レノボ Yoga 970iの実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1240P
Core i7-1260P
Core i7-1280P
メモリ 16GB
ストレージ 256GB ~ 1TB SSD
液晶サイズ 14.0インチ タッチ
液晶種類 2880x1800 有機EL 光沢
3840x2400 有機EL 光沢
質量 約1.4kg
バッテリー 約15時間 (75Wh)
価格[税込] 20万円台~
特別感のある2 in 1 パソコン

Yoga 970i は、丸みを帯びたエッジに、CNS加工されたアルミボディが素敵な高級感のあるノートPCです。

ヒンジが360度回転し、タブレットや、上図のような形状で使うことができます。上のような形状だと、手前に紙のノートなどが置けるので、オンライン学習時などに便利です。

また、スピーカー音が良いのも特徴で、ノートPCとしてはトップクラスの音質だと思います。

ディスプレイも4Kの有機ELを選択することができ、画像や映像を美しく表示してくれます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1280P、16GBメモリ、1TB PCIe SSD、4K 有機EL

 

セール情報

以下のページでレノボのパソコンのセールを実施中です。

 

目次

お忙しい方は、「Yoga 970i の特徴」のみお読みください。

 

Yoga 970iの特徴

高級感のあるデザイン

Yoga 970iは、なんと言っても高級感のあるボディが特徴です。実物を手にすると、メーカー公式サイトの写真よりずっと綺麗で、高級感のあるボディでした。少しゴールドっぽくなっていますが、濃い色ではなく薄い色なので、嫌味がなく上品です。

また、側面は丸みを帯びて輝いており、CNS加工のアルミニウム素材の質感の良さもあって、とても素敵です。

 

今回レビューに用いているカラーは「オートミール」ですが、その他に「ストームグレー」のカラーもラインナップされています。メーカーのショッピングサイトにはいくつかのモデルが用意されていますが、写真が「オートミール」なのに、実際には「ストームグレー」のカラーであることがあります。キーボードの欄に「ストームグレー」と書かれているかどうかでご判断下さい(後日修正されるかもしれません)。

カラーバリエーション

 

スピーカー音が非常に良い

個人的に、特に優れていると思うのがスピーカーです。ヒンジの部分に、直接耳に音が届くように配置された2Wx2のスピーカーがあり、さらに底面部分には、3Wx2のウーファーを搭載しています。また、底面だけだと音がこもるため、側面にもホールを設ける工夫が施されています。

実際に音を聴いてみましたが、ノートPCにしては高音が綺麗で、重低音も迫力があり、良い音質です。ノートPC基準で勝手に採点すると、10点満点で採点すると7~8点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

有機ELディスプレイを搭載

Yoga 970iは、2.8Kまたは4Kの有機ELディスプレイを搭載することも可能です。色鮮やかな画像または映像を映し出すことができます。アスペクト比も16:10で使いやすいです。100% DCI-P3と色域も広めなので、クリエイティブワークにも使えるでしょう。

 

右端に1クリックファンクションキー

Yoga 970iのキーボードの右側には、1クリックファンクションキーが搭載されています。Deleteキーの下から、「Smart Power」、「背景ぼかし」、「音色(音楽、ムービー、ゲーム)」、「カラーモード」のボタンとなっています。特に、オンライン会議中にとっさに背景をぼかせるボタンは便利かなと思います。

さらに一番下には、指紋認証装置が搭載されています。

 

2 in 1 PCでペンにも対応

Yoga 970iは、ヒンジが360度回転し、タブレットの形状へ変形することが可能です。さらにLenovo E -Color ペンにも対応し、手書き文字入力も可能です。ペンは同梱されています。

 

ただ、簡単にイラストを描いてみましたが、抵抗感が強すぎる(ツルツルと滑らない)のと、斜めの線が揺らぐジッターがやや大きく、また、ペンを浮かしても線が描かれることがあり、やや描きにくかったです。ただ、手書き文字の入力くらいなら、使えると思います。なお、設定やペンを変えることで、改善出来るかもしれません。

なお、ペンは充電式です。ペンの後ろ側は外れるようになっており、ここにUSB-Cケーブルを挿して充電することができます。

ペン対応

 

