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マイクロソフト Surface Laptop 4 15インチの実機レビュー
CPU | Core i7-1185G7 Ryzen 7 4980U |
---|---|
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | PCIe SSD |
液晶サイズ | 15インチ |
液晶種類 | 2496x1664 タッチ |
質量 | 約1.542kg |
バッテリー | 最大約17.5時間 (47.4Wh) |
価格[税込] | 16万円台~ |
Surface Laptop 4 15インチは、約1.542kgと比較的軽く、ボディの質感も高いため、外に持ち出して使いたくなる、15インチノートPCです。
高処理性能を搭載した、既存モデルからのアップデートとなるRyzen搭載モデルだけでなく、写真や動画のライトな編集なども行えそうなインテルCore搭載モデルが新しく登場しました。
作業しやすい液晶に加えて、ウェブカメラや、スピーカーの品質も高く、全体的に仕上がりの良さを感じます。
レビュー機は、日本マイクロソフトからの貸出機で、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用し収入を得ています。今回は、以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen 7 4980U、16GBメモリ、512GB PCIe SSD、マットブラック(メタル)
目次
お忙しい方は、「Surface Laptop 4 15インチの特徴」のみお読みください。
Surface Laptop 4 15インチの特徴
比較的軽く、持ち運びしやすい15インチノート
Surface Laptop 4 15インチは、約1.542kgと、15インチクラスのノートPCにしては質量が軽めです。
下のグラフでは、比較的軽い15インチクラスノートPCの質量を比較していますが、その中でも軽い方となっています。
デザイン性も高く、MacBookのように、カフェなどで使っても映えると思います。
持ち運んで外でも使いたけれども、液晶は15インチぐらいの大きさが作業がしやすい、しかもかっこいいPCがいい、という方にピッタリの機種だと思います。
IntelモデルとRyzenモデル
Surface Laptop 4 15インチには、既存機種からのアップデートとなる、AMD Ryzen 7 4980Uを搭載したモデルと、新登場のインテルCore i7-1185G7を搭載したモデルの大きく分けて2つのモデルがあります。ラインナップの詳細は、下の表でまとめている通りです。
モデル1 | モデル2 | モデル3 | モデル4 | モデル5 | |
CPU | Ryzen 7 4980U | Core i7-1185G7 | |||
メモリ | 8GB | 16GB | 16GB | 32GB | |
ストレージ | 256GB SSD | 512GB SSD | 1TB SSD | ||
カラー | プラチナ | プラチナ マットブラック |
マットブラック | ||
価格[税込] | 161,480円 | 172,480円 | 218,680円 | 231,880円 | 302,280円 |
処理性能・価格重視ならRyzenモデル
AMD Ryzenモデルは、Ryzen 7 4980Uを搭載しています。
非常に高い処理性能ですが、Ryzen 7 4980U、8GB、256GB SSDの構成であれば、16万円台からとSurface Laptop 4 15インチの中では価格も安いです。旧モデルのSurface Laptop 3 15インチは、Ryzen 5 3580U、8GB、256GB SSDの構成が、発売当初161,480円(税込)だったので、実質の値下げに近い価格設定です。
価格を抑えつつ、処理性能の高いモデルが欲しい場合は、Ryzenモデルを選択するといいでしょう。
クリエイティブ用途にはインテルモデル
新しく登場したインテルモデルには、Core i7-1185G7を搭載しています。これは、vProプラットフォームにも対応した、インテルの第11世代 省電力モバイルプロセッサーの中では最上位のCPUです。
CPU関連のベンチマークのマルチコア スコアでは、Ryzen 7 4980Uに及びませんが、搭載するメモリは16GBもしくは32GBと大きく、クリエイティブワークに有利です。また、Adobeソフトについては、Core i7-1185G7のほうがRyzen 7 4980Uより処理が速いケースも多いです。
ただし、価格は23万円台からと、Ryzenモデルよりも高いです。
作業がしやすい液晶を搭載
Surface Laptop 4 15インチは、アスペクト比3:2、解像度2496x1664の液晶を搭載しています。
一般的なアスペクト比16:9よりも縦方向に広くなり、ウェブ閲覧などがしやすいです。また、一般的なノートPCのFHD(1920x1080)液晶よりも解像度が高く、1画面により多くの情報の表示したり、より精細な画像を表示したりできます。下の画像のように、2つのウインドウを並べて作業をする、といった使い方もしやすいです。
また、当サイトの計測で、sRGBカバー率98.1%と色域も広めで、色鮮やかな表示が可能なので、ウェブ用の画像のちょっとした編集など、内容によってはクリエイティブな作業にも使えると思います。
タッチ操作とSurfaceペンに対応
引き続き、液晶に関する特徴ですが、Surface Laptop 4 15インチの搭載する液晶は、タッチ操作に対応しており、縦方向に長いウェブページを、指でスクロールするといった直感的な操作が可能です。
また、Surfaceペン(別売り)も使用することができます。2 in 1 PCのように、液晶を完全に倒すことができないので、 イラストを描いたり、手書きメモを取るといった用途には微妙ですが、下の画像のように、Lihgtroomなどで細かな修正をするときなど、使い方によっては便利だと思います。
