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MSI GS66 Stealth 11Uの実機レビュー

更新日:
CPU Core i9-11900H
GPU RTX 3070 8GB
RTX 3080 16GB
メモリ 最大64GB
ストレージ 最大2TB NVMe SSD
(もう1基追加可能)
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 4K Adobe RGB 100%
FHD 300Hz
質量 約2.1kg
バッテリー 99.9Whバッテリー
価格[税込] 29万円台~
薄型・軽量の高性能ゲーミングノート

MSI GS66 Stealth 11Uは、最新の第11世代インテルCore i9-11900Hに、新世代ノート用グラフィックスGeForce RTX 30シリーズ、さらに300Hzの超高リフレッシュレート液晶を搭載した高性能ゲーミングノートPCです。

CPU内蔵グラフィックスを介さず、直接外部グラフィックスから出力する「Discrete Graphics Mode」にすることで、性能を大きく上げることも可能です。

また、薄型・コンパクトボディで、質量も比較的軽く、屋内での移動も楽です。外へノートPCを持ち運んで、ゲームや動画編集などをしたい方に最適です。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i9-11900H、16GBメモリ、GeForce RTX 3070 8GB、FHD 300Hz

 

目次

お忙しい方は、「MSI GS66 Stealth 11Uの特徴」のみお読みください。

 

MSI GS66 Stealth 11Uの特徴

トップクラスの性能でも薄型・軽量

GS66 Stealth 11Uは、ノートPCとしてはトップクラスの高い性能でありながら、非常に薄型・軽量で、持ち運びやすい点が特徴です。

ゲームや動画編集など高い負荷のかかる作業を、外出先でもしたい方におすすめのノートPCです。

2.1kgと軽く、約19.8mmと薄い

 

Discrete Graphics Modeでフレームレートが向上

GS66 Stealth 11Uは、次世代のAmpereノート用グラフィックス「RTX 30シリーズ」の中でも性能の高いGeForce RTX 3070または3080 16GBを搭載しています。今回はRTX 3070を搭載していますが、重いサイバーパンク2077も、「ウルトラ」のグラフィック品質設定で、60fps以上が出ていました。

サイバーパンク2077も快適に動作

 

なお、RTX 3070の最大グラフィックスパワーは、95Wでした。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

そこまで高い最大グラフィックスパワーではありませんが、GS66 Stealth 11Uは、CPU内蔵グラフィックスを介さず、外部GPUから直接ディスプレイへ出力できるモードを搭載しています。

このモードへの切り替えは、MSI CenterのソフトからGPU Switchの項目で、「MSHybrid Graphics Mode」から「Discrete Graphics Mode」へ変更することで行います。

GPU Switch

 

「Discrete Graphics Mode」にすることで、大幅にフレームレートが向上するゲームもあります。例えば、VALORANTなら約50%フレームレートが向上し、RTX 3080 16GBを超えるフレームレートが出ます。シャドウオブザトゥームレイダーは、10%向上し、RTX 3080 16GBと同等程度までフレームレートが向上します。

軽い部類のゲーム
VALORANT
RTX 3070 95W 364 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3070 95W 243 fps [MSHybrid]
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
RTX 3080 16GB 130W 108 fps
RTX 3070 95W 108 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 98 fps [MSHybrid]

 

8コア/16スレッドのCoreプロセッサーを搭載

GS66 Stealth 11Uは、CPU性能も高いです。

インテルの最新CPU、8コアのCore i9-11900Hを搭載しています。ノートPC向けプロセッサーの中では、上位の性能です。

インテル第11世代Core(Tiger Lake)Hシリーズ プロセッサー
  コア/
スレッド
Max
Boost
[GHz]
Base
[GHz]
Cache TDP
Core i9-11980HK 8 / 16 5.0 2.6 - 3.3 24MB 45-65W
Core i9-11900H 8 / 16 4.9 2.1 - 2.5 24MB 35-45W
Core i7-11800H 8 / 16 4.6 1.9 - 2.3 24MB 35-45W
Core i5-11400H 6 / 12 4.5 2.2 - 2.7 15MB 35-45W
Core i5-11260H 6 / 12 4.4 2.1 - 2.6 12MB 35-45W
Core i7-11370H 4 / 8 4.8 3.0 - 3.3 12MB 28-35W
Core i5-11300H 4 / 8 4.4 2.6 - 3.1 8MB 28-35W

