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ASUS Zenbook 14 OLED UX3405MAの実機レビュー

更新日:
CPU Core Ultra 5 125H
Core Ultra 7 155H
Core Ultra 9 185H
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ 512GB / 1TB SSD
液晶サイズ 14型 16:10
液晶種類 1920x1200 有機EL 60Hz
2880x1800 有機EL 120Hz
質量 約1.2kg~
バッテリー 最大 約21時間 (75Wh)
価格[税込] 13万円台~
約1.2kgと軽いCore Ultra有機ELノート

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、約1.2kgと軽い、「Core Ultra H」搭載の14型ノートPCです。最新CPUを搭載し、モバイルノートPCとしては高めの性能を備えた機種を、容易に持ち出すことができます。

3K有機ELディスプレイを搭載したモデルでは、画面を広く使って効率よく作業をすることができますし、広色域で非常に美しい表示が可能でした。

その他、バッテリー容量が大きく、コスパも高めで、なかなか魅力的なモバイルノートPCに仕上がっていると思います。

公式販売サイトはこちら

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。一部部材は量産品と違う可能性があります。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core Ultra 7 155H、16GBメモリ、1TB SSD、2880x1800 有機EL

 

目次

お忙しい方は、「 Zenbook 14 OLED UX3405MAの特徴」のみお読みください。

 

Zenbook 14 OLED UX3405MAの特徴

約1.2kg~と軽く、約14.9mmとスリムな14型ノートPC

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、最新の「Core Ultra Hシリーズ」プロセッサー、14型有機ELディスプレイ、大容量バッテリーを搭載しながら、質量が約1.2kg~、厚みが約14.9mmと、軽くてスリムなボディが特徴的な14型ノートPCです。

オールメタルデザインなので、堅牢性も高く、カバンに入れて容易に持ち運ぶことができます。最新CPUを搭載した機種を、宅内だけでなく外に持ち出して使いたい方におすすめの機種です。

約1.2kg~と軽い14型ノートPC

 

作業がしやすい3K有機ELディスプレイを搭載

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、画面比16:10の14型有機ELディスプレイを搭載しています。

ディスプレイには、以下のような2つのタイプがあり、Core Ultra 5 125Hモデルは(1)のディスプレイ、Core Ultra 7 155H or Core Ultra 9 185Hモデルは(2)のディスプレイを搭載しています。

Zenbook 14 OLED UX3405MAのディスプレイ

(1) WUXGA (1920x1200), 60Hz, グレア, 有機EL

(2) 3K (2880x1800), 120Hz, グレア, 有機EL

 

おすすめは、(2)の3K有機ELディスプレイです。画面比16:10と縦に少し長いことに加えて、解像度が高いので、100%スケールの表示にすると、下図のように画面をかなり広く使うことができます。Webページであれば、縦に広い範囲を表示することができるので、ブラウザとWordを並べて表示し、調べ物をしながらまとめたり資料を作成するといった作業を効率よく行うことができます。

1画面を広く使って作業がしやすい(3Kディスプレイ)

 

また、今回は、(2)の3K有機ELディスプレイをチェックしましたが、DCI-P3カバー率が100%と色域が広いです。有機ELらしく、黒の表現力も高く、非常に美しい表示が可能でした。写真や動画を表示したり、ライトに編集を行いたい方などにも適しています。

外回りの営業で、PR動画などをお客様に見てもらうといった用途にもいいと思います。

広色域で非常に美しい表示が可能

 

高性能の「Core Ultra」搭載

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、インテルの最新CPU「Core Ultra Hシリーズ」を搭載しています。

今回は、Core Ultra 7 155H搭載モデルをチェックしましたが、CPUの処理性能を測るベンチマークでは、以下のような結果になりました。Core Ultra 5 125Hを搭載する別機種で計測したスコアと同程度のスコアでした。これは、PBP(プロセッサーベース電力)よりも高いCPU電力で動作させて、パフォーマンスを引き出すような設定ではないためです。それでも、Core i7-1360Pや、Ryzen 7 7735Uの代表的なスコアを超えており、スリムタイプのモバイルのノートPCとしては十分高めの処理性能を備えていました。

CINEBENCH R23(マルチコア)
Core i7-13700H 17622
Core i5-12500H 13213
Core Ultra 5 125H 12239
Core Ultra 7 155H 12209
Ryzen 7 7735U 10122
Core i7-1360P 9720

 

