GeForce RTX 4090 のベンチマーク

更新日:

10月12日より「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、NVIDIAの次世代ハイエンドグラフィックス「GeForce RTX 4090」が発売となりました。

この記事では、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」のグラフィックカードを用いて、3DMarkや各ゲームのベンチマーク、レイトレーシングや最新のDLSS3などを計測した結果を掲載します。

執筆:ゲーム記事担当"つむじ"

2022.10.21 初稿
2022.10.28 RTX 40シリーズに対応したBIOSにアップデート後、ベンチマークを再計測

目次

 

GeForce RTX 4090 のスコア結果【概要】

前世代のRTX 3090よりも約1.85倍高速に

細かい説明は抜きに、「GeForce RTX 4090」が前世代と比較してどのくらい性能が向上したのか知りたい方のために、まずは代表的なベンチマーク「3DMark Time Spy」のスコアを掲載します。

GeForce RTX 4090は、前世代のRTX 3090と比較して約1.85倍、スコアがアップしています。

グラフを見て分かる通り、RTX 4090は従来のハイエンドグラフィックスと比較すると、スコアがずば抜けており、負荷の重いゲームでもRTX 4090単体で4K/60fps、ゲームによっては4K/120 fpsも快適に出せるほどの圧倒的なパフォーマンスです。その分、既存のPCに搭載するには電源やケース問題などハードルは高めです。

3DMark Time Spy - Graphics score
RTX 4090 36298
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
Radeon RX 6800 14520
RTX 3070 Ti 14389
RTX 2080 Ti 13872
RTX 3070 13393
RTX 3060 Ti 11526
RTX 2080 SUPER 11315
RTX 2070 SUPER 9922
RTX 3060 8650
RTX 2070 8605
RTX 2060 SUPER 8482
RTX 2060 7302
RTX 3050 6140
GTX 1660 Ti 6031
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1660 5431
GTX 1650 SUPER 4630
GTX 1650 3336

 

GeForce RTX 4090の特徴

速さのその先へ。

2022年9月21日、NVIDIA主催のAI技術カンファレンス「NVIDIA GTC 2022」にて、 「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、次世代GPUとなる「GeForce RTX 4090」が発表されました。

新世代となる「NVIDIA Ada Lovelace」アーキテクチャの特徴は以下の3点。

「NVIDIA Ada Lovelace」アーキテクチャの3つの特徴

■ 前世代より最大2倍の性能と電力効率を実現

レイトレーシング性能が最大2倍と飛躍的に向上

AI性能が最大2倍と飛躍的に向上

 

スペックを確認すると、製造プロセスはSamsung 8Nから、NVIDIA GPU向けに最適化されたTSMC 4Nになり、CUDAコアは16384基に増強、ブーストクロックも2.52 GHzに引き上げられいます。その分、TDPは450Wに上がっており、消費電力は高めです。

レイトレーシング用の「RTコア」は128基に増強され、第3世代へと進化し、L2キャッシュ容量は前世代から12倍の72MBへと大容量化しました。これにより、レイトレーシング性能は大幅に向上しています。

メモリは24GB GDDR6Xと前世代とそのままですが、帯域幅は1008 GB/sへと増えています。

ディープラーニング用のTensorコアも512基に増強され、第4世代へと進化。また、DLSS2からDLSS3になり、従来の超解像技術に加え、フレーム生成技術を追加することでフレームレートをさらに高められるようになりました。

ビデオエンコーダであるNVENCでは、第8世代に進化しており、リアルタイムエンコードが可能な「AV1」に対応。また、前世代では1基だったのが、RTX 4090では2基に増え、デュアルエンコードが可能になり、配信者や映像クリエイターにとっても大きな強みとなっています。

