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カスペルスキー セキュリティの評価レビュー
カスペルスキーは、スキャンエンジン、ランサムウェア対策、オンラインバンキング保護、ファイアウォール、脆弱性保護など、すべての機能が高性能なセキュリティソフトです。
多くの第3者セキュリティ評価機関で、最大級の評価を得ています。
依然として流行っている身代金型ウイルス(ランサムウェア)やネットバンク利用時に不正送金するマルウェアについても、高いレベルでPCを保護することが可能です。
また、カスペルスキー プラスプラン以上では、パスワードマネジャーや、VPN機能も使用できますし、パフォーマンス向上やプライバシー保護などの新機能も搭載し、多機能になっています。
お得な情報
目次
リンクをクリックするとページ下へスクロールします。お忙しい方は「カスペルスキー セキュリティの特徴」をお読みください。特徴を簡潔にまとめています。
特徴
各機能・価格の評価
まとめ
カスペルスキー セキュリティの特徴
多くの第3者機関で非常に高い評価
カスペルスキーの特徴は、セキュリティソフトにとって最も大切なマルウェアからの保護力が非常に高い点です。どの第三者機関でも非常に高い評価を得ています。
下図は2013~2023年のAV-Test、AV-Comparatives、MRG Effitas、SE Labsなどの第三者機関によるテストにおける、テスト参加回数、1位獲得回数、3位以内入賞率をまとめたものです。丸の大きさが1位獲得回数、横軸がテスト参加回数、縦軸が3位以内入賞率です。
テスト参加回数、1位獲得回数、3位以内入賞率のいずれも、カスペルスキーはトップです。カスペルスキー社が作成した資料であるため、カスペルスキーが飛びぬけて良く見えるように図化されている印象も受けますが、比較的公平な集計方法ではないかと思います。各評価機関からの評価は非常に高いです。
優れたランサムウェア(身代金型ウイルス)対策機能
ランサムウェアによる暗号化もロールバック可能
現時点でも流行っており、被害も大きいマルウェアと言えば、ランサムウェア(身代金型ウイルス)でしょう。2023年現在においても年々被害件数は増加していますが、カスペルスキーは、このランサムウェアの対策性能も優れています。
カスペルスキーは、システムウォッチャーという機能によって悪意のあるソフトウェアを監視し、万が一ランサムウェアによって大切なファイルが暗号化/改ざんされてしまっても、ロールバックする機能を持っています。
最近になってこの機能が搭載されたソフトもありますが、カスペルスキーは2015年版からこの機能が搭載されています。
また、第3者機関によるランサムウェア対策機能の評価も非常に高いです。
優れたネット決済保護機能
優れたネット決済保護機能
ゆうちょ、三井住友、三菱UFJなどの大手サイトや、都市銀行だけでなく地方銀行や信用金庫でも、オンラインバンクの不正送金被害が拡大しています。
カスペルスキーは、オンラインバンクでの不正送金するようなファイナンシャルマルウェアに対する保護機能が優秀です。2020年のデータになりますが、第3者機関であるMRG Effitasの調査で、高い評価を得ています。
また、オンラインバンキングサイトを利用するときは、"ネット決済保護"という仮想環境でブラウザを実行できるため、万が一ウイルスが活動しようとしても、不正なコードの実行を防ぐことができます。
優れた脆弱性対策
アプリケーションぜい弱性スキャン
カスペルスキーは、「脆弱性攻撃ブロック」といった機能で脆弱性を利用した攻撃から保護することが可能です。
さらに、コンピューターの設定に脆弱性がないかを確認する「ぜい弱設定スキャン」や、更新プログラムのインストールやセキュリティを低下させる可能性があるアプリケーションのアンインストールを促す「アプリケーションぜい弱性スキャンの設定」という機能があります。
フィルターを用いたバナー広告対策
バナー広告のフィルターリスト
インターネットを使用していると、多くのバナー広告を目にすることになります。このバナー広告の中には、煩わしいものや、広告を悪用してマルウェアを配信するという場合もあります。一方、ブラウザの機能などですべてのバナー広告をブロックすることもできますが、そうすると有用なバナー広告も利用できなくなります。
カスペルスキーでは、フィルター機能を用いてバナー広告対策を行うことができ、迷惑なバナー広告をブロックしたり、Webサイトの言語別でバナー広告の表示と非表示を設定したりすることができます。
Web閲覧が快適になり、セキュリティ上のリスクも低減するでしょう。
カスペルスキーはロシアのセキュリティ企業だけど大丈夫?