YogaシリーズとYoga Slimシリーズ

レノボの「Yoga」が文字が含まれる機種は、ヒンジが360度回転する2 in 1 PCの「Yogaシリーズ」と、普通のクラムシェルタイプの「Yoga Slimシリーズ」があります。

 

どちらのシリーズも機種がたくさんあって分かりにくいので、下図のように違いが分かる表を作成してみました。今回レビューしているYoga 970iは、一応、Yogaシリーズの最上位モデルとなりますが、処理性能が最も高いわけではありません。処理性能で言えば、Yoga 770i 16型や、Yoga Slim 770i ProXのほうが高いです。Yoga 970iの優れている点は、ラグジュアリーなデザインと、高解像度の有機ELディスプレイを搭載している点です。

使用目的によっては、別の機種のほうが適している場合もあると思うので、よくご検討下さい。なお、機種名をクリックすると、詳細なレビュー記事へ飛ぶので、良かったらそちらもご覧ください。

レノボのYoga/Yoga Slimシリーズの違い
  Yogaシリーズ
(2 in 1 PC)
Yoga Slimシリーズ
(クラムシェルPC)
ラグジュアリーデザイン
Yoga 970i [本製品]
最大Core i7-1280P
最大14型4K 有機EL
約1.4kg
最大Core i7-1280P
最大14型4K 有機EL
約1.37kg
外部GPU
搭載モデル
最大Core i7-12700H
Intel Arc A370M
16型2.5K 液晶
約2.16kg
最大Core i7-12700H
最大RTX 3050 Max-Q
14.5型3K 液晶
約1.45kg
ミドルレンジ 最大Core i7-1260P
14型 2.8K 有機EL
約1.42kg
最大Core i7-1260P
最大14型2.8K 有機EL
約1.32kg
最大Ryzen 7 6800U
14型 2.8K 有機EL
約1.42kg
 
モバイル
特化
  最大Core i7-1260P
13.3型2.5K 液晶
約972.7g~
エントリー 最大Ryzen 7 5700U
13.3型FHD+ 液晶
約1.39kg
 

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
処理性能は十分で、ディスプレイも16:10で解像度も高いので、ブラウザでウェブサイトを見たり、Officeを使って文書を作成したりしやすいと思います。ただし、光沢ディスプレイなので、画面への映り込みが気になるかもしれません。
オンライン会議 FHD 1080pのウェブカメラを搭載し、スピーカー音も良く、オンライン会議が快適に出来ることでしょう。ワンタッチファンクションボタンから、背景をぼかしたり、音色を変えたりすることも可能です。
動画鑑賞 有機ELを搭載しているため、ディスプレイが色鮮やかで映像が綺麗です。また、スピーカー音も良いため、動画鑑賞が快適です。オンライン配信などで映画などをよく観る方におすすめです。
RAW現像
画像編集
広色域ディスプレイを搭載し、画像編集などの用途にも適しています。ただし、外部GPUを搭載していないので、GPUアクセラレータ―を使うと速くなるような処理は、やや時間がかかることもあります。
動画編集 △~○ 動画編集向きのPCではありませんが、簡単なFHD動画の編集であれば、特にストレスなくできました。ただし、4K動画の編集をしたり、動画編集を行う頻度が高いのであれば、外部GPUを搭載したPCがおすすめです。
ゲーム 外部GPUを搭載していないので、ゲーム向きではありません。ゲームをするなら、GeForce ○○○といった外部GPUを搭載した機種がおすすめです。ただし、軽いゲームであれば、できるものもあります。

 

ディスプレイのチェック

Yoga 970iのディスプレイのチェックです。

14型、画面比16:10、DCI-P3 100%の有機ELディスプレイを搭載しています。解像度は2.8Kと4Kの2種類があります。他に、発売当初は1920x1200の液晶も選択できましたが、今は選択できなくなっています。

今回は、4K(3840x2400)のディスプレイをチェックしていますが、色鮮やかで黒の表現力も高く綺麗なディスプレイです。最大輝度は、当サイトの計測では337cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの計測結果は以下のとおりです。非常に広い色域です。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 99.9%
Adobe RGBカバー率 95.6%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1の直線に近く、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶なので、映り込みがあります。また、背景を白にするとタッチパネルの電極線が目立ちます。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)に関しては、輝度設定が58~100%のときは、波形に少し揺らぎがあります。ただ、このくらいであれば、目の疲れはそこまでないのかなと思います。また、通常の方であれば、輝度設定58以上で使うことが多いと思います。

