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NEXTGEAR-NOTE i4400 の実機レビュー

更新日:2017年4月26日

14型の小型ゲーミングPC

NEXTGEAR-NOTE i4400は、14型液晶を搭載した小型のゲーミングPCです。長期出張時などに、ゲームPCを持っていきたい方におすすめです。

グラフィックスは、エントリー向けのGeForce GTX 1050Tiを搭載しています。少しグラフィック品質を落とせば、多くのゲームは快適に動作するでしょう。

M.2 スロットと2.5インチベイを搭載し、ダブルストレージ環境にすることも可能です。


※レビュー機はメーカーからの貸出機です

 

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目次

NEXTGEAR-NOTE i4400の基本スペック

NEXTGEAR-NOTE i4400の基本スペックをチェックします。特徴的な部分は赤字にしています。※2017年4月26日時点の情報です。時期が経つと選択できるパーツは異なる可能性があります。詳細はメーカーサイトでお確かめ下さい。

CPU
第7世代インテルCore i プロセッサー(HQシリーズ)のCore i7-7700HQを搭載しています。
グラフィックカード
NVIDIA GeForce GTX 1050Ti(4GB)を搭載。Optimus対応です。
液晶ディスプレイ
14型ワイドの非光沢液晶です。解像度はフルHD(1920×1080)です。
メモリ
最大で32GBのメモリを選択できます。本機は16GB(8GB×2)を搭載しています。
M.2 SSD
SATA接続またはPCIe接続のM.2 SSDを選択できます。本機はSATAの256GB SSDです。
2.5インチ ストレージ
HDDを選択できます。本機は1TBのHDDを搭載しています。
光学ドライブ
内蔵光学ドライブは搭載していません。
 
その他
バッテリー駆動時間は約5.2時間、重量は約2.0kgです。

特徴1 - 14型の小型・軽量ゲーミングノートPC

NEXTGEAR-NOTE i4400は、ゲーミングノートPCとしては小さめの14型液晶を搭載した製品です。

デスクトップパソコンではなく、ノートパソコンを買うからには、パソコンを別の部屋へ移動したり、外へ持ち出したりしようと考えている方も多いと思いますが、そういった方に適した製品です。

PC本体がコンパクトで、さらにACアダプターも薄型で、カバンへ入れやすいです。


小型でカバンに入れやすい

質量の計測値

メーカー仕様表には、約2.0kgと書かれてあります。

当サイトで計測した質量は、PC本体が2.075kg、ACアダプターが567gでした。レビュー機のPC本体は、M.2 SSDと2.5インチ HDDの2台ストレージを搭載しているため、仕様表よりもやや重くなったのだと思います。2.5インチ HDDを搭載しなければ、もう少し軽くなったことでしょう。


質量の計測結果

特徴2 - エントリー向けのGeForce GTX 1050Ti搭載

NEXTGEAR-NOTE i4400は、エントリー向けのGeForce GTX 1050Tiのグラフィックスを搭載しています。

当サイトで計測したゲームベンチマークスコアは下表のようになります。なお、グラフィックスドライバーバージョンは、最新の「381.65」です。

エントリー向けと言っても性能は高く、フルHD解像度であれば、"中程度"のグラフィック品質設定でプレイできるでしょう。

ゲームベンチマーク(1920x1080)
製品名 マウスコンピューター
NEXTGEAR-NOTE i4400
基本スペック Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050Ti(4GB)
ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルド 標準品質 ★ 14498 (非常に快適)
高品質 ★ 11100 (非常に快適)
最高品質 7811 (非常に快適)
ドラゴンズドグマオンライン
標準品質 9174 (とても快適)
最高品質 8905 (とても快適)
ファンタシースターオンライン2 EP4 描画:3 32316 (快適)
描画:6 17686 (快適)
モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐) 15892
ドラゴンクエストX 標準品質 16964 (すごく快適)
最高品質 16460 (すごく快適)
ゴーストリコン ワイルドランズ 70 fps
43 fps
ウルトラ 23 fps
フォーオナー 107 fps
67 fps
超高 48 fps
STEEP 最低 70 fps
53 fps
超高 38 fps
ライズオブトゥームレイダー 最低品質 103 fps
中品質 63 fps
最高品質 46 fps
ファークライ プライマル 低い 68 fps
高い 52 fps
最高 39 fps
GRID Autosport ウルトラロー 217 fps
ミディアム 133 fps
ウルトラ 93 fps
VRカノジョ パフォーマンス
クオリティ
ハイクオリティ
★デスクトップPCの場合は「標準品質(デスクトップPC)」と「高品質(デスクトップPC)」、ノートPCの場合は「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ファイナルファンタジー XIV 蒼天のイシュガルドは、約7700スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※通常の液晶ディスプレイは60Hz駆動であるため、ゲームを快適にプレイするには平均60fpsは欲しいです。ただし、平均fpsが60でも最小fpsはもっと小さいため、60fpsを切らないようにプレイするには平均80~100fpsは欲しいです。また、120Hz駆動の液晶ディスプレイを使用している方は、平均120fpsは欲しいです。