 

相性のよいAdobeソフトは特に速く、例えば、Lightroom Classicは、8コアのRyzen 9 5900HXよりも速い速度で現像を行えます。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i9-11900H
16GBメモリ
54秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測

 

300Hzの超高リフレッシュレートパネルを搭載

ゲーミングノートPCのほとんどが高リフレッシュレートの液晶を搭載していますが、GS66 Stealthは、その中でも特に高い300Hzの超高リフレッシュレート液晶を搭載しています。素早い動作や視点移動でも滑らかでヌルヌル動き、精密なエイム動作も素早く行うことができます。特に競技性の高いeスポーツタイトルにおいてはかなり優位になります。

300Hzの超高リフレッシュレートパネルでゲームを優位に

 

99.9WhのノートPC最高峰の大容量バッテリー

航空会社に許可なく航空機に持ち込めるリチウム電池の容量は100Wh以下となっていますが、GS66 Stealth 11Uのバッテリー容量は99.9Whとなっており、許可なく持ち込めるギリギリまで大きい容量とです。ノートPCとしては最高峰のバッテリー容量です。CPUおよびグラフィックス性能が高く消費電力が高いため、バッテリー駆動時間は、モバイルノートほど長くはありませんが、負荷の低い作業なら、5~6時間程度もたせることができます。

99.99Whのバッテリーを搭載

 

2.5Gbpsの有線LANとWi-Fi 6Eの無線LAN

一般的なノートPCの有線LANは最大1Gbpsですが、GS66 Stealthの有線LANは、Killer Ethernet E3100Gを搭載し、最大2.5Gbpsと高速です。Killer Control Centerのソフトで、ネットワーク帯域の制御やAIによるネットワーク速度の最適化も行えます。

また、無線LANについても、次世代規格のWi-Fi 6Eに対応しており、通信速度が大きく向上。無線LANにおいても安定した通信が見込まれます。なお、Wi-Fi 6E対応ルーターは、国内では2021年以降に登場が見込まれています。

有線LANも無線LANも高速
ネットワーク帯域をコントロール可能

 

デュアルSSDの構成が可能

GS66 Stealth 11Uは、M.2 SSDを2基搭載できる点も特徴です。

ただし、MSIの製品は底面カバーのネジの1つにシールが貼られており、これを破ると保証対象外となるため、自分で増設するのはあまりおすすめしません。

パソコンSHOPアークであれば、そこまで高くない価格で、2つ目のSSDを追加して購入できるのでおすすめです。

デュアルSSDの構成が可能

 

オールブラックのボディ

GS66 Stealth 11Uは、ゲーミングノートにしては派手すぎない、オールブラックのシンプルなデザインとなっています。

ブラックの中でもシックな黒色で、どこか大人な雰囲気が漂うデザインです。天板のドラゴンのエンブレムも黒色で主張し過ぎていません。

シックな黒色で高級感溢れるデザイン

 

各用途の快適度

GS66 Stealth 11Uの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
サクサク動きます。
動画鑑賞 快適に視聴できます。
オンライン会議 カメラの画質、スピーカーの音質は普通ですが、問題なくオンライン会議をすることが出来ます。
RAW現像
画像編集
FHDならsRGB 100%クラス、4KならAdobe RGB 100%クラスの液晶を搭載し、スペックも高く、画像編集にも適しています。
動画編集 8コアのインテルCPUに、GeForce RTXシリーズの中でも上位のグラフィックスを搭載し、快適に動画編集ができます。
ゲーム 高性能グラフィックスに、300Hzの超高リフレッシュレートを搭載し、ゲームも快適にできます。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

パフォーマンスモード

MSI製ノートPCにプリインストールされている「MSI Center」ソフトの「User Scenario」から、パフォーマンスのモードを変更することが出来ます。

パフォーマンスモードは、「Extreme Performance」「Balanced」「Silent」「Super Battery」「User」の5つのモードをそれぞれ用途に応じて切り替えることができます。

ここでは、最も高いパフォーマンスが出る「Extreme Performance」のモードで、各ゲームの平均フレームレートを計測しました。

MSI Center

 

