FMV WU7-K3の実機レビュー - ほぼ完璧なモバイルノート
| CPU | Core Ultra 5 225H Core Ultra 7 255H |
|---|---|
| メモリ | 8GB ~ 64GB |
| ストレージ | 約256GB ~ 約2TB |
| 画面サイズ | 14型 16:10 |
| 画面種類 | 1920x1200 非光沢 |
| 質量 | 約865g~ |
| バッテリー | 47Wh / 63Wh |
| 価格 | 15万円台~ ※ |
※クーポン利用時の価格
結論:ほぼ完璧なモバイルノート
FMV WU7-K3は、非常に理想的なモバイルノートPCです。
質量が非常に軽く、外へ持ち運びやすいです。
それでいて、パフォーマンスが高く、画面も14型と大きく、タイピングもしやすく、仕事や勉強もはかどります。
さらに、5G(ワイヤレスWAN)のオプションを付けることで、SIMカードを挿せば、どこにいてもインターネットに接続可能。外でもChat GPTなどが使えます。
ただ、実際に触ってみて、懸念点もあるので、そういった点も紹介していきます。
今回は以下の構成でレビューをしています。レビュー機は、メーカーからの貸出機です。
レビュー機の構成
Core Ultra 7 255H、32GBメモリ、512GB SSD
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動画レビュー
製品の概要をまとめた動画も作成。
目次
お忙しい方は、「FMV WU7-K3の特徴」のみお読みください。
製品の特徴
WU7-K3の位置づけ
富士通のFMV WUシリーズは、「軽さ」が特徴のモバイルノートですが、下表のように、種類がたくさんあります。
この中で、今回レビューするWU7-K3は、5G/LTEも選択できて、処理性能も高いモデルです。
| 機種名 | 特徴 |
| WU1-K1 (アウトレット) | ロングバッテリー |
|---|---|
| WU1-L1 (上の後継) | ロングバッテリー&タッチ対応 |
| WU2-K3 | 標準モデル |
| WU3-K3 | タッチパネル対応 |
| WU4-K3【FMV Zero】 | 高性能 |
| WU5-K3【FMV Zero】 | 世界最軽量 |
| WU6-L1 | Snapdragon搭載 |
| WU7-K3 | 高性能/5G対応 |
| WU8-K3 | 2 in 1 PC |
これらの詳しい違いについては、下の記事にまとめていますので、こちらをご覧ください。
オプションで5Gに対応
本製品は、オプションで、5G(無線WAN)を付けることができる点が、他のFMV WUシリーズにはない大きな特徴です。
SIMカードを挿入することで、どこにいてもインターネットに接続することができます。
カフェなどでも、ChatGPTやGeminiなどのAIツールを利用して、質問したり、資料を生成したり、コードを生成したりすることができます。
非常に軽くて疲れにくい
本製品は、1kgを大きく切る重さで、非常に軽い点も特徴です。
PCを外へ持って行くことがある社会人、大学生などは、移動するときに疲れにくいです。
高めの処理性能なので動画編集などもOK
FMV WU7-K3は、末尾がHのプロセッサーを搭載しており、処理性能も高いです。
動画編集なども、割と快適に行えます。なんなら、原神やスタレなどの軽いタイトルなら、ゲームもできます。活用の幅が広がります。
タイピングもしやすい
本製品は、他のメーカーのノートパソコンなどと比べてキーボードが打ちやすい点も特徴です。
ビジネスパーソンや大学生など、資料を作ることが多い方におすすめです。
ポートが豊富
ポートの種類が多い点も、本製品のメリットです。
給電や映像出力に対応したThunderbolt4のポートが2つあり、他社製のUSB PD充電器やドックが使えます。
HDMIポートがあるのでプロジェクターに接続することができますし、LANポートがあるので無線LAN環境のない会社でも、有線LANでネットワークに接続できます。
ビジネスシーンでも、大学生活でも困ることはないでしょう。
バッテリー交換が可能
本製品は、バッテリー交換が自分でできる点も特徴です。
普通のノートPCは、バッテリーがヘタってきて交換する際、メーカーに発送して交換する必要がありますが、それだと数日ノートPCが使えなくなります。
本製品のように自分でバッテリーを交換できるPCは、バッテリーのみ購入して自分で交換すれば、PCが使えない日がありません。
バッテリー駆動時間も長めだが・・・
バッテリー駆動時間は、他のモバイルノートと比べると比較的長めです。
ただ、高い性能の末尾が「H」のプロセッサーなので、末尾が「U」や「V」の省電力プロセッサーを搭載したPCと比べると、バッテリー駆動時間がやや短めとなります。
下のグラフのように、他のFMV(LIFEBOOK) WUシリーズと比べると、若干短めのバッテリー駆動時間となります。ここは、このモデルの懸念ポイントかなと思います。
繰り返しますが、それでも、他の一般的なモバイルノートと比べれば、長めのバッテリー駆動時間です。
なお、バッテリーが47Whと63Whがあり、47Whだとバッテリー駆動時間が短くなるのでご注意下さい。
懸念点・注意点
FMV WU7-K3の懸念点としては、スピーカーが正面側にあり、タイピングしていると、スピーカーの上に手がかぶさる形になるので、音がややこもってしまう点です。オンライン会議中など、やや気になるかもしれません。
注意点としては、ACアダプターが、標準で同梱されていない点です。USB-C給電ができるので、USB-C充電器を持っている方は不要ですが、持っていない方は、オプションで追加するのを忘れないようにしましょう。ACアダプターが入っていないというのは、時代の流れを感じます・・。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
| 用途 | 快適度 | コメント |
| Web閲覧 Office作業 |
◎ | Web閲覧やOffice作業は快適に行えます。 |
|---|---|---|
| 動画鑑賞 | ◎ | ディスプレイの色域が広めなので、映像が綺麗です。スピーカー音は普通です。 |
| RAW現像 画像編集 |
○ | ディスプレイの色域が広めなので画像編集もできます。CPU性能も高いので、割と快適に作業ができます。 |
| 動画編集 | ○ | CPU内蔵グラフィックスの性能が高めなので、動画編集も割とできます。 |
| ゲーム | △~○ | 負荷がかるめのゲームならできます。ただし、本格的にゲームをするなら、ゲーミングPCのほうがおすすめです。 |
ディスプレイのチェック
FMV WU7-K3のディスプレイは、色域が広めで、視野角も広く、非光沢なので映り込みも少なく、フリッカーもなく、見やすいです。画面サイズは14型で、モバイルノートPCとしては大きめです。
詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
当サイトで計測した色域は下表の通りです。比較的広めです。最大輝度は、当サイトの計測では393 cd/m2とやや高めでした。
