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ドスパラ フルタワーゲームPC GALLERIAの実機レビュー

4K液晶でも快適!
GRoneケースを採用し、SLI構成も可能なフルタワー型ゲームPC、ドスパラ GALLERIA のレビューです。
今回、GeForce GTX 1080Tiを2台搭載していますが、4K液晶ですら高いフレームレートで動作します。
大口径のケースファンをいくつも搭載可能で、冷却性に優れ、長時間のゲームプレイでも安心です。
また、静音性も高く、快適な環境でゲームをプレイできます。
※レビュー機はメーカーからの借用品です
フルタワー ゲームPC GALLERIAの基本スペック
フルタワーゲームPC GALLERIAは、いくつかモデルが用意されており、またたくさんのパーツを選択できるため、基本スペックは割愛します。
なお、本レビューで用いたモデルは「GALLERIA ZZ-SLI」で、次のようなパーツ構成になっています。
- GALLERIA ZZ-SLI 【Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti SLI、16GB メモリ、525GB SSD+1TB HDD】
目次
お忙しい方は、「1」の特徴のみお読みください。
1 GRoneケースのGALLERIAの特徴 | |
2 ゲームベンチマーク | 3 パフォーマンスのチェック |
4 静音性のチェック | 5 パーツの温度のチェック |
6 表面温度のチェック | 7 消費電力のチェック |
8 外観のチェック | 9 ケースの内部とエアフローのチェック |
10 まとめ |
GRoneケースのGALLERIAの特徴
SLI構成圧で、4K液晶やマルチディスプレイにおすすめ
GRoneケースを採用したGALLERIAは、グラフィックボードを2枚搭載したSLIの構成が可能です。
今回用いているレビュー機は、GeForce GTX 1080Tiを2台搭載したSLI構成となっており、かなり高性能です。SLIに対応していないゲームもありますが、対応しているゲームは、SLIにすることでスコアが大きく上がります。
4K液晶でも、多くのゲームが楽々60fpsのフレームレートを超えるほどです。フルHD液晶を3台並べたマルチディスプレイ環境にも適しているでしょう。
ただし、(詳細は後述しますが)フルHD液晶でゲームをした場合、シングルGPUからSLIにしても、そこまで大きくフレームレートは上がりませんでした。ネイティブ240HzのフルHD液晶で使うには費用対効果は低いと思います。

SLI 構成が可能
大型フロントファンで強力冷却
高性能なグラフィックスを2台も搭載するからには、強力な冷却機構が必要になってきます。GRoneケースは、フロントに口径14cmの大型ファンを2基搭載し、さらに奥にある3.5インチシャドウベイのリア側にあるファンによって、グラフィックカードの基板へ直接風を送ります。

大口径14cmファンを2基も搭載

シャドウベイのリア側にもファンを搭載。グラフィックカードへ水平方向に送風
ちなみに、本製品のフロント側には、ケースファンの回転数を変えるスイッチが搭載されています。「Turbo」側にスライドさせるとケースファンの回転速度が上がりますが、パーツの温度はほとんど変わりありませんでした。「Turbo」にするとかなり騒音値が高くなるため、初期状態の「Silence」のままのほうがいいと思います。

ケースファン・コントロールスイッチ
動作音も比較的静か
2台のグラフィックボードを搭載し、ケースファンも数多く搭載していますが、本製品は、一般的なゲーミングノートPCより、動作音が比較的静かです。特に負荷をかけた時の騒音値が静かだと思います
これは、ケースファンの口径が大きいというのと、最初から「静音パックまんぞくコース」というCPUファンのオプションが適用されているためです。
高い拡張性
PCケースが大きいだけあって、拡張性は高いです。5インチベイ、3.5インチベイともに、かなりの数があるため、ベイがなくなることはまずないと思います。
また、ケース内も広く、大型のグラフィックボードや水冷CPUクーラーも搭載しやすいです。後から、色々増設・換装しようと考えている方には良いと思います。ケースが広いため配線も楽です。