また、GPU Switchは、「MSHybrid Graphics Mode」にしていますが、一部のグラフィック品質においては「Discrete Graphics Mode」で計測しています。

GPU Switchの項目

 

eスポーツタイトルのフレームレート

国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。

今回テストしたタイトルについては、いずれも高い平均フレームレートが出ており、快適にゲームをすることが出来ます。

また、VALORANTにおいては、「Discrete Graphics Mode」にすることで、かなりフレームレートが上がっています。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 268 fps
高設定 168 fps (173 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB 165W 239 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 222 fps
RTX 3080 16GB 130W 196 fps
RTX 3070 130W 193 fps
RTX 3080 8GB 105W 177 fps
RTX 3060 130W 175 fps
RTX 3070 95W 173 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 168 fps [MSHybrid]
RTX 3060 95W 159 fps
RTX 3060 75W 143 fps
GTX 1660Ti   113 fps
RTX 3050Ti 60W 113 fps
RTX 3050Ti 40W 95 fps
GTX 1650Ti   76 fps
GTX 1650   70 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 283 fps
高設定 243 fps (364 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、高設定)
RTX 3080 16GB 165W 390 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 364 fps [Discrete]
RTX 3070 130W 300 fps
RTX 3080 16GB 130W 275 fps
RTX 3080 8GB 105W 272 fps
RTX 3080 16GB 140W 271 fps
RTX 3060 130W 267 fps
RTX 3060 75W 260 fps
RTX 3070 95W 243 fps [MSHybrid]
RTX 3060 95W 242 fps
RTX 3050Ti 60W 238 fps
GTX 1650Ti   180 fps
RTX 3050Ti 40W 145 fps
軽い部類のゲーム
フォートナイト
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 307 fps
高設定 174 fps
最高設定 142 fps (142 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、最高設定)
RTX 3080 16GB 165W 191 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 190 fps
RTX 3080 16GB 130W 159 fps
RTX 3070 130W 150 fps
RTX 3080 8GB 105W 145 fps
RTX 3070 95W 142 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 142 fps [MSHybrid]
RTX 3060 130W 133 fps
RTX 3060 95W 127 fps
RTX 3060 75W 127 fps
RTX 3050Ti 60W 108 fps
RTX 3050Ti 40W 87 fps
GTX 1650Ti   78 fps
GTX 1650   74 fps
※バトルラボで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 164 fps
中型 161 fps
ウルトラ 160 fps (172 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB 165W 229 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 182 fps
RTX 3070 130W 186 fps
RTX 3080 8GB 105W 185 fps
RTX 3070 95W 172 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 130W 170 fps
RTX 3060 130W 163 fps
RTX 3070 95W 160 fps [MSHybrid]
RTX 3060 95W 158 fps
RTX 3060 75W 156 fps
RTX 3050Ti 60W 124 fps
GTX 1660Ti   110 fps
RTX 3050Ti 40W 96 fps
GTX 1650Ti   82 fps
GTX 1650   69 fps
※トレーニングモードで計測

 

