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ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF の実機レビュー

光学ドライブ搭載のGTX 1050TiノートPC
ドスパラ GALLERIA GKF1050TGFは、GeForce GTX 1050Tiを搭載した15.6型のゲーミングノートPCです。
最近のゲーミングノートPCは、光学ドライブを搭載していないケースが多いですが、本機は搭載しています。使う機会は減りましたが、いざというときに安心です。
冷却ファンが2基搭載されており、両方のファンでグラフィックスを冷却(うち1基はCPUも兼用)することが可能で、熱を気にせず安心してゲームをすることができるでしょう。
※レビュー機はメーカーからの貸出機です
目次
GALLERIA GKF1050TGFの基本スペック
GALLERIA GKF1050TGFの基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年8月13日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。
CPU 第7世代 インテルCore i プロセッサー(Hシリーズ)のCore i7-7700HQを搭載しています。 |
グラフィックカード NVIDIA GeForce GTX 1050Ti(2GB)を搭載しています。Optimus対応です。 |
液晶ディスプレイ 15.6型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。 |
メモリ 最大で32GBのメモリを選択できます。本機は8GB(4GB×2)を搭載しています。 |
M.2 SSD SATA-AHCI接続のM.2 SSDを選択可能です。本機は非搭載です。 |
2.5インチ ストレージ HDDまたはSSDを搭載可能です。本機は250GBのSSDを搭載しています。 |
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブです。 |
その他 バッテリー駆動時間は約3.4時間、重量は約2.5kgです。 |
特徴1 - GeForce GTX 1050Ti搭載のゲーミングPC
GALLERIA GKF1050TGFは、GeForce GTX 10シリーズの中ではエントリー向けとなるGeForce GTX 1050Tiを搭載したゲーミングノートPCです。古いモデルGeForce GTX 9シリーズの在庫が少なくなってきたこともあり、10万円台前半という価格で、お買い得です。ゲーミングノートPCは低価格帯のモデルが比較的人気があり、このモデルもGALLERIAノートPCの中では人気で、2017年8月14日時点ではNo.2の人気です。
ゲーミングノートPCは、グラフィックスを搭載したり、冷却ファンを複数基搭載したりするため、ボディ内部に余裕がなく、光学ドライブを搭載していない製品も多いですが、GALLERIA GKF1050TGFは光学ドライブを搭載しています。このあたりも人気の秘密だと思います。
では、毎回恒例ですが、GeForce GTX 1050Tiを搭載した本機でのゲームベンチマークスコアを掲載します。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「384.94」です。"中程度"のグラフィック品質であれば、60 fpsを超えるゲームが多いです。エントリーモデルとしては十分な性能を持っていると思います。
製品名 | ドスパラ GALLERIA GKF1050TGF |
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基本スペック | Core i7-7700HQ GeForce GTX 1050Ti(2GB) |
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ファイナルファンタジー XIV 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 11723 (非常に快適) 84 fps |
高品質 ★ | 10306 (非常に快適) 70 fps | ||
最高品質 | 7574 (非常に快適) 51 fps | ||
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ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 9024 (とても快適) |
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ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:6 | 18534 (快適) |
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モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) | ― | 15381 |
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ドラゴンクエストX | 最高品質 | 16113 (すごく快適) |
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ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 69 fps |
高 | 40 fps | ||
ウルトラ | 20 fps | ||
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フォーオナー | 低 | 106 fps |
高 | 66 fps | ||
超高 | 47 fps | ||
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STEEP | 最低 | 71 fps |
高 | 50 fps | ||
超高 | 36 fps | ||
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ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 95 fps |
中品質 | 63 fps | ||
最高品質 | 40 fps | ||
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ファークライ プライマル | 低い | 72 fps |
高い | 55 fps | ||
最高 | 41 fps | ||
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。 |
GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050Tiの情報は次の通りです。

GeForce GTX 1050Tiのグラフィックカードのスペック
その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。他のPCで計測した結果ではありますが、GeForce GTX 1050Ti搭載ノートPCでの鉄拳7、バイオハザード7、オーバーウォッチなどのフレームレートについても掲載しています。
特徴2 - ダブルストレージ構成が可能
本製品は、M.2スロットが2つと、2.5インチストレージが1つ搭載されており、ダブルトレージ構成が可能です。
2.5インチストレージはHDDもSSDも選択可能です。そのためM.2 SSDと合わせて、SSD+SSDの構成にすることも可能です。OSとデータ領域などを保存するストレージを分ければ、OS側のM.2 SSDにトラブルが発生してストレージにアクセスできなくなったとしても、データ領域側の2.5インチストレージを取り出せば、データだけは救うことができます。

