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マウス LUV MACHINES の実機レビュー
コスパの高いミニタワー・デスクトップパソコン
マウス LUV MACHINESは、コストパフォーマンスの高いミニタワーPCです。
マットブラックのボディに、シルバーのボタン類と、ブルーLEDのアクセスランプを組み合わせたデザインになっており、安価でも地味ではないデザインになっています。
「安心パックサービス」も魅力的です。安心パックサービスとは(1)最短当日修理返却、(2)初期不良期間内の新品交換、(3)専用ダイヤルの提供の3つのサービスのパックです。この充実したサービス内容でも、3,000円(1年,税別)から加入できます。
GeForce GTX 1070などのグラフィックスを搭載でき、ゲームもできる構成にすることが可能です。
CPU | インテル Coffee Lake-S インテル Kaby Lake-S AMD Ryzen AMD Aシリーズ など |
GPU | CPU内蔵グラフィックス ~ GeForce GTX 1070 / Radeon R5~ Radeon Vega11 |
価格 | 4万円台(税別)~ |
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。本レビューで用いたモデルは、次のようなパーツ構成になっています。
- Core i5-8400、GTX 1060(3GB)、16GBメモリ、240GB SSD+1TB HDD
- Core i3-8100、GTX 1050(2GB)、8GBメモリ、1TB HDD
- Core i5-8400、インテル UHD 630、8GBメモリ、240GB SSD+1TB HDD NEW!
- Core i7-7700、インテル HD 630、8GBメモリ、120GB SSD+1TB HDD
このページをご覧の方だけに
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目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 LUV MACHINESの特徴 | |
2 ゲームベンチマーク | 3 パフォーマンスのチェック |
4 静音性のチェック | 5 パーツの温度のチェック |
6 消費電力のチェック | 7 外観のチェック |
8 ケースの内部のチェック | 9 まとめ |
LUV MACHINESの特徴
ラインナップ
LUV MACHINESのラインナップは下図の通りです(2018年5月23日現在)。
いくつか種類がありますが、専用グラフィックスを搭載するならiG700シリーズ、搭載しないならiH700シリーズがおすすめです。iG700シリーズ、iH700シリーズとも、最新の第8世代インテルCPUを搭載しています。
iHシリーズ、iGシリーズは第7世代CPUモデルで、少し価格が安くなりますが、性能は落ちます。AR/AGシリーズは、AMDプロセッサーを搭載したモデルとなります。
ラインナップ
(マウスコンピューターサイトより抜粋)
高いコストパフォーマンス
LUV MACHINESはコストパフォーマンスの高いミニタワーPCです。
上図の通り、インテル HD グラフィックス搭載モデルなら4万円台から、GeForce GTX 1050を搭載したモデルでさえも8万円台から購入可能です(税・送料抜、2018年5月23日時点)。
安価でも、地味でなく実用的なデザイン
LUV MACHINESは、マットブラックのボディに、シルバーのボタン類と、ブルーLEDのアクセスランプを組み合わせたデザインになっています。派手さはありませんが、地味でもなく安っぽく見えません。
旧PCケースは、光沢感のあるフロントパネルで指紋やホコリなどが目立ちやすかったのですが、新PCケースではフロントパネルがマットな素材になり指紋やホコリが目立ちにくくなりました。
新ケース
旧PCケースはフロントにあるUSBなどのポート類が一番下にあるため、床に設置したときにUSBメモリなどを接続しにくかったのですが、新PCケースではポート類が中央に配置されたため、USBメモリなどを接続しやすくなりました。外付けのポータブルハードディスクをPCケースの天面に置いたままケーブルを挿すことも可能です(ケーブルの長さにもよります)。
外付けのポータブルハードディスクを接続したとき
また、旧PCケースに比べて、幅と高さが短くなりました。奥行きは長くなってしまいましたが、その代わり、より大きなグラフィックカードを装着しやすくなりました。
旧ケースとのサイズ比較
奥行は長くなったが、大型グラフィックカードも装着可能に
安心パックサービスがお得
マウスのパソコンは、サポート内容が充実しています。
まず、24時間365日対応可能な電話サポートが標準でついてきます。対応してくれるのは日本人です。
24時間365日電話サポートが標準でついてくる
また、「安心パックサービス」というのに加入すると、下のようなサービスを受けられます。このサービス内容でも、1年保証ならわずか3,000円の追加料金です。
安心パックサービス
ゲームベンチマーク
LUV MACHINESは、高性能な専用グラフィックカードを搭載し、ゲームもできる構成にすることが可能です。グラフィックカードは、GeForce GTX 1050からGeForce GTX 1070(GTX 1070はH110チップセットのiGシリーズのみ)を選択可能です。
今回は、コストパフォーマンスが抜群のグラフィックカード「GeForce GTX 1060 3GB」と、エントリーモデルの「GeForce GTX 1050」でゲームベンチマークを計測しました(下表)。
GeForce GTX 1060 3GBは、1920x1080の解像度なら、ほとんどのゲームを"高~最高"のグラフィック品質設定でプレイすることが可能です。
GTX 1050は、GTX 1060 3GBと比べるとスコアはかなり落ちます。それでも、1920x1080の解像度の場合、"中"程度のグラフィック品質設定でなら、多くのゲームをプレイすることが可能です。1フレームの遅延が左右するようなシビアなゲームをするのではなく、ライトにゲームを楽しみたい方ならこちらでも良いでしょう。
なお、第8世代インテルCPUの「Core i5-8400」で、初めてゲームベンチマークを実行してみましたが、フレームレートが下がることはなく、Core i7-7700あたりと同等程度のスコアが出ていました。
ゲーム一覧 | マウス LUV MACHINES |
||||
重さの目安 | ゲームタイトル | グラフィック 品質設定 |
Core i5-8400 GTX 1060(3GB) |
Core i3-8100 GTX 1050(2GB) |
|
重いゲーム | ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 107 fps | 66 fps | |
高 | 68 fps | 38 fps | |||
ウルトラ | 34 fps | 16 fps | |||
中程度の 重さのゲーム |
FF14 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 16084 / 118 fps | 12442 / 89 fps | |
高品質 ★ | 12821 / 87 fps | 8402 / 56 fps | |||
