デル Inspiron 14 2-in-1(7415) の実機レビュー

更新日:2021年5月6日
CPU Ryzen 5 5500U
Ryzen 7 5700U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe NVMe SSD
液晶サイズ 14インチ
液晶種類 FHD 広視野角 タッチ
質量 約1.56kg~
バッテリー 54Wh
価格[税込] 7万円台~
14型の大きめの液晶を搭載した2-in-1 PC

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、7万円台から購入できるコスパの高いコンバーチブル型の2-in-1 PCです。

最新のRyzen 5000Uシリーズを搭載し、2-in-1 PCとしては珍しく画面が14型と大きいので、メインPCとして使えます。

質量はやや重めですが、外に持ち出すこともできなくはありません。バッテリー駆動時間も長めです。別売りではありますが、ペンも使用できます。

1台をメイン兼持ち出しPCとして使用したい方におすすめです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 5500U、8GBメモリ (4GB x2)、256GB NVMe SSD
Ryzen 7 5700U、16GBメモリ (8GB x2)、512GB NVMe SSD

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「Inspiron 14 2-in-1(7415) の特徴」のみお読みください。

 

Inspiron 14 2-in-1(7415) の特徴

Ryzen 5000Uシリーズ搭載

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、最新のAMD Ryzen 5000Uシリーズをいち早く搭載したノートPCで、選択できるのは、Ryzen 5 5500Uと、Ryzen 7 5700Uです。性能とコスパの高さで人気のRyzen 4000Uシリーズよりもスレッド数が増えており、パフォーマンが向上しています。

なお、Inspiron 14 2-in-1(7415)に搭載されるプロセッサーは、従来のRyzen 4000Uシリーズと同じZen 2アーキテクチャーを採用しています。さらに高いパフォーマンスが期待できる、Zen 3アーキテクチャーを採用したものではありませんが、十分高い処理性能を備えており、快適に使用することができるでしょう。

AMD Ryzen 5000Uシリーズ搭載
CINEBENCH R23(マルチコア)
Ryzen 7 5700U 7808
Ryzen 7 4700U 6499
Ryzen 5 5500U 6250
Ryzen 5 4500U 4764

 

画面が大きい14型の2 in 1 PC

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型PCなので、下図のように変形して使うことができます。普通のラップトップPCとしてだけでなく、作業内容や使用する場所に合った形状で使用できるので、通常のノートPCよりも活用できる機会が多いです。

質量が約1.56kg~となっており、外へ持ち運んで使うにはやや重いですが、その代り液晶が14型と大きめです。2 in 1 PCは13型クラスのやや小さめの液晶を搭載した製品が多いので、メインPCとして使うにはやや画面が小さいですが、本製品であれば、メインPCとしても使える液晶サイズです。

変形して使えるノートパソコン

 

アクティブペンに対応(別売り)

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、アクティブペンに対応しています。

そのため、指でタッチして直感的な操作ができるだけでなく、ペンを使用すると、手書きでメモを取ったり、下の画像のようにお絵描きをすることもできます。

指でのタッチ操作
アクティブペンでのお絵描きもできる

 

ペンを含むセットで販売されているモデルもありますが、基本的にペンはオプションとなっています。オプションで選択できるのは、PN350Mというアクティブペンです。このペンは筆圧検知が1024段階となっており、傾き検知は使用できませんでした。そこまで性能の高いペンではなく、本格的なイラスト作成にはあまり適していないので、用途を間違えないようにご注意ください。

なお、PN350Mは、単6電池で、18か月(1日3時間、週5日使用した場合)の使用が可能となっています。

ペンは別売り
オプションのペン PN350M

 

また、別売りのDellプレミアムアクティブペン(PN579X)も使えますが、試した限りでは、傾きは検知しませんでした。

 

長めのバッテリー駆動時間

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、バッテリーの容量も54Whと大きめで、タッチパネルに対応したPCとしてはバッテリー駆動時間が長めです。また、インテル第11世代Coreに比べて、AMD Ryzen 5000シリーズのほうが、バッテリー駆動時間が長い傾向あり、この影響でバッテリー駆動時間が長いというのもあります。

下のグラフは、タッチパネル対応2 in 1 PCについて、バッテリー駆動時間を評価するベンチマークテストの結果を比較したものです。兄弟機種のInspiron 14 5000 2-in-1 (5406)や、ライバル機種のIdeaPad Flex 550 14やHP ENVY x360 13-ayよりも長いバッテリー駆動時間です。

