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Bitdefender トータルセキュリティ 2019 の評価レビュー
Bitdefender トータルセキュリティ 2019の特徴は非常に高い保護性能で、カスペルスキーと並んで、多くの第3者機関で最大級の評価を得ています。
珍しい機能としては、各種設定をローカル上のアプリではなく、Webブラウザを開いて使う「セントラル」を使用します。複数のデバイスを一括で管理でき、ペアレンタルコントロールなどの設定もできます。
高性能で多機能ですが、シンプルな画面なので、操作もしやすく、動作も軽めです。
ただし、日本でのサポート体制がイマイチなので、日本で購入する場合は、Bitdefenderエンジンを採用したZEROスーパーセキュリティのほうがいいと思います。
なお、Bitdefenderの日本語ページでは、バージョンが2018となっていますが、体験版をインストールするとバージョン2019の画面のソフトがインストールされました。
目次
リンクをクリックするとページ下へスクロールします。お忙しい方は「Bitdefender トータルセキュリティ 2019の特徴」をお読みください。特徴を簡潔にまとめています。
Bitdefenderトータルセキュリティ 2019の特徴
トップクラスの保護性能
第三者機関からも高い評価
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、セキュリティソフトの中でもトップクラスの保護性能を誇ります。
検出率などに対する第三者機関からの評価も高く、世界で5億人以上が利用しています。安心してPCを使うことができるでしょう。
マルチレイヤーランサムウェアプロテクション
ランサムウェア対策の新機能
近年被害が増えており、最も注意しなければならない危険の一つとして、ランサムウェアによる被害があります。
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、ランサムウェアに対する多層の保護を提供します。
まず、ふるまい検知により、ランサムウェアの感染を防ぎます。さらに、新機能として、万一ランサムウェアによりファイルが暗号化されても、暗号化されたファイルを自動的に復元する機能を搭載しています。
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、もともとランサムウェアに対する検知力が高く、第三者機関による評価も高かったですが、この新機能により、さらにランサムウェアに対する防御力が上がってると思われます。
ネットワーク脅威対策
オンライン脅威対策
Bitdefender トータルセキュリティ 2019の新機能として、ネットワーク脅威対策があります。具体的には、脆弱性が悪用され、攻撃されることを防ぐ機能です。
ペアレンタルコントロールの機能も向上
ペアレンタルコントロールもマルチデバイス対応
Bitdefender トータルセキュリティ 2019にはペアレンタルコントロール機能もあります。設定はWebコンソールのセントラルを用いて行います。
以前はWebサイトを制限する機能しかありませんでしたが、新しく、アクティビティ、アプリケーション、電話、お子様の場所、利用時間を確認したり、制限したりする機能が加わりました。
アクティビティでは、子どもが利用したアプリの時間、よく閲覧するWebサイト、1日のデバイスの利用時間を確認できます。
子どもは、楽しいと時間を忘れてPCやスマホに没頭してしまいますので、親が適切に電子機器の使用をサポートする必要がありますが、そのためのよいツールとなりそうです。すべての機能が使えるわけではありませんが、Windowsだけでなく、Mac、iOS、Androidにも対応しています。主なデバイスを網羅しているのは嬉しいです。
マルウェア対策性能
Bitdefender トータルセキュリティ 2019のマルウェア(ウイルス、ワーム、トロイの木馬など)の対策性能は、”高い”です。
詳細な結果および、他のセキュリティソフトとの比較は、下のリンク先をご覧ください。
セキュリティソフトのマルウェア検出性能の比較
ここでは、代表的な調査結果として、まず、オーストリアのAV-Comparativesの評価を掲載します。下表のReal-World Protection Testは、Webサイトを閲覧中の実利用環境で、どの程度マルウェアを防ぐかをテストしたものです。過去3回の評価結果を見ると、成績は非常に優秀で、いずれもADVANCED+の評価です。
2017年2~6月 | 2017年7~11月 | 2018年2~6月 | |
保護率 | 99.9% | 99.9% | 99.8% |
AWARD LEVELS |
次に、ドイツの独立機関であるAV-TEST.orgの評価結果を確認します。こちらも高い評価を得ており、直近のテストでは、特に性能の高いソフトに与えられる「TOP PRODUCT」の認定を受けています。
Usabilityが満点となっていませんが、これはシステムスキャン中に、問題のないソフトウェアを不正ソフトウェアとして誤検出することが数件あったためのようです。
2018年2月 | 2018年4月 | 2018年6月 | |
Protection | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
Performance | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
Usability | 5.0 | 5.0 | 5.5 |
認定 |
※Performance:PCのスピードへの影響
※Usability:誤検出などPCの利便性を損なわないようにする能力
※各項目の最高点は、6点となります
動作の軽さ
動作の軽さは"軽い"と思います。
当サイトでは、スキャン速度、メモリ使用量など、軽さに関するテストを8項目チェックしていますが、テストしたセキュリティソフトの中では、とても優秀な結果でした。(ZEROスーパーセキュリティの部分をご覧ください)
