富士通がなんとAIサービスを開始。2026年春モデルPCも発表
富士通の2026年春モデルのPCが発表会へ行ってきましたが、なんとサブスクのAIサービスも開始するということで驚きでした。
PCについては、先日発表されたRyzen AI 400シリーズ搭載のノートPCや、富士通初のSnapdragon搭載のノート、Lunar Lake搭載の新型モバイルノートなど、魅力的な製品が多数発売しています。
公式サイトはこちら
動画レビュー
追記:動画も作成しました。
FMV AI Plus+
今回、一番ビックリしたのは、富士通(FCCL)が「FMV AI Plus+」AIサービスの提供を開始した点です。
やりたいことによって、ChatGPT、GeminiなどのAIモデルを使い分けて、対話や画像生成、動画生成などを行うことができます。
FMV AI Plus+を使うメリットとしては、OpenAIやGoogleなどと個別に契約を結ばなくても、多くのAIモデルを利用することができるという点です。
また、AIを使ったことがないユーザーでも使いやすいように、分かりやすいインターフェースを用意している点です。プロンプトで質問しなくても、下図のように質問のカテゴリをクリックし、最小限の入力で、AIを使える点です。

また、価格が安い点もメリットです。FMV AI Plus+は、ビットランドという会社と提携してこのサービスを提供しますが、本家のビットランドよりお得感があります。ビットランドは、ビギナープランが1,000クレジットで月額980円、スタータープランが月額3,980円ですが、FMV AI Plus+はクレジット無制限(※訂正:使い放題だが、ベストエフォート型で無制限ではないとのこと)で月額1,980円とお得です。
なお、FMV プレミアムサービス会員なら月額1,100円です。FMV プレミアムサービスは最も安いものだと月額220円なので、合わせて1,320円で利用できることになります。
懸念点としては、利用する各AIモデルのバージョンが、最新のものではない場合もある点です。どのバージョンを使うか指定することもできなそうです。もし、最新のモデルを使いたいハードユーザーは、Geminiなどに個別に加入するといいでしょう。
今回のFMV AI Plus+は、多くのAIモデルを、簡単に、しかも安価に試してみたいライトユーザー向けのサービスと言えます。
FMV Note U
ここからは、今回発表されたPCについて紹介していきます。
FMV Note Uシリーズは、1kgを切る軽さが特徴的な、完成度の高いモバイルノートPCです。富士通ノートパソコンの代表的な存在と言えるでしょう。
今回、新しく発表されたのは、「UQ-L1」と、「U59-L1」の2機種です(それぞれにカスタムメイドモデルがあります)。

タッチパネルに対応している点もメリットです。

筐体素材にはマグネシウム合金を使用しています。軽いだけではなく、堅牢性も高いです。

軽くても、ポート類も省かれておらず、しっかり揃っています。
USB Type-C【UQ-L1:USB4 (Gen3x2)、U59-L1:Thunderbolt 4 USB4 (Gen3)】x2、USB3.2 (Gen1) x2、HDMI出力、LAN、microSDカードリーダーを備えています。

