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MSI GS66 Stealth 11Uの実機レビュー
CPU | Core i9-11900H |
---|---|
GPU | RTX 3070 8GB RTX 3080 16GB |
メモリ | 最大64GB |
ストレージ | 最大2TB NVMe SSD (もう1基追加可能) |
液晶サイズ | 15.6インチ |
液晶種類 | 4K Adobe RGB 100% FHD 300Hz |
質量 | 約2.1kg |
バッテリー | 99.9Whバッテリー |
価格[税込] | 29万円台~ |
MSI GS66 Stealth 11Uは、最新の第11世代インテルCore i9-11900Hに、新世代ノート用グラフィックスGeForce RTX 30シリーズ、さらに300Hzの超高リフレッシュレート液晶を搭載した高性能ゲーミングノートPCです。
CPU内蔵グラフィックスを介さず、直接外部グラフィックスから出力する「Discrete Graphics Mode」にすることで、性能を大きく上げることも可能です。
また、薄型・コンパクトボディで、質量も比較的軽く、屋内での移動も楽です。外へノートPCを持ち運んで、ゲームや動画編集などをしたい方に最適です。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i9-11900H、16GBメモリ、GeForce RTX 3070 8GB、FHD 300Hz
目次
お忙しい方は、「MSI GS66 Stealth 11Uの特徴」のみお読みください。
MSI GS66 Stealth 11Uの特徴
トップクラスの性能でも薄型・軽量
GS66 Stealth 11Uは、ノートPCとしてはトップクラスの高い性能でありながら、非常に薄型・軽量で、持ち運びやすい点が特徴です。
ゲームや動画編集など高い負荷のかかる作業を、外出先でもしたい方におすすめのノートPCです。
Discrete Graphics Modeでフレームレートが向上
GS66 Stealth 11Uは、次世代のAmpereノート用グラフィックス「RTX 30シリーズ」の中でも性能の高いGeForce RTX 3070または3080 16GBを搭載しています。今回はRTX 3070を搭載していますが、重いサイバーパンク2077も、「ウルトラ」のグラフィック品質設定で、60fps以上が出ていました。
なお、RTX 3070の最大グラフィックスパワーは、95Wでした。
そこまで高い最大グラフィックスパワーではありませんが、GS66 Stealth 11Uは、CPU内蔵グラフィックスを介さず、外部GPUから直接ディスプレイへ出力できるモードを搭載しています。
このモードへの切り替えは、MSI CenterのソフトからGPU Switchの項目で、「MSHybrid Graphics Mode」から「Discrete Graphics Mode」へ変更することで行います。
「Discrete Graphics Mode」にすることで、大幅にフレームレートが向上するゲームもあります。例えば、VALORANTなら約50%フレームレートが向上し、RTX 3080 16GBを超えるフレームレートが出ます。シャドウオブザトゥームレイダーは、10%向上し、RTX 3080 16GBと同等程度までフレームレートが向上します。
軽い部類のゲーム
VALORANT
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中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
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8コア/16スレッドのCoreプロセッサーを搭載
GS66 Stealth 11Uは、CPU性能も高いです。
インテルの最新CPU、8コアのCore i9-11900Hを搭載しています。ノートPC向けプロセッサーの中では、上位の性能です。
コア/ スレッド |
Max Boost [GHz] |
Base [GHz] |
Cache | TDP | |
Core i9-11980HK | 8 / 16 | 5.0 | 2.6 - 3.3 | 24MB | 45-65W |
Core i9-11900H | 8 / 16 | 4.9 | 2.1 - 2.5 | 24MB | 35-45W |
Core i7-11800H | 8 / 16 | 4.6 | 1.9 - 2.3 | 24MB | 35-45W |
Core i5-11400H | 6 / 12 | 4.5 | 2.2 - 2.7 | 15MB | 35-45W |
Core i5-11260H | 6 / 12 | 4.4 | 2.1 - 2.6 | 12MB | 35-45W |
Core i7-11370H | 4 / 8 | 4.8 | 3.0 - 3.3 | 12MB | 28-35W |
Core i5-11300H | 4 / 8 | 4.4 | 2.6 - 3.1 | 8MB | 28-35W |
相性のよいAdobeソフトは特に速く、例えば、Lightroom Classicは、8コアのRyzen 9 5900HXよりも速い速度で現像を行えます。
300Hzの超高リフレッシュレートパネルを搭載
ゲーミングノートPCのほとんどが高リフレッシュレートの液晶を搭載していますが、GS66 Stealthは、その中でも特に高い300Hzの超高リフレッシュレート液晶を搭載しています。素早い動作や視点移動でも滑らかでヌルヌル動き、精密なエイム動作も素早く行うことができます。特に競技性の高いeスポーツタイトルにおいてはかなり優位になります。
99.9WhのノートPC最高峰の大容量バッテリー
