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富士通 LIFEBOOK WC1/G3の実機レビュー

更新日:
CPU Core i5-1240P
Core i7-1260P
メモリ 8GB  / 16GB
ストレージ 256GB ~ 1TB PCIe SSD
液晶サイズ 13.3型 16:10
液晶種類 1920x1200 光沢
質量 約998g
バッテリー Core i5:約19.8時間
Core i7:約19.5時間
価格[税込] 16万円台~
カラバリが豊富な大学生に合うノートPC

LIFEBOOK WC1/G3は、モカブラウン、クラウドブルー、ベージュゴールドというカラーを揃えたモバイルノートパソコンです。オシャレな色なので、若い方や女性の方、主に大学生にピッタリの製品だと思います。

画面比16:10のディスプレイに、タイピングしやすいキーボードを備え、作業もしやすいと思います。

また、1kgを切る軽さも特徴です。大学やカフェなどへ頻繁に持ち運ぶ方にも最適でしょう。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i5-1240P、8GBメモリ、256GB PCIe SSD

 

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目次

お忙しい方は、「LIFEBOOK WC1/G3の特徴」のみお読みください。

 

LIFEBOOK WC1/G3 の特徴

大学生にもおすすめのカラーバリエーション

最近のノートパソコンは、カラーバリエーションが減っており、無難なブラックかシルバーのカラーが主流です。

一方、 LIFEBOOK WC1/G3はそのようなカラーは無く、モカブラウン、クラウドブルー、ベージュゴールドという3つのカラーラインナップとなっています。どちらかと言えば、大学生などの若い方や、女性が好みそうなカラーが揃っていると思います。

豊富なカラーバリエーション

 

1kgを切る軽さ

LIFEBOOK WC1/G3は、1kgを切る軽さも特徴です。片手で軽々と持つことができます。非常に軽いノートパソコンであるため、持ち歩くときに重宝しますし、片手で持ちながら操作するときにも便利です。

1kgを切る軽さ

 

画面比が16:10へ

旧モデルのディスプレイは、画面比16:9の1920x1080ドットでしたが、本製品のディスプレイは、画面比16:10の1920x1200ドットとなり、縦の解像度が高くなりました。これにより、ウェブページなどの縦にスクロールするコンテンツが見やすくなっています。

ただし、インチサイズは変わっていません。インチサイズはディスプレイの対角線の長さに決まるので、画面比が16:10になったことで、横幅が短くなり、画面の拡大縮小比を同じにした場合、文字がやや小さくなるのでご注意下さい。

なお、2023年3月27日現在、富士通WEBMARTでは、旧モデルのLIFEBOOK CH75/F3なども発売されています。末尾が"F3"となっているものは、画面比が16:9です。ただ、旧モデルのほうが安いので、画面比にこだわりがなく、CPU性能もやや低めで構わないのであれば、旧モデルのLIFEBOOK CH75/F3でもいいと思います。

画面比16:10の液晶で作業がしやすい
画面比16:9の製品も販売されているので注意

 

打ちやすいキーボード

LIFEBOOK WC1/G3は、さすが国内のパソコン市場を牽引してきた富士通らしく、キーボードが非常に打ちやすいです。海外メーカーだと複数の言語のキーボードを製造しなければならないせいで、日本語キーボードがタイピングしにくいこともありますが、本製品は見本のような日本語キーボード配列になっています。小さいキーが無く、矢印キーが一段下がっており、配列も標準的で、非常に打ちやすいキーボードです。

タイピングすることが多い方、大学生にもおすすめです。

タイピングしやすいキーボード

 

残念な部分

LIFEBOOK WC1/G3の残念なポイントとしては、思ったほどパフォーマンスが出なかった点です。今回、Core i5-1240Pのプロセッサーを搭載していましたが、他のPCで計測したときの約7割程度のパフォーマンスしか出ていませんでした。ただ、Web閲覧やOffice作業のような用途であれば、十分な性能でしょう。

