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『バトルフィールド 2042』の各グラボ毎のフレームレートと必要スペック

11月19日に発売を予定している『バトルフィールド 2042』が、11月12日より先行アクセスを開始しました。この記事では、製品版となった『BF 2042』の特徴や、人気のグラボでの平均フレームレート、DLSS、レイトレーシングなどを紹介しています。
目次
『バトルフィールド 2042』とは
グラボ毎のフレームレート
- フルHD 1920x1080 での平均フレームレート
- WQHD 2560x1440 での平均フレームレート
- 4K-UHD 3840x2160 での平均フレームレート
- DLSSとレイトレーシングのフレームレート
- 低設定と最高設定の画質比較
おすすめグラボとPC
『バトルフィールド 2042』とは
10月6日よりオープンベータが開始
2021年11月19日に発売を予定している「バトルフィールド 2042」が、10月6日よりオープンベータを実施しました。EA Play加入者は10月6日から先行アクセスが可能で、一般アクセスは10月8日から10月9日まで開催されました。
オープンベータでは「オービット(ORBITAL)」と呼ばれるロケット基地をモチーフとしたマップを舞台とし、シリーズ定番となる「コンクエスト」モードで、最大128人の大規模対戦を楽しむことができるようになっています。
実際に先行プレイで体験した特徴と感想をざっくりまとめたので、そのレポートと、各グラフィックスでテストしたフレームレートをまとめたので、購入予定の方はそちらも参考にしてみてください。

「バトルフィールド 2042」では3つの対戦モードがあり、最大128人(64人vs64人)の“All-Out Warfare”(全面戦争)モードが今作の目玉となります。
大規模なマップに128人が入り乱れるマルチプレイは圧巻。これまでの64人対戦でのコンクエストとは打って変わってハチャメチャ感が強く、オープンベータではかなり楽しめました。
ただし、今作ではマルチプレイモードのみとなっており、キャンペーンモードがないのはちょっと残念です。

バトルフィールドではこれまで様々なマップギミックが登場してきましたが、代表されるのはやはり天候変化でしょう。今作の天候変化は完全ランダムとなっており、マップの環境や戦況もかなり変わってきます。
特に巨大竜巻が秀逸で、近づくとUIが乱れ、体が巻き上げられたりなど、遊び心満載。竜巻が発生すると、プレイヤーの多くは一旦戦闘を止め、この竜巻スカイダイビングを楽しんでいました。

BFシリーズにおいて、それぞれ役割を持った兵科というシステムが存在していましたが、今作ではさらに発展させた『スペシャリスト』というシステムに置き換わっています。
各スペシャリストは、グラップリングフックやドローンなどそれぞれ次世代に特化した固有のガジェットを所持しています。また、どのスペシャリストも味方を蘇生させることができ、さらに援護兵は味方を回復させることができる銃を所持することができます。

今作ではスペシャリストごとに武器種の固定はなく、突撃兵でもスナイパーライフルを装備できたりと自由です。また、[T]キーを長押しすることによって、戦場のどのタイミングでも武器のアタッチメントを自由にカスタマイズすることができるようになっています。
敵味方が入り乱れる近距離戦闘では等倍率のドットサイトを装備し、遠距離から敵を狙いたい場合や場所を知られたくない場合は高倍率のスコープやサプレッサーなど、戦況に応じて瞬時に武器のカスタマイズができるのがかなり便利です。
11月12日より先行アクセスが開始
本作でメインとなるのは、最大128人での全面戦争「All-Out Warfare」に加え、新たに実装された、4人編成の分隊でプレイする「ハザードゾーン」、そして、カスタムルールで対戦できる「バトルフィールド ポータル」の3つのモードで遊ぶことができます。
キャンペーンモードは実装されていませんが、「All-Out Warfare」では、ソロでAIと模擬戦をすることができます。AIの強さは3段階で調整できるので、練習にもなります。

「バトルフィールド 2042」の目玉となる、最大128人(64人vs64人)での全面戦争「All-Out Warfare」では、シリーズお馴染みの拠点占拠型のコンクエストに、攻撃側と防御側で拠点を奪い合うブレークスルーの2つのモードが用意されています。マルチプレイのほかにソロ&協力プレイもあり、AI兵士との模擬戦もプレイできます。

本作から新たに実装された「ハザードゾーン」は、4人分隊で連携を取りながら各所のデータドライブを回収し、嵐が襲ってくる前に脱出するというサバイバルに近いゲームモード。エリア内には同じ4人分隊プレイヤーの他に、データドライブを守るAI兵士も混在しています。脱出機に搭乗できる人数は限られており、ほとんどの場合、席をかけて他の分隊とやり合うことになります。コンクエストとはまた違う、分隊連携も兼ねた全く新しいバトルフィールド。