グラフィックス性能を測るベンチマークテストでは、GeForce MX550と同程度のスコアが出ていました。CPU内蔵グラフィックスとしては高い性能です。持ち出した先での、FHD動画の簡単な編集作業などにも活用することができると思います。

3DMark Night Raid(グラフィックススコア)
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 7 155H
Intel Arc GPU
35608
GeForce MX550 35717
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
28714
Core i7-1360P
Intel Xe GPU
21897

 

75Whの大容量バッテリーを搭載

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、75Whバッテリーを搭載しています。14型ノートPCは、50Wh前後のバッテリーを搭載していることが多いので、75Whというのは大容量です。

そのため、高めの性能と、高解像度の有機ELディスプレイを搭載しながらも、仕様値(JEITA2.0)で約21.0時間とバッテリー駆動時間が長いです。当サイトの計測でも、負荷の軽い動画再生時で21時間超、少し負荷のかかる状態で6時間を超えるバッテリー駆動が可能でした。

外出先でも、バッテリー残量を心配することなく作業に集中することができます。

75Whバッテリーを搭載
バッテリー駆動時間が長い

 

高めのコストパフォーマンス

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、最新の「Core Ultra Hシリーズ」を搭載したモバイルノートPCとしては、コストパフォーマンスが高めです。

他社のCore Ultra搭載のモバイルノートPCは、2024年3月18日時点で、ThinkBook 13x Gen 4が、「15万円台~」、デル Inspiron 13 (5330)も「15万円台~」となっています。

一方、本製品は「13万円台~」となっており、価格が安いです。ただし、本製品の最も安いモデルは、ディスプレイ解像度が1920x1200となっています。1920x1200ドットの解像度で、ペンタイル方式の有機ELだと、文字が見にくくなるかもしれません。個人的には、2880x1800ドットのディスプレイのほうがおすすめです。

Core Ultra 5モデルは1920x1200

 

各用途の快適度

Zenbook 14 OLED UX3405MAの各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
十分な処理性能を備えています。画面比16:10のディスプレイを搭載し、快適に作業することができるでしょう。特に、3Kディスプレイを搭載したモデルでは、画面を広く使って効率よく作業をすることができます。
動画鑑賞 有機ELディスプレイによる色鮮やかな映像で、快適に動画が視聴できます。
RAW現像
画像編集
3K有機ELディスプレイは、当サイト計測で、DCI-P3カバー率100%と広色域でした。外出先でのRAW現像や、画像編集に適しています。
動画編集 △~○ ディスプレイの色域は広く、申し分ありません。内蔵グラフィックスとしては高めの性能で、FHD動画の編集をある程度快適に行えます。ただし、重いエフェクトをかけたり、4K動画の編集を行うなど、本格的な動画編集を行いたい方は、GeForceシリーズを搭載した機種がおすすめです。
ゲーム △~○ 軽いゲームであれば、画質を落とすことでプレイすることができるものもありますが、ゲーム向きの製品ではありません。ゲームがメインであれば、GeForce RTXシリーズの外部GPUを搭載したゲーミングノートPCがおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

Zenbook 14 OLED UX3405MAのディスプレイのチェックです。

本機器では、以下の2種類のディスプレイを搭載するモデルがあります。

Core Ultra 5 125Hモデルは(1)のディスプレイを搭載し、Core Ultra 7 155 or Core Ultra 9 185Hのモデルは(2)のディスプレイを搭載しています。

Zenbook 14 OLED UX3405MAのディスプレイ

(1) WUXGA (1920x1200), 60Hz, グレア, 有機EL

(2) 3K (2880x1800), 120Hz, グレア, 有機EL

 

今回は、Core Ultra 7 125H搭載モデルなので、(2)の3K有機ELディスプレイとなります。

パネルの型番は、「SDC419D」でした。

本機器では、「MyASUS」のSplendidで用途に合った色域に変更することができます。

「MyASUS」のSplendid

 

高解像度・広色域の有機ELディスプレイなので、表示が非常に美しいです。スケールを調整することで、画面を広く使うことができ、一般的な作業から、写真・動画の表示やライトな編集まで、広く使いやすいディスプレイです。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域・輝度
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトで計測した色域は、下表の通りで、非常に広いです。最高輝度は、当サイト計測で378cd/m2とやや高めでした。

  カバー率
sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 100%
Adobe RGBカバー率 94.9%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、各色揃って1:1の直線になっており、自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。ギラつきも感じません。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢ディスプレイですが、ハーフグレアに近い感じで、映り込みは若干抑えらえています。

