MacBook Pro 16インチの実機レビュー

更新日:2019年11月28日
CPU Core i9-9980HK
Core i9-9880H
Core i7-9750H
GPU Radeon Pro 5300M 4G
Radeon Pro 5500M 4G
Radeon Pro 5500M 8G
メモリ 16GB ~ 64GB
ストレージ 最大 8TB PCIe SSD
液晶サイズ 16型
液晶種類 3072 x 1920 IPS
質量 2.0kg
バッテリー 100Wh
LTE 非対応
価格[税別] 24万円台~
16インチになった定番クリエイターノート

MacBook Pro 16インチは、液晶サイズが大きくなったクリエイター向けノートPCです。

最大でCore i9-9980HKのCPUを搭載し、メモリやストレージ容量も多く、液晶の色域も広く、クリエイターも満足のスペックです。

気になるサーマルスロットリングですが、CPU使用率が100%になる負荷をかけても、CPUクロックはそれほど落ちませんでした。ただし、CPU温度はかなり高くなります。長時間の処理は心配です。

Power Delivery対応で、他社製のPD充電器も使用できる点もメリットです。HシリーズCoreプロセッサー搭載ノートにはなかなかない機能です。

公式サイトはこちら

 

今回は次の構成でレビューをしています。

レビュー機の構成

Core i9-9980HK、16GBメモリ、Radeon Pro 5500M(8GB)、1TB PCIe SSD

 

目次

お忙しい方は、「MacBook Pro 16インチの特徴」をお読みください。

 

MacBook Pro 16インチの特徴

クリエイターも満足の高いスペック

MacBook Pro 16インチは、クリエイターも満足の高いスペックのノートPCです。

まずCPUに関しては、なかなか搭載できる機種が少ない8コアのCore i9-9980HKを搭載することが可能です。

メモリに関しては、最大64GBも選択可能です。クリエイターソフトはメモリをたくさん使いますし、複数のクリエイターソフトを立ち上げることも多いと思うので、メモリが多いのはGoodです。

ストレージに関しては、最大で8TBものSSDを搭載できます。動画編集などをする方は多くのディスク容量を消費するので、嬉しいのではないかと思います。

グラフィックスに関しては、最大でAMD Radeon Pro 5500M(8GB)となっています。ベンチマークを見ると、GeForce GTX 1650よりも劣るスコアなので、他のパーツと比べるとやや見劣りはします。ただし、8GBのメモリを搭載したグラフィックスを選択できるのは高ポイントです。

クリエイターには高性能のWindowsゲーミングノートを使用している方も多いと思いますが、Core i9-9980HK、64GBメモリ、8TB SSDまでの構成にできる製品はほとんどありません。2kgクラスの質量の製品に絞ればなおさらです。ただ、グラフィックス性能に関しては、Windowsゲーミングノートに分があるかなと思います。

高いクリエイター向けスペック

 

コンパクトで薄型ボディ

16インチの画面を搭載しているMacBook Proですが、特に狭いベゼルを採用することでボディはコンパクトです。Windowsのクリエイター向けPCであるThinkPad X1 Extreme(15.6インチ液晶)と比較すると、MacBook Pro 16インチは、液晶は大きいのにボディサイズは小さかったです。

コンパクトボディ

 

また、高い性能のMacBook Pro 16インチですが、ボディの高さが1.62cmしかありません。こちらもThinkPad X1 Extremeと高さを比較すると、かなり薄いことが分かります。

薄型のボディ

 

ACアダプター込みでクリエイター向けPCとしては軽量

最近は、MacBook Pro 16インチよりも軽いWindows ゲーミングノートも多く、しかもコスパが高いので、クリエイターさんは、Windowsのゲーミングノートを使用しているケースも多いと思います。

ただ、Windows ゲーミングノートの場合、ACアダプターが重いケースが多いです。一方、MacBook Pro 16インチは、ACアダプターが軽いため、PC本体+ACアダプターの総重量は、高性能ノートPCの中ではかなり軽い部類に入ると思います。

しかも、USB-Cで充電できるため、他社製のPD充電器が使えます。当サイトで試したところ、18WのPD充電器やスマホ用の5V充電器でも充電ができました。ACアダプターを忘れたときのために、小型のPD充電器を常時カバンに入れておく、といった運用も可能です。

ACアダプター込みで軽い

 

