※当サイトはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
『Forza Horizon 5』のグラボ毎のベンチマークスコアとおすすめPC
11月9日にオープンワールド型レースゲームのシリーズ最新作『Forza Horizon 5』が発売されました。この記事では、『Forza Horizon 5』のベンチマーク機能を使って、各GeForce RTX 30シリーズのグラフィックボードでのスコアを計測し、比較しています。
目次
『Forza Horizon 5』とは
『Forza Horizon 5』のベンチマーク内容
『Forza Horizon 5』のベンチマーク結果
- フルHD 1920x1080 での平均フレームレート
- WQHD 2560x1440 での平均フレームレート
- 4K-UHD 3840x2160 での平均フレームレート
- 最低設定とエクストリーム設定の画質比較
おすすめグラボとPC
『Forza Horizon 5』とは
クールなオープンワールドレースゲーム
本作は、ただのレースゲームやドライブシミュレーターとはまた違った、オープンワールドを自由に探索しながらクールなカーアクションも楽しめる、ちょっと個性の強いレーシングゲームです。特に本作は、シリーズでも最高傑作と言われており、レースゲームをあまりプレイしないという方も楽しめる作品だと思います。
オープンワールドの舞台となるのは、自然が豊かなメキシコ。早速ゲームを始めると、ムービーがたらたらと流れるのかと思いきや、火山、荒野、ジャングル、砂漠と、美しい景観を洗礼のごとくいきなり走らされ、気分は最高潮。これまでプレイした中でも本作のオープニングは非常にクールです。
グラフィックも実写さながらの高精細な映像で、リアルな効果音からコントローラーの振動と重なり、臨場感のあるカーレースを体験することができます。気分を高揚させるクールなBGMも最高にグッドです。
自然あふれる美しいロケーションを痛車で駆け回れ!
本作の面白さは、リアルなレース体験やサウンド、美しいロケーション探索もさることながら、マシンの購入からコレクション、チューニングやペイントによる痛車制作に加え、アクティビティの解放やマルチプレイによる多人数での対戦にもあります。クルマ、レース好きなら遊び方は無限大でしょう。特に、自然豊かなメキシコを痛車で駆け回るのはとても爽快です。
PC版でプレイするにはSteamまたはMicrosoftストアから購入できます。サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass for PC」だと、最初の3ヶ月は100円で、本作だけでなく他の有名タイトルもプレイできるのでおすすめです。
『Forza Horizon 5』のベンチマーク
動作環境と推奨スペック
動作環境では、最低動作要件と、推奨動作要件に加え、理想動作要件の3つが公開されています。最低動作要件と推奨動作要件ではそれほど高いスペックは要求されませんが、理想動作要件では、おそらく4Kやウルトラワイド解像度環境だと思われます。AMD環境だとグラフィックカードに「Radeon RX 6800 XT」、NVIDIA環境だと「GeForce RTX 3080」と、現環境のハイエンドクラスのスペックを要求されます。
また、ハンドルコントローラーでのプレイを予定している方は、PC版に対応の製品が公開されているので、下記の公開ページからチェックしましょう。
AMD | NVIDIA | |
OS | Windows 10 Nov 2019 update(1909) | |
CPU | Ryzen 3 1200 | Intel i5-4460 |
メモリ |
8GB | |
グラフィックカード |
Radeon RX 470 | NVIDIA GTX 970 |
VRAM |
4GB | |
ストレージの空き容量 | 110GB |
AMD | NVIDIA | |
OS | Windows 10 Nov 2019 update(1909) | |
CPU | Ryzen 5 1500X | Intel i5-8400 |
メモリ |
16GB | |
グラフィックカード |
Radeon RX 590 | NVIDIA GTX 1070 |
VRAM |
8GB | |
ストレージの空き容量 | 110GB |
AMD | NVIDIA | |
OS | Windows 10 Nov 2019 update(1909) | |
CPU | Ryzen 7 3800XT | Intel i7-10700K |
メモリ |
16GB | |
グラフィックカード |
Radeon RX 6800 XT | NVIDIA RTX 3080 |
VRAM |
16GB | 10GB |
ストレージの空き容量 | 110GB SSD |
ビデオ・グラフィック設定画面
ビデオおよびグラフィック設定項目はすべて以下のスクリーンショットに表示しています。ビデオ設定では、垂直同期をオフにすることで、最大60 fpsのフレームレート制限は解除されます。解像度のスケーリングは強度によって解像度をスケーリングし、パフォーマンスが向上します。ただし、画質はやや荒くなります。
グラフィック設定では、一括設定できるプリセットは「最低」「低」「中」「高」「最高」「エクストリーム」の6段階。レイトレーシング品質はプリセットが高設定以上で適用され、最大強度はエクストリームです。いちおうGTX シリーズでも適用でき、それほど負荷は重くありません。
ベンチマークを動作させたい場合はグラフィック設定の一番上にある「ベンチマークモードの開始」から。
ベンチマーク機能
『Forza Horizon 5』にはPCのパフォーマンスを計測してくれるベンチマーク機能があります。このベンチマークは上記のグラフィック設定項目の一番上にある「ベンチマークモードの開始」からベンチマークを開始できます。
ベンチマーク動作時間はおよそ1分半ほどので、自動でレースをし、そのパフォーマンスをプロファイリングし、結果を詳細に表示してくれます。自動レースは毎度同じコースを走り、ナイトレースから夜が明けて雨が降り始めるくらいまで計測します。
ベンチマーク終了後は下記の画像のように、システム構成から、グラフィック設定、フレームレートのグラフなど事細かに表示してくれるので、PCのパフォーマンス計測にも使えて便利。
『Forza Horizon 5』でのグラボ毎のベンチマーク
『Forza Horizon 5』のベンチマーク計測結果を以下の表にまとめました。ベンチマーク計測においてグラフィック設定は「低」「高」「最高」、「エクストリーム」の4つの設定で計測しています。また、ビデオ設定では、垂直同期はオフ、フレームレート制限を解除し、解像度スケーリングはオフにしています。
