GeForce RTX 4080 のベンチマーク
更新日:
11月16日に「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、NVIDIAの次世代ハイエンドグラフィックス「GeForce RTX 4080」が発売となりました。
ここでは、「TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X」のグラフィックカードを用いて、3DMarkや各ゲームのフレームレート、レイトレーシングや最新のDLSS3を有効にしたときのフレームレート、AV1エンコード時間などを計測した結果を掲載します。
執筆:ゲーム記事担当"つむじ"
2022.11.20 初稿
2023.2.24 「ホグワーツ・レガシー」のベンチマークスコアを追記
2023.2.24 「NMKD Stable Diffusion GU」によるAIイラスト生成時間のスコアを追記
目次
はじめに
ベンチマークスコア
その他
おすすめPC
GeForce RTX 4080 のスコア結果【概要】
前世代のRTX 3080よりも約1.6倍高速
細かい説明は抜きに、「GeForce RTX 4080」が前世代と比較してどのくらい性能が向上したのか知りたい方のために、まずは代表的なベンチマーク「3DMark Time Spy」のスコアを掲載します。
GeForce RTX 4080は、前世代のRTX 3080と比較して約1.6倍、スコアがアップしています。
従来のRTX 3080、RTX 3080 Ti、RTX 3090と比べると、スコアは非常に高いのに、 グラフィックス カード電力はそれほど変わらず、ワットパフォーマンスは極めて優秀です。
RTX 4080は、最上位のRTX 4090と30%ほど性能差がありますが、価格差も30%ほどなので、順当な性能ではないかと思います。"中途半端"、"高すぎる"という意見もありますが、そこまでコスパが悪いわけでもありません。
3DMark Time Spy - Graphics score
RTX 4090 |
36298 |
RTX 4080 |
28098 |
RTX 4070 Ti |
22597 |
RTX 3090 |
19568 |
RTX 3080 Ti |
18607 |
RTX 3080 |
17064 |
Radeon RX 6800 |
14520 |
RTX 3070 Ti |
14389 |
RTX 2080 Ti |
13872 |
RTX 3070 |
13393 |
RTX 3060 Ti |
11526 |
RTX 2080 SUPER |
11315 |
RTX 2070 SUPER |
9922 |
RTX 3060 |
8650 |
RTX 2070 |
8605 |
RTX 2060 SUPER |
8482 |
RTX 2060 |
7302 |
RTX 3050 |
6140 |
GTX 1660 Ti |
6031 |
GTX 1660 SUPER |
6000 |
GTX 1660 |
5431 |
GTX 1650 SUPER |
4630 |
GTX 1650 |
3336 |
:RTX 40シリーズ
:RTX 4080で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GeForce RTX 4080の特徴
速さのその先へ。
2022年9月21日、NVIDIA主催のAI技術カンファレンス「NVIDIA GTC 2022」にて発表された「GeForce RTX 4080」は、16GBモデルと12GBモデルの販売が予定されていましたが、“混乱を招く”ということで急遽12GBモデル販売は取り止めとなりました。
新世代となる「NVIDIA Ada Lovelace」アーキテクチャの特徴は以下の3点。
「NVIDIA Ada Lovelace」アーキテクチャの3つの特徴
■ 前世代の最大2倍の性能と電力効率を実現
■ レイトレーシング性能が最大2倍と飛躍的に向上
■ AI性能が最大2倍と飛躍的に向上
RTX 4080は、従来のRTX 3080と比較して、製造プロセスはSamsung 8Nから、NVIDIA GPU向けに最適化されたTSMC 4Nになり、「Tensor」コアは第4世代、「RTコア」は第3世代へと進化。CUDAコアは微増ではあるものの、ブーストクロックは大きく引き上げられており、性能が大きく向上しています。また、L2キャッシュ容量は前世代から10倍以上の64MBへと大容量化。これにより特に、レイトレーシング性能が大幅に向上しています。
また、グラフィックス カード電力は320Wと、RTX 3080 Ti/RTX 3080以下となっておおり、「前世代の最大2倍の性能を実現」というのが本当なら、電力効率(ワットパフォーマンス)はかなり期待できそうです。
RTX 4090と同様、ビデオエンコーダであるNVENCでは、第8世代に進化し「AV1」に対応。さらに、デュアルエンコードが可能になったことで、配信者や映像クリエイターにとっても大きな強みとなっています。
上位のRTX 4090と比較した場合、GPUコアはAD102ではなくAD103を搭載しています。また、CUDAコア数、Tensorコア数、RTコア数とも、RTX 4090のほうがかなり多くなっています。ただし、 グラフィックス カード電力はRTX 4090のほうがかなり高いです。
仕様比較
|
GeForce RTX 4090 |
GeForce RTX 4080 |
GeForce RTX 3080 |
GPUコア |
AD102 |
AD103 |
GA102-200 |
GPUアーキテクチャ |
Ada Lovelace |
Ampere |
製造プロセス |
TSMC 4N |
SAMUSUG 8N |
CUDAコア数 |
16384 |
9728 |
8704 |
Tensorコア数 |
512(第4世代) |
304(第4世代) |
272(第3世代) |
RTコア数 |
128(第3世代) |
76(第3世代) |
68(第2世代) |
定格クロック |
2.23 GHz |
2.21 GHz |
1.44 GHz |
ブーストクロック |
2.52 GHz |
2.51 GHz |
1.71 GHz |
L2キャッシュ容量 |
72MB |
64MB |
5MB |
メモリタイプ |
GDDR6X |
メモリ容量 |
24GB |
16GB |
10GB |
メモリスピード |
21 Gbps |
22.4 Gbps |
19 Gbps |
メモリバス幅 |
384 bit |
256 bit |
320 bit |
メモリ帯域幅 |
1008 GB/s |
716.8 GB/s |
760 GB/s |
DLSS |
3 |
2 |
NVENC |
第8世代×2 |
第7世代 |
グラフィックス
カード電力 |
450W |
320W |
350W/320W
|
推奨電源 |
850W |
750W |
販売価格(税込) |
約31万円 |
約24万円 |
約13万円 |
テスト環境
テストに使用したグラフィックカード
今回の検証に使用したグラフィックカードは「TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X」です。価格は税込 239,800円と余裕の20万超えです。
発売から5日が経過した今でも在庫が多数残っているのを見ると、やはり“高すぎる”というユーザーの素直な意見が、そのまま売り場にも反映されているのかもしれません。
「TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X」の詳細については下記をご覧ください。
外箱です。八角形なのが特徴的です。

グラフィックカード本体の他に12VHPWR電源ケーブル、グラフィックカードホルダー、Hook & Loopが付属しています。
カード寸法は348.2(L)mm x150(W)mm x72.6(H)mmと、サイズ感は先のRTX 4090とほぼ変わりません。質量は実測で1939gとノートPC本体と同等の重さです。