その他のゲームタイトルのフレームレート

その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。

サイバーパンク2077やウォッチドックスのような重いゲームでも、60 fpsの平均フレームレートを超えており、快適にゲームができるでしょう。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 105 fps
オフ 72 fps
ウルトラ オフ 61 fps (66 fps)
自動 82 fps (92 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ、DLSS:オフ)
RTX 3080 16GB 165W 83 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 82 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 16GB 130W 71 fps
RTX 3070 95W 66 fps [Discrete]
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 95W 61 fps [MSHybrid]
RTX 3060 130W 58 fps
RTX 3060 95W 53 fps
RTX 3060 75W 50 fps
RTX 3050Ti 60W 32 fps
RTX 3050Ti 40W 23 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 オフ 78 fps
オフ 71 fps
最大 オフ 62 fps (63 fps)
高性能 66 fps (68 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、最大、DLSS:オフ)
RTX 3080 16GB 165W 78 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 130W 75 fps
RTX 3070 130W 74 fps
RTX 3080 16GB 140W 73 fps
RTX 3080 8GB 105W 73 fps
RTX 3060 130W 63 fps
RTX 3070 95W 63 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 62 fps [MSHybrid]
RTX 3060 95W 58 fps
RTX 3050Ti 60W 31 fps
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 121 fps
88 fps
ウルトラ 77 fps (77 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB 165W 101 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 130W 99 fps
RTX 3080 16GB 140W 92 fps
RTX 3070 130W 88 fps
RTX 3080 8GB 105W 84 fps
RTX 3070 95W 77 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 77 fps [MSHybrid]
RTX 3060 95W 70 fps
RTX 3060 75W 62 fps
RTX 3050Ti 60W 45 fps
RTX 3050Ti 40W 35 fps
GTX 1650Ti   29 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 133 fps
標準品質 113 fps
高品質 87 fps (92 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 3080 16GB 165W 116 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 108 fps
RTX 3080 16GB 130W 102 fps
RTX 3070 130W 99 fps
RTX 3080 8GB 105W 95 fps
RTX 3070 95W 92 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 87 fps [MSHybrid]
RTX 3060 130W 85 fps
RTX 3060 95W 77 fps
RTX 3060 75W 73 fps
GTX 1660Ti   63 fps
RTX 3050Ti 60W 55 fps
RTX 3050Ti 40W 47 fps
GTX 1650Ti   43 fps
GTX 1650   40 fps
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 048124 / 170 fps
033374 / 136 fps
022758 / 111 fps
ウルトラ 016896 / 95 fps (104 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 3080 16GB 165W 127 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 114 fps
RTX 3070 95W 104 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 95 fps [MSHybrid]
RTX 3070 100W 91 fps
RTX 3050Ti 40W 48 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最低 107 fps
102 fps
最高 98 fps (108 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 3080 16GB 165W 130 fps [Discrete]
RTX 3070 130W 119 fps
RTX 3080 8GB 105W 115 fps
RTX 3080 16GB 130W 108 fps
RTX 3070 95W 108 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 98 fps [MSHybrid]
RTX 3060 130W 95 fps
RTX 3060 75W 92 fps
RTX 3080 16GB 140W 91 fps
RTX 3060 95W 91 fps
GTX 1660Ti   72 fps
RTX 3050Ti 60W 69 fps
RTX 3050Ti 40W 54 fps
GTX 1650Ti   50 fps
GTX 1650   46 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準(ノート) 177 fps
高(ノート) 153 fps
最高品質 124 fps (126 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 3080 16GB 165W 153 fps [Discrete]
RTX 3080 16GB 140W 144 fps
RTX 3070 130W 138 fps
RTX 3080 8GB 105W 137 fps
RTX 3080 16GB 130W 135 fps
RTX 3070 95W 126 fps [Discrete]
RTX 3070 95W 124 fps [MSHybrid]
RTX 3060 130W 118 fps
RTX 3060 75W 111 fps
RTX 3060 95W 108 fps
GTX 1660Ti   96 fps
RTX 3050Ti 60W 96 fps
RTX 3050Ti 40W 78 fps
GTX 1650Ti   73 fps
GTX 1650   64 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均fps
1920x1080 最高品質 23348(すごく快適)
※約5500で60fps

 

レイトレーシング&DLSS有効時のフレームレート

リアルタイムレイトレーシング + DLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。

サイバーパンク2077では、リアルタイムレイトレーシングをオンにしても、最も高い画質の「ウルトラ」設定でも60 fps以上出ています。ウォッチドッグス レギオンは60fpsをやや下回っていますが、低いフレームレートではないため、そこまでストレスなくゲームができると思います。

レイトレーシングをオンにしても楽しめるタイトルが多いでしょう。

以下のゲームのフレームレートについて
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています。
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー(max TGP)
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 DLSS 平均fps
1920x1080 レイトレ:中 パフォーマンス 63 fps
レイトレ:ウルトラ パフォーマンス 61 fps (71 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode
他のGPUとの比較(1920x1080、"レイトレ:ウルトラ"、DLSS:パフォーマンス)
RTX 3080 16GB 165W 74 fps
RTX 3080 16GB 130W 72 fps
RTX 3070 130W 72 fps
RTX 3080 8GB 105W 65 fps
RTX 3070 95W 61 fps
RTX 3060 130W 59 fps
RTX 3060 95W 54 fps
RTX 3060 75W 53 fps
RTX 3050Ti 60W 30 fps
RTX 3050Ti 40W 20 fps
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
解像度 品質 レイトレ DLSS 平均fps
1920
x
1080
超高 高性能 (57 fps)
最大 高性能 (55 fps)
最大 最大 高性能 48 fps (49 fps)
※括弧内はDiscrete Graphics Mode、それ以外はMSHybrid Graphics Mode