60Whのバッテリーを搭載したレノボ Yoga 650よりは短いバッテリー駆動時間ですが、画面サイズは本製品のほうが大きいので、メインPCとして使うなら、本製品のほうが適しているでしょう。

タッチパネル対応2 in 1 PCのバッテリー駆動時間比較
Inspiron 14 5000 2-in-1
(5406)
8時間54分
ASUS ZenBook Flip S 9時間42分
IdeaPad Flex 550 14 10時間38分
HP ENVY x360 13-ay 11時間04分
ThinkPad X1 Yoga Gen 6 11時間40分
Inspiron 14 2-in-1
13時間29分
レノボ Yoga 650 16時間39分
※当サイトによるPCMark 10 Modern Officeで計測したバッテリー駆動時間。

 

使いやすくなったキーボード

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、キーボードも改善されています。

旧モデルのInspironシリーズが搭載していたキーボードのように、「enter」キーや、「backspace」キーといった多用するキーのサイズが小さくなく、キーボードが使いやすくなりました。

また、コンバーチブル型では珍しく、下の画像のように、ラップトップ形状で使用するとヒンジが筐体の奥側を持ち上げるリフトヒンジとなっており、キーボード面が少し傾き、キー入力がしやすくなります。メインPCとして、タイピングすることが多い方にも使いやすいと思います。

Inspiron 14 2-in-1(7415) [本機器]のキーボード
旧モデル Inspiron 2-in-1のキーボード
リフトアップヒンジ

 

デュアルチャネルメモリ!

Inspironシリーズのノートパソコンは、コスパが高く人気のシリーズが多いですが、メモリがシングルチャネル(1枚挿し)であるケースが多いです。一方、Inspiron 14 2-in-1(7415)は、最小構成モデルでもデュアルチャネル(2枚挿し)のメモリとなっています。

シングルチャネルだと、特にグラフィック性能があまり出ず、ゲームや動画編集などといった作業に支障がでますが、デュアルチャネルであればグラフィック性能が約2倍は向上するので、ゲームや動画編集などがやりやすくなります。

デュアルチャネルメモリ

 

質量はやや重めだけど、持ち出しも可能

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、質量が約1.56kg~となっており、モバイルPCとして考えると重めです。

毎日カバンに入れて持ち歩く本格的なモバイルPCとしては、あまり適していませんが、軽さにこだわらなければ、持ち出すことも可能です。例えば、宅内モバイル兼持ち出し用、車での移動が多い方、会社と自宅で使用するテレワーク、大学生など、幅広く使用できると思います。

持ち出せるけど、モバイルPCとしてはやや重め

 

丸みのあるデザイン

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、ボディのエッジ部分や排気口などが、丸みを帯びたデザインとなっています。丸みのあるデザインなので、どの形状でも手になじみ、持ちやすいです。

丸みのあるデザイン

 

やや残念なポイント

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、当サイト計測でsRGBカバー率66.3%と、液晶の色域が狭いです。

「7415」という7000番台の型番は、Inspironシリーズの中でも高級モデルに当たるので、色域は広いと思っていました。もう少し色域が広かったら、高めのパフォーマンスを活かした画像・動画編集などにも積極的に使用できたと思うので、やや残念です。

また、液晶が光沢なので、人によっては好まない方もいると思います。

Thunderboltに対応してない点や、前述したようにディスプレイがペンの傾き検知に対応していないのもやや欠点です。

液晶の色域は狭め

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議 オンライン会議に特化した機能はありませんが、カメラ、マイク、スピーカーを備えており、普通にオンライン会議に参加できます。
動画鑑賞 画面は鮮やかさにやや欠けますが、スピーカー音は比較的いいです。映像にこだわらなければ、普通に動画鑑賞できます。
RAW現像
画像編集
CPU性能は高いですが、Ryzenなので、使用するソフトによっては思ったほどのパフォーマンスを発揮できないこともあります。また、色域がsRGBカバー率66.3%と狭めなので、RAW現像や画像編集用途への適性は低いです。
動画編集 簡易的な動画編集ならできますが、本格的に行う場合は、外部グラフィックスを搭載し、液晶の色域がもう少し広い機種の方が適しています。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。

 

ディスプレイのチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)のディスプレイのチェックです。

今回、2台のPCで検証していますが、どちらのモデルも搭載しているパネルは「CYHFW 140HCA」でした。

色域は狭めですが、広視野角のFHD液晶で、フリッカーも発生しておらず、普通に使いやすい液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では255cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭めです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は66.3%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、わずかに緑色が強く発色しているのが分かりますが、それほど気にはなりません。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)のキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18mmです。キーストロークは約1.4mmで、押しやすさは普通です。キートップは、ほぼフラットです。1枠に複数のキーが配置されている部分はありますが、「backspace」キーや「enter」キーなども含め、サイズが大幅に小さくなっているキーがありません。クセの少ないキーボードで、旧モデルよりも打ちやすくなっています。

トラックパッドは、滑らかな手触りです。クリックボタンは軽く触れるだけでカタカタ揺れ、クリックすると「カチッ」という音が2回鳴り、あまりいい感触ではありません。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)のパフォーマンスのチェックです。

CPU

Inspiron 14 2-in-1(7415)は、最新のRyzen 5000Uシリーズプロセッサーを搭載しています。Ryzen 5 5500Uと、Ryzen 7 5700Uとを選択できますが、いずれもZen 2アーキテクチャ採用となっており、Zen 3ではありません。それでも、同時マルチスレッディングに対応しており、マルチコアでは高いスコアが出ていました。Ryzen 4000Uシリーズと比べても、約1.2~1.3倍のスコアとなっています。シングルコアのスコアはRyzen 4000Uシリーズより微増程度にとどまっており、インテル第11世代Coreほど高いスコアではありません。

一般的な用途であれば、十分すぎるほどの処理性能を備えています。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13380
Core i7-10875H 10369
Core i7-10870H 10139
Ryzen 7 5700U 7808
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Ryzen 7 4700U 6499
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 4500U 4764
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1262
Core i7-10870H 1245
Core i3-1115G4 1217
Ryzen 7 4700U 1214
Ryzen 5 5500U 1185
Core i7-10870H 1176
Ryzen 5 4500U 1142
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200のデュアルチャネルです。スロットメモリなので換装もできます。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
8GB(4GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
26.34GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスは、Ryzen 4000Uシリーズの内蔵グラフィックスとほぼ同程度のスコアでした。内蔵グラフィックスとしては、比較的高めのスコアなので、一般的な用途には十分だと思います。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 7 5700U 14210
Ryzen 7 4700U 13861
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 5500U 12154
Ryzen 5 4500U 12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Core i7-1065G7 11084
Ryzen 3 4300U 9800
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており、十分な速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
PCIe NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2536
2008
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

microSDカードスロットを搭載しています。カードを挿した時の出っ張りも少ないです。ただし、アクセス速度は遅いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

その他のベンチマーク、Adobe LightroomやPremiere Proの書き出し時間、フォートナイトやApexなどのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。他の機種で計測したスコアではありますが、ほぼ変わらないので参考になると思います。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

結果は以下の通りです。Thunderbolt 3には対応していませんが、Power Deliveryと、DisplayPortに対応しています。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、YCbCr444での表示が出来ていますが、リフレッシュレートは最大で30Hzでした。FHDのディスプレイなら60Hzでの出力が可能です。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)の質量のチェックです。

メーカーサイトには「1.56kg~」とあります。当サイトの計測値は下記の通りです。外へ持ち出すにはやや重いですが、主に車移動などであれば、それほど苦ではないでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  Ryzen 5 5500U Ryzen 5 5700U
PC本体 1.532kg 1.538kg
ACアダプター+電源ケーブル 304g 316g

 

バッテリー駆動時間のチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)のバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、54Whです。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りで、やや長めです。やや重めの「PCMark 8 Work」のテストでも、バッテリー駆動時間があまり短くなりません。

バッテリー駆動時間
  Ryzen 5 5500U Ryzen 7 5700U
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office 12時間7分 13時間29分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 8時間25分 9時間30分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

バッテリー駆動時のCINEBENCH R23のスコアです。バッテリー駆動でもそれほどパフォーマンスが低下していません。

バッテリー駆動時のCINEBENCH R23(マルチコア)
Ryzen 5 5500U 6250
5800
 :電源接続時のスコア
 :バッテリー駆動時のスコア

 

当サイトで計測したアイドル状態での1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電は普通の速さだと思います。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
49%(約26Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