航空会社に許可なく航空機に持ち込めるリチウム電池の容量は100Wh以下となっていますが、GS66 Stealth 11Uのバッテリー容量は99.9Whとなっており、許可なく持ち込めるギリギリまで大きい容量とです。ノートPCとしては最高峰のバッテリー容量です。CPUおよびグラフィックス性能が高く消費電力が高いため、バッテリー駆動時間は、モバイルノートほど長くはありませんが、負荷の低い作業なら、5~6時間程度もたせることができます。
2.5Gbpsの有線LANとWi-Fi 6Eの無線LAN
一般的なノートPCの有線LANは最大1Gbpsですが、GS66 Stealthの有線LANは、Killer Ethernet E3100Gを搭載し、最大2.5Gbpsと高速です。Killer Control Centerのソフトで、ネットワーク帯域の制御やAIによるネットワーク速度の最適化も行えます。
また、無線LANについても、次世代規格のWi-Fi 6Eに対応しており、通信速度が大きく向上。無線LANにおいても安定した通信が見込まれます。なお、Wi-Fi 6E対応ルーターは、国内では2021年以降に登場が見込まれています。
デュアルSSDの構成が可能
GS66 Stealth 11Uは、M.2 SSDを2基搭載できる点も特徴です。
ただし、MSIの製品は底面カバーのネジの1つにシールが貼られており、これを破ると保証対象外となるため、自分で増設するのはあまりおすすめしません。
パソコンSHOPアークであれば、そこまで高くない価格で、2つ目のSSDを追加して購入できるのでおすすめです。
オールブラックのボディ
GS66 Stealth 11Uは、ゲーミングノートにしては派手すぎない、オールブラックのシンプルなデザインとなっています。
ブラックの中でもシックな黒色で、どこか大人な雰囲気が漂うデザインです。天板のドラゴンのエンブレムも黒色で主張し過ぎていません。
各用途の快適度
GS66 Stealth 11Uの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | サクサク動きます。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ◎ | 快適に視聴できます。 |
オンライン会議 | ○ | カメラの画質、スピーカーの音質は普通ですが、問題なくオンライン会議をすることが出来ます。 |
RAW現像 画像編集 |
◎ | FHDならsRGB 100%クラス、4KならAdobe RGB 100%クラスの液晶を搭載し、スペックも高く、画像編集にも適しています。 |
動画編集 | ◎ | 8コアのインテルCPUに、GeForce RTXシリーズの中でも上位のグラフィックスを搭載し、快適に動画編集ができます。 |
ゲーム | ◎ | 高性能グラフィックスに、300Hzの超高リフレッシュレートを搭載し、ゲームも快適にできます。 |
ゲームベンチマーク&フレームレート
パフォーマンスモード
MSI製ノートPCにプリインストールされている「MSI Center」ソフトの「User Scenario」から、パフォーマンスのモードを変更することが出来ます。
パフォーマンスモードは、「Extreme Performance」「Balanced」「Silent」「Super Battery」「User」の5つのモードをそれぞれ用途に応じて切り替えることができます。
ここでは、最も高いパフォーマンスが出る「Extreme Performance」のモードで、各ゲームの平均フレームレートを計測しました。
また、GPU Switchは、「MSHybrid Graphics Mode」にしていますが、一部のグラフィック品質においては「Discrete Graphics Mode」で計測しています。
eスポーツタイトルのフレームレート
国内で人気の高いeスポーツタイトルの平均フレームレートを掲載します。すべて同じバージョン、同じ状況で計測しているわけではないので、あくまで参考値としてご覧ください。
今回テストしたタイトルについては、いずれも高い平均フレームレートが出ており、快適にゲームをすることが出来ます。
また、VALORANTにおいては、「Discrete Graphics Mode」にすることで、かなりフレームレートが上がっています。
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
|
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 268 fps |
高設定 | 168 fps (173 fps) |
軽い部類のゲーム
VALORANT
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 283 fps |
高設定 | 243 fps (364 fps) |
軽い部類のゲーム
フォートナイト
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低設定 | 307 fps |
高設定 | 174 fps | |
最高設定 | 142 fps (142 fps) |
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
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---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 非常に低い | 164 fps |
中型 | 161 fps | |
ウルトラ | 160 fps (172 fps) |
その他のゲームタイトルのフレームレート
その他のゲームのベンチマークスコアを下の表に掲載します。
サイバーパンク2077やウォッチドックスのような重いゲームでも、60 fpsの平均フレームレートを超えており、快適にゲームができるでしょう。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