高い剛性と圧倒的なブランドデザイン

MacBook Proは、メタリックな剛性の高いボディで、ねじっても歪んだりしません。質感もよく美しいデザインです。またブランド力が高く、アップルマークが付いているだけで「あ、MacBookだ」と気づかれ、外で使うときに自慢げに使えます。

アップルマークで自慢できる

 

インターフェースは少ないが、Thunderbolt 3ポートは4つも

MacBook Pro 16インチは、Thunderbolt 3(USB-C)ポートとヘッドフォン端子しかありません。USBメモリやSDカードなどを使う場合は、別途アダプターが必要です。

ただし、Thunderbolt 3(USB-C)ポートは、側面に合計4つもあります。左右どちらのポートでもACアダプターを繋げられますし、Thunderbolt 3対応の外付けM.2 SSDを複数繋ぐことも可能です。

Thunderbolt 3ポートが4つ

 

スピーカー音が非常に良い

MacBook Pro 16インチは、6個のスピーカーを搭載し、音が非常にいいです。

実際に音を聴いてみましたが、サ行がやや刺さるものの、明瞭な高音、迫力ある重低音で、ノートパソコンの中では頭一つぬけた音質です。普通のノートPCのスピーカーが5点だとすると、本製品は8~9点といったところです(音質についての評価はあくまで主観です。ご了承下さい)。

スピーカー音が非常にいい

 

極端なCPUのクロックダウンは無いがCPU温度は高い

薄型で高い性能のCPUを搭載していることから、熱の影響でCPUクロックが急激に落ちる(サーマルスロットリングが発生する)ことがないか確認します。

今回、Core i9-9980HK搭載モデルで、CPU使用率が100%近くなるエンコード処理をかけてみました。ターボブースト後のCPUクロックは約3.3GHzで落ち着いており、20分くらい様子を見ていましたが、これ以上が下がることはありませんでした。なお、Core i9-9980HKのベースクロックは2.40GHz(ターボブースト時の最大クロックは5.00GHz)となっており、ベースクロックを下回ることもありませんでした。

ただし、CPU温度は90度を越え、かなり高めです。MacBook AirのようにCPU温度が100度で張り付いていることはありませんでしたが、クロックダウンしてもおかしくない温度です。

CPUクロックとCPU温度
(CPU使用率:約100%)

 

次に、エンコードと同時に、動画編集のレンダリング処理も実行し、CPUだけでなくGPUにも負荷をかけてみました。CPU使用率は約100%、GPU使用率は上下しますが平均で約60%です。このときは、CPUクロックがダウンし約2.8GHzになりました。ただ、それでもベースクロックを下回ることはありませんでした。CPU温度については、クロックダウンしたことにより、85℃前後まで下がりました。

CPUクロックとCPU温度
(CPU使用率:約100%、GPU使用率:約60%)

 

液晶ディスプレイのチェック

MacBook Proの液晶ディスプレイのチェックです。

P3に対応した色域で、映像制作などに適しています。ただし、Adobe RGBをカバーするほどの色域はないため、Adobe RGB環境でデバイスを統一したい方はご注意下さい。最大輝度は、実測で484cd/m2と高い輝度です。その他の特性は下のタブをクリックして下さい。

  • 色域
  • RGB
    発色特性
  • 視野角
  • 画素・
    ギラつき
  • 映り込み
  • フリッカー

色域は比較的広いです。当サイトの計測ではsRGBカバー率は100%、DCI-P3カバー率は99.8%、Adobe RGBカバー率は89.2%でした。

ガモット図
※ i1 Display PROでICCプロファイルを作成後、MacのColorSyncユーティリティでグラフを作成

下図より、やや青色と緑色が強めに発色していることが分かりますが、わずかですので、それほど気にはならないです。

ガンマ補正曲線
※ i1 Display Proで計測。目標値は輝度:120、白色点:CIEイルミナントD65、ガンマ値:2.2

視野角は広いです。

視野角(斜めから見たときの見やすさ)

画素形状です。ギラつきはありません。

画面拡大

やや反射が抑えられている光沢液晶です。

画面への映り込み

正確な確認方法ではありませんが、カメラのシャッタースピードを高めにし撮影した限りでは、フリッカーは確認できませんでした。

フリッカーのテスト
※カメラのシャッタースピードを1/2000秒にして撮影したときの画面

 

