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『FORSPOKEN』のグラボ毎のベンチマークスコアとおすすめゲーミングPC

この記事では、2023年1月25日にスクウェア・エニックスより発売されたPC版『FORSPOKEN』のゲームの特徴と、推奨スペック、NVIDIAのグラフィックカードを使ったベンチマーク結果(平均フレームレート)を掲載します。また、FORSPOKENにおすすめのゲーミングPCも紹介しています。
目次
『FORSPOKEN』とは
PC版『FORSPOKEN』の動作環境とグラフィック設定
『FORSPOKEN』のグラボ毎の平均フレームレート
- テスト環境
- フルHD 1920x1080 での平均フレームレート
- WQHD 2560x1440 での平均フレームレート
- 4K-UHD 3840x2160 での平均フレームレート
- 低設定と最高設定の画質比較
おすすめのグラフィックカードとPC
『FORSPOKEN』とは
異世界「アーシア」を舞台に繰り広げる魔法アクションRPG
『FORSPOKEN』は、スクウェア・エニックスより発売された、異世界オープンワールド魔法アクションRPGです。PS5版は1月24日、PC版(Steam/Epic Games Store/Microsoft Store)は1月25日に発売されています。
本作はいわゆる“異世界ファンタジーもの”で、主人公『フレイ』の成長を描いた作品です。本作の特徴は「映画やドラマを見ているような重厚なストーリー」×「広大な異世界を探索する面白さ」×「魔法を駆使した戦闘アクション」この3つの要素が掛合わさっており、どの要素も存分に楽しめるタイトルです。
ストーリー導入部分はイベントムービーが多く、やや冗長ですが、“重厚なストーリーには導入が大事”というスクエニらしさも感じさせられます。

ニューヨークに住むもうじき21歳を迎える女性「フレイ・ホーランド」は、孤独で苦しい日々を送っていた。窃盗の前科もある問題児だが、いつの日か新しい世界を旅することを夢見ていた彼女は、廃屋で不思議なブレスレットを見つける。その時突然謎の現象が起こり、美しくも残酷な異世界「アーシア」へと飛ばされてしまう。右手首には自らの意思を持つ魔法のブレスレット「カフ」がついており、流暢に彼女に話しかけてくるのだった。
異世界「アーシア」はかつてはタンタ達によって護られ栄えていたが、ある日を境に脅威となり、各地は謎の瘴気『ブレイク』によって侵され始める。世界は異型のモンスターで溢れかえり、滅亡の危機に瀕していた。なぜかブレイクの影響を受けないフレイは「カフ」の助けを借りながら、故郷であるニューヨークへ帰る方法を探して広大なアーシアでの旅を始める。
『FORSPOKEN』公式サイト
ストーリー×探索×戦闘=フレイの成長
チュートリアルを終えればあとは『アーシア』を探索し、敵を倒してフレイを成長させていくというオープンワールド特有の流れですが、マンネリ化しやすい探索においては、圧巻のグラフィックと美しい景観、爽快な魔法パルクール、『フレイ』と『カフ』の皮肉と冗談交じりの掛け合いにより、プレイヤーを飽きさせないようになっています。
また、「探索をしながら各地のスポットを巡り、装備と魔法を強化し、戦闘で経験値を得て、フレイを成長させていく」。これらがシームレスで進んでいくので、終わりどころが見つからず、気が付けば何時間も経っているということも。ファストトラベルによるロード時間も非常に高速なので尚更です。
戦闘は支援魔法で敵を足止めし、弱点を突いた攻撃魔法でダメージを与え、ステップ回避やカウンターなども駆使した、アクション強めのシステムとなっており、さらに戦闘評価によって得られる経験値も変動するため、アクションにうるさい方でも楽しめる内容となっています。
もちろん、難易度はいつでもオプションから細かい調整ができるので、アクションが苦手でストーリーや探索を主に楽しみたいという方でも問題ありません。ただし、難易度によって得られる経験値は変わります。

圧巻のグラフィックと幻想的で美しい景観の異世界オープンワールド「アーシア」を探索。フレイの魔法パルクールによって、壁を上り、渓谷を越え、目もくらむような高さから跳び、広大な大地を縦横無尽に駆け巡り、スピード感のある探索が楽しめる。探索中のフレイとカフの掛け合いにも注目だ。

