レノボ Yoga 670 (AMD)の実機レビュー

更新日:
CPU Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.3インチ
液晶種類 1920x1200 IPS 光沢
質量 約1.39kg
バッテリー 約20.0時間
価格[税込] 9万円台~
画面比16:10になったファブリック素材のノートPC

Yoga 670は、ファブリック素材で覆われた天板が目を引く、13.3型2 in 1 PCです。

デザイン以外にも、画面比16:10の液晶、デジタルペン付属、大容量バッテリー搭載など、特徴が多いです。液晶は色域も広めなので、ペンを使ったライトなドローイングや、ちょっとした画像・動画編集などにも使えそうです。

モバイルノートPCとしては、やや重めの質量かなと思いますが、たまにしか持ち出さない方であれば、そこまで気にならないでしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 5700U、16GBメモリ(8GB x2)、512GB PCIe SSD

 

目次

お忙しい方は、「Yoga 670の特徴」のみお読みください。

 

Yoga 670 の特徴

天板にファブリック素材を使用

Yoga 670は、ファブリック素材で天板が覆われている、他とは違ったデザインが特徴的な13.3型の2 in 1 PCです。また、ボディのエッジ部分は丸みを帯びており、手になじみます。

通常、ノートPCはメタル素材や樹脂などのみで構成され、無機質な感じがしますが、このようなデザインなので、Yoga 670は、温もりのある柔らかなイメージに仕上がっています。

なお、このファブリック素材にはリサイクルプラスチックを活用することで、環境にも配慮されています。

ファブリック素材で覆われた天板
エッジ部分もファブリック素材
丸みを帯びたデザイン

 

また、試しに水をたらしてみましたが、染み込むことなく水を弾いていました。

水を弾く

 

画面比16:10の液晶を搭載

Yoga 670は、最近増えてきた画面比16:10の液晶を搭載しています。解像度が1920x1200となっており、旧モデルの画面比16:9のFHD液晶(1920x1080)よりも縦方向の表示領域が少し増えています。そのため、縦スクロールするアプリ、例えばブラウザなどで表示できる情報量が少し増え、ウェブ閲覧などがしやすくなりました。

画面比16:10の液晶を搭載

 

また、Yoga 670は、タッチ対応液晶を搭載したコンバーチブル型の2 in 1 PCなので、自在に変形でき、タッチ操作で使用することもできます。ウェブ閲覧であれば、画面のスクロールやリンクのクリックなどの操作を指で行うこともできます。さらに、当サイト計測で、sRGBカバー率99.8%と色域が広めなので、色鮮やかな表示で、ネット閲覧や、動画視聴ができますし、写真や動画のライトな編集などの作業にも使用できそうです。

タッチ操作もできる

 

Lenovoデジタルペンが付属

Yoga 670には、下の画像のような4096段階の筆圧検知に対応したワコム AES方式のLenovoデジタルペンが同梱されており、簡単なイラストや手書き文字入力を行うことができます。

実際に使ってみると、抵抗感が強すぎるのが気になりましたが、ちょっとメモをとったり、簡単な図を描いたり、画像編集のレタッチの範囲選択くらいになら使えると思います。

Lenovoデジタルペンが付属

 

大容量バッテリー搭載、質量はやや重め

Yoga 670は、13.3型のノートPCとしては大容量となる59Whのバッテリーを搭載しています。そのため、仕様値で約20.0時間、当サイト計測の連続動画再生時で14時間と、ロングバッテリー駆動が可能でした。

ただ、大容量バッテリーを搭載していることに加えて、重くなりやすいコンバーチブル型であるため、質量は約1.39kgと、同じサイズのモバイルノートPCと比べるとやや重めです。日常的にカバンに入れて持ち歩いたり、手帳のように使うのであれば、もう少し軽い機種の方が使いやすいです。一方、車での移動が主だったり、外に持ち出す頻度がそれほど高くなければ、それほど質量を気にせず持ち出すことができると思います。

超軽量ではないものの持ち運べる質量

 

旧モデルから使い勝手が向上

旧モデルとなるYoga 650 / 660では、インターフェイスがUSBのみと限られた構成でしたが、Yoga 670では、HDMIや、microSDカードリーダーも搭載しています。