キーボードおよびタッチパッドのチェック

キーボードとタッチパッドのチェックです。

従来までの故障の多かったバタフライ構造のキーボードから、シザー構造のキーボードへ変更されました。キーストロークが1mmとやや深くなり、従来よりもしっかりとした打鍵感が得られます。底付きの衝撃も弱めになり、長時間でのタイピングで疲れにくくなったと思います。

また、MacBook Proは英語キーボードを選べるのもメリットで、アプリのショートカットを多用する方には嬉しいのではないかと思います。

キーボード全体図
キーの拡大図

 

タッチパッドはかなり大きく、指も動かしやすく、非常に操作しやすいです。また、クリックボタンも軽い力で押せて使いやすいです。

タッチパッド

 

キーボードバックライトも搭載しています。

バックライト

 

パフォーマンスのチェック

パフォーマンスのチェックです。

CPU

CPUには、Hシリーズの高性能CPUを搭載しています。特にCore i9-9980HKの性能が高いです。

今回のレビュー機は、Core i9-9980HKを搭載していますが、他のPCよりもスコアが落ちることなく、同じスコアが出ていました。

CPU性能
~ CINEBENCH R20 ~
Core i9-9980HK
他のCPUとの比較(マルチコア)
Core i9-9980HK 3405 [レビュー機で計測]
Core i9-9980HK 3405 [他のPCで計測]
Core i9-9880H 3023
Core i7-9750H 2640
Core i7-10710U 2211
Core i7-1065G7 1484
Core i7-10510U 1387
Core i7-8565U 1268
Core i3-8145U 952
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です
CPU性能の目安
~ Geekbench 5 ~

Core i9-9980HK
他のCPUとの比較(Multi-Core Score)
Core i9-9980HK 6943 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H 5784
Core i5-8257U 5602
Core i5-8257U 4100
Core i7-1065G7 4019
Core i5-8265U 3546
※緑色のバーが、本製品で選べるCPUです
※[レビュー機で計測]と書かれたCPU以外は、他のPCで計測した代表値です

 

グラフィックス

MacBook Pro 16インチは、Radeon Pro 5300M、Radeon Pro 5500M(4GB)、Radeon Pro 5500M(8GB)の3種類のグラフィックスが選べます。

今回、Radeon Pro 5500M(8GB)を使ってみましたが、ベンチマーク上では、GeForce GTX 1650よりもやや劣るスコアです。

グラフィックス性能の目安
~ Geekbench 5 - Compute~
Open CL
Metal
他のグラフィックスとの比較(OpenCL)
GeForce GTX 1650 41076
GeForce GTX 1650 Max-Q 36754
Radeon Pro 5500M(8GB) 27509
GeForce MX250 11550
Iris Plus
(Core i7-1065G7内蔵)
10214
UHD 620 5547
※緑色のバーが、本製品で選べるグラフィックスです
※[レビュー機で計測]と書かれたグラフィックス以外は、他のPCで計測した代表値です

2019.11.25訂正:初稿時1920x1080で実施と記載しましたが、1920x1200の間違いでした。お詫びして訂正いたします。

重い部類のゲーム
シャドウオブザトゥームレイダー
1920x1200 最低 75 fps
45 fps
最高 40 fps
他のグラフィックスとの比較(最高設定)
RTX 2080 108 fps
RTX 2070 92 fps
RTX 2080 Max-Q 90 fps
RTX 2070 Max-Q 81 fps
RTX 2060 69 fps
GTX 1660Ti 69 fps
GTX 1650 46 fps
Radeon Pro 5500M(8GB) 参考:40 fps [レビュー機で計測]
GTX 1050Ti 30 fps
※ノート用グラフィックスのみで比較
MacBook Pro 16インチのみ1920x1200で実施。他は1920x1080で実施

 

ストレージ

ストレージは、PCIe SSDを搭載しており高速です。

ストレージ性能の目安
~ AmorphousDiskMark ~
1TB M.2 NVMe SSD
他のストレージとの比較(Seq QD32 Read [MB/s] )
PCIe-NVMe SSD 3229 [レビュー機で計測]
SATA SSD 550
HDD 140
※緑色のバーが、本製品で選べるストレージです
※[レビュー機で計測]と書かれたストレージ以外は、他のPCで計測した代表値です

 