設置型の魔法、射出型の魔法、範囲を制圧する魔法、近接魔法などの様々な魔法を自由に組み合わせ、スピード感溢れる爽快なプレイから、緻密且つ戦略的なプレイまで、多種多様な戦闘スタイルでモンスターたちとスタイリッシュに戦おう。回避やカウンター、弱点を突くことによってノーダメージで強敵との戦闘を終えることもできる。

フレイの成長要素は探索に紐づいている。サイドパスやチャレンジ、各地の迷宮など、戦闘によって得たマナを使って新たな魔法を習得したり、各地の拠点でクラフトや装備を強化して強敵と立ち向かおう。

ゲームバランスの変更はオプション画面から戦闘時以外ならいつでも変更できる。照準アシストや、ダメージ補正、スタミナ回復速度、回復アイテムの自動使用、敵のダウン時間、自動回避設定など細かい調整が可能で、アクション初心者でも問題なし。ただし、難易度によって経験値も変動する。
PC版『FORSPOKEN』の動作環境とグラフィック設定
PC版『FORSPOKEN』の動作環境と推奨スペック
本作は60 fpsで快適にプレイするとなると、ハイエンドクラスの非常に高いスペックが要求されます。
PC版の動作環境はTwitterにてアナウンスされていますが、解像度は「720p / 30 fps」、「1440p / 30 fps」と謎の環境設定で、「1080p / 60 fps」と「1440p / 60 fps」での動作要件は公開されていません。
「4K / 60 fps」では「Ada Lovelace」アーキテクチャを採用した、最新世代のGeForce RTX 4080が必要となるようで、グラフィックカードだけで20万円を超えるハイエンドスペックです。
後のベンチマーク結果で分かりますが、高解像度、高フレームレートでプレイを考えている方は、GeForce RTX 40シリーズを搭載したゲーミングPCが推奨されます。また、メモリには16GB以上、ストレージにはロード時間を短縮できるNVMe SSDを搭載することをおすすめします。
#FORSPOKEN PC版のスペック情報を公開いたしました🖥️
— ForspokenJP (@ForspokenJP) January 17, 2023
PC版でプレイをご検討されている方はぜひチェックしてみてください👀
新トレーラーも公開しましたのでぜひこちらもご覧ください✨
🎮#FORSPOKEN PC版は2023年1月25日発売!
🎥『FORSPOKEN』|PC FEATURES HIGHLIGHThttps://t.co/f168WsGB06 pic.twitter.com/jbyqD5pNcV
必要動作環境 | 推奨動作環境 | 4K推奨環境 | |
OS | Windows 10 or Windows 11(64-bit) | ||
CPU | Ryzen 5 1600 以上 Core i7-3770K 以上 |
Ryzen 5 3600 以上 Core i7-8700K 以上 |
Ryzen 5 5800X Core i7-12700K 以上 |
GPU |
Radeon RX 5500XT 8GB GeForce GTX 1060 6GB |
Radeon RX 6700XT 12GB GeForce RTX 3070 8GB |
Radeon RX 6800XT 16GB GeForce RTX 4080 16GB |
メモリ |
16GB | 24GB | 32GB |
解像度 |
720p / 30 fps | 1440p / 30 fps | 2160p / 60 fps |
ストレージ | HDD 150GB以上 | SSD 150GB以上 | NVMe SSD 150GB以上 |
PC版『FORSPOKEN』のグラフィック設定
PC版『FORSPOKEN』の表示設定とグラフィックス設定を下に掲載します。PC版ではゲームプレイ中のみ最大32:9の超ワイドスクリーンに対応し、最大フレームレートは120 fpsまでとなっています。
グラフィック設定では画質プリセットは「低」「標準」「高」「最高」の4つのプリセットがあり、フレームレート向上技術「可変レートシェーディング(VRS)」が常時有効となっています。また、プリセットによっては同様のフレームレート向上技術「AMD FidelityFX Super Resolution(AMD FSR2)」が有効になり、カスタムから「NVIDIA DLSS」の適用も可能です。
「AMD FSR2」と「NVIDIA DLSS」の適用はどちらか一方のみですが、基本的にはプリセットのままで、NVIDIAのグラフィックカードを搭載している場合は「DLSS」を有効にしてもいいでしょう。
また、モデルメモリとテクスチャメモリの設定からVRAM使用量をある程度調整することができます。VRAMが足りない場合は設定を下げてみるといいでしょう。


