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ドスパラ GALLERIA GKF1050TGT の実機レビュー

更新日:2017年7月31日

GTX 1050Ti搭載のゲーミングPC

GALLERIA GKF1050TGTは、ドスパラのゲーミングノートPCの中では、エントリー向けとなる15.6型のPCです。

GeForce GTX 1050Tiのグラフィックスを搭載しながら、価格は109,980円(税抜)とお買い得です。ちなみに、現在、大決算セールをやっているのでこの価格ですが、しばらくすると値上がりするかもしれません。

キーボードは押しやすく、LEDキーボードバックライトが綺麗ですが、Enterキーの形状が英語配列キーボードに似ていて、やや特殊です。詳細はこのレビュー記事をご覧ください。


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

目次

GALLERIA GKF1050TGTの基本スペック

GALLERIA GKF1050TGTの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年7月28日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第7世代 インテルCore プロセッサー(Hシリーズ)のCore i7-7700HQを搭載しています。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
最大で32GBのメモリを選択できます。本機は8GB(4GB×2)を搭載しています。
M.2 SSD
SATA-AHCI接続のM.2 SSDを選択可能。本機は250GB SSDです。
2.5インチ ストレージ
HDDまたはSSDを搭載可能です。本機は1TBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
光学ドライブは非搭載です。
 
その他
バッテリー駆動時間は約3.2時間、質量は約2.7kgです。

特徴1 - エントリー向けGeForce GTX 1050Ti搭載

GALLERIA GKF1050TGTは、GeForce GTX 10シリーズの中では、エントリーモデルの位置づけのGeForce GTX 1050Tiを搭載したゲーミングノートPCです。

本機で計測したゲームベンチマークスコアは下表の通りです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、最新の「382.33」です。"中程度"のグラフィック品質であれば、60 fpsを超えるゲームが多いです。

ゲームベンチマーク(1920x1080の解像度で実施)
製品名 ドスパラ
GALLERIA GKF1050TGT
基本スペック Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050Ti(2GB)
ファイナルファンタジー XIV 紅蓮のリベレーター 標準品質 ★ 12266 (非常に快適) 88 fps
高品質 ★ 10560 (非常に快適) 72 fps
最高品質 7656 (非常に快適) 51 fps
ドラゴンズドグマオンライン
最高品質 9049 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:6 17164 (快適)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 16566
ドラゴンクエストX 最高品質 15111 (すごく快適)
ゴーストリコン ワイルドランズ 71 fps
43 fps
ウルトラ 23 fps
フォーオナー 100 fps
64 fps
超高 46 fps
STEEP 最低 72 fps
54 fps
超高 39 fps
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 99 fps
中品質 64 fps
最高品質 46 fps
ファークライ プライマル 低い 69 fps
高い 52 fps
最高 39 fps
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050Tiの情報は次の通りです。


GeForce GTX 1050Tiのグラフィックカードのスペック

 

その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。

PCゲームベンチマーク一覧

特徴2 - マルチストレージ構成が可能

本製品は、M.2スロットが2つと、2.5インチストレージが1つ搭載されており、マルチストレージ構成が可能です。

OS用、ゲームアプリ用、データ用といったように、保存するディスクを分けることも可能です。

ただし、メーカーのカスタマイズ画面で選択できるM.2 SSDは1つまでです。M.2 SSDを2台搭載したい場合は、自分で増設する必要があります。交換する際は、底面カバーをすべて外す必要はなく、下図のように小カバーを外すだけで、増設可能です。


マルチストレージ

GKF1050TGT と GKF1050TGF の比較

ドスパラ GALLERIAシリーズのGeForce GTX 1050Tiを搭載した15.6型のノートPCには、本機の「GKF1050TGT」の他に「GKF1050TGF」という機種もあります。

これら2機種の違いについては、「ドスパラ GKF1050TGT と GKF1050TGF の違い」のページに記載しましましたので、ご興味のある方はご覧ください。

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は広いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、明部はより明るく、暗部はより暗く、メリハリのある画面になっていることがわかります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域は狭いため、鮮やかさに欠ける印象を持つかもしれません。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは特に感じません。


 

非光沢液晶ですので、画面への映り込みは低減されています。


画面の映り込み

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは、実測で縦:約19mm、横:約19mmと十分な間隔です。キーストロークは約2.0mmと、こちらも十分あります。底付きの衝撃も少なくキー自体は押しやすいと思います。

キー配列は、「Enter」キーの縦幅が短いです。通常、「ENTER」キーは、キー2つ分の縦幅がありますが、本製品は1つ分しかなく、英語配列キーボードに似ています。「Enter」キーの上部を叩く人は、タイプミスする方も多いと思いますが、何日か打っていれば慣れてくると思います。「BACKSPACE」キーは大きく、ブラインドタッチで押しやすいです。

また、ゲームキーである「W.A.S.D」キーと矢印キーは、他のキーよりも目立つようになってます。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

「Control Center」のソフトからはキーのLED設定する「LED Wizard」やWinキーのロックが可能です。また、ハイパワーモードの切り替えも可能ですが、ハイパワーモードするとベンチマークスコアは上がりませんでした。 


Control Centerのソフト

 

タッチパッドは普通の使いやすさです。クリックボタンは左右のクリックボタンの真ん中あたりは押し下がらないようになっているため、左クリックボタンの右側、および右クリックボタンの左側を押すと、クリックされません。慣れないと押したのにクリックされなかったということが起こります。


タッチパッド

 

キーボードバックライトも搭載し、色を変えることもできます。ただし、パターン点灯(指定した時間毎に色が変わる)のみで、グラデーションや、ゾーンごとに色を変更するといったことはできません。また明るさ調整も機能していませんでした。ただ発色はすごく綺麗です。






キーボードバックライト

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本機はCore i7-7700HQを搭載しています。ゲーミングノートPCとしては標準的な性能です。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

グラフィックスの選び方

GeForce GTX 1050Tiを搭載しています。中程度のグラフィック品質で多くのゲームがプレイできるでしょう。


グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

ストレージ

ストレージは、SATA-AHCI接続のSSDまたはHDDを搭載できます。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません

GALLERIA GKF1050TGTで計測したベンチマーク

以下、Core i7-7700HQ、メモリ 8GB、GeForce GTX 1050Ti、250GB M.2 SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1050Ti
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)


Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050Ti
x265でエンコード (※1) 21分22秒
NVENCでエンコード (※2) 1分34秒
QSVでエンコード (※3) 3分26秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 5
(ストレージの評価)

250GB SATA M.2 SSD
CrystalDiskMark 5
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

質量のチェック

メーカー仕様表には、約2.7kgと書かれてあります。

当サイトで計測した質量は次の通りで、メーカー仕様値よりもやや重かったです。15.6型のゲーミングノートPCとしてもやや重いほうです。

質量(当サイトによる計測値)
  質量
PC本体 2.812kg
ACアダプター 841g

バッテリー駆動時間のチェック

メーカー仕様表によるバッテリー駆動時間は、約3.2時間です。なお、バッテリー駆動時間は用途によって大きく変わります。例えば、バッテリー状態でゲームをした場合、1~2時間の駆動時間になります。

なお、当サイトにて確認したバッテリー容量は、約47Whでした。普通のバッテリー容量です。

 

 

 

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