デル XPS 15 (9500) の実機レビュー

更新日:2020年6月14日
CPU Core i7-10875H
Core i7-10750H
Core i5-10300H
GPU GTX 1650Ti /
CPU内蔵
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 15.6インチ
液晶種類 FHD+(1920x1200) /
UHD+(3840x2400)
タッチ
質量 56Wh : 約1.83kg
86Wh : 約2.05kg
バッテリー 56Wh / 86Wh
価格[税別] 16万円台~
持ち運びもできるクリエイター向け高級ノートPC

XPS 15 (9500)は、高性能、かつ広色域液晶を搭載した、クリエイター向けの15.6型ノートPCです。

画面アスペクト比が16:10になったのが特徴的です。従来モデルからボディサイズはやや小さくなりつつも、縦方向の情報量が増えたので、クリエイター向けのソフトなどが使用しやすくなったと思います。

CPUには最大でCore i7-10875H、グラフィックスには最大でGeForce GTX 1650Tiを搭載。高性能ですが、質量が約2.05kg(86Wh)と比較的軽く、場所を選ばずにクリエイティブな作業ができます。

アルミ&カーボン素材を採用し、デザイン性も高いです。

公式サイトはこちら

 

レビュー機は、当サイトの購入品です。今回は以下の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i7-10875H、GeForce GTX 1650Ti、32GBメモリ、2TB PCIe SSD

 

このページをご覧の方だけに

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目次

お忙しい方は、「XPS 15 (9500)の特徴」のみお読みください。

 

XPS 15 (9500)の特徴

本製品の位置づけ

XPS 15 (9500)は、高性能CPUの第10世代Core(H)、ミドルロークラスのグラフィックスであるGeForce GTX 1650Ti、広色域液晶を搭載した、クリエイター向けの製品です。

デルの15型ノートPC(ゲーミングノートPCを除く)における最上位機種なので、高性能なだけでなく、デザイン性も高いです。

 

アスペクト比16:10の液晶を搭載

XPS 15 (9500)は、アスペクト比16:10の液晶を搭載しています。アスペクト比16:9の液晶よりも、縦方向の比率が少し高くなっており、Webページなど縦長のコンテンツを、より多く表示できます。クリエイター向けソフトなど、様々なツールなどが表示される場合でも、作業がしやすくなると思います。

新旧モデルの液晶の比較

 

圧巻の見た目の狭額ベゼル

XPS 15 (9500)は、液晶周りのフレームがとても狭い、狭額ディスプレイを採用しており、92.9%の画面占有比は、同クラスのノートPCではトップレベルです。画面だけが浮いているような圧巻の見た目で、モダンな印象となっています。

狭額ディスプレイ

 

狭額ディスプレイを採用することで、ボディサイズも小さくなっており、従来の2019年モデルよりも、横幅だけでなく縦幅も短くなっています。よりコンパクトになり、質量も約2.05kgと軽く携帯しやすいです。

新旧モデルのボディサイズの比較

 

UHD+ならAdobe RGBカバー率 100%

XPS 15 (9500)で選択できるディスプレイは、FHD+(1920 x 1200) と、UHD+(3840 x 2400) の2種類です。

UHD+ディスプレイについては、Adobe RGBカバー率100%、DCI-P3カバー率94%の色域に対応しています。さらに、Dell Premier Colorのソフトを使用することで、Adobe RGB、DCI-P3、sRGBなどへ色域を変えることもできます。

Dell Premier Color
色域も変化させることが可能

 

高性能「Core i7-10875H」を選択可能

XPS 15 (9500)では、一般的なノートPCに搭載されるUシリーズよりも性能が高い、Hシリーズの第10世代インテルCoreプロセッサーを搭載しています。

いくつかCPUを選べますが、Core i7-10875Hは特に性能が高く、CPUに負荷のかかるクリエイターソフトも快適に動くと思います。

CINEBENCH R20 マルチコア
Core i7-10875H 3645
Core i7-10750H 2965
Core i7-9750H 2640
Core i5-10300H 2100
Core i5-9300H 1880
※緑色のバー:本製品で選べるCPU
※オレンジ色のバー:旧世代のCPU

 