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|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | 低 | オフ | 105 fps |
高 | オフ | 72 fps | |
ウルトラ | オフ | 61 fps (66 fps) | |
自動 | 82 fps (92 fps) |
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン(DX12)
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | 低 | オフ | 78 fps |
高 | オフ | 71 fps | |
最大 | オフ | 62 fps (63 fps) | |
高性能 | 66 fps (68 fps) |
重い部類のゲーム
ボーダーランズ3(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 低 | 121 fps |
高 | 88 fps | |
ウルトラ | 77 fps (77 fps) |
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 軽量品質 | 133 fps |
標準品質 | 113 fps | |
高品質 | 87 fps (92 fps) |
重い部類のゲーム
ファンタシースターオンライン ニュージェネシス
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最低 | 048124 / 170 fps |
中 | 033374 / 136 fps | |
高 | 022758 / 111 fps | |
ウルトラ | 016896 / 95 fps (104 fps) |
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー(DX12)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最低 | 107 fps |
中 | 102 fps | |
最高 | 98 fps (108 fps) |
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 漆黒のヴィランズ(DX11)
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 標準(ノート) | 177 fps |
高(ノート) | 153 fps | |
最高品質 | 124 fps (126 fps) |
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
|
||
---|---|---|
解像度 | 品質 | 平均fps |
1920x1080 | 最高品質 | 23348(すごく快適) |
レイトレーシング&DLSS有効時のフレームレート
リアルタイムレイトレーシング + DLSSを有効にしたときのフレームレートを下に掲載します。
サイバーパンク2077では、リアルタイムレイトレーシングをオンにしても、最も高い画質の「ウルトラ」設定でも60 fps以上出ています。ウォッチドッグス レギオンは60fpsをやや下回っていますが、低いフレームレートではないため、そこまでストレスなくゲームができると思います。
レイトレーシングをオンにしても楽しめるタイトルが多いでしょう。
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
|
|||
---|---|---|---|
解像度 | 品質 | DLSS | 平均fps |
1920x1080 | レイトレ:中 | パフォーマンス | 63 fps |
レイトレ:ウルトラ | パフォーマンス | 61 fps (71 fps) |
重い部類のゲーム
ウォッチドッグス レギオン
|
||||
---|---|---|---|---|
解像度 | 品質 | レイトレ | DLSS | 平均fps |
1920 x 1080 |
超高 | 中 | 高性能 | (57 fps) |
最大 | 中 | 高性能 | (55 fps) | |
最大 | 最大 | 高性能 | 48 fps (49 fps) |
その他のゲーム
上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。
ディスプレイのチェック
GS66 Stealth 11Uのディスプレイは2種類あります。「FHD 300Hz」と「4K Adobe RGB 100%相当」のディスプレイです。今回は、FHD 300Hzのディスプレイの特性について記載します。
FHD 300Hz ディスプレイ
パネルには、「SHARP LQ156M1JW23」が搭載されていました。なお、異なるパネルが搭載される可能性もあります。
本製品は300Hzの超高リフレッシュレートに対応しており、色域もゲーミングノートにしては広い方で、品質は高いです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。なお、最大輝度は、当サイトの計測では292cd/m2と普通です。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
遅延
キーを押してから、メモ帳に文字が表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約25msでした。他の一般的なノートPCで計測したところ80ms前後が多かったので、遅延はかなり少ないと思います。なおこれは、液晶だけでなくPC全体の遅延となります。
残像
