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HP OMEN Transcend 14の実機レビュー

更新日:

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

CPU Core Ultra 7 155H
Core Ultra 9 185H
GPU GeForce RTX 4050
GeForce RTX 4060
GeForce RTX 4070
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ 1TB / 2TB SSD
液晶サイズ 14型 16:10
液晶種類 2880x1800 48~120Hz
質量 約1.63kg
バッテリー 71Wh
価格[税込] 26万円台~
携帯しやすいゲーミングノートPC

HP OMEN Transcend 14は、外出先へ携帯しやすいゲーミングノートPCです。

GeForce RTX 40シリーズの外部グラフィックスを搭載しつつ、約1.36kgしかありません。

ディスプレイにはOLEDを採用し、色域も広いため、画像や液増を扱うクリエイターにも適しています。

最大グラフィックスパワーは低めですが、その分、省電力で、USB PD充電器でもそれほどパフォーマンスを落とすことなく使えます。

公式サイト(販売サイト)はこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 9 185H、GeForce RTX 4070、32GBメモリ、2TB SSD

 

 

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目次

お忙しい方は、「HP OMEN Transcend 14の特徴」のみお読みください。

 

HP OMEN Transcend 14の特徴

持ち運びやすいゲーミングノート

OMEN Transcend 14の最大の特徴は、ゲーミングノートPCなのに、約1.63kgしかない点です。気軽に外に持ち運んで、ゲームやクリエイティブワークをすることができます。

出張時にホテルで負荷のかかる仕事やゲームをしたい方、外で動画撮影しその場で編集も行いたい方、ノマドワーカーのように場所にとらわれずクリエイティブ作業をしたい方などにおすすめです。

持ち運びやすいゲーミングノートPC

 

OLEDディスプレイを搭載

OMEN Transcend 14のディスプレイは、2.8KのOLEDとなっており、高解像度・高色域です。ゲームの映像が綺麗なだけでなく、画像や映像を扱うクリエイティブワーカーにもおすすめです。

また、NetFlixなどの動画も綺麗な映像で視聴することができます。

OLEDディスプレイを搭載

 

省電力CPUで、市販のUSB PD充電器が使える

OMEN Transcend 14は、PowerDelivery対応のUSB-Cポートを搭載しており、市販のUSB PD充電器で充電することが可能です。

通常、ある程度性能の高いゲーミングノートPCは消費電力が高いため、市販のUSB PD充電器では電力が足りず、パフォーマンスが大きく落ちるケースがほとんどです。一方、本製品は、省電力のCore Ultraプロセッサーに、最大グラフィックスパワーが低めのグラフィックスを搭載することで、市販のUSB PD充電器でもパフォーマンスをそれほど落とさずにゲームなどをすることができます。

試しに、手持ちの「アドテック 140W PD3.1充電器」および「Anker PowerPort III 2-Port 100W」でゲームをしてみましたが、付属のACアダプターと比較して、それほどフレームレートを落とさずプレイできました(どちらの充電器も20Vで動作)。付属のACアダプターは大きいので、外出時にこのような小型のUSB PD充電器が携帯できるのはメリットです。

市販のUSB PD充電器も使える

 

省電力であるため、パフォーマンスはやや落ちる

OMEN Transcend 14は、前述したように、GPUの最大グラフィクスパワーが低めに設定されています。今回、GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載していますが、最大グラフィックスパワーは65Wでした。3DMark Time Spyのグラフィックスコアは下の通りで、先日レビューしたOMEN 16 2024年モデルと比較すると、約30%も低いスコアでした。

その代わり、PCが小型で軽く、市販のUSB PD充電器でもそれほどパフォーマンスが下がらないというメリットが生まれています。

3DMark Time Spy(グラフィックスコア)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 145W 16255
RTX 4070 140W 12910 [OMEN 16]
RTX 4060 140W 10448
RTX 4070 65W 8708 [本製品]
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3050 75W 5102