フルサイズのSDカードリーダーを搭載

XPS 15 (9500)は、フルサイズのSDカードリーダーを備えています。クリエイター向けノートPCでも、フルサイズのSDカードリーダーを搭載しない機種もありますが、一眼レフなどから写真や動画をSDカード経由で取り込めるので便利です。しかも、後述しますが、アクセス速度も速いです。

フルサイズのSDカードスロットを搭載
(挿入後のSDカードは上図のように出っ張ります)

 

最大32GBメモリ、2TB SSDを選択可能

XPS 15 (9500)は、32GBの大容量メモリ、2TBの大容量ストレージを選択することができます。また、メモリやストレージ容量を上げても、あまり価格が高くなりません。クリエイターソフトはメモリを多く消費するので、大容量のモデルを選んでおくといいと思います。

さらに、底面カバーを開けると、搭載されていたM.2 SSDの他に、空きのM.2スロットが1つありました。自己責任となりますが、自分で増設するのもいいでしょう。

空きのM.2スロットが1つあり

 

アルミ+カーボンファイバーのボディ

XPS 15 (9500)は、削り出しのアルミにアルマイト加工が施された、傷つきにくく、高質感で堅牢性の高いボディ構成です。

パームレスト部分は、カーボンファイバー製となっており、軽量でありつつも、強度も十分あります。金属製ではないので、手を触れたときの冷っとする感じがなく、個人的には使いやすいと思います。

削り出しアルミボディ
カーボンファイバー製のパームレスト

 

スピーカー音がかなりいい

筆者が今まで、ノートパソコンの中でも最もスピーカー音がいいと思ったのはMacBook Pro 16インチですが、XPS 15 (9500)は、それと甲乙つけがたい音質です。特にウーファーを搭載することで、ノートパソコンにしては力強い重低音で、こもった感じも少なくヌケの良いサウンドです。

キーボードの両サイトにはツイーター、底面にはウーファーが配置されており、最大出力は、ツイーターが1.5Wx2、ウーファーが2.5Wx2となっています。ノートパソコン基準で点数をつけると、10点満点で8点といったところです(5点が普通です。音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

ツイーター(キーボード側)
ウーファー(底面側)

 

従来モデル・下位モデルとの比較

XPS 15 (9500)と、従来モデルのXPS 15 (7590)、下位モデルのInspiron 15 7000 (7501)との比較を行います。なお、現在入手可能な構成での比較です。

XPS 15 (9500)は、比較機種よりやや小さいサイズで、アスペクト比16:10の液晶を搭載している点が特徴的です。また、頭一つ抜けた性能のCore i7-10875Hも選択できます。高めのCPU性能や、作業のしやすさを求めるなら、XPS 15 (9500)は、やはり魅力的だと思います。

従来モデルのXPS 15 (7590)は、液晶のアスペクト比が一般的な16:9ですが、DCI-P3 100% のOLEDの4Kディスプレイを選択できます。また、バッテリーも大容量です。CPUとGPUの性能にこだわらなければ、価格も安くなって購入しやすくなっています。

下位モデルのInspiron 15 7000 (7501)は、ワンランク下の位置付けになりますが、CPUやGPUなど、XPS 15 (9500)と似たような構成を選択できます。UHD+ディスプレイやCore i7-10875Hは選択できませんが、作業内容によっては安く購入できるInspiron 15 7000 (7501)も検討してみるといいかもしれません。

新旧モデル・ライバル機種との比較
  [本製品]
XPS 15 (9500)
[従来モデル]
XPS 15 (7590)
[比較機種]
Inspiron 15 7000
(7501)
画像
CPU Core i7-10875H
Core i7-10750H
Core i5-10300H
Core i9-9980HK
Core i7-9750H
Core i5-9300H
Core i7-10750H
Core i5-10300H
GPU GTX 1650Ti GeForce GTX 1650 GTX 1650Ti
GTX 1650
メモリ 8GB~32GB 8GB / 16GB
ストレージ PCIe SSD
液晶サイズ 15.6型
液晶種類 FHD+
UHD+ タッチ
FHD sRGB 100%
4K DCI-P3 100%
FHD sRGB100%
質量 約1.83kg
約2.05kg
約1.8kg
約2.0kg
約1.75kg
サイズ[mm] [幅]344.72
[奥行]230.14
[高さ]18
[幅]357
[奥行]235
[高さ]11~17
[幅]356.1
[奥行]234.5
[高さ]17.5~18.9
バッテリー 56Wh / 86Wh 97Wh 56Wh / 97Wh

