GeForce RTX 4090 のベンチマーク
更新日:2023年4月21日
10月12日より「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、NVIDIAの次世代ハイエンドグラフィックス「GeForce RTX 4090」が発売となりました。
この記事では、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」のグラフィックカードを用いて、3DMarkや各ゲームのベンチマーク、レイトレーシングや最新のDLSS3などを計測した結果を掲載します。
2022.10.21 初稿
2023.4.22 RTX 4070のスコアを追記
目次
はじめに
ベンチマークスコア
その他
おすすめPC
GeForce RTX 4090 のスコア結果【概要】
前世代のRTX 3090よりも約1.85倍高速に
細かい説明は抜きに、「GeForce RTX 4090」 が前世代と比較してどのくらい性能が向上したのか知りたい方のために、まずは代表的なベンチマーク「3DMark Time Spy」のスコアを掲載します。
GeForce RTX 4090は、前世代のRTX 3090と比較して約1.85倍、スコアがアップしています。
グラフを見て分かる通り、RTX 4090は従来のハイエンドグラフィックスと比較すると、スコアがずば抜けており、負荷の重いゲームでもRTX 4090単体で4K/60fps、ゲームによっては4K/120 fpsも快適に出せるほどの圧倒的なパフォーマンスです。その分、既存のPCに搭載するには電源やケース問題などハードルは高めです。
3DMark Time Spy - Graphics score
RTX 4090
36298
RTX 4080
28098
RTX 4070 Ti
22597
RTX 3090
19568
RTX 3080 Ti
18607
RTX 4070
17214
RTX 3080
17064
Radeon RX 6800
14520
RTX 3070 Ti
14389
RTX 2080 Ti
13872
RTX 3070
13393
RTX 3060 Ti
11526
RTX 2080 SUPER
11315
RTX 2070 SUPER
9922
RTX 3060
8650
RTX 2070
8605
RTX 2060 SUPER
8482
RTX 2060
7302
RTX 3050
6140
GTX 1660 Ti
6031
GTX 1660 SUPER
6000
GTX 1660
5431
GTX 1650 SUPER
4630
GTX 1650
3336
:RTX 40シリーズ
:RTX 4090で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GeForce RTX 4090の特徴
速さのその先へ。
2022年9月21日、NVIDIA主催のAI技術カンファレンス「NVIDIA GTC 2022」にて、
「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、次世代GPUとなる「GeForce RTX 4090」が発表されました。
新世代となる「NVIDIA Ada Lovelace」アーキテクチャの特徴は以下の3点。
「NVIDIA Ada Lovelace」アーキテクチャの3つの特徴
■ 前世代より最大2倍の性能と電力効率 を実現
■ レイトレーシング性能が最大2倍 と飛躍的に向上
■ AI性能が最大2倍 と飛躍的に向上
スペックを確認すると、製造プロセスはSamsung 8Nから、NVIDIA GPU向けに最適化されたTSMC 4Nになり、CUDAコアは16384基に増強、ブーストクロックも2.52 GHzに引き上げられいます。その分、TDPは450Wに上がっており、消費電力は高めです。
レイトレーシング用の「RTコア」は128基に増強され、第3世代へと進化し、L2キャッシュ容量は前世代から12倍の72MBへと大容量化しました。これにより、レイトレーシング性能は大幅に向上しています。
メモリは24GB GDDR6Xと前世代とそのままですが、帯域幅は1008 GB/sへと増えています。
ディープラーニング用のTensorコアも512基に増強され、第4世代へと進化。また、DLSS2からDLSS3になり、従来の超解像技術に加え、フレーム生成技術を追加することでフレームレートをさらに高められるようになりました。
ビデオエンコーダであるNVENCでは、第8世代に進化しており、リアルタイムエンコードが可能な「AV1」に対応。また、前世代では1基だったのが、RTX 4090では2基に増え、デュアルエンコードが可能になり、配信者や映像クリエイターにとっても大きな強みとなっています。
RTX 4090とRTX 3090の仕様比較
GeForce RTX 4090
GeForce RTX 3090
GPUコア
AD102
GA102-300
GPUアーキテクチャ
Ada Lovelace
Ampere
製造プロセス
TSMC 4N
SAMUSUG 8N
CUDAコア数
16384
10496
Tensorコア数
512(第4世代)
328(第3世代)
RTコア数
128(第3世代)
82(第2世代)
定格クロック
2.23 GHz
1.4 GHz
ブーストクロック
2.52 GHz
1.7 GHz
L2キャッシュ容量
72MB
6MB
メモリタイプ
GDDR6X
メモリ容量
24GB
メモリスピード
21 Gbps
19.5 Gbps
メモリバス幅
384 bit
メモリ帯域幅
1008 GB/s
936 GB/s
DLSS
3
2
NVENC
第8世代×2
第7世代
TDP
450W
350W
推奨電源
850W
750W
想定価格(税別)
29万9800円
22万9800円
テスト環境
テストに使用したグラフィックカード
今回の検証に使用したグラフィックカードは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」です。価格は税込 298,000円 と超高額です。
なお、メーカーによって価格は変わりますが、どの製品もおおよそ30万円前後でした。北米での販売価格は1599ドルだったことから、円安の影響はかなり大きいです。為替相場の影響を受けやすいPCパーツ市場ですが、この価格帯でも発売開始後一瞬で売り切れていました。
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」の詳細については下記をご覧ください。
グラフィックカード本体です。3ピンのRGBヘッダーケーブルに、新規格の12VHPWR電源ケーブル、簡易的なGPUサポートも付属しています。仕様表では消費電力は450W、推奨電源は1000Wとなっています。
カード寸法は356.1mm (L)x 150.1mm(W) x 71.4(H) mmと、もはや片手で持つには大き過ぎるサイズです。質量は実測で1914gと、ノートPC本体と同等の重さ。前世代の「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Trinity 」と比較すると、体積は1.7倍になっており、べらぼうな大きさです。