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

ディスプレイのチェック

GS66 Stealth 11Uのディスプレイは2種類あります。「FHD 300Hz」と「4K Adobe RGB 100%相当」のディスプレイです。今回は、FHD 300Hzのディスプレイの特性について記載します。

FHD 300Hz ディスプレイ

パネルには、「SHARP LQ156M1JW23」が搭載されていました。なお、異なるパネルが搭載される可能性もあります。

本製品は300Hzの超高リフレッシュレートに対応しており、色域もゲーミングノートにしては広い方で、品質は高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では292cd/m2と普通です。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

色域は広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は97.1%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、ややズレがあるものの、どの色もほぼ1:1の直線となっており、比較的自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。ギラつきもそれほど気になりません。

画面への映り込み

輝度を下げてもフリッカーは確認できませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

遅延

キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約25msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

本製品の液晶パネル(300Hz)について「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶パネル(60Hz)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていましたのに対し、本製品は、表示されるフレームが5倍多いにも関わらず、1~2フレーム前までの残像しか表示されていませんでした。ゲーム中に気を散らす残像は抑えられています。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.4mmです。キーストロークはそこまで深くありませんが、キーピッチは十分で、「Enter」や「Backspace」キーも大きく、普通にタイピングできると思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドは横幅が広く、操作範囲が広いです。指の動かしやすさは普通です。ただし、横に広すぎて、タイピングしていると右の手のひらだけがタッチパッドに乗ります。手が乗っても、マウスカーソルが意図せず動くことは少ないですが、手の平の感触にやや違和感があります。


タッチパッド

 

キーボードにはLEDバックライトが搭載しています。

キーボードバックライト

 

RGBキーボードのバックライトの調整は、SteelSeriesの専用ソフトウェア 「SteelSeries Engine」から行います。キーマクロも組むことができます。また、ゲーミングヘッドセットなどの、その他のSteelSeriesの製品を使用する場合は、このソフトウェアから一括管理することができます。


RGBキーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。なお、一部を除き、MSHybrid Graphics Modeで計測したスコアを掲載しています。

CPU

CPUには8コアのCore i9-11900Hを搭載しており、4コアのCore i7-11370Hよりは高いスコアであったものの、思ったほどのスコアは出ませんでした。特に「Balanced」モードのスコアが低かったです。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i9-11900H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 5900HX 13382
Ryzen 7 5800H 12604
Core i7-11800H 10593
Core i7-10875H 10579
Core i9-11900H 10269 [Ex Performance]
8240 [Balanced]
Core i7-10870H 10139
Core i9-11980HK 10083
Ryzen 7 5700U 8445
Core i7-11370H 7123
Core i7-10750H 6839
Core i5-10500H 6805
Ryzen 5 5500U 6250
Core i7-1185G7 6229
Core i7-1165G7 4720
Core i5-1135G7 4424
Core i3-1115G4 3149
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i7-11370H 1519
Core i7-1185G7 1517
Core i7-11800H 1507
Core i9-11900H 1470 [Ex Performance]
1445 [Balanced]
Ryzen 9 5900HX 1463
Core i9-11980HK 1450
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 5800H 1435
Core i7-10875H 1306
Core i5-1135G7 1294
Core i7-10750H 1277
Ryzen 7 5700U 1264
Core i3-1115G4 1217
Core i7-10870H 1212
Ryzen 5 5500U 1185
Core i5-10500H 1162
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

メモリ

メモリはDDR4-3200のデュアルチャネルで、普通の速度です。デフォルトでは16GBの容量ですが、パソコンSHOPアークなら、最大64GBまで増やすことが出来ます。

