レノボ Yoga 6 の特徴

更新日:2020年8月31日

実機でのレビュー記事を掲載しました。

なお、国内版は、Yoga 650という機種名になりました。

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Yoga 650の実機レビュー

CPU Ryzen 7 4700U
Ryzen 5 4500U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 13.3インチ
液晶種類 FHD 広視野角
質量 約1.32kg~
バッテリー 最大 約18時間
価格[税込] 7万円台~
Ryzen 4000U搭載の13型 2 in 1モバイルPC

Yoga 6は、高い処理性能を誇るRyzen 4000Uシリーズを搭載した、13型 2 in 1モバイルPCです。

60Whの大容量バッテリーを搭載しているので、高性能プロセッサーでも、最大約18時間のロングバッテリー駆動が可能です。外出先でのライトなクリエイティブ作業や、ストリーミングなどにも使用できると思います。

天板はファブリック素材でカバーされており、外見も特徴的です。手になじむデザインなので、日常的に持ち歩いての使用に適しています。

液晶の色域も広めで、ペンも使用でき、モバイルPCとしてなかなか使いやすい機種だと思います。

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Yoga 6の特徴

 

Ryzen 4000Uシリーズ搭載

Yoga 6は、AMD Ryzen 4000Uシリーズのプロセッサーを搭載し、コンパクト、かつ省電力性能の高いモバイルPCとしては、ずば抜けた処理性能が、大きな特徴となっています。

下のグラフでは、代表的なプロセッサーのベンチマークスコアを比較しています。Ryzen 5 4500Uでも6コアを搭載し、高性能のCore i7-10710Uと同等以上のスコアとなっています。特にこだわりがなければ、Ryzen 5 4500U搭載モデルで、十分すぎるほど快適な動作が期待できるでしょう。

8コアのRyzen 7 4700Uはさらに高いスコアで、これを超えるのは、主にTDPの高いHシリーズのようなプロセッサーになります。省電力版のプロセッサーとしては、最高レベルの処理性能です。少しでも高い処理性能を求めるならば、Ryzen 7 4700U搭載モデルがおすすめです。

CPU性能比較 ~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-10750H 2965
Ryzen 7 4700U 2585
Ryzen 5 Pro 4650U 2424
Ryzen 5 4500U 2317
Core i7-10710U 2211
Ryzen 3 4300U 1637
Core i7-1065G7 1484
Core i5-1035G1 1424
Core i3-1005G1 948
Celeron N4100 459
Celeron 4205U 304
※スコアは他のPCでの計測値です
※Yoga 6で搭載可能なプロセッサーを緑のバーで表示しています

 

グラフィックス性能も少し高め

Yoga 6は、外部グラフィックスは搭載しませんが、内蔵グラフィックスの性能も少し高めです。

下のグラフでは、代表的なグラフィックスのベンチマークスコアを比較しています。

外部GPUまでとはいきませんが、内蔵グラフィックスとしては高めの、Intel CPU内蔵のIris Plusよりも高いスコアとなっています。

ゲームがバリバリ動くというレベルではありませんが、画質を落とせばライトなゲームがプレイできたり、動画のエンコードが少し速くなる、といったメリットがあります。

3DMark Night Raid - Graphics score
GeForce GTX 1050 25325
GeForce MX330 16714
AMD Radeon Graphics
(Ryzen 9 4900HS)
16322
GeForce MX250 15406
Radeon Graphics
(Ryzen 7 Pro 4750U)
14302
Radeon Graphics
(Ryzen 7 4700U)
13861
Radeon Graphics
(Ryzen 5 4500U)
11483
Intel Iris Plus
(Core i7-1065G7)
11084
Radeon Graphics
(Ryzen 3 4300U)
9800
Intel UHD
(Core i5-1035G1)
7248
Intel UHD
(Core i5-10210U)
5800
Intel UHD 620
(Core i5-8265U)
5274
※スコアは他のPCでの計測値です
※Yoga 6で搭載可能なグラフィックスを緑のバーで表示しています

 

ファブリック素材で包まれた天板

Yoga 6は、下の画像のように、天板がファブリック素材で覆われた、一風変わった作りです。また、エッジ部分には丸みがあります。

温かみがあり、手になじむデザインなので、持ち運びがしやすそうです。

ファブリック素材を使用

 

自在に変形できるコンバーチブル型

Yoga 6は、コンバーチブル型の2 in 1 PCなので、下の画像のように、自在な変形が可能です。

テントモードでは、狭い場所でもPCを立てることができます。また、立った姿勢で使用する場合はタブレットモードが使いやすいです。

このように、使用する場所に合わせて変形できるので、モバイルPCとして場所を選ばずに使用することができます。

コンバーチブル型

 

デジタルペンも使用できる

Yoga 6は、デジタルペンを使用できます。

デジタルペンの筆圧感知性能や、傾き検知の有無は不明ですが、少なくとも、手書きメモや、スケッチをとることができ、2 in 1 PCとしての使用の幅が広がります。

デジタルペンはオプションのようですが、一緒に揃えておきたいアイテムです。

デジタルペンも使用可能

 