 

なお、今回、Core Ultra 9 185Hを搭載していますが、Core i7-13700Hと同等程度のパフォーマンスが出ていたので、ゲーム時にCPUがボトルネックになることは少ないと思います。

 

26キーロールオーバー、アンチゴースト対応

OMEN Transcend 14のキーボードは、26キーロールオーバー、アンチゴーストに対応しています。フォートナイトのような素早いキー入力も正確に入力することができます。

26キーロールオーバー、アンチゴースト対応のキーボード

 

14型の軽量ゲーミングノートPCの比較

OMEN Transcend 14を含め、14型の軽量ゲーミングノートPCを比較してみます。

軽さで言えば、ASUS ROG ZEPHYRUS G14が最も軽いです。また冷却性能もしっかりしているので安心して使えます。ただ、価格がやや高いです。

デルのAlienware X14はブランド力があり、価格もそれほど高くありませんが、この中では重いです。また、表面温度が高めなのも気になります。

HP OMEN Transcend 14は、この中ではまずまずの重さで、価格は最も安いです。また省電力なので、USB PD充電器を使ってもパフォーマンスが下がりにくいのもメリットです。

軽量ゲーミングノートPCの比較
  HP
OMEN Transcend 14
ASUS
ROG ZEPHYRUS G14
デル
Alienware X14 R2
CPU Core Ultra 7 155H
Core Ultra 9 185H
Ryzen 7 8845HS
Ryzen 9 8945HS
Core i7-13620H
GPU RTX 4050
RTX 4060
RTX 4070
RTX 4060
RTX 4070
RTX 4050
RTX 4060
ディスプレイ 14型 2.8K OLED
120Hz
14型 2.8K OLED
120Hz
14型 2.5K 液晶
165Hz
質量 約1.63kg 約1.5kg 1.91kg
価格 26万円台~ 32万円台~ 27万円台~
レビュー記事  ー レビュー 旧レビュー
※ 2024年5月15日時点での価格

 

なお、当サイト向け特別クーポンを使用することで、7%OFFで購入することができます。HP OMEN Transcend 14の最も安いモデルであれば、249,520円で購入することができます(2024年5月15日時点)。 

クーポンを利用するには、当サイト向け特別クーポンのページへ行き、「クーポンを獲得する」のリンクをクリックしてから、OMEN Transcend 14の製品をクリックして下さい。

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ワイヤレスヘッドセットが同梱

OMEN Transcend 14は、HyperX Cloud IIIのワイヤレスヘッドセットも同梱しています。マイクも付いているので、ゲームに使いやすいです。Amazonで購入すると2万円くらいする商品です。

少し使ってみましたが、音質はとても良く、ゲーム中に敵の足音なども聞きやすかったです。

付属のHyperX Cloud III Wireless ゲーミングヘッドセット

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
高い処理性能で、解像度も高く快適に作業ができるでしょう。ただし、ディスプレイの表面は光沢なので、光沢が苦手な方はご注意下さい。
動画鑑賞 ディスプレイの色域が広く、非常に色鮮やかな映像で動画を視聴することができます。音質も良いです。
RAW現像
画像編集
広い色域で、外部グラフィックスも搭載し、画像編集用途にも適しています。外部グラフィックスを搭載している割には軽いPCなので、外出先でも使用しやすいです。
動画編集 GeForce RTX 40シリーズの外部グラフィックスを搭載し、ディスプレイ解像度も高く動画編集もしやすいです。ただし、画面が14型と小さめなので、その点はご注意下さい。
ゲーム 高い性能で、ディスプレイのリフレッシュレートも高めで、26キーロールオーバー アンチゴースト対応のキーボードを搭載し、ゲームも快適です。

 

