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DAIV R4-I7G50WT-B(マウスコンピューター)の実機レビュー

更新日:
CPU Core i7-13620H
グラフィックス GeForce RTX 4050
メモリ 16 ~ 64GB
ストレージ 500GB ~ 4TBx2
液晶サイズ 14型 16:9
液晶種類 1920×1080 非光沢
質量 約1.41kg
バッテリー 53Wh
価格[税込] 19万円台~
RTX 4050搭載で約1.41kg

DAIV R4-I7G50WT-Bは、GeForce RTX 4050の独立グラフィックスを搭載しつつ、約1.41kgと軽いクリエイター向け14型ノートPCです。

気軽に持ち運んで、外出先でクリエイティブワークしたい方におすすめです。

そこまで消費電力は高くないので、100WクラスのPD充電器でも十分作業可能です。

大容量メモリおよび大容量SSDを搭載することができるのも、クリエイターノートPCとして嬉しいです。

公式サイトはこちら

 

今回は以下の構成でレビューをしています。レビュー機は、メーカーからの貸出機です。

レビュー機の構成

Core i7-13620H、GeForce RTX 4050、16GBメモリ、500GB SSD

 

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目次

お忙しい方は、「DAIV R4-I7G50WT-Bの特徴」のみお読みください。

 

DAIV R4-I7G50WT-Bの特徴

RTX 4050を搭載して約1.41kgという軽さ

DAIV R4-I7G50WT-Bは、GeForce RTX 4050 Laptop GPUを搭載しつつ、約1.41kgと持ち運びやすいノートPCです。

外へノートPCを持ち運んで、画像編集をしたり、動画編集をしたりする方におすすめです。

従来モデルは、GeForc RTX 3050でしたが、それよりも大分パワーアップしています。従来モデルは負荷の軽いクリエイティブワークしかできない印象でしたが、この新しいモデルなら、やや負荷のかかる作業も大丈夫でしょう。

GeForce RTX 4050 Laptop GPU搭載で約1.41kg

 

最大64GBメモリが搭載可能

海外メーカーからも、独立グラフィックスを搭載しつつ軽いノートPCは発売されていますが、DAIV R4-I7G50WT-Bは、最大64GBまでカスタマイズすることができるのが特徴的です。

クリエイター向けのソフトは、メモリを多く消費するため、16GBで足りず、32GBや64GB欲しいことも多いですが、本製品であれば大容量メモリを搭載することが可能です。

最大64GBメモリを選択可能

 

最大4TB x2のデュアルSSD構成が可能

メモリだけでなく、ストレージも4TBまでカスタマイズすることが可能です。さらに、もう1台、SSDを搭載可能なので、合わせて8TB(4TB×2)までストレージ容量を増やすことができます。動画編集など、大容量ファイルを扱う方には最適です。

1st SSDのカスタマイズ画面
2nd SSDのカスタマイズ画面

 

流行りのホワイトカラー

ここ何年か、ゲーミングPCはホワイトのカラーが流行っています。本製品もホワイトのカラーになっており、白を基調とした部屋によく合うと思います。清潔感があり、女性などにも合うと思います。

流行りのホワイトカラー

 

フルサイズのSDカードスロットを搭載

軽量のクリエイター向けノートPCは、SDカードスロットが搭載されていなかったり、搭載されていてもmicro SDカードしか使えなかったすることが非常に多いです。

一方、本製品は、フルサイズのSDカードが使えるメモリカードスロットを搭載しています。カメラで写真や映像を撮影するとき、フルサイズのSDカードに保存することが多いと思うため、データを読み込むときに便利です。

ただ、アクセス速度はあまり速くありません。

フルサイズのSDカードスロットを搭載

 

コンパクトボディの割に表面温度は低め

小型・軽量の独立グラフィックスを搭載したノートPCは、ボディの表面温度が上がりやすく、タイピングしていると手が熱くなってくることがよくあります。

しかし、本製品は高めの負荷をかけても、パームレスト部分の表面温度があまり上がらず、快適に使用することができます。ここは、カタログスペックでは分かりにくい、隠れたメリットだと思います。