「バトルフィールド ポータル」は、プレイヤーが自由にルールを設定して遊べるカスタムルール部屋みたいなもの。マップには「BF1942」「BF:バッドカンパニー2」「BF3」といった、シリーズでも人気の過去作から懐かしのマップが登場。BFファンなら胸が熱くなるような、過去作を再現したり、近代兵器vs過去兵器など、自由なルール設定でプレイできる少しクセのあるゲームモード。
動作環境と推奨スペック
公式ページにて公開されている『バトルフィールド 2042』PC版の動作環境は以下の通りです。オープンベータの時と変更ありません。必要動作環境でのグラフィックスはGTX 1050 Ti、推奨環境でのグラフィックスはRTX 3060となっています。どちらもエントリーからミドルクラスのグラフィックスなので、必要なスペックはそれほど高くないと思います。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
OS | Windows 10(64bit) | |
CPU | Intel Core 15 6600K AMD Ryzen 5 1600 |
Intel Core i7 4790 AMD Ryzen 7 2700X |
メモリ |
8GB | 16GB |
グラフィックカード |
NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti AMD Radeon RX 560 |
NVIDIA GeForce RTX 3060 AMD Radeon RX 6600 XT |
ビデオメモリ |
4GB | 8GB |
DirectX |
DirectX 12 | |
ストレージの空き容量 | 100GB |
画面・グラフィック設定
『バトルフィールド 2042』の画面・グラフィック設定は以下の画像の通りです、グラフィックプリセットはいつもの通り「低」「ノーマル」「高」「最高」の4段階。また、ゲームのレイテンシ(遅延)を削減する「NVIDIA Reflex」にも対応しています。
さらに製品版では、AIによる画像処理で画質を落とすことなくパフォーマンスを高める「DLSS」機能や、光の反射をリアルに描写するレイトレーシング(アンビエントオクルージョン)に対応しています。これらの機能を利用するには、RTXシリーズのグラフィックカードに、最新の「GeForce Game Ready ドライバー」のインストールが必要となります。

グラボ毎のフレームレート
『バトルフィールド 2042』をプレイした際の平均フレームレート計測結果を以下の表にまとめました。ソロモードだとフレームレートが高くなるので、マルチプレイのコンクエスト、マップはオープンベータと同じ「オービット」で計測しています。
グラフィック設定は「低」「高」「最高」の3つで計測。ダイナミック解像度スケール、NVIDIA Reflex、先行フレームレンダリング、垂直同期はすべてオフにしています。
オープンベータ版とフレームレートはほとんど変わらなかったので、一部修正して結果を記載しています。なお、マルチプレイでの計測により全て同じ状況で計測したわけではないので、あくまで参考程度にご覧ください。
CPU | Intel Core i9-11900K |
---|---|
ケース | CoolerMaster MasterBox CM694 TG [強化ガラスサイドパネル] |
マザーボード | ASUS TUF GAMING Z590-PLUS WIFI [Intel Z590 chipset] |
CPUファン | CoolerMaster ML240L V2 RGB [240mm水冷ユニット] |
メモリ | 16GB(8GB×2) [DDR4-3200] |
ストレージ | Intel SSD 660p Series [M.2 PCI-E SSD 1TB] |
電源 | Corsair RM1000x [1000W/80PLUS Gold] |
フルHD 1920×1080 での平均フレームレート
フルHD(解像度 1920×1080)での平均フレームレートは以下の通り。グラフィック設定は
「低」「高」「最高」で計測しています。
最高設定だと、RTX 3060であれば平均 60fps以上で動作します。推奨動作環境通りです。低設定だとGTX 1650 SUPERでも平均 80fpsで動作するので、割と軽いのかもしれません。
ただ、FPSゲームにおいて、優位になる高リフレッシュレート環境を考慮すると、低設定で平均120 fps以上は出るRTX 3060のグラフィックカードは欲しいところです。高設定で動かすなら、RTX 3080以上がいいでしょう。
RTX シリーズでは、DLSS機能を利用するとさらにフレームレートが大きく向上します。
![]() バトルフィールド2042(DX12)
|
---|
グラフィック品質設定 | |||
低 | 高 | 最高 | |
RTX 3090 |
140 fps | 122 fps | 118 fps |
RTX 3080 Ti |
138 fps | 122 fps | 118 fps |
RTX 3080 |
136 fps | 120 fps | 110 fps |
RTX 3070 Ti |
135 fps | 118 fps | 102 fps |
RTX 3070 |
132 fps | 115 fps | 100 fps |
RTX 3060 Ti | 130 fps | 105 fps | 96 fps |
RTX 3060 | 124 fps | 88 fps | 72 fps |
GTX 1660 SUPER | 97 fps | 65 fps | 56 fps |
GTX 1660 | 86 fps | 58 fps | 47 fps |
GTX 1650 SUPER | 80 fps | 38 fps | 26 fps |
:60 fps以上の平均フレームレート
WQHD 2560×1440 での平均フレームレート
WQHD(解像度 2560×1440)での平均フレームレートは以下の通りです。
最高設定で平均60 fpsを超えるのはRTX 3060 Ti以上です。平均120 fps以上となると、低設定でもRTX 3070は必要になるでしょう。DLSS機能を利用するとさらにフレームレートが大きく向上するので、WQHD-120Hz環境も可能です。
![]() バトルフィールド2042(DX12)
|
---|
グラフィック品質設定 | |||
低 | 高 | 最高 | |
RTX 3090 |
132 fps | 118 fps | 110 fps |
RTX 3080 Ti |
132 fps | 118 fps | 110 fps |
RTX 3080 |
130 fps | 111 fps | 100 fps |
RTX 3070 Ti |
128 fps | 99 fps | 83 fps |
RTX 3070 |
124 fps | 95 fps | 80 fps |
RTX 3060 Ti | 115 fps | 86 fps | 78 fps |
RTX 3060 | 93 fps | 64 fps | 54 fps |
:60 fps以上の平均フレームレート
4K-UHD 3840×2160 での平均フレームレート
4K-UHD(解像度 3840×2160)での平均フレームレートは以下の通り。
最高設定で60 fpsを超えるのはRTX 3080以上が必要となります。DLSS機能を利用するとさらにフレームレートが大きく向上します。
![]() バトルフィールド2042(DX12)
|
---|
グラフィック品質設定 | |||
低 | 高 | 最高 | |
RTX 3090 |
112 fps | 82 fps | 76 fps |
RTX 3080 Ti |
110 fps | 79 fps | 74 fps |
RTX 3080 |
98 fps | 72 fps | 65 fps |
RTX 3070 Ti |
84 fps | 62 fps | 57 fps |
RTX 3070 |
77 fps | 58 fps | 54 fps |
RTX 3060 Ti |
70 fps | 50 fps | 43 fps |
RTX 3060 | 50 fps | 38 fps | 35 fps |
:60 fps以上の平均フレームレート
DLSSとレイトレーシングのフレームレート
製品版になって、オープンベータでは確認できなかった、レイトレースとDLSSが実装されました。レイトレースはオンとオフの切り替えのみで、アンビエントオクルージョン(光が当たらない箇所を計算する技術)に適用されます。AIによる画像処理で画質を落とすことなくパフォーマンスを高める
「DLSS」は、クオリティーからパフォーマンスなど、強度を選択できます。
この機能が使えるのはGeForce RTXシリーズのみで、GTXシリーズでは利用できません。

