MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの実機レビュー

更新日:
CPU Core Ultra 7 155H
Core Ultra 9 185H
GPU GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4070
メモリ 32GB LPDDR5
ストレージ 1TB / 2TB SSD
液晶サイズ 16.0インチ
液晶種類 2560x1600 光沢
3840x2400 有機EL
質量 約1.6kg
バッテリー 99.9Wh
価格[税込] 28万円台~
持ち運びやすいRTX 4060搭載ノートPC

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、持ち運びができるクリエイター向けの16型ノートPCです。

「Core Ultra」+ GeForce RTX 4060というスペック高めの16型ノートPCですが、質量が約1.6kg、厚みが約18.95mmと軽くてスリムなボディなので、容易に持ち運ぶことができます。

RTX 4070を搭載した上位モデルもあります。

ディスプレイは、DCI-P3相当の色域で、解像度が高く、作業がしやすいです。また、ポート類も揃っています。

画像・動画編集などを行うクリエイターの移動機としておすすめです。

購入するならパソコンSHOPアークがおすすめ

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vを購入するなら、パソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。MSI認定のショップで、パーツのカスタマイズが可能です。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 7 155H、32GBメモリ、GeForce RTX 4060 Laptop、1TB SSD

 

目次

お忙しい方は、「MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの特徴」のみお読みください。

 

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの特徴

容易に持ち運べるRTX 40シリーズ搭載のノートPC

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、GeForce RTX 40シリーズの外部グラフィックスを搭載したノートPCです。この外部グラフィックスを搭載しつつ、画面サイズも16型と大きいのにも関わらず、軽くてスリムなボディで、容易に持ち運ぶことができるのが大きな特徴です。

質量は、仕様値で「約1.6kg」、当サイトの実測値で「1.705kg」でした。GeForce RTX 40シリーズを搭載した16型ノートPCは、通常、約2~2.3kgくらいはあるので、本機器はとても軽いです。

約1.6kg(仕様値)と軽い

 

また、ボディの厚みは約18.95mmしかありません。下の画像を見ても、外部GPUを搭載しない一般的なノートPCと同じくらいスリムなボディであることが分かると思います(参考情報:GeForce RTX 4060 Laptopを搭載するようなゲーミングノートPCであれば、約23~25mmぐらいが普通の厚みです)。

スタイリッシュな見た目ですし、カバンに入れて持ち運ぶといった使い方がしやすいです。

約18.95mmのスリムなボディ

 

GeForce RTX 4060 / 4070 Laptopを搭載

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、外部グラフィックスとして、GeForce RTX 4060 LaptopまたはRTX 4070 Laptopを搭載しています。

今回は、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載していますが、メーカーが設定する最大グラフィックスパワーは55Wでした。スリムなボディなので、最大グラフィックスパワーは低めに抑えられています。

最大グラフィックスパワー

 

最大グラフィックスパワーが抑えられている分、RTX 4060としては低めのベンチマークスコアではありますが、旧世代の130WのGeForce RTX 3060と同等のスコアはあり、多くのクリエイティブワークが快適に出来る性能です。

3DMark Time Spy(グラフィックスのスコア)
RTX 4060 140W 11056
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 4060 55W 8247
RTX 3050 Ti 95W 6063

 

広色域・高解像度の16型ディスプレイ

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、16型ディスプレイを搭載しており、大きめの画面で快適に作業をすることができます。

なお、MSI Prestige 16 AI Studio B1Vのディスプレイには、WQXGA(2560x1600)液晶と、4K+(3840x2400)の有機ELディスプレイの2種類があります。どちらもDCI-P3相当と広色域で、クリエイティブな用途に使いやすいです。

広色域の16型ディスプレイを搭載

 

解像度が高いので、ペイン(枠)の多いクリエイター向けソフトでの作業もしやすいです。画像・動画の編集といった用途に適しています。

動画編集などにちょうどいい

 

CPUには「Core Ultra」搭載

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの搭載するCPUは、インテルの最新「Core Ultra」シリーズです。

今回は、Core Ultra 7 155H搭載モデルをチェックしましたが、Core Ultra 9 185Hを搭載する上位モデルもあります。

「Core Ultra」シリーズは、PBP(プロセッサーベース電力):28Wで、一般的なノートPCに搭載されることも多いプロセッサーなので、クリエイティブな作業を行うのに必要な処理性能を備えているか気になるかもしれません。