手持ちのRTX 4090とRTX 3080 Tiとサイズを比較してみました。サイズはRTX 4090とほぼ同じで、RTX 3080 Tiよりひと回り大きいです。
「ZOTAC GAMING GeForce RTX 4090 Trinity OC 」と比較
「GALAKURO NVIDIA GEFORCE RTX 3080 Ti」と比較
3連ファンには冷却性能に優れたAxial-techファンと、耐久性の高いデュアルボールファンベアリングが採用されています。セミファンレスなので、低温の時はファンが停止し、駆動中の音も静かです。

バックプレートです。一部ヒートシンクを剥き出しにすることで通気性を高めています。グラフィックカードというよりは、グラフィックボックスという表現が合うかもしれません。

映像出力端子はDisplayPort 1.4aが3ポート 、 HDMI 2.1が2ポートとなっています。
電源コネクタはRTX 4090と同様、新規格の16ピンとなっています。

付属の変換ケーブル「12VHPWR電源ケーブル」を接続して使用します。RTX 4090では8ピン×4を一本に集約していましたが、RTX 4080では8ピン×3になっています。

接続方法は以下の通り、8ピンを3本用意して1本ずつ接続します。8ピン2股での接続はNGです。発火の危険性があります。グラフィックスカードに挿す12VHPWRケーブルも、奥までしっかり挿さないと、発火の危険性があるのでご注意ください。
NZXT H7 Whiteケース、ASRock Z790 Pro RSマザーボードに接続してみました。グラフィックカードのブラケットは2スロットですが、ヒートシンクとファンを含めると実質3.5スロットほど占有します。
サイズと重さ、接続ケーブルも多いので、大きめのPCケースがおすすめです。また、重さでマザーボードに負荷がかかるので、GPUサポートで支えるか、横置きに対応したオープンフレーム構造のPCケースがおすすめです。

付属のグラフィックカードホルダーは細くて軽いので頼りになりません。長尾製作所などのVGAサポートの使用をおすすめします。いちおうドライバーにはなるので使い道はあります。

電源を入れると側面のLEDが点灯します。
「TUF Gaming GeForce RTX 4080 16GB GDDR6X」のGPU-Zの結果は、次のようになっています。
GPUクロックなどは標準通りの数値となっています。
GPU-Zの結果
テストに使用したPC
GeForce RTX 4080のベンチマークを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。パソコンショップSEVENで購入した、NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」を搭載したゲーミングPCです。レビュー記事はスペック表下のリンク先やYoutube動画からご覧ください。
レビュー機の構成
OS |
Windows 11(22H2) |
CPU |
Core i9-13900K |
ケース |
NZXT H7 White |
マザーボード |
ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 3.12にアップデート済み) |
CPUクーラー |
CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ |
Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ |
SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 |
CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー動画
3DMark ベンチマークスコア
ここではゲーミングPC向けのDirectX 12ベンチマークである「Speed Way」と「Time Spy」のスコアを掲載しています。
新世代向けのベンチマーク「Speed Way」では、リアルタイムのレイトレーシングやグローバルイルミネーションなども含まれるため、負荷が非常に重く、6GB以上のVRAMを搭載したグラフィックカードが必須となります。
RTX 4080のスコアは、RTX 3080 Tiと比較して約1.5倍、RTX 3080と比較すると約1.6倍のスコアアップとなります。
RTX 4090と比較した場合、RTX 4090はRTX 4080より、1.3~1.4倍ほどスコアが高いです。
以下のベンチマークのグラフについて
:RTX 40シリーズ
:RTX 4080で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Speed Way(DX12) - Graphics score
RTX 4090 |
9932 |
RTX 4080 |
7171 |
RTX 4070 Ti |
5416 |
RTX 3090 |
5160 |
RTX 3080 Ti |
5076 |
RTX 3080 |
4493 |
RTX 3070 Ti |
3718 |
Time Spy(DX12) - Graphics score
RTX 4090 |
36298 |
RTX 4080 |
28098 |
RTX 4070 Ti |
22597 |
RTX 3090 |
19568 |
RTX 3080 Ti |
18607 |
RTX 3080 |
17064 |
RTX 3070 Ti |
14389 |
ゲームのベンチマークスコア
各ゲームベンチマークでのスコア比較です。いずれもグラフィック設定を最高設定にした場合のフレームレート結果となります。なお、負荷が重い部類のゲームのみ、最低フレームレートも記載しています。
RTX 4080は、重いゲームでも、4K最高設定で60 fpsを上回るフレームレートが出ており、RTX 30シリーズと比較するとスコアの上昇率が凄まじいです。
RTX 4090と比較すると、4K解像度では、1.3~1.4倍の差がついていますが、FHD解像度では、グラフィックス以外のCPUなどがボトルネックになるためなのか、ほとんど差がないゲームタイトルもありました。FHD環境でゲームをする場合、タイトルによってはRTX 4080でも十分なケースもあるでしょう。
重い部類のゲーム
ホグワーツ・レガシー(DX12)
|
品質 |
解像度 |
平均 fps |
最高設定 |
1920x1080 |
130 fps |
2560x1440 |
120 fps |
3840x2160 |
80 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
130 fps |
RTX 4080 |
127 fps |
RTX 4070 Ti |
115 fps |
RTX 3080 Ti |
115 fps |
RTX 3080 |
105 fps |
RTX 3070 Ti |
90 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
120 fps |
RTX 4080 |
104 fps |
RTX 4070 Ti |
87 fps |
RTX 3080 Ti |
87 fps |
RTX 3080 |
80 fps |
RTX 3070 Ti |
67 fps |
RTX 3070 |
61 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
80 fps |
RTX 4080 |
62 fps |
RTX 3080 Ti |
50 fps |
RTX 4070 Ti |
49 fps |
RTX 3080 |
44 fps |
RTX 3070 Ti |
36 fps |
RTX 3070 |
33 fps |
|
品質 |
解像度 |
平均 fps |