また、ディスプレイが光沢である点も、好みが分かれると思います。画面への周囲の物の映り込みが気になるかもしれません。特に資料などを作成することが多い方は、それを感じるでしょう。また、SDカードスロットが無い点も、人によっては困るかもしれません。

 

各用途の快適度

各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても快適具合は変わってきますので、参考程度にご覧下さい。

各用途の快適度
用途 快適度 コメント
Web閲覧
Office作業
画面比16:10の液晶を搭載し、スペックも十分です。快適に作業ができるでしょう。ただし、ディスプレイが光沢なので、やや気になるかもしれません。
オンライン会議 いずれも性能は普通ですが、カメラ、マイク、スピーカーが搭載されており、すぐにオンライン会議をすることができます。
動画鑑賞 ディスプレイは色鮮やかで、スペックも十分です。ただし、光沢液晶なので、暗いシーンは自分の顔などが映り込みやすいです。
RAW現像
画像編集
△~○ 色域が広めなので、画像編集用途にも使えるでしょう。ただし、メモリが16GBのモデルを選んだほうがいいです。
動画編集 △~○ FHD動画の簡易的な編集ならできるでしょう。ただし、YouTuberを目指したいなど、本格的に動画編集をするなら、外部グラフィックスを搭載したノートPCがおすすめです。
ゲーム 軽いゲームなら出来なくもありませんが、ゲームをするなら外部グラフィックスを搭載したノートPCのほうがおすすめです。

 

ディスプレイのチェック

LIFEBOOK WC1/G3のディスプレイは、広めの色域で色鮮やかですが、光沢液晶なので、周囲の物が映り込み安いです。画面比は流行りの16:10で、解像度は1920x1200です。最大輝度は、375cd/m2とやや高めで、フリッカーもありません。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 映り込み・
    ギラつき
  • フリッカー

当サイトの計測では、sRGBカバー率は98.5%でした。広めの色域です。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

ガンマ補正曲線を確認すると、緑がわずかに弱いですが、ほぼ気になりません。自然な色合いに見えます。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

光沢液晶ですので、画面への映り込みがあります。

画面への映り込み

フリッカー(ちらつき)は検出されませんでした。

PWM調光の有無の確認
※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

LIFEBOOK WC1/G3のキーボードのチェックです。

前述の通り、タイピングしやすいキーボードです。

実測で、キーピッチは、横:約19mm、縦:約18.5mm、キーストロークは約1.7mmでした。モバイルノートPCは、キーストロークが1.5mm以下であることが多いので、割と深めです。

タッチパッドは、やや小さめのサイズです。使いやすさは普通です。

キーボードバックライトは搭載されていません。

キーボード全体図
※画像をクリックすると拡大できます
キーの拡大図

 

パフォーマンスのチェック

LIFEBOOK WC1/G3のパフォーマンスのチェックです。

富士通独自のパフォーマンスモードは用意されていないので、今回は、Windowsの「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」で「電源モード」を変更して、ベンチマークを計測しました。ここでは、デフォルトの「バランス」と、最も高いパフォーマンスが出る「最適なパフォーマンス」で試しています。

電源モード

 

CPU

LIFEBOOK WC1/G3は、CPU電力が28Wクラスのインテル第12世代Core i5-1340PまたはCore i7-1360Pを選択することができます。

今回は、Core i5-1240Pを搭載していますが、CINEBENCH R23のベンチマークスコアは、そこまで高くありませんでした。ただ、第11世代のCore i7-1165G7よりは高いスコアなので、一般的な作業なら遅く感じることはないでしょう。

