ドスパラ GALLERIA ミドルタワーの実機レビュー

更新日:2020年9月28日
CPU 10th Core i9 / i7
3rd Ryzen 9 / 7
GPU GTX 1660 SUPER ~
RTX 3080
メモリ 最大64GB
ストレージ SSD / SSD+HDD
価格 12万円台(税別)~
新デザインケースへリニューアル

ドスパラ GALLERIAは、デザイン性も機能性も進化した、新筐体のミドルタワーケースのゲーミングデスクトップPCです。

ブラックとシルバーのツートンカラーで、標準搭載された内部の見えるアクリルパネルと、フロントパネルを縁取る様にほんのりと点灯するLEDが特徴的なデザインです。

斜めにカットされたコンソール部分が、どこに置いてもアクセスしやすく設計されており、機能性も優れています。

側面吸気構成にし、吸気面積を拡大したことで静音性を保ちつつ、冷却性も向上しており、熱量の高い高性能パーツを搭載しても安心です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

GALLERIA ZA9R-R70S

Ryzen 9 3900X、GeForce RTX 2070 SUPER、メモリ16GB、1TB M.2 SSD NEW!

 

GALLERIA XA7C-R70S

Core i7-10700、GeForce RTX 2070 SUPER、メモリ16GB、512GB M.2 SSD

 

GALLERIA ZA9C-R80T

Core i9-10900K、GeForce RTX 2080Ti、メモリ16GB、1TB M.2 SSD
※現在、CPUはCore i9-10850Kへ変更されて販売されています

 

GALLERIAの主なモデル

黄色い枠がレビューした製品

 

目次

お忙しい方は、「GALLERIAの特徴」のみお読みください。

 

GALLERIAシリーズの特徴

デザイン性も機能性も進化した新筐体GALLERIA

ドスパラの人気ゲーミングデスクトップPCであるGALLERIAシリーズは、7年ぶりにケースデザインがリニューアルされました。

下の画像は旧デザイン(左)と新筐体デザイン(右)の比較画像です。従来のGALLERIAケースは、真っ黒で無骨なイメージで、お世辞でもかっこいいとは言えないデザインでしたが、新筐体であるGALLERIAケースは、モーターショーなどに出品するプロトタイプカーのインダストリアルデザイナーがこの筐体のデザインを担当しており、デザイン性も機能性も洗練され、新たな筐体へと進化しています。

GALLERIAシリーズのコンセプトは、「相棒-Sidekick」で、機能的でありながらも、かっこいい、ゲーマーの相棒になってくれるようなゲーミングデスクトップです。

左サイドパネルはアクリルウィンドウとなっており、内部が見えるようになっています。従来モデルでも、オプションで選択できたりはしましたが、新筐体では標準搭載となりました。

今後のeスポーツシーンを見据えた、デザイン性と機能性を兼ね備えたゲーミングPCデスクトップPCでしょう。


ケースデザインがリニューアル

 

ほんのりとLEDが光るフロントパネル

GALLERIAは、フロントパネルを縁取る様に、LEDがほんのり点灯します。ゲーミングPCによくあるギラギラした光り方ではなく、どこか上品で落ち着きのあるライティングです。


フロントパネルにLEDの縁取り

 

このLEDのカラーやエフェクトの調整は、付属のアプリケーションから行いますが、搭載されているマザーボードがASUS製マザーボードか、ASRock製マザーボードかで画面がやや異なります。

ASUS製マザーボード搭載製品の場合→ 「 Armoury Crate 」

詳細はこちら
ASRock製マザーボード搭載製品の場合→  「 Polychrome RGB 」

詳細はこちら

 

高い冷却性

GALLERIAでは、正面吸気を廃止し、側面吸気の構成となり、吸気面積が拡大しています。また、標準搭載の内部ファンが12cmから14cmに切り替えられたことで、送風量と静音性能がアップしています。

これらの変化により、従来筐体よりも冷却性能が向上し、歴代GALLERIAの中で最高の冷却性能を持つ筐体となっています。

側面吸気で高い冷却性

 

斜めで使いやすいコンソール

最もアクセス頻度の高いコンソール部分は、斜めにカットされており、PC本体を机の上と、机の下のどこに配置しても、電源スイッチやUSB接続の周辺機器、ヘッドホンなどの抜き差しが容易になるよう設計されています。