最高設定 |
1920x1080 |
127 fps |
2560x1440 |
99 fps |
3840x2160 |
87 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
159 fps |
RTX 4080 |
127 fps |
RTX 4070 Ti |
106 fps |
RTX 3080 Ti |
91 fps |
RTX 3080 |
77 fps |
RTX 3070 Ti |
57 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
125 fps |
RTX 4080 |
99 fps |
RTX 4070 Ti |
75 fps |
RTX 3080 Ti |
66 fps |
RTX 3080 |
56 fps |
RTX 3070 Ti |
36 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
112 fps |
RTX 4080 |
87 fps |
RTX 4070 Ti |
64 fps |
RTX 3080 Ti |
55 fps |
RTX 3080 |
46 fps |
RTX 3070 Ti |
29 fps |
RTX 3070 |
24 fps |
4Kのみ「FSR2」 クオリティ有効
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)(Patch 1.61)
|
品質 |
解像度 |
最低 fps |
平均 fps |
ウルトラ |
1920x1080 |
84 fps |
180 fps |
2560x1440 |
90 fps |
147 fps |
3840x2160 |
57 fps |
72 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
185 fps |
RTX 4080 |
180 fps |
RTX 4070 Ti |
175 fps |
RTX 3080 Ti |
163 fps |
RTX 3090 |
160 fps |
RTX 3080 |
146 fps |
RTX 3070 Ti |
127 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
167 fps |
RTX 4080 |
147 fps |
RTX 4070 Ti |
118 fps |
RTX 3080 Ti |
109 fps |
RTX 3090 |
107 fps |
RTX 3080 |
96 fps |
RTX 3070 Ti |
83 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
86 fps |
RTX 4080 |
72 fps |
RTX 4070 Ti |
56 fps |
RTX 3090 |
55 fps |
RTX 3080 Ti |
54 fps |
RTX 3080 |
47 fps |
RTX 3070 Ti |
40 fps |
「AMD FSR2.1」有効
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
|
品質 |
解像度 |
最低 fps |
平均 fps |
エクストリーム |
1920x1080 |
171 fps |
220 fps |
2560x1440 |
154 fps |
196 fps |
3840x2160 |
126 fps |
150 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
256 fps |
RTX 4080 |
220 fps |
RTX 4070 Ti |
189 fps |
RTX 3080 Ti |
154 fps |
RTX 3090 |
142 fps |
RTX 3080 |
130 fps |
RTX 3070 Ti |
123 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
232 fps |
RTX 4080 |
196 fps |
RTX 4070 Ti |
166 fps |
RTX 3080 Ti |
137 fps |
RTX 3090 |
127 fps |
RTX 3080 |
117 fps |
RTX 3070 Ti |
101 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
184 fps |
RTX 4080 |
150 fps |
RTX 4070 Ti |
124 fps |
RTX 3080 Ti |
104 fps |
RTX 3090 |
99 fps |
RTX 3080 |
91 fps |
RTX 3070 Ti |
73 fps |
重い部類のゲーム
レッド・デッド・リデンプション2(VULKAN)
|
品質 |
解像度 |
最低 fps |
平均 fps |
ウルトラ |
1920x1080 |
82 fps |
151 fps |
2560x1440 |
45 fps |
143 fps |
3840x2160 |
37 fps |
99 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
170 fps |
RTX 4080 |
151 fps |
RTX 4070 Ti |
144 fps |
RTX 3090 |
122 fps |
RTX 3070 Ti |
120 fps |
RTX 3080 |
113 fps |
RTX 3070 Ti |
98 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
162 fps |
RTX 4080 |
143 fps |
RTX 4070 Ti |
123 fps |
RTX 3090 |
108 fps |
RTX 3080 Ti |
102 fps |
RTX 3080 |
97 fps |
RTX 3070 Ti |
81 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
127 fps |
RTX 4080 |
99 fps |
RTX 4070 Ti |
78 fps |
RTX 3090 |
74 fps |
RTX 3080 Ti |
70 fps |
RTX 3080 |
66 fps |
RTX 3070 Ti |
54 fps |
重い部類のゲーム
ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界(DX12)
|
品質 |
解像度 |
最低 fps |
平均 fps |
ウルトラ |
1920x1080 |
194 fps |
261fps |
2560x1440 |
154 fps |
213 fps |
3840x2160 |
85 fps |
127 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
280 fps |
RTX 4080 |
261 fps |
RTX 4070 Ti |
229 fps |
RTX 3090 |
204 fps |
RTX 3080 Ti |
203 fps |
RTX 3080 |
186 fps |
RTX 3070 Ti |
159 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
267 fps |
RTX 4080 |
213 fps |
RTX 4070 Ti |
173 fps |
RTX 3090 |
156 fps |
RTX 3080 Ti |
155 fps |
RTX 3080 |
139 fps |
RTX 3070 Ti |