どちらのプロセッサーも、約4分経過後にCPU電力は17W前後に落ち着き、そのまま推移しています。標準的な動きだと思います。

CPU温度は最初こそ高めですが、徐々に70℃前後にまで下がり、その状態をキープしています。高い処理性能を備えていますが、サーマルコントロールされており、CPU温度を心配することなく使用できます。

  • Ryzen 5 5500U
  • Ryzen 7 5700U
CPU電力
CPU温度
CPU電力
CPU温度

 

静音性のチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)の動作音(静音性)のチェック結果です。Ryzen 5搭載モデルでの計測です。

アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかっているときは普通、もしくはやや低めの騒音値といったところです。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

こちらも、Ryzen 5搭載モデルで計測していますが、全体的にやや低めの温度です。パームレスト部分の温度には、ほとんど変化がなく、作業中でも不快に感じることはありません。ただし、エンコード時は底面の温度が高めです。高負荷作業を行う場合は、使用する形状や、置く場所にご注意ください。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

こちらも、Ryzen 5モデルでの計測ですが、モバイル向けのプロセッサーなので、やや低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Inspiron 14 2-in-1(7415)の外観のチェックです。

狭額縁ベゼルの液晶を搭載しており、見た目もいいです。ボディ素材には、アルミニウムとプラスチックが使用されています。ボディカラーは、ぺブル グリーンという珍しい色です。

 

天板です。角度によって色が変わりますが、天板の色と、ボディ側の色は異なっています。

 

2.5W x2のスピーカーが底面の左右に配置されています。音質は比較的いいです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

Webカメラは、30 fpsにおいて720pです。画質は普通です。使用しないときは、物理的なシャッターを閉じることができます。なお、顔認証には対応していません。

 

電源ボタンに、指紋認証装置が統合されています。

 

側面のポート類です。USB3.1 Gen1 x2、USB3.2 Gen1 Type-C(Power Delivery、DisplayPort対応)、HDMI 1.4b、microSDカードリーダーを備えています。

 

コンバーチブル型なので、下の画像のように、場所や目的に合わせて、自在に変形することができます。

 

底面です。底面のカバーは、比較的外しやすいです。

 

底面カバーを外した状態です。ファンは一つですが、ヒートパイプは2本あります。必要十分な冷却性能を備えていると思います。

 

メモリスロットが2基あり、換装も可能です。

 

ストレージには、長さの短い、Type 2230のM.2 SSDを搭載していました。長さの異なるM.2 SSDへの換装も可能だと思います。

 

実際に、Type 2280のM.2 SSDに問題なく換装することができました。

 

ACアダプターは、65Wです。本体はコンパクトですが、コンセント側のケーブルが太くてかさばります。

 

まとめ

以上が、Inspiron 14 2-in-1(7415)のレビューです。

パフォーマンスが一段とアップしたAMD Ryzen 5000Uシリーズを搭載し、非常に快適に多くの作業を行えます。メモリ容量に関わりなく、デュアルチャンネル構成となっており、放熱面でも問題なく、使いやすい構成です。

コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、場所や用途に合わせて変形できます。しかも、2 in 1 PCとしては画面が14型と大きいため、メインPCとしても使えます。

液晶の色域が狭めなので、クリエイティブな用途に対する適性は低めですが、Officeソフトの使用や、ネットなど、一般的な用途であれば、十分すぎるほど快適に使用できると思います。

筆圧検知1024段階、傾き検知なしですが、別売りのペンを使えば、手書きメモや簡単なスケッチも可能です。

また、バッテリー駆動時間も比較的長めなので、電源につながずに使用したい方に適しています。やや質量が重めなので、モバイルPCとしては好みが分かれるかもしれませんが、車での移動や、移動時間が短い場合であれば、持ち出すことも出来ると思います。例えば、テレワークや、大学生の使用するノートPCとしてもいいと思います。

このパフォーマンスで7万円台からなので、コスパも高めです。1台のPCを、宅内でも外でも色々な用途で使用したい方におすすめです。

 

14型の大きめの液晶を搭載した2-in-1 PC

Inspiron 14 2-in-1(7415)

特徴

  •  2 in 1 PCとしては大きめの画面
  • 最新のRyzen 5000Uシリーズを搭載し高性能
  • アクティブペン対応(別売り)
  • 長めのバッテリー駆動時間

こんなあなたに

  • 多目的に使える、コスパ高めのPCが欲しい方
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