『Forza Horizon 5』のグラボ毎のベンチマークスコアとおすすめPC

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11月9日にオープンワールド型レースゲームのシリーズ最新作『Forza Horizon 5』が発売されました。この記事では、『Forza Horizon 5』のベンチマーク機能を使って、各GeForce RTX 30シリーズのグラフィックボードでのスコアを計測し、比較しています。

執筆:ゲーム記事担当"つむじ"

目次

 

『Forza Horizon 5』とは

クールなオープンワールドレースゲーム

本作は、ただのレースゲームやドライブシミュレーターとはまた違った、オープンワールドを自由に探索しながらクールなカーアクションも楽しめる、ちょっと個性の強いレーシングゲームです。特に本作は、シリーズでも最高傑作と言われており、レースゲームをあまりプレイしないという方も楽しめる作品だと思います。

オープンワールドの舞台となるのは、自然が豊かなメキシコ。早速ゲームを始めると、ムービーがたらたらと流れるのかと思いきや、火山、荒野、ジャングル、砂漠と、美しい景観を洗礼のごとくいきなり走らされ、気分は最高潮。これまでプレイした中でも本作のオープニングは非常にクールです。

グラフィックも実写さながらの高精細な映像で、リアルな効果音からコントローラーの振動と重なり、臨場感のあるカーレースを体験することができます。気分を高揚させるクールなBGMも最高にグッドです。


『Forza Horizon 5』公式サイト

 

自然あふれる美しいロケーションを痛車で駆け回れ!

本作の面白さは、リアルなレース体験やサウンド、美しいロケーション探索もさることながら、マシンの購入からコレクション、チューニングやペイントによる痛車制作に加え、アクティビティの解放やマルチプレイによる多人数での対戦にもあります。クルマ、レース好きなら遊び方は無限大でしょう。特に、自然豊かなメキシコを痛車で駆け回るのはとても爽快です。

PC版でプレイするにはSteamまたはMicrosoftストアから購入できます。サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass for PC」だと、最初の3ヶ月は100円で、本作だけでなく他の有名タイトルもプレイできるのでおすすめです。

有志たちがペイントした痛車をダウンロードすることも可能
『Xbox Game Pass for PC』はこちら

 

『Forza Horizon 5』のベンチマーク

動作環境と推奨スペック

動作環境では、最低動作要件と、推奨動作要件に加え、理想動作要件の3つが公開されています。最低動作要件と推奨動作要件ではそれほど高いスペックは要求されませんが、理想動作要件では、おそらく4Kやウルトラワイド解像度環境だと思われます。AMD環境だとグラフィックカードに「Radeon RX 6800 XT」、NVIDIA環境だと「GeForce RTX 3080」と、現環境のハイエンドクラスのスペックを要求されます。

また、ハンドルコントローラーでのプレイを予定している方は、PC版に対応の製品が公開されているので、下記の公開ページからチェックしましょう。

最低動作要件
  AMD NVIDIA
OS Windows 10 Nov 2019 update(1909)
CPU Ryzen 3 1200 Intel i5-4460
メモリ
8GB
グラフィックカード
Radeon RX 470 NVIDIA GTX 970
VRAM
4GB
ストレージの空き容量 110GB
推奨動作要件
  AMD NVIDIA
OS Windows 10 Nov 2019 update(1909)
CPU Ryzen 5 1500X Intel i5-8400
メモリ
16GB
グラフィックカード
Radeon RX 590 NVIDIA GTX 1070
VRAM
8GB
ストレージの空き容量 110GB
理想動作要件
  AMD NVIDIA
OS Windows 10 Nov 2019 update(1909)
CPU Ryzen 7 3800XT Intel i7-10700K
メモリ
16GB
グラフィックカード
Radeon RX 6800 XT NVIDIA RTX 3080
VRAM
16GB 10GB
ストレージの空き容量 110GB SSD
『Experience Forza Horizon 5 PC in Striking Detail』を参照

 

ビデオ・グラフィック設定画面

ビデオおよびグラフィック設定項目はすべて以下のスクリーンショットに表示しています。ビデオ設定では、垂直同期をオフにすることで、最大60 fpsのフレームレート制限は解除されます。解像度のスケーリングは強度によって解像度をスケーリングし、パフォーマンスが向上します。ただし、画質はやや荒くなります。