| カバー率 | |
| sRGBカバー率 | 99% |
|---|---|
| DCI-P3カバー率 | 76% |
| Adobe RGBカバー率 | 74% |
ガンマ補正曲線を確認すると、どの色も揃っており、自然な発色になっていると思います。
視野角は広いです。
非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じません。
PWM調光によるフリッカーはありませんでした。
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードは打ちやすいです。学生やビジネスパーソンなど、タイピングをよくする方におすすめです。
小さいアルファベットキーがなく、「Backspace」や「半角/全角」などのよく使うキーが逆に大きくなっており、狙ったキーを押しやすいです。
キーピッチは、横:約19mm(仕様)、縦:約18mm(実測)、キーストロークは約1.5mm(仕様)と十分な数値です。
キートップもやや湾曲しており、指がフィットしやすく、隣のキーを誤って押しにくいです。
さらに、「Fライン」と呼ばれている矢印キーが少し下がっている部分も秀逸で、矢印キーを見なくても探しやすいです。
タッチパッドは小さめですが、クリックボタンが独立しており押しやすいです。
※画像をクリックすると拡大できます
パフォーマンスのチェック
FMV WU7-K3のパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUには、性能の高いインテル Core Ultra 200Hシリーズのプロセッサーを搭載しています。
今回、Core Ultra 7 255Hを搭載していますが、CINEBENCH 2024を見ても高いスコアです。
他のCore Ultra 7 255H搭載ノートPCと比べると低めのスコアではありますが、普段使いはもちろん、やや負荷のかかる作業もできるスコアです。1kgを切る軽量ノートであることを考えれば、上々の性能でしょう。
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
~ CPU性能の評価 ~
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能は、CPU内蔵のものとしては高いです。グラフィックスに負荷のかかる動画編集なども、割と快適にできます。
~ グラフィックス性能の評価 ~
:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
ストレージ
ストレージも速いです。
~ ストレージ性能の評価 ~
SDカードスロット
microSDカードスロットを搭載しています。アクセス速度は普通です。カメラユーザーは、フルサイズのSDカードスロットのほうが良かったと思うので、ここは残念です。
~ SDカードスロット性能 ~
質量のチェック
FMV WU7-K3の質量は、非常に軽いです。
47Whバッテリーの場合が約865g、63Whバッテリーの場合が約912gとなります。また、5G(無線WAN)をオプションで選択すると、5g重くなります。
今回は、63Whバッテリーおよび5G搭載のモデルですが、当サイトによる実測値は以下の通りでした。一番重い構成でも、1kgを軽く切っており、非常に軽かったです。
ACアダプターも軽いですが、標準では付属していません。オプションで追加購入するか、別途用意する必要があります。なお、USB-Cの充電器が使えます。
| 質量 | |
| PC本体 | 903g |
| ACアダプター+電源ケーブル | 149g |
バッテリー駆動時間のチェック
FMV WU7-K3のバッテリー駆動時間のチェックです。
長めのバッテリー駆動時間です。ただし、前述したように、末尾がHのプロセッサーなので、末尾がUやVの他のFMV WUシリーズと比べると、やや短めのバッテリー駆動時間になっています。
| 5Gなし | 5G搭載 | |||
| 47Wh | 63Wh | 47Wh | 63Wh | |
| (1) JEITA3.0(アイドル時) | 約29.0時間 | 約37.0時間 | 約28.0時間 | 約36.0時間 |
| (2) JEITA3.0(動画再生時) | 約10.5時間 | 約14.0時間 | 約9.5時間 | 約13.0時間 |
| (3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | ー | 6時間58分 | ー | ー |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
なお、今回は、Core Ultra 7 255Hを搭載しており、プロセッサー・ベース・パワー(PBP)は、28Wとなっています。
初動を除いたCPU電力は、デフォルトの「バランス」モードのときは20W前後で推移しており、PBPより低い数値でした。このCPUにしてはパフォーマンスがあまり出ていないことが分かります。
「最適なパフォーマンス」モードのときは28W前後で推移しており、標準的なパフォーマンスが出ていることが分かります。
CPU温度は、どちらのモードも90℃を切っているので、問題ないでしょう。
静音性のチェック
FMV WU7-K3の動作音(静音性)のチェック結果です。
アイドル時はほぼ無音です。他の状態も低めの動作音です。
| 騒音値 | |
| アイドル時 | 約20dB |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 約25dB |
| 中負荷時 [動画編集] | 約26dB |
| 高負荷時 [ゲーム] | 約30dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:FF14のゲームのベンチマーク実行時(標準品質(ノートPC)、1920x1080、ウィンドウ)
参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
アイドル時や中負荷時は問題ありません。
高負荷時はキーボード中央部の温度が上がりますが、パームレスト部分の温度は変わらないため、作業をしていて不快感はありません。快適にタイピングできるでしょう。
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
全体的に低い消費電力ですが、末尾がUのCore Ultraを搭載したFMV WUシリーズのノートPCと比べると、若干高い消費電力です。
| 消費電力 | |
| アイドル時 | 5W |
|---|---|
| 低負荷時 [YouTube再生] | 10W |
| 中負荷時 [動画編集] | 21W |
| 高負荷時 [ゲーム] | 39W |
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
FMV WU7-K3の外観のチェックです。
「ピクトブラック」の無難なカラーです。様々な用途で使えると思います。

