カスペルスキー セキュリティの評価レビュー

更新日:2023年5月30日
高性能セキュリティソフト

カスペルスキーは、スキャンエンジン、ランサムウェア対策、オンラインバンキング保護、ファイアウォール、脆弱性保護など、すべての機能が高性能で、安心して使えるセキュリティソフトです。

多くの第3者セキュリティ評価機関で、最大級の評価を得ています。

依然として流行っている身代金型ウイルス(ランサムウェア)やネットバンク利用時に不正送金するマルウェアについても、高いレベルでPCを保護することが可能です。

公式サイト(購入)はこちら

 

目次

リンクをクリックするとページ下へスクロールします。お忙しい方は「カスペルスキー セキュリティの特徴」をお読みください。特徴を簡潔にまとめています。

カスペルスキー セキュリティの特徴

多くの第3者機関で非常に高い評価

カスペルスキーの特徴は、セキュリティソフトにとって最も大切なマルウェアからの保護力が非常に高い点です。どの第三者機関でも非常に高い評価を得ています。

下図は2017年のAV-Test、AV-Comparatives、VB100、PC Security Labsなどの第三者テスト機関において、1位獲得回数、テスト参加回数、TOP3ランクイン数をまとめたものです。丸の大きさが1位獲得回数、横軸がテスト参加回数、縦軸がTOP3ランクイン数です。

1位獲得回数、テスト参加回数、TOP3ランクイン数のいずれも、カスペルスキーはトップです。カスペルスキー社が作成した資料であるため、カスペルスキーが飛びぬけて良く見えるように図化されている印象も受けますが、比較的公平な集計方法ではないかと思います。各評価機関からの評価は非常に高いです。

第三者機関での評価(参照:カスペルスキーニュース

 

優れたランサムウェア(身代金型ウイルス)対策機能


ランサムウェアによる暗号化もロールバック可能

現在、最も流行っており、被害も大きいマルウェアと言えば、ランサムウェア(身代金型ウイルス)でしょう。カスペルスキーは、このランサムウェアの対策性能も優れています。

カスペルスキーは、システムウォッチャーという機能によって悪意のあるソフトウェアを監視し、万が一ランサムウェアによって大切なファイルが暗号化/改ざんされてしまっても、ロールバックする機能を持っています。

最近になってこの機能が搭載されたソフトもありますが、カスペルスキーは4年も前(2015年版)からこの機能が搭載されています。

また、第3者機関によるランサムウェア対策機能の評価も非常に高いです。


優れたネット決済保護機能


優れたネット決済保護機能

ゆうちょ、三井住友、三菱UFJなどの大手サイトや、都市銀行だけでなく地方銀行や信用金庫でも、オンラインバンクの不正送金被害が拡大しています。

カスペルスキーはこのようなオンラインバンクでの不正送金を防止する機能が優秀で、第3者機関であるMRG Effitasの調査で、高い評価を得ています。

また、オンラインバンキングサイトを利用するときは、"ネット決済保護"という仮想環境でブラウザを実行できるため、万が一ウイルスが活動しようとしても、不正なコードの実行を防ぐことができます。


優れた脆弱性対策


ソフトウェアアップデーター

カスペルスキーは、「脆弱性攻撃ブロック」といった機能で脆弱性を利用した攻撃から保護することが可能です。

さらに、脆弱性のあるソフトを通知する「ソフトウェアアップデーター」という機能や、脆弱性となる可能性のあるソフトなどを検索する「PCクリーナー」という機能もあります。

カスペルスキー セキュリティ 2019では、このソフトウェアアップデーターとPCクリーナーの機能が強化されており、脆弱性対策性能がアップしています。

 

高性能なファイアウォール


高性能なファイアウォール

カスペルスキーのファイアウォールは、パソコンからインターネットへ情報が漏れる(リーク)テストにおいて、高い評価を得ています。日本で発売されているセキュリティソフトの中では群を抜いて高い性能です。