↑輝度設定58~100%

一方で、輝度設定0~57%のときは、輝度が0まで下がるフリッカーが発生していました。輝度はあまり低めにしないほうがいいでしょう。

↑輝度0~57%
PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Yoga 970iのキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mmと十分あります。また、一番右に、1クリックファンクションキーがあるのも特徴ですが、その影響で Enterキーなどが端にありません。ここを嫌う方は少なくないと思います。また、EnterキーやBackspaceキーがやや小さくなっています。

キーストロークは約1.1mmと浅めですが、クリック感は割としっかりしているので、キーをあまり強く叩かず、流れるようにタイピングする方であれば、問題ないかと思います。

クリックボタンに関しては、やや固め(押すときに力が必要)です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Yoga 970iのパフォーマンスをチェックします。

Lenovo Vantageというアプリから動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で、ベンチマークを計測しました。

「電源およびパフォーマンス」

 

CPU

プロセッサーには、ベースパワーが28WのPシリーズのインテル第12世代Coreプロセッサーが搭載されています。

いくつか選択肢がありますが、今回は「Core i7-1260P」を搭載しており、CPUの性能を評価するCINEBECH R23のスコアは下の通りです。シングルコアは、思ったほど高いスコアが出なかったものの、マルチコアについては高いスコアが出ていました。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1260P
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Core i7-1260P 10230 [エクストリーム・パフォーマンス]
9032
8660 [インテリジェント・クーリング]
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 5 5600H 9255
Core i5-11400H 8514
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1195G7 6594
Core i5-1230U 6273
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
1507 [インテリジェント・クーリング]
1503 [エクストリーム・パフォーマンス]
Core i7-1255U 1776
Core i9-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1235U 1675
Core i7-1195G7 1634
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 7 6800U 1504
Core i5-1240P 1483
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Core i5-1135G7 1294
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはLPDDR5-5200で、メモリ帯域は広いです。

容量は16GBとなっています。Yoga シリーズのフラグシップモデルなので、32GBあると嬉しかったです。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
55.46GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

メモリ帯域が広いこともあり、CPU内蔵グラフィックスとしては高めのグラフィック性能です。ただし、エントリー向けのGeForce GTX 1650と比較すると、大分スコアは落ちるので、あまり大きな期待はしないほうがいいです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1260P
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Core i7-1280P
メモリLPDDR5-5600
23333
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
21836 [エクストリーム・パフォーマンス]
21322 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15826
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe NVMe SSDを搭載しており、速い速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6390
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは搭載されていません。SDカードの内容を読み込むときは、別途アダプターなどを用意しましょう。 

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

思ったよりも書き出しに時間がかかっていましたが、実用上は、気にならない待ち時間です。また、露出や彩度などの調整、被写体の選択(マスク)やスポット修正といった処理については、快適に行なえます。特にストレスなく使えるでしょう。

ただ、メモリが16GBなので、Lightroomの他にPhotoshop、ブラウザなど、いくつかアプリを起動すると、容量不足になるかもしれません。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i5-12500H 69秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1260P 93秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

CPU内蔵グラフィックとしては、GPU性能が高めだったため、外部GPUを搭載していない機種の中では書き出し時間が速めでした。また、FHD動画のカット編集くらいであれば、特にストレスなくできました。

FHD動画の書き出し
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core i7-1280P
Intel Iris Xe
2分40秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分02秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Core i7-1185G7
Intel Iris Xe
3分33秒
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
3分38秒
Core i7-1255U
Intel Iris Xe
3分56秒
Core i5-1240P
Intel Iris Xe
4分1秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
4分6秒
Core i5-1145G7
Intel Iris Xe
4分40秒
Core i5-1135G7
Intel Iris Xe
4分41秒
Core i7-1065G7
Intel Iris Plus
7分41秒
Core i7-10510U
Intel UHD
16分54秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

Yoga 970iは、Thunderbolt4のポートが2つ、USB3.2 Gen2 Type-Cが1つ搭載されています。Thunderbolt4ポートの動作テスト結果は次の通りです。PD充電器については、いずれも使用できましたが、低い容量だと警告が表示されるので、45W以上の充電器がおすすめです。

