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マウス DAIV-NG4300の実機レビュー

更新日:2019年7月14日

後継機のDAIV 4Nが発売されました。

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DAIV 4Nの実機レビュー

CPU Core i7-8565U
GPU GeForce MX250
メモリ 8~16GB
ストレージ SATA / PCIe SSD
液晶サイズ 14.0型
液晶種類 FHD 広視野角 非光沢
質量 約 1.13kg
バッテリー 約14.7時間
価格[税別] 12万円台~

外出先でも編集ができるクリエイター向けPC

DAIV-NG4300は、GeForce MX250の外部グラフィックスを搭載しつつ、質量が約1.13kgしかないクリエイター向けモバイルノートPCです。

液晶の色域も、当サイトの計測ではsRGBカバー率が99.6%あり、Web用コンテンツにはちょうどいいです。

外出先で、動画編集や画像編集などをライトに行いたい方におすすめです。

マウスコンピューターのPCは、24時間365日電話対応しており、PCに詳しくない方でも安心です。

 

レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-8565U、16GBメモリ、GeForce MX250、512GB PCIe SSD

目次

お忙しい方は、「DAIV-NG4300の特徴」のみお読みください。

 

このページをご覧の方だけに

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DAIV-NG4300の特徴

驚くほど軽いクリエイター向けノート

DAIV-NG4300は、外部グラフィックスを搭載したノートPCとしては非常に軽く、わずか約1.13kgしかありません。片手でも持てる軽さで、モバイル専用ノート並みの軽さです。クリエイターがメインPCとして使うにはややスペック不足かもしれませんが、外出先で使うサブ編集機としてなら最適です。また、それほど凝った編集をしない個人ユーザーであれば、本製品でも十分快適に動くと思います。

外部グラフィックス搭載ノートとしては非常に軽量

 

sRGBカバー率 約99.6%の液晶を搭載

DAIV-NG4300の色域は、メーカー公表値でNTSC比 約72%(sRGB比換算 約102%に相当)となっており、また当サイトの計測ではsRGBカバー率 約99.6%となっています。フォトグラファーやDTPデザインをするには物足りない色域かもしれませんが、WebデザインをするのであればAdobe RGBカバー率が100%もある液晶だと逆に使いづらくなるので、Web媒体の画像編集・動画編集をするのであればちょうど良い色域です。

sRGBカバー率 約99.6%の液晶(当サイト計測)

 

CPUクロックが高めに推移し処理が速い

DAIV-NG4300はCore i7-8565Uを搭載していますが、同じCPUを搭載している他のノートPCよりも高速です。

下表は、Core i7-8565U搭載の各ノートPCで計測したエンコード時間です。ASUS ZenBook S13が一般的なエンコード時間です。DELL XPS 13は他のノートよりもエンコードが速く、VAIO SX14については「VAIO TruePerformance」という機能でCPUクロックが高めに推移することでさらに速いです。DAIV-NG4300は、これらよりもさらに高速で、ZenBook S13の"4分の3"程度の時間で処理が終わっています。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
DAIV-NG4300 24分25秒 [レビュー機で計測]
VAIO SX14 25分12秒
DELL XPS 13 28分10秒
ASUS ZenBook S13 31分33秒
いずれもCore i7-8565Uで計測したエンコード時間

 

大容量SSDを選択可能(最大2基搭載可能)

動画編集をしたり、RAWデータを編集したりする場合、大量のディスク容量が必要となります。サブPCとして使う場合も、クリエイティブワークをする場合はある程度大きな容量が必要です。本製品であれば、最大1TB SSDを選択できるので安心です。しかも、マウスコンピューターは大容量SSDの価格が安いです。

大容量のストレージを搭載可能

 

また、本製品はM.2スロットの空きが1つあります。試しに自分で増設してみましたが、問題なく認識されました。1TB以上の容量にしたい場合は(保証外ですが)自分で増設するのもありだと思います。

空きのM.2スロットが1つあり

 

安心の24時間365日電話サポートなど

マウスコンピューターの製品は、標準で24時間365日対応の電話サポートが付いており、パソコンに詳しくない方でも安心です。夜に作業をしているときにパソコンの調子が悪くなっても、電話で質問することができます。ただし、アプリケーションの質問はできないためご注意下さい。