 

クリエイター向けソフトの使用感

以下、クリエイターソフトの使用感を記載します。

Adobe Lightroom Classic CC(写真編集ソフト)

Lightroom

Core i7-10875Hの高性能CPUを搭載しているので、Lightroomの操作は快適です。スライダーを動かして色などを調整してもプレビュー画面にすぐ反映されます。特に下表のように現像時間が短いです。後述しますが、ターボブースト期間が長く、1分30秒くらいで終わる処理は非常に高速です。UHD+ディスプレイであれば、Adobe RGBカバー率は100%で、印刷用のコンテンツの現像を行う方にも適しています。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-10875H
32GBメモリ
62秒 [レビュー機で計測]
Core i9-10885H
32GBメモリ
63秒
Core i7-10875H
16GBメモリ
70秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒
Core i7-10750H
16GBメモリ
80秒
Core i7-9750H
16GBメモリ
85秒
Ryzen 9 4900HS
16GBメモリ
87秒
Ryzen 7 4800H
16GBメモリ
94秒
Core i7-10710U
16GBメモリ
96秒
Core i7-10510U
16GBメモリ
109秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した値です。

 

Adobe Photoshop CC(画像編集ソフト)

Photoshop

各種フィルターをかけてみましたがすぐに反映され、AIを使った「被写体の選択」、「コンテンツに応じた塗りつぶし機能」も数秒で終わります。レイヤーをいくつも重ねたWebサイトをデザインしたものも、もたつきなく動いていました。

UHD+ディスプレイであれば、Adobe RGBカバー率100%の広色域で、印刷用の画像編集にも適しています。

 

Adobe Premiere Pro CC(動画編集ソフト)

Premiere Pro

Premiere Proについては、4K動画について、カット編集、テロップ入れ、色補正、クロスディゾルブやワイプなどのトランジション、ワイプ(クロップ)、クロマノイズ除去などよく使いそうなエフェクトをかけてみましたがストレスなく作業ができ、プレビューをしてみてもスムーズでした。

ただし、波形ワープのような重いエフェクトをかけてプレビューすると、CPU使用率が100%になりカクついていました(ただしこの処理は性能の高いデスクトップPCでもCPU使用率が100%になります)。

ワープスタビライザー(手振れ補正)のような分析が必要な時間のかかるエフェクトは、CPU使用率は30%程度なので、待っている間に他の作業が出来ます。

書き出し時間も、RTX 2070 Max-Qを搭載したゲーミングノートには及ばないものの、MacBook Pro 16インチよりも高速でした。

UHD+ディスプレイであれば、DCI-P3カバー率は約94%もあり、動画編集に適していると思います。

Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-9750H/16GB
GeForce RTX2070 Max-Q
4分01秒
Core i7-10875H/32GB
GeForce GTX 1650Ti
5分36秒 [レビュー機で計測]
Core i9-9980HK/16GB
Radeon Pro 5500M(8GB)
8分15秒 (MacBook Pro 16インチ)
Core i5-10300H/8GB
GeForce GTX 1650
8分21秒
Core i7-1068NG7/32GB
Intel Iris Plus
19分35秒
Core i7-1060NG7/16GB
Intel Iris Plus
26分57秒
Core i7-10510U/8GB
Intel UHD
58分06秒
※テストに使う元動画およびエフェクト内容を変更しました
※ 4K/30p動画(約10分)に、「テキスト」+「露光量」+「自然な彩度」+「トランジション」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 2160p 4K Ultra HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した値です。

 

TMPGEnc Video Mastering Works 7(動画変換/編集ソフト)

TMPGEnc Video Mastering Works

高性能CPUを搭載することができるため、動画変換もかなり高速です。ただし、ターボブースト後の持続可能CPUクロックで動作しているときのクロック周波数がやや低めに推移していることもあり、同じCPUを搭載した別のPCよりも、やや遅かったです。その代わりCPU温度については、CPUクロックが落ちてからは70度台で推移しており、問題ない温度でした。安心して使えるのではないかと思います。