ビジネスパーソンや、大学生など、ノートPCを日常的に持ち運んで使用するユーザーにおすすめの製品です。

「UQ-L1」と、「U59-L1」のそれぞれの簡単な仕様は以下の通りです。
FMV Note UQ-L1
1つ目のFMV Note UQ-L1 に搭載されるプロセッサーは、Qualcomm Snapdragon X X1-26-100です。省電力CPUなので、バッテリー駆動時間が長い点が特徴です。ただし、Snapdragonの製品は、動かないアプリやドライバーがあるため、万人向けではありません。プリンターで印刷するのも苦労するかもしれません。何も知らないで購入するとはハマります。
カスタムメイドモデルは、31Whと容量の小さいバッテリーを搭載する代わりに、約634g~と非常に軽くなっています。
| カタログモデル UQ-L1 |
カスタムメイドモデル WU6-L1 |
|
| CPU | Qualcomm Snapdragon X X1-26-100 | |
| メモリ | 16GB | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB SSD | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD |
| ディスプレイ | 14.0型 1920x1200 非光沢 | |
| 質量 | 約876g~ | 約634g~ |
| バッテリー | 63Wh 動画再生時:約26.0時間 アイドル時:約41.0時間 |
31Wh |
| 価格 | 21万円台 | 18万円台~ クーポン適用で17万円台~ |
FMV Note U59-L1
2つ目のFMV Note U59-L1のCPUには、インテルのCore Ultra 5 226Vを搭載しています。タッチパネルに対応している点も特徴です。すでに、Core Ultra 7 258Vを搭載する「UA-K1」が販売されていますが、そこまでのスペックは必要ではないものの、Core Ultra 200Vシリーズを搭載した機種が欲しいユーザーにとっては、ちょうどいい選択肢になるかもしれません。
カスタムメイドモデルでは、CPU、メモリ、ストレージ、液晶のタッチ/非タッチを選ぶことができます。
| カタログモデル U59-L1 |
カスタムメイドモデル WU1-L1 |
|
| CPU | Core Ultra 5 226V | Core Ultra 5 226V Core Ultra 7 256V Core Ultra 7 268V |
| メモリ | 16GB | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB SSD | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD |
| ディスプレイ | 14.0型 1920x1200 非光沢 タッチ | 14.0型 1920x1200 非光沢 タッチ / 非タッチ |
| 質量 | 約908g | タッチパネル搭載:約908g タッチパネル非搭載:約888g |
| バッテリー | 64Wh 動画再生時:約14.5時間 アイドル時:約34.0時間 |
64Wh |
| 価格 | 24万円台 | 18万円台~ クーポン適用で17万円台~ |
FMV Note Aシリーズ
FMV Note Aシリーズは、16型のホームユース向けノートパソコンです。
今回発表されたのは、「FVM A79-L1」です。
タイピングしやすいキーボードはそのままに、Copilot+ PCに準拠した商品となっています。

角ばったデザインの新ボディです。ベゼルカバーレスのシンプルな見た目で、高級感もあります。

16型(1920x1200ドット)液晶は、広くて作業がしやすいですし、sRGB100%と色域が広く、色鮮やかな表示が可能です。

従来のFMV Note Aシリーズとは異なり、光学ドライブは非搭載です。
それでも、USB4(Gen3 x2)x2、USB3.2(Gen1)x2、HDMI出力、LAN、SDカードリーダーを備えており、ポート類は充実しています。

FMV Note Aシリーズの最新モデルには、カタログモデルと、カスタムメイドモデルがあります。それぞれの仕様は、以下の通りです。
2026年のCESで発表された最新のRyzen AI 400シリーズを搭載しています。最大50TOPSのNPUを内蔵しており、生成AI処理性能が一般的なノートPCよりも高めです。
| カタログモデル A79-L1 |
カスタムメイドモデル WA4-L1 |
|
| CPU | Ryzen AI 7 445 | Ryzen AI 5 430 Ryzen AI 7 445 |
| メモリ | 16GB | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD |
| ディスプレイ | 16.0型 1920x1200 フルフラットファインパネル | |
| 価格 | 24万円台 | 17万円台~ クーポン適用で16万円台~ |
FMV Note Pシリーズ
FMV Note Pシリーズは、16型の大きな画面を搭載しながら、質量が約1.68kgと軽いので、扱いやすく、宅内での移動がしやすい機種です。


ユーザーが、自分で内蔵バッテリーの交換を行えるようになっています。

ポート類には、USB4(Gen3 x2)x2、USB3.2(Gen1)x2、HDMI出力を備えています。

FMV Note Pシリーズには、カタログモデルと、カスタムメイドモデルがあります。それぞれの仕様は、以下の通りです。
「Zen 4」世代のRyzenプロセッサーを搭載しています。処理性能が特別高いわけではありませんが、一般用途であれば十分快適に作業を行うことができるでしょう。ただし、NPU性能は最大16TOPSと、高くありません。
| カタログモデル P75-L1 |
カスタムメイドモデル WP1-L1 |
|
| CPU | Ryzen 7 250 | Ryzen 5 230 Ryzen 7 250 |
| メモリ | 16GB | 16GB / 32GB |
| ストレージ | 512GB | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD |
| ディスプレイ | 16.0型 1920x1200 非光沢 | |
| 価格 | 23万円台 | 16万円台~ クーポン適用で15万円台~ |
FMV Desktop Fシリーズ
FMV Desktop Fシリーズは、液晶一体型デスクトップパソコンです。

