レノボ ThinkPad X1 Extreme 2019 (Gen2)の特徴

更新日:2019年7月26日
CPU 第9世代Core(H)
GPU GTX 1650 Max-Q
メモリ 最大64GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD IPS 300nit 非光沢
FHD IPS 500nit 非光沢
4K IPS 非光沢
4K OLED タッチ
質量 非タッチ:約1.7kg
タッチ:約1.8kg
バッテリー 最大約15.6時間
価格[税別] 18万円台~
クリエイター向け高性能モバイルノート

ThinkPad X1 Extreme 2019は、CPUに第9世代Core(H)、グラフィックスにはGeForce GTX 1650 Max-Qを搭載した高い性能でありつつも、約1.7kg~1.8kgという非常に軽いノートPCです。

液晶は4種類ラインナップされており、4Kディスプレイであれば、ファクトリー・カラー・キャリブレーションにも対応し、高い色再現性を求める作業にも使用できます。

クリエイティブソフトは大容量メモリ、ストレージを必要とするケースが多いですが、最大64GBメモリ、4TB SSDを搭載でき、十分な容量を搭載できます。

写真編集、動画編集などのクリエイティブワークを快適にこなせる、持ち運び可能で、堅牢性の高いノートPCです。

公式サイトはこちら

ThinkPad X1 Extreme 2019の特徴

初代ThinkPad X1 Extremeとの比較

最初に、ThinkPad X1 Extreme 2019の旧モデルとなる、初代ThinkPad X1 Extremeとの比較を行いました。

ボディサイズに変化はなく、質量もほぼ同じなので、最大の武器であるモビリティの高さはそのままです。ボディはそのままでスペックをアップさせた、マイナーチェンジモデルといった感じです。

CPUは第8世代Core(H)から第9世代Core(H)へ、グラフィックスはGTX 1050Ti Max-QからGTX 1650 Max-Qへとアップしており、順当な進歩を遂げています。その他に、高輝度のFHD液晶や、4K 非タッチ液晶、4K 有機EL タッチ対応液晶などを選択できるようになり、液晶の選択肢も広がっています。

左:本製品  右:旧モデル
旧モデルとの仕様比較
  [本製品]
ThinkPad X1 Extreme
2019
[旧モデル]
ThinkPad X1 Extreme
2018
CPU Core i5-9300H
Core i5-9400H
Core i7-9750H
Core i7-9850H
Core i5-8300H
Core i5-8400H
Core i7-8750H
Core i7-8850H
外部GPU GTX 1650 Max-Q GTX 1050Ti Max-Q
メモリ 最大64GB
ストレージ 最大4TB PCIe SSD 最大2TB PCIe SSD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD 300nit IPS 非光沢
FHD 500nit IPS 非光沢
FHD 300nit IPS 非光沢
4K 500nit IPS 非光沢
4K OLED タッチ
4K 400nit IPS タッチ
ペン 不明 対応
インター
フェース
Type-C TB3 x2
USB3.1 x2
HDMI
SDカード
LAN(ドングル)
Type-C TB3 x2
USB3.0 x2
HDMI
SDカード
LAN(ドングル)
質量 非タッチ:約1.7kg
タッチ:約1.8kg
FHD:1.71kg
4K:1.84kg
薄さ 非タッチ:18.4mm
タッチ:18.7mm
FHD:18.4mm
4K:18.7mm
バッテリー 最大約15.6時間(80Wh)

 

4種類の液晶から選択可能

ThinkPad X1 Extreme 2019は、液晶の選択肢が広く、用途に合わせて選ぶことができます。なお、色域についてはメーカーサイトには書かれていませんが、メーカーサポートに確認して記載しています。

ThinkPad X1 Extreme 2019で選べる液晶

(1) FHD IPS 非光沢 300nit, NTSC 72%

(2) FHD IPS 非光沢 500nit HDR, NTS 72%

(3) UHD(4K) IPS 非光沢 500nit DOLBY Vision, Adobe RGB 100%

(4) UHD(4K) OLED タッチ, DCI-P3 100%後日発売

 