PC版『FORSPOKEN』のベンチマーク機能
PC版『FORSPOKEN』には、動作パフォーマンスを測定してくれるベンチマーク機能が備わっています。このベンチマークはタイトル画面から選択することでベンチマークが開始され、ベンチマーク動作時間はおよそ4分ほど。負荷は非常に高いので、ミドルクラス以上のグラフィックカードを搭載したPCで挑んだ方がいいです。
各シーンごとのロード時間と、測定終了後に全体の平均フレームレートが表示され、平均フレームレートが60 fps以上あれば快適にプレイできると見ていいでしょう。
ベンチマーク内での最大フレームレートは240 fpsで、各シーンごとに60 fpsを割ることがないか、チェックしておくといいと思います。
『FORSPOKEN』のグラボ毎の平均フレームレート
テスト環境
『FORSPOKEN』のベンチマークで平均フレームレートを測定するにあたって、テストに使用したPCの構成は以下の通りです。パソコンショップSEVENで購入した、NZXT H7 Whiteケースに、CoolerMasterの1000W電源、Raptor Lake-Sの最上位モデル「Core i9-13900K」に、SSDにはハイエンドモデルの「WD Black SN850X」を搭載したゲーミングPCです。レビュー記事はスペック表下のリンク先からご覧ください。

