MSI Vector GP77 13V(ゲーミングノートPC)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13700H
GPU GeForce RTX 4070
GeForce RTX 4060
メモリ 32GB DDR5-5600
ストレージ 1TB / 2TB PCIe SSD
液晶サイズ 17.3インチ
液晶種類 WQHD 240Hz 非光沢
質量 約2.8kg
バッテリー 最大7時間(65Wh)
価格[税込] 32万円台~
17.3型ミドル・ハイ性能のゲーミングノート

MSI Vector GP77 13Vは、最新世代の「Core i7-13700H」に、最大「GeForce RTX 4070」を搭載したゲーミングノートです。

DLSSやフレーム生成技術により、ほとんどのゲームが快適にプレイ可能です。

17.3型の大画面、WQHDの高解像度、240Hzのハイリフレッシュレートに、DCI-P3 100%の高色域のディスプレイを搭載。ゲーム映像が綺麗で見やすいだけでなく、クリエイティブな作業も快適です。

公式サイトはこちら

 

MSIのゲーミングノートを買うならArkがおすすめ

MSI Vector GP77 13Vを買うなら、メモリやストレージのカスタマイズが可能なパソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-13700H、GeForce RTX 4070 Laptop 8GB、2TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「MSI Vector GP77 13Vの特徴」のみお読みください。

 

MSI Vector GP77 13Vの特徴

ハイクラスのGeForce RTX 4070を搭載

Vector GP77 13Vは、最新のRTX40シリーズ「GeForce RTX 4060 Laptop GPU」または、「GeForce RTX 4070 Laptop GPU」を搭載しています。今回レビューするRTX 4070搭載モデルでは、メーカーの設定する最大グラフィックスパワーが140Wと高く、パフォーマンスが非常に高いです。

FHD解像度ならほとんどのゲームが高いフレームレートで動作します。WQHD解像度では、負荷の重い最新のゲームだと、60 fpsを下回ることもありますが、DLSSやRTX 40シリーズの目玉機能であるフレーム生成を併用することによって、高いフレームレートでプレイすることが可能です。

3DMarkでも、最大グラフィックスパワー140WのRTX 3080よりも高いスコアが出ており、上位のスコアとなっています。CPU性能も高く、メモリも標準で32GBのDDR5メモリを搭載し、快適にゲームがプレイできるでしょう。

GeForce RTX 4070搭載モデルならほとんどのゲームが快適に動作
3DMark -Time Spy-
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18661
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 75W 9069
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

17.3型大画面+WQHD+240Hz+高色域の高性能液晶

Vector GP77 13Vのディスプレイは、17.3インチの大画面液晶に加え、WQHD(2560×1440)の高解像度、240Hzの高リフレッシュレートに対応しているため、動きの速い敵も視認しやすく、エイムもしやすいです。

さらに、当サイト計測でDCI-P3カバー率99.4%と色域も広いので、色鮮やかな映像でゲームを楽しめ、本格的な画像・動画編集や、3DCG作成など、負荷の高いクリエイティブな作業も快適です。

17.3型の迫力の大画面でゲームをプレイ

 

高い冷却性で長時間安定した動作

Vector GP77 13Vは、高い冷却性能を備えており、長時間のゲームや高負荷な作業でも安定した動作が可能です。一般的な15.6型のゲーミングノートよりも筐体サイズが大きいので、キーボード表面も熱くなりにくく、不快感もありません。詳しくは「パーツの温度のチェック」「表面温度のチェック」の項目をご覧ください。

2基の冷却ファンと5本のヒートパイプでCPUとGPUを冷却

 

SteelSeries製の高耐久ゲーミングキーボード搭載

Vector GP77 13Vは、「SteelSeries」と共同開発した、Per-Key RGBイルミネート対応の、高耐久ゲーミングキーボードを採用しています。ゲーミングノートにしてはしっかりとした打鍵感があり、遅延も少なく、ゲームに適したキーボードです。RGBバックライトにも対応しており、専用ソフトウェアである「SteelSeries GG」からマクロやショートカットキーも割り当てることができます。

SteelSeriesの高耐久ゲーミングキーボード搭載

 

