レノボ Yoga Slim 750i (14) の特徴
CPU | Core i7-1065G7 Core i5-1035G4 |
---|---|
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 14.0インチ |
液晶種類 | FHD 広視野角 非光沢 |
質量 | 約1.36kg |
バッテリー | Core i7:約18時間 Core i5:約23.7時間 |
価格[税込] | 8万円台~ |
Yoga Slim 750i (14)は、大容量バッテリーを搭載し、最大約23.7時間の長時間バッテリー駆動が可能なモバイルノートPCです。
モバイルPCとしては、軽い機種ではありませんが、スリムなボディで、モビリティ性も悪くないと思います。
Iris Plusを内蔵したIce Lakeと、100% sRGBのFHD液晶を搭載しており、ライトな動画編集などにも対応可能です。趣味レベルであれば、多目的に使える1台です。
屋内、屋外を問わず、バッテリー駆動で長時間使用したい方におすすめです。
Yoga Slim 750i (14) の特徴
最大20時間越えのバッテリー駆動
Yoga Slim 750i (14)は、最大約23.7時間のロングバッテリー駆動が特徴的な、モバイルノートPCです。同じ14型のモバイルノートPCの中でも、トップクラスのバッテリー駆動時間です。
なお、Core i7搭載モデルが約18時間、Core i5搭載モデルが約23.7時間となっています。バッテリー駆動時間を重視するのであれば、Core i5モデルを選択するといいでしょう。
製品名の通り薄型ボディ
Yoga Slim 750i (14) は、製品名に「Slim」という名前が付いている通り、15.1mmとスリムなボディです。カバンなどにも収納しやすく、持ち運びもしやすそうです。
100% sRGBの液晶を搭載
Yoga Slim 750i (14)は、100% sRGBのFHD液晶を搭載しています。
色域が広めで、ウェブコンテンツ用の画像・動画の表示や編集に適しています。また、非光沢液晶なので、映り込みが少なく、長時間の作業でも目が疲れにくいと思います。
モバイル可能な質量
Yoga Slim 750i (14)の質量は、約1.36kgです。
下のグラフでは、14型のモバイルノートPCとの質量比較を行っています。モバイルPCとしては、やや重めの質量ですが、十分持ち運びできる重さだと思います。
少し重くても、バッテリー駆動で長時間使用できるモバイルPCを、抑えた価格帯で購入したい、という方に適していると思います。
ライトな動画編集にも使えるスペック
Yoga Slim 750i (14)の搭載するCPUは、Core i7-1065G7、もしくはCore i5-1035G4です。
下のグラフでは、CINEBENCH R20のベンチマークスコアで、CPUの処理性能を比較しています。一般的な用途であれば、十分快適に使用できるCPUです。
※Yoga Slim 750i (14)で搭載可能なプロセッサーを緑のバーで表示しています
搭載するCPUには、グラフィックスとしてIris Plusを内蔵しています。下のグラフに示している通り、外部GPUには及びませんが、通常のIntel UHDよりもグラフィックス性能が高いです。
※Yoga Slim 7i (15)で搭載可能なグラフィックスを緑のバーで表示しています
下のグラフでは、動画の書き出しやエンコードにかかる時間を比較しています。少し性能が高めのIris Plus内蔵グラフィックスにより、Intel UHDを内蔵したCPUよりも短い時間での処理が可能となっています。
※ グラフィックスは全てノートPC用
~ 内蔵GPUでのエンコード時間 ~
上記の比較結果などを見ると、Core i7とCore i5の差はそこまで大きくないです。コスパを求めるなら、Core i5搭載モデルで十分かもしれません。
メモリはオンボード
Yoga Slim 750i (14)のメモリは、オンボードとなっており、通常、増設や換装は出来ないと思います。
Core i5モデルには8Gメモリ、Core i7モデルには16GBメモリを搭載しています。外部ディスプレイを接続し、複数のウインドウを同時に開いて、マルチタスクを快適に行いたい、と言うような場合は、16GBメモリがいいかもしれません。
上述のように、CPUの性能差は小さいので、使い方に合ったメモリ容量で選択してもよさそうです。
おそらくYoga S740 (14)の後継機種
搭載CPU、広色域液晶、ロングバッテリーという特徴を見ると、Yoga Slim 750i (14)はYoga S740 (14)の後継機種だと思います。
Yoga Slim 750i (14)は、バッテリー駆動時間が少し短くなった代わりに、少し軽くなりました。また、Core i5モデルでもストレージが512GB SSDになったこと、液晶が光沢液晶から非光沢液晶に変化したこと、インターフェイスの利便性がアップしたことなど、より使いやすくなっていると思います。
モデル末期だと思いますが、現時点ではYoga S740 (14)のCore i5モデルも販売しています。安くなっているかもしれないので、チェックしてみてもいいと思います。
バックライト付きキーボード