OS | Windows 11(22H2) |
---|---|
CPU | Core i9-13900K |
ケース | NZXT H7 White |
マザーボード | ASRock Z790 Pro RS(最新のBIOS 4.14にアップデート) |
CPUクーラー | CoolerMaster PL360 FLUX [水冷] |
メモリ | Crucial DDR5-4800 32GB(16GB×2) |
ストレージ | SSD WD Black SN850X [PCIe Gen4x4 NVMe 1TB] |
電源 | CoolerMaster V1000 Platinum [1000W] |
レビュー記事 | 実機レビュー |
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フルHD 1920×1080 での平均フレームレート
フルHD(1920×1080)解像度でのベンチマーク結果です。低設定ではフレームレート向上技術「AMD FSR2」が「パフォーマンス」で適用されるため、どのグラフィックカードも高いフレームレートです。
平均フレームレートが60 fps台だと、負荷の高いシーンによっては60 fpsを下回ることもあるため、余裕を持って高めのグラフィックカードを選んだ方がいいです。
フルHD(1920×1080)解像度、最高設定で快適にプレイするにはRTX 3080は欲しいところです。「AMD FSR2」や「NVIDIA DLSS」を有効にし、さらに強度(バランス、パフォーマンスなど)を変えることで、さらにフレームレートを底上げすることができるので、予算がなければ、RTX 3070 Tiでもいいと思います。
また、RTX 4080以上なら、120 Hzの高リフレッシュレート環境でプレイすることができます。
![]() FORSPOKEN
|
---|
グラフィック品質設定 | ||||
低 | 標準 | 高 | 最高 | |
RTX 4090 |
225 fps | 211 fps | 208 fps | 159 fps (187 fps) |
RTX 4080 |
225 fps | 195 fps | 185 fps | 127 fps (166 fps) |
RTX 4070 Ti |
225 fps | 161 fps | 153 fps | 106 fps (139 fps) |
RTX 3080 Ti | 219 fps | 141 fps | 132 fps | 91 fps (124 fps) |
RTX 3080 | 209 fps | 123 fps | 113 fps | 77 fps (107 fps) |
RTX 3070 Ti |
184 fps | 99 fps | 82 fps | 57 fps (78 fps) |
RTX 3070 |
171 fps | 83 fps | 77 fps | 50 fps (72 fps) |
RTX 3060 Ti |
155 fps | 75 fps | 69 fps | 48 fps (62 fps) |
RTX 3060 |
135 fps | 69 fps | 62 fps | 42 fps (60 fps) |
RTX 3050 | 94 fps | 42 fps | 40 fps | 24 fps (38 fps) |
※「低」設定・・・FSR2 パフォーマンス
※括弧()内・・・DLSS バランス
:60 fps以上の平均フレームレート
WQHD 2560×1440 での平均フレームレート
WQHD(2560×1440)でのベンチマーク結果です。最高設定で快適にプレイするには余裕を持ってRTX 4070 Tiは欲しいところです。「AMD FSR2」や「NVIDIA DLSS」を使ってフレームレートを底上げする場合は、RTX 3080 Tiでもいいと思います。また、120 Hzの高リフレッシュレート環境でプレイするには、RTX 4080以上は必要となります。
![]() FORSPOKEN
|
---|
グラフィック品質設定 | ||||
低 | 標準 | 高 | 最高 | |
RTX 4090 |
224 fps | 212 fps | 174 fps | 125 fps (166 fps) |
RTX 4080 |
223 fps | 200 fps | 138 fps | 99 fps (141 fps) |
RTX 4070 Ti |
218 fps | 168 fps | 106 fps | 75 fps (114 fps) |
RTX 3080 Ti | 213 fps | 148 fps | 95 fps | 66 fps (101 fps) |
RTX 3080 | 197 fps | 124 fps | 81 fps | 56 fps (82 fps) |
RTX 3070 Ti |
145 fps | 98 fps | 54 fps | 36 fps (57 fps) |
RTX 3070 |
144 fps | 84 fps | 50 fps | 31 fps (57 fps) |
※「標準」設定・・・FSR2 クオリティ
※括弧()内・・・DLSS バランス
:60 fps以上の平均フレームレート
4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート
4K-UHD(3840×2160)のベンチマーク結果です。最高設定で快適にプレイするには公式の動作要件通り、RTX 4080がおすすめです。「AMD FSR2」や「NVIDIA DLSS」を有効にしてフレームレートを上げする場合は、RTX 4070 Tiでもいいと思います。
![]() FORSPOKEN
|
---|
グラフィック品質設定 | ||||
低 | 標準 | 高 | 最高 | |
RTX 4090 |
223 fps | 206 fps | 170 fps | 112 fps (126 fps) |
RTX 4080 |
216 fps | 185 fps | 133 fps | 87 fps (100 fps) |
RTX 4070 Ti |
194 fps | 146 fps | 100 fps | 64 fps (75 fps) |
RTX 3080 Ti | 177 fps | 131 fps | 89 fps | 55 fps (66 fps) |
RTX 3080 | 144 fps | 107 fps | 75 fps | 46 fps (51 fps) |
RTX 3070 Ti |
139 fps | 76 fps | 45 fps | 29 fps (32 fps) |
RTX 3070 |
101 fps | 70 fps | 45 fps | 24 fps (28 fps) |
※「標準」設定・・・FSR2 パフォーマンス
※「高」設定・・・FSR2 バランス
※「最高」設定・・・FSR2 クオリティ
※括弧()内・・・DLSS バランス
:60 fps以上の平均フレームレート
低設定と最高設定の画質比較
低設定と最高設定の画質を比較しました。本作はルミナスエンジンで描く圧巻のグラフィックと、幻想的で美しい世界観が売りなので、なるべく最高設定、高解像度でプレイすることをおすすめします。
※画像が表示されていない場合は、もう1度、更新ボタンを押して下さい。


おすすめのグラフィックカードとPC
快適にプレイするにはハイエンドなグラフィックスが必要
上記のベンチマーク結果と、実際に各グラフィックカードでゲームをプレイしてみたところ、PC版
『FORSPOKEN』を最高設定で快適にプレイするには、フルHD(1920×1080)解像度ならRTX 3080、WQHD(2560×1440)解像度ならRTX 4070 Ti、4K-UHD(3840×2160)解像度ならRTX 4080がおすすめです。
「AMD FSR2」や「NVIDIA DLSS」を有効にしてフレームレートを底上げする場合は、ひとつ下のクラスでもいいと思います。
120Hzの高リフレッシュレートやウルトラワイドモニターとなると最高クラスのRTX 4090が必要となってくるでしょう。
以下で紹介しているPCは、上記で紹介したハイエンドなグラフィックスを搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。各機種レビューもしているので参考にしてみてください。
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PCケースから、マザーボード、電源など、メーカーを指定してカスタマイズ可能。
ハイエンドな構成が可能で、細かくパーツをカスタマイズして購入したい方におすすめ。
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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