2017年9月、米国土安全保障省は、米政府機関でのカスペルスキーの使用を禁止するように通達を出しました。さらに、2022年2月、米連邦通信委員会は、カスペルスキーを安全保障上の脅威がある企業として指定しました。
また、NTTグループがカスペルスキー製品のと引きを中止するなど、国内でもカスペルスキーを避ける傾向が見られます。
このように、米国政府機関や、日本の通信大手企業、国内の自治体などがカスペルスキーを排除していることを知ると、個人のコンピューターにも導入していいのか不安を感じるかもしれません。
一方、カスペルスキー側は、カスペルスキーを脅威とみなす判断は、技術的な評価というよりも、政治的な理由と考えているようです。そして、世界中のコンピューターから集まるデータの悪意のあるファイル等に関する処理は、スイス、カナダ、ドイツなど、世界各地に配置された施設で行われているとのことです。第三者機関による定期的な監査や、透明性レポートを定期的に公開するなど、今後も透明性への取り組みを続けていくとアナウンスされています。つまり、重要なデータや情報が、ロシア政府に流れることはないと主張しています。
当サイトとしては、これらの主張に関して判断はせず、あくまでセキュリティソフトの機能面のレビューを行っています。そして、第三者機関のテスト結果を見ると、カスペルスキーは、多機能で、セキュリティソフトとしての性能も高いと思います。しかも、多台数対応のプランもあり、全体的に価格も安いです。
このような情報を知ったうえで、やはりカスペルスキーはやめておこうと判断されるか、メリットやカスペルスキーの発表ゆえに問題ないと判断するかは、ユーザーの皆様各自でお考え下さい。
用途に合ったプランを選択できる
カスペルスキーには、「スタンダードプラン」、「プラスプラン」、「プレミアムプラン」の3つのプランが用意されています。下表では各プランの機能を簡単に比較しているので、参考にしてください。。
基本的なセキュリティ機能のみでよければ「スタンダードプラン」、パスワードマネージャーやVPNなど充実した機能がいい場合は「プラスプラン」、ペアレンタルコントロールやプレミアムサポートが必要な方は「プレミアムプラン」を選ぶといいと思います。
スタンダード | プラス | プレミアム | |
マルウェア保護 | ● | ● | ● |
Web保護 | ● | ● | ● |
ウイルス除去 | ● | ● | ● |
フィッシング対策 | ● | ● | ● |
ファイアウォール | ● | ● | ● |
PC最適化 | ● | ● | ● |
容量のクリーンアップ | ● | ● | ● |
アプリ管理 | ● | ● | ● |
集中モード | ● | ● | ● |
オンラインバンキング/決済保護 | ● | ● | ● |
ストーカーウェア検知 | ● | ● | ● |
ストレージの管理機能 (new) | ● | ● | |
データ漏洩チェッカー | ● | ● | |
無制限の高速VPN (new) | ● | ● | |
パスワードマネージャー (new) | ● | ● | |
スマートホームモニター | ● | ● | |
リモートアクセス検知 (new) | ● | ||
プレミアムサポート (new) | ● | ||
セーフキッズ(保護者による管理) | ● |
マルウェア対策性能
カスペルスキー セキュリティのマルウェア(ウイルス、ワーム、トロイの木馬など)の対策性能は"非常に高い"と思います。
防御層
カスペルスキー セキュリティの機能一覧です。「ファイル保護」、「セーフブラウジング」、「メール保護」、「AMSI保護」、「ネットワーク攻撃防御」、「ファイアウォール」、「侵入防止」、「セルフディフェンス」など多くの保護機能を有しており、どの機能も優秀です。非常に性能の高いセキュリティソフトです。
また、「システムウォッチャー」では、悪意あるソフトウェアを監視し、クリプトジャッキングやランサムウェア、エクスプロイトなどから保護し。万が一、マルウェアによる変更がなされても、システム内の変更をロールバックすることが可能です。
第3者機関による検出率
マルウェアからの保護力を確認しようとする場合、個人でハニーポットをしかけサンプルを集めても、限定的な結果にしかなりません。セキュリティソフトの検証を専門に行っている機関のデータを確認するのが、最も有効であり、ここでは、有名な第3者機関による評価結果を確認します。
詳細な結果および、他のセキュリティソフトとの比較は、下のリンク先をご覧ください。
セキュリティソフトのマルウェア検出性能の比較
ここでは、代表的な調査結果として、まず、オーストリアのAV-Comparativesの評価結果を掲載します。下表のReal-World Protection Testは、Webサイトを閲覧中の実利用環境で、どの程度マルウェアを防ぐかをテストしたものです。過去3回の評価結果を見ると、成績は非常に優秀で、過去3回のテストについては、いずれもADVANCED+の評価です。