119 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
179 fps |
RTX 4080 |
127 fps |
RTX 4070 Ti |
98 fps |
RTX 3090 |
96 fps |
RTX 3080 Ti |
94 fps |
RTX 3080 |
84 fps |
RTX 3070 Ti |
70 fps |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
|
品質 |
解像度 |
最低 fps |
平均 fps |
高品質 |
1920x1080 |
139 fps |
217 fps |
2560x1440 |
119 fps |
189 fps |
3840x2160 |
80 fps |
115 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
223 fps |
RTX 4080 |
217 fps |
RTX 4070 Ti |
202 fps |
RTX 3090 |
158 fps |
RTX 3080 Ti |
155 fps |
RTX 3080 |
135 fps |
RTX 3070 Ti |
133 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
214 fps |
RTX 4080 |
189 fps |
RTX 4070 Ti |
157 fps |
RTX 3090 |
133 fps |
RTX 3080 Ti |
131 fps |
RTX 3080 |
116 fps |
RTX 3070 Ti |
104 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
154 fps |
RTX 4080 |
115 fps |
RTX 4070 Ti |
89 fps |
RTX 3090 |
85 fps |
RTX 3080 Ti |
82 fps |
RTX 3080 |
75 fps |
RTX 3070 Ti |
63 fps |
重い部類のゲーム
フォートナイト (チャプター4 シーズン1)(DX12)
|
品質 |
解像度 |
最低 fps |
平均 fps |
最高 |
1920x1080 |
98 fps |
126 fps |
2560x1440 |
71 fps |
90 fps |
3840x2160 |
43 fps |
50 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
148 fps |
RTX 4080 |
126 fps |
RTX 4070 Ti |
105 fps |
RTX 3090 |
93 fps |
RTX 3080 Ti |
92 fps |
RTX 3080 |
86 fps |
RTX 3070 Ti |
71 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
112 fps |
RTX 4080 |
90 fps |
RTX 4070 Ti |
73 fps |
RTX 3090 |
67 fps |
RTX 3080 Ti |
66 fps |
RTX 3080 |
60 fps |
RTX 3070 Ti |
50 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
67 fps |
RTX 4080 |
50 fps |
RTX 4070 Ti |
40 fps |
RTX 3090 |
39 fps |
RTX 3080 Ti |
39 fps |
RTX 3080 |
34 fps |
RTX 3070 Ti |
28 fps |
バトルロワイヤル ソロで計測
※なお、レンダリングモードをパフォーマンスにした場合は、もっと高いフレームレートが出ます
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
品質 |
解像度 |
平均 fps |
最高 |
1920x1080 |
263 fps |
2560x1440 |
233 fps |
3840x2160 |
135 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
268 fps |
RTX 4080 |
263 fps |
RTX 4070 Ti |
249 fps |
RTX 3090 |
168 fps |
RTX 3080 Ti |
164 fps |
RTX 3080 |
157 fps |
RTX 3070 Ti |
156 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
259 fps |
RTX 4080 |
233 fps |
RTX 4070 Ti |
196 fps |
RTX 3090 |
152 fps |
RTX 3080 Ti |
150 fps |
RTX 3080 |
140 fps |
RTX 3070 Ti |
129 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
183 fps |
RTX 4080 |
135 fps |
RTX 4070 Ti |
103 fps |
RTX 3090 |
96 fps |
RTX 3080 Ti |
93 fps |
RTX 3080 |
83 fps |
RTX 3070 Ti |
71 fps |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
|
品質 |
解像度 |
平均 fps |
最高 |
1920x1080 |
271 fps |
2560x1440 |
235 fps |
3840x2160 |
144 fps |
他のグラフィックスとの比較(1920×1080)
RTX 4090 |
280 fps |
RTX 4080 |
271 fps |
RTX 4070 Ti |
251 fps |
RTX 3090 |
192 fps |
RTX 3080 Ti |
189 fps |
RTX 3080 |
187 fps |
RTX 3070 Ti |
175 fps |
他のグラフィックスとの比較(2560x1440)
RTX 4090 |
262 fps |
RTX 4080 |
235 fps |
RTX 4070 Ti |
202 fps |
RTX 3090 |
168 fps |
RTX 3080 Ti |
167 fps |
RTX 3080 |
157 fps |
RTX 3070 Ti |
141 fps |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160)
RTX 4090 |
188 fps |
RTX 4080 |
144 fps |
RTX 4070 Ti |
111 fps |
RTX 3090 |
110 fps |
RTX 3080 Ti |
108 fps |
RTX 3080 |
97 fps |
RTX 3070 Ti |
82 fps |
レイトレーシングとDLSS有効時のスコア
次に、ディープラーニング スーパー サンプリング(DLSS)の効果を計測するベンチマークスコアを掲載します。GeForce RTX 40シリーズでは第4世代「Tensor」コアに、進化した「DLSS3」により、従来の超解像技術に加え、フレーム生成技術を追加することでフレームレートをさらに高められるようになりました。
3DMark - NVIDIA DLSS feature test
NVIDIA DLSS feature testの結果は、下表の通りです。10月19日にアップデートでDLSS3に対応しました。なお、DLSS3実行条件は以下の通りになります。
NVIDIA DLSS3 実行条件
■ RTX40シリーズのグラフィックカードと最新ドライバ