いずれもDLSSがオフだとレイトレースの負荷はかなり重いです。ですが、DLSSをパフォーマンスに設定するとフレームレートは格段に伸び、RTX 3060でも60 fosを超えます。ただし、VRAMが足りないとカクつきも増えるので、VRAM 8GB以上を搭載したグラフィックスでの利用をおすすめします。
![]() バトルフィールド2042(DX12)
|
---|
レイトレース : オフ | レイトレース : オン | |
RTX 3080 Ti |
86 fps(121 fps) | 72 fps(105 fps) |
RTX 3080 |
77 fps(115 fps) | 63 fps(100 fps) |
RTX 3070 Ti |
67 fps(103 fps) | 40 fps(89 fps) |
RTX 3070 |
60 fps(95 fps) | 38 fps(86 fps) |
RTX 3060 Ti |
53 fps(82 fps) | 36 fps(76 fps) |
RTX 3060 | 42 fps(68 fps) | 34 fps(61 fps) |
:60 fps以上の平均フレームレート
低設定と最高設定の画質比較
低設定と最高設定の画質を比較しました。細かい比較ではありませんが、テクスチャ品質や影の表現がかなり違います。臨場感のあるリアルな演出を堪能するために、なるべく最高設定でプレイしたいところ。画像が見えない方は、更新ボタンを押してください。


おすすめのグラボとPC
おすすめのグラボ
「バトルフィールド 2042」は、先行アクセスをひと通りプレイしてみたところ、思っていたよりも軽く、低設定ならフルHD解像度でGTX 1650 SUPERでも快適に動作します。
フルHD解像度で、コスパの高いおすすめのグラフィックカードは推奨動作環境通り、GeForce RTX 3060でしょう。最高設定で60 fps以上で快適に動作し、低設定なら120 Hzの高リフレッシュレート液晶にも対応できます。また、DLSSと併用することで、さらにフレームレートは向上するので、フルHD解像度、WQHD解像度の両方で、安定した動作が見込めます。
以下で紹介しているPCは、RTX 3060を搭載できる当サイトおすすめのゲーミングPCです。レビューもしているので購入時の参考にしてみてください。
おすすめのPC
OEMパーツなどを使っており、マザーボードやグラボのメーカーまで細かく指定することはできませんが、その変わり価格が安いPCです。PC初心者に適していると思います。
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非常にコストパフォーマンスの高いゲーミングPCです。
ユーザーの声を取り入れた個性的なデザインのケースに、ガラスサイドパネルと内部のLEDファンが点灯し、安い割にはデザインも良いです。
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三度の飯よりゲームが好き。 面白ければどんなゲームもプレイするが、中でも好きなジャンルは2D格闘ゲーム。2009年からSteamでPCゲーム漁りを始めてからゲーミングPCに興味を持ち、ライター業を経てレビュアーへ。これまで300台以上のゲーミングPCを実機でテストし、レビュー記事を執筆。おじいちゃんになってもPCゲーマーでありたい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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