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ウイルスバスター クラウド の評価レビュー

ウイルスバスター クラウドは、初心者に優しいソフトです。
「ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム」を購入すれば、24時間365日、電話でのサポートを受けることができます。しかも、他のソフトやスマホの操作方法等についても質問可能です。
また、SNSをよく使う方にもおすすめです。サービス内のURLをチェックし、安全か危険かを教えてくれます。Android OSに限りますが、LINEにも対応しています。
最近はAIを活用したフィッシング詐欺やスマホの詐欺メッセージ対策にも力を入れています。
日本国内でのシェアも高く、12年連続No.1となっています。
当サイト経由なら90日間無料で試せます
当サイト限定で、90日間無料となる体験版をメーカーから提供していただきました(通常の体験版は30日間)。ウイルスバスター クラウドを試してみたい方は、長く試すことができるこちらの体験版をご活用下さい。
目次
リンクをクリックするとページ下へスクロールします。お忙しい方は「ウイルスバスター クラウドの特徴」をお読みください。特徴を簡潔にまとめています。
特徴
各機能・価格の評価
- マルウェア対策性能
- 動作の軽さ
- ランサムウェア対策
- ネットバンキング保護
- Web脅威対策
- 迷惑メール対策
- 脆弱性対策
- ID・パスワード管理
- ペアレンタルコントロール
- その他の機能
- 操作画面
- サポート
- 価格
まとめ
ウイルスバスター クラウドの特徴
多層での保護力は高め

第3者機関でのパターンファイルによる"既知ウイルス検出率"の評価はあまり良くないケースもあり、ネット上で酷評されている場合もありますが、全ての機能を含めた多層での保護性能は高く、第3者機関でも高い評価を得ています。
さらに最近では、AIを活用し、フィッシングサイトや詐欺サイト対策を含め、より保護力が高くなっています。
PC初心者に非常におすすめ

ウイルスバスター クラウドには、広範囲にわたってパソコン関連のサポートを行う「ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム」という製品があり、PC初心者に非常におすすめです。
セキュリティに関することはもちろん、PCの操作方法や他社ソフトの使い方、スマートフォン、SNSの操作方法についても電話で質問することができます。しかも、24時間365日対応です。
サポート内容の詳細はこちらをご覧ください。
SNS利用者にもおすすめ

ウイルスバスター クラウドは、URLリンク先のサイトの安全性を評価する機能が優れています。
他社ソフトはGoogle等の検索結果のURLに対して評価するのみですが、本ソフトはSNS(facebook、Twitterなど)内に貼られたURLも評価できます。これほど多くの場面で使えるのは本ソフトだけです。
また、Android OSのみの機能となりますが、LINEのアプリのメッセージ内のURLを評価することも可能です。
パスワード管理ソフトが使いやすい

パスワード管理ソフトとは、パスワードを安全に管理するソフトで、使い勝手が非常に良いです。日本語版の場合、総合セキュリティソフトの中では最も使いやすいのではないかと思います。
パスワード管理ソフトのみを単体で使用することも可能で、ウイルス対策には別のソフトをインストールすることも可能です。
ただし、6つ以上のID・パスワードを登録するには月額154円の料金がかかります。
AI技術を使った詐欺サイト対策

フィッシングサイトに誘導された国内の利用者数は年々増えており、2018年だけでも440万件超の過去最大数となっています。しかし、不正サイトは次から次へとURLを変えて増殖していくため、不正サイトをブラックリストに登録するだけでは、十分な対策とはなりません。
ウイルスバスター クラウドでは、Webサイトが作成されてからの時間、登録者情報、URLの文字列、HTMLのソースコードなどをAIが分析し、不正サイトかを評価し、ブロックする機能を新たに搭載しました。
AI技術を使った詐欺メール対策

最近の詐欺メールには、不正なファイルや不正サイトへのリンクを含まないものも現れています。
ウイルスバスター クラウドでは、新機能としてAIを活用して、メールの"文章の特徴"を解析し、詐欺メールの可能性を判定する機能を搭載しました。
国内でのシェアが高い

