レノボ Yoga Slim 770i Carbon (13.3型 第12世代インテル)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1240P
Core i7-1260P
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ 最大 1TB PCIe Gen4 SSD
液晶サイズ 13.3インチ
液晶種類 2560x1600 IPS 90Hz
タッチ / 非タッチ
質量 約972.7g~
バッテリー 最大 約14.0時間
WWAN 非対応
価格[税込] 16万円台~
1kg以下で、2.5K液晶搭載のモバイルノート

Yoga Slim 770i Carbon は、1kgを切る軽さが特徴の13.3型モバイルノートPCです。

画面比16:10、2.5K、90Hz液晶は、見やすく、作業がしやすいですし、画像編集などにも使用できます。

カーボンファイバーを使用したボディは堅牢性が高く、質感もいいです。

ただし、インターフェイスの種類は限定的です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-1260P、16GBメモリ、512GB PCIe Gen4 SSD、非タッチ液晶

 

セール情報

以下のページでレノボのパソコンのセールを実施中です。

 

目次

お忙しい方は、「Yoga Slim 770i Carbon の特徴」のみお読みください。

 

Yoga Slim 770i Carbonの特徴

1kg切りの13.3型軽量モバイルノートPC

Yoga Slim 770i Carbonは、約972.7g~と、1kgを切る軽さが特徴的な13.3型モバイルノートPCです。

約972.7g~の軽量ボディ

 

ボディは約14.8mm(最薄部)とスリムです。

軽くて、薄いので、カバンにも入れやすく、持ち運びがしやすいです。また、この軽さと薄さでありながら、50Whと大きめの容量のバッテリーを搭載しているので、バッテリー駆動でもそこそこ使えます。日常的に持ち運んで、外で使用する機会が多いユーザーに適したモバイルノートPCです。

約14.8mm(最薄部)とスリム

 

画面比16:10の見やすい液晶

Yoga Slim 770i Carbonが搭載している画面比16:10、2560x1600ドットの液晶は、見やすく、外でも作業がしやすいです。

一般的な画面比16:9のFHD(1920x1080)液晶よりも、縦方向の表示面積が広いですし、解像度も高めなので、100%スケールであれば、一度に表示できる情報量も多いです。そのため、下の画像のように、2つのウィンドウを並べての作業もしやすいです(ただし、画面サイズが13.3型と小型なので、100%スケールだと文字は小さめです)。

2560x1600ドットと精細で、100% sRGBクラスと色域も広めなので、外出先での写真編集などにも適しています。

画面比16:10の液晶

 

また、マルチタッチ非対応のものと対応のものが選択できます。タブレット形状になる製品ではないので、個人的にはマルチタッチ非対応のディスプレイで十分だと思います。

タッチパネル液晶も選択可能

 

旧モデルよりキーサイズが改善

Yoga Slim 770i Carbonでは、旧モデルのYoga Slim 750i Carbonよりも一部のキーのサイズが大きくなり、打ちやすさが向上しています。

下の画像では、新旧モデルのキーボードを比較していますが、Yoga Slim 770i Carbonでは、「半角/全角」キー、「Backspace」キー、「Enter」キー、右「Shift」キーなどのサイズが大きくなっていることが分かります。キーをボディの端ぎりぎりまで配置することで、13.3型ながらゆとりのあるキーサイズを実現しており、タイピングしやすくなりました。

Yoga Slim 770i Carbonのキーボード
旧モデル(Yoga Slim 750i Carbon)のキーボード

 

上質かつ堅牢性の高いボディ

Yoga Slim 770i Carbonは、名前に「Carbon」と入っているように、天板素材としてカーボンファイバーが使用されています。

軽いボディながら、堅牢性が高く、頻繁に持ち出すような、ハードな使い方でも安心して使用できます。

天板素材にはカーボーンファイバーを使用

 

また、本体側は、マグネシウム-アルミニウム合金素材が使用されており、こちらも剛性が高く、質感もいいです。

コーナーやエッジ部分は丸みを帯びており、手になじみます。指がかかりやすくなっているので、持ち運びもしやすいです。

ラウンドエッジのボディ

 