グラフィック設定では、一括設定できるプリセットは「最低」「低」「中」「高」「最高」「エクストリーム」の6段階。レイトレーシング品質はプリセットが高設定以上で適用され、最大強度はエクストリームです。いちおうGTX シリーズでも適用でき、それほど負荷は重くありません。

ベンチマークを動作させたい場合はグラフィック設定の一番上にある「ベンチマークモードの開始」から。

ビデオ設定画面
グラフィック設定画面

 

ベンチマーク機能

『Forza Horizon 5』にはPCのパフォーマンスを計測してくれるベンチマーク機能があります。このベンチマークは上記のグラフィック設定項目の一番上にある「ベンチマークモードの開始」からベンチマークを開始できます。

ベンチマーク動作時間はおよそ1分半ほどので、自動でレースをし、そのパフォーマンスをプロファイリングし、結果を詳細に表示してくれます。自動レースは毎度同じコースを走り、ナイトレースから夜が明けて雨が降り始めるくらいまで計測します。

ベンチマーク終了後は下記の画像のように、システム構成から、グラフィック設定、フレームレートのグラフなど事細かに表示してくれるので、PCのパフォーマンス計測にも使えて便利。

Forza Horizon 5のベンチマーク
ベンチマーク動作中
ベンチマーク計測結果画面
【RTX 3080Ti】Forza Horizon 5のベンチマーク動画【4K/エクストリーム】

 

『Forza Horizon 5』でのグラボ毎のベンチマーク

『Forza Horizon 5』のベンチマーク計測結果を以下の表にまとめました。ベンチマーク計測においてグラフィック設定は「低」「高」「最高」、「エクストリーム」の4つの設定で計測しています。また、ビデオ設定では、垂直同期はオフ、フレームレート制限を解除し、解像度スケーリングはオフにしています。

ベンチマークテスト機の構成
CPU Intel Core i9-11900K
ケース CoolerMaster MasterBox CM694 TG [強化ガラスサイドパネル]
マザーボード ASUS TUF GAMING Z590-PLUS WIFI [Intel Z590 chipset]
CPUファン CoolerMaster ML240L V2 RGB  [240mm水冷ユニット]
メモリ 16GB(8GB×2)  [DDR4-3200]
ストレージ Intel SSD 660p Series  [M.2 PCI-E SSD 1TB]
電源 Corsair RM1000x [1000W/80PLUS Gold]

 

フルHD 1920×1080 での平均フレームレート

フルHD(解像度 1920×1080)での平均フレームレートは以下の通り。

エクストリーム設定だと、ミドルクラスのRTX 3060で平均72 fpsと高めのフレームレートなので、高精細なグラフィックの割には、激重というわけではないようです。ただ、120Hz以上の高リフレッシュレート環境でプレイする場合は、高設定ならRTX 3060 Ti以上、エクストリームならRTX 3080 Ti以上が欲しいところです。

Forza Horizon 5
1920×1080 での平均フレームレート
  グラフィック品質設定
最高 エクストリーム
RTX 3080 Ti
254 fps 188 fps 143 fps 122 fps
RTX 3080
244 fps 179 fps 135 fps 114 fps
RTX 3070 Ti
234 fps 170 fps 125 fps 106 fps
RTX 3070
224 fps 162 fps 121 fps 101 fps
RTX 3060 Ti 181 fps 128 fps 98 fps 82 fps
RTX 3060 170 fps 119 fps 88 fps 72 fps
※ピンク色のセルは120 fps以上、灰色のセルは59 fps以下を示します(以下同様)
最高設定での比較(解像度:1920×1080)
RTX 3080 Ti 122 fps
RTX 3080 114 fps
RTX 3070 Ti 106 fps
RTX 3070 101 fps
RTX 3060 Ti 82 fps
RTX 3060 72 fps
 :60 fps以上の平均フレームレート

 