しかし、本機器では、Core Ultra 7 155Hを60W前後の高いCPU電力で動作させ、高いパフォーマンスを引き出すことができていました。下のグラフのように、同じCPUを搭載したAcer Swift GoInspiron 13 5330で計測したときよりも、高いベンチマークスコアが出ていました。また、Core i7-13700Hを搭載するゲーミングノートPCで計測した代表的なスコアに迫る数値が出ており、スリムタイプのノートPCとしては、処理性能も十分高いです。クリエイティブな作業にも不足はないと思います。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i7-13700H 17622
Core Ultra 7 155H 16106 [本機器で計測]
14073 [Acer Swift Goで計測]
10766 [Inspiron 13 5330で計測]
Core i7-1360P 9720

 

スペック構成の割に長めのバッテリー駆動時間

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、99.9WhとノートPCとしては最大クラスの容量のバッテリーを搭載しています。

低負荷時の省電力性能が高い「Core Ultra」プロセッサーを搭載していることも相まって、解像度が高めの大画面と、外部GPUを搭載した機種でありながら、バッテリー駆動時間が比較的長いです。動画編集のような作業をしても、4~5時間はバッテリーがもつと思います。

なお、バッテリー駆動時間の詳細は「バッテリー駆動時間のチェック」をご覧ください。

 

ポート類も充実

スリムタイプのノートPCの場合、SDカードスロットがmicro SDカードのみ対応のケースも多いですが、本製品は、フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。カメラで撮った写真や動画を、アダプターなどを使わず、直接PCへ取り込むことができるので便利です。

また、Thuderbolt 4ポートを備えているので、Thuderboltドックを使うこともできますし、有線LANポートも搭載しているので、安定した速度でNASなどへ接続することも可能です。

さらに、顔認証、指紋認証の両方に対応しているのも嬉しいです。

ポート類

 

大容量ストレージが必要ならパソコンSHOPアークがおすすめ

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、ストレージに1TB PCIe Gen4 SSDを搭載しています。ノートPCの中では比較的容量が大きく、当サイトのテストでは速度も速かったです。

ただし、もっと大容量のストレージがいいと感じるユーザーもいるでしょう。例えば、動画編集を行う場合は、1TBだとちょっと物足りないかもしれません。かといって、外付けSSDなどは利便性が高くありません。

大容量ストレージを希望する場合は、パソコンSHOPアークでストレージをカスタマイズして購入することをおすすめします。最大4TB SSDを搭載することができますし、選択できるSSDの種類も豊富で、価格も高くはないです。

購入後にセルフカスタマイズでストレージの換装を行うと、手間もかかりますし、メーカーの2年保証も無効になってしまいますが、パソコンSHOPアークであれば、そういったこともありません。

ストレージのカスタマイズ画面(パソコンSHOPアーク)

 

やや気になる部分

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの気になる部分を挙げるならば、高い負荷をかけると、キーボード面の表面温度が高くなることです。動画の編集時やゲーム時などは、手のひらがやや熱く感じます。この製品に限らず、外部GPUを搭載したスリムタイプのほとんどのノートPCは、表面温度が高いので、ここは妥協する必要があると思います。

また、光沢仕様のディスプレイなので、周囲のものが映り込みやすいです。光沢のほうが艶感があって好きな方もいますが、苦手な方はご注意下さい。

 

各用途の快適度

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分なスペックと、画面比16:10の16型液晶で、快適に作業することができます。
動画鑑賞 色鮮やかな表示で映像を楽しむことができます。サウンドもやや良く、快適に動画鑑賞することができます。
オンライン会議 マイク、スピーカー、ウェブカメラを備えており、問題なくZoomなどが使えます。
RAW現像
画像編集
DCI-P3相当と広色域のディスプレイを搭載しており、画像編集にも適しています。外部GPUを搭載しており、AIを使ったフィルター処理の速度も速いです。
動画編集 当サイト計測で、DCI-P3カバー率98.0%の広色域ディスプレイと、RTX 4060を搭載しており、動画編集に適した機種です。
ゲーム RTX 4060を搭載しており、多くのゲームを楽しむことができます。ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzです。本格的にゲームをプレイしたいのであれば、ハイリフレッシュレートのゲーミングノートPCの方がおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイの詳細なチェックです。

