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HP、Core Ultra(シリーズ2)を搭載するHP OmniBook Ultra Flip 14-fhを発売

更新日:
CPU Core Ultra 5 226V
Core Ultra 7 258V
Core Ultra 9 288V
メモリ 16GB / 32GB
(オンボード)
ストレージ 1TB / 2TB SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 2880x1800 有機EL タッチ
質量 約1.34kg
バッテリー 最大 約20時間
価格[税込] 24万円台~
Core Ultra(シリーズ2)搭載の2 in 1 PC

10月4日、HPより、インテルの最新CPUであるCore Ultra(シリーズ2)を搭載したコンバーチブル型の2 in 1 PC、HP OmniBook Ultra Flip 14-fhが発売されました。

2.8Kの有機ELディスプレイを搭載し、アクティブペンも使用することができます。

また、HPの最上位機種であるSpectreシリーズの後継機となっているようで、機能やデザイン性も高く、満足度の高い機種に仕上がっています。

公式サイトはこちら

 

製品の特徴

「Core Ultra(シリーズ2)搭載

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhは、インテルの最新CPUである「Lunar Lake」こと、「Core Ultra(シリーズ2)」を搭載した、14型のコンバーチブル型2 in 1 PCです。

選択することができるプロセッサーは、下表の通りです。

当サイトにて、Core Ultra 7 258Vを搭載した別機種のチェックを行いましたが、非常に高い処理性能というよりは、やや高めの負荷のかかる作業にも十分対応できる性能で、長めのバッテリー駆動が可能なプロセッサーでした(詳細はこちらをご覧ください)。HP OmniBook Ultra Flip 14-fhのような機種にぴったりのCPUだと思います。

本製品で搭載可能なCPUは以下の通りです。メモリが16GBで、全体的にスペックが落ちるCore Ultra 5 226V搭載、標準的なCore Ultra 7 258V、PBPが30Wと高いCore Ultra 9 288Vがあります。

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhで搭載可能なCPU
  Core Ultra 9
288V
Core Ultra 7
258V
Core Ultra 5
226V
P / LP Eコア 4 / 4
Pコア最大クロック 5.1GHz 4.8GHz 4.5GHz
LP Eコア最大クロック 3.7GHz 3.5Ghz
キャッシュ 12MB 8GB
PBP ※1 30W 17W
MTP ※2 37W 37W
GPU名 Intel Arc 140V Intel Arc 130V
GPU Xe コア 8 7
GPU最大クロック 2.05GHz 1.95GHz 1.85GHz
GPU ピークTOPS 67 TOPS 64 TOPS 53 TOPS
NPU名 Intel AI Boost
NPU ピークTOPS 48 TOPS 47 TOPS 40 TOPS
メモリ LPDDR5X-8533
メモリ容量 32GB 32GB 16GB
インテルの公式サイトを参照
※1 PBP:Processor Base Power
※2 MTP:Maximum Turbo Power

 

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhの搭載する、「Lunar Lake」は、AI処理性能が40 TOPS以上のNPUを内蔵しているのも大きな特徴となっています。最近話題の「Copilot+ PC」の基準を満たしており、2024年11月下旬より、「Copilot+ PC」の無償アップデートが提供される予定となっています。

 

扱いやすい質量のコンバーチブル型 2 in 1 PC

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhは、約360度回転するヒンジを備えた、コンバーチブル型の2 in 1 PCです。一般的なラップトップノートPCとしてだけでなく、タブレットモードや、スタンドモード、下図のようなテントモードなどに変形することができるので、活用することができる場所や用途が広いです。

 

通常、14型で、コンバーチブルタイプのパソコンは、高い剛性が求められることもあり、少し重くなる傾向があります。しかし、HP OmniBook Ultra Flip 14-fhは、約1.34kgと扱いやすい質量を保っています。超軽量モバイルノートPCほどではありませんが、十分移動がしやすいですし、モバイルノートPCとしても使用することが可能です。

 

2.8K有機ELディスプレイを搭載

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhは、画面比16:10、2.2K(2240x1400ドット)、タッチ対応の14型ディスプレイを搭載しています。リフレッシュレートは48~120Hzで、色域はDCI-P3 100%と広く、有機ELらしく、美しい表示が期待できます。

Core Ultra(シリーズ2)のCPU内蔵グラフィックスとしては高めの性能を生かして、画像・FHD動画編集などのライトな編集など、クリエイティブな作業にも適しています。

 

また、アクティブペンにも対応しており、Core Ultra 7 258V以上のモデルには、HP リチャージャブル MPP2.0アクティブペンも同梱されています。アクティブペンを使って、手書きメモや、スケッチ、簡単なイラスト作成などを行うことができます。

 

Spectre x360 14の後継機にふさわしい高質感ボディ

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhは、メーカーサイトにて、HPのノートPCの中で最上位に位置する、HP Spectre x360 14シリーズの後継機として紹介されていました。

キーボード面の奥側が斜めにカットされた、Spctreシリーズ特有のデザインを継承しており、見た目もいいです。最上位モデルらしく、性能や使いやすさだけでなく、所有欲も満たしてくれる、満足度の高い機種となりそうです。

 

HP AI CompanionでAI性能を活用できる

AI PCや、Copilot+ PCとはいっても、高めのAI性能を生かして、何ができるのかと疑問に思うかもしれません。実際に、クリエイター向けのソフトの多くでも、AI性能を生かした処理を行うことができるのは、もう少し待つ必要があるようです。

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhでは、HP AI Companionという、AIを駆使した機能が用意されており、「検出」や、「分析」といったタスクを利用することができるようです。機能の詳細については、こちらをご確認ください。

 

インターフェイスはUSB Type-Cポートのみ

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhのポート類は、下図の通りです。

左側面には、USB Type-C 10Gbps(Power Delivery、DisplayPort 1.4aに対応)、右側面にはThunderbolt 4 with USB Type-C 40Gbps(Power Delivery、DisplayPort 2.1に対応)x2を備えています。

このようにUSB Type-C形状のポートのみなので、フルサイズUSB、HDMI出力、SDカード、有線LANポートなどを使いたい場合は、別途アダプターなどを用意する必要があります。

 

その他の機能

キーボードは、日本語配列キーボードで、バックライトもついていますし、タッチパッドは、ハプティックタッチパッドとなっています。

Webカメラは、高画質の約900万画素の9MP IR AIカメラですし、ワンタッチでカメラやマイクをオフにすることができるプライバシー保護機能も備えています。また、サウンドシステムには、Poly Studioのクアッドスピーカーを搭載しています。さらに、指紋認証センサーと、顔認証センサーを搭載し、無線規格はWi-Fi 7対応となっています。

機能面もしっかり揃っており、快適なユーザー体験を期待することができると思います。

 

購入先

HP OmniBook Ultra Flip 14-fhは、HPの公式オンラインストアから購入することができます。現時点では、10月下旬以降、順次お届けの予定となっています。

公式サイトはこちら

 

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