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Trinity 」と比較
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Trinity 」と比較
ファンもヒートシンクも規格外の大きさです。
映像出力端子はDisplayPort 1.4aが3ポート 、 HDMI 2.1が1ポートとなっています。
電源コネクタは16ピンとなっており、8ピン×4を一本に集約する付属の変換ケーブル「12VHPWR電源ケーブル」を接続して使用します。
接続方法は以下の通り、8ピン2又での接続はNGです。発火の危険性があります。8ピンを4本用意して1本ずつ接続 します。12VHPWR対応の電源も続々登場してきているようです。
今回、CoolerMaster Silencio S600のケースを使いましたが、PCケース内に収まったものの、サイドパネルが閉まりませんでした。3スロット占有し、サイズと重さ、接続ケーブルも多いので、大きめのPCケースがおすすめです。
また、重くてマザーボードに負荷がかなりかかるので、GPUサポートで支えるよりは、横置きに対応したオープンフレーム構造のPCケースもおすすめです。
付属しているGPUサポートは簡易的なものですが、ネジをしっかり閉めれば普通に使えます。
電源を入れると側面のLEDが点灯します。
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」のGPU-Zの結果は、次のようになっています。
オーバークロックモデルなので、ブースト時のGPUクロックは2535MHz と少し高めに設定されています。
GPU-Zの結果
テストに使用したPC
GeForce RTX 4090のベンチマークを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。パソコンショップSEVENで購入した、NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」を搭載したゲーミングPCです。レビュー記事はスペック表下のリンク先やYoutube動画からご覧ください。
レビュー機の構成
OS
Windows 11(22H2)
CPU
Core i9-13900K
ケース
NZXT H7 White
マザーボード
ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 4.14にアップデート)
CPUクーラー
CoolerMaster PL360 FLUX [水冷]
メモリ
Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2)
ストレージ
SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB]
電源
CoolerMaster V1000 Platinum [1000W]
レビュー動画
VIDEO
3DMark ベンチマークスコア
ここではゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークである「Speed Way」と「Time Spy」のスコアを掲載しています。
10月14日に公開されたばかりの新世代向けのベンチマーク「Speed Way」では、リアルタイムのレイトレーシングやグローバルイルミネーションやなども含まれるため、負荷が非常に重く、6GB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必須となります。
RTX 4090ではどちらのスコアもずば抜けて高いです。前世代のRTX 3090と比較して「Speed Way」では、約1.9倍のスコア。「Time Spy」では、約1.85倍のスコアです。
以下のベンチマークのグラフについて
:RTX 40シリーズ
:RTX 4090で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Speed Way(DX12) - Graphics score
RTX 4090
9932
RTX 4080
7171
RTX 4070 Ti
5416
RTX 3090
5160
RTX 3080 Ti
5076
RTX 3080
4493
RTX 4070
4329
RTX 3070 Ti
3718
RTX 3070
3425
Time Spy(DX12) - Graphics score
RTX 4090
36298
RTX 4080
28098
RTX 4070 Ti
22597
RTX 3090
19568
RTX 3080 Ti
18607
RTX 4070
17214
RTX 3080
17064
RTX 3070 Ti
14389
RTX 3070
13431
ゲームのベンチマークスコア
各ゲームベンチマークでのスコア比較です。今回は、重いゲームを中心に平均フレームレートおよび最低フレームレートを計測しました。
いずれも最高設定でのフレームレート結果となります。なお、負荷が重い部類のゲームのみ、最低フレームレートも記載しています。
フルHD、WQHD解像度では重いゲームでも平均100 fps以上を維持しており、最低フレームレートも、60fpsを大きく超えています。
4K解像度では、激重と言われる「サイバーパンク2077」でも平均 70fpsを超えています。その他の重めのゲームでは120 fps以上が出ています。多くのゲームが、カード単体で4K / 120fpsで動作する時代になりました。
重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー(DX12)
品質
解像度
平均 fps
最高設定
1920x1080
130 fps
2560x1440
120 fps
3840x2160
80 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
130 fps
RTX 4080
127 fps
RTX 4070 Ti
115 fps
RTX 3080 Ti
115 fps
RTX 3080
105 fps
RTX 4070
98 fps
RTX 3070 Ti
90 fps
RTX 3070
85 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
120 fps
RTX 4080
104 fps
RTX 4070 Ti
87 fps
RTX 3080 Ti
87 fps
RTX 3080
80 fps
RTX 4070
70 fps
RTX 3070 Ti
67 fps
RTX 3070
61 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
80 fps
RTX 4080
