レノボ IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14) の特徴レビュー

更新日:2020年7月17日
CPU Core i7-1065G7
Core i5-1035G1
Core i3-1005G1
Ryzen 7 4700U
Ryzen 5 4500U
Ryzen 3 4300U
メモリ 4GB~16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 14.0インチ
液晶種類 FHD IPS 光沢 タッチ
質量 約1.5kg
バッテリー Intel:最大 約11.9時間
AMD:最大 約13.6時間
価格[税別] 5万円台~
コスパの高い新シリーズの14型 2 in 1 PC

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、新しく登場したシリーズで、コスパが高く、マルチモードで広範囲に使用できる、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。

IdeaPad Flex 550i(14)はインテルCore搭載モデル、IdeaPad Flex 550(14)はAMD Ryzen搭載モデルとなっており、特に、IdeaPad Flex 550(14)は、処理性能がかなり高くなっているのに、価格は安く、コストパフォーマンスが非常に高いです。

また、見やすいIPS液晶搭載、デジタルペンを同梱するなど、すぐに快適に使用できる構成となっています。

Wi-Fi 6非対応、オンボードメモリなど、やや気になる部分もありますが、一般ユーザーであれば特に気にする必要はないかもしれません。

細部にこだわらなければ、かなり高めのスペックを、リーズナブルに入手できる機種として、おすすめ度が高い新機種です。

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)の特徴

高スペック構成が安い

IdeaPad Flex 550(14)シリーズには、インテルCoreプロセッサーを搭載したIdeaPad Flex 550i(14) と、AMD Ryzenを搭載したIdeaPad Flex 550(14)があります。

どちらも5万円台から購入可能ですが、特に、IdeaPad Flex 550(14)は、かなり処理性能の高いRyzen 5 4500U、8GBメモリ、512GB SSD、IPS液晶の高スペック構成でも、税別5万円台となっていました。

IdeaPad Flex 550(14)の価格例(7月17日時点)

 

用途と好みで選べるプロセッサー構成

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、幅広いプロセッサー構成が特徴となっています。

下のグラフでは、代表的なプロセッサーの性能を比較しています。IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)で選択できるプロセッサーを、緑のバーで表示しています。

インテルモデルと、AMDモデルで、それぞれ3種類のプロセッサーがあり、選択肢が多いです。下のグラフでは、インテルCoreプロセッサーの性能が低く見えますが、決して低いわけではありません。Ryzen 4000Uシリーズのパフォーマンスが驚くほど高いだけです。

ただ、使用するソフトや処理の内容によっては、インテルCoreプロセッサーモデルの方が適している場合もあります。

CPUの性能比較 ~ CINEBENCH R20(マルチコア) ~
Ryzen 9 4900HS 4250
Ryzen 7 4800H 3944
Ryzen 5 4600H 3260
Core i7-10750H 2965
Ryzen 7 4700U 2585
Core i7-10710U 2211
Ryzen 5 4500U 2180
Ryzen 3 4300U 1558
Ryzen 7 3700U 1526
Core i7-1065G7 1484
Core i7-10510U 1459
Core i5-1035G1 1424
Ryzen 5 3500U 1421
Core i5-10210U 1418
Core i3-1005G1 948
Core i3-10110U 922
Ryzen 3 3200U 751
スコアは他のノートPCで測定した代表値です

 

内蔵グラフィックスの性能も、簡単に比較してみました。

Ryzen 7 4700Uの内蔵するRadeon Graphicsは、性能が強化されたIris Plusを内蔵するCore i7-1065G7よりも、グラフィックス性能が高いです。このように、グラフィックス性能もAMDモデルの方が総じて高めです。

ただし、ソフトによってはRadeonとの相性があまりよくないこともあるので、ご注意ください。

グラフィックス性能の比較 ~ 3DMark Night Raid - Graphics score ~
GeForce GTX 1050 25325
GeForce MX330 16714
AMD Radeon Graphics
(Ryzen 9 4900HS)
16322
GeForce MX250 15406
AMD Radeon Graphics
(Ryzen 7 4700U)
13861
Intel Iris Plus
(Core i7-1065G7)
11084
Radeon Vega 8
(Ryzen 5 3500U)
10014
AMD Radeon Graphics
(Ryzen 3 4300U)
9800
Intel Iris Plus
(Core i5-1035G4)
9188
Intel UDH
(Core i5-1035G1)
7248
Intel UHD
(Core i5-10210U)
5800
Intel UHD 620
(Core i5-8265U)
5274

