FMV WU8-K3の実機レビュー【結論】ビジネス最強2 in 1 PC
| CPU | Core Ultra 5 225U Core Ultra 7 255H |
|---|---|
| メモリ | 8GB ~ 32GB |
| ストレージ | 約256GB ~ 約2TB |
| 画面サイズ | 13.3型 16:10 |
| 画面種類 | 1920x1200 非光沢 |
| 質量 | 47Wh:約965g~ 63Wh:約1012g~ |
| バッテリー | 47Wh / 63Wh |
| 価格 | 15万円台~ ※ |
※クーポン利用時の価格
結論:ビジネス用途に最強の2 in 1 PC
FMV WU8-K3は、ビジネス用途に最強の2 in 1 PCです。
2 in 1 PCとしては珍しく非光沢ディスプレイを搭載することで、映り込みが少なく仕事がしやすくなっています。
また、2 in 1 PCとしては、最強クラスの軽さで、持ち運びに便利です。
タイピングもしやすいですし、ペンを使ってメモをとったりすることも可能です。
ただし、他のFMV WUシリーズと異なり注意点もあるので、詳しくレビューしていきます。
今回は以下の構成でレビューをしています。レビュー機は、メーカーからの貸出機です。
レビュー機の構成
Core Ultra 5 225U、16GBメモリ、512GB SSD
[お得]富士通パソコンで使えるクーポン
学生向けクーポン
学生であれば、こちらの富士通の学割サイトから購入するのがお得です。
一般向けクーポン
一般ユーザーの場合は、当サイト向けのクーポンを利用することで、通常よりも安く購入することが可能です。
目次
お忙しい方は、「FMV WU8-K3の特徴」のみお読みください。
製品の特徴
WU8-K3の位置づけ
富士通のFMV WUシリーズは、「軽さ」が特徴のモバイルノートですが、下表のように、種類がたくさんあります。
この中で、今回レビューするWU8-K3は、唯一タブレット形状へ変形できる2 in 1 PCとなっています。
| 機種名 | 特徴 |
| WU1-K1 (アウトレット) | ロングバッテリー |
|---|---|
| WU1-L1 (上の後継) | ロングバッテリー&タッチ対応 |
| WU2-K3 | 標準モデル |
| WU3-K3 | タッチパネル対応 |
| WU4-K3【FMV Zero】 | 高性能 |
| WU5-K3【FMV Zero】 | 世界最軽量 |
| WU6-L1 | Snapdragon搭載 |
| WU7-K3 | 高性能/5G対応 |
| WU8-K3 | 2 in 1 PC |
これらの詳しい違いについては、下の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
どちらかと言えばビジネス向け
一般的な2 in 1 PCは、指やペンで操作をするため、ディスプレイを強化ガラスで覆う必要があり、基本的には光沢のディスプレイであることが多いです。
また、他社の2 in 1 PCは有機ELを採用していることが多く、有機ELの発色の良さを最大限に引き立たせるため、透過率が高く、色が鮮やかに見える光沢仕上げにしているケースも多いです。
一方、本製品は、外光の映り込みを排除し、長時間のテキスト入力でも目が疲れにくいように、非光沢のフィルムが貼られています。2 in 1 タイプのPCで、非光沢なのは結構珍しいです。
フィルムにより色の鮮やかさは若干損なわれますが、その代わり仕事は非常にしやすくなります。どちらかと言えばビジネス向きの製品と言えます。
PC本体に収納可能なペンあり(オプション)
オプションで購入する必要がありますが、専用のアクティブペンを利用することができます。
このペンは、PC本体の正面側に収納可能なので、持ち運びに便利です。また収納することでペンの充電もできます。
書き心地も非常によく、滑らかな線を書くことができます。会議内容を手書きでメモしたり、図を書いたりするときに便利です。
タイピングもしやすい
本製品は、指の力に合わせてキーの重さを変えた「2段階押下圧」キーボードを採用し、また、主要なキーで小さいものが無く、キーボードが打ちやすい点も特徴です。
実際に打ってみると、全体的にやや軽い(力が必要ない)感じがあり、強い反発のあるキーを好む人向きではありませんが、少ない力で打つことができます。また、比較的静音で、特にEnterキーが静かに感じます。カフェや新幹線内でも周囲を気にせずタイピングできるでしょう。
ビジネスパーソンや大学生など、資料を作ることが多い方におすすめです。
自分でバッテリー交換が可能
バッテリーが自分で交換できる点もメリットです。
2~3年使ってバッテリーが劣化してくると、通常はメーカーに送ってバッテリー交換を依頼するか、PCの買い替えを迫られます。メーカーに交換を依頼すると、数日間はPCが手元からなくなり、業務が止まりかねません。
一方、自分でバッテリー交換ができれば、数十秒で、バッテリーの交換ができるので、業務を止める心配がありません。買い換える必要もなく、PCの寿命そのものを引き延ばすこと可能です。
なお、バッテリーは富士通の公式サイトから購入可能です。
ポートが豊富
ポートの種類が多い点も、本製品のメリットです。
HDMIポートがあるのでプロジェクターへの投影もできます。
LANポートもあるので、無線LANを禁止している会社でも、有線LANでネットワークに接続することができます。
懸念点・注意点
また、スピーカーが正面側にあり、タイピングしていると、スピーカーの上に手がかぶさる形になるので、音がややこもってしまう点はデメリットです。
また、初期構成だと、メモリやSSD容量が少ないので、16GBメモリ、約512GB SSD以上の構成に変更することをおすすめします。
また、他のFMV WUシリーズの画面サイズは14型ですが、本製品は13.3型です。一回り小さくなっているのでご注意下さい。
細かい点としては、電源ボタンが側面にあります。他のFMV WUシリーズの電源ボタンはキーボード上部に配置されていいますが、それよりもやや押しにくいです。
さらに、ACアダプターが、標準で同梱されていません。USB-C給電ができるので、USB-C充電器を持っている方は不要ですが、持っていない方は、オプションで追加するのを忘れないようにしましょう。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | Web閲覧やOffice作業は快適に行えます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの色域が広めなので、映像が綺麗です。スピーカー音は普通です。 |
| RAW現像 画像編集 |
○ | ディスプレイの色域が広めなので画像編集もできます。なお、この用途で使うなら、CPUはCore Ultra 7 255Hにしたほうがいいでしょう。 |
| 動画編集 | ○ | Core Ultra 7 255HのCPUであれば、CPU内蔵グラフィックスの性能が高めなので、動画編集も割とできます。 |