RTX 4090とRTX 3090の仕様比較
  GeForce RTX 4090 GeForce RTX 3090
GPUコア AD102 GA102-300
GPUアーキテクチャ Ada Lovelace Ampere
製造プロセス TSMC 4N SAMUSUG 8N
CUDAコア数 16384 10496
Tensorコア数 512(第4世代) 328(第3世代)
RTコア数 128(第3世代) 82(第2世代)
定格クロック 2.23 GHz 1.4 GHz
ブーストクロック 2.52 GHz 1.7 GHz
L2キャッシュ容量 72MB 6MB
メモリタイプ GDDR6X
メモリ容量 24GB
メモリスピード 21 Gbps 19.5 Gbps
メモリバス幅 384 bit
メモリ帯域幅 1008 GB/s 936 GB/s
DLSS 3 2
NVENC 第8世代×2 第7世代
TDP 450W 350W
推奨電源 850W 750W
想定価格(税別) 29万9800円 22万9800円

 

テスト環境

テストに使用したグラフィックカード

今回の検証に使用したグラフィックカードは「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」です。価格は税込 298,000円と超高額です。

なお、メーカーによって価格は変わりますが、どの製品もおおよそ30万円前後でした。北米での販売価格は1599ドルだったことから、円安の影響はかなり大きいです。為替相場の影響を受けやすいPCパーツ市場ですが、この価格帯でも発売開始後一瞬で売り切れていました。

「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」の詳細については下記をご覧ください。

 

グラフィックカード本体です。3ピンのRGBヘッダーケーブルに、新規格の12VHPWR電源ケーブル、簡易的なGPUサポートも付属しています。仕様表では消費電力は450W、推奨電源は1000Wとなっています。

 

カード寸法は356.1mm (L)x 150.1mm(W) x 71.4(H) mmと、もはや片手で持つには大き過ぎるサイズです。質量は実測で1914gと、ノートPC本体と同等の重さ。前世代の「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Trinity 」と比較すると、体積は1.7倍になっており、べらぼうな大きさです。

「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Trinity 」と比較
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3090 Trinity 」と比較

 

ファンもヒートシンクも規格外の大きさです。

 

映像出力端子はDisplayPort 1.4aが3ポート 、 HDMI 2.1が1ポートとなっています。

 

電源コネクタは16ピンとなっており、8ピン×4を一本に集約する付属の変換ケーブル「12VHPWR電源ケーブル」を接続して使用します。

 

接続方法は以下の通り、8ピン2又での接続はNGです。発火の危険性があります。8ピンを4本用意して1本ずつ接続します。12VHPWR対応の電源も続々登場してきているようです。

 

今回、CoolerMaster Silencio S600のケースを使いましたが、PCケース内に収まったものの、サイドパネルが閉まりませんでした。3スロット占有し、サイズと重さ、接続ケーブルも多いので、大きめのPCケースがおすすめです。

また、重くてマザーボードに負荷がかなりかかるので、GPUサポートで支えるよりは、横置きに対応したオープンフレーム構造のPCケースもおすすめです。

 

付属しているGPUサポートは簡易的なもので頼りになりません。長尾製作所などのGPUサポートの使用をおすすめします。

 

電源を入れると側面のLEDが点灯します。

 

「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC」のGPU-Zの結果は、次のようになっています。
オーバークロックモデルなので、ブースト時のGPUクロックは2535MHzと少し高めに設定されています。

GPU-Zの結果

 

テストに使用したPC

GeForce RTX 4090のベンチマークを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。電源は850Wでしたが、8pinが足りなかったため、1000Wの電源に換装してテストしています。

レビュー機の構成
OS Windows 11
CPU Ryzen 9 7900X
ケース CoolerMaster Silencio S600
マザーボード ASRock X670E Steel Legend
CPUクーラー Deepcool GAMMAXX L240 A-R [水冷]
メモリ Crucial DDR5-4800 64GB(32GB×2)
ストレージ SSD WD BLUE SN570 [PCIe Gen3x4 NVMe 1TB]
電源 Corsair RM850 [850W] → Corsair RM1000x [1000W]

 

3DMark ベンチマークスコア

ここではゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークである「Speed Way」と「Time Spy」のスコアを掲載しています。

10月14日に公開されたばかりの新世代向けのベンチマーク「Speed Way」では、リアルタイムのレイトレーシングやグローバルイルミネーションやなども含まれるため、負荷が非常に重く、6GB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必須となります。