画面比16:10の16型ディスプレイを搭載しています。

WQXGA(2560x1600)液晶と、4K+の有機ELの2種類のディスプレイがあります。

今回は、WQXGA(2560x1600)液晶を搭載したモデルをチェックしました。

16型と大きめで、解像度も高いので、1画面を広く使って効率よく作業を行うことができます。DCI-P3相当の広色域なので、色鮮やかな表示で画像や動画を表示することができ、クリエイティブな作業にも適しています。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、下表の通りで、色域は広いです。最大輝度は、当サイトの計測では377cd/m2とやや高めです。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 98.0%
Adobe RGBカバー率 86.5%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、青と緑がやや強めに発色しているものの、1:1の直線に近いので、概ね自然な発色です。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶なので、画面への映り込みがあります。ギラつきは、ほとんど感じません。

画面への映り込み

どの輝度でも、PWM調光によるフリッカー(ちらつき)はありませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約127msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延は多めだと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを十分速い1/2000のシャッタースピードで撮影したところ、1秒間に60フレームを更新する60Hzの液晶で3フレーム前くらいまで残像がありました。普通のノートPCは、60Hzで2~3フレーム前くらいまでの残像ですので、一般的なノートPCと同程度の残像があります。ただ、動きの激しいゲームをするのでなければ、ほとんど気になりません。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約18mm強、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.5mmです。

全体的にキーのサイズが揃っていますし、「半角/全角」キーや、「backspace」キー、「enter」キーなどのサイズも押しやすい大きさです。キートップがフラットな感じなので、指のフィット感は高くありませんが、普通の打ちやすさのキーボードだと思います。

また、3列タイプのテンキーが付いています。やや変則的な配置ではありますが、数字の入力も比較的しやすいです。

タッチパッドはサイズが少し大きめです。使いやすさは普通でした。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードはシングルカラーバックライトを内蔵しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

動作モード

パフォーマンスのチェックです。

本製品は、「MSI Center」のアプリから、動作モードを変更することができます。

ここでは、「スマートオート」モードと、高いパフォーマンスが出る「究極のパフォーマンス」モードで計測したベンチマークの結果を掲載します。

また、「GPU Switch」機能も備えています。通常は「MSHybrideグラフィックモード」になっており、CPU内蔵グラフィックスと、外部グラフィックスの両方を使用します。「Integrated Graphics Mode」にすると、dGPU(外部グラフィックス)をオフにして、CPU内蔵グラフィックのみで動作します。「Integrated Graphics Mode」にすることで、バッテリー駆動時間が延びると思います。なお、今回は標準状態の「MSHybrideグラフィックモード」で計測を行っています。

「MSI Center」で動作モードを変更

 

CPU

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、最新プロセッサーのインテルCore Ultraプロセッサーを搭載しています。低負荷時の省電力性能と、NPU搭載によるAI性能の向上を大きな特徴とするプロセッサーです。

「Core Ultra 9 185H」または「Core Ultra 7 155H」を搭載しますが、今回は「Core Ultra 7 155H」搭載モデルをチェックしており、ベンチマークの結果は以下の通りです。

PBP(プロセッサーベース電力)は28Wですが、それよりも高いCPU電力で動作させており、マルチコアでは、Acer Swift Goで計測したときよりも約1.14倍も高いスコアでした。さらに、Core i5-13500Hの代表的なスコアを超える高めの数値が出ていました。

また、「CINEBENCH 2024」では、Core i7-13700Hの代表的なマルチコアスコアよりも高い数値でした。スリムタイプのノートPCとしては、高めの処理性能を備えていることが分かります。

なお、「究極のパフォーマンス」モードにすることで、パフォーマンスがアップしています。高めの処理性能が必要な作業を行う場合は、「究極のパフォーマンス」モードに切り替えるといいと思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core Ultra 7 155H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i7-12800HX 17492
Core Ultra 7 155H 16106 [究極のパフォーマンス]
14073
13521 [スマートオート]
Core i5-13500H 15302
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Core i7-1370P 10449
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core Ultra 7 155H 1812 [スマートオート]
1811 [究極のパフォーマンス]
1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Core i7-12800HX 1760
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core i7-1370P 1707
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
Core Ultra 7 155H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core Ultra 7 155H 942 [究極のパフォーマンス]
825
747 [スマートオート]
Ryzen 9 8945HS 919
Core i7-13700H 855
Core i7-1360P 568
Core i7-1370P 621
Ryzen 7 7730U 575
Ryzen 5 7530U 477
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Ryzen 9 8945HS 106
Core Ultra 7 155H 103
102 [究極のパフォーマンス]
102 [スマートオート]
Core i7-1370P 101
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 85
Ryzen 5 7530U 84