フィルターを用いたバナー広告対策


バナー広告のフィルターリスト

インターネットを使用していると、多くのバナー広告を目にすることになります。このバナー広告の中には、煩わしいものや、広告を悪用してマルウェアを配信するという場合もあります。一方、ブラウザの機能などですべてのバナー広告をブロックすることもできますが、そうすると有用なバナー広告も利用できなくなります。

その点、新しく搭載されたフィルター機能を用いてバナー広告対策を行うと、迷惑なバナー広告をブロックしたり、Webサイトの言語別でバナー広告の表示と非表示を設定したりすることができます。

Web閲覧が快適になり、セキュリティ上のリスクも低減するでしょう。

 

 

マルウェア対策性能

カスペルスキー セキュリティのマルウェア(ウイルス、ワーム、トロイの木馬など)の対策性能は"非常に高い"と思います。

防御層

カスペルスキー セキュリティの機能一覧です。「ファイル保護」、「ウェブ保護」、「ネットワーク攻撃防御」、「ファイアウォール」、「ネット決済保護」など有しており、すべての機能が優秀で、非常に性能の高いセキュリティソフトです。

また、「システムウォッチャー」では、悪意あるソフトウェアを監視し、脆弱性攻撃やランサムウェアをブロックすることが可能です。万が一、ランサムウェアによってファイルが暗号化されても、直前でバックアップをしロールバックすることが可能です。

カスペルスキー セキュリティの多層防御

 

第3者機関による検出率

マルウェアからの保護力を確認しようとする場合、個人でハニーポットをしかけサンプルを集めても、限定的な結果にしかなりません。セキュリティソフトの検証を専門に行っている機関のデータを確認するのが、最も有効であり、ここでは、有名な第3者機関による評価結果を確認します。

詳細な結果および、他のセキュリティソフトとの比較は、下のリンク先をご覧ください。

セキュリティソフトのマルウェア検出性能の比較

 

ここでは、代表的な調査結果として、まず、オーストリアのAV-Comparativesの評価結果を掲載します。下表のReal-World Protection Testは、Webサイトを閲覧中の実利用環境で、どの程度マルウェアを防ぐかをテストしたものです。過去3回の評価結果を見ると、成績は非常に優秀で、過去3回のテストについては、いずれもADVANCED+の評価です。

AV-Comparatives | Real-World Protection Test
  2017年2~6月 2017年7~11月 2018年2~6月
保護率 99.8% 99.7% 99.7%
AWARD LEVELS
※AWARD LEVELSは、最高評価がADVANCED+(★★★)となります

 

次に、ドイツの独立機関であるAV-TEST.orgの評価結果を確認します。こちらも非常に高い評価で、過去3回のテストでは、ほぼ満点の成績です。

AV-TEST.org | Windows 10
  2018年4月 2018年6月 2018年8月
Protection 6.0 6.0 6.0
Performance 5.5 6.0 6.0
Usability 6.0 6.0 6.0
認定
※Protection:ウイルス、ワーム、トロイの木馬などマルウェア全般からの保護能力
※Performance:PCのスピードへの影響
※Usability:誤検出などPCの利便性を損なわないようにする能力
※各項目の最高点は、6点となります

 

以上のように、カスペルスキーのマルウェアの対策性能は非常に高いと言えます。

 

動作の軽さ

動作の軽さは"普通~やや軽い"と思います。

当サイトでは、スキャン速度、メモリ使用量など、軽さに関するテストを8項目チェックしていますが、テストしたセキュリティソフトの中では、真ん中より少し下の順番でした。こちらの調査結果の詳細は下のリンク先をご覧ください。

セキュリティソフトの軽さの比較

 

AV-ComparativeのPerformance Testsの結果を見ると、"ADVANCED+"の評価で、好成績でした。ただし、このテストは、半分以上のセキュリティソフトが"ADVANCED+"となる場合もあり、テスト対象の全セキュリティソフトの中では、真ん中からちょい上くらいの順位でした。

AV-Comparatives | Performance Test
  2017年5月 2017年10月 2018年4月
AWARD LEVELS
※AWARD LEVELSは、最高評価がADVANCED+(★★★)となります

 