RTX 4090ではどちらのスコアもずば抜けて高いです。前世代のRTX 3090と比較して「Speed Way」では、約1.9倍のスコア。「Time Spy」では、約1.85倍のスコアです。

Speed Way(DX12) - Graphics score
RTX 4090 9932
RTX 3090 5160
RTX 3080 Ti 5076
RTX 3080 4493
RTX 3070 Ti 3718
RTX 3070 3396
Time Spy(DX12) - Graphics score
RTX 4090 36298
RTX 3090 19568
RTX 3080 Ti 18607
RTX 3080 17064
RTX 3070 Ti 14389
RTX 3070 13393

 

ゲームベンチマークスコア

各ゲームベンチマークでのスコア比較です。今回は、重いゲームを中心に平均フレームレートおよび最低フレームレートを計測しました。

いずれも最高設定でのフレームレート結果となります。なお、負荷が重い部類のゲームのみ、最低フレームレートも記載しています。

フルHD、WQHD解像度では重いゲームでも平均100 fps以上を維持しており、最低フレームレートも、60fpsを大きく超えています。

4K解像度では、激重と言われる「サイバーパンク2077」でも平均 70fpsを超えています。その他の重めのゲームでは120 fps以上が出ています。多くのゲームが、カード単体で4K / 120fpsで動作する時代になりました。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 93 fps 180 fps
2560x1440 87 fps 146 fps
3840x2160 46 fps 77 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 180 fps
RTX 3090 124 fps
RTX 3080 Ti 122 fps
RTX 3080 114 fps
RTX 3070 Ti 95 fps
RTX 3070 91 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 146 fps
RTX 3090 89 fps
RTX 3080 Ti 87 fps
RTX 3080 80 fps
RTX 3070 Ti 65 fps
RTX 3070 61 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 77 fps
RTX 3090 47 fps
RTX 3080 Ti 45 fps
RTX 3080 42 fps
RTX 3070 Ti 33 fps
RTX 3070 32 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
エクストリーム 1920x1080 202 fps 244 fps
2560x1440 186 fps 216 fps
3840x2160 147 fps 167 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 244 fps
RTX 3090 130 fps
RTX 3080 Ti 122 fps
RTX 3080 114 fps
RTX 3070 Ti 106 fps
RTX 3070 101 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 216 fps
RTX 3090 115 fps
RTX 3080 Ti 108 fps
RTX 3080 101 fps
RTX 3070 Ti 91 fps
RTX 3070 88 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 167 fps
RTX 3090 86 fps
RTX 3080 Ti 83 fps
RTX 3080 76 fps
RTX 3070 Ti 67 fps
RTX 3070 64 fps
重い部類のゲーム
レッド・デッド・リデンプション2(VULKAN)
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 101 fps 170 fps
2560x1440 99 fps 162 fps
3840x2160 44 fps 127 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 170 fps
RTX 3090 122 fps
RTX 3070 Ti 120 fps
RTX 3080 113 fps
RTX 3070 Ti 98 fps
RTX 3070 94 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 162 fps
RTX 3090 108 fps
RTX 3080 Ti 102 fps
RTX 3080 97 fps
RTX 3070 Ti 81 fps
RTX 3070 77 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 127 fps
RTX 3090 74 fps
RTX 3080 Ti 70 fps
RTX 3080 66 fps
RTX 3070 Ti 54 fps
RTX 3070 50 fps
重い部類のゲーム
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12)
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
ウルトラ 1920x1080 206 fps 268 fps
2560x1440 198 fps 233 fps
3840x2160 121 fps 143 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 268 fps
RTX 3090 177 fps
RTX 3080 Ti 177 fps
RTX 3080 160 fps
RTX 3070 Ti 138 fps
RTX 3070 115 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 233 fps
RTX 3090 130 fps
RTX 3080 Ti 130 fps
RTX 3080 116 fps
RTX 3070 Ti 98 fps
RTX 3070 92 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 143 fps
RTX 3090 76 fps
RTX 3080 Ti 75 fps
RTX 3080 67 fps
RTX 3070 Ti 55 fps
RTX 3070 51 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
高品質 1920x1080 148 fps 213 fps
2560x1440 143 fps 204 fps
3840x2160 97 fps 153 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 213 fps
RTX 3090 158 fps
RTX 3080 Ti 155 fps
RTX 3080 135 fps
RTX 3070 Ti 133 fps
RTX 3070 127 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 204 fps
RTX 3090 133 fps
RTX 3080 Ti 131 fps
RTX 3080 116 fps
RTX 3070 Ti 104 fps
RTX 3070 98 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 154 fps
RTX 3090 85 fps
RTX 3080 Ti 82 fps
RTX 3080 75 fps
RTX 3070 Ti 63 fps
RTX 3070 59 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 258 fps
2560x1440 248 fps
3840x2160 183 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 258 fps
RTX 3090 168 fps
RTX 3080 Ti 164 fps
RTX 3080 157 fps
RTX 3070 Ti 156 fps
RTX 3070 147 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 248 fps
RTX 3090 152 fps
RTX 3080 Ti 150 fps
RTX 3080 140 fps
RTX 3070 Ti 129 fps
RTX 3070 117 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 183 fps
RTX 3090 96 fps
RTX 3080 Ti 93 fps
RTX 3080 83 fps
RTX 3070 Ti 71 fps
RTX 3070 63 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
品質 解像度 平均 fps
最高 1920x1080 267 fps
2560x1440 251 fps
3840x2160 175 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 267 fps
RTX 3090 192 fps
RTX 3080 Ti 189 fps
RTX 3080 187 fps
RTX 3070 Ti 175 fps
RTX 3070 172 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 251 fps
RTX 3090 168 fps
RTX 3080 Ti 167 fps
RTX 3080 157 fps
RTX 3070 Ti 141 fps
RTX 3070 137 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 175 fps
RTX 3090 110 fps
RTX 3080 Ti 108 fps
RTX 3080 97 fps
RTX 3070 Ti 82 fps
RTX 3070 75 fps