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、LPDDR5-6400メモリを搭載しています。オンボードメモリなので、メモリの増設・交換はできませんが、32GBメモリなので容量は十分だと思います。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~

SiSoftware Sandra 2020が落ちるため、計測できませんでした。

他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
DDR5-5200
デュアルチャネル
65.12GB/s
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-6400
デュアルチャネル
56.15GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値で、理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vは、「GeForce RTX 4070 Laptop」または「GeForce RTX 4060 Laptop」を搭載しますが、今回は「GeForce RTX 4060 Laptop」搭載モデルをチェックしています。

メーカーにより設定される最大グラフィックスパワーは55Wでした。ゲーミングノートPCなどと比較すると、低めの電力設定です。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

ベンチマークの結果は以下のとおりです。

最大グラフィックスパワー:55WのGeForce RTX 4060 Laptopとしては妥当なスコアだと思います。RTX 4060としては、それほど高いスコアではありませんが、スリムタイプのノートPCであることを考えると、十分なグラフィックス性能だと思います。このぐらいのスコアであれば、4K動画などの編集作業なども快適にこなせるでしょう。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4060 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21394
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4070 175W 11409
RTX 4060 140W 11056
RTX 4060 90W 9809
RTX 4060 65W 8829
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 4060 55W 8247 [スマートオート]
8185 [究極のパフォーマンス]
RTX 4060 55W 7889
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
Intel Xe Graphics
(Core i7-1360P)
  1660
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4060 Laptopの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、非常に速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7031
7000
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを備えており、アクセス速度は高速です。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

いくつかのゲームで計測した平均フレームレートを掲載します。

他のグラフィックスとも比較していますが、すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

重い部類のゲームでも、FHD解像度であれば、画質を落としたり、DLSSをオンにすることで、60 fps以上出るゲームが多いです。そこまで重くないゲームであれば、2560x1600解像度・高めの画質設定でも普通にプレイすることができるタイトルもあります。ハイリフレッシュレート液晶にこだわらないのであれば、息抜きにゲームを楽しむのには十分な性能です。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 53 fps(97 fps)
ノーマル 33 fps(74 fps)
最高 15 fps(39 fps)
2560x1600 27 fps(57 fps)
※括弧内のフレームレートは、DLSS(Ultra Performance)有効時
重い部類のゲーム
Starfield(スターフィールド)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 32 fps(58 fps)
2560x1600 35 fps(56 fps)
ウルトラ 29 fps(49 fps)
※括弧内は、アップスケーリング:DLSS(バランス)+フレーム生成:オンの時
重い部類のゲーム
パルワールド(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 62 fps(82 fps)
2560x1600 55 fps(83 fps)
最高 40 fps(64 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080  高 66 fps(77 fps)
ウルトラ 46 fps(47 fps)
2560x1600 49 fps(57 fps)
ウルトラ 33 fps(38 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 54 fps
最高 35 fps
2560x1600 52 fps
最高 28 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
120W 61 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 53 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060 55W 37 fps
RTX 4050 45W 36 fps
RTX 4060 55W 35 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 70 fps
2560x1600 56 fps
ウルトラ 40 fps
レイトレ:ウルトラ 31 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
90W 90 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 4060 55W 70 fps
RTX 4060 55W 66 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 81 fps
2560x1440 標準品質 77 fps
高品質 59 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 117 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 106 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 4060 55W 81 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 99 fps
2560x1600 87 fps
最高 65 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 203 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 131 fps
RTX 4060 55W 99 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 40W 53 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 87 fps
2560x1600 96 fps
ウルトラ 55 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 116 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4060 55W 87 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 112 fps(128 fps)
2560x1600 80 fps
最高 68 fps(91 fps)
※括弧内は、DLLS:クオリティ
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 173 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 151 fps
RTX 4060 55W 112 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 3050 75W 66 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 126 fps
2560x1600 高(ノート) 107 fps
最高品質 84 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 177 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 168 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 152 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 4060 55W 126 fps
RTX 3050 95W 89 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン1]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 160 fps
中設定 122 fps
最高設定 62 fps
2560x1600 低設定 97 fps
中設定 78 fps
最高設定 41 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
212 fps
2560x1600 175 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 155 fps
2560x1600 低設定 156 fps
高設定 112 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 298 fps
2560x1600 高設定 222 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1200 ウルトラ 176 fps
2560x1600 中型 158 fps
ウルトラ 104 fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでも、動作モードはすべて「スマートオート」モードで計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

