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HP OmniBook 5 16-agの実機レビュー - タッチでも操作したい初心者向けPC
| CPU | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
|---|---|
| メモリ | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB / 1TB |
| 画面サイズ | 16型 16:10 |
| 画面種類 | 1920x1200 非光沢 タッチ |
| 質量 | 約 1.79 kg |
| バッテリー | 59.16Wh |
| 価格 | 14万円台~ ※ |
※ 記事執筆時点でのクーポン適用時の価格
【結論】タッチでも操作したい初心者向けPC
HP OmniBook 5 16-agは、タッチパネル対応のディスプレイを搭載したノートPCです。
スマホやタブレットのように、指で画面に触って、直観的に操作することができる点がメリットです。パソコン操作に不慣れな初心者に適しています。
Ryzen AI 300シリーズのプロセッサーを搭載し、性能も高いので、日常用途はもちろん快適に使え、動画編集などやや負荷の高い作業にも対応できます。
ただ、ディスプレイの色の表示できる範囲(色域)がやや狭いです。
レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Ryzen AI 7 350、32GBメモリ、1TB SSD
目次
お忙しい方は、「HP OmniBook 5 16-agの特徴」のみお読みください。
HP OmniBook 5 16-agの特徴
16型の大きな画面で、タッチパネルにも対応
本製品は、タッチパネルに対応しており、タブレットのように直観的に指で操作することができる製品です。スマホやタブレットしか触ったことのないPC初心者には便利でしょう。
また、タッチパネル対応ノートPCは、ディスプレイが光沢であることが多いですが、本製品は非光沢で反射も抑えられているので見やすいです。
また、16型と画面サイズが大きいです。最近は14型ディスプレイが主流ですが、それと比較すると文字などが大きく表示されるので、小さい文字が苦手な方も、見やすいでしょう。
ただし、ディスプレイの色域は狭いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は、約65%しかありません。画像などがややくすんで見えます。この辺りは上位機種の「HP OmniBook 7 16-ay」と異なります。
4列テンキーを搭載
使いやすいテンキーを搭載しているのも特徴です。ノートPCの場合、3列の変則的なテンキーも多いですが、本製品は4列あります。また、テンキーのキーピッチも、アルファベットキーよりはやや狭いですが、十分な広さです。家計簿をつけたりなど、数値の入力が多い方におすすめです。
初心者向けサポートも充実
365日年中無休 9:00~21:00で、Officeなどの他社製ソフトウェアまでサポートしてくれる「HPなんでも相談サービス」というオプション(電話&LINE サポート欄)があり、身近にPCに詳しい方がいない場合でも安心して購入できます。
また、子供向けのフィルタリングソフトやプログラミングソフトのインストールや初期設定などを行ってくれる「ホントに!パソコンなんでも相談デラックス」というオプション(お子様向け安心設定サポート欄)もあります。
16-agと、16-af、16-bcの違い
OmniBook 5 16-agの兄弟機種として、インテルのCPUを搭載した「16-af」、旧世代のAMD CPUを搭載した「16-bc」という機種もあります。これらの違いについては別ページにまとめていますので、下のリンク先をご覧ください。
簡単に言うと、性能を重視するなら、「16-ag」のRyzen AI 7 350モデルがおすすめです。
「低い負荷しかかけないので、安さを重視したい」というのなら、どの製品も普段使い用途なら十分な性能があるので、そのときに一番安いものを買うといいと思います。
バッテリー駆動時間重視なら「16-af」がいいです。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | Web閲覧、Office作業程度の負荷であれば、快適に動きます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ○ | ディスプレイの色がややくすんで見えますが、気にならない人も多いとは思います。スピーカー音もまずまずです。 |
| RAW現像 画像編集 |
△ | ディスプレイの色域が狭いので画像編集向きではありません。外部モニターにつなげる必要があります。 |
| 動画編集 | △~○ | 簡単な動画編集ならできます。その場合、Ryzen AI 7 350のプロセッサーがおすすめです。 |
| ゲーム | △~○ | ゲームには、あまり適しませんが、Ryzen AI 7 350であれば原神のような軽いゲームであればプレイできます。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、16型、1920x1200ドットで、普通の見やすさです。ただ、前述したように色域が狭く、画像や映像がややくすんで見えます。ここは、この製品を買うかどうかの1つのポイントになると思います。
詳細は下のタブをクリックしてご覧下さい。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した限りでは、色域はsRGBカバー率が65%、最大輝度が331nitでした。
ガンマ補正曲線を見ると、比較的揃っており、自然な発色であることが分かります。
視野角は広いです。
非光沢液晶であるため、映り込みは低減されています。ギラつきもそれほど感じません。
PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無ですが、当サイトでチェックした限りでは、フリッカーは検出されませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは、キーストロークがやや浅いものの、割としっかりとした打鍵感があります。
キーピッチは、横:約18.7mm、縦:約18.4mmと十分ありますが、「半角/全角」キーなど一部のキーはやや小さいです。また、Enterキーの下側の幅がそれほど広くなく、さらに、テンキーとの距離が離れていないため、Enterキーを押すときに、間違ってテンキーも押してしまいやすいです。ここは慣れが必要かなと思います。
ただ、テンキーはキーピッチが広いので使いやすいです。
タッチパッドの使いやすさは普通です。
※画像をクリックすると拡大できます
キーボードバックライトも搭載されています。
パフォーマンスのチェック
HP OmniBook 5 16-agのパフォーマンスのチェックです。
本製品は、myHPのソフトから、パフォーマンスのコントロールが可能です。ここでは、デフォルトの「バランス」モードと、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンス」モードで、各種ベンチマークを計測しています。
CPU
今回、Ryzen AI 7 350を搭載しており、ベンチマークスコアは下の通りです。
マルチコア、シングルコアともに比較的高めのスコアが出ています。普段使い用としてはもちろん、やや負荷が高めの作業もできると思います。ネット閲覧が主目的の場合のような、高い負荷をかけない方であれば、Ryzen AI 5 340でもいいと思います。
ただ、シングル冷却ファンであることもあり、Ryzen AI 7 350にしては、他のPCで計測したときよりもやや低めのスコアでした。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
Ryzen AI 7 350は、グラフィックス性能も比較的高めです。フルHD解像度の動画編集であればできると思います。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NPU
NPUの性能も比較的高めです。
~ NPU性能の評価 ~
:レビュー機のTOPS
ストレージ
ストレージは高速です。
~ ストレージ性能の評価 ~
質量のチェック
HP OmniBook 5 16-agの質量のチェックです。
メーカーサイトでは、「約 1.79kg」となっており、実測値もそれよりも若干軽かったです。
16型のノートPCとしては、やや軽いと思います。
| 質量 | |
| PC本体 | 1.702kg |
| ACアダプター+電源ケーブル | 337g |
バッテリー駆動時間のチェック
バッテリー容量は、59.16Whと比較的大きいです。
バッテリー駆動時間はやや長めです。別の部屋へPCを持って行って、少し作業をするくらいなら余裕でバッテリーがもつでしょう。
| バッテリー駆動時間 | |
| (1) FHDビデオ再生 | 最大 16時間30分 |
| (2) YouTube動画再生時 | 14時間17分 |
| (3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 5時間39分 |
(2) YouTubeの動画(1080p / 30fps) をリピート再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。なお、搭載しているCPUのプロセッサー・ベース・パワー(PBP)は28W、cTDPは15-54Wです。
「バランス」モードの場合、最初は25Wで推移していますが、徐々に15Wまで下がっています。あまり高いCPU電力は出ていません。このときのCPU温度は60~80℃くらいなので問題ありません。
「パフォーマンス」モードの場合、最初は30Wで推移していますが、徐々に20Wまで下がっています。こちらも、このCPUにしてはそこまで高いCPU電力は出ていません。CPU温度は問題ないと思います。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
動作音は静かです。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約20dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約26dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約37dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
表面温度は、高負荷時は右手側がやや暖かくなりますが、そこまで気にはなりません。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
低めの消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 6W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 10W |
| 中負荷時 [動画編集] | 23W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 34W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
外観のチェックです。
カラーはスカイブルーです。
知的な感じのあるカラーで、若者にも好まれそうな色です。