各用途の快適度

MSI Vector GP77 13Vの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックでサクサク動くでしょう。
動画鑑賞 色鮮やかな表示ができるWQHD液晶を搭載し、動画鑑賞が快適に行えます。スピーカー音も良いです。
RAW現像
画像編集
色域が広く、スペックも高いので、RAW現像や画像編集も快適です。
動画編集 スペックが高く、動画編集も快適です。 
ゲーム 高い性能のGeForce RTX 4070 Laptopに、17.3インチの大画面、240Hz対応の高解像度液晶を搭載し、ゲームも快適です。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

17.3型、WQHD解像度、240Hzのハイリフレッシュレートの液晶を搭載しています。残像と遅延も比較的抑えられており、快適にゲームがプレイできる液晶だと思います。

最大輝度は、当サイトの計測では312cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、以下のとおりで、色域は広かったです。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 99.4%
Adobe RGBカバー率 88.0%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部になるにつれ青色がやや強めに発色していますが、ゲームをしている限りではそれほど不自然さはありません。画像などを扱うクリエイティブ作業をするなら、キャリブレーションツールで色補正したほうがいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶ですので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

どの輝度でも、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約34msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に240フレームを更新する240Hzの液晶で2フレーム前くらいまでの残像がありました。普通のノートPCの液晶は60Hzで、1秒間に60フレームしか更新しませんが、2~3フレーム前くらいまで残像がありました。このことから、一般的なノートPCの液晶よりもかなり残像が少ないことが分かります。動きの速いゲームでも、残像を気にせずにプレイできるでしょう。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約18mm、縦:約19mmです。横のキーピッチが少し狭いため、人によってはやや窮屈に感じるかもしれませんが、このくらいならすぐ慣れると思います。キーストロークは約2.0mmと深めで、しっかりとした打鍵感があります。

右シフトキーの位置が左にずれている、「Fn」キーが左側ではなく右側にある、矢印キーがテンキーに入り込んでいる、といった部分は、通常のノートPCのキー配列とは異なりますが、ゲーム時には、特に不便ではないでしょう。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

バックライトが付いた、イルミネートキーボードです。専用ソフトウェア 「SteelSeries GG」からキーごとに色を設定したり、数種類ある発光パターンから選んだりすることができます。キーマクロも組むことができます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

パフォーマンスのチェックです。

高性能をパ

本製品は、「MSI Center」のアプリから、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「バランス」モードと、最も高いパフォーマンスが出る「究極のパフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

また、「GPU Switch」機能については、外部GPUから直接映像ポートに出力する「ディスクリートモード」に対応していますが、ここでは、外部GPUからの出力をCPU内蔵グラフィックス経由で映像出力する「MSHybridグラフィックスモード」で計測しています。

さらに、動作モードの歯車マークからGPUコアクロックとVRAMクロックを200MHzまでオーバークロックすることが可能です。「究極のパフォーマンス」モードだと、GPUコアクロックのみ、デフォルトで100MHzまでオーバークロックされていました。

「MSI Center」で動作モードを変更
最大200MHzまでGPUコアとVRAMのオーバークロックが可能

 

CPU

Vector GP77 13Vは、最新のインテル第13世代「Core i7-13700H」を搭載しています。ベンチマークの結果は、以下の通りです。

シングルコア、マルチコアともに、高いスコアが出ており、他のCPUと比較しても上位のスコアです。ゲームでも、クリエイター向けソフトでも、快適に動作するでしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13700H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 27237
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i7-13700HX 20108
Core i7-13700H 19776 [究極のパフォーマンス]
18490 [バランス]
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Ryzen 9 7940HS 16294
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-12650H 12674
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13900HX 2064
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-13700HX 1879
Core i7-13700H 1876 [究極のパフォーマンス]
1870 [バランス]
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Ryzen 9 7940HS 1809
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
Core i3-1215U 1592
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 5 5625U 1383
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、標準で32GBのDDR5-5600を搭載しています。帯域幅も広いです。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
32GB(16GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
LPDDR5-5600
デュアルチャネル
57.43GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
36.26GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、ミドルクラスのGeForce RTX 4060搭載モデルと、ミドル・ハイクラスのGeForce RTX 4070搭載モデルの2つのモデルがあり、本製品は後者を搭載しています。メーカーの設定する最大グラフィックスパワーは140Wと高めに設定されていました。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMark のベンチマークの結果は以下の通りです。前世代のGeForce RTX 3080を超える高いスコアが出ています。