また、AV-ComparativesのPerformance Testsの結果では、いつも最高評価のAdvanced+を得ていますし、AV-TESTの「Performance」のスコア(上述)でも、3回連続で満点評価となっていました。
2017年5月 | 2017年10月 | 2018年4月 | |
AWARD LEVELS |
2018年2月 | 2018年4月 | 2018年6月 | |
Performance | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
※各項目の最高点は、6点となります
ランサムウェア対策
ランサムウェアからの保護性能は"高い"と思います。
第3者機関でのランサムウェア対策性能の評価は高い
下図は、イギリスの第3者機関であるMRG Effitasにて実施された「Ransomware blocked or missed」の調査結果ですが、いずれも高いブロック率となっています。
登録したアプリのみアクセスできるようにすることも可能
Bitdefender トータルセキュリティ 2019には、セーフ・ファイルという機能が搭載されており、登録したアプリケーションのみ、保護したフォルダへアクセスできるようにすることが可能です。
万一ランサムウェアから暗号化されても復元可能
ランサムウェアはブロックを回避するため高度な適応能力を備えている場合があります。しかし、Bitdefender トータルセキュリティ 2019には、ランサムウェア防御という機能が搭載されており、万一ファイルが暗号化されても自動的に復元することができます。
なお、他のセキュリティソフトとのランサムウェア対策性能の比較は、下のページにまとめています。
セキュリティソフトのランサムウェア対策性能の比較
ネットバンキング保護
Bitdefender トータルセキュリティ 2019のネットバンキング保護の性能は"やや高め"だと思います。
第3者機関では標準的な評価
セキュリティソフトのオンラインバンキング保護技術を評価しているMRG Effitasの「Online Banking Certification」を確認すると、平均点以上の結果だと思います。
セキュリティソフトのネットバンキング保護性能の比較
決済ブラウザで安全に取引可能
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、決済ブラウザという機能を持っており、この専用ブラウザを使うことで、安全に取引することが可能です。
また、この決済ブラウザは、手動で起動することもできますが、通常のブラウザで銀行のページからログイン画面に移行するときに、下記のようなメッセージが表示されて、決済ブラウザで開くこともできます。うっかり通常のブラウザでオンラインバンキングを使用してしまう、ということを避けることができます。
Web脅威対策
Bitdefender トータルセキュリティ 2019のWebの脅威からの保護機能は"非常に高い"と思います。
第3者機関によるAV-Comparativesの評価
AV-ComparativesのWebサイト閲覧中の保護能力を評価するReal-World Protection Tests(上に詳細を記載)では、過去3回のテストではいずれも「ADVANCED+」の評価を得ています。
クリック前にWebサイトの安全性を確認できる
Googleの検索結果などのリンクが安全かどうかを表示してくれる機能もあります。
これにより、クリックする前に、サイトの安全性を確認することが可能です。
迷惑メール対策
Bitdefender トータルセキュリティ 2019の迷惑メール対策性能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"高い"です。詳細は下のリンク先をご覧ください。(ZERO スーパーセキュリティの部分をご覧ください)
セキュリティソフトの迷惑メール対策性能の比較
迷惑メールに関しては、下の写真のような画面で設定を行うことができます。迷惑メールや正常なメールのサンプルを送ることで、精度を上げていくこともできるようです。
脆弱性対策
Bitdefender トータルセキュリティ 2019には、脆弱性を持ったアプリ等を検索する機能が搭載されています。
適用されていないWindows Updateやアプリのアップデート、弱いWindowsパスワード、安全性の低いWi-Fiネットワークをチェックしてくれます。脆弱性を無くすことは、非常に重要なセキュリティ対策となるので、このようなツールがあると便利です。
ファイアウォール
Bitdefender トータルセキュリティ 2019のファイアウォール機能は"普通"だと思います。
第3者機関のMatousec のパソコンからインターネットへ情報が漏れる(リーク)テストの結果は良くありませんが、一部を除いてほとんどのセキュリティソフトの結果も良くないため、相対的に見れば普通かなと思います。
ID・パスワード管理
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、ID・パスワード機能も搭載されています。
下記のような画面で、全体を管理できます。ウェブページのログイン情報だけでなく、個人情報、オンライン銀行、クレジットカード情報、電子メールの設定情報、アプリケーションのライセンスキー、Wi-Fi接続情報など様々な個人情報を管理することができます。
上述した決済ブラウザ上で使用することもできるので便利です。また、登録したID・パスワードは、他のデバイスから使うことも可能です。
ただ、少し設定が煩わしいときがあったり、同じサイトでも、ID・パスワードがうまく自動入力されないときがありました。
ペアレンタルコントロール
Bitdefender トータルセキュリティ 2019のペアレンタルコントロール機能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"やや悪い"です。詳細な結果は、下のリンク先をご覧ください。ただ、情報が古いので、現在は改善されている可能性があります。後日、またチェックしてみたいと思います。
