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【TGS 2017】東京ゲームショウ 2017 OMEN by HP ブース
「OMEN by HP」シリーズの最新機種に触れました
【TGS 2017】 日本HP ブース
幕張メッセにおいて、9月21日から24日にかけて開催された「東京ゲームショウ2017」。今年初出展となる日本HPブースでは、同社ゲーミングPCブランド『OMEN by HP』シリーズが展示されていました。
展示されていたPCは、背負ってVRを楽しむこともできるデスクトップPC「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」や、今年11月より発売予定のキューブ型デスクトップPC「OMEN X by HP Desktop 900」、ゲーミングノートPCである「OMEN X by HP 17」など。
そのほかにも既に発売済みの「OMEN by HP Desktop 880」や当サイトでもレビューをおこなった「OMEN by HP 15」、「OMEN by HP 17」が展示されており、こちらではPUBG、SUPERHOT、OverWatch、World of Tanksの試遊が可能となっていました。
筆者が訪れたのは、ビジネスデイである9月21日と22日で、この日は『OMEN by HP』シリーズ最新製品の紹介やVRデモンストレーションなどが行われていたので、写真とともにご紹介します。
展示されていた最新キューブ型デスクトップPC「OMEN X by HP Desktop 900」
既に発売されている「OMEN by HP 15」
PUBGなどが試遊できるデスクトップPC「OMEN by HP Desktop 880」
日本HP OMEN ブースの美人コンパニオンさん
「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」
ブースに入って正面に目立つように展示されているのが、「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」、「OMEN X by HP Desktop 900」、「OMEN X by HP 17」の3機種。『OMEN X』シリーズは『OMEN by HP』シリーズのサブブランドかつ最上位のブランドであり、ハイエンドなスペックを中心とした製品となってます。製品名にもある『X』という文字は“Xtreme"という意味を込めており、製品のデザインにも強く現れています。見た目的にも通常の『OMEN by HP』シリーズとは一線を画しているようにも思えます。
「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」は背負ってVRも楽しめるコンパクトなデスクトップPCとなっており、コンパクトながらも、 「Core i7-7820HK プロセッサー」に、「GeForce GTX 1080」を搭載したハイエンドなモデル。VRバックパックに備え付けることで、背負ってVRを楽しむことができます。見た目はどこか亀の甲羅っぽいですね。
「OMEN X by HP Desktop 900」
「OMEN X by HP Desktop 900」はキューブ型のデザインが秀逸なゲーミングタワーPC。水冷システムに「GeForce GTX 1080Ti SLI」構成が可能なハイエンドPCとなっており、パーツもキューブごとに区分されているので、排熱や冷却性能にも優れています。拡張性にも優れ、ツールレスで様々なカスタマイズが可能なデザインとなっています。デザイン的にも性能的にもPCゲーマーの心をくすぐります。この製品は11月中旬発売予定。
展示されていた「OMEN X by HP Desktop 900」
キューブ型というよりダイヤ型に魅せる置き方がかっこいい
ケース内部も見える
ポート類とストレージベイ部分
「OMEN X by HP Desktop 900」製品ページ
「OMEN X by HP 17」
「OMEN X by HP 17」はステルス戦闘機のような近未来的なデザインが特徴的なハイエンドゲーミングノートPC。ノートPCとしては珍しく、メカニカルスイッチを採用したキーボードを搭載しており、約1670万色に発光可能なキーボードLEDバックライトを搭載。背面の『X』字も光ります。グラフィックスにはGTX 1080を搭載し、液晶はリフレッシュレート120Hzにも対応しています。この製品も11月中旬発売予定です。
OMEN by HP 製品紹介
ラインアップ紹介
日本HP コンシューマー事業製品部
プロダクトマネージャーの森谷智行氏
ビジネスデイ初日である21日には、日本HPのコンシューマー事業製品部 プロダクトマネージャー “森谷智行"氏による、OMEN by HPの製品紹介が行われました。