本製品の液晶パネル(300Hz)について「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを1/2000のシャッタースピードで撮影し、普通のノートPCの液晶パネル(60Hz)と比較しました。普通のノートPCは2フレーム前くらいまで残像が表示されていましたのに対し、本製品は、表示されるフレームが5倍多いにも関わらず、1~2フレーム前までの残像しか表示されていませんでした。ゲーム中に気を散らす残像は抑えられています。
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
実測でキーピッチは約19x19mm、キーストロークは約1.4mmです。キーストロークはそこまで深くありませんが、キーピッチは十分で、「Enter」や「Backspace」キーも大きく、普通にタイピングできると思います。
タッチパッドは横幅が広く、操作範囲が広いです。指の動かしやすさは普通です。ただし、横に広すぎて、タイピングしていると右の手のひらだけがタッチパッドに乗ります。手が乗っても、マウスカーソルが意図せず動くことは少ないですが、手の平の感触にやや違和感があります。
キーボードにはLEDバックライトが搭載しています。
RGBキーボードのバックライトの調整は、SteelSeriesの専用ソフトウェア 「SteelSeries Engine」から行います。キーマクロも組むことができます。また、ゲーミングヘッドセットなどの、その他のSteelSeriesの製品を使用する場合は、このソフトウェアから一括管理することができます。
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。なお、一部を除き、MSHybrid Graphics Modeで計測したスコアを掲載しています。
CPU
CPUには8コアのCore i9-11900Hを搭載しており、4コアのCore i7-11370Hよりは高いスコアであったものの、思ったほどのスコアは出ませんでした。特に「Balanced」モードのスコアが低かったです。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
メモリはDDR4-3200のデュアルチャネルで、普通の速度です。デフォルトでは16GBの容量ですが、パソコンSHOPアークなら、最大64GBまで増やすことが出来ます。
なお、SiSoftware Sandra 2020のソフトを実行するとブルースクリーンになるので、今回はテストしていません。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
グラフィックスにはGeForce RTX 3070 Laptop(95W)を搭載しており、ノートPCとしては高めのベンチマークスコアが出ています。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
GPU-Zで確認したGeForce RTX 3070 Laptop GPUの情報は次の通りです。
ストレージ
ストレージには、デフォルトで1TBのSSDを搭載しており余裕のある容量です。PCIe Gen 4対応のSSDを搭載しており、速度も速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
クリエイターソフトの処理時間
各クリエイターソフトの処理時間を掲載します。ここでは、Extreme Performance モード、MSHybrid Graphics Modeで計測した結果のみ掲載します。CPUもグラフィック性能も高いので、いずれも速い書き出し時間です。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
処理時間 | |
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約3秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約1分1秒 |
ニューラルフィルター(スタイルの適用) | 約4秒 |
スーパー解像度 | 約3秒 |
コンテンツに応じた塗りつぶし | 約4秒 |
被写体を選択 | 約3秒 |
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートの動作チェック結果を掲載します
左側面にあるUSB-Cポートは、Thunderbolt 4に対応しているので、ThinkPad Thunderbolt 3 ドックが使えるはずなのですが、相性が悪いのか、サンプル機のためなのか分かりませんが、今回は使用できませんでした。
Power Delivery対応の充電器は、高い出力のものなら使用できました。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | × | × | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 | 90W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
61W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | × | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― |
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | × | ○ | × |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | × | × | × | |
PD充電器 | 90W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― |
61W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