なお、SiSoftware Sandra 2020のソフトを実行するとブルースクリーンになるので、今回はテストしていません。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
他のメモリとの比較(帯域)
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
最大 約68.2GB/s (34.1GB/s x2)
DDR4-3200
デュアルチャネル
最大 約51.2GB/s (25.6GB/s x2)
DDR4-2666
デュアルチャネル
最大 約42.6GB/s (21.3GB/s x2)
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア

 

グラフィックス

グラフィックスにはGeForce RTX 3070 Laptop(95W)を搭載しており、ノートPCとしては高めのベンチマークスコアが出ています。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 3070
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用
RTX 3080
  17064
デスクトップ用
RTX 3070
  13393
RTX 3080 16GB 140W 11552
RTX 3080 16GB 130W 11357
RTX 3070 130W 10432
RTX 3080 8GB 105W 10258
RTX 2080   9456
RTX 3070 95W 9220
9166 [Ex + Discrete]
8911 [Ex Performance]
6962 [Balanced]
RTX 2070
SUPER
  8322
RTX 3060 130W 8302
RTX 2080
Max-Q
  8068
RTX 2070   7778
RTX 3060 95W 7519
RTX 2070
Max-Q
  7216
RTX 3060 75W 6984
RTX 2060   6163
RTX 2060 Max-Q   5676
GTX 1660Ti   5667
GTX 1650Ti   3700
GTX 1650   3436
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 3070 Laptop GPUの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、デフォルトで1TBのSSDを搭載しており余裕のある容量です。PCIe Gen 4対応のSSDを搭載しており、速度も速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe-NVMe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
4912
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

クリエイターソフトの処理時間

各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、Extreme Performance モード、MSHybrid Graphics Modeで計測した結果のみ掲載します。CPUもグラフィック性能も高いので、いずれも速い書き出し時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i9-11900H
16GBメモリ
44秒
Core i9-11980HK
64GBメモリ
46秒
Core i7-11800H
16GBメモリ
53秒
Core i9-11900H
16GBメモリ
54秒
Apple M1
16GBメモリ
66秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i9-10980HK
32GBメモリ
68秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i7-11370H
16GBメモリ
72秒
Core i7-1185G7
16GBメモリ
74秒
Ryzen 9 5900HX
32GBメモリ
76秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 (MacBook Pro 16)
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Core i7-1165G7
16GBメモリ
89秒
Ryzen 7 4700U
16GBメモリ
91秒
Ryzen 5 4500U
32GBメモリ
91秒
Ryzen 7 5800H
16GBメモリ
93秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Ryzen 7 5700U
16GBメモリ
100秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間
  処理時間
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約3秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約1分1秒
ニューラルフィルター(スタイルの適用) 約4秒
スーパー解像度 約3秒
コンテンツに応じた塗りつぶし 約4秒
被写体を選択 約3秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
4K動画の書き出し
Core i9-11900H
RTX 3080(140W)
3分36秒
Core i9-11900H
RTX 3070 (95W)
3分43秒
Core i9-11980HK
RTX 3080 (165W)
3分45秒
Core i7-10870H
RTX 3070 (130W)
4分36秒
Core i7-10750H
RTX 2060
4分51秒
Ryzen 9 5900HX
RTX 3080 16GB
4分55秒
Core i7-10870H
RTX 3060 (130W)
5分04秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-10300H
GTX 1650Ti
5分18秒
Core i7-10750H
GTX 1650
6分34秒
Core i9-9980HK
Radeon Pro 5500M
8分15秒 (MacBook Pro 16)
Core i5-10300H
GTX 1650
8分21秒
Apple M1 (Rosetta 2) 11分3秒 (MacBook Pro 13 M1)
Core i7-1165G7 14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SPECviewperf 13
GeForce RTX 3070
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
OptiXでの実行したときのランキング
他のスペックとの比較
Core i7-10870H
RTX 3080 8GB
6分40秒
Core i7-10870H
RTX 3070
7分15秒
Core i7-11370H
RTX 3070
7分24秒
Core i9-11900H
RTX 3070 (95W)
8分56秒
Xeon W-10885M
RTX 2080 Max-Q
10分56秒
Core i7-10875H
Quadro RTX 3000
15分38秒
Core i7-10875H
RTX 2060
15分53秒
Core i7-10750H
GTX 1660Ti
27分11秒