高負荷時でもパームレストが熱くならない

 

DAIV S4との比較

マウスコンピューターのDAIVシリーズには、同じ14型の画面サイズのクリエイターノートPC「DAIV S4シリーズ」があるので、この機種と性能を比較します。

DAIV R4のCore i7-13620Hのほうが、DAIV S4のCore Ultra 7 155Hより、PBP(プロセッサー・ベース・パワー)は高いですが、ベンチマークスコアについてはCore Ultra 7 155Hのほうが高いです。また、グラフィック性能もDAIV S4のほうが高く、解像度もDAIV S4のほうが高いです。

より本格的なクリエイティブワークをする方は、DAIV S4のほうがいいでしょう。

一方、DAIV R4は価格が安く、質量も軽いです。そこまで負荷のかかるクリエイティブワークは行わない方や、サブ機として使う方にとってはDAIV R4のほうがおすすめです。SSDを2つ搭載できるのもメリットです。

外部GPUを搭載したDAIVシリーズの14型ノートPCとの比較
  [本機器]
DAIV R4
DAIV S4
画像
CPU Core i7-13620H Core Ultra 7 155H
GPU RTX 4050 RTX 4060
メモリ 最大 64GB
ストレージ 最大 4TB SSD x2 最大 4TB SSD
液晶 14型
1920x1080
14型
2880x1800
重量 約1.41kg 約1.76kg
バッテリー 53Wh 80Wh
JEITA3.0 動画再生  約6時間 約7時間
価格[税込] 19万円台~ 26万円台~
レビュー レビュー
※2024年10月17日現在の価格

 

Core Ultra 7 258V搭載PCとの比較

最新のCore Ultra 7 258Vのプロセッサーを搭載したノートPCは、クリエイティブワークもできて、軽い機種が多いですが、本製品との違いはなんでしょう?

まず、グラフィック性能については、DAIV R4-I7G50WT-Bのほうが大分高性能です。そのため、Premiere Proのようなクリエイティブソフトも、高速です。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-13620H
GeForce RTX 4050
1分39秒
Core Ultra 7 258V 2分28秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、書き出したときの時間

 

一方、やや負荷をかけたときのバッテリー駆動時間は、Core Ultra 7 258V搭載ノートPCのほうが圧倒的に長いです。

バッテリー駆動時間
ASUS Zenbook S 14
Core Ultra 7 258V
72Whバッテリー
9時間42分
DAIV R4
Core i7-13620H / RTX4050
53Whバッテリー
2時間15分
※ Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

そのため、バッテリー駆動状態で作業をすることが多いのであれば、Core Ultra 7 258V搭載ノートPCのほうがおすすめです。

一方、出先でもACアダプターを使えるのであれば、DAIV R4-I7G50WT-Bのほうが、より負荷の高いクリエイティブワークをすることができます。感覚としては、フルHDの10分程度の簡単な動画編集なら、Core Ultra 7 258V搭載ノートPCで十分だと思いますが、それ以上の解像度や尺、編集の複雑さなら、本機のほうがいいと思います。

また、DAIV R4-I7G50WT-Bは、USB-CがPoewrDeliveryに対応し、100WクラスのPD充電器であれば、そこまでパフォーマンスを落とさず使うことができます。充電器を一緒に持ち歩くのは、それほど苦ではありません。

 

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
快適です。
動画鑑賞 こちらも快適です。
RAW現像
画像編集
sRGB比約100%の液晶で、独立GPUも搭載しており、画像編集なども快適です。ただし、DCI-P3をカバーするような色域はありません。
動画編集 CPU性能がそこまで高くありませんが、GeForce RTX 4050の外部GPUを搭載しており、比較的快適に動画編集ができます。なお、メモリ、SSD容量は、自分に合うものを選択しましょう。
ゲーム ゲームもできる性能です。ただし、ディスプレイが高リフレッシュレートには対応していません。

 