デザイン性と剛性の高いボディ
Surface Laptop 4 15インチは、非常にシンプルながら、デザイン性の高いボディも特徴的です。言うならば、人気の高いMacBookのような上質な雰囲気があります。下の画像のように、排気口や底面までもスマートで、どこを見てもかっこいいです。
また、ケース素材にはアルミニウムを採用していますが、安いアルミボディとは異なり、ぺこぺこした感じはなく、ひねる力や圧力が加わってもボディがたわんだりしない、剛性の高さも備えています。
15インチクラスのノートPCとしては軽めの質量を活かして、外に持ち出す場合でも安心して持ち運ぶことができます。
ポート類は少なめ
Surface Laptop 4 15インチのポート類は、下の画像のとおりで、種類も数も少ないです。
ただ、フルサイズのUSBポートもあり、USB-Cポートは、映像出力とPower Deliveryに対応していたので、外出先での使用で困ることは少ないと思います。
宅内で使用する場合は、USB-Cドックや、Surface Dockを使用すると、拡張性もアップします。
やや重めの作業でも長めのバッテリー駆動時間
今回試したのは、Ryzen 7搭載モデルですが、やや重めの作業を想定したPCMark 8 Workのベンチマークでは、8時間40分のバッテリー駆動が可能でした。プロセッサーの処理性能が高いため、やや重めの作業にも強い気がします。
比較的軽いだけでなく、外出先でもしっかり長めの時間使用できるのも嬉しいです。
なお、インテルCore i7-1185G7を搭載したモデルだと、バッテリー駆動時間も変わり、Ryzenモデルほど長くはないと思うので、ご注意ください。
Office Home & Business 2019付属
Surface Laptop 4 15インチには、もれなくOffice Home & Business 2019が付属します。
既にサブスプリクションなどでOfficeソフトを使用できる方にとっては、割高になってしまいます。法人モデルのように、Officeソフトの有無も選択できるとよかったです。
なお、購入時に、Microsoft 365というサブスクリプションも勧めてきますが、付属するOfficeがあれば、通常は必要ありません。不要ならば、間違って契約しないように、ご注意ください。
60日間返品保証
Surface Laptop 4 15インチを購入して、使ってみたものの、使用したいソフトが快適に使用できなかった、思ったのと違った、といったことがあるかもしれません。そのような場合、Microsoft Storeからの購入であれば、60日以内であれば無料で返品することができます。安くない機種ですが、この60日間返品保証があるので、心配することなく購入して、使ってみることができるのは大きなメリットだと思います。
Ryzenモデルにするか、インテルモデルにするか迷っていたり、メモリやストレージ容量を決めかねている場合でも、思い切って試してみることができます。詳細は、こちらでご確認ください。
やや残念なところ
Surface Laptop 4 15インチは、Windows Helloの顔認証には対応していますが、指紋センサーは備えておらず、指紋認証は使用できません。このご時世なので、外出先でマスクをしたままでも、セキュアに素早くログインできるように、指紋センサーも搭載していると良かったです。
あと、好みの分かれる部分だとは思いますが、使いやすい液晶を搭載しているものの、光沢液晶なので、使用する場所によっては映り込みが気になります。また、タッチ操作した時の指跡もやや目立ちます。個人的には、低反射液晶の方がいいかなと思いました。
また、前述しましたが、ポートの種類と数が少ないので、利用スタイルに不都合がないかを確認しておくといいです。
また、価格が高めである点もデメリットです。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | 十分なスペックで、快適に動きます。 |
---|---|---|
オンライン会議 | ○+ | 明るめのウェブカメラと、音質のいいスピーカーを搭載しており、快適にビデオ通話を行えます。 |
動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの表示が綺麗で、スピーカー音も比較的いいので、動画鑑賞は快適です。 |
RAW現像 画像編集 |
○ | CPU性能は高めで、sRGBカバー率が98.1%と比較的広いので、RAW現像や画像編集にも使えるでしょう。RyzenよりCore i7-1185G7搭載モデルの方がより適していると思います。 |
動画編集 | △~○ | ライトな動画編集ならできますが、外部グラフィックスを搭載していませんし、動画編集のメインマシンとしては力不足です。 |
ゲーム | △ | 外部グラフィックスを搭載していないため、ゲーム向きではありません。ただし、軽いゲームなら、グラフィック品質などを下げることで出来るものもあります。 |
ディスプレイのチェック
Surface Laptop 4 15インチのディスプレイのチェックです。パネルは、「LQ150P1JX51」で、一世代前のSurface Laptop 3 15から変わっていません。
アスペクト比3:2、解像度がやや高めの2496x1664、タッチ&ペン対応と、他にはない特徴的な液晶です。
sRGBカバー率は98.1%と色域も広めで、最大輝度は、当サイトの計測では398cd/m2と高めです。見やすく作業がしやすい液晶です。ただし、光沢液晶なので、場合によっては映り込みが気になるかもしれません。
その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
キーボードおよびタッチパッドのチェック
Surface Laptop 4 15インチのキーボードのチェックです。