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェック結果を掲載します

左側面にあるUSB-Cポートは、Thunderbolt 4に対応しているので、ThinkPad Thunderbolt 3 ドックが使えるはずなのですが、相性が悪いのか、サンプル機のためなのか分かりませんが、今回は使用できませんでした。

Power Delivery対応の充電器は、高い出力のものなら使用できました。 

左側面のポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × ×
PD充電器 90W RAVPower GaN充電器
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×
右側面のポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック × ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック × × ×
PD充電器 90W RAVPower GaN充電器 ×
61W RAVPower GaN充電器 ×
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower GaN充電器 ×
18W cheero充電器 ×

 

HDMIの動作チェック

4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。ご覧のように4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。

4Kテレビ(ビエラ TH-55CX800)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

メーカーサイトには「約2.1kg」と記載されていますが、当サイトで計測した質量は次の通り、公表値よりも若干ですが重かったです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.183kg
ACアダプター 758g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量はメーカー公表値では99.9Whとなっており、ゲーミングノートにしては大きい容量です。バッテリー駆動時間は公表されていません。

当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。GPUを使用するゲームでは稼働時間は短いですが、負荷が低めの作業であれば、まずまずの稼働時間だと思います。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法
(2) PCMark 10 Modern Office 5時間36分
(2) 動画再生時
(4) PCMark 10 Gaming 2時間00分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。

Balancedモードでは、CPU温度が80度台ですが、CPU電力が30W程度しか出ておらず、パフォーマンスがあまり出ません。

Extreme Performanceモードでは、CPU電力が約42Wに上がりますが、CPU温度は95℃前後と高めになります。比較的コンパクトなボディなので、高負荷時はCPU温度が高くなります。

  • Balanced時
  • Extreme Performance時
CPU電力&クロック
CPU温度
CPU電力&クロック
CPU温度

 

ゲーム時のGPU温度

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。

Balanced時もExtreme Performance時もGPU温度はそれほど高くありませんが、CPU温度がやや高めです。

  • Balanced時
  • Extreme Performance時
CPU温度
GPU温度
CPU温度
GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

騒音値は普通かなと思います。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)
左から3番目:同上

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

薄型設計かつ、高性能なパーツを搭載しているので、全体的に表面温度は高めです。パームレスト部分も手を置いているとやや暖かく感じますが、我慢できないほどではありません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

高性能なパーツを搭載しているので高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

GS66 Stealth 11Uの外観のチェックです。

黒で統一したボディが高級感があってとてもかっこいいです。また、全体的にマットな質感です。

 

天板のドラゴンのエンブレムも黒色で目立ちません。

 

キーボード上部には通気口があります。

 

スピーカーは左右のパームレストの端にあります。最大音量は大きいですが、音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

閉じた時の画像です。厚み19.8mm のスリムボディです。

 

側面のポートです。主要なポートは揃っています。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

ネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られています。このシールを剥がすと、保証対象外となります。メモリやSSDなどのパーツは自分で換装することもできますが、保証外となるため、できればカスタマイズ時に増設しておいたほうがいいです。

 

ACアダプターは薄型です。

 

まとめ

以上が、MSI GS66 Stealth 11Uのレビューです。

新世代グラフィックスのGeForce RTX 3070またはRTX3080に、新世代CPUのCore i9-11900Hを搭載しており、非常に高いパフォーマンスのゲーミングノートPCです。

グラフィックスについては、外部GPUから直接ディスプレイへ出力する「Discrete Graphics Mode」に

ことで、パフォーマンスを上げることも出来ます。

ディスプレイ「FHD 300Hz」と「4K Adobe RGB 100%相当」の2種類あります。目的によって液晶を選べます。

この高いスペックであるにも関わらず、筐体自体も薄型かつ軽量なのも大きな特徴です。外へ持ち出して、ゲームや動画編集をするような方に最適な製品です。

 

薄型・軽量の高性能ゲーミングノート

MSI GS66 Stealth 11U

特徴

  • 高性能CPU&GPUを搭載
  • 300Hz液晶 or 4K Adobe RGB液晶を搭載
  • 高性能なのに薄型・軽量

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