ディスプレイのチェック

DAIV R4-I7G50WT-Bのディスプレイのチェックです。

標準的な性能のディスプレイです。細かいの特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの計測で、sRGBカバー率は96%、sRGB比は97%でした。最大輝度は、当サイトの計測では302cd/m2と普通です。

ガモット図
※ i1 Display PlusでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、若干青色と赤色が強めに発色しています。YouTube用などの、厳密な色調整が求められていない動画編集用途であればこのままでもいいと思いますが、場合によってはキャリブレーションをしてもいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

非光沢液晶なので、画面への映り込みは低減されています。ギラツキもほとんど感じません。

画面への映り込み

PWM調光によるちらつき(フリッカー)の有無の確認結果です。輝度を24%以下にするとちらつきがありましたが、輝度25%以上であればであればちらつきはありませんでした。多くのケースでは輝度は25%以上にすると思うので、ちらつきはあまり気にする必要はありません。

輝度:25%~100%
輝度: 24%以下
PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

DAIV R4-I7G50WT-Bのキーボードのチェックです。

キーピッチは、横:約19mm(仕様値)、縦:約18.5mm(実測値)と標準的な数値です。キーストロークは仕様では約1.2mmとありますが、実測では約1.4mmあり、実際にタイピングしてみると、そこまで浅くは感じませんでした。若干横幅の狭いキーがありますが、極端に小さいキーはありません。キートップはほぼフラットなので、もう少し湾曲していても良かったです。

総合的に見て、普通のタイピングのしやすさです。

タッチパッドの使いやすさも普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

DAIV R4-I7G50WT-Bのパフォーマンスをチェックします。

 

CPU

CPUには、インテル第13世代のCore i7-13620Hを搭載しています。

CINEBENCH 2024のスコアは下の通りで、他のゲーミングPCで計測したときよりも、やや低いスコアでした。

CINEBENCH 2024
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Ryzen AI 9 HX 370 1226
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1104
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Ryzen AI 9 HX 370 882
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Core i7-13620H 928
658
Ryzen 7 8840U 618
Snapdragon X Plus X1P-42-100 605
Core Ultra 7 258V 603
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core Ultra 7 258V 121
Core i9-13900HX 119
Ryzen AI 9 HX 370 115
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i7-13620H 110
109
Core i5-1335U 109
Snapdragon X Plus X1P-42-100 108
Snapdragon X Elite X1E-78-100 107
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH R23のスコアも同様で、このCPUにしてはそこまで高くありませんでした。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-13620H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700H 17622
Core i7-12700H 14546
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-13620H 12674
11122
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 7735U 10122
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13900H 2016
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core i7-13620H 1851
1808
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core Ultra 7 155H 1810
Core i7-12650H 1808
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 7730U 1446
Ryzen 5 7530U 1439
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリはDDR5-4800で、広めのメモリ帯域幅です。なお、スロットメモリなので、メモリの換装が可能です。

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4050 Laptopを搭載しています。

最大グラフィックスパワーは50Wとなっており、やや低めです。

NVIDIAのシステム情報で確認した最大グラフィックスパワー

 

3DMarkのベンチマークの結果は以下の通りです。最大グラフィックスパワーが低めなので、GeForce RTX 4050 Laptopとしてはそこまで高いスコアではありませんが、 旧モデルと比較すると、約1.6倍もスコアが伸びています。

多くのクリエイティブ作業が快適なスコアだと思います。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4050 Laptop
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4070 140W 12254
RTX 4070 110W 11223
RTX 4060 100W 10213
RTX 4060 75W 9069
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 4050 50W 6672
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 95W 4088 [旧モデルのスコア]
Intel Arc Graphics
(Core Ultra 7 155H)
  3600
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zの情報は次の通りです。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しています。PCIe Gen4 SSDとしてはそこまで速くありませんが、一般的には十分な速度です。なお、カスタマイズ画面から、もっと速いSSDを選択することもできます。もし、動画の書き出しのような作業をする場合、もっと速いSSDを選択するといいでしょう。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
500GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
3643
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しているのは嬉しいです。ただし、アクセス速度は遅いです。