24時間365日電話サポートが標準でついてくる
※サービス内容・価格は変わる可能性があります

 

ライバル製品との比較

軽くてエントリー向けの外部グラフィックスを搭載した、本製品と似たコンセプトのノートPCを比較します。

この中で、DAIV-NG4300は、わずかな差ですが最も軽くなっています。また、この中ではスペックも良く、価格も比較的安く、サポートも良く、個人的には最もおすすめです。

MSI PS42 Modern 8RA-052JPは、使ったことがないので色域は不明ですが、価格が安くデザインもいいです。ASUS ZenBook S13 UX392FNは、世界最薄ベゼルでデザインが非常にいいですが、価格が高く、グラフィックス性能がやや落ちます。

ライバル製品との比較
  [本製品]
マウス
DAIV-NG4300
MSI
PS42 Modern
8RA-052JP
ASUS
ZenBook S13
UX392FN
液晶サイズ 14型 14型 13.9型
sRGBカバー率 ※1 99.6% ?? 97.2%
CPU Core i7-8565U Core i7-8565U Core i7-8565U
グラフィックス GeForce MX250 GeForce MX150
質量 約1.13kg 約1.19kg 約1.16kg
バッテリー 約14.7時間 約10時間 約16.4時間
価格[税別] 12万円台~ 11万円台~ 19万円台
リンク 製品ページ レビュー
※1 当サイトの計測値

 

クリエイター向けソフトの使用感

Adobe Lightroom Classic CC(写真編集ソフト)

Lightroom

DAIV-NG4300でLightroomを使ってみましたが、割と快適です。

下表のように現像時間は、Core i7-8750H搭載PCよりも遅いものの、写真を1枚選択し、スライダーなどを動かして色を調整しても、遅さをほとんど感じません。CPU使用率が高めになることもありますが問題ない範囲です。

色域はsRGBカバー率が99.6%と、Web用の写真を現像する場合にはちょうどいいです。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-8700
16GBメモリ
76秒
Core i7-8750H
32GBメモリ
86秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
136秒 [レビュー機で計測]
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。

 

Adobe Photoshop CC(画像編集ソフト)

Photoshop

Photoshopは、やや遅いと感じる部分もありますが、十分使えると思います。

例えば、広角補正をしたとき、Core i7-9750H+RTX2070のノートだと6秒くらいで終わりますが、Core i7-8565Uだと9秒くらいかかります。またスマートシャープを実行したとき、Core i7-9750H+RTX2070のノートだと1秒くらいで終わりますが、本製品だと3秒くらいかかります。このように各種フィルター処理を実行すると、高性能ノートPCに比べてワンテンポ処理が遅いです。

ただ、処理が軽めのフィルターはそれほど遅くありませんし、凝った編集をしなければ十分使えると思います。

 

Adobe Premiere Pro CC(動画編集ソフト)

Premiere Pro

Premiere Proは、本格的にやるならグラフィックスが性能不足に感じますが、簡単に編集する程度ならそれほどストレスなくできます。

書き出し時間を他のノートPCと比較すると、グラフィックスがボトルネックとなり、GTX 1650 Max-Q搭載ノート等と比べるとかなり遅いです。長い動画やサイズの大きい動画はかなり待たされると思います。とは言え、Intel UHD グラフィックス 620搭載ノートよりはかなり速いです。

編集作業自体は、そこまで遅さを感じませんが、テキストの位置を移動したり、RGBカーブを調整したりすると、Geforce MX250の使用率が100%になり、ややもたつきます。快適に作業をしたいならもう少し高いスペックのPCがいいと思いますが、簡単な編集をするだけなら大丈夫だと思います。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
43秒
Core i7-8565U/16GB
GTX 1650 Max-Q
86秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
162秒 [レビュー機で計測]
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※ NVIDIAドライバーが良くなったのか、PremiereProが改善されたのか分かりませんが、最近、書き出し時間が大分短くなったので、上で掲載しているPCは、2019年4月17日に全て計測しなおしました。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7(動画変換/編集ソフト)

