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ドスパラ Critea VF-HEKSの実機レビュー
軽量なGeForce MX150搭載ノートPC
Critea VF-HEKSは、Core i7-8550Uに、グラフィックスGeForce MX150を搭載した15.6型のノートPCです。
エントリー向けのグラフィックスを搭載しているので、軽いゲームなら動作します。GPU支援対応アプリを使用する際も、作業が快適になります。
また、質量は約1.83kgとなっており、外部グラフィックスを搭載した15.6型のノートPCとしては比較的軽いです。室内でPCを持って移動するときなどに便利でしょう。
さらに、M.2 SSDと2.5インチストレージのダブルストレージ構成にすることが可能です。今なら、250GB SSDにプラスして、1TB HDDも搭載するようです(2018年2月14日現在)。
CPU | Core i7-8550U |
グラフィックス | GeForce MX150 Optimus 対応 |
メモリ | 4~32GB |
ストレージ | M.2 SATA SSD 2.5インチ HDD [同時搭載可能] |
液晶サイズ | 15.6型 |
液晶種類 | FHD 非光沢 |
質量 | 約1.83kg |
バッテリー | 約7.7時間 |
本体サイズ | 382x256x23.9mm |
価格 | 109,980円(税別)~ |
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。
- Core i7-8550U、8GBメモリ、GeForce MX150(2GB)、250GB SATA SSD
目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 Critea VF-HEKSの特徴 | |
2 ゲームベンチマーク | 3 液晶ディスプレイのチェック |
4 キーボードおよびタッチパッドのチェック | 5 パフォーマンスのチェック |
6 質量のチェック | 7 静音性のチェック |
8 パーツの温度のチェック | 9 表面温度のチェック |
10 消費電力のチェック | 11 外観のチェック |
12 まとめ |
Critea VF-HEKSの特徴
GeForce MX150を搭載
Critea VF-HEKSは、GeForce MX150 を搭載しています。GPU支援に対応したアプリケーションを使用すると、作業がやや快適になります。また、軽めの3Dゲームならプレイすることが可能です。
約1.83kgと割と軽い
Critea VF-HEKSは、ゲームもプレイ可能なGPUを搭載しているにしては、約1.83kgと比較的軽いです。屋内くらいなら持ち運んで使うこともできます。男性なら片手で持つことも可能でしょう。

GPUを搭載している15.6型PCにしては約1.83kgと軽い
ダブルストレージ構成が可能
Critea VF-HEKSは、M.2 スロットと2.5インチベイを搭載しており、ダブルストレージ構成にすることが可能です。
標準では250GB M.2 SSDのみ搭載されていますが、2018年2月14日現在、1TBのHDDも無料で搭載されるようです。

ダブルストレージ構成が可能
広視野角な非光沢フルHD液晶を搭載
Critea VF-HEKSは、広視野角な液晶を搭載しており画面が見やすくなっています。また、非光沢パネルですので、画面への映り込みが少なく、見やすいです。もちろん、フルHDですので十分な解像度を備えています。
高いコストパフォーマンス
Critea VF-HEKSは、Core i7-8550U、GeForce MX150、8GBメモリ、250GB SSD、広視野角フルHD液晶という構成で、今なら1TB HDDも付いて、109,980円(税別)という価格になっており、コストパフォーマンスは高いと思います。
光学ドライブ、USB Type-Cポートは無し
光学ドライブ、USB Type-Cポートは搭載していないため、ご注意下さい。
ゲームベンチマーク
GeForce MX150を搭載した本機でのゲームベンチマークのチェックです。
なお、グラフィックスドライバーバージョンは、最新の「390.77」です。ゲームベンチマークのスコアは下表の通りです。
フルHD(1920x1080)で計測していますが、軽めのゲームであれば問題なく動作します。中程度の重さのゲームに分類されるようなゲームは、フルHD(1920x1080)で動作させるのはちょっと難しいです。解像度をHD(1280x720)に下げれば動作するゲームもあります。ヘビーにゲームをするというよりも、ライトにゲームをするような方向けと言えます。
ゲーム一覧 | ドスパラ Critea VF-HEKS | |||
重さの目安 | ゲームタイトル | グラフィック 品質設定 |
Core i7-8550U GeForce MX150(2GB) |
|
重いゲーム | ![]() |
ファイナルファンタジーXV | 軽量品質 | 2224 (重い) |
標準品質 | 1852 (動作困難) | |||
高品質 | ー | |||
![]() |
ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 28 fps | |
高 | 17 fps | |||
ウルトラ | 6 fps | |||
中程度の 重さのゲーム |
![]() |
FF14 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 7537 (非常に快適) 51 fps |
高品質 ★ | 4991 (非常に快適) 33 fps | |||
最高品質 | 3334 (とても快適) 22 fps | |||
![]() |
フォーオナー | 低 | 45 fps | |
高 | 28 fps | |||
超高 | 21 fps | |||
![]() |
STEEP | 最低 | 31 fps | |
高 | 18 fps | |||
超高 | 8 fps | |||
![]() |
ライズオブトゥームレイダー | 最低品質 | 41 fps | |
中品質 | 27 fps | |||
最高品質 | 12 fps | |||
![]() |
ファークライ プライマル | 低い | 29 fps | |
高い | 23 fps | |||
最高 | 17 fps | |||
軽めのゲーム | ![]() |
ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 5400 (快適) |
![]() |
ファンタシースターオンライン2 EP4 | 描画:6 | 3774 (標準) | |
![]() |
モンスターハンターF 第三弾(大討伐) | ― | 6964 | |
![]() |
ドラゴンクエストX | 最高品質 | 10287 (すごく快適) | |
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) |
GPU-Zで確認したGeForce MX150の情報は次の通りです。