挿入時はカードが出っ張るので、そのままカバンに入れると折れてしまいそうですが、抜き差しはしやすいです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Lightroomによる書き出し時間は、まずまずです。現像作業自体は快適でした。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Ryzen AI 9 HX 370 57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Apple M3 69秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Core Ultra 7 258V 73秒
Core i7-13620H 75秒
Core Ultra 5 125H 75秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

独立GPUを搭載しているので、GPUを使う処理が速いです。編集作業自体も快適です。

ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))
Apple M3 49秒
Ryzen 7 8845HS
RTX 4060(115W)
55秒
Core i7-13620H
RTX 4060 (140W)
56秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (140W)
57秒
Core i7-13620H
RTX 3050(95W)
58秒
Ryzen AI 9 HX 370
Radeon 890M
1分00秒
Core i7-13620H
RTX 4050(50W)
1分18秒
Ryzen 7 8845HS
Radeon 780M
1分18秒
Ryzen 7 8840U
Radeon 780M
1分19秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 2分21秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分41秒
Core Ultra 5 125H
Intel Arc
3分02秒
Core 5 120U
Intel Graphics
4分10秒
Core Ultra 7 258V
Intel Arc 140V
4分20秒
Core Ultra 5 125U
Intel Graphics
5分34秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除)
Apple M3 1分05秒
Snapdragon X Elite X1E-78-100 1分40秒
Core Ultra 7 155H 1分41秒
Core i7-13620H 1分48秒
Core i7-13620H
RTX 4050(50W)
2分03秒
Core i5-13450HX 2分06秒
Core Ultra 5 125H 2分08秒
Ryzen AI 9 HX 370 2分17秒
Core i5-13500H 2分35秒
Core Ultra 7 258V 2分43秒
Ryzen 7 8845HS 2分45秒
Core 5 120U 2分47秒
Ryzen 7 8845HS 3分27秒
Core Ultra 5 125U 4分31秒
Ryzen 7 8840U 4分44秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Proによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度は普通です。ただ、最後のSSDへの書き出しに時間がかかっていたので、もっと速いSSDを選択すれば、書き出しももっと速くなると思います。

4K動画の書き出し
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
3分55秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i5-13450HX
RTX 3050 (95W)
5分19秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Core i7-13620H
RTX 4050(50W)
7分17秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
9分15秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間
ソフトウェアエンコード

CPUのみで実行するx265エンコードは、クリエイターPCとしてはそこまで速いわけではありませんが、一般的なノートPC用CPUよりは速いです。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i7-13700H 6分39秒
Ryzen 7 8845HS 7分03秒
Core i7-13620H 7分56秒
Core Ultra 7 155H 8分32秒
Core Ultra 5 125H 8分56秒
Core i7-13620H 10分31秒
Ryzen 7 8840U 10分57秒
Ryzen 7 7735U 11分43秒
Core i5-1340P 12分03秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core 5 120U 12分08秒
Ryzen 5 8540U 13分10秒
Core i5-1335U 13分31秒
ハードウェアエンコード

NVENCを使ったハードウェアエンコードはまずまずです。

Core Ultra 7 155H 37秒 (Intel Media SDK Hardware)
Ryzen 7 8845HS 38秒 (AMD Media SDK)
Core Ultra 5 125U 42秒 (Intel Media SDK Hardware)
Ryzen AI 9 HX 370 45秒 (AMD Media SDK)
Ryzen 7 8840U 49秒 (AMD Media SDK)
Ryzen 5 8540U 50秒 (AMD Media SDK)
Ryzen 7 7730U 55秒 (AMD Media SDK)
Core i7-1360P 1分27秒 (Intel Media SDK Hardware)
Core i7-13620H
RTX 4050(50W)
1分30秒 (NVENC)
Core 5 120U 1分42秒 (Intel Media SDK Hardware)
Core i5-1335U 1分52秒 (Intel Media SDK Hardware)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4050 Laptopで実行
Blender Benchmark Score
RTX 4090 150W 8067
RTX 4090 175W 7917
RTX 4080 175W 6072
RTX 4070 110W 3908
RTX 4060 95W 3651
RTX 4060 100W 3636
RTX 4060 65W 3034
RTX 4050 105W 2775
RTX 4050 45W 2575
RTX 4050 50W 2260
RTX 3050 95W 1151
SPECviewperf 2020