2022年2~5月 | 2022年7~10月 | 2023年2~5月 | |
保護率 | 99.6% | 99.7% | 100% |
AWARD LEVELS |
次に、ドイツの独立機関であるAV-TEST.orgの評価結果を確認します。こちらも非常に高い評価で、2021年~2023年4月(執筆時の最新データ)のテストまで、連続して満点の評価を得ています。
2022年12月 | 2023年2月 | 2023年4月 | |
Protection | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
Performance | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
Usability | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
認定 |
※Performance:PCのスピードへの影響
※Usability:誤検出などPCの利便性を損なわないようにする能力
※各項目の最高点は、6点となります
以上のように、カスペルスキーのマルウェアの対策性能は非常に高いと言えます。
動作の軽さ
動作の軽さは"普通~やや軽い"と思います。
当サイトでは、スキャン速度、メモリ使用量など、軽さに関するテストを8項目チェックしていますが、テストしたセキュリティソフトの中では、真ん中より少し下の順番でした。こちらの調査結果の詳細は下のリンク先をご覧ください。
AV-ComparativeのPerformance Testsの結果を見ると、直近の2回のテストでは"ADVANCED+"の評価でした。ただし、半分以上のセキュリティソフトが"ADVANCED+"となる場合もあるテストですが、2022年4月のテストでは"ADVANCED"の評価となっています。テストのタイミングによって多少ばらつきがありますが、テスト対象の全セキュリティソフトの中では、真ん中~ちょっと上くらいの順位だと思います。
2022年4月 | 2022年10月 | 2023年4月 | |
AWARD LEVELS |
AV-TEST.orgの評価結果では、「Performance」の項目でも連続して満点の6.0点となっており、コンピューターの日常動作に与える影響が少ないと評価されています。
2023年1月 | 2023年3月 | 2023年5月 | |
Performance | 6.0 | 6.0 | 6.0 |
※各項目の最高点は、6点となります
ランサムウェア対策
第3者機関でのランサムウェア対策性能の評価は高い
AV-TEST.orgのランサムウェア対策性能をテストする「Advanced Threat Protection test」の結果は、下表の通りです。連続して満点評価を得ており、非常に高く評価されています。
テストの結果については、こちらのカスペルスキーが発表したプレスリリースからご確認いただけます。
2022年2月 | 2022年4月 | 2022年8月 | |
Protection score | 40 (満点:40) | 40 (満点:40) | 30 (満点:30) |
システムウォッチャーにより、万が一暗号化されてもロールバック可能
身代金型ウイルス(ランサムウェア)とは、PCを使えなくしたり、ファイルを開けなくしたりして、解放して欲しければ金銭を払えと要求してくるウイルスです。
このウイルスは、「PCを人質に」とるタイプと、「ファイルを人質に」とるタイプがありますが、ファイルを人質にとるタイプのランサムウェアは非常に厄介です。ファイルを"暗号化"して開けなくするため、ウイルスを駆除してもファイルが元通りにならないのです。
カスペルスキーは、システムウォッチャーという機能により、ファイルに対して疑わしい挙動を検知すると、ファイルのバックアップを自動で行います。万が一、ファイルが改ざんされてしまってもロールバックして、復元する機能を持っています。暗号化されたファイルに対してもロールバックできるため、身代金型ウイルス(ランサムウェア)に万が一感染したとしても、ファイルを復元することが可能です。
なお、他のセキュリティソフトとのランサムウェア対策性能の比較は、下のページにまとめています。
セキュリティソフトのランサムウェア対策性能の比較
ネットバンキング保護
カスペルスキーでは、安心してネットバンクやオンライン決済を利用できる「ネット決済保護機能」を搭載しており、ネットバンキング保護の性能は"非常に高い"と思います。
PCの脆弱性のチェックや、銀行/決裁サイトの真贋確認等に加えて、キーロガーのブロックや、専用ブラウザーを使用することで、個人情報をしっかり守ってくれます。