GALLERIAはデザイン性だけでなく、こういったユーザー目線での機能性も洗練されています。

斜めにカットされたコンソール部分

 

2種類のサイズとボディカラー

GALLERIAには、ボディカラーが異なる2種類のケースがあります(下図)。

ガンメタリック塗装が施され重厚感のあるケース(左)と、アルミパーツが採用され、ヘアライン加工が施された高級感のあるケース(右)です。

どちらのケースが採用されるかは、モデルによって異なります。確認した限りでは、最上位のU Seriesにアルミケースが用いられ、それ以外はガンメタリック塗装のケースが用いられているようです。

左:ガンメタリック塗装、右:アルミケース

 

また、これまで、ケースサイズと搭載プロセッサーによりシリーズ分けされていましたが、今回、スペックの程度が分かりやすいシリーズ名へと変更されました。これは、18年ぶりの変化となるようです。

下記のように、自分の目指すプレイスタイルに適したスペックのゲーミングPCがどれなのかが、分かりやすくなっています。

新シリーズの概要

・U SERIES:高いスペックで本気で勝ちに行くゲーマー用の最高峰シリーズ
・Z SERIES:熱狂のゲームスタイルを追求する、ワンランク上のハイグレードシリーズ
・X SERIES:プレイの幅を広げる、上級クラスを目指すゲーマーのためのシリーズ
・R SERIES:洗練され、無駄のないスペックを備えた、楽しむためのゲーマー向けシリーズ

※2020年8月23日時点の各モデル

 

Core i7-10700が遅いと感じる場合

Core i7-10700のベンチマークを計測すると、Core i5-10400よりもややいい程度のスコアしか出ず、「あれ遅いな?」と感じるかもしれません。

これは、継続可能な電力上限値を示すPL1がデフォルトの65Wのままだと、あまりスコアが伸びないためです。もし、もう少しパフォーマンスを出したければ、「Intel Extreme Tuning Utility」とうツールでPL1の設定を変更するといいでしょう。

Intel Extreme Tuning Utility

 

今回、PL1の設定を65Wから150Wへ変更したときのベンチマークスコア、CPU温度などを下表に掲載します。PL1を150Wにすることで、ベンチマークスコアは約1.3倍になり、エンコード時間もかなり短縮されました。このとき騒音値は約34dBから約38dBへと上がりましたが、うるさいというほどではありませんでした。CPU温度温度は上がり、80℃台へ上がり気になる方も多いかと思いますが、常時エンコードのような全コアに負荷が100%かかる処理をしなれば、問題ない範囲の温度ではないかと思います。場合によっては、PL1を150Wあたりにするのもいいでしょう。

PL1を65Wと150Wにしたときの比較
  PL1 : 65W PL1 : 150W
CINEBENCH R20 3425 4576
エンコード時間 12分00秒 9分24秒
騒音値 約34dB 約38dB
CPU温度 74℃前後 82℃前後

 

ゲームベンチマーク

ゲームに付属のベンチマーク機能のスコア、または実際にゲームをプレイし、Afterburnerで計測したフレームレートを掲載します。Core i7-10700のPL1設定はデフォルト(65W)のままです。

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルのフレームレートを掲載します。すべて同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

今回試したGeForce RTX 2080Ti、RTX 2070 SPUERなら、高リフレッシュレート液晶を使うことで、非常に高いフレームレートでゲームができます。

軽い部類のゲーム
Apex Legends
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
低設定 300 fps(最大) 300 fps
高設定 254 fps 190 fps
2560
x
1440
低設定 286 fps 220 fps
高設定 184 fps 135 fps
3840
x
2160
低設定 155 fps 115 fps
高設定 103 fps 76 fps
※トレーニングモード 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
低設定 300 fps(最大) 300 fps(最大)
高設定 300 fps(最大) 300 fps(最大)
2560
x
1440
低設定 300 fps(最大) 300 fps(最大)
高設定 300 fps(最大) 300 fps(最大)
3840
x
2160
低設定 300 fps(最大) 300 fps(最大)
高設定 300 fps(最大) 230 fps
※プラクティスモード 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
低設定 296 fps 290 fps
高設定 240 fps 219 fps
最高設定 220 fps 187 fps
2560
x
1440
低設定 292 fps 286 fps
高設定 239 fps 214 fps
最高設定 151 fps 116 fps
3840
x
2160
低設定 290 fps 286 fps
高設定 236 fps 213 fps
最高設定 72 fps 55 fps
※バトルラボ 最大300fpsで計測
[以上のゲームのベンチマークスコアおよびフレームレートについて]
※表示しているのは平均フレームレートです