 

簡単に言うと、安定感を求めるならIdeaPad Flex 550i(14)、高処理性能とコスパを求めるならIdeaPad Flex 550(14)を選択するといいのかなと思います。もちろん、インテル派、AMD派という好みで選んでもいいでしょう。

 

デジタルペンが付属

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)では、デジタルペンが使用可能です。ペンでのタッチ操作や、手書き入力、スケッチなどを行うことができ、活用の幅が広がります。現時点で、ペンの性能は不明ですが、性能によっては、少し本格的なドローイングも可能となるかもしれません。

なお、デジタルペンが同梱されていて、購入後すぐに使用できるのも嬉しいポイントです。

デジタルペンが付属

 

広視野角のIPS液晶搭載

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、5万円台からと安く購入できる機種ですが、液晶にはIPS液晶を搭載し、いわゆる格安機種とは差別化されています。

視野角が広く、視認性に優れるため、長く使用するときでも疲れにくいです。ただし、コンバーチブル型PCに多い光沢液晶なので、使用する場所や、液晶の角度によっては映り込みが気になるかもしれません。

なお、液晶には狭額ベゼルを採用しており、デザイン的にもスッキリとしています。

IPS液晶搭載

 

自在に変形可能

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)では、360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型PCです。下の画像のように、ラップトップモード、テントモード、スタンドモード、タブレットモードと、使用する場所や用途に合わせて変形できるので、便利です。

万一、それほど変形して使用することがなかったとしても、通常のノートPCとして普通に使用できるので、1台で幅広く使用するPCとして、おすすめです。

変形自在のコンバーチブル型PC

 

持ち出しもできる質量

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)の質量は、約1.5kgとなっています。

一般的に、コンバーチブル型PCはやや重めの質量となるので、他のコンバーチブル型PCと比較しても、平均的な質量だと思います。

モバイルPCとして見ると、重めの質量ですが、時々であれば無理なく持ち出すこともできるでしょう。家でも、外でも使える機種だと思います。

13.9~14型コンバーチブル型2-in-1 PCの「質量」の比較
ThinkPad X1 Yoga 2020 約1360g
Yoga C930 約1380g
IdeaPad Flex 550i(14)
550(14)
約1500g
Inspiron 14 5000 2-in-1 約1550g~
ideapad C340(14) 約1650g
Pavilion x360 14 約1680g

 

外でも使えるバッテリー駆動時間

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、どのモデルでもカタログ値で10時間以上のバッテリー駆動が可能となっています。特別ロングバッテリーという訳ではありませんが、外出先でも使用できるレベルではあります。

面白い点として、一般的に、インテルCoreプロセッサー搭載モデルの方が、AMD Ryzenプロセッサー搭載モデルよりもバッテリー駆動時間が長い傾向がありますが、IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)では、逆転しており、AMDモデルのIdeaPad Flex 550(14)の方が、バッテリー駆動時間が長くなっています。処理性能が高く、バッテリー駆動時間も長いとなると、かなり優位に思えますが、実際の使用ではどうなのか、実機でテストする機会があれば、確認してみたいと思います。

なお、海外では「IdeaPad Flex 5 14」という型番で販売されていますが、海外の仕様を確認するとバッテリー容量は52.5Whとなっています。これは、ThinkPad X1 Yoga 2020を超える容量で、同サイズのコンバーチブル型PCと比較しても、大きめの容量です。

各モデルのバッテリー駆動時間比較
  Core i3 Core i5 Core i7 Ryzen 3 Ryzen 5 Ryzen 7
駆動時間 約11.9時間 約11.6時間 約10.6時間 約12.8時間 約12.2時間 約13.6時間
13.9~14型コンバーチブル型2-in-1 PCの「搭載バッテリー」の比較
Inspiron 14 5000 2-in-1 40Wh
Pavilion x360 14 40Wh
ideapad C340(14) 45Wh
ThinkPad X1 Yoga 2020 51Wh
IdeaPad Flex 550i(14)
550(14)
52.5Wh
Yoga C930 60Wh

 

メモリはオンボードのみ

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)の仕様表を確認すると、メモリはオンボードとなっており、空きスロットは0と記載されています。そのため、購入後のメモリの増設・換装はできないと思われます。