45W Lenovoウルトラポータブル | × | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | × | ― | ― | |
18W cheero充電器 | × | ― | ― |
HDMIの動作チェック
4KテレビへHDMIで接続したときの詳細です。ご覧のように4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。
質量のチェック
質量のチェックです。
メーカーサイトには「約2.1kg」と記載されていますが、当サイトで計測した質量は次の通り、公表値よりも若干ですが重かったです。
質量 | |
PC本体 | 2.183kg |
ACアダプター | 758g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量はメーカー公表値では99.9Whとなっており、ゲーミングノートにしては大きい容量です。バッテリー駆動時間は公表されていません。
当サイトにて計測したバッテリー駆動時間は次のようになります。GPUを使用するゲームでは稼働時間は短いですが、負荷が低めの作業であれば、まずまずの稼働時間だと思います。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA2.0測定方法 | ー |
(2) PCMark 10 Modern Office | 5時間36分 |
(2) 動画再生時 | ー |
(4) PCMark 10 Gaming | 2時間00分 |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) PCMark 10 Battery内のゲームを実行。NVIDIAの設定で最大30fpsに制限
パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を確認します。
Balancedモードでは、CPU温度が80度台ですが、CPU電力が30W程度しか出ておらず、パフォーマンスがあまり出ません。
Extreme Performanceモードでは、CPU電力が約42Wに上がりますが、CPU温度は95℃前後と高めになります。比較的コンパクトなボディなので、高負荷時はCPU温度が高くなります。
- Balanced時
- Extreme Performance時
ゲーム時のGPU温度
ファイナルファンタジー15のゲームベンチマーク実行中のCPU/GPU温度は下図の通りです。
Balanced時もExtreme Performance時もGPU温度はそれほど高くありませんが、CPU温度がやや高めです。
- Balanced時
- Extreme Performance時
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
騒音値は普通かなと思います。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
薄型設計かつ、高性能なパーツを搭載しているので、全体的に表面温度は高めです。パームレスト部分も手を置いているとやや暖かく感じますが、我慢できないほどではありません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。
高性能なパーツを搭載しているので高めの消費電力です。
外観のチェック
GS66 Stealth 11Uの外観のチェックです。
黒で統一したボディが高級感があってとてもかっこいいです。また、全体的にマットな質感です。
天板のドラゴンのエンブレムも黒色で目立ちません。
キーボード上部には通気口があります。
スピーカーは左右のパームレストの端にあります。最大音量は大きいですが、音質は普通です。ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
閉じた時の画像です。厚み19.8mm のスリムボディです。
側面のポートです。主要なポートは揃っています。
液晶が開く最大の角度です。
底面です。
ネジの1つに「FACTORY SEAL」が貼られています。このシールを剥がすと、保証対象外となります。メモリやSSDなどのパーツは自分で換装することもできますが、保証外となるため、できればカスタマイズ時に増設しておいたほうがいいです。
ACアダプターは薄型です。
まとめ
以上が、MSI GS66 Stealth 11Uのレビューです。
新世代グラフィックスのGeForce RTX 3070またはRTX3080に、新世代CPUのCore i9-11900Hを搭載しており、非常に高いパフォーマンスのゲーミングノートPCです。
グラフィックスについては、外部GPUから直接ディスプレイへ出力する「Discrete Graphics Mode」に
ことで、パフォーマンスを上げることも出来ます。
ディスプレイ「FHD 300Hz」と「4K Adobe RGB 100%相当」の2種類あります。目的によって液晶を選べます。
この高いスペックであるにも関わらず、筐体自体も薄型かつ軽量なのも大きな特徴です。外へ持ち出して、ゲームや動画編集をするような方に最適な製品です。
薄型・軽量の高性能ゲーミングノート
MSI GS66 Stealth 11U
特徴
- 高性能CPU&GPUを搭載
- 300Hz液晶 or 4K Adobe RGB液晶を搭載
- 高性能なのに薄型・軽量
こんなあなたに
- 高性能ノートPCを持ち運びたい方
- 価格29万円台~[税込]
購入するならパソコンSHOPアーク
購入するなら、MSI認定のショップのパソコンSHOPアーク(Ark)がおすすめです。メモリやストレージのカスタマイズが可能です。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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