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

以下に、その他のゲームについて計測したフレームレートを掲載します。

やりたいゲームがある方は、どの程度のグラフィックカードがあれば、十分なフレームレートが出るのかを確認して下さい。

重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
軽量品質 192 fps 160 fps
標準品質 165 fps 133 fps
高品質 128 fps 99 fps
2560
x
1440
軽量品質 155 fps 127 fps
標準品質 120 fps 95 fps
高品質 93 fps 75 fps
3840
x
2160
軽量品質 93 fps 72 fps
標準品質 67 fps 51 fps
高品質 50 fps 44 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、高品質)
RTX 3090 141 fps
RTX 3080 135 fps
RTX 2080Ti 128 fps
RTX 2080 SUPER 111 fps
RTX 2070 SUPER 99 fps
RTX 2060 SUPER 89 fps
GTX 1660 SUPER 66 fps
GTX 1660 59 fps
GTX 1650 38 fps
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
最低 179 fps 147 fps
159 fps 130 fps
最高 150 fps 120 fps
2560
x
1440
最低 171 fps 139 fps
128 fps 103 fps
最高 109 fps 87 fps
3840
x
2160
最低 113 fps 89 fps
74 fps 58 fps
最高 60 fps 46 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高)
RTX 3090 157 fps
RTX 3080 157 fps
RTX 2080Ti 150 fps
RTX 2080 SUPER 120 fps
RTX 2070 SUPER 120 fps
RTX 2060 SUPER 102 fps
GTX 1660 SUPER 82 fps
GTX 1660 76 fps
GTX 1650 46 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
222 fps 177 fps
129 fps 101 fps
ウルトラ 107 fps 82 fps
2560
x
1440
161 fps 126 fps
88 fps 68 fps
ウルトラ 76 fps 58 fps
3840
x
2160
88 fps 67 fps
47 fps 35 fps
ウルトラ 43 fps 32 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、ウルトラ)
RTX 3090 156 fps
RTX 3080 142 fps
RTX 2080Ti 107 fps
RTX 2080 SUPER 93 fps
RTX 2070 SUPER 82 fps
RTX 2060 SUPER 68 fps
GTX 1660 SUPER 50 fps
GTX 1660 46fps
GTX 1650 28 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
標準(デスク) 242 fps 202 fps
高(デスク)
179 fps 148 fps
最高品質 169 fps 139 fps
2560
x
1440
標準(デスク) 202 fps 167 fps
高(デスク)
143 fps 118 fps
最高品質 133 fps 107 fps
3840
x
2160
標準(デスク) 143 fps 118 fps
高(デスク)
83 fps 64 fps
最高品質 72 fps 55 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高品質)
RTX 3090 206 fps
RTX 3080 192 fps
RTX 2080Ti 169 fps
RTX 2080 SUPER 141 fps
RTX 2070 SUPER 139 fps
RTX 2060 SUPER 121 fps
GTX 1660 SUPER 104 fps
GTX 1660 93 fps
GTX 1650 62 fps
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
  ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920
x
1080
低品質 155 fps 130 fps
高品質 131 fps 113 fps
最高品質 116 fps 101 fps
2560
x
1440
低品質 140 fps 115 fps
高品質 123 fps 102 fps
最高品質 111 fps 91 fps
3840
x
2160
低品質 91 fps 70 fps
高品質 79 fps 60 fps
最高品質 75 fps 57 fps
ベンチマークスコアの比較(1920x1080、最高品質)
RTX 3090 120 fps
RTX 3080 120 fps
RTX 2080Ti 116 fps
RTX 2070 SUPER 101 fps
RTX 2080 SUPER 100 fps
RTX 2060 SUPER 98 fps
GTX 1660 SUPER 90 fps
GTX 1660 80 fps
GTX 1650 55 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 ZA9C-R80T XA7C-R70S
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920x1080 24041 24041
3840x2160 23283 23283
※グラフィック品質設定は「最高品質」
※約5500で60fps
[以上のゲームのベンチマークスコアおよびフレームレートについて]
※表示しているのは平均フレームレートです
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