ディスプレイのチェック

HP OMEN Transcend 14のディスプレイは、14型のOLEDを搭載しています。解像度は2880x1800と高く、色域はDCI-P3 100%と広いです。リフレッシュレートは48~120Hzの可変式で、動的に変わります。多くの用途で使用することができるディスプレイです。詳細は以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトでの計測の色域は下表の通りで、非常に広いです。最大輝度は、当サイトの計測では、SDR時で389cd/m2とやや高めでした。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 100%
Adobe RGBカバー率 95%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を見てみると、どの色も1:1の直線に近く、また揃っており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。斜めからだけでなく、正面から見ても画面の端の色が変わりにくく見やすいです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

若干反射が抑えられているようにも感じましたが、ほぼ光沢です。暗い映像だと、周囲のものが映り込みやすいです。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)があり、周波数も低いので、体質によっては目が疲れやすく感じるかもしれません。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
速いシャッタースピードで撮影したときの画面

 

遅延

1つのキーを押してから、その文字が画面に表示されるまでの時間(表示遅延)をハイスピードカメラで撮影し計測したところ、約40msでした。一般的なノートPCは80ms前後が多かったので、本製品の表示遅延は少ないです。なおこれは、ディスプレイだけでなくPC全体の遅延となります。

 

残像

「UFO Test」のサイトの左から右へ移動するUFOを、十分速いシャッタースピードで撮影したところ、本製品は120Hzで1フレームくらい前まで残像がありました。なお、普通のノートPCは、60Hzで2フレームくらい前までの残像です。そのため、本製品のディスプレイは残像が少ないと言えます。

「UFO Test」のサイトのGhosting Testを実行( 画面のリフレッシュレートに合わせてUFOが左から右へ移動)し、速いシャッタースピード(1/2000)で撮影したときの画像。

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

HP OMEN Transcend 14のキーボードは、まず見た目がカラフルです。なお、このバックライトはOFFにすることもできます。

実測で、キーピッチは約18.5x18.5mm、キーストロークは約1.5mmです。標準的な数値です。キートップはわずかですが湾曲しているように感じます。EnterキーやBackspaceキーが大きいのは嬉しいです。総じてやや打ちやすい部類のキーボードだと思います。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーボードバックライトをOFFにしたとき
キーの拡大図

 

キーボードバックライトは、4つのゾーンに分かれており、色を変えることが可能です。ゲーム時によく使うWASDキーの色も変えられます。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

HP OMEN Transcend 14は、「OMEN Gaming Hub」という専用ソフトから、電源モードを変更することが出来ます。

ここでは、電源モードを「最適」モードにしたときと、「パフォーマンス」モードにしたときとで、各種ベンチマークスコアを計測します。なお、1つだけスコアを掲載しているときは、「最適」モードでの計測結果となります。

OMEN Gaming Hub
電源モード

 

CPU

プロセッサーには、最新のインテル Core Ultra プロセッサーのHシリーズを搭載しています。具体的には、Core Ultra 7 155HまたはCore Ultra 9 185Hで、今回は後者を搭載しています。

Core Ultra 9 185HのPBP(プロセッサー・ベース・パワー)は45Wですが、「最適」モードのときはPBP通りの約45Wで推移しており、「パフォーマンス」モードにすると約65Wまで上がっていました。