インターフェイス構成

 

その他にも、液晶が画面比16:9から画面比16:10になっていますし、ウェブカメラも720p HDカメラから、IR & 1080p HDカメラへとアップしています。IRカメラ付きになったことで、顔認証が使用できるようになりました。宅内では顔認証、マスクをしている時は指紋認証と使い分けることもでき、便利です。

タイミングによっては、旧モデルも販売されているかもしれませんが、価格差が大きくない限り、新モデルのYoga 670の方がおすすめです。

 

やや気になる部分

上で紹介したように、Yoga 670は、旧モデルとなるYoga 650 / 660から、より使いやすくなっています。一方、搭載するプロセッサーはZen2アーキテクチャーのRyzen 5000シリーズと、旧モデルのYoga 660から変化していません。せっかくなので、Zen3のRyzenを搭載し、処理性能もアップしていればよかったです。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックと、画面比16:10の液晶で、快適に作業できます。
オンライン会議 ウェブカメラ、マイク、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
動画鑑賞 色域が広い液晶を搭載しており、色鮮やかな表示が可能です。音も「普通~やや良い」で、動画鑑賞は快適です。
RAW現像
画像編集
sRGBカバー率99.8%と色域が比較的広いので、RAW現像や画像編集にも使えます。RAW現像のスピードはそれほど速くありませんが、現像処理をしているときは特にストレスなく使えます。
動画編集 FHD動画の簡単な編集ならできると思います。ただし、本格的な動画編集には、外部グラフィックスを搭載した機種の方がおすすめです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームであれば、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

Yoga 670のディスプレイのチェックです。

パネルは、「BOE HF NV133WUM-N61」でした。

画面比16:10で、視野角が広く、フリッカーも発生していないので、作業がしやすい液晶です。色域も広めで、色鮮やかな表示ができます。ただし、光沢液晶なので、映り込みがあります。最大輝度は、当サイトの計測では235cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの測定結果は、以下のとおりです。広めの色域でした。

  カバー率
sRGBカバー率 99.8%
DCI-P3カバー率 78.7%
Adobe RGBカバー率 75.8%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部ではわずかに赤が強いようですが、そこまで気になりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは、感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Yoga 670のキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:18.5mm、縦:18.5mmです。キーストロークは約1.3mmと、やや浅めです。キートップはわずかにカーブしています。配置には目立ったクセもなく、キーの打ちやすさも普通のキーボードです。

ただ、「Enter」キーがスリムなので、使う方によっては少し押しにくく感じることがありそうです。また、一つの枠に複数のキーが配置されている部分は、見た目があまりよくありません。

タッチパッドの使いやすさや、クリックボタンの押しやすさは普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Yoga 670のパフォーマンスのチェックです。

Yoga 670では、Lenovo Vantageの「電源およびパフォーマンス」で、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で、ベンチマーク等の計測を行っています(一部を除く)。

電源およびパフォーマンス

 

CPU

Yoga 670は、Ryzen 5 5500UまたはRyzen 7 5700Uを搭載しています。

今回は、Ryzen 7 5700U搭載モデルで、ベンチマークの結果は以下のとおりでした。Zen2アーキテクチャーのプロセッサーなので、シングルコアのスコアは低いです。マルチコアでは、一般用途には十分と思えるスコアが出ていました。

動作モードを「エクストリーム・パフォーマンス」にすると、処理性能がアップしています。負荷のかかる作業をするときは、「エクストリーム・パフォーマンス」モードで使用するといいと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5700U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-12900H 19223
Core i9-12900HK 17767
Core i7-12700H 16389
Ryzen 7 6800H 13999
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 5825U 10040
Ryzen 7 5800U 9429
Ryzen 5 5600H 9255
Core i7-1260P 9032
Core i5-11400H 8514
Ryzen 5 5600U 8491
Core i5-1240P 8409
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Ryzen 7 5700U 8445
7769 [エクストリーム・パフォーマンス]
6748 [インテリジェント・クーリング]
Core i5-1235U 7589
Core i7-1195G7 6594
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HK 1918
Core i7-12700H 1823
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i5-1235U 1675
Core i7-1280P 1664
Core i7-1195G7 1634
Ryzen 7 6800H 1522
Core i7-1185G7 1517
Core i5-1240P 1483
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Core i5-11400H 1442
Ryzen 7 5800U 1429
Ryzen 5 5625U 1383
Ryzen 5 5600U 1369
Ryzen 5 5600H 1354
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1264
1258 [エクストリーム・パフォーマンス]
1254 [インテリジェント・クーリング]
Ryzen 5 5500U 1185
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはLPDDR4X-4266です。ただ、LPDDR4X-4266の割には思ったほど広い帯域ではありませんでした。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
29.43GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