Ryzenプロセッサー搭載時のベンチマーク

Ryzenプロセッサー「Ryzen 9 3900X」と「Core i7-10700」のフレームレート差の比較です。解像度はWQHD(2560x1440)、最高設定のみ比較しています。CINEBENCH R20などでは「Ryzen 9 3900X」のほうが高いスコアですが、ゲームのフレームレートの場合、どちらもほとんど差はありません。しかもCore i7-10700はPL1を65Wで計測したときのスコアです。このように、Ryzenプロセッサーは、ゲーム時のフレームレートが出にくくなっています。なお、もっと上位のインテルプロセッサーなら、Ryzen 9 3900Xよりも高いスコアが出るはずです。

軽い部類のゲーム
Apex Legends
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 高設定 136 fps 135 fps
※トレーニングモード 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 高設定 300 fps(最大) 300 fps(最大)
※プラクティスモード 最大300fpsで計測
軽い部類のゲーム
フォートナイト
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 最高設定 115 fps 116 fps
※バトルラボ 最大300fpsで計測
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 高品質 76 fps 75 fps
重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 最高 89 fps 87 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 ウルトラ 57 fps 58 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 最高品質 104 fps 107 fps
中程度の重さのゲーム
ファークライ ニュードーン
  ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
2560x1440 最高品質 92 fps 91 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 ZA9R-R70S XA7C-R70S
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
1920x1080 22738 24041
3840x2160 21796 23283
※グラフィック品質設定は「最高品質」
※約5500で60fps
[以上のゲームのベンチマークスコアおよびフレームレートについて]
※表示しているのは平均フレームレートです

 

グラフィックカード選びの目安

GALLERIAのミドルタワーケース、GALLERIA SKシリーズではミドルクラスからハイエンドのグラフィックスが選択可能です。ただし、初心者の方はどのグラフィックカードを選べばよいか迷うと思います。

下表に、グラフィックカード選び方の目安を記載しますので、参考にしてください。使っている液晶と、どの程度のグラフィック設定(画質)でゲームをしたいかでグラフィックカードを決めるといいと思います。

グラフィックカード選びの目安
液晶 グラフィック設定 おすすめグラフィックカード
4K液晶 レイトレーシング
+高設定
GeForce RTX 3090
GeForce RTX 3080
4K液晶 高設定 GeForce RTX 2080Ti
FHD 高リフレッシュレート液晶 高設定 GeForce RTX 2080 SUPER
GeForce RTX 2070 SUPER
WQHD液晶 最高設定
FHD液晶 最高設定 GeForce RTX 2060 SUPER
GeForce GTX 1660 SUPER
※FHD:1920x1080、WQHD:2560x1440、4K:3840x2160

 

その他のゲームのベンチマーク

上に掲載した以外のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品で選択できる代表的なプロセッサーとそのベンチマークスコアを下表に掲載します。

Core i7-10700についてはPL1をデフォルトの65Wのときと、150Wにしたときの両方を掲載しています。

Core i9-10900Kのスコアは非常に高いです。CPUに負荷のかかる作業を行うときはおすすめです。Core i7-10700は、全コアがフルで稼働するCINEBENCH R20の場合、PL1の設定を上げないと高いスコアは出ませんが、ゲーム目的であれば、Core i7-10700でも十分だと思います。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 9 3950X 9288
Ryzen 9 3900X 7188
Core i9-10900K 6304
6275
Core i9-9900KF 4943
Ryzen 7 3700X 4922
Core i7-10700K 4862
Core i7-10700 4777
4576 [PL1:150W]
3425 [PL1:65W]
Core i9-9900K 4323
Core i7-9700K 3731
Ryzen 5 3600X 3558
Ryzen 5 3600 3436
Core i5-10400 3197
Core i7-9700 3168
Ryzen 5 3500 2584
Core i5-9400F 2330
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※一部、The Guru3D.comのサイトから引用しています