| ゲーム | △~○ | Core Ultra 7 255HのCPUであれば、軽めのゲームならできるでしょう。 |
ディスプレイのチェック
FMV WU8-K3のディスプレイは、色域が広めで、視野角も広く、2 in 1 PCとしては珍しく非光沢なので映り込みも少なく、仕事がしやすいです。
詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域は下表の通りです。比較的広めです。最大輝度は、当サイトの計測では370 cd/m2とやや高めでした。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 98% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 75% |
| Adobe RGBカバー率 | 73% |
ガンマ補正曲線を確認すると、赤と緑がやや強めに発色していますが、比較的自然な発色になっていると思います。
視野角は広いです。
非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じません。
PWM調光によるフリッカーはありませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは打ちやすいです。学生やビジネスパーソンなど、タイピングをよくする方におすすめです。
小さいアルファベットキーがなく、「Backspace」や「半角/全角」などのよく使うキーが逆に大きくなっており、狙ったキーを押しやすいです。
キーピッチは、横:約19mm(仕様)、縦:約18mm(実測)、キーストロークは約1.5mm(仕様)と十分な数値です。
キートップもやや湾曲しており、指がフィットしやすく、隣のキーを誤って押しにくいです。
さらに、矢印キーが少し下がっている部分も秀逸で、矢印キーを見なくても探しやすいです。
タッチパッドは小さめですが、クリックボタンが独立しており押しやすいです。
※画像をクリックすると拡大できます
パフォーマンスのチェック
FMV WU8-K3のパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUには、Core Ultra 5 225UまたはCore Ultra 7 255Hを搭載しています。
Core Ultra 5 225Uの場合、それほど性能は高くありません。ただし、資料作成、クラウドベースの
AIへの質問くらいの負荷なら、ストレスなく行えます。一般的なユーザーであれば、こちらのCPUで問題ないと思います。
Core Ultra 7 255Hの場合、性能は高くなります。パフォーマンス重視なら、こちらのCPUのほうがいいでしょう。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能を見てみます。
Core Ultra 5 225Uの場合は、普通の性能です。一般ユーザーはこちらで大丈夫です。
Core Ultra 7 255Hの場合は、性能がかなり上がります。動画編集のようなグラフィックスに負荷のかかる作業をするなら、こちらのCPUのほうがいいでしょう。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージは速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。
~ SDカードスロット性能 ~
質量のチェック
2 in 1 PCの場合、ヒンジが360度回転するギミックのせいで、他のFMV WUシリーズよりは若干重いですが、それでも普通のノートPCと比べたらかなり軽いです。
| 63Whバッテリー/Core Ultra 5モデル | |
| PC本体 | 1004g |
| ACアダプター+電源ケーブル | 149g |
バッテリー駆動時間のチェック
FMV WU8-K3のバッテリー駆動時間は、他のFMV WUシリーズと比べると短くなります。
ただ、63Whバッテリーを搭載すれば、一般的なユーザーには十分なバッテリー駆動時間はあると思います。
| 47Wh | 63Wh | |
| (1) JEITA3.0(アイドル時) | 約25.0時間 | 約31.0時間 |
| (2) JEITA3.0(動画再生時) | 約9.0時間 | 約12.0時間 |
| (3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | ー | 6時間44分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
なお、今回は、Core Ultra 5 225Uを搭載しており、プロセッサー・ベース・パワー(PBP)は、15Wとなっています。
「バランス」モードの場合、PBP通りのCPU電力で推移しており、普通の性能が出ていることが分かります。このときのCPU温度も70℃前後なので問題ありません。
「最適なパフォーマンス」モードのときは22W前後で推移しており、このCPUにしては高いパフォーマンスが出ていることが分かります。CPU温度は90℃台前半で推移しており、やや高めです。基本的には「バランス」モードで動かしたほうが安心です。
静音性のチェック
FMV WU8-K3の動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。他の状態も低めの動作音です。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約24dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約29dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約30dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
アイドル時や中負荷時は問題ありません。
高負荷時はキーボード中央部や右上あたりの温度が上がりますが、パームレスト部分の温度は変わらないため、作業をしていて不快感はありません。快適にタイピングできるでしょう。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
全体的に低い消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 5W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 9W |
| 中負荷時 [動画編集] | 18W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 24W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
FMV WU8-K3の外観のチェックです。
今回は「ピクトブラック」のカラーです。手触りはサラサラしており、マットな質感です。

