レノボ IdeaPad Slim 550 15.6型 の実機レビュー

更新日:2021年5月29日
CPU Ryzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 3 5300U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ NVMe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD IPS 非光沢
質量 約1.66kg
バッテリー 最大約15.0時間
価格[税込] 6万円台~
コスパの高い15.6型家庭用ノートPC

IdeaPad Slim 550 15.6型は、非常にコスパの高い家庭用ノートPCです。

最新のRyzen 5000シリーズ、8GBメモリ、256GB SSD、IPS液晶という構成で、6万円台(税込)から購入できます。

メモリがオンボード、搭載ストレージは1台のみなど、後から増設したい方には不満があるかもしれませんが、自分でカスタマイズせずに、買ったそのままで使用する一般ユーザーによっては、十分すぎるほど快適に使用できます。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 7 5700U、16GBメモリ、512GB PCIe-NVMe SSD

 

セール情報

以下のページでセールを実施中です。

 

目次

お忙しい方は、「IdeaPad Slim 550 15.6型の特徴」のみお読みください。

 

IdeaPad Slim 550 15.6型の特徴

コスパ最強のホームPC

IdeaPad Slim 550 15.6型は、高コスパで人気の家庭用ノートPCです。

いくつかモデルがありますが、現時点で、最もおすすめなのは、Ryzen 5 5500U、8GBメモリ、256GB SSDの構成で6万円台(税込)のモデルです。一般用途には十分すぎる構成で価格が非常に安いです。

出費はできるだけ抑えたいけど、快適に使える家庭用ノートPCが欲しい方に非常におすすめの機種です。家族みんなで使ってもいいですし、テレワーク/オンライン授業用などに使うノートPCとしてもおすすめです。

Ryzen 5 5500U搭載で6万円台

 

Ryzen 7の処理性能が高すぎる!

今回チェックしたのは、IdeaPad Slim 550 15.6型の最上位となる、Ryzen 7 5700U搭載モデルです。

Ryzen 7 5700Uは、一世代前と同じZen 2アーキテクチャーを採用してはいますが、スレッド数が2倍になったことで、高い処理性能が見込まれます。ベンチマークソフト「CINEBENCH R23」のマルチコアのスコアにおいて、Ryzen 7 5700Uは、よく比較対象となるインテルのCore i7-1165G7よりも約2倍以上も高いスコアが出ていました。

一方、シングルコアの性能は、第11世代Coreの方が高いです。シングルコアの性能によってパフォーマンスが大きく左右されるアプリを使用することが多い場合は、兄弟機種のIdeaPad Slim 550i 15.6型の方がいいかもしれません。

CINEBENCH R23
マルチコア
Ryzen 7 5700U 9742
Core i7-1165G7 4720
シングルコア
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5700U 1268

 

デュアルチャネルメモリ搭載

IdeaPad Slim 550 15.6型は、オンボードメモリなので、後から換装することができません。

しかし、8GB / 16GBメモリのモデルであればデュアルチャンネルです。国内で販売されているモデルは、いずれも8GB以上のメモリとなるため、国内の全てのモデルがデュアルチャネルということになります。

同じくRyzen 5000シリーズを搭載し、人気の高いInspiron 14Inspiron 15では、一部メモリがシングルチャネルとなっているので、その点ではIdeaPad Slim 550 15.6型のほうにアドバンテージがあります。デュアルチャネルの方が速度が速く、グラフィック性能も上がるので、より快適に使用できます。

メモリはデュアルチャネル(参照ページ

 

アルミ+ABS樹脂のボディ

IdeaPad Slim 550 15.6型は、価格の安い機種なので、フルアルミボディではありませんが、天板にはアルミ素材を採用しています。

本体側はABS樹脂製で、そこまで高級感はないものの、さらっとした手触りで、指紋や汚れが付きにくく、実用的だと思います。

天板はアルミ製
ボディはABS樹脂製

 