 

グラフィックス

本製品で選択できる代表的なグラフィックスは次の通りです。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
RTX 3090 19568
RTX 3080 17064
RTX 2080Ti 13161
RTX 2080 SUPER 10674
RTX 2070 SUPER 9812
RTX 2060 SUPER 8475
GTX 1660Ti 6105
GTX 1660 SUPER 6000
GTX 1660 5431
GTX 1650 SUPER 4630
GTX 1650 3336
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージは、HDDからGen4 NVMe SSDまで選択することができます。通常であれば、デフォルトのNVMe SSDで十分です。多くのゲームをプレイする場合は多めの容量を選択するといいでしょう。

最近では高画質なゲームが増え、容量も大きくなってきたので、512GB 以上の容量は欲しいところです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
Gen4 NVMe 1TB SSD
1TB SSD
512GB SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
Gen4 NVMe SSD 5000
NVMe SSD 3365
SSD 550
HDD 170
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

クリエイターソフトの処理時間&ベンチマーク

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Ryzen 9 3900X
16GBメモリ
35秒
Core i9-10900K
16GBメモリ
63秒
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10700
16GBメモリ
69秒 [PL1:150W]
79秒 [PL1:65W]
Core i7-10750H
16GBメモリ
76秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

GeForce RTXシリーズなら、4K動画のエンコードも非常に高速です。

Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2080Ti
3分28秒
Ryzen 9 3900X/16GB
GeForce RTX 2070 SUPER
3分36秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2080 SUPER
3分50秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2070 SUPER
3分50秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce RTX 2060 SUPER
3分56秒
Core i7-10700/16GB
GeForce RTX 2070 SUPER
4分12秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660 SUER
4分26秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1660
5分32秒
Core i7-10700/16GB
GeForce GTX 1650 SUPER
5分42秒
Core i9-10900K/16GB
GeForce GTX 1650
6分42秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てデスクトップPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間

Core i7-10700で計測したx265によるエンコード時間が、他の機種で計測したエンコード時間よりも遅くなっています。

電源設定 Ryzen 9 3900X Core i9-10900K Core i7-10700
x265でエンコード (※1) 6分34秒 7分28秒 12分00秒
NVENCでエンコード (※2) 53秒 53秒 54秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Ryzen 9 3900X 6分34秒
Core i9-10900K 7分28秒
Core i7-10700K 8分55秒
Ryzen 7 3700X 9分00秒
Core i7-10700 9分24秒 [PL1:150W]
12分00秒 [PL1:65W]
Ryzen 5 3600 11分52秒
Core i7-8700 13分32秒
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender ベンチマーク

Blenderベンチマークの実行結果を掲載します。各モデルのスコアはタブをクリックして下さい。なお、Core i9-10900K、GeForce RTX 2080Tiのモデルでは計測していません。

  • Core i7-10700
    RTX 2070 SUPER
  • Ryzen 9 3900X
    RTX 2070 SUPER
Optixで実行したときのベンチマーク

Blenderベンチマークの実行結果を掲載します。今回、GeForce 2070 SUPER搭載機で計測しましたが、トップ4%のランキングとなっており、非常に高いスコアです。

OptiXでの実行したときのランキング(PL1:150W)
Optixで実行したときのベンチマーク

トップ5%のランキングとなっており、非常に高いスコアです。

SPECviewperf 13 ベンチマーク
  • Core i9-10900K
    RTX 2080Ti
  • Core i7-10700
    RTX 2070 SUPER
  • Ryzen 9 3900X
    RTX 2070 SUPER

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。なお、PL1の設定はデフォルトのままで計測しています。

静音性のチェック

本機の動作音(静音性)のチェックです。もし動作音が大きいと、ゲーム等に集中しづらいです。

いずれも”やや低め~普通”の騒音値です。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF XIV実行時
(60fps制限)
FF XIV実行時
(fps制限なし)
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
約33dB 約39dB 約33dB 約42dB
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
約29dB 約34dB 約35dB 約45dB
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
約33dB 約45dB 約35dB 約40dB
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
※一部のモデルの掲載を省略しています