62 fps
RTX 3080 Ti
50 fps
RTX 4070 Ti
49 fps
RTX 3080
44 fps
RTX 4070
39 fps
RTX 3070 Ti
36 fps
RTX 3070
33 fps
重い部類のゲーム
Atomic Heart(DX12)
品質
解像度
平均 fps
アトミック
1920x1080
285 fps
2560x1440
225 fps
3840x2160
132 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
285 fps
RTX 4080
240 fps
RTX 4070 Ti
186 fps
RTX 3080 Ti
172 fps
RTX 4070
156 fps
RTX 3080
155 fps
RTX 3070 Ti
130 fps
RTX 3070
126 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
225 fps
RTX 4080
182 fps
RTX 4070 Ti
139 fps
RTX 3080 Ti
129 fps
RTX 3080
115 fps
RTX 4070
113 fps
RTX 3070 Ti
98 fps
RTX 3070
93 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
132 fps
RTX 4080
102 fps
RTX 4070 Ti
77 fps
RTX 3080 Ti
74 fps
RTX 3080
67 fps
RTX 4070
60 fps
RTX 3070 Ti
56 fps
RTX 3070
53 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)(Ver 1.12)
品質
解像度
平均 fps
最高設定
1920x1080
174 fps
2560x1440
135 fps
3840x2160
131 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
174 fps
RTX 4080
143 fps
RTX 4070 Ti
118 fps
RTX 3080 Ti
102 fps
RTX 4070
97 fps
RTX 3080
91 fps
RTX 3070 Ti
69 fps
RTX 3070
66 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
135 fps
RTX 4080
107 fps
RTX 4070 Ti
85 fps
RTX 3080 Ti
75 fps
RTX 4070
68 fps
RTX 3080
64 fps
RTX 3070 Ti
46 fps
RTX 3070
44 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
131 fps
RTX 4080
104 fps
RTX 4070 Ti
81 fps
RTX 3080 Ti
73 fps
RTX 4070
65 fps
RTX 3080
59 fps
RTX 3070 Ti
39 fps
RTX 3070
36 fps
4Kのみ「FSR2」 クオリティ 有効
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)(Patch 1.62)
品質
解像度
最低 fps
平均 fps
ウルトラ
1920x1080
93 fps
185 fps
2560x1440
87 fps
167 fps
3840x2160
46 fps
86 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
185 fps
RTX 4080
180 fps
RTX 4070 Ti
175 fps
RTX 3080 Ti
163 fps
RTX 3080
146 fps
RTX 4070
142 fps
RTX 3070 Ti
127 fps
RTX 3070
117 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
167 fps
RTX 4080
147 fps
RTX 4070 Ti
118 fps
RTX 3080 Ti
109 fps
RTX 3080
96 fps
RTX 4070
88 fps
RTX 3070 Ti
83 fps
RTX 3070
76 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
86 fps
RTX 4080
72 fps
RTX 4070 Ti
56 fps
RTX 3080 Ti
54 fps
RTX 3080
47 fps
RTX 4070
40 fps
RTX 3070 Ti
40 fps
RTX 3070
36 fps
「AMD FSR2.1」有効
重い部類のゲーム
レッド・デッド・リデンプション2(VULKAN)
品質
解像度
最低 fps
平均 fps
ウルトラ
1920x1080
101 fps
170 fps
2560x1440
99 fps
162 fps
3840x2160
44 fps
127 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
170 fps
RTX 4080
151 fps
RTX 4070 Ti
144 fps
RTX 3080 Ti
134 fps
RTX 4070
127 fps
RTX 3080
126 fps
RTX 3070 Ti
109 fps
RTX 3070
102 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
162 fps
RTX 4080
143 fps
RTX 4070 Ti
123 fps
RTX 3080 Ti
111 fps
RTX 3080
103 fps
RTX 4070
99 fps
RTX 3070 Ti
87 fps
RTX 3070
81 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
127 fps
RTX 4080
99 fps
RTX 4070 Ti
78 fps
RTX 3080 Ti
74 fps
RTX 3080
68 fps
RTX 4070
62 fps
RTX 3070 Ti
57 fps
RTX 3070
52 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質
解像度
最低 fps
平均 fps
高品質
1920x1080
148 fps
223 fps
2560x1440
143 fps
214 fps
3840x2160
97 fps
154 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
223 fps
RTX 4080