■ Windows 10バージョン21H2以上
■Windows 10設定の「ハードウェア アクセラレータによる GPUスケジューリング」をオン
(Windows 11ではデフォルトでオン)
■DX12でゲームを起動
GeForce RTX 4080は、従来のDLSS2だと、WQHD解像度でフレームレートの伸びは約2.3倍、4K解像度では約2.6倍アップしています。DLSS3だと、WQHD解像度でフレームレートの伸びは約2.4倍、4K解像度ではなんと3倍以上フレームレートがアップしています。
NVIDIA DLSS feature test (2560x1440)
RTX 4090 |
245 fps [DLSS ON] |
235 fps [DLSS ON] |
115 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
200 fps [DLSS ON] |
188 fps [DLSS ON] |
83 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
160 fps [DLSS ON] |
150 fps [DLSS ON] |
65 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
130 fps [DLSS ON] |
59 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
126 fps [DLSS ON] |
58 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
116 fps [DLSS ON] |
51 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
94 fps [DLSS ON] |
40 fps [DLSS OFF] |
NVIDIA DLSS feature test (3840x2160)
RTX 4090 |
173 fps [DLSS ON] |
138 fps [DLSS ON] |
56 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
132 fps [DLSS ON] |
102 fps [DLSS ON] |
39 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
104 fps [DLSS ON] |
80 fps [DLSS ON] |
30 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
73 fps [DLSS ON] |
29 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
70 fps [DLSS ON] |
28 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
63 fps [DLSS ON] |
24 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
51 fps [DLSS ON] |
19 fps [DLSS OFF] |
:DLSS3 ONの場合
:DLSS2 ONの場合
3DMark - Port Royal
続いて、リアルタイムレイトレーシングのベンチマークスコアです。GeForce RTX 40シリーズでは、第3世代の「RTコア」によりレイトレーシング機能も大幅に強化されています。3DMARKのリアルタイムレイトレーシングベンチマークテスト「Port Royal」のベンチマーク結果です。
RTX4080は、RTX 3080と比較して約1.6倍スコアがアップしています。一方、RTX 4090とRTX 4080で比較すると、RTX 4090の方が約1.4倍スコアが高くなっており、割と大きな差があります。
Port Royal - Graphics score
RTX 4090 |
25704 |
RTX 4080 |
17869 |
RTX 4070 Ti |
14016 |
RTX 3090 |
12904 |
RTX 3080 Ti |
12453 |
RTX 3080 |
11052 |
RTX 3070 Ti |
8742 |
RTX 3070 |
8200 |
RTX 3060 Ti |
6918 |
RTX 3060 |
5062 |
ゲームベンチマークスコア
実際のゲームのベンチマークでのDLSS有効時のフレームレートです。DLSS3に対応したゲームなら、約3倍フレームレートが向上し、DLSS2でも約2倍フレームレートが向上します。
重い部類のゲーム
Portal with RTX(DLSS:バランス)
|
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、RT:ウルトラ)
RTX 4090 |
170 fps [DLSS ON] |
115 fps [DLSS ON] |
56 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
136 fps [DLSS ON] |
60 fps [DLSS ON] |
39 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
111 fps [DLSS ON] |
60 fps [DLSS ON] |
30 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
56 fps [DLSS ON] |
24 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
56 fps [DLSS ON] |
23 fps [DLSS OFF] |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、RT:ウルトラ)
RTX 4090 |
98 fps [DLSS ON] |
64 fps [DLSS ON] |
27 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
70 fps [DLSS ON] |
45 fps [DLSS ON] |
18 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
56 fps [DLSS ON] |
35 fps [DLSS ON] |
13 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
28 fps [DLSS ON] |
10 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
28 fps [DLSS ON] |
10 fps [DLSS OFF] |
:DLSS3 ONの場合(フレーム生成ON)
:DLSS2 ONの場合(フレーム生成OFF)
重い部類のゲーム
ウィッチャー3 ワイルドハント(Next-Gen Update)(DLSS:バランス)
|
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、RT:ウルトラ)
RTX 4090 |
202 fps [DLSS ON] |
126 fps [DLSS ON] |
86 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
158 fps [DLSS ON] |
98 fps [DLSS ON] |
65 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
133 fps [DLSS ON] |
84 fps [DLSS ON] |