GeForce MX150のグラフィックカードのスペック
液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイの詳細なチェックです。
非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。
広視野角の液晶を搭載しています。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)
カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色も比較的まっすぐで揃っています。自然な発色になっていると思います。
色域はやや狭いです。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成
画素形状です。若干ギラつきを感じますが、ほとんど気にならないでしょう。

画面拡大
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードとタッチパッドのチェックです。
当サイトの計測では、キーピッチは横:約18.5mm、縦:約19mm、キーストロークは約1.3mmです。キートップはほぼフラットで、底付きの衝撃をやや感じ、やや安っぽい感じはしますが、普通に打てると思います。
タッチパッドの指の動かしやすさは普通です。クリックボタンは、センサーに到達するまでの遊びがややあり、クリックすると「カチカチ」と2回押しているような感覚があります。

タッチパッド
パフォーマンスのチェック
パフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、Core i7-8550Uを搭載しています。15.6型ノートPCとしては、スタンダードな性能のCPUです。

CPUの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません
グラフィックス
エントリー向けのGeForce MX150を搭載しています。

グラフィックスの選び方(筆者の独自判断)
※灰色のバーのパーツは選択できません
ストレージ
ストレージは、SATA SSDとHDDを搭載可能です。

ストレージの選び方(筆者の独自判断)
ドスパラ Critea VF-HEKSで計測したベンチマーク
以下、Core i7-8550U、メモリ 8GB、GeForce MX150、250GB SSDのレビュー機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U
(CPU性能の評価)

Core i7-8550U
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)



Core i7-8550U、GeForce MX150(2GB)
(VRが快適に動作するかの評価)

※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-8550U、GeForce MX150 2GB
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-8550U GeForce MX150(2GB) |
|
---|---|
x265でエンコード (※1) | 29分35秒 |
NVENCでエンコード (※2) | ― |
QSVでエンコード (※3) | 3分47秒 |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

250GB SSD
(SDカードスロットの評価)

UHS-Ⅰ対応カード
質量のチェック
Critea VF-HEKSの質量は下表の通りです。
質量 | |
---|---|
PC本体 | 1.836kg |
ACアダプター | 521g |
以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。
静音性のチェック
動作音(静音性)のチェック結果です。
普通の騒音値です。


パーツの温度のチェック
各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。
普通の温度です。


表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。
ゲームをすると、キーボードあたりがやや熱く感じます。ただ、パームレスト部分は低温です。


消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。
本機はOptimusに対応しているため、アイドル時の消費電力は低いです。ゲーム時の消費電力はそれなりにあります。


外観のチェック
外観のチェックです。
パームレストや天板はメタル風のシルバーのカラーになっていますが、液晶ベゼルや底面などはプラスチック感があります。また、液晶ベゼルも広いです。
天板です。ロゴなど一切入っていません。
電源ボタンとスピーカーです。音質は普通です。ノートPC基準で点数をつけると、10点満点で4~5点の音質です(普通が5点で、筆者の独断の評価です)。
天板を閉じたときの画像です。
側面のインターフェースです。
USB3.0ポートやSDカードスロットなど主要なポートは揃っていますが、USB Type-Cや光学ドライブはありません。
液晶が開く最大の角度です。
底面です。フラットでスッキリしています。
底面カバーを外したときの画像です。
今回搭載されていたメモリです。換装もできるでしょう。
今回搭載されていたM.2 SSDです。
今回、2.5インチストレージは搭載していませんが、コネクタは付いています。ただし、マウンター(固定用の器具)が無いため、2.5インチストレージもできるだけ搭載したほうがいいと思います。
内蔵バッテリーの容量は50.7Whと、割と大容量です。
ACアダプターは小型です。
ACアダプターの詳細は以下の通りです。
まとめ
以上が、ドスパラ Critea VF-HEKSのレビューです。
GeForce MX150 の外部グラフィックスを搭載しながら、約1.83kgと軽量なノートPCです。程よく高いスペックのPCを、持ち運んで作業をすることが可能です。
M.2 SSD + HDDのストレージ構成にすることも可能です。
第8世代Coreプロセッサー、GeForce MX150、8GBメモリ、250GB SSD、広視野角フルHD液晶という構成で、今なら1TB HDDも付いて、109,980円(税別)という価格になっており、コスパは高いです。
ただし、光学ドライブや、USB Type-Cポートは搭載していません。
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