第3者機関では最上級の評価
少し前のデータになりますが、セキュリティソフトのオンラインバンキング保護技術を評価しているMRG Effitasの「Online Banking Certification」を確認すると最上級の評価を得ており、「Online Banking/Browser Security Award for 2016/2017」も獲得しています。
各セキュリティソフトのネットバンキング保護技術の評価結果については、下のリンク先にまとめてありますので、詳細はこちらをご覧ください。
セキュリティソフトのネットバンキング保護性能の比較
万が一、ウイルスが活動しようとしても仮想環境で保護
カスペルスキーでは、銀行サイトや、ネット決済サイトに初めてアクセスする場合、「保護されたブラウザー(仮想環境で実行されたブラウザー)」で開くことを促されます。この「保護されたブラウザー」でネット銀行のページを開いた場合、万が一、ウイルスが活動しようとしても、不正なコードの実行を防ぐことができます。
試してみた範囲では、タイミングはそれぞれですが、地方の信用金庫のようなローカルな銀行サイトでも、ネットバンキングのログイン画面を表示する前にはちゃんと「保護されたブラウザー」への移行をすすめる画面が表示されました。
なお、「保護されたブラウザー」で開いていて、セキュリティ上の問題がない場合は、ブラウザーが緑色の枠で囲まれます。一方、解決すべきセキュリティ上の問題がある場合は、ブラウザーが黄色の枠で囲まれます。
Web脅威対策
カスペルスキーのWebの脅威からの保護機能は"非常に高い"と思います。
第3者機関によるAV-Comparativesの評価
AV-ComparativesのWebサイト閲覧中の保護能力を評価するReal-World Protection Tests(上に詳細を記載)では、過去3回のテストではいずれも「ADVANCED+」の評価を得ています。
第3者機関によるフィッシングサイト検出率
第3者機関のAV-Comparativesによる「Anti-Phishing Certification Kaspersky 2022」では、93%の保護率でした。比較的高めの保護率です。
詳細は下のURLをご覧ください。
セキュリティソフトのフィッシング対策性能の比較
クリック前にWebサイトの安全性を確認できる
検索結果のリンク先の安全評価
Webブラウザを開いて、Googleなどで検索した結果について、安全なWebサイトなのか危険なWebサイトなのかを表示してくれる機能もあります。
ただし、SNSサービス内のURLまでは確認できないようです。
ちょっと気持ちが悪いWebトラッキングを防止
Webトラッキング防止とバナー広告対策機能
みなさんは、ブログやWebサイトの広告枠に、過去に訪れたWebサイトがよく表示されるなと思っていませんか? このような広告は、行動ターゲティング広告と呼ばれ、訪れたサイトや、趣味嗜好、アクセス時間などの行動をトラッキングし、それに関連する広告を表示しています。
しかし、この行動ターゲティング広告は、便利と感じる方もいる反面、気持ち悪がられ、不快に思う方も多いです。
ブラウザーの設定で対応することもできますが、カスペルスキーは、Webトラッキングの防止と、バナー広告対策を簡単に行うことができます。
迷惑メール対策
カスペルスキー セキュリティの迷惑メール対策性能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"普通"です。詳細は下のリンク先をご覧ください。
セキュリティソフトの迷惑メール対策性能の比較
カスペルスキーの最新版では、迷惑メール対策の設定はデフォルトでOFFになっています。必要ならば、「設定」→「プライバシー設定」→「迷惑メール対策」で機能をONにしてください。
なお、この「迷惑メール対策」機能ですが、迷惑メールを自動的に別のフォルダなどに移動するといった動作はできません。迷惑メールと判定したメールの件名に[!! SPAM]のようなラベルが挿入されるだけです。あとは、メールソフトの機能で、[!! SPAM]などのラベルが入ったメールを振り分けるように設定してください。
脆弱性対策
カスペルスキーの脆弱性対策機能は"非常に高い"と思います。
JavaやAdobe Reader、Microsoft Officeなどメジャーなソフトの脆弱性を利用するマルウェアは非常に多く、これらの修正パッチが公開されたらすぐに適用するのが理想です。ただ、修正パッチに気づかないときもありますし、適用が遅れることもあるかと思います。
カスペルスキーは、「ぜい弱性攻撃ブロック」という機能を持っており、脆弱性を利用した悪意あるプログラムの典型的なふるまいを検知し、ブロックすることが可能です。