インテルCPU搭載の兄弟機種あり

IdeaPad Slim 550 15.6型は、AMD Ryzen 5000シリーズを搭載していますが、同じボディにインテルCPUを搭載した、IdeaPad Slim 550i 15.6型という兄弟機種もあります。

下表では、AMDモデルと、インテルモデルを簡単に比較しています。CPU以外のスペックは同じです。ただ、Ryzen 5000プロセッサーのほうが、インテル第11世代Coreよりもバッテリーのもちがいいため、バッテリー駆動時間は、IdeaPad Slim 550のほうが長くなっています。

また、価格も、売れ筋構成モデルで比較すると、AMD Ryzen搭載モデルの方が安いです。

兄弟機種との比較
  [本機器]
IdeaPad Slim 550 15.6型
[兄弟機種]
IdeaPad Slim 550i 15.6型
CPU Ryzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 3 5300U
Core i7-1165G7
Core i5-1135G7
Core i3-1115G4
メモリ 最大16GB
ストレージ SSD
液晶 15.6型 FHD IPS 非光沢
重量 約1.66kg
バッテリー 最大 約15時間 最大 約13時間
売れ筋構成モデルの価格比較
  [本機器]
IdeaPad Slim 550 15.6型
[兄弟機種]
IdeaPad Slim 550i 15.6型
CPU Ryzen 5 5500U Core i5-1135G7
メモリ 8GB
ストレージ 256GB PCIe-NVMe SSD
価格[税込] 64,251円 79,178円
※2021年5月27日現在の価格

 

それぞれのモデルで選択できるプロセッサーの性能は、以下のグラフの通りです。AMD Ryzen 5000シリーズのマルチコアの性能がずば抜けて高いのが特徴です。

一方、インテルCPUは、シングルコアの性能が高いです。一部のクリエイター向けソフトなど、シングルコアの性能がパフォーマンスに大きく影響するソフトを使用する場合や、インテルCPUの方が好みの方は、IdeaPad Slim 550i 15.6型を選択するといいと思います。

ただ、Slim 550およびSlim 550iは液晶の色域が狭く、画像や映像を編集するようなクリエイター向けソフトの使用にはあまり適していません。そのため、多くのユーザーにはRyzen 5000プロセッサーを搭載したIdeaPad Slim 550 15.6型のほうがおすすめです。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Ryzen 7 5700U 9742
Ryzen 5 5500U 6250
Ryzen 3 5300U 5492
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
CINEBENCH R23(シングルコア)
Core i7-1165G7 1447
Core i5-1135G7 1294
Ryzen 7 5700U 1268
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 5 5500U 1185
Ryzen 3 5300U 1123
 :IdeaPad 550 15.6型 (AMD)で選択可能なCPU
 :IdeaPad 550i 15.6型 (インテル)で選択可能なCPU

 

やや残念な点

IdeaPad Slim 550 15.6型は、ノートPCとしては大きめのサイズですが、ストレージはM.2 SSDのみのシングルストレージです。内部には、2.5インチドライブが入るスペースがあるものの、ケーブルおよびコネクタがないためストレージの増設ができません。せっかく、スペースがあるので、ケーブルなど付属していれば良かったです。

ただ、海外の通販サイトでなら、ケーブルとコネクタが販売されています。試していませんが、このケーブルなら使えそうな気もします。

2.5インチドライブ用のスペース(コネクタ無し)

 

また、欲を言えば、少し価格が上がってもいいので、色域が広めの液晶を搭載したモデルもあれば、高いパフォーマンスを発揮して、ライトなクリエイティブ作業も行いやすかったと思います。海外のモデルではsRGB 100%のモデルがあるようです。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議 特別にオンライン会議向けの機能を備えている訳ではありませんが、ウェブカメラ、マイク、スピーカーを搭載しており、普通にオンライン会議に参加できます。
動画鑑賞 ディスプレイ、スピーカー音ともに普通です。スペック的には十分なので、動画鑑賞にも問題なく使用できます。
RAW現像
画像編集
sRGBカバー率が63.2%と狭めなので、RAW現像や画像編集向きの機種ではありません。
動画編集 簡易的な動画編集ならできますが、外部グラフィックスを搭載していないため、本格的な動画編集には適していません。また、液晶の色域が狭いので、色の調整をする方にも向いていません。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、グラフィックス品質を下げることで、軽いゲームなら出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