旧モデルよりも処理性能が大きくアップ

Yoga Slim 770i Carbonは、PBP:28Wの第12世代Core (Pシリーズ)を搭載しています。

今回は、Core i7-1260P搭載モデルをチェックしましたが、CPUのベンチマークでは、第11世代Core i7-1165G7を搭載した旧モデルのYoga Slim 750i Carbonで計測したスコアのほぼ2倍のスコアが出ました。

旧モデルより飛躍的に処理性能がアップしており、モバイルノートPCとしては、高めの処理性能で、快適に使用できるでしょう。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i7-1260P 8281 [本機器で計測]
Core i7-1165G7 3966 [Yoga Slim 750i Carbonで計測]

 

2つのボディカラー

Yoga Slim 770i Carbonのボディカラーは、製品発表のアナウンス時は「オニキスグレー」と「ムーンホワイト」の2色展開でしたが、発売されてみると「アルティメットグレー」のカラーが追加されていました。3種類の中から好きなカラーを選ぶことができます。

今回レビューしている「オニキスグレー」と、展示会で確認した「ムーンホワイト」のカラーは次のようになっています。アルティメットグレーは見たことがありません。

左:オニキスグレー、右:ムーンホワイト

 

インターフェイスの種類が少ない

Yoga Slim 770i Carbonは、Thunderbolt 4ポートとUSB-Cのみと、インターフェイスの種類が少ないです。ヘッドフォンジャックもありません。

フルサイズのUSB機器を使いたい場合や、SDカードから写真や動画を取り込みたい時などは、ドックやアダプターが別途必要です。

インターフェイスの種類が少ない

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分な処理性能と、見やすい画面比16:10のディスプレイで、快適に作業できます。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、オンライン会議に普通に参加できます。
動画鑑賞 色鮮やかな表示のできる液晶を搭載し、スピーカー音も比較的いいので、快適に動画鑑賞できます。
RAW現像
画像編集
第12世代Core (P)と、100% sRGBクラスのWQXGA液晶を搭載しており、RAW現像や、画像編集にも使用できます。なお、この用途に使う場合は、16GBメモリのモデルがおすすめです。
動画編集 △~○ FHD動画の簡単な編集作業であれば行えますが、動画編集がメインであれば、外部GPUを搭載した機種の方がおすすめです。
ゲーム △  軽いゲームであれば、できなくもありませんが、頻繁にゲームをしたい方は、ゲーミングノートPCの方がいいです。

 

ディスプレイのチェック

Yoga Slim 770i Carbonのディスプレイのチェックです。タッチ対応と、非タッチ液晶がありますが、今回はレノボ・ショッピング限定販売となっている非タッチ液晶搭載モデルをチェックしています。

パネルは「MND307DA1-9」でした。

2560x1600ドットと解像度が高めの、画面比16:10の液晶です。リフレッシュレートも90Hzと高めです。精細な画面で、写真などもきれいに表示できます。非光沢なので、映り込みも抑えられていますし、フリッカーも発生していません。見やすく、作業がしやすい液晶です。

最大輝度は、当サイトの計測では410cd/m2と高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は98.9%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃って1:1の直線となっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、映り込みは抑えられています。ギラつきもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認です。どの輝度でもフリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Yoga Slim 770i Carbonのキーボードのチェックです。

実測値で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18mm、キーストロークは約1.1mmです。キーストロークはやや浅めですが、主要なキーはどれも押しやすいサイズです。旧モデルのYoga Slim 750i Carbonを含め、13.3型ノートPCでは、「半角/全角」キー、「Backspace」キー、「Enter」キーなどのサイズが小さいことがよくありますが、Yoga Slim 770i Carbonでは、これらのキーのサイズが大きめなので、押し間違えることが少ないと思います。キー配置にも目立ったクセがなく、普通の打ちやすさのキーボードです

タッチパッドの使い心地も普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Yoga Slim 770i Carbonのパフォーマンスのチェックです。

この製品は、Lenovo Vantageの「電源およびパフォーマンス」で、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で計測したベンチマークスコアを紹介します。

「電源およびパフォーマンス」

 

CPU

Yoga Slim 770i Carbonは、PBP(プロセッサーベースパワー):28WのPシリーズCoreプロセッサーを搭載しています。Core i5-1240Pと、Core i7-1260Pを選択することができます。今回は、Core i7-1260Pを搭載しており、ベンチマークは以下のような結果となりました。