CPU | Intel Core i9-11900K |
---|---|
ケース | CoolerMaster MasterBox CM694 TG [強化ガラスサイドパネル] |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z590-PLUS WIFI [Intel Z590 chipset] |
CPUファン | CoolerMaster ML240L V2 RGB [240mm水冷ユニット] |
メモリ | 16GB(8GB×2) [DDR4-3200] |
ストレージ | Intel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 1TB] |
電源 | Corsair RM1000x [1000W/80PLUS Gold] |
フルHD 1920×1080 での平均フレームレート
フルHD(解像度 1920×1080)での平均フレームレートは以下の通り。
エクストリーム設定だと、ミドルクラスのRTX 3060で平均72 fpsと高めのフレームレートなので、高精細なグラフィックの割には、激重というわけではないようです。ただ、120Hz以上の高リフレッシュレート環境でプレイする場合は、高設定ならRTX 3060 Ti以上、エクストリームならRTX 3080 Ti以上が欲しいところです。
Forza Horizon 5
|
---|
グラフィック品質設定 | ||||
低 | 高 | 最高 | エクストリーム | |
RTX 3080 Ti |
254 fps | 188 fps | 143 fps | 122 fps |
RTX 3080 |
244 fps | 179 fps | 135 fps | 114 fps |
RTX 3070 Ti |
234 fps | 170 fps | 125 fps | 106 fps |
RTX 3070 |
224 fps | 162 fps | 121 fps | 101 fps |
RTX 3060 Ti | 181 fps | 128 fps | 98 fps | 82 fps |
RTX 3060 | 170 fps | 119 fps | 88 fps | 72 fps |
WQHD 2560×1440 での平均フレームレート
WQHD(解像度 2560×1440)での平均フレームレートは以下の通りです。
こちらもエクストリームだと、ミドルクラスのRTX 3060でギリギリ平均 60 fps以上あります。120Hz以上の高リフレッシュレート環境だと、RTX 3080 Tiでもエクストリーム設定で120 fps超えは厳しいようです。最高設定まで落とす必要があります。
Forza Horizon 5
|
---|
グラフィック品質設定 | ||||
低 | 高 | 最高 | エクストリーム | |
RTX 3080 Ti |
224 fps | 168 fps | 127 fps | 108 fps |
RTX 3080 |
212 fps | 159 fps | 120 fps | 101 fps |
RTX 3070 Ti |
201 fps | 147 fps | 110 fps | 91 fps |
RTX 3070 |
193 fps | 140 fps | 105 fps | 88 fps |
RTX 3060 Ti | 156 fps | 112 fps | 86 fps | 72 fps |
RTX 3060 | 140 fps | 100 fps | 75 fps | 61 fps |
4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート
4K-UHD(解像度 3840×2160)での平均フレームレートは以下の通り。
4K解像度だと、エクストリーム設定で平均60 fpsを超えるのはRTX 3070からになります。ウルトラワイドモニター環境だとRTX 3080レベルは必要になるでしょう。
Forza Horizon 5
|
---|
グラフィック品質設定 | ||||
低 | 高 | 最高 | エクストリーム | |
RTX 3080 Ti |
170 fps | 129 fps | 99 fps | 83 fps |
RTX 3080 |
159 fps | 120 fps | 91 fps | 76 fps |
RTX 3070 Ti |
145 fps | 108 fps | 82 fps | 67 fps |
RTX 3070 |
139 fps | 103 fps | 78 fps | 64 fps |
RTX 3060 Ti | 116 fps | 84 fps | 64 fps | 53 fps |
RTX 3060 | 96 fps | 70 fps | 53 fps | 43 fps |
最低設定とエクストリーム設定の画質比較
最低設定とエクストリーム設定の画質を比較しました。テクスチャやボディの光の反射、影などが大きく違います。美麗なグラフィックを堪能するためにも、なるべくエクストリーム設定でプレイしたいところ。
※画像が表示されていない場合は、もう1度、更新ボタンを押して下さい。
おすすめのグラボとPC
おすすめのグラボ
ベンチマーク結果の通り、『Forza Horizon 5』は、フルHD、WQHD、どちらの解像度も、ミドルクラスのRTX 3060なら、エクストリーム設定で快適にプレイすることができます。
120Hz環境や4K解像度、ウルトラワイドモニターとなると、RTX 3080以上のグラフィックスが必要となってくるでしょう。
以下で紹介しているPCは、RTX 3060を搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。RTX 3060だけでなく他のグラフィックスも選択できます。
おすすめのPC
おすすめのゲーミングPCはこちらです。
非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
レビュー記事はこちら人気のBTOパソコンです。
エントリーモデルからハイエンドモデルまでラインナップが広く、目的に応じたスペックのPCを選びやすいです。また、いずれのモデルも比較的安いです。
レビュー記事はこちら
その他のおすすめのゲーミングPC
その他のおすすめのゲーミングPCについてはこちらをご覧ください。
三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。
1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