WQHD 2560×1440 での平均フレームレート

WQHD(解像度 2560×1440)での平均フレームレートは以下の通りです。

こちらもエクストリームだと、ミドルクラスのRTX 3060でギリギリ平均 60 fps以上あります。120Hz以上の高リフレッシュレート環境だと、RTX 3080 Tiでもエクストリーム設定で120 fps超えは厳しいようです。最高設定まで落とす必要があります。

Forza Horizon 5
2560×1440 での平均フレームレート
  グラフィック品質設定
最高 エクストリーム
RTX 3080 Ti
224 fps 168 fps 127 fps 108 fps
RTX 3080
212 fps 159 fps 120 fps 101 fps
RTX 3070 Ti
201 fps 147 fps 110 fps 91 fps
RTX 3070
193 fps 140 fps 105 fps 88 fps
RTX 3060 Ti 156 fps 112 fps 86 fps 72 fps
RTX 3060 140 fps 100 fps 75 fps 61 fps
最高設定での比較(解像度:2560×1440)
RTX 3080 Ti 108 fps
RTX 3080 101 fps
RTX 3070 Ti 91 fps
RTX 3070 88 fps
RTX 3060 Ti 72 fps
RTX 3060 61 fps
 :60 fps以上の平均フレームレート

 

4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート

4K-UHD(解像度 3840×2160)での平均フレームレートは以下の通り。

4K解像度だと、エクストリーム設定で平均60 fpsを超えるのはRTX 3070からになります。ウルトラワイドモニター環境だとRTX 3080レベルは必要になるでしょう。

Forza Horizon 5
3840×2160 での平均フレームレート
  グラフィック品質設定
最高 エクストリーム
RTX 3080 Ti
170 fps 129 fps 99 fps 83 fps
RTX 3080
159 fps 120 fps 91 fps 76 fps
RTX 3070 Ti
145 fps 108 fps 82 fps 67 fps
RTX 3070
139 fps 103 fps 78 fps 64 fps
RTX 3060 Ti 116 fps 84 fps 64 fps 53 fps
RTX 3060 96 fps 70 fps 53 fps 43 fps
最高設定での比較(解像度:3840×2160)
RTX 3080 Ti 83 fps
RTX 3080 76 fps
RTX 3070 Ti 67 fps
RTX 3070 64 fps
RTX 3060 Ti 53 fps
RTX 3060 43 fps
 :60 fps以上の平均フレームレート

 

最低設定とエクストリーム設定の画質比較

最低設定とエクストリーム設定の画質を比較しました。テクスチャやボディの光の反射、影などが大きく違います。美麗なグラフィックを堪能するためにも、なるべくエクストリーム設定でプレイしたいところ。

※画像が表示されていない場合は、もう1度、更新ボタンを押して下さい。

最低設定とエクストリーム設定の画質比較

 

おすすめのグラボとPC

おすすめのグラボ

ベンチマーク結果の通り、『Forza Horizon 5』は、フルHD、WQHD、どちらの解像度も、ミドルクラスのRTX 3060なら、エクストリーム設定で快適にプレイすることができます。

120Hz環境や4K解像度、ウルトラワイドモニターとなると、RTX 3080以上のグラフィックスが必要となってくるでしょう。

以下で紹介しているPCは、RTX 3060を搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。RTX 3060だけでなく他のグラフィックスも選択できます。

 

おすすめのPC

G-Tune HM-B-AF(i7-10700F ver)
サイズ ミニタワー
CPU Core i7-10700F
GPU GeForce RTX 3060
価格 16万円台(税込)
当サイト向けの特別価格 

人気のミニタワーモデルです。

マウスコンピューターに特別価格を安くしてもらったモデルで、コスパが高いです。

CPUの世代は古いですが、Core i7ですので、ゲーム用途なら十分な性能です。

レビュー記事はこちら
メーカーサイトはこちら
ドスパラ GALLERIA RM5C-R36
サイズ ミニタワー
CPU Core i5-11400
GPU GeForce RTX 3060
価格 16万円台(税込)
ライトゲーマーに最適なGALLERIA

ブラックとシルバーのツートンカラーと、フロントパネルのLEDが特徴的なデザイン。

Core i5ではありますが、最新世代のCPUを搭載しています。 

価格が安く、ライトゲーマーに最適なゲーミングデスクトップPCです。

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