CINEBENCH R23および2024の結果は下の通りで、「パフォーマンス」モードの場合、Core i7-13700Hと同等程度のスコアが出ていました。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core Ultra 9 185H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-14900HX 29314
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13900HX 24314
Core i7-14700HX 21893
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core Ultra 9 185H 16890 [パフォーマンス]
14681 [最適]
Ryzen 7 8845HS 16387
Core i5-13500H 15302
Core Ultra 7 155H 14073
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 8840HS 13668
Ryzen 7 8840U 12575
Core Ultra 5 125H 12239
Ryzen 5 7535HS 10356
Core i7-1360P 9720
Core Ultra 5 125U 9553
Ryzen 5 8540U 9378
Core 5 120U 9317
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 2196
Core i7-14700HX 2113
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core 5 120U 1879
Core i7-13700HX 1868
Core i7-13700HX 1868
Core Ultra 9 185H 1826 [パフォーマンス]
1753 [最適]
Core i7-1360P 1826
Core Ultra 7 155H 1810
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 8840U 1763
Core Ultra 5 125H 1712
Ryzen 5 8540U 1701
Ryzen 7 8840HS 1686
Ryzen 7 8845HS 1682
Core Ultra 5 125U 1581
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 5 7535HS 1463
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
CINEBENCH 2024
Core Ultra 9 185H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Core i7-14700HX 1313
Core Ultra 9 185H 969 [パフォーマンス]
816 [最適]
Ryzen 9 8945HS 919
Ryzen 7 8845HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 7 155H 825
Ryzen 7 8840HS 785
Core i5-13500H 778
Core Ultra 5 125H 669
Core i7-1360P 664
Ryzen 7 8840U 618
Core i5-1340P 599
Ryzen 7 7730U 575
Core Ultra 5 125U 572
Core 5 120U 558
Ryzen 5 8540U 500
Ryzen 5 7530U 477
Core i5-1335U 435
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i7-14700HX 126
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core 5 120U 110
Core i5-1335U 109
Ryzen 9 8945HS 106
Core i5-13500H 105
Core Ultra 9 185H 104 [パフォーマンス]
103 [最適]
Ryzen 7 8840U 104
Core Ultra 7 155H 103
Ryzen 7 8845HS 101
Core Ultra 5 125H 101
Ryzen 5 8540U 100
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 99
Core i5-1340P 99
Ryzen 7 8840HS 98
Core Ultra 5 125U 94
Ryzen 5 7530U 84
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

 

グラフィックス

グラフィックスには、GeForce RTX 4050またはRTX 4060またRTX 4070を搭載しています。

今回、GeForce RTX 4070 Laptopを搭載していますが、最大グラフィックスパワーは65Wと低めでした。

GeForce RTX 4070 Laptop GPUの最大グラフィックパワー

 

3DMarkのベンチマークスコアは次の通りで、最大グラフィックスパワーによっては、GeForce RTX 4060を下回るスコアです。ただ、このくらいの性能でも、多くのゲームやクリエイティブワークは快適に動くでしょう。

なお、「最適」モードより「パフォーマンス」モードのほうが若干スコアは上ですが、そこまで差はありません。

3DMark Time Spy
~ グラフィックス性能の評価 ~
GeForce RTX 4070 Laptop GPU (65W)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
RTX 4090 175W 21897
RTX 4080 175W 18822
RTX 4080 145W 16255
RTX 4070 140W 12910
RTX 4060 140W 10448
RTX 4060 65W 8829
RTX 4070 65W 8708 [パフォーマンス]
65W 8338 [最適]
RTX 4050 105W 8469
RTX 3060 130W 8302
RTX 3060 95W 7519
RTX 4060 45W 7441
RTX 3050 Ti 95W 6063
RTX 3050 Ti 60W 5292
RTX 3050 75W 5102
RTX 3050 65W 4560
 :本製品で選択できるグラフィックス(ただし、RTX 4070の最大グラフィックスパワーは不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー

 

GPU-Zで確認したGeForce RTX 4070 Laptopの情報は次の通りです。GPUクロックなどが低めになっています。

GeForce RTX 4070 Laptop GPU

 

ストレージ

ストレージには PCIe Gen4 SSDを搭載しており、アクセス速度は非常に速いです。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
2TB PCIe Gen4 SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7300
7171
PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは搭載されていません。

 

ゲームベンチマーク&フレームレート

HP OMEN Transcend 14で計測した各ゲームの平均フレームレートを掲載します。動作モードは「パフォーマンス」にしています。なお、いくつかのゲームにおいて「最適」モードで計測してみましたが、そこまでフレームレートは変わりませんでした。