画面への映り込み

PWM調光によるフリッカー(ちらつき)の有無の確認結果です。有機EL特有のフリッカーが検出され、周波数も約482Hzとやや低めでした。そのため、敏感な方は目が疲れやすくなるなど、影響を感じるかもしれません。ただ、輝度を下げるときに、「MyASUS」のOLED フリッカーフリーディミングOLEDを使えば、ちらつきをやや低減することができます。

PWM調光の有無の確認(輝度100)
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
OLED フリッカーフリーディミング

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

実測で、キーピッチは横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.3mmでした。キートップはわずかにカーブしています。

主要なキーのサイズが揃っており、「半角/全角」キーや、「Backspace」キーのような使用頻度が高いキーのサイズも大きいです。なお、「\」キーのサイズが極端に小さいですが、使用頻度が低い方は、それほど気にしなくていいでしょう。キーの打ちやすさは普通のキーボードです。

タッチパッドの使いやすさは、普通です。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

キーボードバックライトが搭載されています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

Zenbook 14 OLED UX3405MAのパフォーマンスをチェックします。

本機器は、「MyASUS」というアプリの「ファンモード」で、動作モードを変更することができます。今回は、デフォルトの「スタンダードモード」と、高いパフォーマンスが出る「パフォーマンスモード」で計測した各種ベンチマークの結果を掲載します。

「MyASUS」

 

CPU

Zenbook 14 OLED UX3405MAは、インテル最新の「Core Ultra Hシリーズ」プロセッサーを搭載しています。選択することができるのは、Core Ultra 5 125HまたはCore Ultra 7 155H(どちらもPBP:28WクラスのCPU)と、Core Ultra 9 185H(PBP:45WクラスのCPU)です。

今回は、Core Ultra 7 155Hを搭載しており、ベンチマークの結果は以下の通りでした。

シングルコアのスコアは高めでした。

マルチコアでは、同じCore Ultra 7 155Hを搭載した別機種で計測したスコアほどは出ませんでしたが、Core i7-1360Pや、Ryzen 7 7735Uの代表的なスコアを上回る数値が出ており、一般的なノートPCとしては高めの処理性能を備えていることが分かります。複数のアプリを同時に立ち上げて作業を行う場合でも、快適に動作するでしょう。

なお、ファンモードを「パフォーマンスモード」にすると、スコアがグンとアップしています。重い処理を行う場合は、「パフォーマンスモード」に切り替えると、処理時間を短縮できると思います。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core Ultra 7 155H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 7945HX 33229
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-13900HX 24314
Core i9-13900H 19299
Core i7-13700HX 18283
Ryzen 7 7840HS 17922
Core i7-13700H 17622
Core i5-13500H 15302
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 7735HS 14068
Ryzen 7 6800H 13999
Core Ultra 9 185H 13479
Core i5-12500H 13213
Core Ultra 5 125H 12239
Core Ultra 7 155H 14073
12209 [パフォーマンスモード]
9648 [スタンダードモード]
Ryzen 7 PRO 7840U 11520
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Core i7-1370P 10449
Ryzen 5 7535HS 10356
Ryzen 7 7735U 10122
Ryzen 7 7730U 10051
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Ryzen 5 7535U 8757
Ryzen 5 7530U 8403
Core i5-1335U 8249
Ryzen 3 7330U 5141
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-13900H 2016
Core i9-13900HX 1968
Ryzen 9 7945HX 1951
Core i7-13700H 1898
Core Ultra 9 185H 1862
Core Ultra 7 155H 1836 [パフォーマンスモード]
1810
1770 [スタンダードモード]
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i5-13500H 1785
Ryzen 7 7840HS 1764
Ryzen 7 PRO 7840U 1729
Core i5-12500H 1727
Core i5-1335U 1723
Core i5-1340P 1722
Core Ultra 5 125H 1712
Core i7-1370P 1707
Ryzen 7 7735HS 1538
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Ryzen 7 7735U 1476
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 5 7535U 1471
Ryzen 5 7535HS 1463
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 7 7730U 1440
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 3 7330U 1358
 :本製品で選択できるプロセッサー(Ryzen 5 PRO 7540Uの性能は不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

