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『ホグワーツ・レガシー』のグラボ毎の平均フレームレートとおすすめゲーミングPC
2023年2月10日に発売されたPC版『ホグワーツ・レガシー』のゲームの特徴と、推奨スペック、NVIDIAのグラフィックカードを使った平均フレームレートを掲載しています。また、本作をプレイするためのおすすめのゲーミングPCも紹介しています。
目次
『ホグワーツ・レガシー』とは
PC版の動作環境とグラフィック設定
テスト環境/計測方法と画質比較
グラボ毎の平均フレームレート
- フルHD 1920x1080 での平均フレームレート
- WQHD 2560x1440 での平均フレームレート
- 4K-UHD 3840x2160 での平均フレームレート
- レイトレ+DLSS での平均フレームレート
- レイトレ+DLSS3 での平均フレームレート
おすすめのグラフィックカードとPC
『ホグワーツ・レガシー』とは
ハリー・ポッターの世界を堪能できる最高のゲーム
『ホグワーツ・レガシー』は、「ハリー・ポッター」シリーズで知られる「ホグワーツ魔法魔術学校」を舞台とした、オープンワールド・アクションRPG。「ハリーポッター」ファンなら一度は考えたことのある"ホグワーツに入学したい"という願いをそのまま実現してくれる「ハリー・ポッター」シリーズの中でも最高のゲームです。
ゲーム内ではお馴染みのホグワーツ魔法学校や魔法族御用達のホグズミード村など、小説や映画でおなじみの世界が緻密に表現されており、最新のグラフィックで描かれる魔法界は圧巻の一言に尽きます。
特に、ホグワーツ魔法学校の完成度は素晴らしく、校内をうろつき回るゴーストや動く絵画まで細かく作り込まれています。映画内ではそれほど描かれていなかった広大なホグワーツ校内を隅々まで探索することができ、ただ目的もなく見て回るだけでも楽しいです。
ファンサービスも散りばめられており、原作を知っている人ならついついニヤニヤしてしまうようなお馴染みのキャラや魔術、映画で見たようなワンシーンも登場します。
また、ハリーポッターの世界観を崩すことなく、アクションRPGとして絶妙にゲームに落とし込まれており、魔術を使った戦闘やサイドクエスト、探検要素、ストーリーなど、ゲームとしての完成度も非常に高いです。
ホグワーツだけに留まらず、ワールドマップも美しく広大。各所にある煙突飛行粉にファストトラベルができるものの、美麗な世界観を堪能したいがために、ついつい箒で移動してしまいます。
PC版の動作環境とグラフィック設定
PC版『ホグワーツ・レガシー』の動作環境と推奨スペック
本作の動作環境は公式で公開されており、詳細は以下の通り。
1080p/60fps、高画質設定ではRTX 1080 Ti以上のグラフィックスが必要となります。現行世代のグラフィックスに置き換えるとRTX 3060 Ti辺りが必要となるでしょう。
1440p/60fps、ウルトラ画質設定では現行世代だとRTX 3070 Tiが必要となるでしょう。メモリも32GBは必要となります。
2160p/60fps、ウルトラ画質設定ではRTX 3090 Tiと、かなり高額でハイエンドなグラフィックスが要求されます。メモリも32GBは必須です。
また、容量も85GBと多く、ファストトラベルなどのロード時間も考慮するとSSDは必須です。
- 最低仕様
- 推奨/高品質仕様
- ULTRA仕様
- 4K ULTRA仕様
720p/30fps、低画質設定 | |
OS | Windows 10 (64ビット) |
CPU | Intel Core i5-6600 (3.3GHz) AMD Ryzen 5 1400 (3.2GHz) |
メモリ |
16GB |
GPU |
NVIDIA GeForce GTX 960 4GB AMD Radeon RX 470 4GB |
ストレージ |
85GB HDD |
1080p/60fps、高画質設定 | |
OS | Windows 10 (64ビット) |
CPU | Intel Core i7-8700 (3.2GHz) AMD Ryzen 5 3600 (3.6GHz) |
メモリ |
16GB |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 1080 Ti AMD Radeon RX 5700 XT INTEL Arc A770 |
ストレージ |
85GB SSD |
1440p/60fps、ウルトラ画質設定 | |
OS | Windows 10 (64ビット) |
CPU | Intel Core i7-10700K (3.80GHz) AMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz) |
メモリ |
32GB |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 2080 Ti AMD Radeon RX 6800 XT |
ストレージ |
85GB SSD |
2160p/60fps、ウルトラ画質設定 | |
OS | Windows 10 (64ビット) |
CPU | Intel Core i7-10700K (3.80GHz) AMD Ryzen 7 5800X (3.80GHz) |
メモリ |
32GB |