アプリケーション脆弱性スキャン
カスペルスキーでは、「ぜい弱性設定スキャン」や、「アプリケーション脆弱性スキャン」といったスキャン機能も持っており、アプリの更新プログラムのインストールや、セキュリティを低下させる可能性があるアプリのアンインストールを促してくれます。
不要アプリインストーラー診断
さらに、「不要アプリインストーラー診断」といった機能も備えています。不要なソフトやセキュリティ上リスクとなるソフトについて通知してくれます。使っていないソフトも脆弱性の攻撃になる可能性をもっているため、可能な限り削除することが望ましいです。
ID・パスワード管理
これまで、カスペルスキーにはID・パスワード管理機能がありませんでしたが、ついに「カスペルスキー パスワードマネージャー」が登場しました。「カスペルスキー パスワード マネージャー」は”普通に使いやすい”です。
「カスペルスキー パスワードマネージャー」のメイン画面は、以下のようになっています。
googleや、Amazonなどのアカウント情報や、クレジットカードの情報に加えて、大切なPDFや画像ファイルなどのドキュメント、オンラインフォームに自動入力するための住所、大切なメモなどを保存し、メインパスワード一つで大切な情報を管理することができます。
前もって、Webサイト、アプリなどのログイン情報や、クレジットカード情報を登録しておくこともできますし、ネットバンキングや、ネットショッピングなどに最初にログインすると、ログイン情報を保存するか確認がされるので、簡単に保存することができます。
保存した情報は、「保護されたブラウザー」でも使用できました。例えば、クレジットカードは、カード情報の入力フォームにカスペルスキー パスワードマネージャーのマークが出るので、それをクリックすると、登録しているクレジットカードを選択することができます。使い方も簡単です。
なお、このカスペルスキー パスワードマネージャーは、個別に購入することもできますが、カスペルスキー プラスプラン以上では標準で使用できるようになっています。パスワードマネージャー機能を使用したい場合は、カスペルスキー プラスプランがおすすめです。
その他の機能
カスペルスキー VPN
カスペルスキー VPN
カスペルスキー VPN を使用すると、通信を暗号化することで、プライバシーを守ってインターネットを利用できます。
特に、公衆無線LANなど、個人情報を盗まれやすい、安全性の低いネットワークを利用する場合に使用するとよい機能です。
以前は、通信容量無制限 / 仮想サーバーの地域の選択可能なのは、有料版(5台・1年で2,900円)だけたが、最新版のカスペルスキー プラスプラン以上であれば、カスペルスキー VPNが標準で付いており、通信データ容量無制限で、仮想サーバーの地域設定も自由に行えます。
頻繁に外出先の公衆無線LANを利用する場合は、この機能が追加料金なしで使用できるのは嬉しいです。
データの保護機能
データの保護機能
カスペルスキーでは、データの保護機能として、「シークレットストレージ」(新機能)、「ファイルシュレッダー」(新機能)、「プライバシークリーナー」といった機能を備えています。
「シークレットストレージ」は、データを暗号化して、パスワードで保護します。パソコンを家族で共有している場合などに、大切なデータなどを他の人から見られないように保管することができます。
「ファイルシュレッダー」は、データを削除する時に、復元できないように完全に削除することで、情報漏洩などを防ぐことができます。
「プライバシークリーナ」は、ブラウザーの閲覧履歴やファイルの使用履歴など、コンピューターの使用履歴を削除することで、プライバシーを守ることができます。
なお、「シークレットストレージ」と、「ファイルシュレッダー」は、カスペルスキー プラスプラン以上で使用できます。
コンピューターの処理速度を向上
コンピューターの処理速度を向上
コンピューターの処理速度を向上させるために、「クイック起動」、「コンピューターの速度向上」(新機能)、「アプリケーションアップデーター」という機能があります。
「クイック起動」は、使用頻度が低いアプリケーションの自動実行をオフにします。
「コンピューターの速度向上」は、処理速度を遅くしているアプリケーションやファイルを特定し、改善するための処理を実施します。
「アプリケーションアップデーター」は、アプリを最新の状態に保つことで、コンピューターを最適な状態に保ちます。
空き容量を確保するための機能
空き容量を確保
空き容量を確保する機能として、「重複」(新機能)、「サイズの大きいファイル」(新機能)、「使用されていないアプリケーション」という機能があります。
「重複」は、内容が同じファイルを検索し、削除を促します。
「サイズの大きいファイル」は、大容量のファイルを検索し、ストレージ容量を確保する手助けをしてくれます。