CINEBENCH 2024
Core Ultra 7 155H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-14900HX 1748
Core i9-13900HX 1512
Ryzen 9 8945HS 919
Core i7-13700H 855
Core Ultra 9 185H 774
Core Ultra 7 155H 825
677 [パフォーマンスモード]
525 [スタンダードモード]
Core i7-1370P 621
Ryzen 7 7730U 575
Core i7-1360P 568
Ryzen 5 7530U 477
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-14900HX 128
Core i9-13900HX 119
Core i7-13700H 114
Core Ultra 9 185H 107
Ryzen 9 8945HS 106
Core Ultra 7 155H 105 [パフォーマンスモード]
103
103 [スタンダードモード]
Core i7-1370P 101
Ryzen 7 7730U 99
Core i7-1360P 85
Ryzen 5 7530U 84

 

メモリ

メモリは、LPDDR5X-7467です。SiSoftware Sandra 2020でメモリの帯域を計測しようとしましたが、正常に計測できなかったので割愛しますが、メモリ帯域は広いはずです。オンボードなので、メモリの増設・換装はできません。

 

グラフィックス

Zenbook 14 OLED UX3405MAのグラフィックスは、「Core Ultra Hシリーズ」の内蔵グラフィックスである、Intel Arc GPUです。

3DMark Night Raidのベンチマークの結果は以下の通りです。

GeForce MX550と同程度のスコアが出ており、Core Ultra 7 155Hにふさわしく、内蔵グラフィックスとしては高い性能を備えています。FHD動画の簡単な編集などのクリエイティブな用途にも使うことができるでしょう。

なお、動作モードを変更しても、グラフィックス性能にはそれほど大きな差はありませんでした。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core Ultra 7 155H(Intel Arc GPU)
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce RTX 3050 52196
GeForce RTX 2050 48410
GeForce GTX 1650 45149
Core Ultra 9 185H
Intel Arc GPU
36583
Core Ultra 7 155H
Intel Arc GPU
35888
35608 [パフォーマンスモード]
34243 [スタンダードモード]
Core Ultra 5 125H
Intel Arc GPU
35271
GeForce MX550 35717
Ryzen 7 PRO 7840U
Radeon 780M
32792
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
28714
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i7-1355U
メモリDDR4-3200
18235
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Ryzen 7 7730U
メモリLPDDR4X-4266
17524
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Ryzen 5 7530U
メモリLPDDR4X-4266
16389
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス(Ryzen 5 PRO 7540Uの性能は不明)
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen4 SSDを搭載しており、高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
1TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
5000
 PCIe Gen3 SSD 3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

SDカードスロット

SDカードスロットは非搭載です。

 

クリエイターソフトの処理時間

次に、クリエイターソフトを使って、重い処理を実行したときにかかった時間を掲載します。なお、「パフォーマンスモード」で計測しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間

Core Ultra 7 155Hにしては少し時間がかかりましたが、外出先で一度に10枚程度のRAW現像を行うのには十分な速度だと思います。

Core i9-13900H
RTX 4090 (150W)
38秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900HX
RTX 4080 (175W)
39秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-12900HX
RTX 4080 (175W)
47秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i9-13900H
57秒
Core i7-13700H
RTX 4070 (140W)
60秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H
RTX 4060 (140W)
63秒 [書き出しにGPUを使用をON]
Core i7-13700H 68秒
Core Ultra 7 155H 72秒
Core Ultra 5 125H 77秒
Core i5-13500H 80秒
Core Ultra 9 185H 82秒
Ryzen 7 6800H 82秒
Core i7-1360P 88秒
Ryzen 7 6800U 89秒
Ryzen 7 PRO 7840U 90秒
Core Ultra 7 155H 91秒
Ryzen 5 7530U 115秒
Core i5-1335U 128秒
※2022年6月より、GPUを使用した書き出しも出来るようになったので、この機能が使えるPCは、機能をONにしたときの書き出し時間も掲載しています。
※プロファイル補正、露光量+1、シャドウ+10、自然な彩度+10、ノイズ軽減+10を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
Adobe Photoshop CCによる各種処理時間

Photoshopのスーパーズーム(x2)のようなAIを使った処理も、思ったよりも長い時間がかかりました。ただ、AIを活用した処理は、PhotoshopがNPUに対応すれば、もっと速くなるのではないかと思います。

なお、重いフィルターなどを使わない一般的な作業であれば、Photoshopでの作業も快適に行うことができます。

  Core Ultra 7 155H Core i7-12650H
GeForce MX550
ニューラルフィルター(肌をスムーズに) 約2秒 約3秒
ニューラルフィルター(スーパーズーム(x2)) 約7分12秒 約4分28秒
ニューラルフィルター(JPEGのノイズを削除) 約5分26秒 約2分48秒
※ 6000x4000のRAWデータを編集
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間