最高品質 | 11579 / 78 fps | 7166 / 48 fps | |||
フォーオナー | 低 | 162 fps | 99 fps | ||
高 | 102 fps | 61 fps | |||
超高 | 77 fps | 46 fps | |||
STEEP | 最低 | 112 fps | 68 fps | ||
高 | 83 fps | 45 fps | |||
超高 | 60 fps | 30 fps | |||
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 153 fps | 94 fps | ||
中品質 | 101 fps | 60 fps | |||
最高品質 | 76 fps | 27 fps | |||
ファークライ プライマル | 低い | 112 fps | 68 fps | ||
高い | 83 fps | 52 fps | |||
最高 | 62 fps | 39 fps | |||
軽めのゲーム | ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 13781 (とても快適) | 10247 (とても快適) | |
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:6 | 49046 (快適) | 18684 (快適) | ||
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 23344 | 13549 | ||
ドラゴンクエストX | 最高品質 | 20222 (すごく快適) | 17771 (すごく快適) | ||
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) |
GPU-Zで確認したグラフィックスの情報は次の通りです。
GPU-Z
その他のグラフィックカードや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。
パフォーマンスのチェック
本製品は、たくさんの種類の中からパーツを選択できるため、構成によってパフォーマンス(処理性能)は変わります。以下に各パーツの選び方を簡単に記載します。
CPUの選び方
2018年5月23日現在、選択できる代表的なCPUは下図の通りです(これ以外にも選択できるCPUはあります)。筆者の独自判断ではありますが、図中に選び方の目安を記載しているので、参考にして下さい。
よくわからない方は、「Core i5-8400」あたりが無難でコストパフォーマンスも高いと思います。
CPU性能の目安(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
グラフィックスの選び方
2018年5月23日現在、下図のようなグラフィックスを選択可能です。
ゲームをする場合は、専用グラフィックカードを搭載すると良いでしょう。
GPU支援が使える編集ソフトを使用する場合や、マルチディスプレイにする場合も、専用グラフィックカードを搭載したほうがいいでしょう(ちなみに、専用グラフィックカード非搭載の場合、LUV MACHINESは2画面まで対応)。
グラフィックス性能の目安(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージの選び方
ストレージは色々な種類を選択可能です。OSを入れるストレージは、できればSSDを搭載しましょう。PCIe-NVMe SSD(カスタマイズ画面では「NVM Express SSD」と記載)じゃなくても、SATA SSD(カスタマイズ画面では「SSD」と記載)で十分ですが、最近はPCIe-NVMe SSDもかなり安くなり、SATA SSDとほぼ価格は変わらないため、こちらもお得です。
ストレージ性能の目安(コメントは筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
LUV MACHINESで計測したベンチマーク
以下、本製品で計測したベンチマーク結果を掲載します。
Core i5-8400のベンチマークスコアの高さに驚きです。旧世代のCore i7-7700Kに近い数値が出ています。
(CPU性能の評価)
【第8世代CPU】Core i5-8400
【第8世代CPU】Core i3-8100
【第7世代CPU】Core i7-7700
(CPU&GPU性能の評価)
Core i5-8400、GeForce GTX 1060(3GB)
Core i3-8100、GeForce GTX 1050(2GB)
Core i5-8400、Intel UHD 630の構成は、メモリがシングルチャンネルであったため、スコアが低めになっています。
製品名 | LUV MACHINES | ||||
基本スペック | Core i5-8400 GTX 1060 3GB |
Core i3-8100 GTX 1050 2GB |
Core i5-8400 Intel UHD 630 |
Core i7-7700 Intel HD 630 |
|
Score | 4009 | 2034 | 369 | 未計測 | |
Graphics score | 3852 | 1903 | 320 | ||
CPU test | 5218 | 3337 | 3160 | ||
Score | 10265 | 5962 | 843 | 920 | |
Graphics score | 12010 | 6907 | 902 | 949 | |
Physics score | 12196 | 7939 | 10214 | 11348 | |
Combined score | 4412 | 2485 | 295 | 328 | |
Score | 27001 | 165564 | 3789 | 4505 | |
Graphics score | 37265 | 21611 | 3437 | 4141 | |
Physics score | 11743 | 7625 | 8544 | 9196 | |
Combined score | 24183 | 16686 | 3553 | 4075 |
(x265がCPU性能の評価、QSVおよびNVENCが主にグラフィックス性能評価)
Core i5-8400 GTX 1060 3GB |
Core i3-8100 GTX 1050 2GB |
Core i5-8400 Intel UHD 630 |
Core i7-7700 Intel HD 630 |
|
---|---|---|---|---|
x265でエンコード (※1) | 13分56秒 | 22分11秒 | 14分56秒 | 16分46秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分26秒 | 1分51秒 | ― | ― |
QSVでエンコード (※3) | ― | ― | 3分48秒 | 3分34秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)
120GB SSD |
240GB SSD (KINGSTON SUV400S37240G) |
(SDカードスロットの評価)
[ USB3.0 接続 ] 増設用マルチカードリーダー搭載時
UHS-Ⅱのカードでテスト