AV-TEST.orgの評価結果では、ほぼ満点の6.0点となっています。2018年4月のみ5.5点となっています。ただ、著しく遅くなるわけではありませんし、最新の評価では6.0点の評価を得ています。

AV-TEST.org | Windows 10
  2018年4月 2018年6月 2018年8月
Performance 5.5 6.0 6.0
※Performance:PCのスピードへの影響
※各項目の最高点は、6点となります

 

ランサムウェア対策

現在、最も危険で注意しなくてはならないランサムウェアからの保護性能は"非常に高い"と思います。

第3者機関でのランサムウェア対策性能の評価は高い

下図は、イギリスの第3者機関であるMRG Effitasにて実施された「Ransomware blocked or missed」の調査結果です。ランサムウェアをどれだけブロックできたのかがグラフ化されています。なお、日本で販売されているセキュリティソフトのみ抜粋して掲載しています。

下の通り、カスペルスキーのランサムウェア対策性能は非常に高いです。

緑色:自動ブロック、青色:ふるまい検知によるブロック、黄色:24時間以内にブロック、赤色:失敗

 

システムウォッチャーにより、万が一暗号化されてもロールバック可能

身代金型ウイルス(ランサムウェア)とは、PCを使えなくしたり、ファイルを開けなくしたりして、解放して欲しければ金銭を払えと要求してくるウイルスです。

このウイルスは、下図のように「PCを人質に」とるタイプと、「ファイルを人質に」とるタイプがありますが、ファイルを人質にとるタイプのランサムウェアは非常に厄介です。ファイルを"暗号化"して開けなくするため、ウイルスを駆除してもファイルが元通りにならないのです。

カスペルスキーは、システムウォッチャーという機能により、ファイルに対して疑わしい挙動を検知すると、ファイルのバックアップを自動で行います。万が一、ファイルが改ざんされてしまってもロールバックして、復元する機能を持っています。暗号化されたファイルに対してもロールバックできるため、身代金型ウイルス(ランサムウェア)に万が一感染したとしても、ファイルを復元することが可能です。

システムウォッチャー

 

なお、他のセキュリティソフトとのランサムウェア対策性能の比較は、下のページにまとめています。

セキュリティソフトのランサムウェア対策性能の比較

 

ネットバンキング保護

カスペルスキーのネットバンキング保護の性能は"非常に高い"と思います。

2012年頃から、ゆうちょ、三井住友、三菱東京UFJなどのオンラインバンクサイト利用時に、正規サイトにログイン後、偽のポップアップが出現し、第2の暗証番号や乱数表などの入力を要求してくるウイルスが確認されています。

その後、都市銀行だけでなく地方銀行や信用金庫でも同様な脅威が確認されており、2016年の不正送金被害は、警視庁の統計によると、30億円以上にものぼるそうです。

このような脅威に対して、カスペルスキーは、安心してネットバンクやオンライン決済を利用できる「ネット決済保護機能」を搭載しています。具体的には、次のような流れで不正な行為をチェックしています。

ネットバンキング保護によるチェックの流れ

1 本物のバンク/決済サイトかをチェック

2 暗号化通信に使用されている証明書をチェック

3 PCの脆弱性をチェック

4 保護されたブラウザでバンクサイトへ接続

5 セキュリティキーボードでデータ入力

 

第3者機関では最上級の評価

セキュリティソフトのオンラインバンキング保護技術を評価しているMRG Effitasの「Online Banking Certification」を確認すると最上級の評価を得ており、「Online Banking/Browser Security Award for 2016/2017」も獲得しています。

各セキュリティソフトのネットバンキング保護技術の評価結果については、下のリンク先にまとめてありますので、詳細はこちらをご覧ください。

セキュリティソフトのネットバンキング保護性能の比較

 

万が一、ウイルスが活動しようとしても仮想環境で保護

カスペルスキーは、ネット銀行へアクセスしようとすると、「保護されたブラウザー(仮想環境で実行されたブラウザー)」で開くことを促されます。この「保護されたブラウザー」でネット銀行のページを開いた場合、万が一、ウイルスが活動しようとしても、不正なコードの実行を防ぐことができます。