なお、「究極のパフォーマンス」モードだと、「バランス」モードよりもわずかに高いスコアが出ていますが、差はそれほどありませんでした。

3DMark -Time Spy-
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4070 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4090 150W 20027
RTX 3080 Ti 175W 12614
RTX 4070 140W 12254 [究極のパフォーマンス]
11983 [バランス]
RTX 4070 140W 11947
RTX 3080 140W 11552
RTX 3070 Ti 150W 11262
RTX 3070 140W 11015
RTX 4060 75W 9069
RTX 3070 95W 9220
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 4060 60W 8263
RTX 3060 95W 7519
RTX 4060 45W 7441
RTX 3060 75W 7047
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050Ti 40W 4560
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
3DMark -Speed Way-
~ グラフィックス性能の評価 ~

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4070の情報は次の通りです。「究極のパフォーマンス」モードでは、GPU ClockおよびBoost Clockが100MHzアップしていることが分かります。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、2TBのPCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に速いです。ゲームのロード時間も短くなります。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
2TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6703
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。なお、ここでは、動作モードは「究極のパフォーマンス」モード、GPU Switchは「ディスクリート」と「MSHybrid」の両方でフレームレートを計測しています。

本製品は、GeForce RTX 40シリーズ上位の「GeForce RTX 4070 Laptop」を搭載しています。

フルHD解像度だと、どのゲームでも高いフレームレートが出ており、快適にプレイすることができます。WQHD解像度では、「ホグワーツ・レガシー」や「FORSPOKEN」などの負荷の重い最新のゲームだと、60 fpsを下回ることもありますが、設定を落とすか、DLSSやRTX 40シリーズの目玉機能であるフレーム生成を併用することによって、高いフレームレートでプレイすることが可能です。

フォートナイトやAPEXなどの動きの速いシューティングゲームでは、フルHD解像度なら、少し設定を落とすことで、常時240 fpsの非常に滑らかな映像で優位にプレイができますが、WQHD解像度だと、常時240 fpsを安定させるにはかなり設定を下げる必要があます。

