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ドスパラ フルタワーゲームPC GALLERIAの実機レビュー

更新日:2017年9月26日

4K液晶でも快適!

GRoneケースを採用し、SLI構成も可能なフルタワー型ゲームPC、ドスパラ GALLERIA のレビューです。

今回、GeForce GTX 1080Tiを2台搭載していますが、4K液晶ですら高いフレームレートで動作します。

大口径のケースファンをいくつも搭載可能で、冷却性に優れ、長時間のゲームプレイでも安心です。

また、静音性も高く、快適な環境でゲームをプレイできます。


※レビュー機はメーカーからの借用品です

フルタワー ゲームPC GALLERIAの基本スペック

フルタワーゲームPC GALLERIAは、いくつかモデルが用意されており、またたくさんのパーツを選択できるため、基本スペックは割愛します。

なお、本レビューで用いたモデルは「GALLERIA ZZ-SLI」で、次のようなパーツ構成になっています。

  • GALLERIA ZZ-SLI 【Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti SLI、16GB メモリ、525GB SSD+1TB HDD】

目次

お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。

GRoneケースのGALLERIAの特徴

SLI構成圧で、4K液晶やマルチディスプレイにおすすめ

GRoneケースを採用したGALLERIAは、グラフィックボードを2枚搭載したSLIの構成が可能です。

今回用いているレビュー機は、GeForce GTX 1080Tiを2台搭載したSLI構成となっており、かなり高性能です。SLIに対応していないゲームもありますが、対応しているゲームは、SLIにすることでスコアが大きく上がります。

4K液晶でも、多くのゲームが楽々60fpsのフレームレートを超えるほどです。フルHD液晶を3台並べたマルチディスプレイ環境にも適しているでしょう。

ただし、(詳細は後述しますが)フルHD液晶でゲームをした場合、シングルGPUからSLIにしても、そこまで大きくフレームレートは上がりませんでした。ネイティブ240HzのフルHD液晶で使うには費用対効果は低いと思います。


SLI 構成が可能

大型フロントファンで強力冷却

高性能なグラフィックスを2台も搭載するからには、強力な冷却機構が必要になってきます。GRoneケースは、フロントに口径14cmの大型ファンを2基搭載し、さらに奥にある3.5インチシャドウベイのリア側にあるファンによって、グラフィックカードの基板へ直接風を送ります。


大口径14cmファンを2基も搭載


シャドウベイのリア側にもファンを搭載。グラフィックカードへ水平方向に送風

 

ちなみに、本製品のフロント側には、ケースファンの回転数を変えるスイッチが搭載されています。「Turbo」側にスライドさせるとケースファンの回転速度が上がりますが、パーツの温度はほとんど変わりありませんでした。「Turbo」にするとかなり騒音値が高くなるため、初期状態の「Silence」のままのほうがいいと思います。


ケースファン・コントロールスイッチ

動作音も比較的静か

2台のグラフィックボードを搭載し、ケースファンも数多く搭載していますが、本製品は、一般的なゲーミングノートPCより、動作音が比較的静かです。特に負荷をかけた時の騒音値が静かだと思います

これは、ケースファンの口径が大きいというのと、最初から「静音パックまんぞくコース」というCPUファンのオプションが適用されているためです。

高い拡張性

PCケースが大きいだけあって、拡張性は高いです。5インチベイ、3.5インチベイともに、かなりの数があるため、ベイがなくなることはまずないと思います。

また、ケース内も広く、大型のグラフィックボードや水冷CPUクーラーも搭載しやすいです。後から、色々増設・換装しようと考えている方には良いと思います。ケースが広いため配線も楽です。


5インチオープンベイ:3つ、 5インチシャドウベイ:1つ、 3.5インチシャドウベイ:8つ

ゲームベンチマーク

本製品でのゲームベンチマークのチェックです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「385.69」です。

今回は、SLI構成ということで、フルHD (1920x1080) 解像度の他に、4K (3840x2160) 解像度でもベンチマークを計測しています。また、参考までに、SLIを解除しシングルGPUで動作させた時のベンチマークを計測しています。また、かなり高性能なグラフィックボードを搭載しているため、今回、ドラクエ X やPSO2などの軽めのゲームのベンチマークは計測していません。結果は下表の通りです。