UHD(4K)液晶では、オプションでファクトリー・カラー・キャリブレーションを選択することもできます。色域も高いので、RAW現像や動画の編集等の作業において、より正確な色再現が必要な場合でも対応できるでしょう。

旧モデルのUHD タッチ液晶はアクティブペンに対応していましたが、新モデルのUHD(4K) OLED タッチ液晶が対応しているかどうかは不明です。

2019年7月24日時点でのカスタマイズ画面は次の通りです。「Factory Clolor Calibration」の選択を忘れそうになるため、必要な方はご注意下さい。

液晶選択画面
ファクトリー・カラー・キャリブレーションを選択可能(UHD(4K)液晶のみ)
ファクトリー・カラー・キャリブレーション詳細(海外レノボサイト参照)

 

高いモビリティ

ThinkPad X1 Extreme 2019は、ハイスペックにもかかわらず、質量が約1.7kgからと、他のクリエイター向けノートPCと比較しても非常に軽いです。

ライバル機種とも言えるMSI PS65 Creatorほどのグラフィックス性能はありませんが、液晶の色域や、質量も考慮すると、外出先でクリエイティブな作業するPCとして、ThinkPad X1 Extreme 2019はバランスがいいと思います。

ライバル機種との質量の比較
  [本製品]
ThinkPad X1 Extreme
2019
DELL
New XPS 15
(7590)
MSI
P65 Creator
CPU 第9世代Core (H)
GPU GTX 1650 Max-Q GTX 1650 RTX 2060
液晶 FHD NTSC 72%
4K Adobe RGB 100%
4K OLED DCI-P3 100%
FHD RGB 100%
4K RGB 100%
4K OLED DCI-P3 100%
FHD
4K
sRGB相当
質量 非タッチ液晶:1.7kg
タッチ液晶:1.8kg
56Wh:1.8kg
97Wh:2.0kg
約1.9kg
バッテリー 80Wh 56Wh / 97Wh 推定80Wh ※
※1 メーカーサイトにはsRGB相当と書かれていますが、FHDも4Kもそうなのかは不明です
※2 MSI GS65 Stealthと同じボディなので、バッテリー容量もおそらく同じだと思われます

 

GeForce GTX 1650 Max-Q搭載

ThinkPad X1 Extreme 2019は、グラフィックスとしてGeForce GTX 1650 Max-Qを搭載しています。プロが本格的に動画編集や3D CG制作を行うにはスペック不足かもしれませんが、多くのケースでは十分な性能であることが多いと思います。

グラフィックス性能の目安
~ 3D Mark Time Spy - Graphics score ~
RTX 2060 5789
GTX 1660Ti 5667
GTX 1060 3633
GTX 1650 Max-Q 2630
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050Ti Max-Q 2189
GTX 1050 1689
Intel UHD 620 390
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※スコアは、他のPCで計測した代表値です
※いずれもノートPCで計測したスコアです

 

第9世代Core(H)の高性能CPUを搭載

ThinkPad X1 Extreme 2019は、下表のように、Uシリーズのプロセッサーよりも処理性能が高い、第9世代Core(H)のプロセッサーを搭載しています。

いずれも処理性能は高いのですが、せっかくのThinkPad X1 Extreme 2019なので、できればCore i7を選択したいところです。

Passmark - CPU MARK
Core i7-9850H 14416
Core i7-9750H 13781
Core i7-8850H 13054
Core i7-8750H 12460
Core i5-9400H ??
Core i5-8400H 10157
Core i5-9300H 9643
Core i5-8300H 9502
Core i7-8565U 8951
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※スコアはPassmarkのHPで公開されている値です
※実際の製品で計測したわけではありません

 

最大64GBものメモリ

クリエイティブなソフトは、メモリを大量に消費するものが多いですが、ThinkPad X1 Extremeは最大64GBものメモリを搭載することが可能です。これだけの容量があれば、容量不足になるソフトは無いでしょう。