5インチオープンベイ:3つ、 5インチシャドウベイ:1つ、 3.5インチシャドウベイ:8つ
ゲームベンチマーク
本製品でのゲームベンチマークのチェックです。なお、グラフィックドライバーバージョンは、執筆時点で最新の「385.69」です。
今回は、SLI構成ということで、フルHD (1920x1080) 解像度の他に、4K (3840x2160) 解像度でもベンチマークを計測しています。また、参考までに、SLIを解除しシングルGPUで動作させた時のベンチマークを計測しています。また、かなり高性能なグラフィックボードを搭載しているため、今回、ドラクエ X やPSO2などの軽めのゲームのベンチマークは計測していません。結果は下表の通りです。
「4K、SLI構成」でベンチマークを実行した場合、重い部類に入るゴーストリコン ワイルドランズこそ平均フレームレートが60fpsを切りましたが、それ以外のゲームは"最高"のグラフィック品質設定でも大きく60 fpsを超えました。
「4K、SLI構成」は、「4K、シングルGPU」のときと比較して、2倍のフレームレートにはなりませんが、約1.3~1.9倍のフレームレートは出ており、効果は絶大です("最高"設定で比較)。4K液晶でゲームをしようと思っているならおすすめです。
ただ、解像度をフルHDにした「フルHD、SLI構成」は、「フルHD、シングルGPU」と比べて、そこまでフレームレートは向上せず、約1.1~1.3倍の伸びでした("最高"設定で比較)。また、ファークライプライマルに関しては、なぜか「フルHD、シングルGPU」のほうがスコアが高くなりました。ネイティブ240Hzの液晶ディスプレイでプレイするなら、少しでも高いフレームレートが出るSLI構成のほうが良いとは思いますが、費用対効果は低いと感じます。
ゲーム一覧 | ドスパラ GALLERIA ZZ-SLI |
||||||
重さの目安 | ゲームタイトル | グラフィック 品質設定 |
解像度 4K (3840×2160) |
解像度 フルHD (1920x1080) |
|||
GTX 1080Ti SLI |
GTX 1080Ti シングルGPU |
GTX 1080Ti SLI |
GTX 1080Ti シングルGPU |
||||
重いゲーム | ![]() |
ゴーストリコン ワイルドランズ | 低 | 149 fps | 87 fps | 190 fps | 182 fps |
高 | 79 fps | 57 fps | 142 fps | 123 fps | |||
ウルトラ | 51 fps | 37 fps | 92 fps | 70 fps | |||
中程度の 重さのゲーム |
![]() |
FF14 紅蓮のリベレーター | 標準品質 ★ | 147 fps スコア20238 |
116 fps スコア17028 |
162 fps スコア21660 |
162 fps スコア21850 |
高品質 ★ | 110 fps スコア16134 |
60 fps スコア9929 |
153 fps スコア20474 |
141 fps スコア19491 |
|||
最高品質 | 101 fps スコア15065 |
57 fps スコア8471 |
159 fps スコア21186 |
135 fps スコア18945 |
|||
![]() |
フォーオナー | 低 | 217 fps | 118 fps | 297 fps | 300 fps | |
高 | 129 fps | 74 fps | 229 fps | 222 fps | |||
超高 | 96 fps | 54 fps | 213 fps | 167 fps | |||
![]() |
STEEP | 最低 | 136 fps | 107 fps | 161 fps | 187 fps | |
高 | 118 fps | 74 fps | 154 fps | 166 fps | |||
超高 | 89 fps | 54 fps | 144 fps | 129 fps | |||
![]() |
ライズオブトゥームレイダー DirectX 12 |
最低品質 | 178 fps | 108 fps | 213 fps | 225 fps | |
中品質 | 146 fps | 78 fps | 196 fps | 191 fps | |||
最高品質 | 116 fps | 61 fps | 194 fps | 165 fps | |||
![]() |
ファークライ プライマル | 低い | 106 fps | 81 fps | 99 fps | 167 fps | |
高い | 87 fps | 62 fps | 90 fps | 134 fps | |||
最高 | 82 fps | 54 fps | 89 fps | 123 fps | |||
軽めのゲーム | ![]() |
ドラゴンズドグマオンライン |
最高品質 | 未実施 | |||
![]() |
PSO2 EP4 | 描画:6 | |||||
![]() |
モンハン F 第三弾(大討伐) | ― | |||||
![]() |
ドラゴンクエストX | 最高品質 | |||||
★「標準品質(ノートPC)」と「高品質(ノートPC)」の設定にしています。 ※フレームレート(fps)の掲載値は、平均値です。最小値や最大値ではありません ※CPUやメモリなどの環境によってスコアが変わる点はご了承ください。 ※ドラゴンズドグマオンラインは、約5800スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ファンタシースターオンライン2 EPISODE4は、約4500スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※モンスターハンターフロンティア 第三弾(大討伐)は、約6000スコアで平均60fps(当サイト調べ) ※ドラゴンクエストXは、約5500スコアで平均60fps(当サイト調べ) |
GPU-Zで確認したGeForce GTX 1080Tiの情報は次の通りです。

グラフィックカードの仕様
その他のゲームのフレームレートについては、下のページを参考にしてください。他のPCで計測した結果ではありますが、鉄拳7、バイオハザード7、オーバーウォッチなどのフレームレートについても掲載しています。
パフォーマンスのチェック
本機で計測したベンチマーク
以下、本機で計測したベンチマーク結果を掲載します。
(CPU性能の評価)

Core i7-7700K
(主にグラフィックス、CPU性能の評価)




Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti SLI
(VRが快適に動作するかの評価)


※Target frame rateを超えれていれば快適に動作
Core i7-7700K、GeForce GTX 1080Ti
(x265がCPU性能の評価、NVENC、QSVが主にグラフィックス性能評価)
Core i7-7700K GeForce GTX 1080Ti SLI |
|
---|---|
x265でエンコード (※1) | 14分30秒 |
NVENCでエンコード (※2) | 1分27秒 |
QSVでエンコード (※3) | ― |
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
※3 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
(ストレージの評価)

525GB SSD(Crucial CT525MX300SSD1)
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