グラフィックスは、CPU内蔵グラフィックスで、ベンチマークの結果は以下のとおりです。

CPU内蔵グラフィックスとしては、十分なスコアです。

「インテリジェント・クーリング」モードではやや低めのスコアですが、「エクストリーム・パフォーマンス」モードにするとスコアがアップしています。グラフィックス性能を必要とする作業を行う場合は、「エクストリーム・パフォーマンス」モードで使用してもいいかと思います。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 7 5700U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
GeForce MX330 16714
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 7 5700U
メモリLPDDR4X-4266
15968 [エクストリーム・パフォーマンス]
13752 [インテリジェント・クーリング]
Ryzen 7 5800U
メモリDDR4-3200
15531
Core i5-1155G7
メモリDDR4-3200
14917
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
12154
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載してます。PCIe SSDとしてはそこまで速くはありませんが、実用上、十分な速度が出ていると思います。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2056
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。ここは、フルサイズのSDカードスロットに対応していれば良かったです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

今回、クリエイター向けソフトはLightroomだけ計測しましたが、やや時間がかかっていました。ただ、現像作業自体は、スムーズにできていたので、そこまでストレスなく使えると思います。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-1280P
16GBメモリ
47秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Core i7-1195G7
16GBメモリ
66秒
Core i5-1240P
8GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 5800U
16GBメモリ
95秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
107秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

Yoga 670は、USB-C(Power Delivery、DisplayPort対応)を2ポート備えており、下表のような結果となりました。

USB-Cアダプターでの給電に関しては、出力が30W以下だと警告が表示されるものの充電はできました。電源OFF時に充電するのであれば、小型で低出力のUSB-Cアダプターでもいいかもしれません。一方、外出先で充電しながら使用するような場合は、45W以上の出力があるものを準備したほうがいいと思います。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器 ○ ※3
18W cheero充電器 ○ ※3
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速ケーブルであるとの警告が表示

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、YCbCr444での表示が出来ています。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Yoga 670の質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.39kg」とあります。当サイトの計測値は下表の通りで、ほぼ仕様値と同じでした。13.3型ノートPCとしては、そこまで軽いわけではありませんが、持ち運びも可能だと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.391kg
ACアダプター+電源ケーブル 296g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Yoga 670のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は59Whでした。大きめの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、長めです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 最大 約20.0時間
(2) PCMark 10 Modern Office
(3) 動画再生時 14時間
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。普通の充電速度でした。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
61%(約36Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、プライバシーシャッターが付いており、使用しないときは物理的にカメラをOFFにすることができます。また、IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証が使用できます。

Webカメラ

 

WebカメラはFHD解像度の1080pカメラです。多くのノートパソコンが搭載する約92万画素のWebカメラよりも解像度が高いです。画像は、広角気味で、露出はやや低めでした。オンライン会議などでも、違和感なく使えるカメラだと思います。

本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

1万円以上する外付けのLogicool StreamCam C980のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※撮影方法は上と同じ

 

スピーカー

スピーカーは、キーボードの両サイドに2.0W x2のステレオスピーカーを搭載しています。音質は、ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「インテリジェント・クーリング」モードでは、CPU電力は22W前後から徐々に下がり、約11Wで落ち着き、そのまま推移しています。CPU温度のピーク値は約96℃と高いですが、最終的には65℃前後まで下がっており、低めの温度です。

「エクストリーム・パフォーマンス」モードでは、CPU電力は、最初は25W前後、その後約15Wまで下がり、そのまま維持しています。CPU温度は、一瞬だけ100℃に達していますが、すぐに下がり、約76℃ぐらいを保っているので、こちらも心配のない温度です。