実際のソフトで計測した処理時間

次に、実際のソフトウェアで計測した各種処理時間を掲載します。

Adobe Lightroom Classic CCによるRAW現像時間
Core i7-8700
32GBメモリ
71秒
Core i9-9980HK
16GBメモリ
77秒 [レビュー機で計測]
Core i9-9980HK
16GBメモリ
79秒 [他のWindows PCで計測]
Core i7-9750H
16GBメモリ
82秒
Core i7-8565U
16GBメモリ
130秒
※プロファイル補正を適用した100枚のRAWファイル(1枚あたり約45MB)を同じ書き出し設定でjpegに書き出し、所要時間を計測。
※「Lightroomにおすすめノートパソコン」の記事も興味があればご覧ください。
Adobe Premiere Pro CCによる書き出し時間
Core i7-9750H/16GB
RTX 2070
45秒
Core i7-9750H/16GB
GTX 1660Ti
46秒
Core i9-9980HK/16GB
Radeon Pro 5500M(8GB)
62秒 [レビュー機で計測]
Core i7-9750H/16GB
GTX 1650
69秒
Core i7-9850H/16GB
GTX 1650 Max-Q
72秒
Core i7-8565U/16GB
GeForce MX250
147秒
Core i7-8650U/16GB
Intel UHD 620
473秒
※ 4K動画(約2分)に、「テキスト(ブラー付)」+「RGBカーブ補正」+「シャープ」+「自然な彩度」のエフェクトおよびBGMとなるオーディオを加え、H.264形式、YouTube 1080p HDのプリセットで書き出したときの時間
※ グラフィックスは全てノートPC用

 

後日、動画編集時におけるWindowsとの比較も予定

後日、動画編集時において、MacBook Pro 16インチとWindowsゲーミングノートとでは、どちらが快適かを試した記事も掲載予定です。

これは、プロの映像クリエイターに、MacBook Pro 16インチとWindowsゲーミングノートを貸出し、実際の業務で使う場合、どちらが速いか?どちらが使いやすいか?を評価してもらう予定です。試してもらうソフトは、Adobe Premiere Pro、Davinci Resolveなどです。

 

Windowsを起動したときのベンチマーク

Boot CampでWindows OSを起動し、各種ベンチマークを計測しました。別ページにまとめましたので、詳細は下のリンク先をご覧ください。

 

USB Type-C 充電器 / ドックの動作テスト

USB Type-Cポートを利用して、純正品以外の充電器やドックが使えるか試した結果を、下表に掲載します。

Thunderbolt 3に対応しており、映像出力ももちろん可能です。

特筆すべきなのは、18WのPD充電器やスマホ用の5V充電器でも充電ができた点です。外出先であまり負荷のかかる作業をしないのであれば、容量の小さい小型の充電器を使ってもいいと思います。ただし、PC使用中に容量が小さい充電器で充電すると、バッテリーが減っていくのでご注意下さい。

なお、純正品以外の充電器で故障しても、当サイトでは責任を負えませんので、ご了承下さい。

充電器/ドックとの互換性
  充電できるか? 外部モニター /
有線LANの拡張
ドック ThinkPad USB Type-C ドック
ThinkPad Thunderbolt 3 ドック
PD充電器
※1
ZHOULX 充電器(65W)
AUKEY 充電器(46W)
cheero 充電器(18W)
5V充電器
※2
ANKER 充電器(5V/2.4A)
AUKEY 充電器(5V/2.4A)
その他 USB C-DPケーブルで外部モニター接続
※1 Power Delivery対応の充電器
※2 スマホやタブレット向けの5Vの充電器

 

質量のチェック

MacBook Proの質量のチェックです。

メーカー仕様値では2.0kgとなっています。当サイトでの計測値は次の通りです。前述しましたが、このクラスの性能のPCとしては、ACアダプターが軽いと思います。

質量の計測結果(当サイトによる実測値)
  質量
PC本体 1.944kg
ACアダプター(電源ケーブル含む) 361g

 

バッテリー駆動時間のチェック

バッテリー駆動時間のチェックです。

バッテリー容量は100Whと大容量です。

メーカーの仕様表では、バッテリー駆動時間について「最大11時間のワイヤレスインターネット閲覧」と書かれています。

当サイトで計測したバッテリー駆動時間を下に掲載します。今回、ローカルに保存した動画を、iTunesで連続再生したときのバッテリー駆動時間を計測しました。CPUが高性能であるため、そこまで長い駆動時間ではありません。また、クリエイターソフトを使った場合、この半分以下のバッテリー駆動時間になると思います。ACアダプターは携帯したほうがいいと思います。