結果は下の通りです。

重い部類のゲームに関しては、解像度やグラフィック品質設定を大分下げないと、60 fps前後は出ません。

中程度の重さのゲームに関しては、2880x1800の解像度でも、ややグラフィック品質設定を落とす程度で、60 fps以上の平均フレームレートが出るものが多いです。

FPS/TPSゲームについては、解像度を1920x1080または1920x1200にして、グラフィック品質設定もやや下げれば十分なフレームレートが出るでしょう。

以下のゲームのフレームレートについて
平均フレームレートを掲載しています
グラフは、ノート用グラフィックスのみ掲載しています
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
W(ワット):最大グラフィックスパワー
劇的に重い部類のゲーム
ARK: Survival Ascended
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 70 fps(82 fps)
ノーマル 53 fps(54 fps)
最高 12 fps
2880x1800 45 fps(54 fps)
ノーマル 31 fps(46 fps)
最高 9 fps
※括弧内は、DLSS:Blanced +フレーム生成:オンの時。ただし最高設定では設定できず
重い部類のゲーム
パルワールド
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 79 fps(104 fps)
63 fps(84 fps)
最高 46 fps(66 fps)
2880x1800 40 fps(63 fps)
33 fps(53 fps)
最高 9 fps(40 fps)
※括弧内は、DLSS:パフォーマンスの時
重い部類のゲーム
Forza Motorsport
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 35 fps
2880x1800 58 fps
ウルトラ 28 fps
重い部類のゲーム
FORSPOKEN
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 46 fps
2880x1800 標準  62 fps
51 fps
最高 37 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 110 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 95 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 60 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 53 fps
RTX 4070 65W 46 fps
RTX 4060 45W 44 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 41 fps
RTX 4060 55W 37 fps
RTX 4050 45W 36 fps
重い部類のゲーム
サイバーパンク2077
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 72 fps
2880x1800 49 fps
ウルトラ 32 fps
レイトレ:ウルトラ 28 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 121 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 101 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 93 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
90W 90 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 76 fps
RTX 4070 65W 72 fps
RTX 4060 55W 70 fps
重い部類のゲーム
ファイナルファンタジー 15
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高品質 87 fps
2560x1440 標準品質 80 fps
高品質 64 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、高品質)
RTX 4090 175W 192 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 166 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 121 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 106 fps
RTX 4070 65W 87 fps
RTX 4050
※ディスクリートモード
105W 84 fps
RTX 3060 130W 84 fps
RTX 3050Ti 60W 54 fps
RTX 3050 75W 53 fps
GTX 1650   36 fps
中程度の重さのゲーム
ブループロトコル
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 105 fps
2880x1800 76 fps
最高 55 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 203 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
145W 169 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 149 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 147 fps
RTX 4070 140W 141 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 131 fps
RTX 4070 65W 105 fps
RTX 4060 55W 99 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 40W 53 fps
中程度の重さのゲーム
PSO2 ニュージェネシス
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 94 fps
2880x1800 95 fps
ウルトラ 52 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、ウルトラ)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 163 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 157 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 132 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
150W 131 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 116 fps
RTX 3060 140W 97 fps
RTX 4070 65W 94 fps
RTX 4060 60W 90 fps
RTX 4050 140W 86 fps
RTX 3050 75W 62 fps
GTX 1650   44 fps
中程度の重さのゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高 114 fps(132 fps)
2880x1800 67 fps
最高 56 fps(77 fps)
※括弧内は、DLLS:クオリティ
他のGPUとの比較(1920×1080、最高)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 217 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 189 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 173 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 158 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 151 fps
RTX 4070 65W 114 fps
RTX 4050 105W 110 fps
RTX 3060 115W 107 fps
RTX 3050 75W 66 fps
GTX 1650   42 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 黄金のレガシー
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 101 fps
2880x1800 高(ノート) 74 fps
最高品質 48 fps
中程度の重さのゲーム
ファイナルファンタジー 14 暁月のフィナーレ
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 最高品質 128 fps
2880x1800 高(ノート) 93 fps
最高品質 67 fps
他のGPUとの比較(1920×1080、最高品質)
RTX 4090
※ディスクリートモード
175W 222 fps
RTX 4080
※ディスクリートモード
175W 215 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 171 fps
RTX 4070
※ディスクリートモード
140W 168 fps
RTX 4060
※ディスクリートモード
140W 152 fps
RTX 4050 105W 134 fps
RTX 3060 115W 132 fps
RTX 4070 65W 128 fps
RTX 3050 95W 89 fps
GTX 1650   65 fps
中程度の重さのゲーム
フォートナイト [チャプター5 シーズン2]
DirectX 12
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 低設定 126 fps
中設定 105 fps
最高設定 57 fps
2880x1800 低設定 56 fps
中設定 49 fps
最高設定 25 fps
※アンチエイリアス&スーパー解像度:TSR低
※テンポラルスーパー解像度:ネイティブ
※バトルロワイヤル ソロで計測
パフォーマンス - 低グラフィック忠実度
解像度 その他設定 平均 fps
1920x1080 3D解像度:100%
メッシュ:高
描画距離:最高
191 fps
2880x1800 173 fps
※バトルロワイヤル ソロで計測
軽い部類のゲーム
Apex Legends
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 167 fps
2880x1800 低設定 140 fps
高設定 101 fps
※トレーニングモードで計測
軽い部類のゲーム
VALORANT
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 高設定 338 fps
2880x1800 低設定 350 fps
高設定 224 fps
※プラクティスモードで計測
軽い部類のゲーム
PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS
解像度 品質 平均 fps
1920x1080 ウルトラ 165 fps
2880x1800 中型 112 fps
ウルトラ 83fps

