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DVDドライブ搭載のdynabook AZ/LYの実機レビュー

CPU | Core i5-1334U |
---|---|
メモリ | 16GB |
SSD | 256GB / 512GB |
画面サイズ | 16型 16:10 |
画面種類 | 1920×1200 非光沢 |
質量 | 約1.99kg |
バッテリー | 42.51Wh |
価格[税込] | 10万円台~ ※ |
※ シークレットサイト価格
dynabook AZ/LYは、最近では珍しくDVDスーパーマルチドライブを搭載したノートPCです。
16型の大きな画面を搭載しており、文字が大きく表示されるため、ご年配の方でも使いやすいでしょう。
バッテリーやメモリが交換しやすいのもメリットです。
また、価格も10万円台からと、比較的安いです。
レビュー機は、メーカーからの貸出機です。今回は、以下の構成でレビューをしています。
レビュー機の構成
Core i5-1334U、16GB、512GB SSD
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。
目次
お忙しい方は、「dynabook AZ/LYの特徴」のみお読みください。
dynabook AZ/LYの特徴
DVDスーパーマルチドライブ搭載
dynabook AZ/LYは、最近では珍しいDVDスーパーマルチドライブを搭載したノートPCです。最近ではDVDやCD-Rを使う機会はめっきり減りましたが、過去の資産としてDVDやCDを持っている方は、データを読み込む機会もあることでしょう。そういった方におすすめのノートPCです。

また、DVDスーパーマルチドライブ以外のインターフェースも充実しています。LANポートがあるので、有線LANで接続したり、SDカードスロットがあるので、カメラで撮影した画像や映像を取り込むこともできます。


大きなディスプレイ
本製品は、16型の大きめのディスプレイを搭載しているので、ご年配の方でも文字が見やすいです。また、今回のモデルからディスプレイの画面比が16:10になり、従来の16:9より縦方向の比率が上がりました。Webページなどの縦長のコンテンツが見やすくなっています。

三大メーカーの中では安い
本製品は、dynabook、NEC、富士通といった国内市場をけん引してきたメーカーの中では、価格が安くなっています。シークレットサイトであれば、最も安いモデルなら10万円台です。

バッテリー交換が可能
本製品は、昔のPCのように、バッテリーを簡単に取り外し、交換することができます。バッテリーがヘタったときに、自分で交換することができるので便利です。

メモリ交換がしやすい
dynabook AZ/LYの底面には、小さなカバーがあり、そこを開けるだけで簡単にメモリの交換をすることができます。
なお、メモリが1枚しか搭載されていないので、1枚増設して32GBにして使ってもいいと思います。

やや残念な点
やや残念な点としては、キーボードバックライトがない点、顔認証および指紋認証に対応していない点です。ただ、このあたりは、不要な方も多いでしょう。
また、CPUの世代が古いので、性能はそこまで高くありません。ただ、家庭で使う分には問題ないと思います。
各用途の快適度
各用途の快適度は次のように考えます。もちろん、細かい用途や、ソフトによっても変わってきますので、参考程度にご覧下さい。
用途 | 快適度 | コメント |
Web閲覧 Office作業 |
◎ | CPU性能は高くありませんが、問題なく使えるでしょう。 |
---|---|---|
動画鑑賞 | ○ | ディスプレイがあまり色鮮やかではありませんが、スペック面では十分です。 |
RAW現像 画像編集 |
△ | 色域が狭いので画像編集向きではありません。 |
動画編集 | △ | スペックが高くないので、動画編集向きのPCではありません。 |
ゲーム | △ | グラフィックス性能が高くないので、ゲーム向きのPCではありません。 |
ディスプレイのチェック
ディスプレイは、色域が狭いので、画像や映像がややくすんで見えます。ただ、仕事メインで使うなら問題ないでしょう。詳細については、以下のタブをクリックしてご覧ください。
なお、液晶は、パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。
- 色域・輝度
- RGB
発色特性 - 視野角
- 映り込み・
ギラつき - フリッカー
色域は、当サイトの計測でsRGBカバー率60%と狭いです。最大輝度は、当サイトの計測では311cd/m2とやや高めです。

ガンマ補正曲線を確認すると、赤がやや強めに発色しているのが分かります。

視野角は広いです。

非光沢液晶であるため、画面への映り込みは低減されています。ギラつきは、ほとんど感じません。

PWM調光によるフリッカーはありませんでした。

※フォトディテクターにオシロスコープを繋げて計測
キーボードおよびタッチパッドのチェック
キーボードの打ちやすさは普通です。
キーピッチが割と深い点はメリットです。また、「Backspace」キーや「Enter」キーが大きい点も良かったです。テンキーも十分なキーサイズです。
ただし、キーを押したときにやや衝撃を感じます。もう少し底付きの衝撃が軽減されていると良かったです。また、「半角/全角」キーが小さいので押しにくいです。
Enterキーとテンキーの隙間が広く取られていないのも気になります。キーボードバックライトは搭載されていません。

※画像をクリックすると拡大できます

パフォーマンスのチェック
dynabook AZ/LYのパフォーマンスのチェックです。
CPU
CPUは、インテル第13世代 Coreプロセッサーを搭載しています。古い世代のCPUなので、性能はそれほど高くありません。
ただ、ウェブ閲覧や、Officeの使用くらいの用途であれば、問題なく動作するでしょう。

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
なお、高負荷時のCPU電力、CPU温度は「パーツの温度のチェック」で記載しています。
グラフィックス
グラフィックス性能もそこまで高くありません。ただ、動画視聴程度であれば問題なくできます。ゲームをするのは難しいです。
~ グラフィックス性能の評価 ~