 

DLSS有効時のスコア

次に、ディープラーニング スーパー サンプリング(DLSS)の効果を計測するベンチマークスコアを掲載します。GeForce RTX 4090では、第4世代「Tensorコア」とフレーム生成技術が追加された
「DLSS3」により、従来よりもさらに、ゲームのフレームレートを向上させることが可能です。

3DMark - NVIDIA DLSS feature test

NVIDIA DLSS feature testの結果は、下表の通りです。10月19日にアップデートでDLSS3に対応しました。なお、DLSS3実行条件は以下の通りになります。

NVIDIA DLSS3 実行条件

■ RTX40シリーズのグラフィックカードと最新ドライバ

■ Windows 10バージョン21H2以上

■Windows 10設定の「ハードウェア アクセラレータによる GPUスケジューリング」をオン
(Windows 11ではデフォルトでオン)

■DX12でゲームを起動

 

GeForce RTX 4090は、従来のDLSS2だと、WQHD解像度でフレームレートの伸びは約2倍、4K解像度では約2.5倍。DLSS3だと、WQHD解像度でフレームレートの伸びは約2倍、4K解像度ではなんと約3倍フレームレートがアップしています。

GeForce RTX 3090、DLSS2と比較するとWQHD解像度で1.8倍、4K解像度では約2.3倍以上の性能アップとなります。

NVIDIA DLSS feature test (2560x1440)
RTX 4090 245 fps [DLSS ON]
235 fps [DLSS ON]
115 fps [DLSS OFF]
RTX 3090 130 fps [DLSS ON]
59 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti 126 fps [DLSS ON]
58 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 116 fps [DLSS ON]
51 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti 94 fps [DLSS ON]
40 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 91 fps [DLSS ON]
38 fps [DLSS OFF]
NVIDIA DLSS feature test (3840x2160)
RTX 4090 173 fps [DLSS ON]
138 fps [DLSS ON]
56 fps [DLSS OFF]
RTX 3090 73 fps [DLSS ON]
29 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti 70 fps [DLSS ON]
28 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 63 fps [DLSS ON]
24 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti 51 fps [DLSS ON]
19 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 48 fps [DLSS ON]
17 fps [DLSS OFF]
 :DLSS3 ONの場合
 :DLSS2 ONの場合