また、GPU Switchを「MSHybrid」から「ディスクリート」にすることで、ややフレームレートが上がりますが、それほど差はないので、どちらでもいいと思います。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー(DX12)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 最高 72 fps 74 fps
最高
DLSS:オフ
フレーム生成:オン
113 fps 113 fps
2560x1400 最高 51 fps 54 fps
最高
DLSS:オフ
フレーム生成:オン
80 fps 81 fps
他のノート用GPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 128 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 91 fps
RTX 4080 175W 90 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 74 fps
RTX 4070 140W 72 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 50 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 47 fps
RTX 4060 45W 45 fps
RTX 4050 45W 40 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 最高
59 fps 60 fps
2560x1400 39 fps 40 fps
他のノート用GPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4080 175W 95 fps
RTX 4090 150W 84 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 60 fps
RTX 4070 140W 59 fps
RTX 4070 140W 57 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 46 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 38 fps
RTX 4050 45W 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 ウルトラ 102 fps 105 fps
ウルトラ
フレーム生成:オン
141 fps 143 fps
2560x1400 ウルトラ 64 fps 65 fps
ウルトラ
フレーム生成:オン
88 fps 90 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 136 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 112 fps
RTX 4090 150W 110 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 105 fps
RTX 4080 175W 100 fps
RTX 4070 140W 102 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 94 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 88 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 83 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 81 fps
RTX 3070Ti 130W 78 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 78 fps
RTX 3070 140W 77 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 77 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 76 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 69 fps
RTX 4060 45W 67 fps
RTX 3060 140W 63 fps
RTX 3060 130W 61 fps
RTX 3060 115W 61 fps
RTX 3050 75W 46 fps
RTX 3050Ti 40W 29 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 エクストリーム 109 fps 111 fps
2560x1400 91 fps 93 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、エクストリーム)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 171 fps
RTX 4090 150W 167 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080 175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 111 fps
RTX 4070 140W 109 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 100 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 100 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
130W 97 fps
RTX 3070Ti 130W 90 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 83 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 81 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 3070 145W 74 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 61 fps
RTX 3060 130W 57 fps
RTX 3060 140W 55 fps
RTX 3060 115W 48 fps
RTX 3050 75W 31 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 高品質 116 fps 117 fps
2560x1400 85 fps 86 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4080 175W 165 fps
RTX 4090 150W 151 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 117 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4070 140W 116 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 113 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 108 fps
RTX 3070 140W 108 fps
RTX 3070Ti 130W 103 fps
RTX 3060 140W 90 fps
RTX 3070 95W 87 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 85 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 80 fps
RTX 4060 45W 77 fps
RTX 3060 75W 73 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
RTX 3050 95W 50 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
RTX 3050 60W 46 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 ウルトラ 123 fps 131 fps
2560x1400 88 fps 96 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 152 fps
RTX 4080 175W 144 fps
RTX 4090 150W 141 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 131 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 127 fps
RTX 4070 140W 123 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 123 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 113 fps
RTX 3070 145W 107 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 3070Ti 105W 94 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 94 fps
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4060 45W 87 fps
RTX 3060 90W 82 fps
RTX 4050 45W 78 fps
RTX 3050Ti 95W 70 fps
RTX 3050Ti 60W 63 fps
RTX 3050 75W 62 fps
RTX 3050 95W 61 fps
RTX 3050 60W 53 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
GTX 1650Ti   46 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 最高 152 fps 154 fps
2560x1400 105 fps 107 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4080 175W 181 fps
RTX 4090 150W 174 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 159 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 154 fps
RTX 4070 140W 152 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 150 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 144 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
135W 133 fps
RTX 3070
※ディスクリートモード
140W 133 fps
RTX 3070 140W 132 fps
RTX 3070Ti 150W 126 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 114 fps
RTX 3070 145W 113 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 3070 95W 108 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 107 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 4060 45W 101 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3060 140W 90 fps
RTX 3050Ti 60W 68 fps
RTX 3050 75W 66 fps
RTX 3050 95W 63 fps
RTX 3050 60W 56 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1080 最高 168 fps 168 fps
2560x1400 123 fps 124 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4080 175W 205 fps
RTX 4090 150W 193 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
175W 176 fps
RTX 3080Ti
※ディスクリートモード
150W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 168 fps
RTX 4070 140W 168 fps
RTX 3080
※ディスクリートモード
175W 160 fps
RTX 3070Ti
※ディスクリートモード
150W 158 fps
RTX 3070Ti 150W 158 fps
RTX 3070Ti 150W 152 fps
RTX 3070 140W 139 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
65W 133 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 3060 140W 127 fps
RTX 4060 45W 126 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
60W 118 fps
RTX 3060 90W 114 fps
RTX 3050 75W 95 fps
RTX 3050Ti 60W 94 fps
RTX 3050Ti 95W 92 fps
RTX 3050 95W 89 fps
RTX 3050 60W 84 fps
GTX 1650Ti   68 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン2]

フォートナイトについては、レンダリングモードを「DirectX 12」にしたときと、「パフォーマンス - 低グラフィック忠実度」にしたときの平均フレームレートを掲載しました。

DirectX 12
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1200 最高 73 fps 75 fps
2560x1400 60 fps 61 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 MSHybrid ディスクリート
1920x1200 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
217 fps 227 fps
2560x1400 175 fps 213 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 MSHybrid ディスクリート
1920x1200 213 fps 226 fps
2560x1400 167 fps 176 fps
※トレーニングモードで計測

 

レイトレーシングとDLSS3のベンチマーク

「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用したGeForce RTX 40シリーズでは、第4世代「Tensorコア」とフレーム生成技術が追加された「DLSS3」機能を利用することができます。

対応したタイトルであれば、「DLSS SR」や「フレーム生成」を有効にすることで、飛躍的にフレームレートを向上させることが可能です。

下記の表はレイトレーシング環境において、DLSSオフ、DLSS2、DLSS3にしたときの平均フレームレート比較です。なお、本製品は、グラフィックス性能が高いので、最新技術である「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」でもフレームレートを計測しています。