マルチコア、シングルコアともに、Core i7-1260Pとしてはやや低めのスコアでした。スリムタイプのノートPCなので、PBP:15WのUシリーズCoreプロセッサーでもよかったのかなという感じがします。

それでも、第11世代Core i7-1195G7を軽く超えるスコアが出ているので、処理性能が低いわけではありません。モバイルノートPCとしては、十分の性能を備えており、一般的な用途に快適に使用できます。

なお、動作モードを「エクストリーム・パフォーマンス」モードにすると、パフォーマンスがアップしています。通常は、「インテリジェント・クーリング」モードで使用し、負荷のかかる作業を行う場合は、「エクストリーム・パフォーマンス」モードに変更するといいと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-1260P
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 7 5700U 9288
Ryzen 5 5600H 9255
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Core i7-1260P 9032
8281 [エクストリーム・パフォーマンス]
6949 [インテリジェント・クーリング]
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1195G7 6594
Core i5-1230U 6273
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-12700H 1823
Core i7-1255U 1776
Core i9-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1235U 1675
Core i7-1195G7 1634
Core i7-1260P 1802
1625 [インテリジェント・クーリング]
1588 [エクストリーム・パフォーマンス]
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 7 6800U 1504
Core i5-1240P 1483
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800H 1435
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1268
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリには、LPDDR5-4800メモリを搭載し、帯域も広めです。なお、オンボードメモリなので、メモリの増設・換装はできません。

SiSoftware Sandra 2021
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
47GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスで、ベンチマークの結果は以下の通りです。

メモリ帯域が広めなので、CPU内蔵グラフィックスとしては比較的高めのスコアが出ています。ライトなFHD動画の編集などにも対応できるレベルです。

なお、動作モードを「エクストリーム・パフォーマンス」モードにすることで、グラフィックス性能も少しアップします。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i7-1260P
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-4800
19918 [エクストリーム・パフォーマンス]
18601 [インテリジェント・クーリング]
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15826
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
6641
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

同じCore i7-1260Pを搭載した他機種よりも少し時間がかかりました。それでも、極端に遅いわけではないので、たまに使う程度なら十分活用できます。スライダーを動かして、画像を加工しても、それほどストレスを感じることなく作業することができます。

Core i9-12900HX
RTX 3080 Ti (175W)
32秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX 47秒
Core i7-12800HX
RTX 3070 Ti (150W)
52秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3060 (130W)
53秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-12500H
RTX 3060 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H
RTX 3050 (65W)
59秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-12700H 60秒
Core i7-1280P 64秒
Core i5-12500H 69秒
Core i7-1260P 81秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Core i7-1260P 101秒
Ryzen 7 5825U 151秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行したので、長めの時間がかかりました。それでも、Core i5-1240P搭載の他機種よりは処理にかかる時間は短めでした。なお、色を整えたり、文字を入れたりといった一般的な作業であればサクサク動きます。

  本製品 参考
Core i5-1240P
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約4分22秒 約5分15秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分55秒 約3分3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

Yoga Slim 770i Carbonは、Thunderbolt 4ポートと、USB3.2 Type-Cポートを備えており、それぞれ下表のような結果となりました。

どちらも、Power Deliveryと、DisplayPortに対応しています。

USB-Cアダプターでの給電に関しては、低出力のものでも給電できていましたが、警告が表示されます。USB-Cアダプターを使う場合は、45W以上の出力のものがいいと思います。

USB 3.2 Gen2 Type-C (右側面)
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能
Thunderbolt 4 (左側面)
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 △ ※3
18W cheero充電器 △ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示されるものの充電は可能

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーの仕様表の質量は、マルチタッチ非対応モデルが「約972.7g」、マルチタッチ対応モデルが「約988.3g」となっています。当サイトによる計測値は次の通りで、仕様値とほぼ同じでした。軽くて、持ち運びがしやすいです。ACアダプターも軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  マルチタッチ非対応
PC本体 966g
ACアダプター+電源ケーブル 172g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は50Whです。13.3型ノートPCとしては、やや大きめの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。動画再生のような負荷の軽い作業であれば、長めのバッテリー駆動時間です。少し負荷のかかる作業をすると、3~4時間ぐらいの駆動時間となります。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約14.0時間
(2) 動画再生時 11時間36分
(3) CPU8%、GPU7%の負荷 3時間34分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は普通です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
52%(約26Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、電子式のプライバシーシャッターが付いています。右側面のカメラスイッチで、WebカメラのON/OFFができます。また、IRカメラを搭載しているので、Windows Helloの顔認証を使用できます。