実測で、キーピッチは横:19mm、縦:18.5mm、キーストロークは約1.5mm弱です。キートップはわずかにカーブしています。配列にも目立ったクセはありません。割としっかりとした打鍵感があり、打ちやすいキーボードです。ただ、使用頻度が高い「BackSpace」キーが、他のキーよりもサイズが小さく、ちょっと押しにくいのがやや気になります。
タッチパッドはサイズも大きく、滑らかで、操作がしやすいです。
キーボードバックライトも搭載しています。
パフォーマンスのチェック
Surface Laptop 4 15インチのパフォーマンスのチェックです。
通常のノートパソコンは、電源モードが「高パフォーマンス」になっていることが多いですが、Surface Laptop 4 15では「推奨」がデフォルトになっていました。
今回は、「推奨」、「高パフォーマンス」、「最も高いパフォーマンス」の3モードでの計測しましたが、「高パフォーマンス」モードにしても、ベンチマークスコアは「推奨」モードとほぼ同じか、少し低くなる傾向がありました。そのため、ここでは、「推奨」モードと、「最も高いパフォーマンス」のスコアをご紹介します。
CPU
今回は、Ryzen 7 4980Uという、Microsoft Surfaceエディションのプロセッサーを搭載しています。8コア/16スレッドのプロセッサーなので、おそらくRyzen 7 4800Uをベースに、Microsoft Surface専用のカスタマイズが施されているのではないかと思います。
CINEBENCH R23のマルチコアの結果では、インテルの第11世代Core HシリーズのCore i7-11370Hを軽く超える、非常に高いスコアが出ていました。ただし、シングルコアの性能はほどほどです。
~ CPU性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
メモリ
メモリの速度はご覧の通りです。LPDDR4X-4266を搭載しているようですが、速度は思ったほど速くはなかったです。DDR4-3200並みの速度でした。なお、オンボードメモリなので換装はできません。
~メモリ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア
グラフィックス
Ryzen 7 4980Uが内蔵するAMD Radeonグラフィックスのベンチマークスコアは、以下の通りです。
速度の速いメモリを搭載した時のIntel Iris Xeグラフィックスの性能には及びませんが、少し前のエントリークラスの外部グラフィックスであるGeForce MX250と同程度のスコアは出ています。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージには、PCIe SSDを搭載しており、十分な速度です。
~ ストレージ性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
SDカードスロット
SDカードスロットはありません。
クリエイターソフトの処理時間
以下、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間です。
CINEBENCH R23では高いスコアでしたが、Lightroomの現像は時間がかかっていました。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください
一部のニューラルフィルター処理は時間がかかっていましたが、他の一般的なフィルターなどはそれほど時間はかかりません。
処理時間 | |
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) | 約4秒 |
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) | 約4分45秒 |
ニューラルフィルター(スタイルの適用) | 約10秒 |
コンテンツに応じた塗りつぶし | 約5秒 |
被写体を選択 | 約3秒 |
CPU内蔵グラフィックスとしては遅くはありませんが、第11世代Coreプロセッサーよりは遅かったです。
※ グラフィックスは全てノートPC用
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
USB Type-C / HDMIの動作テスト
USB Type-Cの動作チェック
USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。
Thunderboltには対応しておらず、Thunderbolt 3ドックの機能は使えませんでしたが、それ以外は全て使用でき、本機器への充電、外部ディスプレイへの出力もできました。
小型で低出力のUSB-C充電器も使用できるのは、外に持ち出すときのメリットとなると思います。
充電 | モニター 出力 |
有線LAN | ||
ドック | ThinkPad USB Type-C ドック | ○ | ○ | ○ |
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック | ○ | × | × | |
PD充電器 ※1 |
61W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― |
45W Lenovoウルトラポータブル | ○ | ― | ― | |
30W RAVPower GaN充電器 | ○ | ― | ― | |
18W cheero充電器 | ○ | ― | ― | |
モニター ※2 |
EIZO ColorEdge CS2740 | ○ | ○ | ― |
Philips 258B6QUEB/11 | ○ | ○ | ○ |
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
HDMIの動作チェック
HDMIポートはありません。
質量のチェック
Surface Laptop 4 15インチの質量のチェックです。
メーカーサイトには「1.542kg」とあり、当サイトの計測値もほぼ同程度でした。15インチクラスのノートPCとしては比較的軽い質量で、持ち運びもしやすいと思います。
