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レノボ Yoga 9i Gen 8 14型の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-1360P
メモリ 16GB
ストレージ 512GB ~ 1TB SSD
液晶サイズ 14.0インチ タッチ
液晶種類 2880x1800 有機EL 光沢
3840x2400 有機EL 光沢
質量 約1.4kg
バッテリー 約15時間 (75Wh)
価格[税込] 20万円台~
特別感のある2 in 1 パソコン

Yoga 9i Gen 8 14型 は、丸みを帯びたエッジに、CNS加工されたアルミボディが素敵な高級感のあるノートPCです。

ヒンジが360度回転し、タブレットや、上図のような形状で使うことができます。上のような形状だと、手前に紙のノートなどが置けるので、オンライン学習時などに便利です。

また、スピーカー音が良いのも特徴で、ノートPCとしてはトップクラスの音質だと思います。

ディスプレイも有機ELを搭載し、画像や映像を美しく表示してくれます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1360P、16GBメモリ、512GB SSD、2.8K 有機EL

 

セール情報

以下のページで、レノボのパソコンのセールを実施中です。

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目次

お忙しい方は、「Yoga 9i Gen 8 14型 の特徴」のみお読みください。

 

Yoga 9i Gen 8 14型の特徴

高級感のあるデザイン

Yoga 9i Gen 8 14型は、なんと言っても高級感のあるボディが特徴です。少しゴールドっぽくなっていますが、濃い色ではなく薄い色なので、嫌味がなく上品です。

また、側面は丸みを帯びて輝いており、CNS加工のアルミニウム素材の質感の良さもあって、とても素敵です。

 

スピーカー音が非常に良い

個人的に、特に優れていると思うのがスピーカーです。ヒンジの部分に、直接耳に音が届くように配置された2Wx2のツイーターがあり、さらに底面部分には、3Wx2のウーファーを搭載しています。また、底面だけだと音がこもるため、側面にもホールを設ける工夫が施されています。

実際に音を聴いてみましたが、ノートPCにしては高音が綺麗で、重低音も迫力があり、良い音質です。ノートPC基準で勝手に採点すると、10点満点で採点すると7~8点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

有機ELディスプレイを搭載

Yoga 9i Gen 8 14型は、2.8Kまたは4Kの有機ELディスプレイを搭載しており、色鮮やかな画像や映像を映し出すことができます。アスペクト比も16:10で使いやすいです。100% DCI-P3と色域も広めなので、クリエイティブワークにも使えるでしょう。

 

右端に1クリックファンクションキー

Yoga 9i Gen 8 14型のキーボードの右側には、1クリックファンクションキーが搭載されています。Deleteキーの下から、「Smart Power」、「背景ぼかし」、「音色(音楽、ムービー、ゲーム)」、「カラーモード」のボタンとなっています。特に、オンライン会議中にとっさに背景をぼかせるボタンは便利かなと思います。

さらに一番下には、指紋認証装置が搭載されています。

 

2 in 1 PCでペンにも対応

Yoga 9i Gen 8 14型は、ヒンジが360度回転し、タブレットの形状へ変形することが可能です。さらに Lenovo Precision Pen 2ペンにも対応し、手書き文字入力も可能です。ペンは同梱されています。

 

抵抗感が強め(ツルツルと滑らない)ですが、描きやすさはまずまずです。

なお、ペンは充電式です。ペンの後ろ側が外れるようになっており、ここにUSB-Cケーブルを挿して充電します。

ペン対応

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
処理性能は十分で、ディスプレイも16:10で解像度も高いので、ブラウザでウェブサイトを見たり、Officeを使って文書を作成したりしやすいと思います。ただし、光沢ディスプレイなので、画面への映り込みが気になるかもしれません。
オンライン会議 FHD 1080pのウェブカメラを搭載し、スピーカー音も良く、オンライン会議が快適に出来ることでしょう。ワンタッチファンクションボタンから、背景をぼかしたり、音色を変えたりすることも可能です。
動画鑑賞 有機ELを搭載しているため、ディスプレイが色鮮やかで映像が綺麗です。また、スピーカー音も良いため、動画鑑賞が快適です。オンライン配信などで映画などをよく観る方におすすめです。
RAW現像
画像編集
広色域ディスプレイを搭載し、画像編集などの用途にも適しています。ただし、外部GPUを搭載していないので、GPUアクセラレータ―を使うと速くなるような処理は、やや時間がかかることもあります。
動画編集 △~○ 動画編集向きのPCではありませんが、簡単なFHD動画の編集であれば、特にストレスなくできました。ただし、4K動画の編集をしたり、動画編集を行う頻度が高いのであれば、外部GPUを搭載したPCがおすすめです。
ゲーム 外部GPUを搭載していないので、ゲーム向きではありません。ゲームをするなら、GeForce ○○○といった外部GPUを搭載した機種がおすすめです。ただし、軽いゲームであれば、できるものもあります。