217 fps
RTX 4070 Ti
202 fps
RTX 3080 Ti
184 fps
RTX 4070
172 fps
RTX 3080
169 fps
RTX 3070 Ti
149 fps
RTX 3070
139 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
214 fps
RTX 4080
189 fps
RTX 4070 Ti
157 fps
RTX 3080 Ti
143 fps
RTX 3080
129 fps
RTX 4070
128 fps
RTX 3070 Ti
111 fps
RTX 3070
105 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
154 fps
RTX 4080
115 fps
RTX 4070 Ti
89 fps
RTX 3080 Ti
86 fps
RTX 3080
78 fps
RTX 4070
72 fps
RTX 3070 Ti
65 fps
RTX 3070
61 fps
重い部類のゲーム
フォートナイト (チャプター4 シーズン2)(DX12)
品質
解像度
最低 fps
平均 fps
最高
1920x1080
109 fps
148 fps
2560x1440
87 fps
112 fps
3840x2160
58 fps
67 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
148 fps
RTX 4080
126 fps
RTX 4070 Ti
105 fps
RTX 3080 Ti
92 fps
RTX 3080
86 fps
RTX 4070
80 fps
RTX 3070 Ti
71 fps
RTX 3070
60 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
112 fps
RTX 4080
90 fps
RTX 4070 Ti
73 fps
RTX 3080 Ti
66 fps
RTX 3080
60 fps
RTX 4070
56 fps
RTX 3070 Ti
50 fps
RTX 3070
42 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
67 fps
RTX 4080
50 fps
RTX 4070 Ti
40 fps
RTX 3080 Ti
39 fps
RTX 3080
34 fps
RTX 4070
30 fps
RTX 3070 Ti
28 fps
RTX 3070
22 fps
バトルロワイヤル ソロで計測
※なお、レンダリングモードをパフォーマンスにした場合は、もっと高いフレームレートが出ます
中程度の重さのゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
品質
解像度
最低 fps
平均 fps
エクストリーム
1920x1080
202 fps
256 fps
2560x1440
186 fps
232 fps
3840x2160
147 fps
184 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
256 fps
RTX 4080
220 fps
RTX 4070 Ti
195 fps
RTX 4070
161 fps
RTX 3080 Ti
157 fps
RTX 3080
136 fps
RTX 3070 Ti
134 fps
RTX 3070
116 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
232 fps
RTX 4080
196 fps
RTX 4070 Ti
172 fps
RTX 4070
141 fps
RTX 3080 Ti
140 fps
RTX 3080
120 fps
RTX 3070 Ti
112 fps
RTX 3070
100 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
184 fps
RTX 4080
151 fps
RTX 4070 Ti
129 fps
RTX 3080 Ti
107 fps
RTX 4070
105 fps
RTX 3080
92 fps
RTX 3070 Ti
78 fps
RTX 3070
61 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質
解像度
平均 fps
最高
1920x1080
272 fps
2560x1440
261 fps
3840x2160
185 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
272 fps
RTX 4080
269 fps
RTX 4070 Ti
251 fps
RTX 3080 Ti
228 fps
RTX 4070
228 fps
RTX 3080
218 fps
RTX 3070 Ti
192 fps
RTX 3070
177 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
261 fps
RTX 4080
235 fps
RTX 4070 Ti
199 fps
RTX 3080 Ti
171 fps
RTX 4070
159 fps
RTX 3080
154 fps
RTX 3070 Ti
132 fps
RTX 3070
121 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
185 fps
RTX 4080
133 fps
RTX 4070 Ti
103 fps
RTX 3080 Ti
95 fps
RTX 3080
86 fps
RTX 4070
81 fps
RTX 3070 Ti
72 fps
RTX 3070
65 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
品質
解像度
平均 fps
最高
1920x1080
280 fps
2560x1440
262 fps
3840x2160
188 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090
280 fps
RTX 4080
271 fps
RTX 4070 Ti
251 fps
RTX 3080 Ti
235 fps
RTX 4070
227 fps
RTX 3080
224 fps
RTX 3070 Ti
211 fps
RTX 3070
200 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090
262 fps
RTX 4080
235 fps
RTX 4070 Ti
202 fps
RTX 3080 Ti
188 fps
RTX 3080
177 fps
RTX 4070
175 fps
RTX 3070 Ti
161 fps