TMPGEnc Video Mastering Works 7 によるエンコード時間
  エンコード時間
x265でエンコード (※1) 13分20秒
QSVでエンコード (※2) 2分43秒
NVENCでエンコード (※3) 52秒
XAVC Sの動画(約2分、4K)をH.265/HEVCへ変換したときの時間
※1 "4K"や"8K"にも対応したx264の後継のエンコーダー。エンコードは遅いが画質が綺麗
※2 CPU内蔵のハードウェアエンコーダー
※3 NVIDIAのKeplerコア以降のGPUに搭載されるハードウェアエンコーダー
x265でのエンコード時間
Core i7-10875H 11分54秒
13分20秒 [レビュー機で計測]
Core i9-9980HK 12分25秒
Core i7-10750H 14分37秒
Core i7-9750H 15分37秒
Core i7-10710U 19分05秒
Core i7-10510U 28分32秒
Core i5-10210U 28分53秒
Core i3-10110U 42分20秒
Core i3-8130U 45分24秒
※[レビュー機で計測]と書かれていないものは、他のPCで計測した値です
x265でエンコード時間中のCPUクロック

 

ディスプレイのチェック

ディスプレイのチェックです。

次の2種類の液晶から選択できますが、ここでは、UHD+のディスプレイの特性について掲載します。

XPS 15 9500で選択可能なディスプレイ

FHD+ (1920 x 1200) 非タッチ 非光沢 500nit

UHD+ (3840 x 2400) タッチ 反射防止 500nit

 

UHD+ディスプレイは、非常に高い色域で、光沢ですが反射も抑えられており、とても見やすい液晶です。また前述したように、色域も変えることができます。このPCで使う機会は少ないと思いますが、タッチパネルにも対応しています。尚、ペンは使えません。最大輝度も高く、当サイトの計測では525cd/m2もありました。その他の特性については以下のタブをクリックしてご覧ください。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は広いです。メーカー公表値通りの色域でした。

sRGBカバー率 100%
DCI-P3カバー率 94.7%
Adobe RGBカバー率 100%
ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

カラーマネージメントツールによるガンマ補正曲線です。どの色も揃っており自然な発色であることが分かります。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはそれほどありません。

画面拡大

光沢液晶ですが、反射防止コーティングが施されており、非光沢ほどではないものの、映り込みがやや抑えられています。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、輝度を下げてもフリッカーは確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

XPS 15 (9500)のキーボードのチェックです。

キーピッチは、実測で横:19mm、縦:18mmと十分な数値です。従来機種は、EnterやBackspaceキーが小さくなっていましたが、今回のモデルはそんなこともなく、主要なキーは全て同じ大きさです。

キーストロークは実測で約1.2mmとやや浅いですが、押し込んだ時に割としっかりとした打鍵感は感じられます。

タッチパッドは、MacBookのようにかなり広くジェスチャー操作しやすいです。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

キーボードバックライトも搭載しています。

キーボードバックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

Core i7-10875Hの高性能CPUが搭載できるのが特徴で、クリエイティブ作業に適しています。そこまで予算をかけられない場合は、Core i7-10750Hでもいいでしょう。

なお、Core i5-10300Hを搭載したモデルは、CPU内蔵グラフィックス、FHD+、56Whバッテリーという構成の1モデルのみです。こちらは、クリエイティブな作業よりも、複数のアプリ&ウィンドウを同時に開いて作業する方など、通常のノートPCよりも少し高めの性能が欲しい方に適しています。

CINEBENCH R20
~ CPU性能の評価 ~
Core i7-10875H
他のCPUとの比較(マルチコア)
Ryzen 9 4900HS 4250
Core i9-10980HK 3713
Core i7-10875H 3645 [レビュー機で計測]
3557
Core i7-10750H 2965
Core i7-10710U 2211
Core i5-10300H 2113
Core i7-1065G7 1484
Core i7-10510U 1459
Core i5-1035G1 1424
Core i5-10210U 1418
Core i3-10110U 922
Celeron N4100 459
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれていないCPUは、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

グラフィックスについては、Core i5モデル以外は、GeForce GTX 1650Tiを搭載しています。エントリー向けのグラフィックスではありますが、薄型の本製品では、このあたりのグラフィックスの搭載が限界でしょう。