下記の通り、「レイトレーシング:ウルトラ」だと、フレーム生成技術を利用することで、フルHD、WQHDどちらの解像度でも、高いフレームレートで快適にプレイすることができます。

負荷が非常に重い「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」だと、フルHD解像度では60 fpsを上回りますが、WQHD解像度だと、やや性能不足となります。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS:オフ DLSS2 DLSS3
1920x1080 レイトレ:オーバードライブ 20 fps 45 fps 78 fps
2560x1600 11 fps 28 fps 48 fps
解像度 品質 DLSS:オフ DLSS2 DLSS3
1920x1080 レイトレ:ウルトラ 40 fps 73 fps 118 fps
2560x1600 22 fps 53 fps 75 fps
※DLSS SRの強度はすべて「バランス」
※DLSS3は「DLSS Frame Generation」を有効

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、動作モードはすべて「究極のパフォーマンス」モード、GPU Switchは「MSHybrid」で計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

高い性能のCPUとGPUを搭載しており、RAW現像の速度は非常に速いです。ただ、アプリがまだ最適化されていないのか、GPU使った書き出しよりも、CPUのみでの書き出しの方が速い結果となりました。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4090 (150W)
50秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 51秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12650H 67秒
Core i5-12500H 69秒
Ryzen 7 6800H
RTX 3050Ti (95W)
73秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
76秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 9 7940HS 82秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1255U 112秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

最新世代の高性能グラフィックスを搭載していることもあり、4K動画の書き出し速度も、非常に高速です。編集作業もとても快適に行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
2分51秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4090 (150W)
3分10秒
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
3分14秒
Core i7-12700H
RTX 3080 (175W)
3分24秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分29秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
3分34秒
Core i7-12900H
RTX 3070Ti (120W)
3分49秒
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
3分52秒
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Ryzen 9 6900HX
RTX 3070Ti (150W)
4分08秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間

DaVinci Resolove Studio 18による書き出し時間です。こちらも高速でした。

Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分18秒 (NVIDIA)
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
2分36秒 (NVIDIA)
Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
2分39秒 (NVIDIA)
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
2分40秒 (NVIDIA)
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分09秒 (NVIDIA)
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分16秒 (MacBook Pro 16)
Core i9-13900H
RTX 4060 (65W)
3分16秒 (NVIDIA)
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
3分17秒 (NVIDIA)
Ryzen 9 7940HS
RTX 4090 (150W)
3分21秒 (NVIDIA)
Core i7-12650H
RTX 4060 (45W)
3分23秒 (NVIDIA)
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
3分34秒 (NVIDIA)
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分35秒 (NVIDIA)
Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
3分51秒 (NVIDIA)
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
3分53秒 (NVIDIA)
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
3分54秒 (NVIDIA)
Apple M1 Pro
10CPU/16GPU
5分51秒 (MacBook Pro 14)
Apple M2
8CPU/8GPU
6分24秒 (MacBook Air)
Apple M1 6分24秒 (旧MacBook Pro 13)
Apple M2
8CPU/10GPU
6分25秒 (MacBook Pro 13)

DaVinci Resolove Studio 18による、「AV1 NVIDIA」での書き出し時間はこちらです。

Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分35秒 (AV1 NVIDIA)
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
2分48秒 (AV1 NVIDIA)
Core i9-13950HX
RTX 4090 (175W)
2分52秒 (AV1 NVIDIA)
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分13秒 (AV1 NVIDIA)
Ryzen 9 7940HS
RTX 4090 (150W)
3分22秒 (AV1 NVIDIA)
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
3分23秒 (AV1 NVIDIA)
Core i7-13620H
RTX 4060 (45W)
3分25秒 (AV1 NVIDIA)
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
3分33秒 (AV1 NVIDIA)
Core i7-13620H
RTX 4050 (45W)
4分03秒 (AV1 NVIDIA)
Core i7-12700H
インテル Arc A730M
5分31秒 (AV1 Intel)
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、AV1 Intel、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードです。こちらも非常に速いエンコード速度です。