長く快適に使用したいのであれば、8GB、もしくはそれ以上のメモリを搭載したモデルがおすすめです。

 

SDカードリーダーも搭載

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、最近のコンパクトPCとしては珍しく、SDカードリーダーも搭載しています。ライトに編集するために、写真や動画などをデジカメやスマホから取り込む、といった作業がしやすいです。

その他に、インターフェイスとしては、USB 3.0、USB-C、HDMI出力を備えています。USB-Cは、Power Deliveryに対応しており、他社のUSB-Cアダプターでも給電が可能です(自己責任となります)。

さらに、パームレスト部分の右側には指紋センサー、カメラにはプライバシーシャッターを備えています。Windows Helloの指紋認証でセキュアなログインが可能ですし、ウェブカメラを使った盗撮を物理的に防ぐこともできます。

変形自在のコンバーチブル型PC

 

Wi-Fi 6非対応

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、これから普及していくと思われる無線規格、Wi-Fi 6には非対応です。

最近の新機種では、Wi-Fi 6対応が一般的になりつつありますし、IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)では、結構なハイスペック構成も選択できるだけに、少し残念な部分です。

 

IdeaPad 550i(14)の各構成比較

ここで、インテルCPUを搭載したIdeaPad Flex 550i(14)の各構成をまとめています。

Core i3の最小構成であれば5万円台で購入可能ですが、Core i7の最上位モデルになると結構価格が上がります。

Core i5モデルぐらいがちょうどいいと思いますが、256GB SSDと、512GB SSDとの違いだけで、結構価格が上がってしまうのが、気になります。

IdeaPad 550i(14)の比較
  Core i3モデル Core i5モデル Core i7モデル
CPU Core i3-1005G1 Core i5-1035G1 Core i7-1065G7
メモリ 4GB 8GB 16GB
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD 512GB SSD 512GB SSD
価格[税込] 58,520円 72,600円 82,940円 98,560円
※7月13日時点の価格

 

Ideapad 550(14)の各構成比較

次に、AMD Ryzenを搭載した、IdeaPad Flex 550(14)の各構成は、以下の表のようになっています。

こちらは、かなり価格が抑えられている印象です。最小構成と最上位構成の価格差が小さいため、上位モデルが購入しやすいです。この価格であれば、Ryzen 5、512GB SSD搭載モデルが、コスパが高く、おすすめです。Ryzen 7モデルも安いので、高いパフォーマンスを求めるならこちらもいいでしょう。

IdeaPad 550(14)の構成比較
  Ryzen 3モデル Ryzen 5モデル Ryzen 7モデル
APU Ryzen 3 4300U Ryzen 5 4500U Ryzen 7 4700U
メモリ 4GB 8GB 16GB
ストレージ 128GB SSD 256GB SSD 512GB SSD 512GB SSD
価格[税込] 55,385円 60,720円 61,875円 72,380円
※7月13日時点の価格

 

まとめ

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)は、コストパフォーマンスの高い、コンバーチブル型2 in 1 PCです。

場所を選ばず、マルチに使用できますし、デジタルペンが同梱されており、ペンを使用して、コンバーチブル型PCのメリットをすぐに体感することができます。

インテルCPUを搭載したIdeaPad Flex 550i(14)と、AMD Ryzenを搭載したIdeaPad Flex 550(14)との2種類があります。AMDモデルのIdeaPad Flex 550(14)は、高い性能の割に、価格が安く、特にコストパフォーマンスに優れています。

見やすいIPS液晶を搭載し、質量もバッテリー駆動時間もそこそこなので、とても実用的な構成です。

コンバーチブル型PCを検討している方だけでなく、通常のラップトップ形状のPCの機種選びをしている方にも、おすすめできる1台です。

5万円台から購入できる性能高めのコンバーチブル型2 in 1 PC

IdeaPad Flex 550i(14) / 550(14)

特徴

  • インテルモデルと、AMDモデルで選択肢が多い
  • 高処理性能のRyzen 4000Uシリーズが安い
  • デジタルペンも付属

こんなあなたに

  • マルチに使える1台が欲しい
  • 価格を抑えても、処理性能は諦めたくない
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後日、実機レビュー予定

後日、実機でのレビューを予定しています。記事公開後、通知しますので、よろしければブックマークや、twitterfacebookでのフォローをしていただけると、嬉しいです。

 

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