ウイルスバスター クラウドは、国内のシェアが非常に高いです。
BCNの調査によると、2009年~2020年まで12年連続で国内シェアナンバーワンを維持しています。
シェアが高ければ質の高い製品というわけではありませんが、「みんなが使っている!」という安心感はあると思います。
新機能
ウイルスバスター クラウドの2021年版(2020年発売モデル)の主な新機能について解説します。
Microsoft Edgeでも使用できる保護機能が増加
Windows 10の規定ブラウザであるMicrosoft Edgeでも、詐欺メール対策機能や、決済保護ブラウザを使用できるようになりました。今までは、Windows 10だと、Google Chromeや、Firefoxでしか利用できなかった機能ですが、Microsoft Edgeでも利用できるようになり、利便性が向上しています。
なお、これらの機能を使用するためには、Microsoft EdgeでTrendツールバーを有効にする必要があります。
Chromebookでも保護機能を使用可能に
最近、WindowsやMac以外のPC型のデバイスとして、Chromebookの利用も広がってきました。それに合わせて、ウイルスバスターでは、Web脅威対策機能、広告ブロック機能、詐欺メール対策機能、SNSのプライバシー設定チェック機能がChromebookでも提供されるようになりました。
ウイルスバスター クラウドの年額版を購入していれば、Chromeウェブストアから、「ウイルスバスター Webセキュリティ for Chromebook」をインストールすることで使用できるようになります。
在宅勤務やオンライン学習のセキュリティサポート
「ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム」の購入時のサポート内容に、コロナ渦により、在宅勤務やオンライン学習で使用されることが増えた、Zoom、Microsoft Teams、Chatworkなどのコミュニケーションツールを安全に使用するためのセキュリティ支援が含まれました。また、オンライン会議の参加方法、アカウント登録、操作・設定方法に関するサポートも受けることができます。
フィッシングサイト検出を強化(スマホ向け)

スマートフォン向けの「ウイルスバスター モバイル」の機能となりますが、未知のフィッシングサイトを検知・ブロックする機能を新しく搭載しています。これまでの、データベースによる判定と、AIによる判定に加えて、正規サイトと文言やデザインを比較することで、未知のフィッシングサイトを検知することができます。
毎年、フィッシングサイトに誘導される利用者が増えているので、長時間ネットを利用するツールのスマホには、このような幾重ものフィッシングサイト検知機能を備えたセキュリティソフトを導入しておくと安心です。
詐欺SMS検知機能を強化(スマホ向け)

iPad・iPhone用の「ウイルスバスター モバイル」の機能ですが、詐欺SMS検知機能が強化されています。
これまでは、不正なURLが含まれるSMSを「迷惑SMS」フォルダに振り分けるだけでしたが、最新バージョンでは、SMSの文章の特徴を解析し、詐欺SMSと判断したものを「迷惑SMS」フォルダに移動するようになっています。
マルウェア対策性能
ウイルスバスター クラウドのマルウェアの対策性能は"高い"と思います。
防御層
ウイルスバスター クラウドは、下図のような防御層を持っています。
特徴的なのは、「侵入前の対策」で、AI技術を活用しネット詐欺対策を強化しています。また、「脅威を検出」の部分ではAIを活用した機械学習型スキャンにより、ランサムウェアなどの危険性の高いマルウェアの検出精度が高くなっています。ちなみに、このAIを融合した多層防御のアプローチをトレンドマイクロは「XGen」と呼んでいます。