 

ディスプレイのチェック

Yoga 9i Gen 8 14型のディスプレイのチェックです。

14型、画面比16:10、DCI-P3 100%の有機ELディスプレイを搭載しています。解像度は2.8Kと4Kの2種類があります。

今回は、2.8K(2880x1800)のディスプレイをチェックしていますが、色鮮やかで黒の表現力も高く綺麗なディスプレイです。メーカー仕様値のHDRモード時の最大輝度は、500nitsとなっています。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの計測結果は以下のとおりです。非常に広い色域です。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 100%
Adobe RGBカバー率 97.0%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も1:1の直線に近く、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶なので、映り込みがあります。また、背景を白にするとタッチパネルの電極線が目立ちます。

画面への映り込み

ディスプレイにフリッカー(ちらつき)があります。人によっては眼が疲れるかもしれません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Yoga 9i Gen 8 14型のキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mmと十分あります。また、一番右に、1クリックファンクションキーがあるのも特徴ですが、その影響で Enterキーなどが端にありません。ここを嫌う方は少なくないと思います。また、EnterキーやBackspaceキーがやや小さくなっています。

キーストロークは約1.1mmと浅めですが、クリック感は割としっかりしているので、キーをあまり強く叩かず、流れるようにタイピングする方であれば、問題ないかと思います。

クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Yoga 9i Gen 8 14型のパフォーマンスをチェックします。

Lenovo Vantageというアプリから動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で、ベンチマークを計測しました。

「電源およびパフォーマンス」

 

CPU

プロセッサーには、ベースパワーが28WのCore i7-1360Pが搭載されています。

CPUの性能を評価するCINEBECH R23のスコアは下の通りです。一般向けノートPCとしては、十分な性能が出ています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1360P
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i7-13700H 19776
Core i9-12900H 19223
Core i7-13620H 15109
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9948 [エクストリーム・パフォーマンス]
9720
8144 [インテリジェント・クーリング]
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
Core i5-1335U 8404
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Ryzen 3 7320U 4887
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-13700H 1876
Core i7-1360P 1841 [エクストリーム・パフォーマンス]
1826
1726 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i5-1340P 1722
Core i7-13620H 1718
Core i5-1335U 1685
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
Core i3-1215U 1592
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 3 7320U 1115
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはLPDDR5-5200で、メモリ帯域は広いです。

容量は16GBとなっています。Yoga シリーズのフラグシップモデルなので、32GBあると嬉しかったです。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
51.78GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

メモリ帯域が広いこともあり、CPU内蔵グラフィックスとしては高めのグラフィック性能です。ただし、エントリー向けグラフィックスのGeForce GTX 1650と比較すると、スコアは大分落ちるので、あまり大きな期待はしないほうがいいです。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1360P
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX550 35717
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
メモリLPDDR5-6400
28714
Core i7-1280P
メモリLPDDR5-5600
23333
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-5200
21520 [エクストリーム・パフォーマンス]
19466 [インテリジェント・クーリング]
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15826
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe NVMe SSDを搭載しており、速い速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
5937
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは搭載されていません。SDカードの内容を読み込むときは、別途アダプターなどを用意しましょう。 

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

Yoga 9i Gen 8 14型は、Thunderbolt4のポートが2つ、USB3.2 Gen2 Type-Cが1つ搭載されています。Thunderbolt4ポートの動作テスト結果は次の通りです。PD充電器については、いずれも使用できましたが、低い容量だと警告が表示されるので、45W以上の充電器がおすすめです。

Thunderbolt4
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートは搭載していません。テレビなどへ出力したい場合は、USB-CをHDMIへ変換するアダプターやケーブルを使用しましょう。