ただし、カスペルスキーは、ID・パスワード管理ソフトが無いため、パスワードの自動入力でログインすることはできません。

保護されたブラウザー

 

Web脅威対策

カスペルスキーのWebの脅威からの保護機能は"非常に高い"と思います。

第3者機関によるAV-Comparativesの評価

AV-ComparativesのWebサイト閲覧中の保護能力を評価するReal-World Protection Tests(上に詳細を記載)では、過去3回のテストではいずれも「ADVANCED+」の評価を得ています。

 

第3者機関によるフィッシングサイト検出率

第3者機関のAV-ComparativesによるAnti-Phishing Testsの結果をみても、カスペルスキーは高い評価を得ています。詳細は下のURLをご覧ください。

セキュリティソフトのフィッシング対策性能の比較

 

クリック前にWebサイトの安全性を確認できる


Googleの検索結果のリンク先の安全評価

Webブラウザを開いて、Googleなどで検索した結果について、安全なWebサイトなのか危険なWebサイトなのかを表示してくれる機能もあります。

ただし、SNSサービス内のURLまでは確認できないようです。

 

ちょっと気持ちが悪いWebトラッキングを防止


Webトラッキング防止とバナー広告非表示機能

みなさんは、ブログやWebサイトの広告枠に、過去に訪れたWebサイトがよく表示されるなと思っていませんか? このような広告は、行動ターゲティング広告と呼ばれ、訪れたサイトや、趣味嗜好、アクセス時間などの行動をトラッキングし、それに関連する広告を表示しています。

しかし、この行動ターゲティング広告は、便利と感じる方もいる反面、気持ち悪がられ、不快に思う方も多いです。

カスペルスキーは、このような行動追跡のデータを検知して、ユーザーへ統計データを表示し、また行動ターゲティング広告をブロックすることが可能です。

さらに、バナー広告をすべて非表示にする機能もあります。

 

迷惑メール対策

カスペルスキー セキュリティの迷惑メール対策性能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"普通"です。詳細は下のリンク先をご覧ください。

セキュリティソフトの迷惑メール対策性能の比較

 

なお、カスペルスキー セキュリティの2019年版では、Microsoft Office OutlookおよびOutlook Expressとの統合機能や、迷惑メール検知時の移動などの処理が廃止されています(詳細はこちら)。今までの使用状況によっては、使い勝手が悪くなっていたり、戸惑うことがあるかもしれません。

 

脆弱性対策

カスペルスキーの脆弱性対策機能は"非常に高い"と思います。

JavaやAdobe Flash、Adobe Reader、IEなどの脆弱性を利用するマルウェアは非常に多く、これらの修正パッチが公開されたらすぐに適用するのが理想です。ただ、修正パッチに気づかないときもありますし、適用が遅れることもあるかと思います。

カスペルスキーは、「脆弱性攻撃ブロック」という機能を持っており、脆弱性を利用した悪意あるプログラムの典型的なふるまいを検知し、ブロックすることが可能です。

ソフトウェアアップデーター

「ソフトウェアアップデーター」という機能も持っており、アプリの修正パッチが公開されたら通知してくれる機能も持っています。アップデートがあることを通知してくれるだけでなく、アップデートボタンをクリックすることで簡単にアップデートを適用できます。

ソフトウェアアップデーター

 

カスペルスキー セキュリティ 2019では、ソフトウェアアップデートの検索頻度も設定できるようになりました。メイン画面→設定→プロテクション→ソフトウェアアップデーター→アップデートの検索モードを設定する、から設定できます。選択肢は、自動、毎日、平日ごと、週末ごと、毎週、毎月となっています。通常は、自動にしておけば1日に1回以上自動で検索してくれます。週日はモバイルで使っている場合などは、通信量を減らすために、週末ごとなどに設定しておくとよいでしょう。

 

PCクリーナー

さらに、「PCクリーナー」という機能も持っており、不要なソフトやセキュリティ上リスクとなるソフトについて通知してくれます。使っていないソフトも脆弱性の攻撃になる可能性をもっているため、可能な限り削除することが望ましいです。