第3者機関による検出率
マルウェアからの保護力を確認しようとする場合、個人でハニーポットをしかけサンプルを集めても、限定的な結果にしかなりません。セキュリティソフトの検証を専門に行っている機関のデータを確認するのが、最も有効であると考えます。ここでは、有名な第3者機関による評価結果を確認します。
詳細な結果および、他のセキュリティソフトとの比較は、下のリンク先をご覧ください。
セキュリティソフトのマルウェア検出性能の比較
AV-Comparatives
ここでは、代表的なテストの結果として、まず、オーストリアのAV-Comparativesの評価結果を掲載します。下表のReal-World Protection Testは、Webサイトを閲覧中の実利用環境で、どの程度マルウェアを防ぐかをテストしたものです。過去3回の評価結果を見ると、保護率は十分高いレベルです。ただし、掲載している3回のテスト全て、誤検出が平均よりも多いという理由で、AWARD LEVELSは最高ランクの次のADVANCE(★★)となっています。
2019年2~5月 | 2019年7~10月 | 2020年2~5月 | |
保護率 | 99.6% | 99.9% | 100% |
AWARD LEVELS | ![]() |
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AV-TEST
次に、ドイツの独立機関であるAV-TESTの評価結果を確認します。こちらも高い評価です。直近の2回のテストでは、全ての項目で満点を取得しています。
また、直近の3回のテストで、全てTOP PRODUCTと最高評価を得ており、保護機能は高いレベルを保っていると思われます。
2020年2月 | 2020年4月 | 2020年6月 | |
Protection | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
Performance | 5.5 | 6.0 | 6.0 |
Usability | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
認定 | ![]() |
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※Performance:PCのスピードへの影響
※Usability:誤検出などPCの利便性を損なわないようにする能力
※各項目の最高点は、6点となります
動作の軽さ
動作の軽さは"普通"だと思います。
当サイトでほぼ毎年確認しているテストでは、スキャン速度、メモリ使用量など8項目についてチェックしていますが、"普通"の結果でした。こちらの調査結果の詳細は下のリンク先をご覧ください。
セキュリティソフトの軽さの比較
AV-Comparatives
また、AV-ComparativesのPerformance Testsの結果を見ると、テストのタイミングで結果にバラつきがあります。概して、平均レベルか、少し平均より少し重めの動作といった評価だと思います。
2019年4月 | 2019年10月 | 2020年4月 | |
AWARD LEVELS | ADVANCED(★★) | ADVANCED(★★) | STANDARD(★) |
AV-TEST
AV-TESTの「Performance」のスコアは、比較的高めです。
2020年2月 | 2020年4月 | 2020年6月 | |
Performance | 5.5 | 6.0 | 6.0 |
※各項目の最高点は、6点となります
ランサムウェア対策
依然、猛威を振るうランサムウェアからの保護性能は"高い"と思います。
各セキュリティソフトのネットバンキング保護技術の評価結果については、下のリンク先にまとめてありますので、詳細はこちらをご覧ください。
セキュリティソフトのランサムウェア対策の比較
ランサムウェアからの保護例
ウイルスバスター クラウドでは、下図のように、多層の防御層でランサムウェアからPCを保護します。特に、自動バックアップ&復元、フォルダシールド、機械学習型スキャンの機能が特徴的です。

各機能を、以下に説明します。
自動バックアップ&復元
上の「自動バックアップ&復元の機能」の補足をします。万が一、ランサムウェアと思われる未知のプログラムがパソコンに侵入した場合、ウイルスバスター クラウドは監視を行います。そして、プログラムがファイルを暗号化する動きを見せた場合、ウイルスバスター クラウドはその動きをキャッチし、裏でバックアップを取ります。その後、監視を続け、ランサムウェアであると判明した場合、バックアップからファイルを元に戻します。このようにして、万が一、暗号化されてしまった場合にも、データを元に戻すことが可能です。
フォルダシールド
フォルダシールドとは、事前にユーザーが指定したフォルダに対して、ウイルスバスター クラウドが正規と認めたプログラムしかアクセスさせない機能です。複数のフォルダを指定して保護することも可能です。さらに、クラウドストレージにバックアップしたものや、外付けのストレージにバックアップしたものについても保護することが可能です。

機械学習型スキャン
機械学習型スキャンは、AIを活用した未知ウイルスを防ぐ機能で、2018年版(2017年発売バージョン)から搭載されました。AIの脳にあたる判定用モデルを作成する際、ランサムウェアのような危険度の高いマルウェアから、優先的に特徴を学習しています。これにより、未知のランサムウェアが侵入してきても、高い確率で検出することが可能です。
ネットバンキング保護
ウイルスバスター クラウドのネットバンキング保護の性能は"普通"と思います。
各セキュリティソフトのネットバンキング保護技術の評価結果については、下のリンク先にまとめてありますので、詳細はこちらをご覧ください。
セキュリティソフトのネットバンキング保護性能の比較
決済保護ブラウザを搭載
2019年版(2018年発売)から、「決済保護ブラウザ」が搭載されました。これは、オンラインショッピングやオンラインバンキングの利用時に入力された決済情報(口座情報やパスワード、クレジットカード場情報)を詐取する攻撃をブロックするための機能です。
決済保護ブラウザ上で、パスワードマネージャーを利用することも可能です。
銀行サイトやネットバンキングのログイン画面を開くと、決済保護ブラウザを開くか確認画面が出ます。ただし、確認画面が出るのは、全国区の銀行サイトだけのようです。信用金庫などローカルな銀行サイトは自分で決済ブラウザを開いて使用する必要があります。
決済保護ブラウザを使用中であることは、ブラウザの周囲が水色の枠で囲まれることと、右下に「ウイルスバスターで保護されています」という表示されることにより、確認することができます。