サイズの割にやや重め

Yoga 6の質量は、約1.32kgからとなっています。同サイズのコンバーチブル型モバイルPCと比較すると、やや重めの質量です。

システム手帳のような感覚でいつでも持ち歩くなど、できるだけ軽量な方がよければ、他機種も検討してみるといいでしょう。

13インチクラスのコンバーチブル型モバイルPCの「質量」の比較
HP Elite Dragonfly (38Wh) 約999g~
HP ENVY x360 13 (2020) 約1250g
ThinkPad X13 Yoga 約1250g~
HP ENVY x360 13 (2019) 約1280g
Yoga 6 [本機器] 約1320g~
XPS 13 2-in-1 (7390) 約1330g

 

大容量バッテリー搭載

Yoga 6は、60Whのバッテリーを搭載しています。これは、同サイズのコンバーチブル型モバイルPCの中でもトップクラスの大容量です。

この大容量バッテリーのおかげで、最大約18時間のバッテリー駆動が可能です。外出先で1日使用する場合でも、十分な駆動時間です。

なお、同時に発表された他のYogaシリーズは急速充電に対応していますが、Yoga 6のみ急速充電には非対応です。

13インチクラスのコンバーチブル型モバイルPCの「質量」の比較

 

広めの色域の液晶を搭載

Yoga 6は、13.3型の広視野角 FHD液晶を搭載しています。このサイズにはちょうどいい解像度です。

色域は、72% NTSC(換算すると、ほぼ100% sRGB)と広めです。ウェブコンテンツや、ストリーミング動画の視聴や、作成作業に適しています。

なお、画面占有比は88%と高く、スッキリとして、見た目もいいです。

72% NTSCの広めの色域

 

バックライト付きキーボード

Yoga 6は、下の画像のようなバックライト付きキーボードを搭載しています。

キー配置にも目立ったくせがなく、普通に打てるキーボードのような感じがします。

キーボード(英字)

 

インターフェイスはUSBのみ

Yoga 6は、インターフェイスとして、USB3.1 x2、USB-C x2を備えています。

左側のUSB-Cポートは、フルファンクション(Power Delivery、DisplayPort 1.4対応)、右側のUSB-Cポートは、DisplayPort対応で、Power Deliveryには非対応となっています。

インターフェイスの種類はUSBのみとなりますが、モバイルPCとしては十分な構成だと思います。

インターフェイス構成

 

その他の特徴

IRカメラは搭載していませんが、パームレスト部の右側に指紋センサーを備えており、指紋認証でのWindowsログインができます。また、ウェブカメラには、プライバシーシャッターを備えています。セキュリティ面でも、安心して使えるよう配慮されています。

 

無線規格は、2x2 Wi-Fi 6に対応しています。今後、Wi-Fi 6対応機器の普及によって、安定した高速通信が可能となるでしょう。

 

ライバル機種の紹介

Yoga 6と同じように、Ryzen 4000Uシリーズプロセッサーを搭載した、コンバーチブル型2 in 1 PCである、HP ENVY x360 13をライバル機種として簡単に紹介します。

HP ENVY x360 13は、Ryzen 4000Uシリーズ搭載、100% sRGBの広色域、ペンの使用も可能な点など、Yoga 6と非常に似た機種です。HP ENVY x360 13の方が、よりコンパクトで、質量も軽いです。ただ、バッテリー容量はYoga 6の方が大容量です。

HP ENVY x360 13は、すでに販売が始まっており、Ryzen 5 4500U、8GBメモリ、256GB SSDの構成で75,000円(税別)と価格も安いです。

Yoga 6の日本での販売は未定ですし、発売されるとしても長くは待てないという方は、HP ENVY x360 13をチェックしてみるといいと思います。

HP ENVY x360 13 [ライバル機種]

 

まとめ

Yoga 6は、Ryzen 4000Uシリーズを搭載し、処理性能の高さが特徴となっている、13型の2 in 1モバイルPCです。コンバーチブル型なので、場所や用途に合わせて変形して使用でき、幅広く使用することができます。

天板にはファブリック素材を採用しており、温かみがあり、手になじむデザインなので、いつも持ち運びするモバイルPCとして、愛着がわきそうです。

さらに、大容量バッテリー、広色域の液晶、デジタルペンを使用可能という特徴もあります。モビリティも高めで、ライトなクリエイティブ作業にも使用できます。

やや重いですが、なかなか使い勝手がよさそうな機種だと思います。

外出先でも高い処理性能を長く使える13型 2 in 1 モバイルPC

Yoga 6

特徴

  • Ryzen 4000Uの高い処理性能
  • 60Whの大容量バッテリー
  • ファブリック素材を使用したデザイン

こんなあなたに

  • 処理性能の高いモバイルPCが欲しい方
  • 他とは少し異なるデザインのPCがいい
  • 価格7万円台[税込]~
  • 一言万人向けのモバイルPC
公式サイトはこちら

 

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