IdeaPad Slim 550 15.6型のディスプレイのチェックです。

パネルは、「LEN156FHD」でした。

一般的なFHD液晶です。IPSパネルなので視野角が広く、フリッカーも発生していません。表面も非光沢で、見やすい液晶です。ただし、色域は狭いです。最大輝度は、当サイトの計測では320cd/m2とやや高めです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は63.2%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、わずかに青と緑色が強く発色しているようですが、気になるほどではありません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは抑えられています。ギラつきはほぼ感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

IdeaPad Slim 550 15.6型のキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mmです。キーストロークは約1.5mmです。キートップはわずかにカーブしています。「\」キーはサイズが小さいですが、それ以外には極端に小さいキーはありません。一つの枠に複数のキーが配置されている部分もあるものの、タイピングにはそれほど支障がないと思います。普通の打ちやすさのキーボードです。

一般的な4列テンキーもあり、数字の入力もしやすいです。

タッチパッドの使い勝手は普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

IdeaPad Slim 550 15.6型では、Lenovo Vantageの電源スマート設定において、動作モードを変更することができます。ここでは、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」と、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」で計測したベンチマークスコアを確認していきます。

電源スマート設定

 

CPU

IdeaPad Slim 550 15.6型には、AMD Ryzen 5000シリーズを搭載しています。Ryzen 5000シリーズには、Zen 3アーキテクチャを採用したものもありますが、IdeaPad Slim 550 15.6型が搭載するのは、Ryzen 4000シリーズと同じZen 2アーキテクチャを採用したプロセッサーです。

今回は、Ryzen 7 5700Uを搭載していますが、かなり高めのマルチコアスコアが出ていました。同じCPUを搭載したInspiron 15で計測したときよりも、約25%も高く、インテルCPUのCore i7-10870Hに迫る数値でした。

ただし、シングルコアのスコアはそこまで高くありませんでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 7 5700U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 10593
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Ryzen 7 5700U 9742 [エクストリーム・パフォーマンス]
8855 [インテリジェント・クーリング]
7798 [Inspiron 15]
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 3 5300U 5492
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800H 1435
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1268 [エクストリーム・パフォーマンス]
1263 [インテリジェント・クーリング]
1265 [Inspiron 15]
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Ryzen 3 5300U 1123
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200で普通の速さです。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GB(8GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
最大 約26.23GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

2世代ほど前のエントリー外部グラフィックスである、GeForce MX250に近いスコアが出ています。メモリがデュアルチャンネルなので、やや高めのグラフィックス性能です。ただ、LPDDR4X-4266を搭載した第11世代インテルCoreプロセッサーほどではありません。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 7 5700U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14829 [インテリジェント~]
14709 [エクストリーム~]
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
14036
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、十分な読み込み速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
512GB NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2147
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

その他のベンチマーク、LightroomやPremiere Proの書き出し時間、フォートナイトやApexなどのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。

ただ、今回、CINEBENCH R23など、結構高いスコアが出てたので、下のリンク先のデータよりも、いい結果が出るかもしれません。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

USB-Cポートは、Thunderboltには対応していませんが、DisplayPortと、Power Deliveryには対応しています。出力が低めのPD充電器でも充電ができました(警告は表示されます)。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hzでの表示ができていますが、色の形式はYCbCr420でした。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

IdeaPad Slim 550 15.6型の質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.66kg」とあります。当サイトの計測値は下表の通りで、仕様値とほぼ同じでした。一般的な15.6型のPCとしては、普通の質量です。

ACアダプターは軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.622kg
ACアダプター+電源ケーブル 202.8g

 

バッテリー駆動時間のチェック

IdeaPad Slim 550 15.6型のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、45Whです。このサイズのPCとしては、普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、宅内であればバッテリー駆動でも十分使用できる時間です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約10.0時間
(2) PCMark 10 Modern Office 8時間41分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 7時間12分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度は普通です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
50%(約22Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

