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たくさんあるFMV WUシリーズの違い(WU2-K3、WU4-K3、WU7-K3など)

2025年10月14日、富士通クライアントコンピューティング(FCCL)から、人気の軽量モバイルノートのカスタマイズモデル「FMV WUシリーズ」の最新モデルが発表されました。ただ、モデルが6つもあり、違いが分かりにくいです。
そこで、ここではこれらの違いについて解説します。
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多すぎるFMV WUシリーズ
FMV Note Uシリーズの富士通WEBMARTカスタムメイドモデル「FMV WUシリーズ」は、以下の通り、6つものモデルがあります。
WU2-K3 | 標準モデル |
---|---|
WU3-K3 | タッチパネルモデル |
WU4-K3【FMV Zero】 | 高性能モデル |
WU5-K3【FMV Zero】 | 世界最軽量モデル |
WU7-K3 | 5Gモデル |
WU8-K3 | 2 in 1 モデル |
6つもあると、違いが分かりにくいと思うので、違いを簡単に説明します。
WU2-K3は、店頭で売られているカタログモデル「U77-K3」をベースとしたもので、この中で、最も標準的な仕様となっています。
WU3-K3は、ディスプレイがタッチパネルに対応しているのが特徴です。ただ、CPUの世代が古く、性能はやや低めとなっています。
WU4-K3は、インテル Core Ultra 200Hの高性能プロセッサーを搭載しているのが特徴です。また、FMV Zero仕様(後述)となっています。
WU5-K3は、バッテリー容量が少ない代わりに、世界最軽量の重さを実現したモデルとなります。こちらも、FMV Zero仕様となっています。
WU7-K3は、5Gモジュールを内蔵したモデルです。
WU8-K3は、ヒンジが360度回転する2 in 1 PCとなっています。ただ、画面サイズが他よりも一回り小さくなっています。
詳細な仕様は下をご覧ください。
WU2-K3 | WU3-K3 | WU4-K3 | |
CPU | Core Ultra 5 125U Core Ultra 7 155H |
Core i5-1335U | Core Ultra 5 225H Core Ultra 7 255H |
画面サイズ | 14型 1920x1200 | 14型 1920x1200 | 14型 1920x1200 |
タッチパネル | × | ○ / × | × |
質量 | 約747g~ / 約860g~ | 約860g~ | 約846g |
バッテリー容量 | 31Wh / 63Wh | 63Wh | 63Wh |
セルフ交換バッテリー | × | × | × |
5G対応 | × | × | × |
2 in 1 | × | × | × |
FMV Zero仕様 | × | × | ○ |
WU5-K3 | WU7-K3 | WU8-K3 | |
CPU | Core Ultra 5 225U Core Ultra 7 255U |
Core Ultra 5 225H Core Ultra 7 255H |
Core Ultra 5 225U Core Ultra 7 255H |
画面サイズ | 14型 1920x1200 | 14型 1920x1200 | 13.3型 1920x1200 |
タッチパネル | × | × | ○ |
質量 | 約634g~640g | 約865g~ | 約965g~ |
バッテリー容量 | 31Wh | 47Wh / 63Wh | 47Wh / 63Wh |
セルフ交換バッテリー | × | ○ | ○ |
5G対応 | × | ○ / × | × |
2 in 1 | × | × | ○ |
FMV Zero仕様 | ○ | × | × |
セルフ交換バッテリー可能なモデルあり
WU7-K3とWU8-K3に関しては、自分でバッテリーを交換することが可能です。バッテリーが劣化してきたときに、わざわざPC本体ごとメーカーに送って交換してもらわなくても済みます。

バッテリー容量は63Whがおすすめ
バッテリーは、31Wh、47Wh、63Whがあります。バッテリー状態でほとんど作業をしないのであれば、31Whでもいいですが、バッテリーで半日以上作業することがあるなら、個人的には63Whバッテリーがおすすめです。
末尾が「U」と「H」のCPUでは大きな差があり
本製品は、同じCore Ultraでも、末尾が「U」と「H」のプロセッサーがあると思います。この2つのベンチマークスコアは下の通りです。なお、別のPCで計測したスコアになるので、FMV WUシリーズで計測した場合は、実際とは異なります。このスコアを見えると大きな差があるのが分かると思います。軽い作業しかしないのであれば末尾が「U」のプロセッサーでも構いませんが、画像編集などの負荷が高めの作業をしようと考えているなら、「H」のプロセッサーのほうがいいです。
FMV Zero仕様について
「FMV Zero」となっているモデルは、印字などにブラックアウト処理を施し、ブラックで統一したシックなデザインにしたモデルです。またプリインストールするアプリも最小限です。
通常仕様よりも高くなりますが、予算があるなら、FMV Zero仕様もいいでしょう。



筆者のおすすめはWU7-K3
この中で個人的におすすめなのは、5Gに対応したWU7-K3です。格安SIMを挿せば、どこでもインターネットに接続できて便利です。最近は、クラウドのAIツールを使うことも多いと思うので、どこでもインターネットに接続できると便利です。
5Gは必要なく、予算もない場合は、WU2-K3でいいでしょう。
Core Ultra 200V搭載モデルは継続
今回、モデルチェンジしたFMV WUシリーズですが、CPUに、Lunar Lakeことインテル Core Ultra 200Vを搭載したモデルがありませんでした。Core Ultra 200V搭載モデルは、従来のFMV WU1-K1が継続販売するようです。
公式販売サイト「富士通WEBMART」
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1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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