53 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
73 fps [DLSS ON] |
48 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
72 fps [DLSS ON] |
47 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
64 fps [DLSS ON] |
41 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
54 fps [DLSS ON] |
34 fps [DLSS OFF] |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、RT:ウルトラ)
RTX 4090 |
130 fps [DLSS ON] |
87 fps [DLSS ON] |
48 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
98 fps [DLSS ON] |
65 fps [DLSS ON] |
35 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
78 fps [DLSS ON] |
53 fps [DLSS ON] |
29 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
48 fps [DLSS ON] |
29 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
47 fps [DLSS ON] |
28 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
42 fps [DLSS ON] |
28 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
35 fps [DLSS ON] |
28 fps [DLSS OFF] |
:DLSS3 ONの場合(フレーム生成ON)
:DLSS2 ONの場合(フレーム生成OFF)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DLSS:バランス)
|
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、RT:ウルトラ)
RTX 4090 |
197 fps [DLSS ON] |
130 fps [DLSS ON] |
93 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
183 fps [DLSS ON] |
120 fps [DLSS ON] |
63 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
154 fps [DLSS ON] |
101 fps [DLSS ON] |
50 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
86 fps [DLSS ON] |
45 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
85 fps [DLSS ON] |
45 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
77 fps [DLSS ON] |
40 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
65 fps [DLSS ON] |
32 fps [DLSS OFF] |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、RT:ウルトラ)
RTX 4090 |
135 fps [DLSS ON] |
93 fps [DLSS ON] |
80 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
98 fps [DLSS ON] |
69 fps [DLSS ON] |
30 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
75 fps [DLSS ON] |
54 fps [DLSS ON] |
23 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
48 fps [DLSS ON] |
21 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
48 fps [DLSS ON] |
20 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
43 fps [DLSS ON] |
20 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
34 fps [DLSS ON] |
20 fps [DLSS OFF] |
:DLSS2 ONの場合
重い部類のゲーム
Bright Memory Infinite Ray Tracing Benchmark(DLSS:バランス)
|
他のグラフィックスとの比較(2560x1440、RT:Very High)
RTX 4090 |
174 fps [DLSS ON] |
87 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
133 fps [DLSS ON] |
61 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
105 fps [DLSS ON] |
46 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
97 fps [DLSS ON] |
45 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
96 fps [DLSS ON] |
42 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
86 fps [DLSS ON] |
39 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
63 fps [DLSS ON] |
30 fps [DLSS OFF] |
他のグラフィックスとの比較(3840x2160、RT:Very High)
RTX 4090 |
96 fps [DLSS ON] |
42 fps [DLSS OFF] |
RTX 4080 |
68 fps [DLSS ON] |
27 fps [DLSS OFF] |
RTX 4070 Ti |
52 fps [DLSS ON] |
21 fps [DLSS OFF] |
RTX 3090 |
50 fps [DLSS ON] |
21 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 Ti |
49 fps [DLSS ON] |
21 fps [DLSS OFF] |
RTX 3080 |
42 fps [DLSS ON] |
17 fps [DLSS OFF] |
RTX 3070 Ti |
34 fps [DLSS ON] |
11 fps [DLSS OFF] |
:DLSS2 ONの場合
クリエイター向けソフトのベンチマークスコア