Web脅威対策
ウイルスバスター クラウドのWebの脅威からの保護機能は"比較的高い"と思います。
AV-ComparativesのWebサイト閲覧中の保護能力を評価するReal-World Protection Tests(上で詳細は記載)では、高い評価を得ています。ただ、誤認率が高めな点が気になります。
ウイルスバスター クラウドは、Webサイトの安全性をページ単位で評価する「Webレピュテーション」という機能を持っています。これにより、不正なプログラムを送り込むサイト、偽のネット銀行サイト、詐欺サイトなどの悪意あるサイトをブロックすることが可能です。また、Webレピュテーションを利用した、以下の機能によって、ユーザーが悪意あるサイトにアクセスするのを未然に防ぎます。
Webサイト安全評価


ブラウザで動作するTrendツールバーを有効にすると、Googleなどの検索結果に問題なければ、緑のチェックマークがつき安全であることがわかります。一方、悪意のあるサイトが含まれている場合、赤く「危険」と表示してくれます。
この機能は割と多くのセキュリティソフトに搭載されていますが、ウイルスバスター クラウドは、Googleなどの検索結果だけでなく、様々なサービスのURLの評価をすることが可能です。
SNSなら、Facebook、Twitter、LinkedIn、Pinterest、mixi、Weibo、MySpaceなどのサービスにも対応しています。これだけ多くのサービスに対応しているのはウイルスバスター クラウドだけでしょう。
2020年版から、Windows 10の規定ブラウザであるMicrosoft Edgeでも使用可能になりました。
また、Android OSのみの機能となりますが、LINEのメッセージ内のURLもチェックし、不正なURLがあれば警告が表示されます。
AIによる未知の不正サイト検出
2020年版から、AIを用いて未知の不正サイトを検出し、ブロックする機能が搭載されています。
下の画像は、偽のマイドコモのログイン画面を表示するフィッシングサイトへのアクセスがブロックされている様子です。ブラウザの備える不正サイトブロック機能では検出できていない、出来たばかりのフィッシングサイトだと思われますが、ウイルスバスター クラウドではちゃんとブロックしてくれます。
もちろん、完全に詐欺サイトをブロックすることは期待できませんが、Web上の詐欺サイトに対応するうえで、AIを活用した対策は心強いです。

迷惑メール対策
ウイルスバスター クラウドの迷惑メール対策性能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"やや悪い"です。詳細は下のリンク先をご覧ください。
日本語で書かれた迷惑メールの検出率は非常に高かったのですが、英語で書かれた海外から来る迷惑メールの検出率が悪かったです。そもそも英語のタイトルのメールは読まないという方は問題ないと思います。
ウイルスバスター クラウドの特徴の部分で紹介したように、最新版ではAI技術を活用して、詐欺メールへの対策が可能になっています。メールを介する危険に対しての対応能力の向上が期待できます。
セキュリティソフトの迷惑メール対策性能の比較
AIによる詐欺メール対策
最新版から、AIを用いた詐欺メール対策機能が搭載されています。
AIを活用して、不正なファイルや不正サイトへのリンクを含まない詐欺メールに対しても、内容を解析することで、詐欺メールの可能性があるかを判定します。
下の画像は、詐欺メールと思われる内容のメールに対して、実際に警告が表示されている画面です。
表示された警告画面で、「詳細の表示」をクリックすると、なぜ詐欺メールの可能性があると判定された理由と、対応方法が表示されます。
なお、この機能は、対応ブラウザ(Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge)で、Trendツールバーを有効にしている場合に、Web版のGmail、Outlook.comで利用可能です。また、詐欺メール対策をオンにしておく必要もあります。