Core i9-13900HX 4分55秒
Core i9-12900HX 5分28秒
Core i7-13700H 6分07秒
Core i7-12800HX 6分18秒
Core i9-12900HX 6分33秒
Ryzen 9 7940HS 7分01秒
Core i9-13900H 7分07秒
Core i9-12900HK 7分12秒
Core i5-12500H 7分46秒
Core i7-12700H 7分50秒
Ryzen 7 6800H 7分58秒
Core i9-11900H 8分20秒
Core i7-12650H 9分31秒
Core i7-1280P 10分59秒
Ryzen 7 5825U 11分15秒
Core i7-1260P 12分43秒
Core i5-1240P 14分19秒
Ryzen 7 5800U 14分35秒
Ryzen 7 5700U 15分05秒
Core i7-1195G7 16分14秒
Core i7-1185G7 16分37秒
Core i7-1165G7 24分17秒
Core i5-1135G7 26分03秒
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4070 Laptop
Blender Benchmark Score
RTX 4090 150W 8404
RTX 4090 175W 7917
RTX 4080 175W 6072
RTX 4070 140W 3954
RTX 4060 65W 3034
RTX 4050 105W 2775
RTX 4050 45W 2575
NMKD Stable Diffusion GUI 1.9.1によるAIイラスト生成時間

NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間は下表の通りです。RTX 4070での生成時間は1枚あたり約14秒でした。

Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 4090
48秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 4080
64秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 4070 Ti
77秒
Core i9-13900H/16GB
GeForce RTX 4090 Laptop
78秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 3090
79秒
Ryzen 9 7940HS/16GB
GeForce RTX 4090 Laptop
80秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 3080
87秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 3070
117秒
Core i7-13700H/32GB
GeForce RTX 4070 Laptop
143秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 3060
166秒
Core i9-13900H/16GB
GeForce RTX 4060 Laptop
182秒
Ryzen 9 7940HS/16GB
GeForce RTX 4060 Laptop
196秒
Core i7-12650H/16GB
GeForce RTX 4060 Laptop
200秒
Core i7-13620H/32GB
GeForce RTX 4050 Laptop
209秒
Core i9-13900K/32GB
デスクトップ用 RTX 3050
242秒
※モデルとVAEはデフォルトの「sd-v1-5-fp16」、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使用
※プロンプト(呪文)は内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみ
※ステップ数は100、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「2.8kg」と記載されており、当サイトで計測した質量は次の通りで、公表値とほぼ同じでした。高い性能を備えた17.3型のゲーミングノートPCなので重いです。それでも、デスクトップPCよりは扱いやすく、移動もしやすいです。

本製品の質量(ACアダプターのみ実測値)
  質量
PC本体 2.819kg
ACアダプター 727g

 

バッテリー駆動時間のチェック

MSI Vector GP77 13Vのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は65Whと、ゲーミングノートとしては普通の容量です。

 

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。動画再生のような負荷の軽い作業であれば、ある程度のバッテリー駆動が可能です。

ゲーム時は1時間ほどしか持ちませんが、ほとんどのゲーミングノートPCはこのくらいのバッテリー駆動時間です。またバッテリー駆動時はフレームレートも制限されるので、ゲームをするときはいつでもACアダプターをつないで使いましょう。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大7時間
(2) 動画再生時 6時間02分
(3) FF14ベンチ 1時間16分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) FF14ベンチをループ実行

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

92万画素のWebカメラを液晶上部に搭載しており、画質は普通です。プライバシーシャッターは付いていません。また、IRカメラも非搭載です。

Webカメラ

 

スピーカー

スピーカーは、左右側面前方に配置されています。2つのスピーカーにしては音に奥行きがあり、音質は良いです。最大音量も大きく、冷却ファンでかき消されることもないので、スピーカーを別に用意する必要がないレベルです。ノートPC基準で10点満点で7点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

側面のスピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。なお、動作モードは「バランス」と「究極のパフォーマンス」で計測しています。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUクロック、CPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス」モードの場合、CPU電力は、初動のターボブースト時を除くと90W前後、CPU温度は83℃前後とやや高めです。