 

その他のゲーム

上に掲載していない他のゲームのフレームレートについては、下を参考にしてください。

 

クリエイターソフトの処理時間

以下、クリエイター向けソフトで計測した各種処理時間を下に掲載します。なお、ここでは「パフォーマンス」モードで計測した結果を掲載しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

RAW現像時間は比較的速いです。実際に現像作業を行ってみてもサクサク動いて快適です。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-14700HX 47秒
Core i9-13900H
57秒
Core i7-14700HX
RTX 4070 (140W)
58秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core Ultra 9 185H
RTX 4070 (65W)
66秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Ryzen 7 8845HS 77秒
Ryzen 7 8840HS 81秒
Core i5-13500H 80秒
Ryzen 7 8840U 87秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 5 8540U 102秒
Core Ultra 5 125U 103秒
Core 5 120U 106秒
Ryzen 7 7730U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

Premiere Proでの4K動画の書き出し速度もまずまずです。動画編集自体も快適です。

4K動画の書き出し
Core i9-13980HX
RTX 4090 (175W)
2分47秒
Core i9-14900HX
RTX 4090 (175W)
2分53秒
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
3分01秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
3分08秒
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
3分20秒
Core i9-14900HX
RTX 4060 (140W)
3分29秒
Ryzen 9 8945HS
RTX 4070 (90W)
3分42秒
Core Ultra 9 185H
RTX 4070 (65W)
3分46秒
Core i7-13620H
RTX 4050 (105W)
4分11秒
Core i7-11800H
RTX 3050Ti (60W)
5分08秒
Core i5-11400H
RTX 3050 (65W)
5分59秒
Core i7-12700H
GTX 1650
6分21秒
Apple M2
8CPU/10GPU
6分41秒 (MacBook Pro 13)
Core i7-1260P
Intel Iris Xe
14分10秒
Core i7-1165G7
Intel Iris Xe
14分12秒
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