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

ゲーミングノートPCではありませんが、ゲームもできる性能です。割と高めのグラフィック品質でも、60 fps以上の平均フレームレートが出ています。ただし、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzなので、そこはゲーミングノートPCに劣る点です。

重い部類のゲーム
FORSPOKEN(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 87 fps
44 fps
最高 28 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 95 fps
67 fps
ウルトラ 53 fps
重い部類のゲーム
Forza Horizon 5(DX12)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 85 fps
最高 69 fps
エクストリーム 24 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 軽量品質 101 fps (10169)
標準品質 85 fps (8576)
高品質 60 fps (6093)
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均fps
1920x1080 122 fps
86 fps
ウルトラ 62 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 標準品質(ノート) 123 fps (15878)
最品質 113 fps
最高品質 80 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター4 シーズン3]
DirectX 12
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 159 fps
中設定 93 fps
最高設定 79 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
151 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends(DX11)
解像度 品質 平均fps
1920x1080 低設定 181 fps
高設定 121 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均fps
1920x1080 高品質 257 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均fps
1920x1080 非常に低い 183 fps
中型 154 fps
ウルトラ 121 fps
軽い部類のゲーム
ドラゴンクエストX
解像度 品質 平均スコア
1920x1080 最高品質 23602(すごく快適)

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートは2つあり、今回はそのうちのThunderbolt4ポートで動作チェックをしました。

今回試した機器はいずれも使用することができました。

なお、4Kモニターに繋いだ時、RTX4050からではなくCPU内蔵グラフィックスから出力されていたので、10ビット表示は出来ません。ちなみに、USB3.1 (10Gbps)のType-Cポートは、RTX 4050経由で出力されていましたが、転送速度が足りないため、4K/60Hz/10ビット表示はできません。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMI経由で、4Kモニターへ接続してみましたが、問題なく出力できました。ただし、Thunderbolt4と同じように、独立GPUからではなく、内蔵GPUから出力されていたので、10ビット表示などはできません。カラーマネージメントモニターを利用しようと思っていた方はご注意下さい。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

DAIV R4-I7G50WT-Bの質量のチェックです。

メーカーサイトには「約1.41kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同じでした。GeForce RTX 4050 クラスの独立GPUを搭載した機種としては軽いです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.415kg
ACアダプター+電源ケーブル 472g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV R4-I7G50WT-Bのバッテリー駆動時間を掲載します。

バッテリー容量は53Whです。最近のノートPCとしては、普通の容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。動画再生のような負荷の軽い作業であれば、(2)のようにある程度の時間のバッテリー駆動が可能です。一方、少し負荷のかかる状態で作業を行うと、(3)ぐらいの時間になり、バッテリー駆動時間は短いです。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA3.0(アイドル時) 約10時間
(2) JEITA3.0(動画再生時) 約6時間
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 2時間15分
(1)、(2) メーカー公表値
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

約200万画素のWebカメラが搭載されており、映りはまずまずです。顔認証にも対応しています。

ただし、プライバシーシャッターはありません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーの音質は、普通です。ノートPC基準で10点満点で5~6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

プロセッサー・ベース・パワーは45Wですが、そこまでのCPU電力は出ていませんでした。CPU温度は問題ない範囲です。

CPU電力&CPUクロック

 

FF15ベンチ実行時の温度

ゲーム時のCPU温度およびGPU温度は、以下のとおりです。

クリエイター向けソフトでの作業時など、連続してCPUとGPUに負荷がかかったときの参考になります。

どちらも低めの温度だったので問題ないと思います。

CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

静音性のチェックです。

アイドル時もやや音がします。それ以外のときも、他のノートPCと比べて騒音値はやや高めです。

騒音値
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[動画の書き出し]
約32dB 約32dB 約40dB 約51dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の4Kの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:Premiere Proで、4K動画の書き出し