「使用されていないアプリケーション」は、3か月以上使用していないアプリケーションを表示し、不要なアプリを削除するのに役立ちます。
空き容量を確保するための機能
ハードドライブとデータを管理
ストレージとデータを管理する機能として、「ハードドライブ状態モニター」(新機能)、「バックアップと復元」(新機能)という機能があります。
「ハードドライブ状態モニター」では、HDDやSSDの状態や稼働時間などを簡単にチェックできます。パソコンの買い替えや、ストレージ交換の目安になると思います。
「バックアップと復元」は、ファイルの種類やフォルダを選択して、指定した場所にバックアップを取ることができます。バックアップのタイミングも「週末ごと」や、「毎月」のように選ぶことができます。
ペアレンタルコントロール
カスペルスキーでは、これまで提供されていたペアレンタルコントロール機能は削除されました。「カスペルスキー セーフキッズ」へと移行したようです。個別に購入するか、カスペルスキー プレミアムプランを契約することで、カスペルスキー セーフキッズが使用できます。
操作画面
メイン画面
メイン画面
カスペルスキーのメイン画面は図のようになっています。
保護の状況や、修正や設定の必要な項目が分かりやすくなっています。
タイムラインで、直近の処理の内容も確認することができます。
「セキュリティ」画面
「セキュリティ」画面
左のメニューで「セキュリティ」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
各種の保護機能がオンになっていることを確認できますし、それぞれの機能の説明を見たり、設定を行うこともできます。
よく分からないという方は、すべての保護機能がオンになっていることを確認できれば、あとは特に設定などは触らなくてもいいと思います。
「パフォーマンス」画面
「パフォーマンス」画面
左側のメニューで「パフォーマンス」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
ここでは、コンピューターの処理速度の向上、ストレージの容量の確保や最適化、重複ファイルや不要な大容量ファイルを削除するのに関連した機能を使用することができます。
「プライバシー」画面
「プライバシー」画面
左側のメニューで「プライバシー」をクリックすると、次のような画面が表示されます。
カスペルスキー VPN、データ流出チェッカー、Webトラッキング防止、ネット決済保護、Webカメラとマイクの管理など、オンラインでのプライバシー対策に加えて、シークレットストレージ、ファイルシュレッダー、プライバシークリーナ―など、パソコンを他の人と共有するような時のプライバシー対策も行えます。
サポート
サポート窓口と、電話対応時間は次のようになっています。電話の他には、チャットやメールでの問い合わせが可能です。土日を含め365日サポートを受けることができるので、万一の時も心強いです。
問い合わせ窓口:カスペルスキー サポートセンター
電話対応時間:年中無休 9:30 ~ 18:00
価格
価格は下表のようになっています。他のソフトと比較した場合、"安い"価格だと思います。
種類 | 台数 | 年数 | 初回購入標準価格 |
カスペルスキー スタンダード |
1台版 | 1年 | 3,375円 |
---|---|---|---|
3年 | 6,732円 | ||
3台版 | 1年 | 4,171円 | |
3年 | 8,325円 | ||
5台版 | 1年 | 4,702円 | |
3年 | 9,387円 | ||
カスペルスキー プラス |
1台版 | 1年 | 3,771円 |
3年 | 7,525円 | ||
5台版 | 1年 | 4,806円 | |
3年 | 9,595円 | ||
10台版 | 1年 | 6,100円 | |
3年 | 12,182円 | ||
カスペルスキー プレミアム |
1台版 | 1年 | 5,324円 |
3年 | 10,624円 | ||
5台版 | 1年 | 6,359円 | |
3年 | 12,694円 | ||
10台版 | 1年 | 7,652円 | |
3年 | 15,281円 |
まとめ
カスペルスキー セキュリティは、マルウェア対策、ランサムウェア対策、ネットバンキング保護、脆弱性ブロックなど、全ての性能が非常に高い優秀なセキュリティソフトです。
どの第三者機関、どんな内容のテストでも高評価を得ていることが多く、安心して使えます。
また、ランサムウェアや、ネットバンク利用時に不正送金させるマルウェアなどが流行りだしたときなど、すぐに対策機能を追加し、最新の脅威への対応が早い印象もあります。
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