CINEBENCH R23
~ CPU性能の評価 ~
Core i5-1240P
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-13980HX 28398
Core i9-13950HX 27983
Core i9-12950HX 21617
Core i9-12900HX 21233
Core i9-12900H 19223
Core i7-12800HX 17492
Core i7-12700H 14546
Ryzen 7 6800H 13999
Core i5-12500H 13213
Core i7-12650H 12674
Core i7-1280P 11801
Ryzen 7 6800U 10830
Ryzen 5 6600H 10470
Ryzen 7 5825U 10040
Core i7-1360P 9720
Core i5-1340P 9688
Core i7-1260P 9032
Core i5-1240P 8409
5813 [最適なパフォーマンス]
5673 [バランス]
Ryzen 5 7530U 8403
Core i7-1255U 8300
Ryzen 5 5625U 8107
Core i5-1235U 7589
Core i7-1250U 7435
Core i5-1230U 6273
Core i3-1215U 4969
Core i7-1165G7 4720
他のCPUとの比較(シングルコア)
Core i9-13950HX 2097
Core i9-13980HX 2061
Core i9-12950HX 1981
Core i9-12900H 1920
Core i9-12900HX 1916
Core i7-1360P 1826
Core i7-12700H 1823
Core i7-12650H 1808
Core i7-1260P 1802
Core i7-1255U 1776
Core i7-12800HX 1760
Core i7-1280P 1751
Core i5-12500H 1727
Core i5-1340P 1722
Core i5-1235U 1675
Core i5-1240P 1666
1452 [最適なパフォーマンス]
1434 [バランス]
Core i3-1215U 1592
Core i5-1230U 1532
Ryzen 7 6800H 1522
Ryzen 7 6800U 1504
Core i7-1250U 1495
Ryzen 5 6600H 1476
Ryzen 7 5825U 1460
Core i7-1165G7 1447
Ryzen 5 7530U 1439
Ryzen 5 5625U 1383
 :本製品で選択できるプロセッサー
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※Core i3-1315U、Core i5-1335U、Core i7-1355UのCPUは使ったことのが無いので比掲載

 

なお、高負荷時のCPU電力、CPUクロック、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。

 

メモリ

メモリには、LPDDR5-4800を搭載しており、帯域は比較的広いです。

なお、オンボードメモリなので、自分で交換することはできません。予算がなければ、8GBでもいいですが、16GBのモデルのほうが快適に使えると思います。

SiSoftware Sandra 2020
~メモリ性能の評価 ~
16GBメモリ
他のメモリとの比較(帯域のベンチマーク)
LPDDR5-6000
デュアルチャネル
64.52GB/s
DDR5-5200
デュアルチャネル
62.38GB/s
LPDDR5-5200
デュアルチャネル
58.49GB/s
LPDDR5-6400
デュアルチャネル
54.23GB/s
DDR5-4800
デュアルチャネル
52.25GB/s
LPDDR5-4800
デュアルチャネル
51.68GB/s
48GB/s
LPDDR4X-4266
デュアルチャネル
51.65GB/s
DDR4-3200
デュアルチャネル
30.66GB/s
 :本製品で選択できるメモリ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
※実際のノートPCで計測した実測値です。理論的な最大値ではありません

 

グラフィックス

Core i5-1340PのCPU内蔵のグラフィックスのベンチマークスコアは次の通りです。メモリがLPDDR5-4800であれば、もっと高いスコアが出るかとも思いましたが、思ったようなスコアは出ませんでした。ただ、動画編集や画像編集など負荷が高めの作業をしなければ、十分な性能でしょう。