 

質量のチェック

Yoga 9i Gen 8 14型の質量は、メーカーの仕様表では「約1.4kg」となっています。当サイトの計測値も、ほぼ同じ質量です。ThinkPad X1 Carbonなど、モバイルノートPCと言われる持ち運び用に作られた機種と比較すると重いですが、持ち運べない質量ではありません。車移動の方や、キャリーケースに入れて持ち運ぶ方などであれば、特に苦もなく持ち運べるでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.404kg
ACアダプター+電源ケーブル 368g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は75Whとなっており、大きい容量です。

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。タッチパネル対応の2.8K高解像度ディスプレイを搭載しているため、大きなバッテリー容量の割には、そこまで長い駆動時間ではありませんが、動画のみを観たり、ほとんどタイピングしなかったりする状態なら、10時間以上は持つと思います。

タイピングし続けるなど、負荷がある程度かかった状態だと、6時間前後のバッテリー駆動時間になるのではないかと思われます。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約15時間
(2) 動画再生時 11時間55分 
(3) CPU8%、GPU5%の負荷 5時間27分 
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、FHD 1080pのカメラで、画質は割といいです。

IRカメラおよびプライバシーシャッター用のスイッチもあり、プライバシーも保護できます。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーに関しては、「特徴」の部分で掲載した通り、とても良い音質です。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「インテリジェント・クーリング」、「エクストリーム・パフォーマンス」のどちらも問題ないCPU温度でした。冷却性能は高めです。

CPU電力は、「インテリジェント・クーリング」モードだと15W前後、「エクストリーム・パフォーマンス」モードだと28W前後です。パフォーマンスを上げたいときは「エクストリーム・パフォーマンス」モードにするといいでしょう。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

Yoga 9i Gen 8 14型の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷のかかる作業のときは、普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

高めの負荷をかけると、キーボードの上部がやや熱くなりますが、タイピングしていて気にはなりませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

今回、2.8Kの高解像度ディスプレイを搭載しているため、アイドル時など、普通の家庭用ノートPCよりは、やや高めの消費電力ですが、ゲーミングノートPCなどと比べると非常に低いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Yoga 9i Gen 8 14型 の外観は、「特徴」で記載した通り、アルミニウム素材を用いている点、エッジが丸みを帯びて輝いている点など、高級感があります。ボディは薄く、ベゼルも細くスタイリッシュです。見た目にこだわる方にもおすすめです。

 

天板も薄いゴールドで統一されており、素敵です。

 

排気口は、ヒンジのところに隠れているので、通常は見えません。

 

最薄部は、15.25mmとなっており、とても薄いです。

 

インターフェースは、USB-CとUSB-Aと、ヘッドホン/マイク端子があります。HDMIなどはありませんが、USBポートの数が多いので、アダプターを使っても、使えるポートが無くなる心配はあまりありません。

 

底面もゴールドのカラーで、給気口の形はシンプルで見た目がいいです。

 

ACアダプターは100Wとなっており、大容量です。ただ、サイズはやや大きめです。外へ持ち運ぶときは、別途PD充電器を用意するといいと思います。

 

まとめ

以上が、Yoga 9i Gen 8 14型のレビューです。

デザイン性の高さが特徴的な2 in 1 PCです。人とは違う特別感のあるノートPCを所有したい方におすすめです。

また、この機種はスピーカー音が良いのと、ディスプレイの表示が色鮮やかなのも特徴で、NetFlixやDAZNなどの動画をよく観る方におすすめです。色域も広いので、画像編集などの用途にも使えます。

タブレットなどの形状に変えることができ、ペンも使用できるので、利用用途の幅が広いです。

ただし、Yogaシリーズのフラグシップモデルだけあって、20万円台からと価格が高めです。

 

高級感溢れるノートPC

Yoga 9i Gen 8 14型 (第12世代インテル)

特徴

  • 高級感のあるデザイン
  • スピーカー音がいい
  • 有機ELを搭載し、画像/映像が綺麗 
  • タブレットにもなる2 in 1 PC

こんなあなたに

  • 人とは違う特別感のあるPCが欲しい方
  • 動画をよく視聴する方
公式サイトはこちら

 

 

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