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面 温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。

小型のボディのゲーミングノートなどは、パームレストの温度が高くなりがちですが、本製品はパームレストの温度が低めだったので、使いやすいです。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。

一般的なノートPCよりは高めの消費電力ですが、外部GPUを搭載した機種としては、低めの消費電力です。100WクラスのPD充電器を使用しても、それほどパフォーマンスが落ちることが無く、作業することができました。

消費電力
アイドル時 低負荷時
[YouTube再生]
中負荷時
[動画編集]
高負荷時
[動画の書き出し]
8W  16W 34W 86W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

最後に、DAIV R4-I7G50WT-Bの外観写真を掲載します。

ボディは、流行りのホワイトのカラーです。

 

天板には、DAIVのロゴが入っていますが、同系色なので目立ちません。

 

高さは約18.3mmで、GeForce RTX 4050 Laptop搭載PCとしては薄型です。

 

側面のポート類はご覧のようになっています。フルサイズSDカードスロットがあるのは嬉しいです。

 

ディスプレイは下図の角度まで開きます。フラットにはなりませんが、比較的開く方だと思います。

 

底面です。吸気口の模様が独特なので、何か文字が書かれているのかと思いましたが、気のせいのようです。

 

ボトムカバーを外すと、内部はご覧のようになっています。冷却ファンは2つありますが、ファンの大きさはやや小さめです。また、4方向からではなく2方向から排気しています。冷却性能は普通です。

 

スロット式のメモリです。

 

ストレージには、Type 2280のM.2 SSDを搭載していました。

 

M.2スロットがもう一つあります。SSDを2つ搭載するのも便利です。なお、自分でSSDを増設することもできますが、パーツの交換は保証対象外となるので、自己責任でお願いします。

 

ACアダプターは、150Wです。この出力の割にはコンパクトですが、コンセント側のケーブルが太いので、かさばります。気になる方は、持ち出し用に、BTOオプションの「ショートタイプACケーブル」または小型・軽量の「USB PD 100W対応 AC充電器」を購入してもいいでしょう。

 

まとめ

以上が、DAIV R4-I7G50WT-Bのレビューです。

GeForce RTX 4050の独立グラフィックスを搭載しつつ、約1.41kgと軽いクリエイター向けモバイルノートPCです。

外出先や出張先へPCを持って行き、動画編集などのクリエイティブワークをしたい方におすすめです。従来モデルよりもグラフィック性能が大きく上がっているので、負荷がある程度高めの作業も割とこなせるでしょう。

PowerDeliveryにも対応しており、100WクラスのPD充電器を使っても、それほどパフォーマンスを落とすことなく動画編集を行うことができました。

大容量メモリ、大容量SSDを搭載することができるのもメリットです。

小型のクリエイターノートPCは、負荷をかけるとパームレスト部分が熱くなる製品が少なくないですが、本製品はそんなことがなく快適に使用することができます。

ただ、CPU電力はそこまで出なかったので、CPUにかなり高い負荷のかかる作業には適さないのでご注意下さい。

また、どの映像出力ポートを使っても、4K/60Hz/10ビットでの外部モニターへの出力はできなかったので、こちらもご注意下さい。4K/60Hz/8ビットでの出力は可能です。

価格は、一見すると高く感じるかもしれませんが、3年保証が付いてこの値段ですし、小型・軽量という付加価値を考慮すると、コスパは高いと思います。また、HP OMEN Transcend 14などの他の軽量クリエイター/ゲーミングPCと比較すると安いです。

 

RTX 4050搭載で約1.41kg

DAIV R4-I7G50WT-B

特徴

  • GeForce RTX 4050搭載で約1.42kgと軽い
  • 大容量メモリ、大容量SSDが搭載可能
  • 流行りのホワイトカラー

こんなあなたに

  • 外へ持ち運ぶことが多いクリエイター
  • 外出時のサブPCとして使いたい方
公式サイトはこちら

 

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