脆弱性対策
マルウェアは脆弱性(OSやソフトの不具合・バグ)を利用して侵入するケースが多いです。ウイルスバスター クラウドでは、不正侵入対策機能などで、脆弱性があってもある程度防ぐことができます。
また、脆弱性をチェックしてくれる機能もあります。Windows OSはもちろんAdobeソフトやJavaなどの修正プログラムをチェックし、適用されてない脆弱性を表示します。日々、セキュリティに気をつけている方は、わざわざウイルスバスター クラウドから通知されなくても適用していると思いますが、あまりセキュリティ意識が高くない人は、通知されることで、積極的に適用するようになるのではないかと思います。

Adobe Acrobat ReaderおよびJavaの脆弱性はポップアップ表示
なお、2016年発売バージョンからは、Adobe Acrobat ReaderおよびJavaが最新バージョンではない場合に、ウイルスバスター クラウド起動後にポップアップ表示されるようになり、ユーザーがより気づきやすいようになっているようです。

(旧バージョンの画面なので、現在とは若干異なるかもしれません)
ID・パスワード管理
ウイルスバスター クラウドのパスワード管理機能「パスワードマネージャー」は"使いやすい"です。
パスワード管理とは、パスワードをクラウド上に安全に管理する機能で、ログインが必要なWebサイトへアクセスすると、自動でID・パスワードが入力されるため、パスワードを覚えておく必要がありません。そのため、Webサイト毎に、異なる複雑なパスワードを設定することができ、安全性が高まります。
他のセキュリティソフトのパスワード管理機能は、英語版しかなかったり、うまく自動ログインできないケースがありますが、ウイルスバスター クラウドは日本語対応で、ログインできないケースも少ないです。みずほダイレクトは、1ページ目でお客様番号、2ページ目でパスワードを入力しなくてはならないのですが、そういった場合でもうまく自動ログイン可能です。
なお、5つのIDまでは無料ですが、6つ以上使うときは別途費用(月額154円)が発生します。
ちなみに、上で、決済保護ブラウザについて説明しましたが、この決済保護ブラウザ上でもパスワードマネージャーを使うことができます。
パスワードマネージャーに対応しているのは、Internet Explorer、Firefox、Chromeで、残念ながらMicrosoft Edgeには未対応のようです。
実際の使用時は、ログイン情報を保存しているサイトのログインページを開くと、下の画像のようにパスワードマネージャーのポップアップが出ます。そこにマスターパスワードを入力するだけで、簡単にログインが完了します。

ペアレンタルコントロール
ウイルスバスター クラウドのペアレンタルコントロール機能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"良い"です。詳細な結果は、下のリンク先をご覧ください。
セキュリティソフトのペアレンタルコントロール機能の比較
PTA全国協議会の推薦品

ウイルスバスター クラウドは、セキュリティソフトの中では珍しく、社団法人日本PTA全国協議会の推薦を取得しており、安心してペアレンタルコントロール機能を使うことができます。
また、アプリケーションの実行ファイルを指定して、起動をブロックしたり、時間帯を指定してブロックすることも可能です。例えば指定した時間は、ゲームを起動できないようにすることができます。
欲を言えば、子供がどんなサイトを見てブロックされたかや、どんなアプリを見てブロックされたかを、親がネット上の管理画面等で見られれば良かったのですが、そこまでは出来ません(子どもが使用したPCからであれば、レポートを表示してブロックされたサイトの情報などを確認することはできます)。
その他の機能
データ消去ツール
不要なファイルを完全に消去するデータ消去ツールが搭載されています。復元されては困る重要なファイルは、この機能を利用して、完全に削除することができます。セキュリティレベルも選択できます。

リモートファイルロック
重要なファイルパスワードで保護する、リモートファイルロック機能です。ロックされた保管庫はパスワードを入力しないと開くことができなくなります。
また、PCの盗難・紛失時の対策として、Webからリモートで保管庫をロックし、デスクトップ上のリモートファイルロックのアイコンを消すこともできます。