FHD/30p動画の書き出し速度は比較的速いです。凝ったエフェクトをかけたりするのでなければ、カットやテロップ挿入など、FHD動画の普通の編集作業を問題なく行うことができます。

FHD動画の書き出し
Core i7-12650H
GeForce MX550
2分01秒
Core i7-1185G7
GTX 1650 Max-Q
2分10秒
Core Ultra 5 125H
Intel Arc
2分26秒
Core i7-1185G7
MX450
2分28秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分29秒
Core Ultra 9 185H
Intel Arc
2分31秒
Ryzen 7 PRO 7840U
Radeon 780M
2分32秒
Core Ultra 7 155H
Intel Arc
2分45秒
Core i7-1360P
Intel Iris Xe
2分49秒
Core i5-1340P
Intel Iris Xe
3分03秒
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
3分05秒
Ryzen 7 7735U
Radeon 680M
3分51秒
Ryzen 5 7530U
Radeon Graphics
4分31秒
※ FHD/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cのポートとしては、Thunderbolt 4(データ転送、映像出力、本機への給電をサポート)を2ポート備えています。動作チェックの結果は下表の通りで、今回試した全ての機器を使用することができました。

PD充電器での充電においては、45Wのものでも充電することができていました。ただし、マニュアルには、「本製品付属のACアダプターおよび/または電源コード以外で本機に電力を供給しないでください」、また、「損傷を防ぐため、20V/3.25A定格の電源のみを使用して、Power Delivery コンボポートから充電してください」と記されていたので、他社製のPD充電器を使う場合は、自己責任となります。

Thunderbolt 4ポート
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
140W アドテック PD3.1充電器
100W Anker PowerPort III
65W Lenovo GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
(4Kモニター)
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

HDMIの動作チェック

HDMI経由で、問題なく4Kモニターに接続できています。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

質量のチェックです。

仕様では、「WUXGAディスプレイモデル:約1.22kg、3Kディスプレイモデル:約1.2kg」となっています。当サイトでの計測結果は下表の通りです。今回は3Kディスプレイモデルで、ほぼ仕様値通りの質量でした。高解像度の14型ディスプレイと、高めの処理性能を備えたノートPCとしては軽く、持ち運びに適した質量です。宅内での移動だけでなく、外に持ち出すモバイルノートPCとしても十分使いやすいです。また、ACアダプターも軽いので、一緒に持ち運びがしやすいです。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.205kg
ACアダプター 216g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー容量は、75Whでした。14型ノートPCとしては大きな容量です。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は、ご覧の通りです。バッテリー容量が大きいため、動画再生のような負荷の軽い作業であれば、(3)のようにかなり長い時間のバッテリー駆動が可能です。少し負荷のかかる作業を連続して行っても、(4)ぐらいの時間バッテリー駆動で使用することができるので、外出先でもバッテリー残量をそれほど気にせずに作業することができます。

バッテリー駆動時間
  バッテリー駆動時間
(1) JEITA2.0 約21.0時間
(2) JEITA3.0 動画再生 約11.4時間
アイドル時 約20.0時間
(3) 動画再生時 21時間41分
(4) CPU7%、GPU16%の負荷 6時間14分
※画面輝度は約120cd/m2
(1)~(2) メーカー公表値
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

 

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラは、約207万画素のFHDカメラを搭載しています。自然な色味の画像でした。表示サイズを100%にすると若干ノイズがあるように感じる部分がありますが、オンラインミーティング時などはほとんど気にならないと思います。なお、プライバシーシャッターが付いていますし、IRカメラも搭載しており、Windows Helloの顔認証にも対応しています。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、1W x2のスピーカーを背面の両側に内蔵しており、音質はやや良いです。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で6点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

 

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU電力およびCPU温度の推移を掲載します。

「スタンダードモード」では、CPU電力が、ターボブーストの後徐々に下がり、20W前後で落ち着いてそのまま推移しています。CPU温度は一旦100℃まで上がりますが、CPU電力の低下に伴ってCPU温度も徐々に下がり、最終的に68℃前後となります。心配のない低めの温度です。

「パフォーマンスモード」でもCPU電力が徐々に下がっていきますが、最終的に28W前後をキープして動作しています。PBP:28WのCPUなので、「パフォーマンスモード」時にほぼ定格での動作となるようです。CPU温度は75℃前後まで下がっており、こちらも問題のない温度です。