以下、各クリエイター向けソフトの処理時間を掲載します。GeForce RTX 40シリーズでは、NVIDIA独自のエンコード形式「NVENC」が第8世代に進化し、対応しているソフトならデュアルエンコードにより処理時間がさらに速くなります。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間です。グラフィック性能が向上している分、書き出しが速くなっています。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090 |
2分27秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 |
2分30秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti |
2分36秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti |
2分57秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 |
2分57秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090 |
3分00秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti |
3分03秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 |
3分11秒 |
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7 による書き出し時間
TMPGEnc Video Mastering Works 7によるH.265/HEVCでのエンコード時間は下記の通りです。
RTX 4080はRTX 4090と同じエンコード時間で、どちらも高速です。
TMPGEnc Video Mastering Works 7による書き出し時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090 |
40秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 |
41秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti |
41秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090 |
52秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti |
52秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 |
53秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti |
54秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 |
54秒 |
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※ NVIDIAのGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
DaVinci Resolve Studio 18 による書き出し時間
下記のグラフは、コーデック「H.264」、エンコーダー「NVIDIA」にしたときと、コーデック「AV1」、エンコーダー「NVIDIA AV1」にしたときの動画の書き出し時間です。
H.264での書き出し時間は、GeForce RTX 40シリーズは、旧世代のグラフィックスと比べると短いです。
AV1での書き出し時間は、RTX 40シリーズどれもあまり差はありませんでした。
DaVinci Resolve Studio 18による書き出し時間
コーデック「H.264」
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090 |
2分25秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 |
2分27秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti |
2分27秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti |
3分23秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 |
3分23秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090 |
3分24秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti |
3分26秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti |
3分31秒 |
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「明るさ(カーブ)の変更」+「彩度の変更」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、MP4、H.264、2160p 4K Ultra HD、29.97 fpsで書き出したときの時間
コーデック「AV1」
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 |
2分37秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti |
2分38秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090 |
2分40秒 |
※ 上と同じ設定で、AV1で書き出したときの時間
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間は下表の通りです。なお、書き出しにGPUを使用する設定(デフォルト)にしています。RTX 40シリーズではRAW現像時間も速くなっています。
Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090 |
23秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 |
26秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3090 |
26秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti |
30秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 Ti |
30秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3080 |
32秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 Ti |
48秒 |
Ryzen 9 7900X/64GB
GeForce RTX 3070 |
48秒 |
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
:RTX 4080で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリングスコア
3D CGソフト「Blender」のベンチマークスコアです。
RTX 40シリーズのレンダリング速度はズバ抜けて高く、RTX 4080のスコアは9393と、RTX 3080の約1.8倍のスコアとなっています。
Blender Benchmark Score
RTX 4090 |
12494 |
RTX 4080 |