セキュリティソフトのペアレンタルコントロール機能の比較
ペアレンタルコントロールの設定は、「セントラル」というWebベースの管理画面から行います。
下図に載せているのはペアレンタルコントロールのWebサイトの設定画面とデバイスの使用時間の設定画面です。その他に、使用しているアプリケーションの確認と制限、(アンドロイドのスマートフォンに導入することで使用できる)通話やメッセージで交流する相手のチェック、子供の居場所の確認などを行うことができます。
さらにデバイスの一括管理として、盗難対策の設定、アプリの脆弱性のスキャン、ウイルスのスキャンなどが行えます。
以前はこのセントラルへのアクセスが不安定だったり、エラーになることが多かったですが、現在は安定して使用できていました。接続できずにエラーになることもありませんでした。
その他の機能
ファイル金庫で情報漏洩防止
Bitdefender トータルセキュリティ 2019には、ファイルを暗号化して保存するファイル金庫という機能があります。
会社のデータや、人に見られたくないデータを持っている方は、ここにファイルを保管しておくと良いでしょう。
ファイルシュレッダー
ファイルを完全抹消するファイルシュレッダー機能も搭載されています。復元されては困る重要なファイルは、この機能を利用して、完全に削除することができます。
ファイルシュレッダーを使用したいときは、ファイルを右クリック→Bitdefender→ファイルシュレッダー、でも利用することができます。
Wi-Fiアドバイザー
公衆Wi-Fiに接続するときに、安全なWi-Fiスポットかどうかを通知してくれます。また、毎月200MBまでならVPN通信できる機能もあるので、こちらと合わせるとより安全に使うことができるでしょう。さらに、決済ブラウザでもVPN接続されるため、こちらを使うのも良いでしょう。決済ブラウザは、バンクサイトだけでなくYahooなどの普通のサイトも閲覧することができます。
遠隔操作可能な「セントラル」
Webベースの管理画面「セントラル」で、遠隔操作で各種設定やスキャンなどを行えます。
操作画面
メイン画面
Bitdefender トータルセキュリティ 2019のメイン画面は図のようになっています。
デバイスの保護の状況を簡単に確認できます。
脆弱性の推奨事項も表示されており、PCを最新の状態に保ち、セキュリティを確保しやすくなっています。
「保護」画面
左メニューの「保護」をクリックしたときの画面です。
各種保護内容の確認と設定ができます。
「プライバシー」画面
左メニューの「プライバシー」をクリックしたときの画面です。
個人情報を保護するための各種機能が揃っています。
「ユーティリティ」画面
左メニューの「ユーティリティ」をクリックしたときの画面です。
PCを快適に使い続けるための最適化ツール等を選択できます。
サポート
サポート窓口と、電話対応時間は次のようになっています。電話の他には、メールでの問い合わせが可能です。
ただ、電話を何度かかけてみましたが、いっこうに繋がりません。片言の日本語で「当社の事業者は電話中です」というガイダンスが流れますが、待機にもなりません。サポートは期待しない方がよさそうです。
問い合わせ窓口:Bitdefender サポート
電話対応時間:平日 9:00 ~ 18:00
価格
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、購入時に5台版か10台版を選ぶことができ、契約期間もそれぞれ1~3年を選ぶことができます。さらに、家族内台数無制限で使用できるファミリーパックもあります。いずれもマルチプラットフォーム対応で、PC、Mac、Android、iOSに対応しています。
3年版がお得な価格になっているので、30日の無料体験版で試してみて、問題なければ3年版を購入するとお得に利用できます。
台数 | 年数 | 価格 |
5台版 | 1年 | 5,179円 |
---|---|---|
2年 | 8,609円 | |
3年 | 11,479円 | |
10台版 | 1年 | 5,739円 |
2年 | 9,729円 | |
3年 | 13,159円 | |
ファミリーパック (台数無制限) |
1年 | 6,859円 |
2年 | 11,479円 | |
3年 | 14,349円 |
ただし、日本ではBitDefenderのエンジンを搭載した「ZEROスーパーセキュリティ」という製品が発売されています。こちらの製品の価格は下表のようになっており、かなり安くなっており、さらに更新料が0円という大きなメリットがあります。日本で購入するならZEROスーパーセキュリティがいいと思います。
台数 | 年数 | ZEROスーパーセキュリティ |
1台版 | 無制限 | 3,980円 → 当サイト限定 2,980円 |
---|---|---|
5台版 | 無制限 | 7,980円 → 当サイト限定 5,980円 |
まとめ
Bitdefender トータルセキュリティ 2019は、非常に性能の高いセキュリティソフトです。
カスペルスキーと並んで、多くの第3者機関でトップレベルの評価を得ているソフトです。
最新版になって、メイン画面等も見やすくなりました。よりユーザーフレンドリーになった気がします。
高性能、多機能で、動作軽めのセキュリティソフトですが、初回購入時は価格も安くなっています。気になる方は、30日無料体験を利用することをおすすめいたします。無料体験版でもセントラルを含めてすべての機能が使えます。気に入れば3年版を購入すると一番お得です。
ただし、日本では、Bitdefenderエンジンを搭載したZERO スーパーセキュリティを購入したほうがお得です。
無料体験版
30日間無料体験版もあります。体験版のダウンロードページはこちら↓です。
無料体験版はこちら
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世界でもトップクラスの性能を持つBitdefender製を搭載したセキュリティソフト。更新料が0円である点も大きな特徴。