RTX 3070
149 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090
188 fps
RTX 4080
144 fps
RTX 4070 Ti
111 fps
RTX 3080 Ti
110 fps
RTX 3080
98 fps
RTX 4070
89 fps
RTX 3070 Ti
85 fps
RTX 3070
77 fps
レイトレーシングとDLSS有効時のスコア
次に、ディープラーニング スーパー サンプリング(DLSS)の効果を計測するベンチマークスコアを掲載します。GeForce RTX 4090では、第4世代「Tensorコア」とフレーム生成技術が追加された
「DLSS3」 により、従来よりもさらに、ゲームのフレームレートを向上させることが可能です。
3DMark - NVIDIA DLSS feature test
NVIDIA DLSS feature testの結果は、下表の通りです。10月19日にアップデートでDLSS3に対応しました。なお、DLSS3実行条件は以下の通りになります。
NVIDIA DLSS3 実行条件
■ RTX40シリーズのグラフィックカードと最新ドライバ
■ Windows 10バージョン21H2以上
■Windows 10設定の「ハードウェア アクセラレータによる GPUスケジューリング 」をオン
(Windows 11ではデフォルトでオン)
■DX12でゲームを起動
GeForce RTX 4090は、従来のDLSS2だと、WQHD解像度でフレームレートの伸びは約2倍、4K解像度では約2.5倍。DLSS3だと、WQHD解像度でフレームレートの伸びは約2倍、4K解像度ではなんと約3倍フレームレートがアップしています。
GeForce RTX 3090、DLSS2と比較するとWQHD解像度で1.8倍、4K解像度では約2.3倍以上の性能アップとなります。
NVIDIA DLSS feature test (2560x1440)
RTX 4090
245 fps [DLSS ON]
235 fps [DLSS ON]
115 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
200 fps [DLSS ON]
188 fps [DLSS ON]
83 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
160 fps [DLSS ON]
150 fps [DLSS ON]
65 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti
126 fps [DLSS ON]
58 fps [DLSS OFF]
RTX 3080
116 fps [DLSS ON]
51 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
128 fps [DLSS ON]
116 fps [DLSS ON]
50 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti
94 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
RTX 3070
90 fps [DLSS ON]
38 fps [DLSS OFF]
NVIDIA DLSS feature test (3840x2160)
RTX 4090
173 fps [DLSS ON]
138 fps [DLSS ON]
56 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
132 fps [DLSS ON]
102 fps [DLSS ON]
39 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
104 fps [DLSS ON]
80 fps [DLSS ON]
30 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti
70 fps [DLSS ON]
28 fps [DLSS OFF]
RTX 3080
63 fps [DLSS ON]
24 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
82 fps [DLSS ON]
61 fps [DLSS ON]
22 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti
51 fps [DLSS ON]
19 fps [DLSS OFF]
RTX 3070
38 fps [DLSS ON]
2 fps [DLSS OFF]
:DLSS3 ONの場合
:DLSS2 ONの場合
3DMark - Port Royal
続いて、リアルタイムレイトレーシングのベンチマークスコアです。GeForce RTX 40シリーズでは、第3世代の「RTコア」によりレイトレーシング機能も大幅に強化されています。3DMARKのリアルタイムレイトレーシングベンチマークテスト「Port Royal」のベンチマーク結果です。
こちらはRTX 3090と比較して約2倍スコアがアップしています。
Port Royal - Graphics score
RTX 4090
25704
RTX 4080
17869
RTX 4070 Ti
14016
RTX 3090
12904
RTX 3080 Ti
12453
RTX 3080
11052
RTX 4070
10758
RTX 3070 Ti
8742
RTX 3070
8200
RTX 3060 Ti
6918
RTX 3060
5062
ゲームベンチマークスコア
実際のゲームのベンチマークでのDLSS有効時のフレームレートです。DLSS3に対応したゲームなら、約3倍フレームレートが向上し、DLSS2でも約2倍フレームレートが向上します。
サイバーパンク2077のベンチマークでの、レイトレーシングを有効にした、DLSSのフレームレート比較です。パッチ1.62により、パストレーシングを採用した「レイトレーシング:オーバードライブ・モード」が実装されました。ここでは、DLSS Super Resolutionの強度はすべて、「バランス」で計測しています。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : オーバードライブ)
他のグラフィックスとの比較(1920x1080、DLSS SR : バランス )
RTX 4090
206 fps [DLSS ON]
122 fps [DLSS ON]
69 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
164 fps [DLSS ON]
100 fps [DLSS ON]
48 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