3DMark Night Raid
~ グラフィックス性能の評価 ~
Core i5-1240P
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
GeForce GTX 1650 45149
GeForce MX550 35717
GeForce MX450 30425
Ryzen 7 6800U
Radeon 680M
30319
Core i7-1280P
メモリLPDDR5-5600
23333
Core i7-1260P
メモリLPDDR5-5200
23149
Core i7-1195G7
メモリLPDDR4X-4266
22853
Core i7-1360P
メモリLPDDR5-4800
21897
Core i7-1280P
メモリDDR4-3200
21606
Core i7-1260P
メモリDDR5-4800
20478
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-6400
18181
Core i5-1340P
メモリLPDDR5-4800
17774
Ryzen 7 5800U
メモリLPDDR4X-4266
17020
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
16524
Core i7-1255U
メモリDDR4-3200
16093
Ryzen 5 5625U
メモリDDR4-3200
15826
Ryzen 7 5825U
メモリDDR4-3200
15728
Core i7-1165G7
メモリDDR4-3200
14247
Core i5-1235U
メモリDDR4-3200
13877
Core i5-1240P
メモリLPDDR5-4800
13499 [バランス]
13709 [最適なパフォーマンス]
Core i5-1135G7
メモリDDR4-3200
13316
Core i3-1115G4
メモリDDR4-3200
11487
Ryzen 3 5300U
メモリDDR4-3200
11321
 :本製品で選択できるグラフィックス
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

ストレージ

ストレージには、PCIe Gen3 SSDを搭載しており、モバイルノートPCには十分な速度です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
256GB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe Gen4 SSD 7000
PCIe Gen3 SSD 3556
3500
SATA SSD 550
2.5インチHDD 150
 :本製品で選択できるストレージ
 :レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)

 

USB Type-C / HDMIの動作テスト

USB Type-Cの動作チェック

USB Type-Cポートの動作チェックです。

LIFEBOOK WC1/G3には、Thunderbolt4/USB4(Gen3)Type-Cポートが2つ搭載されており、多くの周辺機器が使用できます。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
61W RAVPower GaN充電器
45W Lenovoウルトラポータブル
30W RAVPower GaN充電器
18W cheero充電器
モニター
※2
EIZO ColorEdge CS2740
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター
※3 低速のケーブルであるとの警告が表示

 

HDMIの動作チェック

4KモニターへHDMIで接続したときの詳細です。4K、60Hz、8ビット、RGBで出力出来ていました。

4Kモニター(BenQ EX3210U)へ接続したときの詳細

 

質量のチェック

LIFEBOOK WC1/G3の質量のチェックです。

メーカーの仕様表では、約998gとなっており、当サイトによる計測値もほぼ一緒です。非常に軽いので持ち運びに便利です。

ACアダプターは、やや重いですが、PowerDeliveryに対応しているため、別途PD充電器を購入して、外出時に充電するときはそれを使うといいでしょう。
質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 988g
65W ACアダプター+電源ケーブル 305g

 

バッテリー駆動時間のチェック

LIFEBOOK WC1/G3のバッテリー容量は約50Whと、最近のモバイルノートPCとしては標準的な容量かなと思います。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間はご覧の通りです。軽い負荷であれば、(2)くらいの駆動時間になると思います。少し負荷のかかる作業をしているときは(3)くらいの駆動時間になるでしょう。普通のバッテリー駆動時間だと思います。

バッテリー駆動時間
  Core i7モデル  Core i5モデル
(1) JEITA2.0 約19.5時間 約19.8時間
(2) 動画再生時 14時間29分
(3) CPU10%、GPU11%の負荷 3時間50分
※画面輝度は約120cd/m2
(1) メーカー公表値
(2) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生(リピート)させたとき

Webカメラ・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラには、HD Webカメラ(有効画素数 約92万画素)が搭載されており、画質は普通です。物理的にカメラを隠すシャッターや、顔認証をするためのIRカメラは搭載されていません。

Webカメラ
本製品のカメラで撮影
※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows 10標準のカメラアプリで撮影

 

スピーカー

スピーカーは、底面の手前側に配置されています。音質は普通で、ノートPC基準で10点満点で5点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー

 

パーツの温度のチェック

Prime95実行時のCPU温度

Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。

「バランス」モード時も、「最適なパフォーマンス」モード時も、最初は高いCPU電力ですが徐々に下がり、最終的には15W前後で推移します。すぐ終わる処理であれば、まずまずの速さですが、時間のかかる処理は、思ったほどパフォーマンスが出ないです。