3DMark Time Spy - Graphics score
~ グラフィックス性能の評価 ~

GeForce GTX 1650Ti
他のグラフィックスとの比較(Graphics score)
デスクトップ用RTX 2080Ti 12388
デスクトップ用RTX 2080 SUPER 10674
デスクトップ用RTX 2070 SUPER 9583
RTX 2080 9456
RTX 2080
Max-Q
8068
RTX 2070 7778
RTX 2070 SUPER Max-Q 7425
RTX 2070
Max-Q
7216
RTX 2060 5686
GTX 1660Ti 5667
GTX 1650Ti 3700
3494 [レビュー機で計測]
GTX 1650 3494
GTX 1050Ti 2201
GTX 1050 1689
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれていないグラフィックスは、他のPCで計測した代表値です

 

GPU-Zで確認したGeForce GTX 1650Tiの情報は次の通りです。普通の仕様だと思います。

本製品のグラフィックカードのスペック

 

ストレージ

ストレージには、PCIe-NVMe SSDを搭載しており高速です。

CrystalDiskMark
~ ストレージ性能の評価 ~
2TB PCIe SSD
他のストレージとの比較(シーケンシャルリード [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 3066 [レビュー機で計測]
SATA-AHCI SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

SDカードスロット

フルサイズのSDカードスロットを搭載しており、アクセス速度も速いです。

CrystalDiskMark
~ SDカードスロット性能 ~
最大300MB/sのUHS-Ⅱのカードで測定

 

その他のベンチマークスコア

以下、その他のベンチマーク結果を掲載します。

SPECviewperf 13
~ グラフィック(プロフェッショナル向け)性能の評価 ~
GeForce GTX 1650Ti

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、純正以外の充電器やドックが使えるかを試しました。

Dell U2419HCやPhilips 258B6QUEB/11のUSB Type-C ドック搭載モニターは使用できました。下表において「△」になっているものは、充電は一応できるものの「低速充電ケーブル」という警告が表示されます。本製品は消費電力が高いため、これらの機器は避けた方がいいと思います。45W以下の充電器は利用することができませんでした。

USB Type-C充電器/ドックの動作テスト
  充電 モニター
出力
有線LAN
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
65W ZHOULX充電器
45W Lenovoウルトラポータブル ×
30W RAVPower充電器 ×
18W cheero充電器 ×
5V充電器 ※2 5V/2.4A ANKER充電器 ×
5V/2.4A AUKEY充電器 ×
モニター
※3
EIZO ColorEdge CS2740
Dell U2419HC
Philips 258B6QUEB/11
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器
※3Type-Cケーブルで接続し、PCへの給電も出来るモニター

 

質量のチェック

質量のチェックです。

Core i5-10300H搭載モデルは56Whバッテリーを搭載しており約1.83kg、それ以外は86Whバッテリーを搭載し約2.05kgとなっています。

当サイトの計測値は下表の通りです。GeForce GTXシリーズの外部グラフィックスを搭載したクリエイター向けノートPCとしては比較的軽いと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 2.014kg
ACアダプター+電源ケーブル 448kg

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

前述した通り、Core i5-10300H搭載モデルは56Wh、それ以外は86Whのバッテリーを搭載しています。

バッテリー容量

 

バッテリー駆動時間は下の通りです。消費電力の高い高性能パーツを搭載していますが、大容量バッテリーを搭載していることで、バッテリー駆動時間はまずまずです。

バッテリー駆動時間
  Core i7-10875H
86Wh
(1) JEITA2.0
(2) PCMark 10 Modern Office
(3) 動画再生時 7時間21分
(4) PCMark 8 Work 4時間33分
※画面輝度は約120cd/m2、電源モードは高パフォーマンス
(1) メーカー公表値
(2) 文書作成、ブラウジング、ビデオ会議といった事務作業。アイドル時も多く軽めの処理
(3) ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生
(4) ブラウザでのショッピング/画像閲覧、文書作成、表計算、ビデオチャット等。やや重めの作業

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電容量は次の通りです。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
50%(約43Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

カメラ・マイク・スピーカーのチェック

Webカメラ

Webカメラですが、初期不良で動作しないので、修理に出してからテストします。

 

マイク性能

マイク性能については、Zoomのアプリでビデオ通話をしたときの音声を確認しました。ややエコーがかかったような状態になりますが、割と聞きやすい音声ではないかと思います。

Zoomでミーティング中の音声を録音
本製品のマイク
[参考]1万円台のマイク
audio-technica AT2020USB+
※音声を再生するには、audioタグをサポートしたブラウザが必要です。