 

ゲームベンチマークスコア

実際のゲームのベンチマークでのDLSS有効時のフレームレートです。「サイバーパンク2077」ではまだDLSS3に対応していないので、DLSS2での計測結果となります。RTX 4090、4K解像度でのDLSS2のフレームレートの伸び率は約1.6倍。元々のDLSSオフの時のフレームレートが高いからか、それほど伸びませんでした。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DLSS : 自動)
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、ウルトラ
RTX 4090 123 fps [DLSS ON]
76 fps [DLSS OFF]
RTX 3090 96 fps [DLSS ON]
47 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti 94 fps [DLSS ON]
45 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 88 fps [DLSS ON]
42 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti 72 fps [DLSS ON]
33 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 68 fps [DLSS ON]
32 fps [DLSS OFF]
 :DLSS2 ONの場合

 

レイトレーシング有効時のスコア

続いて、リアルタイムレイトレーシングのベンチマークスコアです。GeForce RTX 4090では、第3世代の128基による「RTコア」によりレイトレーシング機能も大幅に強化されています。

3DMark - Port Royal

3DMARKのリアルタイムレイトレーシングベンチマークテスト「Port Royal」のベンチマーク結果です。

こちらはRTX 3090と比較して約2倍スコアがアップしています。

Port Royal - Graphics score
RTX 4090 25704
RTX 3090 12904
RTX 3080 Ti 12453
RTX 3080 11052
RTX 3070 Ti 8742
RTX 3070 8200
RTX 3060 Ti 6918
RTX 3060 5062

 

3DMark - DirectX Raytracing

3DMarkの「DirectX Raytracing feature test」のベンチマーク結果です。このテストでは、シーン全体をレイトレーシングでレンダリングするため、純粋なレイトレーシング(DXR)性能を比較することができます。

RTX 3090と比較すると約2.5倍スコアが伸びています。

DirectX Raytracing feature test - 平均フレームレート (2560x1440)
RTX 4090 137 fps
RTX 3090 55 fps
RTX 3080 Ti 54 fps
RTX 3080 46 fps
RTX 3070 Ti 33 fps
RTX 3070 31 fps

 

ゲームベンチマーク

レイトレーシングのみON

レイトレーシング機能を使ったゲームのベンチマークスコアです。

レイトレーシングのみを有効にしたサイバーパンク2077のゲームベンチマークでは、従来のハイエンドグラフィックスと比較して、フレームレートは非常に高いです。RTX 3090と比較すると、WQHD解像度で約1.85倍、4K解像度では2倍という結果でした。

重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
レイトレ : ウルトラ
DLSS : オフ
1920x1080 75 fps 114 fps
2560x1440 62 fps 80 fps
3840x2160 31 fps 42 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 4090 114 fps
RTX 3090 67 fps
RTX 3080 Ti 64 fps
RTX 3080 59 fps
RTX 3070 Ti 48 fps
RTX 3070 45 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 4090 80 fps
RTX 3090 43 fps
RTX 3080 Ti 42 fps
RTX 3080 38 fps
RTX 3070 Ti 30 fps
RTX 3070 28 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 4090 42 fps
RTX 3090 21 fps
RTX 3080 Ti 21 fps
RTX 3080 18 fps
RTX 3070 Ti 13 fps
RTX 3070 11 fps
重い部類のゲーム
Bright Memory Infinite Ray Tracing Benchmark
品質 解像度 最低 fps 平均 fps
RTX : High
DLSS : オフ
1920x1080 108 fps 152 fps
2560x1440 75 fps 100 fps
3840x2160 37 fps 49 fps
他のグラフィックスとの比較(1920×1080、最高
RTX 4090 152 fps
RTX 3090 81 fps
RTX 3080 Ti 80 fps
RTX 3080 70 fps
RTX 3070 Ti 54 fps
RTX 3070 50 fps
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、最高
RTX 4090 100 fps
RTX 3090 50 fps
RTX 3080 Ti 50 fps
RTX 3080 43 fps
RTX 3070 Ti 35 fps
RTX 3070 31 fps
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、最高
RTX 4090 49 fps
RTX 3090 25 fps
RTX 3080 Ti 24 fps
RTX 3080 20 fps
RTX 3070 Ti 15 fps
RTX 3070 13 fps