まず『OMEN by HP』とは、2016年にPavilion GamingやENVY PhoenixなどHPが提供する、バラバラだったゲーミング製品をすべて統一した、新たなゲーミングブランド。また『OMEN X』とは“Xtreme"という意味をこめたサブブランドであり、ハイエンドなモデルを中心とした製品となっています。
はじめに森谷智行氏は9月12日に発表されたばかりの最新ラインアップをご紹介。昨年に比べて、デスクトップPCに加え、ディスプレイやアクセサリーなども強化されているのがわかります。
2017 OMEN by HP ラインアップ(見づらくてすみません)
発表ステージの様子
ゲーミングノートPCの最上位「OMEN X by HP 17」
製品紹介では主に『OMEN X』シリーズが中心でした。
17インチノートPCである「OMEN X by HP 17」はLEDによる8ヶ所のライティングゾーンやオーバクロック対応のCPU、「GeForce GTX 1080」などを搭載。
キーボードにはストローク2.5mmのパンタグラフとメカニカル両方を採用した特殊なキーボードを搭載しています。実際に触ってみましたが、ストロークも長く、デスクトップ用ゲーミングキーボードと変わらぬ打鍵感で、かなりゲームがしやすいキーボードだと思います。またLEDキーボードやマクロキーにも対応。
またディスプレイにはヌルヌル動くリフレッシュレート120Hzに対応し、ティアリングなどを抑える「NVIDIA G-SYNC」にも対応しています。
8ヶ所のゾーンのLEDを変更可能
GPUは工場出荷時にオーバクロック済み
冷却ファンは2基搭載しており、ヒートパイプは4本
キーストローク2.5mmのパンタグラフとメカニカル両方を採用した特殊なキーボード
リフレッシュレート120Hz、NVIDIA G-SYNCに対応
キューブ型のモンスターマシン「OMEN X by HP Desktop 900」
続いてキューブ型デスクトップPC「OMEN X by HP Desktop 900」を紹介。CPUとGPUなど主にマザーボードを搭載する部屋、電源ユニットを搭載する部屋、ストレージを搭載する部屋の3つの区画に分かれており、お互いの熱がそれぞれ干渉せず、排熱効率にも優れ、非常に理にかなったキューブデザインとなっています。
昨年のモデルに比べてメモリは64GBに増え、プロセッサは10コア20スレッドの「インテル Core X シリーズ」を搭載。GPUには「GeForce GTX 1080Ti」のSLI構成というモンスタースペックとなっています。ストレージベイは4つあり、ツールレスで取り外しが可能となっています。
内部構造は3つの区画に分かれている
昨年のモデルに比べてスペックはパワーアップ
ストレージベイは4つあり、ツールレスで取り外しが可能
背負えるコンパクトデスクトップPC「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」
続いて「OMEN X by HP Compact Desktop P1000」の紹介。元々は「OMEN X VR PC Pack」として、“背負ってVRを楽しむだけ"に作るつもりだったものが、"背負ってVRも楽しむこともできるコンパクトなデスクトップPCが出来ちゃったというイレギュラーな製品。
コンパクトで軽量ながらもオーバクロックが可能なCPUや「GeForce GTX 1080」を搭載し、ストレージには1TBのSSDを採用しています。
用途としては、通常のデスクトップモード、VRバックパックモード、ゲームモードと3つの顔があり、持ち運びも可能となっています。持ち運んだあとはドッキングステーションに接続することで通常のデスクトップモードで使用することができます。
VRバックパックモードで使用するバックパックは、どんな身体にもフィットしやすく、PCの熱が直接身体に伝わりにくい設計になっているので、VRでの没入感を遮ることなく、負担は感じないそうです。
コンパクトながらもハイエンドなスペック
3つのモードで楽しめる
製品を購入すると上記の付属品がすべて付いてくる
VRバックパックは身体に負担のない設計になっている
まとめ
以上が東京ゲームショウ2017のレポートです。気に入った、もしくは気になった製品はありましたでしょうか。Steamやeスポーツの人気など、国内でもPCゲーム市場が無視できないレベルまで拡大してきたようで、PC関連のデバイスや製品ブースが年々、その数も規模もブースに訪れる人も増えてきています。特に東京ゲームショウは、新製品のモニタやマウス、キーボードなど実際に触らないと分からない数多くのデバイスに触れることのできる滅多にないチャンスなので、PCゲーマーの方は来年は是非、会場に足を運んでみてください。
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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