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マウスコンピューター m-Book P の実機レビュー

デスクトップ用CPU搭載
マウスコンピューター m-Book Pは、デスクトップ用CPU「Core i7-7700」を搭載した15.6型のノートPCです。
エンコードやRAW現像など、CPU負荷が100%近くになるような処理を、ノートPCで行いたい方に適した製品です。
グラフィックスには、エントリー向けのGeForce GTX 1050を搭載しています。高いグラフィック品質にはできませんが、ゲームをすることも可能です。
マルチストレージ構成も可能です。
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
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目次
1 m-Book P の基本スペック | 2 特徴1 - デスクトップ向けのCPUを搭載 |
3 特徴2 - グラフィックスはエントリーモデル | 4 特徴3 - SSD+HDD構成が可能 |
5 液晶ディスプレイのチェック | 6 キーボードおよびタッチパッドのチェック |
7 パフォーマンスのチェック | 8 質量のチェック |
9 バッテリー駆動時間のチェック | 10 静音性のチェック |
11 パーツの温度のチェック | 12 表面温度のチェック |
13 消費電力のチェック | 14 外観のチェック |
15 まとめ |
m-Book Pの基本スペック
m-Book Pの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年7月24日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第7世代インテルCore i プロセッサーを選択可能です。本機はCore i7-7700です。 |
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 1050(4GB)を搭載。Optimus対応です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。 |
メモリ 最大で32GBのメモリを選択できます。本機は16GB(8GB×2)を搭載しています。 |
M.2 SSD SATA接続またはPCIe接続のM.2 SSDを選択できます。モデルによっては2台選択可能です。本機はSATA 256GB SSD x1です。 |
2.5インチ ストレージ M.2 SSDの他にハードディスクも選択できます。本機は1TBのハードディスクを搭載しています。 |
光学ドライブ 内蔵光学ドライブは搭載していません。 |
その他 バッテリー駆動時間は約7.2時間、重量は約2.6kgです。 |
特徴1 - デスクトップ向けのCPUを搭載
本製品は、ノートパソコンでありながら、デスクトップ向けの高性能CPUを搭載しています。
一般向けノートPCには、Core i7-7500Uなどの「Uシリーズ」のCore i プロセッサーが搭載されることが多く、高性能を謳うノートPCでも、Core i7-7700HQなど「Hシリーズ」のCore i プロセッサーが搭載されます。
本製品で選択できるCore i7-7700は、これらのCPUよりも性能が高く、Core i7-7500Uと比較すると2倍以上のベンチマークスコアが出ます。エンコードやRAW現像、学術計算処理を、ノートPCで行いたいような方に適したPCです。
本製品 | 高性能ノートPCに 搭載されるCPU |
多くのノートPCに 搭載されるCPU |
|
---|---|---|---|
Core i7-7700 | Core i7-7700HQ | Core i7-7500U | |
Passmark CPU Mark | 11241 | 9813 | 5888 |
CINEBENCH R15 CPU (Multi) | 846 cb | 690 cb | 333 cd |
エンコード時間(x265) | 19分30秒 | 22分12秒 | 41分4秒 |
特徴2 - グラフィックスはエントリーモデル
グラフィックスには、GeForce GTX 1050を搭載しています。
GeForce 10シリーズの中ではエントリー向けのパーツで、そこまで高性能なわけではないですが、ややグラフィック品質を落とせばゲームもできます。
下表は、本製品で計測したゲームベンチマークスコアです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「382.53」です。中程度のグラフィック品質であれば、60 fpsを超えるゲームが多いです。
製品名 | マウスコンピューター m-Book P |
||
基本スペック | Core i7-7700 GeForce GTX 1050(4GB) |
||
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ファイナルファンタジー XIV 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 13401 (非常に快適) 92 fps |
高品質 ★ | 10192 (非常に快適) 68 fps | ||
最高品質 | 6716 (とても快適) 45 fps | ||
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ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 10370 (とても快適) |
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ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:6 | 15486 (快適) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 14191 |
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ドラゴンクエストX | 最高品質 | 18121 (すごく快適) |
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ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 61 fps |
高 | 37 fps | ||
ウルトラ | 20 fps | ||
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フォーオナー | 低 | 95 fps |
高 | 59 fps | ||
超高 | 42 fps | ||
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STEEP | 最低 | 62 fps |
高 | 45 fps | ||
超高 | 32 fps | ||
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ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 89 fps |
中品質 | 56 fps | ||
最高品質 | 40 fps | ||
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ファークライ プライマル | 低い | 61 fps |
高い | 46 fps | ||
最高 | 34 fps | ||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。 |
Oculus RiftおよびHTC ViveのVRシステムの動作チェック結果です(下図)。本製品で快適にVRを動作させるのは難しいです。

VRの動作チェックツールの結果
GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050の情報は次の通りです。

GeForce GTX 1050のグラフィックカードのスペック
特徴3 - SSD+HDD構成が可能
本製品は、M.2スロットと2.5インチベイがあり、M.2 SSD + HDDなどのダブルストレージ構成が可能です。
また、M.2 SSDは、3,000MB/sを超える超高速なPCIe-NVMe SSDを選択することも可能で、しかも価格も割と安いです。

ダブルストレージ構成が可能
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイのチェックです。
視野角は狭いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることがわかります。
色域は狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきはほとんど気になりません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測で、キーピッチは縦:約19mm弱、横:約19mm弱、キーストロークは約1.5mmです。キートップはほぼフラットで、滑りにくい素材です。やや底付きの衝撃を感じますが、普通に打てるキーボードだと思います。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立して、比較的軽い力で押せます。

タッチパッド
プリインストールされている「Flexikey」のソフトを使用すれば、複数のキー入力やアプリケーションの起動など、好きなキーにマクロを設定することができます。

Flexikey
「CONTROL CENTER」のソフトを使用すれば、左ウィンドウズキーの無効化や、タッチパッドの無効化などの設定も可能です。


CONTROL CENTER
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
冒頭でも記載しましたが、デスクトップPC向けのCPUを搭載し、CPU性能はかなり高いです。下図に本製品で選択できる代表的なCPUと選び方を掲載します。

CPUの選び方(筆者の独自判断)
グラフィックス
こちらも上で記載しましたが、本製品はGeForce GTX 1050を搭載しており、中程度のグラフィック品質なら快適にプレイできるゲームが多いと思います。

グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
ストレージの選び方
ストレージは、下図のようなものを選択できます。

ストレージの選び方(筆者の独自判断)
マウスコンピューター m-Book Pで計測したベンチマーク
以下、本機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)

Core i7-7700
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1050
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-7700、GeForce GTX 1050
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700、GeForce GTX 1050
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-7700 GeForce GTX 1050 |
|
---|---|
x265でエンコード (※1) | 19分30秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分25秒 |
QSVでエンコード (※3) | 3分20秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

256GB M.2 SSD
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード
質量のチェック
メーカー仕様表には、約2.6kgと書かれてあります。
構成によって質量は変わってきますが、当サイトで計測した質量は次の通りでした。
質量 | |
---|---|
PC本体 | 2.643kg |
ACアダプター | 700g |
バッテリー駆動時間のチェック
メーカー仕様表によるバッテリー駆動時間(JEITA2.0)は、約7.2時間です。なお、バッテリー駆動時間は用途によって大きく変わります。
なお、当サイトにて確認したバッテリー容量は、約48.84Whでした。
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