142 fps [DLSS ON]
87 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
116 fps [DLSS ON]
70 fps [DLSS ON]
30 fps [DLSS OFF]
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、DLSS SR : バランス )
RTX 4090
152 fps [DLSS ON]
92 fps [DLSS ON]
43 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
114 fps [DLSS ON]
69 fps [DLSS ON]
29 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
93 fps [DLSS ON]
55 fps [DLSS ON]
23 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
73 fps [DLSS ON]
44 fps [DLSS ON]
17 fps [DLSS OFF]
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、DLSS SR : バランス )
RTX 4090
85 fps [DLSS ON]
52 fps [DLSS ON]
20 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
57 fps [DLSS ON]
35 fps [DLSS ON]
13 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
46 fps [DLSS ON]
27 fps [DLSS ON]
10 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
35 fps [DLSS ON]
21 fps [DLSS ON]
7 fps [DLSS OFF]
:DLSS3 ONの場合(フレーム生成ON、DLSS SR : バランス )
:DLSS2 ONの場合(フレーム生成OFF、DLSS SR : バランス )
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(レイトレーシング : ウルトラ)
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、DLSS SR : バランス )
RTX 4090
197 fps [DLSS ON]
130 fps [DLSS ON]
93 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
183 fps [DLSS ON]
120 fps [DLSS ON]
63 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
154 fps [DLSS ON]
101 fps [DLSS ON]
50 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
154 fps [DLSS ON]
101 fps [DLSS ON]
50 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti
85 fps [DLSS ON]
45 fps [DLSS OFF]
RTX 3080
77 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
114 fps [DLSS ON]
77 fps [DLSS ON]
35 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti
65 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
RTX 3070
58 fps [DLSS ON]
27 fps [DLSS OFF]
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、DLSS SR : バランス )
RTX 4090
135 fps [DLSS ON]
93 fps [DLSS ON]
80 fps [DLSS OFF]
RTX 4080
98 fps [DLSS ON]
69 fps [DLSS ON]
30 fps [DLSS OFF]
RTX 4070 Ti
75 fps [DLSS ON]
54 fps [DLSS ON]
23 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti
48 fps [DLSS ON]
20 fps [DLSS OFF]
RTX 3080
43 fps [DLSS ON]
20 fps [DLSS OFF]
RTX 4070
58 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS ON]
16 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti
34 fps [DLSS ON]
20 fps [DLSS OFF]
RTX 3070
29 fps [DLSS ON]
5 fps [DLSS OFF]
:DLSS2 ONの場合
クリエイター向けソフトのベンチマークスコア
GeForce RTX 4090では、NVIDIA独自のエンコード形式「NVENC」が第8世代に進化し、2基搭載しているので、対応しているソフトならデュアルエンコードにより処理時間がさらに高速になります。
以下、書くクリエイター向けソフトの処理時間を掲載します。まだ、デュアルエンコードに対応しているソフトは少ないですが、グラフィックス性能が高くなった分、処理速度は向上しています。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間です。グラフィック性能が向上している分、書き出しが速くなっています。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分27秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分32秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分36秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti
2分57秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080
2分57秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090