天板です。hpのロゴの部分は鏡面になっています。

ボディは薄いです。

スピーカーの音質は比較的良く、勝手に点数を付けると、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

フルHDカメラを搭載し、高精細です。顔認証にも対応し、カメラを物理的に隠すシャッターも付いています。

側面のポート類は下図の通りです。USB-C(10Gbps)が2つ搭載されており、どちらもPowerDeliveryおよび映像出力に対応しています。HDMIは2.1なので、4K/60Hzでの映像出力に対応しています。
ただ、右側面にポートが多く、マウス操作の邪魔になりやすいので、ポート類は左側に集中させて欲しかったです。

ヒンジは、下の図の角度まで開きます。180度までは開きません。

底面はスッキリとしています。

内部はご覧のようになっています。冷却ファンは1つつぶれているので、1つのみです。Ryzen AI 7 350搭載モデルは、ファンは2つでも良かったかなと思います。
メモリはオンボードなので換装することはできません。

SSDは、Type 2280です。空いているM.2スロットはありません。

ACアダプターは、65Wです。電源ケーブルがやや太い点は気になります。

まとめ
以上が、HP OmniBook 5 16-agのレビューでした。
タッチパネルに対応したノートPCで、スマホやタブレットは触ったことがあるけれどPCは初めてという方や、家族みんなで操作しながら使う方などに適したノートPCです。
また、Officeや他社ソフトの使い方もサポートしてくれる「HPなんでも相談サービス」というもオプションで付けることができて、PC初心者でも安心です。
Ryzen AI プロセッサーを搭載しているので、CPU性能は高めです。特にRyzen AI 7 350であれば、簡易的な画像編集や、原神クラスの負荷の軽いゲームなどもできることでしょう。
テンキーを搭載しているので、数値の入力が多い方にもおすすめです。
気になる点は、ディスプレイの色域が狭いところです。画像などを表示すると色がややくすんで見えます。ここが、このPCを買うかどうか、判断の分かれ目になると思います。
タッチでも操作したい初心者向けPC
HP OmniBook 5 16-ag

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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