バッテリー駆動時間の計測結果(当サイトによる実測値)
  バッテリー駆動時間
動画再生時 ※1 6時間09分
※画面輝度は約120cd/m2
※1 ローカルディスクに保存した動画(解像度:720x480)を連続再生

 

当サイトで計測した1時間あたりの充電時間です。比較的速い充電時間です。

1時間あたりの充電容量
純正ACアダプター
アイドル時
68%(約37Wh)
※PCの充電残量が10%から充電を開始し、1時間でどのくらい充電残量が増えたかを計測

 

 


 

 

以下、静音性、パーツの温度、表面温度、消費電力を計測していますが、搭載するパーツの種類によって結果は変わります。

静音性のチェック

動作音(静音性)のチェック結果です。

アイドル時は無音ではありませんが、ほとんど音は聞こえません。エンコード時はやや高めの騒音値でした。

騒音値
計測機器:リオン NL-42K
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20.0dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
※CPU使用率およびGPU使用率は平均値です
【PCの状態】
左から1番目:アイドル時(何も操作していない状態)
左から2番目:Final Cut Pro Xで4K動画にエフェクトを追加し、バックグランドレンダリングを実行
左から3番目:1-click Video Converterでエンコード(4K H.265/HEVC MP4変換)

 

参考までに、当サイトで使用している騒音計が表示する騒音値の目安を掲載します。

使用計器の騒音値の目安

 

パーツの温度のチェック

各パーツの温度のチェック結果です。もし、あまりにも温度が高いと、パーツの寿命や動作の安定性に影響します。

プロジェクトにもよりますが、Final Cut Pro Xの4K動画に少しエフェクトを追加したときのレンダリング時は問題ない温度でした。

CPU使用率が100%になるエンコード時のCPU温度はかなり高めです。なお、このときのCPUクロックや、さらにGPUにも負荷をかけたときのCPUクロックなどについては「特徴」の項目をご覧ください。

各パーツの温度
測定環境:室内温度 約26℃、 測定ソフト:iStat Menus
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

表面温度のチェック

本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。

キーボード面がやや熱くなりますが、パームレストの温度はそれほどでもなく不快感は少ないです。裏面は熱くなるので、膝の上に置いて作業をするときは気を付けましょう。

PC本体の表面温度
サーモグラフィー:FLIR ONE PRO
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです

 

消費電力のチェック

消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、確認できた最も高い数値を掲載しています。

高性能パーツを搭載していますが、グラフィックスはOptimusに対応していることもあり低負荷時は低めの消費電力です。高負荷時は高めの消費電力です。

消費電力
測定機器:ワットチェッカー TAP-TST7
※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています

 

外観のチェック

MacBook Proの外観写真を掲載します。

ボディにはリサイクル効率の高いアルミニウムを使用しており、見た目が美しいだけでなく、環境にも優しくなっています。ベゼル幅も非常に狭いです。

 

天板です。天板にロゴが入っていて喜ばれるのはアップルくらいです。

 

液晶は、下図の角度まで開きます。

 

インターフェースは、Thunderbolt 3とヘッドフォンのみです。

 

Touch ID センサーによる指紋認証に対応しています。

 

排気口は背面側にあります。

 

底面に吸気口などはありません。美しい外観です。

 

内部の画像です。ファンは2つで、太めのヒートパイプが1本のみ搭載されています。メモリ、ストレージはオンボードとなっており換装することはできません。

 

ACアダプターです。

 

まとめ

以上が、MacBook Pro 16インチのレビューです。

最大でCore i9-9980HKの高性能CPUに、大容量の64GBメモリ&8TB SSDを搭載したクリエイター向けのノートパソコンです。

グラフィックスのRadeon Pro 5500M(8GB)は、ベンチマークスコアだけ見ると、GeForce GTX 1650を下回る程度の性能です。

16インチ液晶を搭載している割にはコンパクトで、高性能パーツを搭載している割には薄型です。

高性能ノートにしてはACアダプターが軽く、他のPD対応充電器が使える点も長所です。

高い負荷をかけた場合、CPUクロックはそれほど下がりませんでしたが、CPU温度が95℃前後まで上がるため心配です。

 

16インチになった定番クリエイターノートPC

MacBook Pro 16インチ

特徴

  • 高いCPU性能
  • 大容量メモリ&ストレージ
  • P3をカバーする色域
  • 軽量・コンパクト

こんなあなたに

  • 外出先でもクリエイティブな作業をする方
  • 価格24万円台[税別]~
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