外部グラフィックスを搭載しているため、GPU支援が使えるニューラルフィルター(スーパーズーム(x2))の処理も高速です。

  本製品 参考
Core Ultra 7 155H
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約2秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約1分1秒 約4分6秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約2分53秒 約3分13秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるx265エンコード時間

CPUのみで実行するx265エンコードを実行しましたが、まずまずの速度です。

Ryzen 9 7945HX 3分48秒
Core i9-14900HX 4分22秒
Core i9-13980HX 4分34秒
Core i9-13950HX 4分35秒
Core i7-14700HX 5分35秒
Core i9-13900H 6分13秒
Core i7-13700H 6分39秒
Core Ultra 9 185H 6分51秒
Core i7-13620H 7分56秒
Ryzen 7 6800U 10分47秒
Core i7-1360P 12分03秒
Core i5-1335U 13分31秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Blender Benchmarkによるレンダリング時間
GeForce RTX 4070で実行
SPECviewperf 2020

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

OMEN Transcend 14は、USB-Cポートが2つあり、そのうちの1つはThunderbolt4に対応しています。またどちらのポートもPower DeliveryおよびDisplayPort出力に対応しています。

Thunderbolt4対応のポートで、各周辺機器を接続したときの動作テスト結果は以下の通りです。充電に関しては、100W以上のPD充電器であれば使用することができました。

Thunderbolt4の接続テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック ×
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック ×
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器 ○ ※3
100W Anker 充電器 ○ ※3
90W RAVPower GaN充電器 ×
65W Lenovo GaN充電器 ×
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740 ×
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 付属のHP製ACアダプターを推奨との警告が表示

 

HDMIの動作チェック

HDMIポートは、HDMI2.1に対応しています。4K@120Hzのモニターも接続可能です。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

HP OMEN Transcend 14の重さは、仕様では「約1.63 kg」となっています。

当サイトによる実測値もほぼ同じ数値でした。ゲーミングノートPCとしては非常に軽いです。

ACアダプターは普通の重さです。外出時は、もっと軽い100W以上のPD充電器を使ってもいいでしょう。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.649kg
ACアダプター+電源ケーブル 480g

 

バッテリー駆動時間のチェック

HP OMEN Transcend 14のバッテリー駆動時間をチェックします。

まず、バッテリー容量は71Whとなっており、大きい容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下表のようになっています。動画視聴程度の軽い負荷であれば、(2)くらいの駆動時間になると思います。軽い動画編集などをした場合は(3)くらいの駆動時間になると思います。

バッテリー駆動時間
  駆動時間
(1) MobileMark 25 最大 8時間
(2) 動画再生時 7時間17分
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 2時間00分
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生。画面輝度は約120cd/m2
(3 ) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラは、FHDカメラです。画質はやや赤みが強かったですが、精細に表示されていました。IRカメラも搭載しており顔認証が可能です。また、物理的にカメラを隠す機能はありません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

OMEN Transcend 14のスピーカーは、最大音量はそこまで高くありませんが、音質は比較的良く、勝手に点数を付けると、10点満点で6~7点といったところです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

高負荷時の各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。

安定動作時のCPU電力は、「最適」モードの場合がPBPとほぼ同じ約45W、「パフォーマンス」モードの場合は約65Wまで上がります。

このときの温度は、「最適」モードであれば70℃台と問題ありませんが、「パフォーマンス」モードの場合は97℃前後で推移しており高い数値です。できれば、「最適」モードのまま動作させたほうが無難だと思います。

  • 最適モード
  • パフォーマンスモード
CPU電力&CPU温度
CPU電力&CPU温度

 