カスペルスキー セキュリティ 2019では、この機能も強化されており、アプリケーションだけでなくブラウザ拡張機能も検索してくれます。勝手に情報を外部に送信したり、ブラウザの設定を変更したりするような拡張機能を検知して、インターネット利用の安全性を高めてくれます。

また、どんなアプリケーションやブラウザ拡張機能を検索するかを設定することもできるようになったので、より状況に合った検索が可能となっています。

このPCクリーナーは、メイン画面→便利ツール→整理整頓と最適化→PCクリーナー、から使用することができます。また、PCクリーナーの設定は、設定→プロテクション→アプリケーションマネージャーから行えます。

PCクリーナー画面と検知するオブジェクトのカテゴリ選択画面

 

ファイアウォール

カスペルスキーのファイアウォール機能は"非常に高い"と思います。

第3者機関のMatousec のパソコンからインターネットへ情報が漏れる(リーク)テストにおいて、高い評価を得ています。日本で発売されているセキュリティソフトの中では群を抜いて高い性能です。

万が一、パソコン内でスパイウェアなどが活動し、インターネット上へ個人情報が送信されようとしても、ブロックしてくれる確率は高いです。

ファイアウォールの設定
アプリケーションネットワークルールで、アプリ毎のルール設定も可能

 

ID・パスワード管理

カスペルスキーには、ID・パスワード管理機能はありません。ここは残念な点です。

他のパスワード管理専用のソフトを併用すると良いでしょう。

ちなみに、筆者はモバイルノートパソコンにカスペルスキーのソフトをインストールしていますが、トレンドマイクロのパスワードマネージャー(有料)を併用しています。

 

ペアレンタルコントロール

カスペルスキーのペアレンタルコントロール機能は、当サイトの環境での限定的な結果ではありますが、"良い"です。詳細な結果は、下のリンク先をご覧ください。

セキュリティソフトのペアレンタルコントロール機能の比較

 

ペアレンタルコントロールの設定やレポートの確認は、「保護者による管理」から行います。

Webベースの管理や確認はできないので、子どもが使用するPCを直接操作する必要があります。

 

制限の設定が可能な項目

カスペルスキーのペアレンタルコントロール機能では、コンピューターの使用時間、使用するアプリケーションの制限、インターネットの使用時間と閲覧するWebの制限、個人情報の送信の制限を設定することができます。

保護者による各種制限設定

設定された制限を超えた場合は、それぞれ下の画像のようなメッセージが表示されます。

設定された制限によるブロック時の表示

 

その他の機能

セキュアコネクション


セキュアコネクション

カスペルスキー セキュアコネクションを使用すると、通信を暗号化することで、プライバシーを守ってインターネットを利用できます。

特に、公衆無線LANなど、個人情報を盗まれやすい、安全性の低いネットワークを利用する場合に使用するとよい機能です。

無料版では、通信容量が一日200MB、仮想サーバーの地域を選択できないという制限があります。

通信容量の制限がなく、仮想サーバーの地域の選択も可能な有料版は、5台・1年で2,900円です。

頻繁に外出先の公衆無線LANを利用する場合は、有料版も視野に入れて、使用を検討するとよいと思います。


 

操作画面

メイン画面


メイン画面

メイン画面(警告がある場合)

カスペルスキーのメイン画面は図のようになっています。

もし、新しいパターンファイルや、他のアプリの修正パッチが出ている時は、下の図のように画面の色が変わります。

画面構成はシンプルで、よく使うものや、ユーザーによって設定するかどうか変わる機能のみ、アイコン表示されています。

 

「プライバシー保護」画面


「プライバシー保護」画面

メイン画面で「プライバシー保護」をクリックすると、次のような画面が表示されます。

ユーザーによって、設定したほうがいい人と、設定しないほうが便利な人が分かれるため、わざわざメイン画面からアクセスできるのだと思います。

Webカメラへのアクセス許可の設定は、Webカメラでライブチャットなどをする方はOFFのほうがいいですし、Webカメラを使用しない方はONにしたほうが盗撮などを防げるため安全です。