操作画面
メイン画面

ウイルスバスター クラウドは、次のようになっています。
スキャンボタンが中央に配置されており、このボタンを押すだけで、マルウェアのスキャンと、脆弱性がないかのスキャンを行ってくれます。
カテゴリ分けも分かりやすく、とても見やすい画面です。
難しい用語も少なく、初心者にも使いやすいと思います。
「コンピューターを守る」画面

メイン画面で「コンピューターを守る」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
「コンピューターの保護設定」では、各種対策の詳細な設定が可能です。
「システムチューナー」では、不要なファイルや、起動に時間のかかっているプログラムの検出や、脆弱性のあるプログラムのチェックなどを行います。
通知をできるだけ減らす「サイレントモード」の設定も可能です。ゲームをするときに便利な機能です。サイレントモードのON/OFFはこの画面からも可能ですが、Windowsの右下のタスクトレイから、ウイルスバスター クラウドのアイコンを右クリックしても設定変更可能です。
「個人情報を守る」画面

メイン画面で「個人情報を守る」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
「プライバシー設定チェッカー」では、Facebook、TwitterなどのSNSの情報公開範囲の設定が可能です。
「情報漏えい対策」は、クレジットカード番号や口座番号などを登録しておくことで、これらの情報が意図せず外部に送信されるときに、警告を出す機能です。詳細はこちらをご覧ください。
「データを守る」画面

メイン画面で「データを守る」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
万が一、ウイルスが活動しても、ファイルを守る「フォルダシールド」、PCの廃棄や盗難対策に役立つ「データ消去ツール」、パスワード管理ソフトの「パスワードマネージャー」、フォルダを暗号化し、パスワードを入力しないと見られなくする「リモートファイルロック」といった機能があります。
「家族を守る」画面

メイン画面で「家族を守る」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
ペアレンタルコントロールの設定が可能です。閲覧を禁止するカテゴリ(アダルト、出会い、ギャンブルなど)や、Webサイトやアプリケーション(ゲームなど)の利用を制限する時間帯などを設定することが可能です。
サポート
サポート窓口と、電話対応時間は次のようになっています。電話の他に、LINE、メール、チャットでの問い合わせが可能です。
問い合わせ窓口:トレンドマイクロサポート
電話対応時間:365日 9:30 ~ 17:30
価格
価格は次のようになっています。他のソフトと比較した場合"普通"の価格だと思います。
製品名称 | 年数 | 価格[税込] |
ウイルスバスター クラウド (3台まで利用可能) |
1年 | 5,720円 |
---|---|---|
2年 | 10,250円 | |
3年 | 13,580円 | |
ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム (3台まで利用可能) |
1年 | 8,470円 |
2年 | 14,620円 | |
3年 | 19,690円 |
まとめ
ウイルスバスター クラウドは、初心者に優しいセキュリティソフトです。「ウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム」を購入すると、他社ソフトや、SNSの操作方法など広範囲にわたって、電話で質問をすることが可能です。しかも、24時間365日、いつでも電話をかけられます。価格も、通常の「ウイルスバスター クラウド」に、年間3,000円以下の費用を追加するだけです。PCメーカーのサポートと比べると非常に安いです。
第3者機関でのパターンファイルによるウイルス検出率は、そこまで高くない場合が多いですが、多層の防御による保護力が強化されており、第3者機関での評価も高いです。最新版では、AI技術を積極的に活用して、詐欺サイトや詐欺メールの検出能力のアップが期待できます。
また、Webサイトの安全性を評価する機能が、多くのSNSサービスで利用できます。Android OS限定ですが、LINEのメッセージ内に、不正なURLがあれば警告を表示する機能もあります。SNSを頻繁に使う方にもおすすめです。
パスワードマネージャーを利用する場合、別途料金が発生する点が残念です(5つのID/パスワードまでは無料)。月額154円なので1年で1,848円にもなってしまいます。ウイルスバスター クラウド利用者はそろそろ無料にして欲しいところです。ただし、有料だけあって、非常に使いやすいです。
無料体験版
当サイト限定で、90日間無料となる体験版を、メーカーから提供していただきました(通常の体験版は30日間)。ウイルスバスター クラウドを試してみたい方は、長く試すことができるこちらの体験版をご活用下さい。
購入はこちら
ウイルスバスター クラウドは以下のメーカーサイトから購入できます。
ご購入(メーカーサイト)はこちら
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