 

PCIe SSDのダブルストレージ構成が可能

動画ファイルや、RAWデータを扱う場合、ディスクの容量を大量に消費します。ThinkPad X1 Extremeは、2TBのPCIe SSDを2台まで選択することが可能で、合計4TBもの容量を搭載することができます。とりあえず1つだけ搭載しておいて、容量が足りなくなったら、M.2 SSDを1基追加するのも良いと思います。

 

ThinkPad P1(Gen 2)の兄弟機種

ThinkPad X1 Extreme 2019と、サイズ、質量等が全く同じ、ThinkPad P1(Gen 2)というモバイルワークステーションがあります。これらの機種の最大の相違点は、グラフィックスが、GeForce系か、Quadro系であるかという点です。3D CGやCADなどのOpen GLを使ったソフトを使用するのであれば、ThinkPad P1の方が適しているケースもあります。

 

バッテリー駆動時間のチェック

ThinkPad X1 Extreme 2019は、80Whのバッテリーを搭載しています。

JEITA2.0による計測では、最大約15.6時間のバッテリー駆動が可能です。搭載しているCPUやGPU、持ち運びしやすい質量などを考えると、長めの駆動時間です。

また、135WのACアダプターを使用することで、急速充電を行えます。1時間で約80%の充電が可能なので、休憩時間などに充電できれば、ほとんどバッテリー残量を気にすることなく作業に集中できそうです。

ただし、作業内容、ディスプレイの種類、高輝度での使用など、使い方や、選択する構成によりバッテリー駆動時間は大きく変動するので、ご注意ください。できれば、ACアダプターを一緒に持ち歩く方が安心だと思います。

 

外観のチェック

ThinkPad X1 Extreme 2019は、基本的にオーソドックスなThinkPadらしいボディと外見です。

UHD(4K)液晶を選択時には、下の写真のようなカーボンファイバー柄の天板となります。右下隅の「X1」のロゴが、他のThinkPadとは異なり、かっこよさがあります。

もちろん、ThinkPad特有の高い耐久性も備えており、ビジネスシーンでも安心してハードに使用することができます。

ディスプレイは180度開くので、対面する人にディスプレイを示しながら説明する、といった使い方もできます。

カーボンファイバー柄の天板(UHD(4K)液晶搭載のみ)
180度開くディスプレイ

 

インターフェイスは、USB3.1 x2、USB3.1 Type-C(Thunderbolt対応)x2、HDMI、LAN拡張、SDリーダーを備えています。最近省かれることが多くなってきた、SDカードリーダーも備えており、デジカメなどからの写真や動画を取り込んでの作業もしやすいです。

外部ディスプレイへの出力には、HDMI出力と、Thunderboltに対応したUSB Type-Cポートを使用できます。最大3台の外部ディスプレイを接続できると思われます。

インターフェイス構成

 

まとめ

ThinkPad X1 Extreme 2019は、約1.7~1.8kgのボディに、GeForce GTX 1650 Max-Qの外部グラフィックスを搭載し、モビリティと高性能を両立させたノートPCです。さらに、ビジネスシーンで不可欠な、堅牢性や信頼性が高く、ハードに使うことができます。

広色域のUHD(4K) IPS液晶と、UHD(4K) タッチ 有機EL液晶を選択できる点も特徴の1つです。ファクトリー・カラー・キャリブレーションにも対応しており、正確な色再現が必要な作業にも適しています。

ただし、薄型ボディなので、高負荷の作業を続けた場合の発熱などは気になります。この辺りは、後日実機でテストしてみます。

持ち運べるGeForce GTX搭載ノート

ThinkPad X1 Extreme 2019

特徴

  • GeForce GTX 1650 Max-Q搭載でも軽量
  • 広色域 UHD(4K)液晶を選択可能

こんなあなたに

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後日、実機レビュー予定

後日、実機でのレビューを予定しています。記事公開後、通知しますので、よろしければブックマークや、twitterfacebookでのフォローをしていただけると、嬉しいです。

 

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