また、Webトラッキング防止の設定は、Webサイトに、趣味嗜好など収集されるのが嫌な人はオンにして「データ収集をブロックする」を選択し、逆に自分の趣味に近い製品やお得な情報の広告を表示したい人はオフにすると良いでしょう。

 

「保護者による管理」画面


「保護者による管理」画面

メイン画面で「保護者による管理」→「制限の設定」をクリックすると、次のような画面が表示されます。

ここは、ペアレンタルコントロールの設定をする画面で、子供のWebページの閲覧を制限したいときに設定を行います。

コンピューターを使用できる時間帯や、使用させるアプリケーションの制限、閲覧をブロックするWebサイトのジャンル、送信されたくない情報などの設定が行えます。

 

「マイカスペルスキー」画面


「マイカスペルスキー」画面

メイン画面で「マイカスペルスキー」をクリックすると、マイカスペルスキーへのリンクが表示され、これをクリックするとブラウザが起動し、マイカスペルスキーのWebページが表示されます(図参照)。

マイカスペルスキーでは、カスペルスキーをインストールしているパソコンの管理が行えます。

複数ユーザーが使える製品を購入した場合、管理が煩雑になるため、このように一元管理できると便利です。

パッチが適用されていないなど、危険にさらされているコンピューターなどを確認することもできます。

 

「設定」画面


「設定」画面

メイン画面で、左下にある歯車のようなマークをクリックすると、次のような画面が表示されます。

ここでは、各種機能の設定を変更することが可能です。基本的には設定を変更しなくても大丈夫ですが、ファイアウォールで監視外にするアプリを設定するときなど、デフォルトの設定ではうまく動かないアプリがあるときに、設定を変更することが可能です。

 

「便利ツール」画面


「便利ツール」画面

メイン画面で「便利ツール」をクリックすると、次のような画面が表示されます。

ジャンルごとに分類されており、各ツールにアクセスしやすくなっています。パフォーマンスモニターの表示や、不要なソフトウェアの検出、セキュリティキーボード(画面上のボタンを押してキー入力するソフト)の表示、脆弱性チェックの手動スキャンなどが行えます。

また、アプリケーションの管理にある「実行アプリケーションの制限」では、カスペルスキーが安全だと判断したアプリケーション以外は実行させないようにすることができます。使いたいアプリが起動できなかったり等、不便になることもありますが、よりセキュアにしたいなら有用な設定です。

 

サポート

サポート窓口と、電話対応時間は次のようになっています。電話の他には、ライブチャットやメールでの問い合わせが可能です。土日を含め、年中無休でサポートを受けることができるので、万一の時も心強いです。

問い合わせ窓口:カスペルスキー サポートセンター

電話対応時間:年中無休 9:30 ~ 18:00

価格

価格は下表のようになっています。他のソフトと比較した場合、"安い"価格だと思います。

カスペルスキー セキュリティの価格
種類  台数 年数 標準価格
カスペルスキー
スタンダード
1台版 1年 3,187円
3年 6,171円
3台版 1年 3,939円
3年 7,631円
カスペルスキー
プラス
1台版 1年 3,562円
3年 6,898円
5台版 1年 4,539円
3年 8,796円
カスペルスキー
プレミアム
1台版 1年 5,028円
3年 9,739円
5台版 1年 6,006円
3年 11,636円
※数が多くて省略していますが、この他の台数も販売されています

 

まとめ

カスペルスキー セキュリティは、マルウェア対策、ランサムウェア対策、ネットバンキング保護、脆弱性ブロックなど、全ての性能が非常に高い優秀なセキュリティソフトです。

どの第三者機関、どんな内容のテストでも高評価を得ていることが多く、安心して使えます。

また、ランサムウェアや、ネットバンク利用時に不正送金させるマルウェアなどが流行りだしたときなど、すぐに対策機能を追加し、最新の脅威への対応が早い印象もあります。

 

購入はこちら

以下のリンクから公式サイトから、ダウンロード版を購入することができます。

公式サイト(購入)はこちら

 

関連ページ

他社のセキュリティソフトとの比較はこちらをご覧ください。