:レビュー機で計測したスコア(他のスコアは別のPCで計測した代表値)
NPU
NPUは搭載されていません。
ストレージ
ストレージは、まずまずの速さです。
~ ストレージ性能の評価 ~

SDカードスロット
フルサイズのSDカードスロットを搭載しています。ただし、スロットのアクセス速度は遅いです。
~ SDカードスロット性能 ~

質量のチェック
dynabook AZ/LYの質量の実測値は、下表の通りです。普通の重さです。
質量 | |
PC本体 | 1.931kg |
ACアダプター+電源ケーブル | 261g |
バッテリー駆動時間のチェック
dynabook AZ/LYのバッテリー容量は42.51Whとなっており、少なめの容量です。

バッテリー駆動時間は以下の通りで、短めです。
バッテリー駆動時間 | |
(1) JEITA3.0(アイドル時) | 約8.0時間 |
(2) JEITA3.0(動画再生時) | 約5.0時間 |
(3) 動画編集ソフトでプレビュー再生 | 3時間33分 |
(3) Premiere Proで480x320の動画をプレビュー再生させたとき。画面輝度は約120cd/m2
パーツの温度のチェック
Prime95実行時のCPU温度
Prime95で全CPUコアの使用率が100%になる高い負荷をかけたときのCPU温度およびCPU電力の推移を確認します。
CPU電力は、プロセッサーのベースパワーよりやや高い約18Wで推移しており、標準的なパフォーマンスは出ていることが分かります。また、CPU温度は低めなので、安心して使えます。

静音性のチェック
静音性については、アイドル時はほぼ無音です。他は普通の騒音値です。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
約20dB | 約25dB | 約31dB | 約37dB |
部屋を極力無音にしたときの騒音値:20dB
※無響室で測定したわけではないので、数値は不正確です
アイドル時:アイドル時
低負荷時:1080pのYouTube動画再生時
中負荷時:Premiere Proで、編集中の1080pの動画をプレビュー再生した時
高負荷時:TMPGEnc Video Mastering Works でエンコード(x265)した時
表面温度のチェック
本体の表面温度のチェック結果です。もし、表面温度が高すぎると、作業中に手のひらが熱くなり、不快になります。特に、手のひらを置くパームレストの温度変化は重要です。
表面温度は低めなので、問題ありません。タイピング中も負荷に感じることはありません。

※PCの状態は「静音性のチェック」のときと同じです
※約10分経過後に計測しています
消費電力のチェック
消費電力のチェック結果です。数値は変動しますが、約10分経過後から確認できた最も高い数値を掲載しています。
消費電力は低めです。
アイドル時 | 低負荷時 [YouTube再生] |
中負荷時 [動画編集] |
高負荷時 [エンコード] |
7W | 10W | 21W | 31W |
※PCの状態は「表面温度のチェック」のときと同じです
※確認できた中で、最も高い消費電力を掲載しています
外観のチェック
dynabook AZ/LYの外観のチェックです。
アッシュブルーというカラーです。ボディは樹脂製で、そこまで高級感はありません。昔ながらのノートPCといったデザインです。

天板も同色です。

光学ドライブがあるため、ボディはやや厚いです。


スピーカーは正面側に配置されています。音質は、ノートPC基準で、10点満点で採点すると5点くらいです(普通が5点。あくまで筆者独自の判断です)。

Webカメラにはシャッターが搭載しているので、カメラを物理的に隠すことができます。Webカメラの有効画素数は、約92万画素となっており、画質は普通です。


※クリックすると拡大できます。
※Webカメラの前にマネキンを置いて、約40cm離し、Windows標準のカメラアプリで撮影
前述の通り、ポート類は豊富です。


光学ドライブも搭載されています。

ヒンジが開く最大の角度は下図の通りです。

底面です。前述したように、バッテリー交換が可能です。また右上の小さいカバーを開けるとメモリ交換が可能です。

ACアダプターは、65Wです。


まとめ
以上が、dynabook AZ/LYのレビューでした。
DVDスーパーマルチドライブを搭載している点が特徴のノートPCです。最近はめっきり使う機会は減りましたが、まだDVDを使っている方にとっては、貴重な1台となることでしょう。
NEC、富士通、dynabookの中では、価格も安いです。
画面も16型と大きく、老眼気味になってきいるご年配の方も使いやすいでしょう。
メモリ交換やバッテリー交換がしやすいのもメリットです。
ただし、ディスプレイの色域が狭いので、画像や映像がややくすんで見えます。また、CPUの世代が古いので、パフォーマンスはそれほど高くありません。ただ、家庭で使う分には、問題ないと思います。
清潔感のあるカラー
dynabook AZ/LY

特徴
- DVDスーパーマルチドライブを搭載
- メモリ、バッテリー交換が可能
- 16型大画面
こんなあなたに
- DVDを使う必要がある方
- 国内有名メーカーのノートPCの方が安心できる方
- 価格10万円台~
このページをご覧の方だけに
当サイト経由で以下のDynabookシークレットサイトへアクセスすると、パソコンが割引価格で購入できます。Dynabook製品をご購入の際は、是非ご活用下さい。

1975年生まれ。電子・情報系の大学院を修了。
2000年にシステムインテグレーターの企業へ就職し、主にサーバーの設計・構築を担当。2006年に「the比較」のサイトを立ち上げて運営を開始し、2010年に独立。
毎年、50台前後のパソコンを購入して検証。メーカーさんからお借りしているパソコンを合わせると、毎年合計約150台のパソコンの実機をテストしレビュー記事を執筆。
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