十分な速度でRAW現像することができています。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Ryzen 9 7940HS
RTX 4060 (60W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H
RTX 4060 (55W)
70秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 7 155H 72秒
Core i7-1360P
RTX 4060 (55W)
73秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

処理に時間のかかるニューラルフィルターを実行しましたが、GeForce RTX 4060 Laptopを搭載しているため、「スーパーズーム(x2)」のようなAIを活用する処理が速かったです。

  本製品 参考
Core Ultra 7 155H
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約2秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約59秒 約4分6秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約3分31秒 約3分13秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度も十分な速さです。編集作業も快適に行えます。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
3分00秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Apple M1 Max
10CPU/32GPU
3分26秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-12650H
RTX 4050 (45W)
4分03秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core Ultra 7 155H
RTX 4060 (55W)
4分18秒
Core i7-1360P
RTX 4060 (55W)
4分23秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードですが、Core i7-13620Hを上回る処理速度でした。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core Ultra 7 155H 7分07秒
Core i7-13620H 7分56秒
Core i7-1360P 9分25秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Ryzen 7 7735U 11分43秒
Core i5-1340P 12分03秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

本機器は、背面にUSB Type-Cポートを2つ備えています。USB Type-Aポートの隣がUSB3.2 Gen2 Type-Cポートで、その隣がThuderbolt 4 Type-Cポートです。どちらも映像出力と、Power Deliveryに対応しています。

Thunderbolt 4ポートの動作チェックの結果は下表の通りです。PD充電器での充電に関しては、65W以上の出力があれば充電することができていました。なお、Thuderbolt 4ポートは、「USB PD 3.1」に準拠しており、最大140WのUSB PD充電に対応しています。

ただし、メーカーサイトに「付属品ACアダプタ以外のUSB PDアダプタで本体へ給電する場合、システムのパフォーマンスに制限が掛かる場合があります」と記されている通り、動画編集などの高負荷作業を行う場合は、付属のACアダプターをThuderbolt 4ポートに挿して使うことをおすすめします。

Thunderbolt 4のポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、RGBで出力できています。

BenQ EX3210Uへ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「1.6kg」と記載されています。当サイトで計測した質量は次の通りで、メーカー仕様値よりも少し重かったです。それでも、外部グラフィックスを搭載した16型のノートPCとしては、かなり軽い質量です。高めのグラフィックス性能と、大きめのディスプレイで、移動先でも快適に作業を行いたい方に適しています。

本製品の質量(ACアダプターのみ実測値)
  質量
PC本体 1.705kg
ACアダプター 451g

 

バッテリー駆動時間のチェック

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vのバッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は、メーカー公表値で99.9Whとなっており、ノートPCとしては最大クラスの容量です。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。RTX 4060を搭載した機種ですが、動画再生のような負荷の軽い作業であれば、(2)のように長めのバッテリー駆動が可能です。少し負荷のかかる作業を連続して行っても、(3)ぐらいの時間の駆動が可能です。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 最大24時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 最大12時間
(3) 動画再生時 12時間18分
(4) CPU8%、iGPU13%、dGPU12%の負荷 4時間58分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)、(2) メーカー公表値
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、プライバシーシャッターが付いています。また、顔認証機能付きなので、Windows Helloの顔認証を使うことができます。

Webカメラは、約207万画素のFHDカメラです。自然な感じの画像で、オンラインミーティングなどにも普通に使用することができます。

Webカメラ
Webカメラ ON/OFF 切り替えスイッチ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の左右に配置されています。音質はやや良いです。ノートPC基準で10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

底面のスピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPUクロック、CPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「スマートオート」では、CPU電力は40W前後で動作しています。Core Ultra 7 155HのPBP:28Wなので、PBPよりも高いCPU電力で動作していますが、CPU温度は60℃台と低めに保たれています。

「究極のパフォーマンス」では、さらにCPU電力がアップし、60W前後で動作しています。CPU温度は90℃前後と高くなりますが、クロックダウンなどは発生していません。

  • スマートオート時
  • 究極のパフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

ゲーム時のCPU温度、GPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中の大まかなCPU温度と、GPU温度の推移は下図の通りです。

どちらの動作モードでも、CPU温度は80℃前後、GPU温度は75℃前後に抑えられており、どちらも問題ない温度です。

  • スマートオート時
  • 究極のパフォーマンス時

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はわずかに動作音がします。負荷がかかると、騒音値が上がります。動画の書き出しのような高い負荷がかかると、さらにもう少し騒音値が上がりますが、外部GPUを搭載したゲーミングノートPCと同じぐらいの騒音レベルです。外部グラフィックスを搭載した機種としては、普通の騒音値だと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:Adobe Premiere Proで4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時
左から3番目:Adobe Premiere Proによる4K動画の書き出し時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