ロゴが小さいので、すっきりとしています。

ボディの高さは薄いです。
スピーカーの位置は正面側にあります。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

フロントカメラは約500万画素で、Windows Helloに対応。リアは約1258万画素です。


ポート類はご覧の通り豊富です。USB-CポートはThunderbolt4(最大40Gbps)となります。
電源ボタンは側面にあります。

ヒンジが360度回転するので、以下のような形状で使うこともできます。


底面はご覧の通りで、簡単にバッテリーが交換できるようになっています。

ACアダプターは、標準では同梱されていません。オプションで付ける必要があります。オプション品は、下図の通り非常に小型です。

まとめ
以上が、FMV WU8-K3のレビューでした。
非常に軽く、持ち運びに便利な2 in 1 PCです。富士通のFMV WUシリーズでは、唯一の 2 in 1 PCとなります。
2 in 1 PCは光沢ディスプレイであることが多いですが、本製品は非光沢であるため、映り込みが低減し、仕事などがしやすくなっています。そのため、どちらかと言えば、ビジネス向けの2 in 1 PCです。
オプションでペンを購入すれば、手書きでメモをとったりすることができ、打合せ時などに便利です。ペンも描きやすかったです。
気になった点としては、スピーカーが正面側にあり、タイピングをしていると腕でスピーカーを塞いで音が若干こもるところです。
また、他のFMV WUシリーズは、14型の画面サイズですが、本製品は、13.3型と一回り小さいのでご注意下さい。電源ボタンも他のFMV WUシリーズとは異なり、側面にあります。
また、ACアダプターが標準では同梱されないのでご注意下さい。必要な方はオプションで追加しましょう。
ビジネス最強2 in 1 PC
FMV WU8-K3

特徴
- 2 in 1 PCでも軽くて持ち運びやすい
- 2 in 1 PCとしては珍しい非光沢画面
- ペンも描きやすい
こんなあなたに
- ペンも使いたいビジネスパーソン
[お得]富士通パソコンで使えるクーポン
学生向けクーポン
学生であれば、こちらの富士通の学割サイトから購入するのがお得です。
一般向けクーポン
一般ユーザーの場合は、当サイト向けのクーポンを利用することで、通常よりも安く購入することが可能です。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
関連ページ