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1050Tiの情報は次の通りです。


GeForce GTX 1050Tiのグラフィックカードのスペック

 

その他のグラフィックスや、その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。

PCゲームベンチマーク一覧

特徴3 - ダブルストレージ搭載

本製品は、M.2 スロットと、2.5インチベイを搭載しており、ダブルストレージ環境にすることが可能です。

OSとデータ領域に分けてもいいですし、メインとバックアップ領域に分けてもいいと思います。


ダブルストレージ構成にすることが可能

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

視野角は狭いです。


視野角(斜めから見たときの見やすさ)

 

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線を確認すると、寒色系の画面であることがわかります。



※見方の詳細については、miyahan.com様、DOS/V Power Report様のページをご確認ください

 

色域はやや狭いです。


ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

 

画素形状です。ギラつきは特に感じません。


キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

メーカーの仕様表を確認すると、キーピッチは約18.75mm、キーストロークは約1.5mmとなっています。キートップはほぼフラットですが底までキーを押したときの感触は柔らかく、押し心地は普通です。ただし、「Enter」キーの隣のキーが横に長く、その分「Enter」キーが通常よりキー1つ分ほど右にずれています。そのため、ブラインドタッチで「Enter」キーを押そうと、誤って隣のキーを押してしまうことが多いです。慣れるまで時間がかかると思います。

ゲームでよく利用するW.A.S.D キーに、赤い矢印が刻印されている点は良いと思います。


キーボード全体図


キーの拡大図1


キーの拡大図2

 

タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは独立しており軽い力で押せます。


タッチパッド

 

明るさを5段階で調整できるキーボードバックライトも搭載しています。




キーボードバックライト

 

プリインストールされている「Flexikey」のソフトを使用すれば、複数のキー入力やアプリケーションの起動など、好きなキーにマクロを設定することができます。


Flexikey

 

「CONTROL CENTER」のソフトを使用すれば、左ウィンドウズキーの無効化や、タッチパッドの無効化などの設定も可能です。




CONTROL CENTER

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

NEXTGEAR-NOTE i4400はCore i7-7700HQを搭載していますが、ゲーミングノートPCとしては標準的な性能です。


CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのCPUは選択できません

グラフィックス

グラフィックスにはGeForce GTX 1050Tiを搭載しています。GeForce GTX 10シリーズの中ではエントリーモデルの位置づけです。


グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのグラフィックスは選択できません

ストレージの選び方

ストレージは、下図のようなものを選択できます。速度としては2.5インチのSATA SSDでも十分高速です。


ストレージの選び方(筆者の独自判断)

NEXTGEAR-NOTE i4400で計測したベンチマーク

以下、Core i7-7700HQ、メモリ 16GB、GeForce GTX 1050Ti、256GB SATA SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700HQ
PassMark Performance Test 9.0 3D GRAPHICS MARK
(グラフィックス性能の評価)

GeForce GTX 1050Ti
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)




Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)

※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700HQ、GeForce GTX 1050Ti
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700HQ
GeForce GTX 1050Ti
x265でエンコード (※1) 20分42秒
NVENCでエンコード (※2) 1分32秒
QSVでエンコード (※3) 3分53秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark
(ストレージの評価)

256GB SATA SSD(SanDisk sd8SNAT-256G-1122)
CrystalDiskMark
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード

バッテリー駆動時間のチェック

メーカー仕様表によるバッテリー駆動時間(JEITA2.0)は、約5.2時間です。

当サイトで計測したバッテリー駆動時間は下表のとおりです。

なお、バッテリー容量は、約45Whでした。

バッテリー駆動時間(当サイトによる計測値)
  バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1
PCMark 8 Home のバッテリーテスト ※2 2時間44分
PCMark 8 Work のバッテリーテスト ※3
FF XIV ベンチマーク ループ実行 ※4 1時間28分
※画面輝度を約120cd/m2に調整して計測
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
※2 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、画像編集、ビデオチャット、軽いゲームなどを実行

※3 ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行
※4 バッテリーブーストの設定で最大30fpsに制限

 


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