どちらのモードでも、CPU温度はしっかり抑えられています。高めのパフォーマンスが必要な場合は、「エクストリーム・パフォーマンス」モードにするといいと思います。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

静音性のチェック

Yoga 670の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。エンコードのような高い負荷がかかると騒音値が上がりますが、同じような機種と比べても低めの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

キーボード部分の温度がやや上がりますが、パームレスト部分の温度はほとんど変化していません。不快感なく、タイピングできます。ただし、底面はやや熱くなります。ひざの上に置いて作業をするときは注意しましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのプロセッサーを搭載しており、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています
※TAP-TST8は、従来使っていたTAP-TST7よりも、消費電力が低めに計測される傾向があります。他のPCと消費電力を比較するときは、ご注意ください。

 

外観のチェック

Yoga 670の外観のチェックです。

画面比16:10の液晶を搭載し、今どきのノートPCらしい外見です。

ボディカラーは、ダークティールで、紺色に近い色です。

 

天板はファブリック素材で覆われています。目立ちませんが、端の方に「YOGA」のロゴが入っています。

 

閉じた時の画像です。厚さは約18.27mmと比較的スリムです。

 

指紋センサーを搭載しており、Windowsのログインに指紋認証が使用できます。

 

側面のポート類です。USB3.2 x2、USB-C(Power Delivery、Display Port対応)x2、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。旧モデルでは省かれていた、HDMIや、microSDカードリーダーを搭載するようになり、使い勝手がよくなっています。

 

コンバーチブル型なので、ラップトップ形状のノートPCとしてだけでなく、スタンドモード、テントモード、タブレットモードなど、使用する場所や用途に合わせて変形することができます。

 

1つのファン、1本のヒートパイプで、下図のように背面1か所から排気する冷却システムとなっています。さらに2 in 1 PCであることから、ゴム足もあまり高くなく、冷却性能はそこまでよくないかなと思います。

 

タブレット形状にしたときの画像はこちらです。隙間はそれほどありません。

 

底面です。

 

底面カバーを外すと、内部はこのようになっています。ファン1つ、ヒートパイプ1本でCPUを冷却しています。本体に対して、バッテリーの占める面積が広いです。メモリはオンボードとなっており、メモリの増設・換装はできません。

 

ストレージには、Type 2242 M.2 SSDを搭載しています。スペーサーを外せば、Type 2280 M.2 SSDへの換装もできそうです。

 

ACアダプターは、45Wです。本体は比較的コンパクトなサイズですが、コンセント側のケーブルが太くてかさばります。持ち出す場合は、小型のUSB-Cアダプターを準備するといいかもしれません。

 

まとめ

以上が、Yoga 670 (AMD)のレビューです。

Yoga 670は、ファブリック素材で覆われた天板が特徴的な13.3型のコンバーチブル型2 in 1 PCです。普通のノートPCとはちょっと違う、温かみがあり手にもなじむデザインとなっています。

他の特徴は、液晶が今流行りの画面比16:10の液晶となっていることです。ウェブ閲覧などを含め、少し作業がしやすくなりました。また、当サイト計測でsRGBカバー率99.8%と色域が広めなので、画像編集などの用途にも使えると思います。

デジタルペンも付属していますが、抵抗感が強いのが気になりました。メモをとったり、ラフ画を描いたりする分には使えるでしょう。

また、13.3型にしては大容量となる、59Whバッテリーを搭載しており、バッテリー駆動でも長めの時間使用できます。

ただし、旧モデルからCPUが変わっていないことや、13.3型としては質量がやや重めなのが残念です。モバイルノートPCとしてはやや重いですが、自宅内や仕事場内で、部屋を移動して使うくらいなら、苦なく持ち運べます。また、車での移動がメインだったり、たまにしか外に持ち出さないというのであれば、宅内兼持ち出し用のノートPCとしていいと思います。

 

画面比16:10になったファブリック素材のノートPC

Yoga 670 (AMD)

特徴

  • 天板にファブリック素材を使用したデザイン
  • 画面比16:10で、色域広めの液晶
  • デジタルペン付属

こんなあなたに

  • ファブリック天板が気になる方
  • ペンが使えて、扱いやすい2 in 1 PCが欲しい方
  • 価格9万円台[税込]~
公式サイトはこちら

 

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