TMPGEnc Video Mastering Works

CPUがUシリーズの「Core i7-8565U」であるため、Hシリーズの「Core i7-9750H」と比較するとエンコードは遅いです。

ただし、前述しましたが、本製品はCore i7-8565Uの割にはCPUクロックが高めに推移し、同等スペックの他の製品よりも、処理が速く終わります。

QSVによるエンコードも可能です。

ただし、GeForce MX250はNVENCに対応していません。ハードウェアエンコードを行うなら、GeForce GTXやRTXシリーズのグラフィックスを搭載したPCがいいと思います。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 24分25秒
QSVでエンコード (※2) 3分13秒
NVENCでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-8700 13分43秒
Core i7-9750H 15分58秒
Core i5-9300H 21分15秒
Core i7-8565U 24分25秒 [レビュー機で計測]
同上 31分50秒 [他のPCで計測]
Core i5-8265U 32分07秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

液晶ディスプレイのチェック

液晶ディスプレイのチェックです。

sRGBカバー率がほぼ100%で、Webコンテンツ用の画像編集などにおすすめです。

もっと色域の高い、例えばAdobe RGBカバー率100%のノートPCもありますが、色域変換機構が無い場合、Webコンテンツ用の画像編集には逆に使いづらい面もあります。本製品はWeb用画像編集にはちょうどいい色域だと思います。

最大輝度は、当サイトの計測では278cd/m2と普通です。その他の特性については以下のタブをご覧ください。

  • 視野角
  • RGB
    発色特性
  • 色域
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

ガンマ補正曲線を確認すると、やや寒色系の画面になっています。クリエイターが使うならキャリブレーションツールで色補正したほうがいいと思います。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

当サイトの計測ではsRGBカバー率は99.6%、sRGB比は102.1%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

画素形状です。ギラつきはほとんど感じません。

画面拡大

非光沢液晶ですので、映り込みは低減されています。

画面への映り込み

少し輝度を下げて(正確には覚えておらず申し訳ないですが輝度設定60%くらい)撮影した限りでは、フリッカーはありませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/800秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

キーピッチは約18mm、キーストロークは約1.4mmとノートPCとしては標準的です。キーとキーのすき間がやや狭く、誤って隣のキーも一緒に打ってしまう確率がやや高くなりますが、キーサイズがどのキーもほぼ一緒なので、そこまで打ちにくさはありません。

キーボードにはホワイトLEDによるバックライトを搭載しています。バックライトの明るさも調節可能です。

タッチパッドの操作性は普通です。クリックボタンはやや固め(押すときに力が必要)かなと思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

本製品は、Core i7-8565UのCPUを搭載しています。一般向けノートとしては標準的な性能ですが、クリエイター向けノートとしてはやや低めの性能です。ただ、Core i7-8565Uの割には高いベンチマークスコアが出ていました。

CPU性能の目安
~ CINEBENCH R20 マルチコア ~
Core i7-8565U
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i7-8700 3029
Core i7-9750H 2640
Core i5-9300H 1880
Core i7-8565U 1626 [レビュー機で計測]
同上 1268 [他のPCで計測]
Core i5-8265U 1252
Core i3-8145U 952
Celeron 3867U 294
※緑色のバーが、本製品で選べる代表的なCPUです(一部省略しています)
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスには、ローエンドクラスのGeForce MX250を搭載しています。GeForce GTXやRTXシリーズと比べるとかなり性能は落ちます。本格的な動画編集や3D制作、3Dゲームなどには適していませんが、簡単に動画編集や画像編集をする程度なら大丈夫でしょう。

グラフィックス性能の目安
~ 3DMark Fire Strike - Graphics score ~

GeForce MX250
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 33778
デスクトップ用RTX 2080 27828
ノート用RTX 2080 24348
デスクトップ用RTX 2070 22766
ノート用RTX 2070 19440
デスクトップ用RTX 2060 18799
デスクトップ用GTX 1660Ti 15656
ノート用RTX 2060 15104
ノート用GTX 1660Ti 14401
ノート用GTX 1060 11452
ノート用GTX 1650 8983
ノート用GTX 1050Ti 7898
ノート用GTX 1050 6042
ノート用GeForce MX250 3680 [レビュー機で計測]
Intel UHD 620 1199
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

 