高いCPU電力でパフォーマンスをぎりぎりまで引き出すような設定ではないので、高負荷時でもCPU温度を心配する必要はなさそうです。

  • スタンダードモード時
  • パフォーマンスモード時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。ここでは、「スタンダードモード」で計測しています。

アイドル時はほぼ無音ですし、低負荷時の動作音も比較的静かです。エンコードのような高い負荷をかけると動作音は上がりますが、一般的なノートPCと同程度の騒音値でした。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時
左から2番目:Premiere Proでプレビュー再生(320pの低画質動画)
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手の平を置くパームレストの温度変化は重要です。

アイドル時や低めの負荷のときは特に問題ありません。高い負荷をかけると、キーボードの上部およびパームレストの左手側の温度がやや上がり、手も暖かさを感じてきます。ただ、このPCで、ここまで高い負荷がかかることは少ないでしょう。

底面の温度もチェックしてみました。高負荷時はそれなりに温度が高くなるので、ひざ置きではなく、テーブルに置いて使いましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。確認できた最も高い数値を掲載していますが、数値は変動するため参考程度にご覧下さい。

一般的なノートPCとしては、普通の消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

Zenbook 14 OLED UX3405MAの外観のチェックです。

オールメタルデザインなので、頑丈で、質感もいいです。4辺狭額縁ベゼルのディスプレイは、画面占有率が約87%と高く、全体的にスマートなイメージでした。

ボディカラーは、ポンダーブルーです。落ち着きのある色で、プライベートにも、仕事にも使いやすいです。

 

天板には、ASUSのロゴマークのラインが入っており、かっこいいです。

 

閉じた状態です。高さは約14.9mmと薄型なので、カバンにも入れやすいです。

 

インターフェイスは、以下の通りです。USB3.2 Gen1 Type-A、Thunderbolt 4(映像出力、本機への給電をサポート)x2、HDMIを備えており、基本的なポート類は揃っています。

 

ディスプレイ面は、ほぼ180度開き、フラットになります。

 

底面のゴム足はやや高めです。

 

裏蓋を開けると、内部はこのようになっています。冷却ファン1つと、1本のヒートパイプでCPUからの熱を冷却しています。「Core Ultra Hシリーズ」を搭載する機種としては、冷却機構は控えめです。

大容量バッテリーを搭載しているので、半分以上がバッテリーで占められています。

なお、メモリはオンボードなので、増設・換装を行うことはできません。

 

ストレージには、Type 2280 M.2 SSDを搭載していました。ストレージの換装も可能だと思います。

 

ACアダプターの容量は65Wです。小型で、軽いので、持ち運びがしやすいです。

 

まとめ

以上が、Zenbook 14 OLED UX3405MAのレビューです。

最新の「Core Ultra Hシリーズ」プロセッサーと、高精細の14型有機ELディスプレイを搭載しながら、約1.2kg~、約14.9mmと軽くてスリムなボディが特徴的な14型ノートPCです。

高めの性能を備えた機種を頻繁に外に持ち出して作業したい方に適しています。

CPUには、最大でCore Ultra 9 185Hを搭載することができます。今回は、Core Ultra 7 155H搭載モデルをチェックしましたが、このCPUにしてはややパフォーマンスが抑えられてはいたものの、モバイルノートPCとしては高めの処理性能と、CPU内蔵グラフィックスとしては高い性能を備えていました。

ディスプレイは、画面比16:10の有機ELディスプレイで、WUXGAと、3Kの2種類の解像度のものがあります。おすすめは、3Kディスプレイです。色域が広く、有機ELらしい非常に美しい表示が可能で、趣味や、仕事などに使いやすいです。

また、75Whと大容量のバッテリーを搭載しているので、外出先でも、最新CPUと有機ELディスプレイを生かした作業を、長めの時間行うことができます。

持ち出しやすさに加えて、最新CPUか、美しい表示の有機ELディスプレイのどちらか、もしくはその両方に魅力を感じるのであれば、有力な候補になるモバイルノートPCだと思います。

 

約1.2kgと軽いCore Ultra有機ELノート

Zenbook 14 OLED UX3405MA

特徴

  • 約1.2kg~、約14.9mmと軽くてスリム
  • 最大でCore Ultra 9 185Hを搭載
  • 広色域の有機ELディスプレイ搭載

こんなあなたに

  • 持ち出しやすいCore UltraノートPCが欲しい方
  • 有機ELディスプレイが好きな方
  • 価格13万円台[税込]~
公式販売サイトはこちら

 

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