Thunderbolt4
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートは搭載していません。テレビなどへ出力したい場合は、USB-CをHDMIへ変換するアダプターやケーブルを使用しましょう。

 

質量のチェック

Yoga 970iの質量は、メーカーの仕様表では「約1.4kg」となっています。当サイトの計測値は、若干重いですが、ほぼ同じ質量です。ThinkPad X1 Carbonなど、モバイルノートPCと言われる持ち運び用に作られた機種と比較すると重いです。ただ、落ち運べない質量ではありません。車移動の方や、キャリーケースに入れて持ち運ぶ方などであれば、特に苦もなく持ち運べるでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.422kg
ACアダプター+電源ケーブル 368g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は75Whとなっており、大きい容量です。

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。4Kの高解像度ディスプレイを搭載しているため、大きなバッテリー容量の割には、そこまで長い駆動時間ではありませんが、低めの負荷であれば、14時間前後はバッテリーで動くと思います。

休みなくタイピングをするなど、負荷がある程度かかった状態だと、6時間前後のバッテリー駆動時間になるのではないかと思われます。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約15時間
(2) 動画再生時 13時間54分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、FHD 1080pのカメラで、画質は割といいです。

IRカメラおよびプライバシーシャッター用のスイッチもあり、プライバシーも保護できます。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーに関しては、「特徴」の部分で掲載した通り、とても良い音質です。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「インテリジェント・クーリング」、「エクストリーム・パフォーマンス」のどちらも問題ないCPU温度でした。冷却性能は高めです。

CPU電力は、「インテリジェント・クーリング」モードだと25W前後、「エクストリーム・パフォーマンス」モードだと35W前後です。パフォーマンスを上げたいときは「エクストリーム・パフォーマンス」モードにするといいでしょう。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

Yoga 970iの動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷のかかる作業のときは、普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高めの負荷をかけても、表面温度はそれほど上がりません。特にパームレストの温度はほとんど上がらないので、快適に作業ができると思います。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

今回、4Kの高解像度ディスプレイを搭載しているため、普通の家庭用ノートPCよりは、やや高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Yoga 970i の外観は、「特徴」で記載した通り、アルミニウム素材を用いている点、エッジが丸みを帯びて輝いている点など、高級感があります。ボディは薄く、ベゼルも細くスタイリッシュです。見た目にこだわる方にもおすすめです。

 

天板も薄いゴールドで統一されており、素敵です。

 

排気口は、ヒンジのところに隠れているので、通常は見えません。

 

最薄部は、15.25mmとなっており、とても薄いです。

 

インターフェースは、USB-CとUSB-Aと、ヘッドホン/マイク端子があります。HDMIとなどはありませんが、USBポートの数が多いので、アダプターを使っても、使えるポートが無くなる心配はあまりありません。

 

底面もゴールドのカラーで、給気口の形はシンプルで見た目がいいです。

 

ACアダプターは100Wとなっており、大容量です。ただ、サイズはやや大きめです。外へ持ち運ぶときは、別途PD充電器を用意するといいと思います。

 

まとめ

以上が、Yoga 970iのレビューです。

デザイン性の高さが特徴的な2 in 1 PCです。人とは違う特別感のあるノートPCを所有したい型におすすめです。

また、この機種はスピーカー音が良いのと、ディスプレイの表示が色鮮やかなのも特徴で、NetFlixやDAZNなどの動画をよく観る方におすすめです。今なら、サッカーワールドカップをABEMAのネット配信で視聴するのもいいでしょう。色域も広いので、画像編集などの用途にも使えます。

タブレットなどの形状に変えることができ、ペンも使用できるので、利用用途の幅が広いです。ただ、ペンはそこまで描きやすいとは感じませんでした。

また、Yogaシリーズのフラグシップモデルだけあって、20万円台からと価格が高めです。

 

高級感溢れるノートPC

Yoga 970i (第12世代インテル)

特徴

  • 高級感のあるデザイン
  • スピーカー音がいい
  • 有機ELを搭載し、画像/映像が綺麗 
  • タブレットにもなる2 in 1 PC

こんなあなたに

  • 人とは違う特別感のあるPCが欲しい方
  • 動画をよく視聴する方
公式サイトはこちら

 

 

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