Yoga Slim 750i (14)は、バックライト付きキーボードを搭載しています。
下の画像は、参考としての英語キーボードですが、標準的な配置なので、日本語キーボードでも、目立ったクセのないキーボードとなるのではなかと思います。
電源はUSB-Cで接続
Yoga Slim 750i (14)は、電源専用のDC-INではなく、USB-Cポートから給電を行います。動作の保証はできませんが、他社のUSB-Cアダプターでも給電できると思いますし、給電していないときはUSB-Cポートとしても利用できます。
なお、インターフェイス構成は、USB3.0 x2、USB-C(Thunderbolt 3、Power Delivery、DisplayPort対応)、USB-C(Power Delivery対応)、HDMI、microSDカードリーダーを備えています。薄型のノートPCとしては、インターフェイスの数も種類も十分揃っていると思います。
プロセッサー・サイズ違いの兄弟機種あり
Yoga Slim 750i (14)には、同じ筐体にRyzen 5 4500Uを搭載したYoga Slim 750 (14)や、Yoga Slim 750i (14)とほぼ同じ構成で15.6型液晶を搭載したYoga Slim 750i (15)という兄弟機種があります。
なお、Ryzen搭載のYoga Slim 750 (14)は、量販店モデルになるのではないかと思います。
その他の特徴
Yoga Slim 750i (14)は、ボディにメタル素材を採用し、質感も高めです。カラーは、落ち着きのあるスレートグレーです。
なお、海外モデルには、天板にファブリック素材を採用したモデルや、異なるボディーカラーのモデルがあるようです。このページの画像にも一部、海外モデルの写真を使用していますが、国内モデルではファブリック素材を採用したモデルはなく、ボディカラーもスレートグレーのみなので、ご了承ください。
Yoga Slim 750i (14)では、スピーカーをキーボード面に配置しており、Dolby Atmos Speaker Systemのリアルなサウンドを楽しむことができます。旧モデルのYoga S740 (14)でも、スピーカーが同じように配置されており、ダイレクトに音が伝わり、ノートPCとしては音質がいいなと感じたので、Yoga Slim 750i (14)でも音質のよいサウンドを期待しています。
セキュリティ面では、IRカメラを搭載しており、顔認証でのWindowsのログインが可能です。ただし、マスクをしている場合は、認証されません。
その他に、デュアルディスプレイ構成で使用している場合に、顔を向けるだけで、ディスプレイ間で表示コンテンツを移動したり、ビデオ通話の背景をぼかす、といったことが可能です。
無線規格は、これからスタンダードとなっていくと予想されるWi-Fi 6に対応しています。
ライバル機種の紹介
Yoga Slim 750i (14)のライバル機種となりそうな、デルのInspiron 14 7000 (7490)を簡単に紹介します。
Inspiron 14 7000 (7490)の搭載するCPUはComet Lakeですが、外部グラフィックスとしてGeForce MX250を搭載したモデルであれば、Yoga Slim 750i (14)よりも高いグラフィックス性能となります。さらに、sRGB約100%の広色域液晶を搭載し、約1.095kgからと軽く、バッテリー駆動時間も最大約21時間と、長いです。また、LTE搭載モデルもあります。
モビリティの高さや、より高いグラフィックス性能を求める場合は、Inspiron 14 7000 (7490)のような機種をチェックするといいと思います。
まとめ
Yoga Slim 750i (14)は、最大約23.7時間のロングバッテリー駆動が特徴的な、14型のモバイルノートPCです。
グラフィックス性能が少し高めのIris Plusを内蔵したIce Lakeと、100% sRGBの液晶を搭載しており、ライトな動画編集などにも使用できます。SNSに投稿する画像や動画の編集に、スマホでは物足りなさを感じるようになってきた方などに、ちょうどいいスペックではないかと思います。
インターフェイス構成など、旧モデルよりも使い勝手が上がったのも、嬉しい部分です。
ただし、本格的なクリエイティブ作業を行うのであれば、外部グラフィックスを搭載した、もう少しスペックの高いノートPCの方が適していると思います。
Yoga Slim 750i (14)は、マルチに使える、ロングバッテリー駆動を重視する方に適したモバイルノートPCです。
ロングバッテリー駆動が可能な14型モバイルノートPC
Yoga Slim 750i (14)
特徴
- 最大23.7時間のロングバッテリー駆動
- 100% sRGBの広色域液晶
- ライトな動画編集にも使えるスペック
こんなあなたに
- 趣味にも使えるモバイルPCが欲しい方
- バッテリー駆動で長時間使用したい方
- 価格8万円台[税込]~
関連ページ
レノボのパソコンの一覧ページです。売れ筋のThinkPadや、コストパフォーマンスの高いideapadなど掲載し、おすすめのPCも書き込んでいます。
モバイルノートパソコンの比較ページ。ThinkPadやレッツノートなどの人気の製品や、液晶サイズ別に製品を掲載しています。