ロゴが小さいので、すっきりとしています。

ボディの高さは薄いです。
スピーカーの位置は正面側にあります。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。
ただ、スピーカーが正面側にあるので、両手をパームレストにのせていると、音がこもって聞こえる点はデメリットです。

フルHD画質のWebカメラを搭載しています。プライバシーシャッターも搭載しています。また、オプションでIRカメラ(顔認証)を付けることも可能です。

ポート類はご覧の通りです。Thunderbolt4のポートが2つあり、いずれもPower DeliveryおよびDisplayPort Alt Modeに対応しています。

ヒンジは最大 約180度まで開くので、対面の人に画面を見せるときに便利です。

底面はご覧の通りです。

カバーを外すと、バッテリーが取り出せるようになっています。

内部はご覧のようになっており、CPU冷却ファンは2つです。

M.2 SSDは、Type 2280でした。

ACアダプターは、標準では同梱されていません。オプションで付ける必要があります。オプション品は、下図の通り非常に小型です。

まとめ
以上が、FMV WU7-K3のレビューでした。
ほぼ完璧と言っていい完成度の高さのモバイル(持ち運び用)ノートパソコンです。
HシリーズのCore Ultra Hシリーズプロセッサーを搭載することで処理性能が高く、動画編集などの負荷が高めの作業ができる性能です。
質量も軽いので持ち運びやすいですし、オプションで5Gにも対応しており、どこにいてもインターネットに接続できます。
モバイルノートとしては14型と画面も大きく、タイピングもしやすいキーボードを搭載し、資料作りなどもしやすいです。
バッテリー駆動時間が、UシリーズやVシリーズのCore Ultra搭載のFMV WUシリーズよりは短くなるのは残念なポイントですが、それでも普通のモバイルノートよりは長いです。
スピーカーが正面側にあるので、タイピングをしていると腕でスピーカーを塞いで音がややこもる点は、やや残念です。
また、ACアダプターが標準では同梱されないのでご注意下さい。
完璧に近いモバイルノートPC
FMV WU7-K3

特徴
- 処理性能が高い
- 軽くて持ち運びしやすい
- 5Gにも対応
- タイピングしやすい
こんなあなたに
- よくPCを持ち出す大学生・ビジネスパーソン
- やや負荷のかかる作業もする方
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一般向けクーポン
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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