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

ここではエンコード時のCPU温度、FF14ベンチを実行時のGPU温度を掲載します。

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時のCPU温度の詳細です。

  • Core i9-10900K
    RTX 2080Ti
  • Core i7-10700
    RTX 2070 SUPER
  • Ryzen 9 3900X
    RTX 2070 SUPER
GALLERIA ZA9C-R80T(Core i9-10900K、GeForce RTX 2080Ti)

初めは100℃まで上昇するものの、ターボブースト後は80℃台で落ち着きます。

エンコード時のCPU温度
GALLERIA XA7C-R70S(Core i7-10700、GeForce RTX 2070 SUPER)

エンコード時のCPU温度は70℃台で推移しており、問題ない温度です。

エンコード時のCPU温度
GALLERIA ZA9R-R70S(Ryzen 9 3900X、GeForce RTX 2070 SUPER)

エンコード時のCPU温度は80℃後半で推移しており、やや高めの温度です。

エンコード時のCPU温度

 

FF XIVベンチ(fps制限なし)実行時の温度の詳細

下図は、FF XIVベンチマーク(fps制限なし)実行時のGPU温度の詳細です。

  • Core i9-10900K
    RTX 2080Ti
  • Core i7-10700
    RTX 2070 SUPER
  • Ryzen 9 3900X
    RTX 2070 SUPER
GALLERIA ZA9C-R80T(Core i9-10900K、GeForce RTX 2080Ti)

80℃前後で推移しており、やや高めの温度です。

FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度
GALLERIA XA7C-R70S(Core i7-10700、GeForce RTX 2070 SUPER)

80℃を超えるときもあり、やや高めの温度です。

FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度
GALLERIA ZA9R-R70S(Ryzen 9 3900X、GeForce RTX 2070 SUPER)

70℃台で推移しており、問題ない温度です。

FF XIVベンチ(最高品質、fps制限なし)実行中のGPU温度

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

Core i7-10700では、PL1が65Wであるため、消費電力はやや抑えられていると思います。

消費電力
  アイドル時 エンコード時 FF XIV実行時
(60fps制限)
FF XIV実行時
(fps制限なし)
Core i9-10900K
RTX 2080Ti
約40W 約190W 約145W 約390W
Core i7-10700
RTX 2070 SUPER
約40W 約118W 約134W 約344W
Ryzen 9 3900X
RTX 2070 SUPER
約50W 約210W 約159W 約342W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

外観のチェックです。
デザインがリニューアルされ、デスクトップPCとしては珍しいツートンカラーとなりました。最初に見たときは、イマイチかなと思いましたが、見慣れてくると悪くないデザインだと思います。

 

フロントパネルは丸みを帯びており、電源を入れると縁取る様にLEDが点灯します。

 

フロントパネルのGALLERIAのエンブレムです。おそらくアルミ製で高級感があります。

 

サイドパネルにはメッシュ状の吸気口があり、メッシュ部分は青色です。

 

コンソールパネルです。同じくLEDが点灯する電源ボタンと、スタート/リセットボタン、USB Type-Aポートが4つ、ヘッドホン/マイクジャックがあります。

 

天面です。排熱用の孔が開いたシャーシ、埃を防ぐメッシュフィルター、フラットにするためのプラスチック製天面板による、3層構造になっています。筐体内の熱を排出しつつ、天板にコントローラーやヘッドフォンなどを置くことができます。

 

左側面です。

 

右側面です。

 

正面と背面の画像です。

 

マザーボードのポート類です。ここはマザーボードによって異なってきます。

 

底面です。

 

底面には電源ユニットのちょうど下に防塵フィルターがあり、取り外しての掃除が可能です。

 

底面のゴム足です。高めに設計されており、底面からの吸気が行いやすくなっています。

 

サイドパネルの内側です。青いメッシュが貼られています。

 

ケース内部のチェック

左側面のケース内部

左側面のケース内部です。裏面配線がされており、配線処理もきれいです。電源ユニットはこちら側からアクセスします。

 

SSD用の2.5インチベイが2つあります。

 

HDD用の3.5インチシャドウベイが2つあります。

 