GPU |
NVIDIA GeForce RTX 3090 Ti AMD Radeon RX 7900 XT |
ストレージ |
85GB SSD |
PC版『ホグワーツ・レガシー』のグラフィック設定
PC版『ホグワーツ・レガシー』の表示設定とグラフィックス設定を下に掲載します。
PC版ではフレームレートを向上させるNVIDIA DLSSやAMD FSRに対応しています。また、RTX 40シリーズではDLSS FG(フレーム生成技術)にも対応。その他、NVIDIA Reflexの低遅延技術にも対応しフレームレート上限を無制限にすることもできます。
グラフィック設定では画質プリセットは「低」「中」「高」「最高」の4つがあり、レイトレーシングにも対応しています。
『ホグワーツ・レガシー』のグラボ毎の平均フレームレート
テスト環境
『ホグワーツ・レガシー』の平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。パソコンショップSEVENで購入した、NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」を搭載したゲーミングPCです。レビュー記事はスペック表の下のリンク先をご覧ください。
OS | Windows 11(22H2) |
---|---|
CPU | Core i9-13900K |
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 4.14にアップデート) |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
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平均フレームレート計測方法
測定には、MSI Afterburnerを使ってホグワーツ校内から禁じられた森まで走って平均フレームレートを計測。ホグワーツ内部から屋外にはシームレスで移動ができ、ホグワーツ校内ではグンとフレームレートが上がりますが、オープンワールドである屋外に出ると、フレームレートはガクっと下がります。また、移動することでさらにフレームレートが低下するので、安定した平均フレームレートを算出するには難しいタイトルだと思います。なので、あくまで参考値としてご覧ください。
低設定と最高設定の画質比較
『ホグワーツ・レガシー』の画質プリセット「低設定」と「最高設定」の画質を比較しました。低設定だとテクスチャやライティング品質が下がり、全体的に暗い描写となってしまいます。ホグワーツの美麗な世界を楽しみ尽くすなら、なるべく最高設定+高解像度でプレイすることをおすすめします。
※画像が表示されていない場合は、もう1度、更新ボタンを押して下さい。
フルHD 1920×1080 での平均フレームレート
フルHD(1920×1080)解像度でのベンチマーク結果です。
低設定ならエントリークラスのRTX 3050でも平均 60 fps以上でプレイすることができ、最高設定ならRTX 3060 Tiが必要となります。120 fps以上でプレイする場合はハイエンドクラスのRTX 4080が必要となるでしょう。
ホグワーツ・レガシー
|
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グラフィック品質プリセット設定 | |||
低 | 高 | 最高 | |
RTX 4090 |
180 fps | 138 fps | 130 fps |
RTX 4080 |
180 fps | 136 fps | 127 fps |
RTX 4070 Ti |
180 fps | 130 fps | 115 fps |
RTX 3080 Ti | 180 fps | 133 fps | 115 fps |
RTX 3080 | 180 fps | 124 fps | 105 fps |
RTX 3070 Ti |
168 fps | 110 fps | 90 fps |
RTX 3070 |
155 fps | 104 fps | 85 fps |
RTX 3060 Ti |
142 fps | 90 fps | 74 fps |
RTX 3060 |
110 fps | 67 fps | 55 fps |
RTX 3050 | 81 fps | 50 fps | 40 fps |
:60 fps以上の平均フレームレート
WQHD 2560×1440 での平均フレームレート
WQHD(2560×1440)でのベンチマーク結果です。
最高設定で快適にプレイするにはRTX 3070 Tiは必要となるでしょう。RTX 3070だと、60 fpsを割るシーンが多く、カクつきも目立ちます。
ホグワーツ・レガシー
|
---|
グラフィック品質プリセット設定 | |||
低 | 高 | 最高 | |
RTX 4090 |
168 fps | 132 fps | 120 fps |
RTX 4080 |
160 fps | 120 fps | 104 fps |
RTX 4070 Ti |
145 fps | 102 fps | 87 fps |
RTX 3080 Ti | 150 fps | 102 fps | 87 fps |
RTX 3080 | 138 fps | 93 fps | 80 fps |
RTX 3070 Ti |