ゲーム時のCPU、GPU温度の詳細

ファイナルファンタジー15のゲームベンチマークを実行したときのCPU/GPU温度を計測した結果は下図の通りです。

「最適」モードの場合は、CPU温度もGPU温度も60℃台で推移しており、問題ありません。

「パフォーマンス」モードの場合は、GPU温度は60℃台で問題ありませんが、CPU温度は90℃前後とやや高めです。

なお、「最適」モードにしても、ゲームのフレームレートは大きくは下がらなかったので、「最適」モードでゲームをしてもいいと思います。

  • 最適モード
  • パフォーマンスモード
CPU温度&GPU温度
CPU温度&GPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は無音のときもありますが、ファンが回っているときもあり、そのときは若干動作音が聞こえますが、それほど気にはなりません。

ゲーム時は、それなりに騒音値が上がります。ゲーミングノートPCとしてはそこまでうるさいわけではありませんが、気になる方はヘッドホンをするといいでしょう。

騒音値
アイドル時 FF15ベンチ時
(最適)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
約20~26dB 約45dB 約45dB
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
【PCの状態】
アイドル時:アイドル時
FF15ベンチ時:FF15 ベンチマーク実行(高品質、1920x1080、ウィンドウ)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ゲームをすると、左の手のひらがやや暖かく感じてきますが、耐えられないほどではなく、ゲームに夢中になっていると温かさは忘れてきます。もし気になるなら、リストレストなどを手の下に置くといいです。なお、「最適」モードでも「パフォーマンス」モードでも温度はそこまで変わりません。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

OMEN Transcend 14の消費電力は下の通りです。処理を開始して、10分経過後に確認できた最も高い数値を掲載しています。ただ、数値は変動するため参考程度にご確認下さい。

ゲーム時でも100Wを切っており、ゲーミングノートPCとしては低めの消費電力です。

消費電力
アイドル時 FF15ベンチ時
(最適)
FF15ベンチ時
(パフォーマンス)
15W  83W 83W
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

HP OMEN Transcend 14の外観の写真を掲載します。

ボディは、天板、底面、キーボード面のいずれもアルミニウム合金で、高級感があります。

 

右のパームレスト部分には、「14」の文字がさり気なく入っています。

 

天面にはOMENのロゴがシンプルに入っています。

 

ボディの高さは17.99 mmとなっており、普通のノートPCよりも薄いです。

 

インターフェイスはご覧の通りです。フルサイズUSBが2つ、USB-Cが2つ、HDMI、ヘッドホン・マイク端子となっています。

 

ディスプレイは以下の角度まで開きます。180度は開きません。

 

底面はシンプルな構造です。一般的なノートPCよりもゴム足がやや高くなっています。

 

ACアダプターは140Wです。そこまで小さくはありませんが丸みを帯びているので持ちやすいですし、薄いのでカバンにも入れやすいです。ただ、電源コードはやや太めです。

 

まとめ

以上が、HP OMEN Transcend 14のレビューです。

ミドルスペックのゲーミングノートでありながら、約1.63kgという軽さが特徴の製品です。ボディも薄く、外出先へ高性能ノートPCを持ち運びたい方に適したPCです。

CPUにはCore Ultra、グラフィックスには最大グラフィックスパワーが低めのものを搭載することで、パフォーマンスは同GPUを搭載したゲーミングノートPCよりも出ませんが、その変わり省電力で、USB PD充電器を使っても、それほどフレームレートが低下することなくゲームができます。

ディスプレイには、OLEDを採用し色域が広いため、画像や映像を扱うクリエイターにも適しています。外出先で、画像や動画の編集作業を行いたい方にもおすすめです。

ディスプレイサイズが14型と、ゲームやクリエイティブワークをするにはやや小さめである点や、最大グラフィックスパワーが低めである点が気にならなければ、外出先に高性能ノートPCを持ち運びたい方におすすめのPCです。

 

携帯しやすいゲーミングノートPC

HP OMEN Transcend 14

特徴

  • ゲーミングノートPCなのに約1.63kg
  • OLEDディスプレイを搭載
  • USB PD充電器も使用可能

こんなあなたに

  • 出張時など、外出先でゲームをしたい方
  • 現場で、動画編集などをしたい方
公式サイトはこちら

 

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