「4K、SLI構成」でベンチマークを実行した場合、重い部類に入るゴーストリコン ワイルドランズこそ平均フレームレートが60fpsを切りましたが、それ以外のゲームは"最高"のグラフィック品質設定でも大きく60 fpsを超えました。

「4K、SLI構成」は、「4K、シングルGPU」のときと比較して、2倍のフレームレートにはなりませんが、約1.3~1.9倍のフレームレートは出ており、効果は絶大です("最高"設定で比較)。4K液晶でゲームをしようと思っているならおすすめです。

ただ、解像度をフルHDにした「フルHD、SLI構成」は、「フルHD、シングルGPU」と比べて、そこまでフレームレートは向上せず、約1.1~1.3倍の伸びでした("最高"設定で比較)。また、ファークライプライマルに関しては、なぜか「フルHD、シングルGPU」のほうがスコアが高くなりました。ネイティブ240Hzの液晶ディスプレイでプレイするなら、少しでも高いフレームレートが出るSLI構成のほうが良いとは思いますが、費用対効果は低いと感じます。

ゲームベンチマーク
ゲーム一覧 ドスパラ
GALLERIA ZZ-SLI
重さの目安 ゲームタイトル グラフィック
品質設定
解像度
4K (3840×2160)
解像度
フルHD (1920x1080)
GTX 1080Ti
SLI
GTX 1080Ti
シングルGPU
GTX 1080Ti
SLI
GTX 1080Ti
シングルGPU
重いゲーム ゴーストリコン ワイルドランズ 149 fps 87 fps 190 fps 182 fps
79 fps 57 fps 142 fps 123 fps
ウルトラ 51 fps 37 fps 92 fps 70 fps
中程度の
重さのゲーム
FF14 紅蓮のリベレーター 標準品質 ★ 147 fps
スコア20238
116 fps
スコア17028
162 fps
スコア21660
162 fps
スコア21850
高品質 ★ 110 fps
スコア16134
60 fps
スコア9929
153 fps
スコア20474
141 fps
スコア19491
最高品質 101 fps
スコア15065
57 fps
スコア8471
159 fps
スコア21186
135 fps
スコア18945
フォーオナー 217 fps 118 fps 297 fps 300 fps
129 fps 74 fps 229 fps 222 fps
超高 96 fps 54 fps 213 fps 167 fps
STEEP 最低 136 fps 107 fps 161 fps 187 fps
118 fps 74 fps 154 fps 166 fps
超高 89 fps 54 fps 144 fps 129 fps
ライズオブトゥームレイダー
DirectX 12
最低品質 178 fps 108 fps 213 fps 225 fps
中品質 146 fps 78 fps 196 fps 191 fps
最高品質 116 fps 61 fps 194 fps 165 fps
ファークライ プライマル 低い 106 fps 81 fps 99 fps 167 fps
高い 87 fps 62 fps 90 fps 134 fps
最高 82 fps 54 fps 89 fps 123 fps
軽めのゲーム ドラゴンズドグマオンライン
最高品質 未実施
PSO2 EP4 描画:6
モンハン F 第三弾(大討伐)
ドラゴンクエストX 最高品質
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。
※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません
※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。
※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ)
※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ)

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1080Tiの情報は次の通りです。


グラフィックカードの仕様

 

その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。他のPCで計測した結果ではありますが、鉄拳7、バイオハザード7、オーバーウォッチなどのフレームレートについても掲載しています。

PCゲームベンチマーク一覧

パフォーマンスのチェック

本機で計測したベンチマーク

以下、本機で計測したベンチマーク結果を掲載します。

PassMark Performance Test 9.0 CPU MARK
(CPU性能の評価)

Core i7-7700K
3DMark
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)




Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti SLI
VRMark
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti
TMPGEnc Video Mastering Works 6によるエンコード時間
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
  Core i7-7700K
GeForce GTX 1080Ti SLI
x265でエンコード (※1) 14分30秒
NVENCでエンコード (※2) 1分27秒
QSVでエンコード (※3)
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
CrystalDiskMark 5
(ストレージの評価)

525GB SSD(Crucial CT525MX300SSD1)

 

 

 

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