温度面は、高いときでも約80度、CPU電力が安定してからは約70度で推移しているため、問題ありません。

  • バランス時
  • 最適なパフォーマンス時
CPU電力&CPUクロック
CPU温度
CPU電力&CPUクロック
CPU温度

 

静音性のチェック

LIFEBOOK WC1/G3の騒音値を計測した結果を下に掲載します。

アイドル時はほぼ無音です。負荷がかかると騒音値が上がりますが、他のノートPCと同等程度の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
※約10分経過後に計測しています
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Filmora 9 の動画編集ソフトでプレビュー再生
左から3番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

表面温度のチェック

徐々に負荷をかけながら、表面温度を計測したときの結果を下に掲載します。

負荷をかけるとキーボード面が熱くなってきますが、パームレスト部分はそれほど熱くならないため、不快感はそれほどありません。

底面は、負荷をかけると熱くなってくるので、低温火傷には気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。

モバイル向けプロセッサーということもあり、全体的に低めの消費電力です。エンコード時はCPU負荷が100%にならなかったので、この負荷の割には低めです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST8
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後から確認できた中で最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

最後に、LIFEBOOK WC1/G3の外観のチェックです。

今回は、「モカブラウン」のカラーのモデルの写真を掲載します。男性でも、女性でも合う使いやすいカラーだと思います。4辺狭額縁(ベゼルの周りの縁が細い)ので、スマートな見た目です。

 

天板カバーも同色で、富士通のロゴが変に目立っておらず、さりげなくプリントされており、いいと思います。

 

ボディの高さは17.5mmと薄いです。幅は298mm、奥行きは210mmとサイズも小さめで、カバンにも入れやすいです。

 

電源ボタンと一体化した指紋認証装置も搭載しています。

 

インターフェイスは、HDMI、Thunderbolt4 x2、USB 3.2 Gen1 Type-Aと、マイク・ヘッドホン端子の構成です。LIFEBOOK WU2/H1のような豊富なポート類ではありませんが、基本的には困ることは少ないポート構成だと思います。

 

液晶は180度近く開きます。

 

底面も同色で統一されています。

 

ACアダプターは、65Wです。サイズはやや大きいです。

 

まとめ

以上が、LIFEBOOK WC1/G3のレビューです。

モカブラウン、クラウドブルー、ベージュゴールドというカラーバリエーションを揃え、オシャレなノートパソコンです。若い方、特に大学生におすすめのモバイルノートパソコンです。

ボディも1kgを切る軽さなので、大学やカフェなどへ持ち運びやすいでしょう。バッテリー駆動時間もまずまずです。

画面比が16:10になった点や、Thunderbolt4を2つ搭載してる点も嬉しいです。

Core i5-1240Pのプロセッサーの割には、思ったほどベンチマークスコアが高くありませんでしたが、モバイルノートで大きな負荷のかかる作業をする方は少ないと思うので、そこまで問題にはならないでしょう。ただ、長く快適に使うなら、できれば16GBのメモリを搭載したモデルがいいと思います。

また、ディスプレイが光沢である点も、人によっては気になるでしょう。店頭販売映えするように光沢にしているのかもしれませんが、資料を作ったりするのなら、画面への映り込みが低減される非光沢液晶のほうが作業しやすいと思います。もしくは、iPadやiPhoneなどのように低反射のディスプレイが良かったです。非光沢液晶の上位機種「LIFEBOOK WU2/H1」も合わせて検討するといいと思います。

 

おすすめの超軽量モバイルノート

LIFEBOOK WC1/G3

特徴

  • 豊富なカラーバリエーション
  • 1kgを切る軽さ
  • 打ちやすいキーボード

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  • 大学生
  • PCをよく持ち運ぶ女性や若者
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