 

レイトレーシング+DLSS をオン(4K)

レイトレーシングとDLSSを併用した際のゲームのベンチマークスコアです。RTX 4090では、レイトレーシングによる高負荷も、DLSS機能と併用することでフレームレートが大幅に向上します。

いずれも4K解像度のみの結果です。従来のハイエンドグラフィックスでは60 fpsには届かないタイトルがほとんどでしたが、RTX 4090では平均 101fpsと非常に高い結果です。RTX 3090と比較して、約1.8倍フレームレートが伸びています。

サイバーパンク2077(3840×2160)
(レイトレーシング : ウルトラ+DLSS : 自動)
RTX 4090 101 fps [DLSS ON]
42 fps [DLSS OFF]
RTX 3090 57 fps [DLSS ON]
21 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti 56 fps [DLSS ON]
21 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 50 fps [DLSS ON]
18 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti 41 fps [DLSS ON]
13 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 38 fps [DLSS ON]
11 fps [DLSS OFF]
Bright Memory Infinite Ray Tracing Benchmark(3840×2160)
(RTX : High+DLSS : Performance)
RTX 4090 129 fps [DLSS ON]
49 fps [DLSS OFF]
RTX 3090 66 fps [DLSS ON]
25 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 Ti 66 fps [DLSS ON]
24 fps [DLSS OFF]
RTX 3080 58 fps [DLSS ON]
20 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 Ti 47 fps [DLSS ON]
15 fps [DLSS OFF]
RTX 3070 41 fps [DLSS ON]
13 fps [DLSS OFF]
※解像度は全て4K(3840x2160)
 :DLSS2 ONの場合

 

クリエイター向けソフトのベンチマークスコア

GeForce RTX 4090では、NVIDIA独自のエンコード形式「NVENC」が第8世代に進化し、2基搭載しているので、対応しているソフトならデュアルエンコードにより処理時間がさらに高速になります。

以下、書くクリエイター向けソフトの処理時間を掲載します。まだ、デュアルエンコードに対応しているソフトは少ないですが、グラフィックス性能が高くなった分、処理速度は向上しています。

 

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間です。グラフィック性能が向上している分、書き出しが速くなっています。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 4090
2分44秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti
2分57秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080
2分57秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090
3分00秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分03秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070
3分11秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7 による書き出し時間

TMPGEnc Video Mastering Works 7によるH.265/HEVCでのエンコード時間は下記の通りです。
RTX 30シリーズではどれもあまり変わらない処理時間ですが、RTX 4090では41秒と速いです。

TMPGEnc Video Mastering Works 7による書き出し時間
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 4090
41秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090
52秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti
52秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080
53秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
54秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070
54秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※ NVIDIAのGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー

 

DaVinci Resolve Studio 18 によるエンコード時間

Davinci Resolveについては、一部のレビューアー向けに配布されているベータ版で、デュアルエンコードに対応しています。PC Watchのサイトを見ると、8K動画のエンコードであれば、RTX 3090より2倍以上の速さです。

下記のグラフはデュアルエンコードに対応していない18.0.4での計測結果ですが、GeForce RTX 4090はそれでも速いエンコード時間です。

DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 4090
2分51秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti
3分23秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080
3分23秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090
3分24秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分26秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
3分31秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間

 

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間も速くなっています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 4090
24秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090
26秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti
30秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080
32秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti
48秒
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070
48秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

Blender Benchmarkによるレンダリングスコア

3D CGソフト「Blender」のベンチマークスコアです。

レンダリング速度においてもずば抜けて高く、スコアは12288とRTX 3090の約2倍のスコアとなっています。

Blender Benchmark Score
RTX 4090 12494
RTX 3090 6239
RTX 3080 Ti 6154
RTX 3080 5212

 