3分00秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分03秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070
3分11秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7 による書き出し時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7によるH.265/HEVCでのエンコード時間は下記の通りです。
RTX 30シリーズではどれもあまり変わらない処理時間ですが、RTX 4090では40秒と速いです。
TMPGEnc Video Mastering Works 7による書き出し時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
40秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
40秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
40秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
40秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090
52秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti
52秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080
53秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
54秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070
54秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※ NVIDIAのGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
DaVinci Resolve Studio 18 による書き出し時間
下記のグラフは、コーデック「H.264」、エンコーダー「NVIDIA」にしたときと、コーデック「AV1」、エンコーダー「NVIDIA AV1」にしたときの動画の書き出し時間です。
H.264での書き出し時間は、GeForce RTX 40シリーズは、旧世代のグラフィックスと比べると短いです。
AV1での書き出し時間は、RTX 40シリーズどれもあまり差はありませんでした。
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間
コーデック「H.264」
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分25秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分27秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分27秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分35秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti
3分23秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080
3分23秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3090
3分24秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070
3分31秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
コーデック「AV1」
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
2分37秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
2分38秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
2分40秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
2分48秒
※ 上と同じ設定で、AV1で書き出したときの時間
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間は下表の通りです。なお、書き出しにGPUを使用する設定(デフォルト)にしています。RTX 40シリーズではRAW現像時間も速くなっています。
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
23秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3090
26秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti
30秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080
32秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti
48秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070
49秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:RTX 4090で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリングスコア
3D CGソフト「Blender」のベンチマークスコアです。
レンダリング速度においてもずば抜けて高く、スコアは12494とRTX 3090の約2倍のスコアとなっています。
Blender Benchmark Score
RTX 4090
12494
RTX 4080
9393
RTX 4070 Ti
7321
RTX 3090
6239
RTX 3080 Ti
6154
RTX 4070
6054
RTX 3080
5212
RTX 3070 Ti
4253
RTX 3070
3875
NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間
NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間は下表の通りです。