9393 |
RTX 4070 Ti |
7321 |
RTX 3090 |
6239 |
RTX 3080 Ti |
6154 |
RTX 3080 |
5212 |
NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間
NMKD Stable Diffusion GUIによるAIイラスト生成時間は下表の通りです。
AIイラスト生成でのRTX 4080のレンダリング速度は高速で、描画時間のかかるステップ100でも、1枚あたり約6.4秒で生成されます。
NMKD Stable Diffusion GUI 1.9.1によるAIイラスト生成時間
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4090 |
48秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4080 |
64秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 Ti |
73秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 4070 Ti |
77秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3090 |
79秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3080 |
87秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 Ti |
105秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3070 |
117秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 Ti |
136秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3060 |
166秒 |
Core i9-13900K/32GB
GeForce RTX 3050 |
242秒 |
※モデルとVAEはデフォルトの「sd-v1-5-fp16」、「vae-ft-mse-840000-ema-pruned」を使用
※プロンプト(呪文)は内容や長さによって生成時間にそれほど影響がないため「Cat」のみ
※ステップ数は100、10枚のイラストを生成し、3回計測して最も速かった時間で比較
:RTX 4080で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GPU温度のチェック
GPU温度のチェックです。RTX 40シリーズは、その大きさから発熱が高めかと思いましが、実際は意外と低く、冷却速度も速いです。
下記の画像はゲームベンチマーク実行中のGPU温度の推移をグラフ化したものです。計測時の部屋温度はいずれも26℃に設定しています。
ゲーム中の温度はいずれも50℃後半から60℃前半と低めです。ベンチマーク終了後、30秒もせずに40℃前半にまで下がるので、冷却性能はかなり高いです。伊達にでかいヒートシンクと3連ファンを搭載していません。
ゲームベンチマーク実行中のGPU温度
サイバーパンク2077(3840×2160、レイトレ:ウルトラ)
Forza Horizon 5(3840×2160、エクストリーム)
消費電力のチェック
最後に消費電力の比較です。RS-BTWATTCH2Aのワットチェッカーで10分間計測し、平均の消費電力を掲載しています。
測定はグラフィックカード単体の消費電力ではなく、PC全体の消費電力です。ケースとマザーボードのLEDはオフにし、測定機器にはワットチェッカーを使用しています。
アイドル時は、RTX30シリーズのハイエンドカードらよりも、わずかに高い消費電力であったものの、RTX 4090よりは低い消費電力でした。
また、ゲームベンチマーク時は、RTX 4080は、RTX 3080 Tiよりもやや高く、RTX 3090よりもやや低く、RTX 4090よりはかなり低い結果となりました。ワットパフォーマンスは優秀です。また、最大電力が500W程度なので、RTX 4090よりもワンランク下の容量の電源ユニットで良さそうです。1000Wもあれば十分だと思います。
アイドル時
RTX 4090 |
69W |
RTX 4080 |
62W |
RTX 3090 |
58W |
RTX 3080 Ti |
57W |
RTX 3080 |
56W |
RTX 4070 Ti |
55W |
RTX 3070 Ti |
53W |
3DMark Time Spy - Stress Test
RTX 4090 |
612W |
RTX 3090 |
524W |
RTX 4080 |
505W |
RTX 3080 Ti |
494W |
RTX 3080 |
474W |
RTX 3070 Ti |
453W |
RTX 4070 Ti |
436W |
測定機器:RS-BTWATTCH2A TAP-TST8
※10分間の平均消費電力を掲載しています
まとめ
「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、次世代ハイエンドグラフィックスRTX 4090に次いで発売された「GeForce RTX 4080」は、これまでの検証結果の通り、前世代のハイエンドグラフィックスよりも性能は大幅にアップしており、RTX 3080と比較すると性能差は約1.6倍もありました。消費電力はRTX 3090やRTX 3080 Tiと大差なく、ワットパフォーマンスも優秀です。
ただ、"高すぎる"という声もあるとおり、実売価格は23万円以上し、もう少し足せばRTX 4090が買える価格ではあります。ただ、RTX 4090との性能差は約30%であるのに対し、価格差も30%程度なので、そこまで高すぎるというわけでもありません。また、RTX 4090だと発熱が心配な面もありますが、RTX 4080であれば安定して動くのではないかと思います。また、電源ユニットも、そこまで大きな容量でなくても済みそうです。また、RTX 4080は、オンラインストア上でまだ購入できますが、RTX 4090はほぼ品切れ状態なので、実質的にRTX 4090は購入できません。
あとは、あの大きなサイズのカードが許容できれば、RTX 4080も割といいグラフィックカードではないかと思います。
GeForce RTX 4080が搭載可能なおすすめPC
最後に、現在GeForce RTX 4080が搭載できるおすすめのBTOパソコンの紹介です。最新のRyzen 7000シリーズやインテル第13世代CPU搭載モデルが早くも登場しています。
サードウェーブ GALLERIA UA9C-R49
サイズ |
ミドルタワー |
CPU |
Core i9-13900K / Core i7-13700K
Core i7-12700 |
GPU |
GeForce RTX 4080 16GB |
価格 |
44万円台(税込)~ |
GALLERIA人気のゲーミングPC
デザイン性も機能性も高いGALLERIAの人気ケース。
最新のインテル第13世代にGeForce RTX 4080という構成が可能。
レビュー記事はこちら
メーカーサイトはこちら
パソコンショップ SEVEN
サイズ |
色々 |
CPU |
13th Core i9 / i7 / i5
Ryzen 7000 など |
GPU |
GeForce RTX 4080 など |
価格 |
カスタム内容による |
細かく選べて価格も安い
PCケースから、マザーボード、電源など、メーカーを指定してカスタマイズ可能。
細かくパーツをカスタマイズして購入したい方におすすめ。
レビュー記事はこちら
メーカーサイトはこちら
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