OBS Studio

動画配信ソフトのOBS Studioについては、ベータ版でAV1に対応しており、GeForce RTX 4090なら、このエンコーダが使用できます(下図参照)。ただ、まだ現時点では録画のみの対応のようです。

OBS Studioの設定画面

 

消費電力の比較

最後は、消費電力の比較です。計測にはアイドル時、3DMarkのTime Spy 、Speed Wayのストレステストを1分間行い、確認できた最も高い消費電力を記載しています。

測定はグラフィックカード単体の消費電力ではなく、Ryzen 9 7900XのCPUも含めたPC全体の消費電力です。測定機器にはワットチェッカーを使用しています。アイドル時は最も低い消費電力、3DMarkベンチマーク時は最も高い消費電力を記載しています。平均消費電力ではないためご注意下さい。

RTX 4090は、RTX 3090より、全体的に消費電力も大きく上がっています。高負荷時の最大消費電力は600Wを超えます。一般的な目安として、最大消費電力の2倍の電源ユニットがいいとされているので、RTX 4090を搭載するときは1200Wくらいの電源ユニットが無難かと思います。

なお、高い消費電力ではありますが、RTX 3090と比較して性能が約1.8倍も上がっている事を考慮すると、RTX 4090のワットパフォーマンスは非常に高いと思います。

アイドル時(3840x2160)
RTX 4090 80W
RTX 3090 72W
RTX 3080 Ti 65W
RTX 3080 66W
RTX 3070 Ti 66W
RTX 3070 62W
3DMark Speed Way - Stress Test
RTX 4090 590W
RTX 3090 467W
RTX 3080 Ti 443W
RTX 3080 420W
RTX 3070 Ti 405W
RTX 3070 321W
3DMark Time Spy - Stress Test
RTX 4090 613W
RTX 3090 505W
RTX 3080 Ti 490W
RTX 3080 455W
RTX 3070 Ti 433W
RTX 3070 343W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

まとめ

サイズ、消費電力、性能全てがモンスター級

「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、次世代ハイエンドグラフィックス「GeForce RTX 4090」は、TSMC N4プロセスの採用により、驚異的なスペックアップが実現したとともに、カードサイズ、消費電力も大幅にアップ。

これまでのベンチマークの結果の通り、従来のハイエンドグラフィックスと比較してもスコアは頭一つ抜きん出ており、ゲーミング性能においてはGeForce RTX 4090単体で4K / 60 fps、ひいては4K / 120fpsも現実的になりました。

レイトレーシングやDLSS性能も大幅にアップしており、リアルタイムレイトレーシングを駆使した負荷の重いゲームも4Kでプレイできる時代へと突入しようとしています。

さらに、第8世代へと進化した2基のNVENCを活用することで、ゲーム配信や映像制作においても大きく貢献することでしょう。

ただし、カードサイズと重量、消費電力は非常に高く、価格も約30万円とかなり高価。GeForce RTX 4090を搭載できるPC環境のハードルも非常に高いです。

 

GeForce RTX 4090を搭載可能なおすすめPC

最後に、現在GeForce RTX 4090が搭載できるおすすめのBTOパソコンの紹介です。最新のRyzen 7000やインテル第13世代CPU搭載モデルが早くも登場しています。

サードウェーブ GALLERIA UA9C-R49
サイズ ミドルタワー
CPU Core i9-13900K
GPU GeForce RTX 4090
価格 69万円台(税込)~
GALLERIA人気のゲーミングPC

デザイン性も機能性も高いGALLERIAの人気ケース。

最新のインテル第13世代にRTX 4090という弩級のモンスターモデル。

レビュー記事はこちら
メーカーサイトはこちら
パソコンショップ SEVEN
サイズ 色々
CPU 13th Core i9 / i7 / i5
Ryzen 7000 など
GPU GeForce RTX 4090 など
価格 カスタム内容による
細かく選べて価格も安い

PCケースから、マザーボード、電源など、メーカーを指定してカスタマイズ可能。

細かくパーツをカスタマイズして購入したい方におすすめ。

レビュー記事はこちら
メーカーサイトはこちら

 

関連ページ