 

スピーカー

特徴 - スピーカー音がかなりいい」で記載した通り、音はかなりいいです。

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は大きく変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時はほぼ無音です。高い負荷がかかったときは、他のノートPCと同等程度の騒音値です。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコードした時(x265)
左から3番目:Premiere Proで4K動画にエフェクトをいくつかかけてプレビューした時(1/2画質)
左から4番目:Premiere Proで4K動画を書き出し

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

ここでは、CPU使用率がほぼ100%になるエンコード時の温度のみを掲載します。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

最初の90秒間くらいは、ターボブーストが効いて約100℃まで上がるものの、それ以降はCPUクロックがダウンし、70℃台~80℃前半で推移しており問題ない温度だと思います。ダウンしたときのCPUクロックはやや低めではありますが、安定した動作のためにはこのくらいのほうがいいのではないかと思います。ターボブースト期間は長めなので、1~2分以内で終わる処理は割と高速です。

x265でエンコード中のCPU温度

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

ボディが薄型であることもあり、高負荷時の表面温度はやや高めで、手の平も暖かく感じ、やや不快です。ただ、パームレスト部分が金属ではなくカーボン素材であるためか、火傷しそうな熱さでもありませんでした。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

HシリーズのCoreプロセッサーに、GeForce GTX 1650Tiの外部グラフィックスを搭載しているため、一般的なノートPCよりは高い消費電力ですが、GeForce RTXシリーズを搭載したゲーミングノートと比べると消費電力は低いです。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

XPS 15 (9500)の外観のチェックです。

液晶周りのベゼル幅が狭く、ボディにはアルミ+カーボンファイバーを採用し、非常に素敵なデザインです。

 

天板の画像です。

 

GeForce GTXシリーズにHシリーズのCoreプロセッサーを搭載しているとは思えないくらい薄いです。

 

排気口は、ヒンジ部分で隠れており、外側から見えにくくなっています。

 

インターフェイスは、フルサイズSDカードスロットがある点が嬉しいです。他には、Thunderbolt 3(電源供給、DisplayPort対応)x2、USB 3.1 Type-C(電源供給、DisplayPort対応)となっており、USB-Cポートは十分ありますが、HDMIやLANなどはありません。

 

フルサイズのUSB機器を使用したい場合や、HDMIで外部ディスプレイと接続したい場合などは、同梱されているUSB-C to USB-A & HDMI アダプターを使用する必要があります。

 

液晶が開く最大の角度です。

 

底面です。

 

底面カバーを外すには、T5トルクスドライバーが必要です。

 

メモリは2スロットあり、換装もできます。

 

前述の通り、M.2 SSDの他に、空きのM.2スロットがあります。

 

右側の空きスロットですが、左側にあるM.2 SSDのようにヒートシンクの上からネジ止めしないと、一般的な長さのM.2用のネジだとSSDが浮いてしまいます。ただし、下図くらい短いネジだと、上のようなヒートシンクが無くてもSSDが浮かずにネジ止めできます。

 

ACアダプターは、130Wです。薄型で角が丸くなっているので、持ちやすいです。

 

まとめ

XPS 15 (9500)は、デルの上位機種であるXPSシリーズの最新版15.6型ノートPCです。

最大でCore i7-10875H、GeForce GTX 1650Tiを搭載し、クリエイティブな作業に適しています。

作業がしやすいアスペクト比16:10の液晶を搭載し、FHD+だけでなく、UHD+液晶も選択できます。4K動画や、高解像度の写真の編集作業などにも適した環境を手にすることができます。

このようなハイスペック構成ですが、約2.05kgと比較的軽量で、サイズもコンパクトなので、宅内だけでなく、外にも容易に持ち出すことができるでしょう。

アルミ+カーボンファイバー製のボディは、堅牢性に優れているだけでなく、質感も高いです。

どこに出しても、堂々と使えるスペックとデザインのクリエイター向けノートPCです。

 

持ち運びもできるクリエイター向け高級ノートPC

XPS 15 (9500)

特徴

  • アスペクト比16:10の広色域液晶
  • Core i7-10875Hも選択可能
  • デザインも秀逸

こんなあなたに

  • クリエイター向けでも取り回しのしやすい方がいい
  • 外で使っても恥ずかしくないデザインがいい
公式サイトはこちら

 

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