ダブルストレージ
GKF1050TGF と GKF1050TGT の比較
ドスパラ GALLERIAシリーズのGeForce GTX 1050Tiを搭載した15.6型のノートパソコンには、今回レビューしている「GKF1050TGF」と、他に「GKF1050TGT」という機種もあります。
これら2機種の違いについては、別途用意した「ドスパラ GKF1050TGT と GKF1050TGF の違い」の記事をご覧ください。
⇒執筆中は、GKF1050TGTという機種があったのですが、公開直前に無くなりました。もし、販売が再開されるようなことがあった場合、上のリンク先をご覧ください。
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイの確認をします。
視野角はそれほど良くありません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、各色にバラつきがあり、青がより強調されている画面であることが分かります。
色域は非常に広いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。ギラつきは特に感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
キーピッチは、実測で縦:約19mm、横:約18.5mmと十分な間隔です。ただし、テンキーの横のキーピッチは約16mmと狭くなっています。キーストロークは約1.8mmあり、十分な深さです。キートップはほぼフラットです。底つきの衝撃は少なく、音も小さいです。普通に打てるキーボードだと思います。
キー配列で気になるのは、「Delete」キーがテンキーの上にある点で、ブラインドタッチしにくいです。「Ctrl」と「半角/全角」キーが大きいのは良いと思います。
また、通常左側にあるWindowsキーが右側にあります。これにより、ゲーム 中に良く使う「W」、「A」、「S」、「D」キーを押すときに、誤ってWindowsキーを押してしまうことを防いでいます。ただし、Windowsキーを使ったショートカットがやりにくくなるというデメリットもあります。

キーボード全体図

キーの拡大図1

キーの拡大図2
タッチパッドおよびクリックボタンの操作性は普通です。

タッチパッド
キーボードバックライトも搭載しています。また、プリインストールされている「KLM」のソフトを使用すれば、キーボードのLEDについて、色やグラデーション、点滅などを自由に設定することができます。



キーボードバックライト
「SHORTCUT MANAGER」のソフトを使用すれば、すべてのキーにショートカットを割り振ったり、マクロを設定したりすることができます。

SHORTCUT MANAGER
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
Core i7-7700HQを搭載しています。ゲーミングノートPCとしては標準的な性能です。ノートパソコンの中では高性能なCPUであるため、エンコード、RAW現像なども短時間で終わることでしょう。

CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
グラフィックス
GeForce GTX 1050Tiを搭載しています。中程度のグラフィック品質で多くのゲームがプレイできるでしょう。

グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
ストレージの選び方
ストレージは、SATA-AHCI接続のSSDまたはHDDを搭載できます。PCIe-NVMe SSDは選択できませんが、SATA-AHCI SSDでも十分な速度が出ます。

ストレージの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは、本製品では選択できません
GALLERIA GKF1050TGFで計測したベンチマーク
以下、Core i7-7700HQ、メモリ 8GB、GeForce GTX 1050Ti、250GB SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1050Ti
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-7700HQ GeForce GTX 1050Ti |
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x265でエンコード (※1) | 20分18秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分41秒 |
QSVでエンコード (※3) | 3分20秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

250GB SSD
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード
質量のチェック
ノートパソコンの中では重いほうのゲーミングノートPCとはいえ、持ち運ぶ方もいると思いますので、質量をチェックします。
メーカー仕様表には、約2.5kgと書かれてあります。
当サイトで計測した質量は次の通りで、メーカー仕様値よりもやや軽かったです。ただし、15.6型ノートPCとしては普通の質量かなと思います。
質量 | |
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PC本体 | 2.437kg |
ACアダプター | 620g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間をチェックします。
メーカー仕様表を確認すると、バッテリー駆動時間は約3.4時間と記載されています(測定方法不明)。なお、バッテリー駆動時間は用途によって大きく変わります。例えば、バッテリー状態でゲームをした場合、1~2時間の駆動時間になります。
なお、当サイトにて確認したバッテリー容量は、約53Whでした。やや多めのバッテリー容量だと思います。
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