レノボ IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)の実機レビュー

更新日:2021年6月3日
CPU Ryzen 7 5700U
Ryzen 5 5500U
Ryzen 3 5300U
Ryzen 3 4300U
メモリ 4GB~16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 14.0インチ
液晶種類 FHD IPS 光沢 タッチ
質量 約1.5kg
バッテリー 約16.1時間
価格[税込] 5万円台~
コスパの高い 2 in 1 PC

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)は、5万円台から購入できるコンバーチブル型の2 in 1 PCです。

この価格で、デジタルペンまで付いているのでお得です。

Ryzen 4000シリーズ搭載モデルは液晶が黄色っぽい点が欠点でしたが、Ryzen 5 5500Uのモデルはそれが改善されていました。 

Wi-Fi 6非対応、オンボードメモリなど、やや気になる部分もありますが、多くのユーザーは特に気にならないでしょう。

公式直販サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Ryzen 5 5500U、8GBメモリ、256GB PCIe SSD

 

セール情報

以下のページでセールを実施中です。

 

目次

お忙しい方は、「IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)の特徴」のみお読みください。

 

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)の特徴

ペン付属の2 in 1 PCが安い

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)は、タブレットなどへ変形でき、さらにペンまで付属していながら、5万円台で購入できるノートPCです。

兄弟機種のクラムシェル型のIdeaPad Slim 550と比較すると、Ryzen 5 5500モデルはSlim 550のほうが安いですが、Ryzen 7 5700Uモデルは本製品(Flex 550)のほうが安くなっています(2021年6月3日現在)。メモリもデュアルチャネルの16GB、SSDも512GBと大容量で高めの構成です。

また、ライバル機種の Inspiron 14 2-in-1(7415)と比較しても安くなっています。

IdeaPad Flex 550 14型(AMD)の価格例(2021年6月3日時点)

 

デジタルペンが付属

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)では、デジタルペンが使用可能です。ペンでのタッチ操作や、手書き入力、スケッチなどを行うことができ、活用の幅が広がります。

なお、デジタルペンが同梱されていて、購入後すぐに使用できるのも嬉しいポイントです。

デジタルペンが付属

 

付属のペンは、4096段階の筆圧感知に対応していますが、傾き検知に対応していません。ただし、ワコム BAMBOO Ink PlusやLenovo Precision Penなどの傾き検知に対応したAESペンなら、傾きを検知しペンの太さや濃淡を変えられます。

対応しているペンなら傾き検知OK

 

ただし、製品の特性上、ゆっくり斜めに線を引くと、線が波打つ現象(ジッタ―)が発生します。

ジッタ―は発生する

 

付属のペンでイラストを描いてみたところ、紙に描くときのような適度な摩擦感がありますが、たまにつっかかる感じがします。メモ書き程度に使うなら問題ありませんが、イラストを描く方には不向きかなと思います。

また、ワコム BAMBOO Ink PlusやLenovo Precision Penの標準の芯だと、摩擦感が強すぎて描きにくいです。

イラストを描いたときの様子

 

ペンホルダーが付属しているため、USBポートにホルダーを挿して、そこにペンを挿しておけば、無くす心配もありません。

ペンホルダー付属

 

自在に変形可能

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)は、360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型PCです。下の画像のように、ラップトップモード、テントモード、スタンドモード、タブレットモードと、使用する場所や用途に合わせて変形できるので、便利です。

変形自在のコンバーチブル型PC

 

液晶が改善

2020年7月に購入したRyzen 5 4500U搭載のモデルの液晶は、緑色と赤色が強く発色しており、画面全体が黄色っぽく見えていましたが、2021年5月に購入したRyzen 5 5500Uはそれが改善されていました。

ただ、複数のパネルが用意されているのか、ロットによって異なるのか、Ryzen 5000シリーズでは全てこのパネルが搭載されるようになったのかどうかは分かりません。  

液晶の色合いは改善

 

メモリはオンボードだがデュアルチャネル

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)のメモリはオンボードとなっており、購入後のメモリの増設・換装は出来ません。長く快適に使用したいのであれば、8GBもしくはそれ以上のメモリを搭載したモデルがおすすめです。

その代わり、いずれのモデルもデュアルチャネルになっており、プロセッサーの性能を十分に引き出せます。 

メモリはオンボード

 

やや残念な部分

本製品は、これから普及していくと思われる無線規格、Wi-Fi 6には非対応です。最近の新機種では、Wi-Fi 6対応が一般的になりつつありますし、本製品は、ハイスペック構成も選択できるだけに、少し残念な部分です。

また、USB-Cが映像出力(DisplayPort)に対応していません。ドックを使ってケーブル1本で、外部モニター、充電、周辺機器の接続を一度に行うことが出来ません。ただし、HDMIポートがあるので、ここからなら映像出力はできます。