119 fps | 80 fps | 67 fps |
RTX 3070 |
110 fps | 73 fps | 61 fps |
:60 fps以上の平均フレームレート
4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート
4K-UHD(3840×2160)のベンチマーク結果です。
4K解像度での負荷は非常に重く、60 fps以上でプレイするならハイエンドクラスのRTX 4080が必要となるでしょう。
ホグワーツ・レガシー
|
---|
グラフィック品質プリセット設定 | |||
低 | 高 | 最高 | |
RTX 4090 |
130 fps | 96 fps | 80 fps |
RTX 4080 |
100 fps | 73 fps | 62 fps |
RTX 4070 Ti |
80 fps | 58 fps | 49 fps |
RTX 3080 Ti | 84 fps | 59 fps | 50 fps |
RTX 3080 | 75 fps | 52 fps | 44 fps |
RTX 3070 Ti |
62 fps | 43 fps | 36 fps |
RTX 3070 |
57 fps | 40 fps | 33 fps |
:60 fps以上の平均フレームレート
レイトレーシング+DLSS での平均フレームレート
画質プリセット最高設定+レイトレーシング最高設定+DLSS バランスでの各解像度の平均フレームレートです。
60 fps以上で安定してプレイするならフルHD(1920×1080)ならRTX 3070、WQHD(2560×1440)ならRTX 3080、4KならRTX 4080は必要となります。
ホグワーツ・レガシー
|
---|
品質プリセット:最高 | |||
1920×1080 | 2560×1440 | 3840×2160 | |
RTX 4090 |
98 fps | 95 fps | 86 fps |
RTX 4080 |
97 fps | 93 fps | 70 fps |
RTX 4070 Ti |
94 fps | 85 fps | 60 fps |
RTX 3080 Ti | 93 fps | 80 fps | 57 fps |
RTX 3080 | 88 fps | 75 fps | 52 fps |
RTX 3070 Ti |
77 fps | 64 fps | 44 fps |
RTX 3070 |
72 fps | 60 fps | 31 fps |
※レイトレーシング画質・・・最高
※DLSSの強度・・・バランス
:60 fps以上の平均フレームレート
レイトレーシング+DLSS3 での平均フレームレート
先ほどのレイトレーシング最高設定に、DLSS FG(フレーム生成技術)を有効にした平均フレームレートです。
RTX 40シリーズならフレーム生成技術を併用することによって飛躍的にフレームレートを向上させることができるので、負荷の重いレイトレーシング最高設定でも下表の通り、高いフレームレートで快適にプレイすることができます。
ホグワーツ・レガシー
|
---|
品質プリセット:最高 | |||
1920×1080 | 2560×1440 | 3840×2160 | |
RTX 4090 |
195 fps | 178 fps | 128 fps |
RTX 4080 |
180 fps | 151 fps | 102 fps |
RTX 4070 Ti |
162 fps | 130 fps | 83 fps |
※レイトレーシング画質・・・最高
※DLSSの強度・・・バランス
※フレーム生成・・・オン
:60 fps以上の平均フレームレート
おすすめのグラフィックカードとPC
快適にプレイするにはミドルハイ以上のグラフィックスが必要
上記の計測結果の通り、PC版『ホグワーツ・レガシー』を最高設定/60 fpsで快適にプレイするには、フルHD(1920×1080)解像度ならRTX 3060 Ti、WQHD(2560×1440)解像度ならRTX 3070 Ti、4K-UHD(3840×2160)解像度ならRTX 4090がおすすめです。
さらに、レイトレーシングを有効にする場合には、DLSSを併用しても、RTX 4070 Ti以上が必要となるでしょう。RTX 40シリーズならDLSS FG(フレーム生成技術)によって飛躍的にフレームレートを向上させることができるので、安定したゲームプレイが可能です。
以下で紹介しているPCは、上記で紹介したグラフィックスを搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。各機種レビューもしているので参考にしてみてください。
おすすめのPC
非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
レビュー記事はこちら人気のBTOパソコンです。
エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップが広く、目的に応じたスペックのPCを選びやすいです。また、いずれのモデルも比較的安いです。
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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