめです。  

CPUおよびグラフィックス性能が非常に高く、高いフレームレートを維持しつつ、ゲームをすることができます。

高い解像度でゲーム実況・録画配信をするようなケースにもいいでしょう。

レビュー記事はこちら
Vector GP68 HX 12V
CPU Core i9-12900HX
GPU GeForce RTX 4080 
画面 16型 2560x1600 240Hz
RTX 4080を搭載しつつ価格を抑える

CPUに、1つ前の世代のインテル第12世代Core HXを搭載し、LEDライティングも控えめにすることで、上の機種よりも価格を抑えています。

CPUの世代が古いといっても、Core i9なので、ゲーム時にCPUがボトルネックとなることは少ないでしょう。

コストパフォーマンスの高い機種です。

レビュー記事はこちら
Vector GP77 13V
CPU Core i7-13700H
GPU RTX 4070 / RTX 4060 
画面 2560x1440 240Hz
17.3型の大画面液晶

17.3型の大画面液晶を搭載しており、ゲームがしやすいです。色域も広く動画編集にも使いやすいです。

なお、上の機種は画面比16:10でしたが、こちらは16:9となっています。

CPUは、最新の第13世代CoreのCore i7です。上の機種のCore i9-12900HXよりは劣りますが、十分高い性能です。

レビュー記事はこちら
Pulse 15 B13V
CPU Core i7-13700H
GPU GeForce RTX 4070
画面 1920x1080 360Hz
最大360Hzの高リフレッシュレート

解像度は1920x1080と高くはありませんが、360Hzの高リフレッシュレート液晶を搭載しています。

グラフィックスもGeForce RTX 4070を搭載しているので、グラフィック設定をやや下げることで、高いフレームレートを維持したまま、ゲームをすることができるでしょう。

 

 

カジュアルにゲームがしたい

Cyborg 15 A12V
CPU Core i7-12650H
Core i5-12450H
GPU GeForce RTX 4060
画面 15.6型 1920x1080 144Hz
高いコストパフォーマンス

人気のGeForce RTX 4060を搭載しつつ、比較的安い価格で購入することができるコストパフォーマンスの高いゲーミングノートPCです。

FHD解像度であれば、多くのゲームが快適に動くでしょう。

ただし、ディスプレイの色域が狭いので、色調整を伴うクリエイティブワークには適していません。また、CPUがインテル第12世代Coreです。

レビュー記事はこちら

 

 

外出先でゲームや動画編集がしたい

Stealth 15 A13V
CPU Core i7-13620H
GPU GeForce RTX 4060 / 4050
画面 15.6型 3840x2160 120Hz
薄型・軽量ボディ

本体の厚さがわずか19.9mm、重さも2.1kgと軽いゲーミングノートPCです。

薄くて軽いため、出張先などへノートPCを持っていき、ゲームをすることができます。

ディスプレイも4Kと高解像度で、動画クリエイターにも適した機種です。

Stealth 14 A13V
CPU Core i7-13700H
GPU RTX 4070 / 4060 / 4050
画面 14型 2560×1600 240Hz
わずか1.7kgの軽さ

質量がわずか1.7kgしかないゲーミングノートPCです。

これほど軽いのに、最大でGeForce RTX 4070を搭載し、性能も非常に高いです。

ディスプレイは、WQXGAで解像度が高く、DCI-P3相当の色域の広さです。動画編集などの用途にも適しています。

 

 

たまにゲームがしたい

Katana 15 B13V
CPU Core i7-13620H
GPU GeForce
RTX 4070 / 4060 / 4050
画面 15.6型 1920x1080 144Hz
お求めやすいゲーミングノートPC

GeForce RTX 40シリーズの中では最も性能の低いGeForce RTX 4050ですが、最大グラフィックスパワーの値が高いので、RTX 4060に近い性能が出ます。

インテル第13世代Coreを搭載しているわりには、価格もお手頃です。

サクサク動く普段遣い用のノートPCとして使い、たまにゲームもするような方におすすめです。

なお、Katanaシリーズは、RTX 4060や4070など、もっと高いグラフィックスを搭載した機種もあります。

レビュー記事はこちら
Thin GF63 12V
CPU Core i7-12650H
Core i5-12450H
GPU GeForce RTX 4060 / 4050
画面 15.6型 1920x1080 144Hz
低価格で、質量も軽い

最大グラフィックスパワーが45WのGeForce RTX 4050を搭載し、性能はそこまで高くありませんが、価格が非常に安いゲーミングノートPCです。

また、質量が約1.86kgと軽いという特徴もあります。出張先などへPCを持って行き、ゲームをしたい方にもおすすめです。

ただし、ディスプレイの色域は広くないため、動画や画像を扱うクリエイティブワークにはあまり適していません。

レビュー記事はこちら

 

 

GeForce RTX 40シリーズと30シリーズの違い

GeForce RTX 40シリーズと30シリーズの最も大きな違いは、「DLSS 3」に対応している点です。

DLSS 3に対応しているゲームで、この機能を使うと、AIによるフレーム生成により、フレームレートを大きく上げることができます。例えば、下のグラフのように、従来のGeForce RTX 3050では(DLSS2を使っても)46 fpsまでしか出せなかったゲームが、GeForce RTX 4050ではDLSS3を使うことで、80 fpsものフレームレートを出すことができています。 

また、AV1エンコードにも対応し、VRAMが大きいケースが多いため、GeForce RTX 40シリーズは、動画編集などのクリエイティブワークにも、より適したグラフィックスです。

サイバーパンク 2077
GeForce RTX 4050 45W 80 fps (DLSS3)
61 fps (DLSS2)
41 fps (DLSSオフ)
GeForce RTX 3050 75W 46 fps (DLSS2)
29 fps (DLSSオフ)
※1920x1080、グラフィック品質:レイトレーシング:低で計測
※DLSS2は、DLSS Super Resolutionをバランスに設定
※DLSS3は、さらにDLSS Frame Generationをオンに設定