GPU-Zで確認したGeForce MX250の情報は次の通りです。GPU Clockやメモリ等、普通の仕様だと思います。

グラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージは、SATA SSDまたはPCIe SSDが搭載可能で高速です。

ストレージ性能の目安
~ CrystalDiskMark 6 ~
512GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(Seq Q32T1 Read [MB/s] )
PCIe SSD 1500 ~ 3500
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce MX250

 

質量のチェック

DAIV-NG4300の質量は、メーカーの仕様表を確認すると、約 1.13kgとなっています。

当サイトの計測値はそれよりもさらに軽かったです。ACアダプターの質量は、一般的なモバイルノートと比較するとそれほど軽くありません。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.082kg
ACアダプター 374g

 

バッテリー駆動時間のチェック

DAIV-NG4300のバッテリー駆動時間チェックです。

バッテリー容量は46.74Whと普通の容量です。当サイトで計測したバッテリー駆動時間は次のようになっています。クリエイターノートPCとしては長い駆動時間です。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  駆動時間
(1) JEITA2.0測定方法 約14.7時間
(2) 動画再生時 8時間24分
(3) PCMark 8 Work テスト 6時間17分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) ブラウザでのショッピング/大量の画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャットなどを実行

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。それ以外は普通の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:PowerDirector の編集画面でエフェクトを追加しプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から4番目:Adobe Premiere Proで、4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

問題ない範囲の温度です。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:HWMonitor
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※FF14ベンチ実行時の温度は、温度が高めになる最後のシーン

 

エンコード時の温度の詳細

下図は、エンコード時のCPU温度の詳細です。80℃前後で推移しています。ギリギリ問題ない範囲かと思います。

CPU温度
x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

普通の表面温度です。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

UシリーズのCoreプロセッサーなので、クリエイター向けPCといっても、やや低めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

DAIV-NG4300の外観です。

ボディはマグネシウム合金製です。アルミボディよりも強度が高く、持ち出すときも安心です。

なお、「m-Book X400」と同じベアボーン(ボディ)を採用しています。

 

天板には「DAIV」のロゴが入っています。

 

スピーカーは背面にあります。ノートPC基準で、10点満点で採点すると4~5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

 

ヒンジおよび電源ボタンです。

 

薄いボディです。

 

背面に排気口があります。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

インターフェイスとしては、USB3.0 x2、USB2.0、USB3.0 Type-C、HDMI出力に加え、有線LANも備えています。ただ、クリエイター向けPCなのに、SDカードリーダーが搭載されていないのが少し残念です。また、Type-CポートはUSB PD非対応です。

 

底面です。

 

底面カバーを開けたときの画像です。CPUとGPUは1つのファンで冷却します。

 

メモリスロットは1つで、シングルチャンネルとなります。

 

M.2 SSDが1つ搭載されていますが、その隣にもう1つM.2スロットがあります。増設してみましたが正常に認識しました。

 

内蔵バッテリー容量です。

 

ACアダプターの大きさは普通です。容量は65W(19V、3.42A)です。

 

まとめ

以上が、DAIV-NG4300のレビューです。

GeForce MX250 の外部グラフィックスを搭載しつつ、質量が約1.13kgと軽いクリエイター向けモバイルノートPCです。

液晶の色域は、sRGBカバー率約100%となっており、Webページ用の画像を編集するには狭すぎず広すぎずちょうどいいです。

CPUはUシリーズのCoreプロセッサーであるため、クリエイター向けPCとしては低めの性能ですが、本製品はCPUクロックが高めに推移し、Core i7-8565Uにしては割と処理が高速です。

それでも本格的に動画編集などをするにはややスペック不足ですが、ライトに編集できればいいという方や、メインPCは持っているので外出先でも編集作業ができるサブノートPCが欲しいという方に最適です。

 

外出先で編集作業ができるノートPC

マウス DAIV-NG4300

特徴

  • GeForce MX250を搭載しながら約1.13kg
  • sRGBカバー率は 約100%(当サイト計測)
  • Core i7-8565Uの割には処理が高速

こんなあなたに

  • ライトに画像編集や動画編集を行う方
  • サブ用として編集も出来るモバイルノートが欲しい方
  • 価格12万円台[税別]~

 

このページをご覧の方だけに

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