ノートパソコンより大きな画面なので、作業がしやすく、ネット動画などを視聴するのにも適しています。しかも、省スペースで設置することができ、電源ケーブルをつなぐだけなので、設置も簡単です。
また、Pioneer製のツイーターを搭載しており、サウンドも期待できそうです。

今回発表されたのは、「F77-L1」、「F75-L1」、「F55-L1」と、カスタムメイドモデルです。27.0型、23.8型のサイズに分けて、簡単な仕様を紹介します。
27.0型
27.0型の大画面を備えているのは、F77-L1(カタログモデル)と、WF3-L1(カスタムメイドモデル)です。とにかく大きな画面にこだわる方には、こちらがおすすめです。

主な仕様は、下表の通りです。
最大50TOPSのNPUを内蔵する、Ryzen AI 300シリーズ(ノートPC向け)を搭載し、Copilot+ PCにも準拠しています。性能が高めで、メモリやストレージの容量にも余裕があるので、快適に作業を行うことができるでしょう。
| カタログモデル F77-L1 |
カスタムメイドモデル WF3-L1 |
|
| CPU | Ryzen AI 7 350 | Ryzen AI 5 340 Ryzen AI 7 350 |
| メモリ | 32GB | 16GB / 32GB/ 64GB |
| ストレージ | 1TB SSD | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD |
| 2ndストレージ | ー | 2TB / 4TB HDD |
| ディスプレイ | 27.0型 スーパーファイン 2560x1440 |
27.0型 スーパーファイイン 2560x1440 / 3840x2160 |
| 光学ドライブ | Blu-ray | DVDスーパーマルチ / Blu-ray |
| 価格 | 32万円台 | 20万円台~ クーポン適用で19万円台~ |
23.8型
23.8型のカタログモデルは、F75-L1(ブラック)と、F55-L1(ホワイト)です。


F75-L1と、F55-L1の簡単な構成は、下表の通りです。一般ノートPC向けのRyzen 200シリーズを搭載しています。
| カタログモデル F75-L1 |
カタログモデル F55-L1 |
|
| CPU | Ryzen 7 250 | Ryzen 5 220 |
| メモリ | 16GB | |
| ストレージ | 512GB SSD | |
| ディスプレイ | 23.8型 スーパーファイン 1920x1080 |
|
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | |
| 価格 | 25万円台~ | 23万円台~ |
次に、カスタムメイドモデルです。カタログモデルをベースに、OS、CPU、メモリなどを選択することができるのは、WF1-L1です。さらに、カタログモデルにはない、23.8型で、Ryzen AI 7 350を搭載する、WF2-L1もあります。
| カスタムメイドモデル WF1-L1 |
カスタムメイドモデル WF2-L1 |
|
| CPU | Ryzen 3 210 Ryzen 5 220 Ryzen 7 250 |
Ryzen AI 7 350 |
| メモリ | 8GB / 16GB / 32GB / 64GB | 16GB / 32GB / 64GB |
| ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD | 256GB / 512GB / 1TB / 2TB SSD |
| ディスプレイ | 23.8型 スーパーファイン 1920x1080 |
|
| 光学ドライブ | DVDスーパーマルチ / Blu-ray | |
| 価格 | 15万円台~ クーポン適用で14万円台~ |
21万円台~ クーポン適用で20万円台~ |
購入先
今回発表された機種に関する詳細は、下記の富士通WEB MARTでご確認ください。
富士通WEB MARTはこちら

パソコンメーカーや家電量販店などのパソコン訪問サポートの仕事に従事。2018年頃からthe比較の記事執筆に参加。

the比較運営者。以前は、システムインテグレーターの企業にて、PCサーバーの設計・構築を担当。毎年約150台のパソコンの実機をレビュー。
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