質量 | |
PC本体 | 1.551kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 299.5g |
バッテリー駆動時間のチェック
Surface Laptop 4 15インチのバッテリー駆動時間のチェックです。
バッテリー容量をフリーソフトで確認すると、約45.8Whで、技術仕様で公表されている最小バッテリー容量と同じでした。
バッテリー駆動時間は下の通りです。15インチ、高めの解像度の液晶を搭載しながら、長めの駆動時間だと思います。また、やや重めの作業でも、比較的長い時間使用できそうなので、実用的です。
バッテリー駆動時間 | |
(1) 通常のデバイス使用時間 | 最大17.5時間 |
(2) PCMark 10 Modern Office | 13時間31分 |
(3) 動画再生時 | ー |
(4) PCMark 8 Work | 8時間40分 |
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業
当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。充電速度も速いです。
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度の推移を確認します。
。
「推奨」モードでは、高くても73℃前後までしか上がっておらず、6分ほど経過した後は66℃前後までCPU温度が下がって、そのまま推移しています。
「最も高いパフォーマンス」モードでは、CPU温度が一瞬90℃ぐらいまで上がりますが、すぐに80℃台前半まで下がり、その後、再度71℃前後まで温度が下がっています。
どちらのモードでも、CPU温度は心配なく使用できる範囲にコントロールされていると思います。元々の処理性能が高く、パフォーマンスにもそこまで大きな差は出ないようなので、通常は「推奨」モードで使用するといいと思います。
- 推奨時
- 最も高いパフォーマンス時
静音性のチェック
Surface Laptop 4 15インチの動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかっても、比較的低めの騒音値です。
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。
全体的な温度はやや低めですが、パームレスト部分も含め、キーボード面の温度が少し上がり、ほんのり温かく感じます。高負荷作業を行う場合は、やや不快に感じるかもしれません。
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
やや低めの消費電力です。
外観のチェック
Surface Laptop 4 15インチの外観のチェックです。
アルミニウムボディで、パームレスト部もメタル素材です。非常に洗練された、シンプルなデザインでかっこいいです。
今回のボディカラーは、マットブラックですが、プラチナカラーのモデルもあります。
天板もシンプルです。
スピーカーは、下図の丸で囲った部分に配置されています。音質も比較的いいです。ノートPC基準で、10点満点で採点すると6~7点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
ウェブカメラです。720p HD f2.0のカメラを搭載しており、PCのカメラとしては明るく、映りがいいです。IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証も使用できます。
側面のポート類です。USB、USB-C、Surface Connectポートという、少なめの構成です。それでも、通常サイズのUSBポートもあり、外出先でもそれほど困らないとは思います。
また、付属のSurface Connectポートに接続するACアダプターにも、USBポートを1つ備えています。
液晶が開く最大の角度です。
底面です。ねじもゴム足で隠されており、非常にスッキリしています。
ACアダプターは、65Wです。手に収まるサイズですが、外出時はもっとコンパクトなUSB-Cアダプターを持ち運んでもいいかもしれません。
まとめ
以上が、Surface Laptop 4 15インチのレビューです。
大きな特徴は、旧モデルからのアップデートとなるRyzen 7 4980Uを搭載したモデルに加えて、インテルのCore i7-1185G7を搭載したモデルが加わったことです。Ryzenモデルしかなかったために、旧モデルを見送っていた方にとっては朗報だと思います。
Officeソフトの使用など一般的な用途であれば、処理性能が高く、価格は抑えた、Ryzenモデルがおすすめです。一方、Adobe系のソフトで、RAW現像や、動画のライトな編集なども行う、といった方は、インテルCore搭載モデルが適しているかもしれません。
液晶の色域も広めで、スピーカー音も比較的よく、カメラは明るく、映りもいいです。オンライン会議を頻繁に行うような仕事の場合でも、Surface Laptop 4 15インチであれば快適に使用できると思います。
ボディの質感も高く、デザイン性にも優れています。他のPCとはちょっと違った、所有する喜びも感じることができる一台なので、実用性だけでなく、外見や作りにもこだわる方に適しています。
一方、価格やコスパにこだわる場合は、あまりおすすめしません。
軽くて質感も高く、外でも使いたくなる15インチノート
Surface Laptop 4 15インチ
特徴
- 高級感のある15インチノート
- 比較的軽い
- アスペクト比3:2、高解像度の作業がしやすい液晶
こんなあなたに
- 外出先でも大画面で快適に作業をしたい方
- かっこいいWindowsパソコンが欲しい方
- 価格16万円台[税込]~
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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