また、デメリットというわけではありませんが、画面が光沢で周囲の物が映り込みます。非光沢液晶のほうが好きな方は別の機種を選びましょう。 

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックで、快適に動きます。
オンライン会議  問題なく出来ます。
動画鑑賞 CPUやグラフィック性能は問題ありませんが、ディスプレイは色鮮やかさに欠けます。
RAW現像
画像編集
ディスプレイの色合いが良くないため、画像編集などには不向きです。ただし、スペックは低くはないので、外部モニターに繋ぐならありだと思います。
動画編集 FHDの簡易的な動画編集ならできますが、外部グラフィックスを搭載していないため、本格的な動画編集は難しいです。
ゲーム 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質設定を下げることで、出来るゲームもあります。

 

ディスプレイのチェック

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)のディスプレイのチェックです。

Ryzen 5 5500U搭載の新モデルのディスプレイ

Ryzen 5 5500Uモデルに搭載されていたパネルは、「LG LP140WFA-SPMB」でした。

視野角は広いですが色域は狭い普通の液晶です。最大輝度は、当サイトの計測では270cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は59.7%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、明部が暗めに発色しているのが分かりますが、赤、緑、青のどの色も揃っており、割と自然な発色になっているのではないかと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。輝度をいくつにしても、フリッカーは検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

Ryzen 5 4500U搭載の旧モデルのディスプレイ

そろそろ販売終息になると思いますが、一応Ryzen 5 4500Uモデルで計測した液晶の特性も掲載しておきます。搭載されていたパネルは、「CMN N140HCA E5B」です。最大輝度は、当サイトの計測では189cd/m2と低めです。

緑と赤が強く発色しており、画面全体が黄色っぽく見えます。どうしても色合いが気になる方は、当サイトでキャリブレーションしたときに作成したプロファイルを適用してみてください。少しは改善されるかもしれません(パネルが異なっている場合は別です)。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は65.5%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、緑と赤色が強く発色していることが分かります。この影響で画面は黄色っぽく見えます。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはありませんが、電極線がやや見えます。

画面拡大

光沢液晶であるため、画面への映り込みがあります。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、輝度を下げても調光によるフリッカーは確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)のキーボードのチェックです。

実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18.5mmで、キーストロークは約1.5mmとなっています。ノートPCとしては標準的な数値です。「Backspace」キー、「¥」キーなどは小さく、ややタイプミスしやすいです。やや軽めのタッチで押せるキーボードで、打ちやすさは普通だと思います。

タッチパッドの操作性は普通です。クリックボタンの押しやすさは普通ですが、クリック音はやや大きめです。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)のパフォーマンスのチェックです。

本製品は、電源スマート設定により、デフォルトの「インテリジェント・クーリング」の他に、高いパフォーマンスが出る「エクストリーム・パフォーマンス」などモードを選ぶことが可能です。

電源スマート設定

 

CPU

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)は、Ryzen 5000シリーズのプロセッサーを選択することができます。また、一部のモデルはRyzen 4000シリーズのプロセッサーになっていますが、そのうち販売終息すると思います。

今回、Ryzen 5 5500Uでベンチマークを計測しましたが、インテル Core i5-1135G7の約1.5倍のマルチコア性能でした。ただし、シングルコア性能はそれほど高くないため、処理によってはCore i5-1135G7のほうが速いケースもあります。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Ryzen 5 5500U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 10593
Core i7-10875H 10579
Core i7-10870H 10139
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-11370H 7123
Ryzen 5 5500U 6963 [エクストリーム~]
6707 [インテリジェント~]
6250
Core i7-10750H 6839
Core i7-1185G7 6229
Ryzen 5 4500U 5919
Ryzen 3 5300U 5492
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Ryzen 3 4300U 3936
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800H 1435
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
1179 [エクストリーム~]
1175 [インテリジェント~]
Ryzen 5 4500U 1142
Ryzen 3 5300U 1127
Ryzen 3 4300U 1063
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR4-3200のデュアルチャネルで普通の速さです。なお、オンボードメモリなので換装はできません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
8GB(4GBx2)メモリ
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
27.42GB/s
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
DDR4-3200
シングルチャネル
最大 約25.6GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

CPU内蔵グラフィックスとしては、グラフィックス性能は高いです。ただし、GeForce GTX 1650のローエンドの外部グラフィックスよりも大分劣る性能ですので、過度な期待は禁物です。ゲームなどをするなら、GeForce GTX 1650でもいいので、外部グラフィックスを搭載したPCをおすすめします。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Ryzen 5 5500U
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX450 30425
Core i7-1165G7
メモリLPDDR4X-4266
20052
Core i5-1135G7
メモリLPDDR4X-4266
18718
GeForce MX330 16714
Ryzen 9 4900HS 16322
GeForce MX250 15406
Ryzen 7 5700U
メモリDDR4-3200
14368
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Ryzen 5 5500U
メモリDDR4-3200
14059 [インテリジェント~]
13957 [エクストリーム~]
12154
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Ryzen 5 4500U
メモリDDR4-3200
12126
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
Ryzen 3 4300U
メモリDDR4-3200
9800
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
 PCIe Gen3 SSD 3500
2483
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度は普通です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマーク

その他のベンチマーク、LightroomやPremiere Proの書き出し時間、Apexやフォートナイトなどのフレームレートなどについては、下のリンク先をご覧ください。他の機種で計測したスコアではありますが、ほぼ変わらないので参考になると思います。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

18W、30Wの充電器を使用した場合は、「低速のUSB充電ケーブルが接続されています」と警告が出るものの充電できていました。45W以上なら警告が出ませんでした。

映像出力(DP)、Thunderbolt 3 or 4には対応していません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
Philips 258B6QUEB/11 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、YCbCr444で出力できていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.5kg」とあります。モバイルノートPCとしては重いですが、一般的なノートPCとしては軽いです。当サイトの計測値は下表の通りで、1.5kgオーバーでした。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.537kg
ACアダプター+電源ケーブル 342g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、52.5Whと大きめの容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りでやや長めです。

バッテリー駆動時間
  Ryzen 5 5500U
(1) JEITA2.0 約16.1時間
(2) PCMark 10 Modern Office 11時間54分
(3) 動画再生時
(4) PCMark 8 Work 8時間10分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りで速いです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
78%(約41Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「インテリジェント・クーリング」モードでは、CPU電力は約20W一定で推移しています。このときの85℃前後まで上昇し、やや高めであるものの問題ない範囲かなと思います。

「エクストリーム・パフォーマンス」モードでは、CPU電力は最初40W前後になるものの、1分くらいで24Wに落ち着きます。このときCPU温度は100℃近くまで上がっており高い温度です。基本的には、「インテリジェント・クーリング」モードで運用することをおすすめします。

  • インテリジェント・クーリング時
  • エクストリーム・パフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)の動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高い負荷をかけた場合は、他のノートPCと同じくらいの騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

やや低めの温度です。作業をしていても手のひらが熱くなりにくいです。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

モバイル向けのプロセッサーであるため、低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消 費電力を掲載しています

 

外観のチェック

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)の外観のチェックです。

パームレストがグレーのカラーになっており、安っぽさを感じますが、指紋などが目立ちにくいのはメリットです。

 

天板はシルバーのカラーとなっており、こっちから見たときはそれほど安っぽくは見えません。

 

ボディはやや薄いです。

 

次のような形状で使うこともできます。

 

スピーカーはキーボードの両側面に配置されています。音質は普通で、ノートPC基準で勝手に採点すると10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

 

Webカメラは1280x720の解像度です。物理的にカメラを隠すシャッターも付いています。なお、顔認証には対応していません。

 

指紋認証装置も搭載しています。

 

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)は、最近のコンパクトPCとしては珍しく、SDカードリーダーも搭載しています。その他に、インターフェイスとしては、USB 3.0、USB-C 3.0、HDMIを備えています。

 

底面です。底面カバーを外すには、T5トルクスドライバーが必要です。

 

PC内部はご覧の通りです。メモリはオンボードで、換装することはできません。

 

M.2 SSDはType 2242のものが搭載されていました。スペーサーを外せば、Type2280のM.2 SSDも装着できるでしょう。

 

Ryzen 5 5500Uに付属していたACアダプターは、電源コードが分かれた大きいサイズのものでした。仕様表を見ると、Ryzen 5000シリーズのモデルはこのサイズのACアダプターのようです。

 

Ryzen 5 4500Uに付属していたACアダプターは、電源コードが一体となったコンパクトなものでした。

 

まとめ

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)は、非常にコストパフォーマンスの高い、コンバーチブル型2 in 1 PCです。

特に高いスペックのモデルが安く、例えば、Ryzen 7 5700U、デュアルチャネルの16GBメモリ、512GB PCIe SSDのモデルが、ペンまで付属して税込84,942円です(2021年6月3日時点)。

ペンは、ややつっかかる感じがしますし、付属のペンは傾き検知に対応していないため、イラスト制作向きではありませんが、メモ書き程度に使うなら十分です。

非常に安く、ペンも使えることから、子供にも適した製品だと思います。

もしペンが必要なければ、タブレットにしたりタッチ操作をしたりすることは少ないと思うので、クラムシェル型のIdeaPad Slim 550 14型もおすすめです。モデルによってはこちらのほうが安いです。

 

コスパの高い 2 in 1 PC

IdeaPad Flex 550 14型 (AMD)

特徴

  • Ryzen 5000シリーズ搭載で高い性能
  • ペンも付属
  • 非常に安い

こんなあなたに

  • マルチに使える1台が欲しい
  • 価格を抑えても、処理性能は諦めたくない
公式サイトはこちら

 

関連ページ