AIイラスト生成においてもRTX 4090はずば抜けて速く、描画時間のかかるステップ100でも、1枚あたり約4.8秒で生成されます。
NMKD Stable Diffusion GUI 1.9.1によるAIイラスト生成時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090
48秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080
64秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3080 Ti
73秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti
77秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3090
79秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3080
87秒
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070
88秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3070 Ti
105秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3070
117秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3060 Ti
136秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3060
166秒
Core i9-13900K /32GB
GeForce RTX 3050
242秒
※モデルとVAEはデフォルトの「sd-v1-5-fp16」、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使用
※プロンプト(呪文)は内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみ
※ステップ数は100、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
:RTX 4090で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
消費電力の比較
最後に消費電力の比較です。RS-BTWATTCH2Aのワットチェッカーで10分間計測し、平均の消費電力を掲載しています。
測定はグラフィックカード単体の消費電力ではなく、PC全体の消費電力 です。ケースとマザーボードのLEDはオフにし、測定機器にはワットチェッカーを使用しています。
RTX 4090は、RTX 3090より、全体的に消費電力も大きく上がっています。高負荷時の最大消費電力は600Wを超えます。一般的な目安として、最大消費電力の2倍の電源ユニットがいいとされているので、RTX 4090を搭載するときは1200Wくらいの電源ユニットが無難かと思います。
なお、高い消費電力ではありますが、RTX 3090と比較して性能が約1.8倍も上がっている事を考慮すると、RTX 4090のワットパフォーマンスは非常に高いと思います。
アイドル時
RTX 4090
69W
RTX 4080
62W
RTX 3090
58W
RTX 3080 Ti
57W
RTX 3080
56W
RTX 4070 Ti
55W
RTX 4070
55W
RTX 3070 Ti
53W
RTX 3070
50W
3DMark Time Spy - Stress Test
RTX 4090
612W
RTX 3090
524W
RTX 4080
505W
RTX 3080 Ti
494W
RTX 3080
474W
RTX 3070 Ti
453W
RTX 4070 Ti
436W
RTX 3070
396W
RTX 4070
378W
測定機器:RS-BTWATTCH2A TAP-TST8
※10分間の平均消費電力を掲載しています
まとめ
サイズ、消費電力、性能全てがモンスター級
「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、次世代ハイエンドグラフィックス「GeForce RTX 4090」は、TSMC N4プロセスの採用により、驚異的なスペックアップが実現したとともに、カードサイズ、消費電力も大幅にアップ。
これまでのベンチマークの結果の通り、従来のハイエンドグラフィックスと比較してもスコアは頭一つ抜きん出ており、ゲーミング性能においてはGeForce RTX 4090単体で4K / 60 fps、ひいては4K / 120fpsも現実的になりました。
レイトレーシングやDLSS性能も大幅にアップしており、リアルタイムレイトレーシングを駆使した負荷の重いゲームも4Kでプレイできる時代へと突入しようとしています。
さらに、第8世代へと進化した2基のNVENCを活用することで、ゲーム配信や映像制作においても大きく貢献することでしょう。
ただし、カードサイズと重量、消費電力は非常に高く、価格も約30万円とかなり高価。GeForce RTX 4090を搭載できるPC環境のハードルも非常に高いです。
GeForce RTX 4090を搭載可能なおすすめPC
最後に、現在GeForce RTX 4090が搭載できるおすすめのBTOパソコンの紹介です。最新のRyzen 7000やインテル第13世代CPU搭載モデルが早くも登場しています。
サードウェーブ GALLERIA UA9C-R49
サイズ
ミドルタワー
CPU
Core i9-13900K
GPU
GeForce RTX 4090
価格
69万円台(税込)~
GALLERIA人気のゲーミングPC
デザイン性も機能性も高いGALLERIAの人気ケース。
最新のインテル第13世代にRTX 4090という弩級のモンスターモデル。
レビュー記事はこちら
パソコンショップ SEVEN
サイズ
色々
CPU
13th Core i9 / i7 / i5
Ryzen 7000 など
GPU
GeForce RTX 4090 など
価格
カスタム内容による
細かく選べて価格も安い
PCケースから、マザーボード、電源など、メーカーを指定してカスタマイズ可能。
細かくパーツをカスタマイズして購入したい方におすすめ。
レビュー記事はこちら
著者
つむじ
三度の飯よりゲームが好き。
面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
編集者
櫻庭 尚良 (the比較 管理人)
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。 毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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