Webカメラは、720pのHDカメラです。自然な色味ではありますが、全体的に粒状感があり、粗めの画像でした。ノートPCとしては普通の画質だと思います。

Webカメラ
電子式プライバシーシャッタースイッチ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の手前側左右に、2.0W x2のスピーカーを搭載しています。音質は比較的よく、ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「インテリジェント・クーリング」モードも「エクストリーム・パフォーマンス」モードも、CPU温度は問題ない範囲ですので、安心して使えると思います。

なお、「インテリジェント・クーリング」モードでは、約18W前後で推移していますが、「エクストリーム・パフォーマンス」モードにすると、23~28WまでCPU電力が上がり、パフォーマンスが高くなります。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

Yoga Slim 770i Carbonの動作音(静音性)のチェック結果です。なお、こちらは「インテリジェント・クーリング」モードでの結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷のかかる作業をすると、騒音値が上がりはしますが、同等他機種と同程度の騒音値だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷のかかる作業をすると、キーボードの温度が少し上がりますが、パームレスト部の温度は低く保たれています。高負荷時にタイピングをする場合でも、手に不快感はありません。

底面の温度はある程度高くなるので、ひざ置きで使う場合は、低温火傷に気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのプロセッサーなので、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Yoga Slim 770i Carbon の外観のチェックです。

デザイン自体は普通ですが、画面占有比の高い13.3型液晶と、端まで配置されたキーボードにより、スマートで、モダンな感じがします。

ボディには、マグネシウム-アルミニウム合金を使用しており、軽くても剛性が高く、質感もいいです。

ボディカラーは、オニキスグレーです。落ち着きがあり、プライベートにも、ビジネスにも使いやすいと思います。

 

天板は、カーボンファイバー製です。小さく、「YOGA」と、「Lenovo」のロゴが入っています。

 

液晶を閉じた状態の画像です。約14.8mm(最薄部)とスリムです。

指がかかりやすく、液晶面を開きやすい作りになっています。

 

右側面にはUSB3.2 Type-C、左側面にはThunderbolt 4ポートを備えており、どちらもPower Delivery、DisplayPortに対応しています。

少ないインターフェイス構成です。外出先で、フルサイズのUSBを使いたい場合などは、別途小型のハブか変換アダプターを用意する必要があります。

 

液晶面は、ほぼフラットになります。

 

底面です。

 

標準で付属しているACアダプターは65Wです。コンパクトなサイズで、ケーブルもかさばらないので、一緒に持ち運びしやすいです。

 

まとめ

以上が、Yoga Slim 770i Carbonのレビューです。

約972.7g~、約14.8mmと軽くて薄いボディが特徴的な13.3型モバイルノートPCです。カーボン素材を使用しており、軽くても、堅牢性が高いので、安心して持ち出すことができます。持ち運びがしやすく、日常的に持ち出して、外で使う機会が多い方にとって使いやすい機種です。

もう一つの大きな特徴は、画面比16:10のWQXGA液晶を搭載していることです。解像度が高めで、100% sRGBクラスと色域が広めで、90Hz駆動に対応しています。比較的見やすく、作業がしやすいです。

旧モデルのYoga Slim 750i Carbonと比べると、一部のキーのサイズが大きくなり、タイピングが少ししやすくなりました。また、第12世代Core (P)を搭載し、処理性能も大きくアップしているなど、より快適に作業できるようになっています。

やや気になる点としては、持ち運びがしやすい機種ですが、WWANに対応していない点、インターフェイスの種類がUSB-C(Thunderbolt 4含む)のみである点などが挙げられます。

 

1kg以下で、2.5K液晶搭載のモバイルノート

レノボ Yoga 770i Carbon (13.3型 第12世代インテル)

特徴

  • 約972.7g~と軽い
  • 画面比16:10の2.5K液晶
  • 少し打ちやすくなったキーボード

こんなあなたに

  • 軽くて、全体的な質感がいいモバイルPCが欲しい方
  • 外出先での画像編集などに使いたい方
公式サイトはこちら

 

 

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