「究極のパフォーマンス」モードにすると、CPU電力が105W前後まで上がり、CPU温度は90℃前後と高めです。

基本的には、「バランス」モードで動かしたほうが無難だと思います。

  • バランス
  • 究極のパフォーマンス
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。

「バランス」モードだとCPU温度は70℃前後、GPU温度は最大で68℃前後と、どちらも問題ない温度です。
「究極のパフォーマンス」モードの場合、CPU温度は72℃前後まで上がりますが、GPU温度は69℃前後で抑えられています。 長時間のゲーミングでも安定した動作が望めるでしょう。

  • バランス
  • 究極のパフォーマンス
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はファンが動作していないとほぼ無音です。FF15ベンチマークを実行したときは、「バランス」モードと「究極のパフォーマンス」モード、どちらもそれほど差はない騒音値で、やや高めの騒音値です。と言っても、高性能パーツを搭載したゲーミングノートにしては、うるさくはありません。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
左から3番目:同上 (究極のパフォーマンス時)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

ゲーム時は17.3インチという筐体サイズと、高い冷却性能により、「バランス」モードと「究極のパフォーマンス」モード、どちらも低めの温度を保っています。長時間プレイするとキーボード上部と中央付近がやや暖かく感じる程度で不快感はないので、快適にゲームを楽しめるでしょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

性能が高いCPUと、GPUを搭載しているので、ゲーミングノートPCの中でも消費電力は高めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

MSI Vector GP77 13Vの外観のチェックです。

筐体カラーはコアブラックとなっており、17.3型の大画面液晶と相まって、重厚感のあるゲーミングノートです。

 

天板にはドラゴンのエンブレムが刻印されており、重厚で高級感があります。

 

閉じた時の厚みは25.9mmと、ハイクラスなパーツを搭載しているにしては、それほど分厚くありません。

 

インターフェイスは、以下のとおり、非常に充実しています。右側面にはUSB3.2 Type-A×2が搭載されています。

左側面にはUSB3.2 Type-A、映像出力とPD対応のUSB3.2 Type-C、オーディオコンボジャックが搭載されています。

背面にはMini Display Port、2.5GbpsのLANポート、HDMI、電源コネクタが搭載されています。

 

液晶が開く最大の角度はご覧の通りです。ヒンジ部分の強度は高そうです。

 

底面です。吸気しやすい構造になっています。今回は貸出機だったため、ネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られていませんでしたが、製品版では貼られています。

 

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。2基の冷却ファンと5本のヒートパイプで、4方向から排気することでCPUとGPUを冷却しています。

 

搭載されているM.2 SSDはSamsung製でした。下に1つ空きスロットがあります。パソコンSHOPアークであれば、SSDを追加して購入することができます。

 

内部の熱は左右側面と背面の4ヶ所から排気します。

 

ACアダプターは薄型です。

 

ACアダプターの容量は240Wです。

 

まとめ

以上が、MSI Vector GP77 13Vのレビューです。

インテル第13世代Core i7-13700Hに、GeForce RTX 4060またはRTX 4070を搭載した、ミドル・ハイクラスゲーミングノートです。

最新の負荷の重いゲームでも、DLSSやフレーム生成を活かせば、WQHD解像度でも高いフレームレートでゲームを楽しむことができます。

17.3型の大画面液晶に、WQHD(2560×1440)の高解像度、240Hzのハイリフレッシュレート、DCI-P3カバー率ほぼ100%の高色域と、高性能な液晶を搭載しているので、ゲームやクリエイティブな作業も快適でしょう。

ゲーム中の表面温度も低めで、快適にゲームをすることができます。

価格は32万円台からとなっています。安くはありませんが、このスペックにしては、価格は抑えられていると思います。 

 

17.3型液晶のミドル・ハイクラスゲーミングノート

MSI Vector GP77 13V

特徴

  • Core i7-13700H+RTX 4070の高い性能
  • 17.3型の大画面
  • 高リフレッシュレート、高解像度、高色域液晶

こんなあなたに

  • 綺麗な映像でゲームがしたい
  • 高めのフレームレートを維持してゲームがしたい
  • 動画編集や3DCG作成などのクリエイター
  • 価格32万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

関連ページ