右側面のケース内部

内部は裏面配線のおかげですっきりしており、エアフローも良さそうです。

【GALLERIA ZA9C-R80T】
Core i9-10900K、GeForce RTX 2080Ti

【GALLERIA XA7C-R70S】
Core i9-10700、GeForce RTX 2070 SUPERi
【GALLERIA ZA9R-R70S】
Ryzen 9 3900X、GeForce RTX 2070 SUPERi

 

マザーボード

Z490チップセットのマザーボードには、「ASUS PRIME Z490-P」が搭載されていました。

【ASUS PRIME Z490-P】

 

H470チップセットのマザーボードには、「ASUS PRIME H470-PLUS」が搭載されていました。

【ASUS PRIME H470-PLUS】

 

X570チップセットのマザーボードには、「ASRock X570 PHANTOM GAMING 4」が搭載されていました。

【ASRock X570 PHANTOM GAMING 4】

 

CPUファン

Z-SeriesのCPUファンには信頼と安定の「Scythe 虎徹 MarkⅡ(SCKTT-2000)」が搭載されていました。

 

標準で搭載されているCPUファンです。こちらは旧モデルでも採用されていたCPUファンと同じものです。

 

Ryzen 9 3900X搭載モデルではAMD純正のリテールクーラーが装着されます。

 

グラフィックカード

GeForce RTX 2080Ti選択時にはZOTAC製が搭載されていました。基盤を保護するバックプレートが装備されています。

 

GeForce RTX 2070 SUPER選択時にはZOTAC製が搭載されていました。

 

XA7C-R70SモデルでのGeForce RTX 2070 SUPERは、Palit製が搭載されていました。基盤を保護するバックプレートが装備されています。

 

M.2 SSD

M.2 SSD搭載時、マザーボードにヒートシンクが付属されている場合は装着されますが、そうでない場合は裸のままです。発熱が心配な方はご自身でヒートシンクを貼り付けることをおすすめします。

 

その他

最近では光学ドライブの無いドライブレスのケースが主流となりつつありますが、5.25インチベイのスペースもあり、光学ドライブ(ブルーレイ)も選択可能です。

 

HDD用の3.5インチシャドウベイです。こちら側からはアクセスできません。

 

14cmのフロントケースファンです。これで内部全体を冷却します。

 

14cmのトップケースファンが標準で1基搭載されています。こちらはカスタマイズでもう1基増やすことができます。

 

斜めから見た画像

斜めから見たケース内部の画像です。

 

反対側の斜めから見た画像です。

 

周辺機器

同梱されているGALLERIAオリジナルのゲーミングキーボードとゲーミングマウスです。モニターがあれば、到着後すぐにゲームをプレイすることができます。キーボードに関してはこちらをご覧ください。キーボードはゲームプレイでも使いやすいですが、マウスはかなり軽いので、人によっては使いにくいかも知れません。

 

まとめ

以上が、GALLERIAミドルタワーのレビューです。

7年ぶりにリニューアルされた筐体は、デザイン性・冷却性・ユーザービリティに優れています。

価格も安くコストパフォーマンスが高いです。

GeForce GTX 1660 SUPERからRTX 3090までのモデルがラインナップされており、ミドルユーザーからヘビーユーザーまで使える製品です。

新筐体の登場と共に、シリーズ名にも変更が加えられ、自分のプレイスタイルに合ったゲーミングPCを探しやすくなりました。

おすすめなのは、GeForce RTX 2070 SUPER搭載のGALLERIA XA7C-R70Sです。最新のGeForce RTX 20シリーズのグラフィックスを搭載しているにも関わらず、価格が安く、非常にコストパフォーマンスが高いです。フルHD液晶はもちろんWQHDの液晶でも、ほとんどのゲームが最高設定で60 fps以上出ます。グラフィック設定をやや落とせば、高リフレッシュレート液晶でも使えます。

安く買いたいなら、GeForce GTX 1660 SUPER搭載のGALLERIA XA7C-G60Sが良いでしょう。ミドルスペックのグラフィック性能で、フルHD液晶なら、多くのゲームが"高~最高品質"のグラフィック設定で60 fps以上出ます。

4K液晶や、高リフレッシュレート液晶、マルチ画面などでゲームをしたい方は、GeForce RTX 3080を搭載したモデルが良いでしょう。価格は上がりますが、ヘビーユーザーに最適です。

 

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