デフォルトのインテリジェント・クーリングモード時は、すぐにCPU電力が約22W、CPUクロックが約2.5GHzに落ち着き、そのまま推移しています。CPU温度は一旦80℃ぐらいまで上がりますが、その後下がり、70℃台前半をキープしているので、よくコントロールされていると思います。

エクストリーム・パフォーマンスモードの場合、CPU電力は約35W、CPUクロックは約3.0GHzと高めを維持しています。それに伴いCPU温度も高くなり、80℃台から徐々に上がり、90℃台に達しています。

インテリジェント・クーリングモードでも十分高いパフォーマンスが出ているので、長い時間、高めの負荷がかかる作業を行う場合は、インテリジェント・クーリングモードで使用するといいと思います。

  • インテリジェント・クーリング
  • エクストリーム・パフォーマンス
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

IdeaPad Slim 550 15.6型の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかったときは、普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※処理開始後、約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

全体的に温度は低めです。パームレスト部の温度もそれほど上がらないので、高負荷時でも不快に感じることなく使用できます。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのプロセッサーなので、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

IdeaPad Slim 550 15.6型の外観のチェックです。

プラチナグレーのボディです。ボディに高級感はないものの、指紋などの汚れが目立ちにくく、使いやすいと思います。

 

天板です。小さめの「Lenovo」のロゴが端に配置されています。

 

スピーカーは、キーボード上部に配置されています。音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

HD 720pの標準的なウェブカメラを搭載しています。画質は普通です。プライバシーシャッターが付いているので、使用しないときは物理的に閉じておくことができます。なお、顔認証には対応していません。

 

電源ボタンに、指紋センサーが統合されています。Windows Helloの指紋認証でのログインが可能です。

 

側面のポート類です。USB3.0 x2、USB-C(Power Delivery、DisplayPortに対応)、HDMI、SDカードリーダーを備えています。

 

底面はシンプルです。

 

PC内部です。冷却ファンは1つですが、ヒートパイプが2本搭載されており、しっかり冷却できるようになっています。

 

M.2 SSDは換装できそうです。装着されているのは、Type 2242 M.2 SSDですが、スペーサーを外せば、Type2280のM.2 SSDへの換装も可能だと思います。

 

2.5インチドライブ用のスペースがありますが、ケーブルやコネクタがないため、増設はできません。

 

ACアダプターの容量は65Wです。コンパクトなサイズで、ケーブルも太くありません。

 

まとめ

以上が、IdeaPad Slim 550 15.6型のレビューです。

今回は、Ryzen 5 5700U、16GB搭載モデルをチェックしましたが、標準的なノートPCとは思えないほどの、高い処理性能を備えていました。また、デフォルトのインテリジェント・クーリングモードなら、発熱も抑えられています。

その他、デュアルチャンネルメモリ、SDカードリーダー、USB-C(Power Delivery、DisplayPort対応)を搭載し、Wi-Fi 6にも対応しており、申し分のない構成です。

ただ、液晶の色域は狭いので、画像や動画の編集などクリエイティブな用途にはあまり向いていません。また、デュアルストレージにも対応していません。このあたりが気にならなければ、宅内で使用するノートPCとして、非常にコスパが高いです。

この記事を執筆しているときの価格ですが、Ryzen 3モデルよりもRyzen 5モデルのほうが安くなっています。Ryzen 5 5500U、8GBメモリ、256GB SSDの構成で、6万円台と大変お得です。

 

コスパ最強の15.6型ホームノートPC

IdeaPad Slim 550 15.6型

特徴

  • 抜群のコストパフォーマンス
  • 見やすいIPS液晶搭載
  • Ryzen 5000シリーズの高い性能を引き出す仕様

こんなあなたに

  • コスパの高いホームノートPCが欲しい方
  • 快適に使えれば、細かい点は気にしない方
公式サイトはこちら

 

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