負荷がかかると、キーボード部分の温度が上がります。動画の書き出しのような高負荷がかかると、キーボード部の温度がさらに高くなり、パームレスト部の温度も上がります。キーボード面が全体的に熱くなり、タイピングすると不快感があります。薄型ボディなので、ここは妥協が必要です。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

一般的なノートPCよりは高い消費電力ですが、外部グラフィックスを搭載した機種としては消費電力は高くはありません。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

MSI Prestige 16 AI Studio B1Vの外観のチェックです。

マグネシウム合金素材を採用し、軽さと堅牢性を両立しています。見た目や、質感もよく、スタンダードなデザインなのでビジネスシーンでも使いやすいと思います。

ボディカラーは、ステラグレイです。

 

天板には、「MSI」のロゴマークが入っています。

 

閉じた時の画像です。厚さは18.95mmです。外部グラフィックスを搭載した機種としては厚みが薄く、一般的なノートPCと同程度のスリムなボディです。

 

電源ボタンには、指紋認証リーダーが付いています。

 

本機器のポート類です。USB3.2 Gen2 Type-A、USB3.2 Gen2 Type-C、Thuderbolt 4 Type-C、HDMI、SDカードリーダー、LANポートを備えています。なお、USB Type-Cポートは、どちらも映像出力と、USB PDにも対応しています。ポート類の数・種類ともに揃っています。

 

ディスプレイ面は約180度開き、フラットになります。

 

底面です。

 

底面の通気口はメッシュのようになっており、通気しやすくなっています。2つの冷却ファンが見えます。

 

また、通気しやすくするため、底面には高めのゴム足が配置されています。

 

ACアダプターは、140Wです。出力の割に小型で、ケーブル類もそれほどかさばらないので、持ち運びがしやすいです。

 

まとめ

以上が、MSI Prestige 16 AI Studio B1Vのレビューです。

GeForce RTX 4060 Laptopを搭載した16型ノートPCでありながら、質量が約1.6kg(仕様値)、厚みが約18.95mmと、軽くてスリムなボディが特徴的です。大きめの画面と、高めのスペックで、快適に作業を行うことができる環境を外に持ち出したい、クリエイターにおすすめの機種です。

GeForce RTX 4060 Laptopの最大グラフィックスパワーは55Wと抑えめですが、画像・動画編集といったクリエイティブな作業を快適に行うことができますし、息抜きにゲームをするのにも十分な性能です。上位モデルならRTX 4070を搭載しています。

16型ディスプレイは、DCI-P3相当と色域が広いです。今回は、WQXGA(2560x1600)液晶搭載モデルをチェックしましたが、100%スケールでの表示にもちょうどよく、画面が広いのでクリエイター向けソフトでの作業もしやすかったです。なお、4K+の有機ELディスプレイを搭載したモデルもあります。

CPUには、インテルの「Core Ultra」シリーズプロセッサーを搭載しています。今回、Core Ultra 7 155H搭載モデルをチェックしましたが、高いCPU電力で動作させており、高いベンチマークスコアでした。上位モデルならCore Ultra 9 185Hを搭載しています。

低負荷時の低電力性能が高い「Core Ultra」を搭載していることに加えて、99.9Whの大容量バッテリーを搭載しているので、外部GPUを搭載した高めのスペック構成でありながら、バッテリー駆動時間も比較的長かったです。負荷の重くない一般的な作業であれば、バッテリー駆動でもある程度の時間作業をすることができそうです。

その他、LANポートや、SDカードリーダーを備えており、ポート類も充実していますし、指紋認証、顔認証の両方に対応しており、使いやすいです。

ただし、薄型のボディなので、高負荷時はキーボード面の表面温度がやや高くなります。また、ディスプレイが光沢仕様である点は、好みが分かれると思います。

 

持ち運びやすいRTX 4060搭載ノートPC

MSI Prestige 16 AI Studio B1V

特徴

  • RTX 4060搭載でも軽くてスリム
  • DCI-P3相当・高解像度の16型ディスプレイ
  • LANやSDカードリーダーなど充実のポート類

こんなあなたに

  • 外へ持ち運んで作業をしたいクリエイター
  • 価格28万円台[税込]~

 

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